JP4584104B2 - 電動ブラインドの制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電動ブラインドを自動制御する電動ブラインドの制御装置に関し、特に天候に応じた制御を行なうことができる電動ブラインドの制御装置に関する。
従来、天候に応じた制御を行なう電動ブラインドの制御装置としては、特許文献1(特開平2−108784号公報)に記載されたものが知られている。この公報に記載の制御装置では、日射量検出器からの出力を増幅器にて増幅した後、比較器により基準電圧と比較して、晴れと曇り(または雨)の判定を行い、その判定結果に従い、各ブラインドのスラット角度を調整するようにしている。
こうして日照判定機能を持たせることにより、ブラインドを晴れと曇りに応じた状態に一致させて制御することができるようになっている。
しかしながら、上記特許文献1による天候判断は、比較器によって、日射量検出器からの出力と予め定めた基準値に相当する基準電圧との比較に基づいて行っているが、正午と日没間際といった時間帯や、夏季と冬季といった季節が異なると、晴れの状態の照度値は変化し、照度値が低くても晴れであったり、照度値が高くても曇りであったりすることはあるため、日射量検出器からの出力と予め定めた基準電圧との単なる比較では、誤判定を招く、という問題がある。また、実際に太陽が薄い雲に隠れて直射日光がないのにもかかわらず照度が高い、所謂薄曇りの時も、晴れと誤判定してしまうおそれがある。
例えば、晴れであるにもかかわらず、曇りと誤判定してしまい、ブラインドの開度を高く制御してしまうと、直接日光が室内に入ってしまい、ユーザに不快感を与えてしまうという問題がある。
一方、精度良く直射光を検出するものとして、特許文献2に記載された太陽追尾型センサが知られており、この太陽追尾型センサでは、太陽追尾装置に第一の照度計を搭載して太陽軌跡を追尾可能とし、第一の照度計の受光角を直射光を受光するために必要とする狭い角度とし、第二の照度計を直射光を受光不能に設置して、第一の照度計と第二の照度計との検出照度の比較値から、直射光の有無を検出している。
しかしながら、かかる太陽追尾型センサでは、太陽光追尾装置と2つの照度計が必須であり、全体的に高価な装置になってしまうという問題がある。
特開平2−108784号公報 特開2005−3524号公報
本発明はかかる課題に鑑みなされたもので、日照があるか否かを精度良く判定することができ、且つ全体の装置を低コストで構成することができる電動ブラインドの制御装置を提供することをその目的とする。
前述した目的を達成するために、請求項1記載の発明は、日照の有無を検出するための日照検出装置と、電動ブラインドに対する制御信号を出力する自動制御手段とを備え、電動ブラインドを自動制御する電動ブラインドの制御装置において、
前記日照検出装置は、照度を検出する照度センサと、照度センサへの太陽の存在する方向からの直射光の入射を遮蔽する第1相対位置と、照度センサへの太陽の存在する方向からの直射光の入射を遮蔽しない第2相対位置とを少なくとも通過するようにして照度センサに対して相対運動を行う遮蔽部材とからなり、
前記日照検出装置の照度センサの照度値と、照度センサと遮蔽部材との間の相対位置との関係から日照の有無を判定する日照判定手段をさらに備え、
前記自動制御手段は、前記日照判定手段による日照有無判定結果に基づき電動ブラインドを制御することを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の前記日照判定手段が、照度センサからの照度値によって求められる、照度センサが遮蔽部材によってその照度が影響を受けない全天空照度値と、照度センサが遮蔽部材によって太陽の存在する方向からの直射光が遮られた散乱照度値との差異である直達照度値から日照の有無を判定することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の前記日照判定手段が、前記直達照度値と予め設定した設定値との比較結果を前記日照有無判定結果とすることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の前記自動制御手段が、前記直達照度値が設定値より小さい場合には、ブラインドの開度を高くすることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項3または4記載の前記自動制御手段が、前記直達照度値が設定値より大きい場合には、ブラインドの開度を日射を遮蔽する開度に制御することを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1ないし5のいずれか1項に記載の前記遮蔽部材が、照度センサの周囲を所定周期で回転する部材であり、遮蔽部材が回転して太陽と照度センサとの間に配置された位置を、前記第1相対位置とすることを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項1ないし6のいずれか1項に記載の前記遮蔽部材が、太陽の移動方向に平行な方向に移動することを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項1ないし7のいずれか1項に記載の前記照度センサと遮蔽部材が、直交する2軸回りに一体的に回転可能であり、太陽の位置の変化にかかわらず前記第1相対位置が一定となるように、前記2軸回りに回転することを特徴とする。
請求項9記載の発明は、請求項1ないし8のいずれか1項に記載の前記日照検出装置が複数個離間して設けられており、さらに、周囲の建物によって該電動ブラインドが設置される建物に形成される影の座標データが日時データと関連付けられて格納されたシャドウファイルを備えており、
前記日照判定手段は、前記シャドウファイルから現在の日時データに対応する影の座標データを取得し、該座標データから各日照検出装置が影内にあるか否かを判定し、該影内にあると判定された日照検出装置からの照度値を除外して日照の有無の判定を行なうことを特徴とする。
本発明によれば、照度センサへの太陽の存在する方向からの直射光の入射を遮蔽する第1相対位置と、照度センサへの太陽の存在する方向からの直射光の入射を遮蔽しない第2相対位置といった照度センサと遮蔽部材との相対位置関係と照度センサで検出される照度との関係は、太陽が出ているときと出ていないときとで有意な差異がでる。よってこの差異に基づき日照の有無を正確に判定することができるようになる。
日照検出装置は、照度センサと遮蔽部材とから構成されるために、安価に本制御装置を構築することができる。
請求項2及び3記載の発明によれば、日照が有れば、全天空照度値と散乱照度値との差異である直達照度値は大きく、日照が無ければ、直達照度値は小さいはずであるので、照度センサと遮蔽部材との相対位置を変化させることにより直達照度値を求め、直達照度値から日照の有無を判定することができるようになる。
請求項4記載の発明によれば、直達照度値が小さいときは日照が無いと考えられるので、その場合にはブラインドの開度を高くして、外光を多く採り入れるように制御することができる。よって、照明や空調などのエネルギー消費を軽減させることができる。
請求項5記載の発明によれば、直達照度値が大きいときには日照が有ると考えられるので、その場合にはブラインド開度を日射を遮蔽する開度に制御することにより、快適な室内環境を提供することができ、空調などのエネルギー消費を軽減させることができる。
請求項6記載の発明によれば、遮蔽部材が照度センサの周囲を所定周期で回転することにより、太陽の位置の変化にかかわらず、必ず第1相対位置を実現させることができる。また、遮蔽部材を回転させることによって、安価に構成することができる。
請求項7記載の発明によれば、遮蔽部材が太陽の移動方向と平行な方向に移動することによって、太陽の位置の変化にかかわらず、必ず第1相対位置及び第2相対位置を実現させることができる。
請求項8記載の発明によれば、照度センサと遮蔽部材を2軸回りに一体的に回転させることにより、太陽の位置(方位、仰角)の変化にかかわらず、第1相対位置を一定にして測定条件を一定にすることができるために、より精度良く検出することができる。
請求項9記載の発明によれば、周囲の建物によって影に入った日照検出装置からの検出信号を採用しないようにして、誤差の発生を防ぎ、より高精度に日照の有無の判定を行なうことができるようになる。影は日時によって変化するので、シャドウファイルを参照することにより、影内にあるか否かを正確に判定することができる。
以下、図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明による電動ブラインドの制御装置及び電動ブラインドを含む構成概要図である。図において、10は電動ブラインドの制御装置であり、制御装置10は、主として、日照検出装置12と、中央制御装置13と、を備えている。
また、制御装置10はフロア毎に設置されるフロア制御装置14を介して、各フロア毎に配置される電動ブラインド16のブラインド制御装置18に接続される。電動ブラインド16としては、横型ブラインド、ローススクリーン、カーテン、シャッタ等の任意の電動開閉装置とすることができる。
日照検出装置12からの信号は、フロア制御装置14を介して中央制御装置13に接続される。
図2Aに詳細に示したように、中央制御装置13は、コンピュータで構成され、CPU、ROM、RAM等を有し、プログラムに従いデータの転送、演算、一時的なデータの格納またはメインプログラムの格納を行う制御回路28と、フロア制御装置14を介してブラインド制御装置18との間でデータの入出力の制御を行うI/O制御回路30と、データ及びプログラムの格納を行うメモリ34と、を備えている。
さらに、制御回路28は、一定周期毎に電動ブラインド16の開閉度の自動制御処理を行う自動制御手段38と、日照判定手段40とを備えている。
日照検出装置12は、図3に示すように、その基本構成は、1つの照度センサ52と、その照度センサ52に対して相対運動可能となった遮蔽部材である帯状の遮蔽板54と、を備える。照度センサ52と遮蔽板54の間の相対運動を発生させるためには、これらのいずれかまたはいずれも駆動可能であるが、好ましくは、遮蔽板54の方だけを駆動可能とすると簡単に安価に構成することができる。この実施形態では、遮蔽板54を駆動する駆動手段である減速機付きステッピングモータ56が設けられている(図2A)。
照度センサ52は、モータケース55から伸びるブラケット55aの先端部に設けられており、基本的には、照度センサ52はその方向を鉛直方向に向けて配置される。モータケース55内には前記モータ56が収容されており、その出力軸56aはモータケース55から突出して、出力軸56aに遮蔽板54の基部が連結される。
遮蔽板54は薄肉の黒色をなした片材で、基本的にその側面形状が円弧状をなしているとよく、モータ56によって回転駆動される遮蔽板54の移動軌跡がなす形状は球面をなすようになっており、その球面の中心位置に照度センサ52が位置づけられるとよい。そして、図7に示すように、遮蔽板54の移動方向は太陽の移動方向と平行となっている。
日照検出装置12は、さらにモータケース55内に、図2Aに示すようにモータ56の駆動を制御するモータ駆動回路57と、演算装置58とを備える。
日照検出装置12の計測動作中、モータ駆動回路57は、モータ56を一定の速度で所定周期で回転駆動し、照度センサ52からの信号及びモータ駆動回路57からの回転角度信号は、演算装置58へと入力される。図2Bに示すように、演算装置58には、A/D変換器59と、現在の日時を記録する日時メモリ60と、日時及び緯度・経度に対応付けられた太陽の仰角及び方位を記録する太陽位置メモリ62と、直達照度値を演算する直達照度演算部64とを備えている。
演算装置58は、図7に示したように、遮蔽板54が1回転する間に、一定の時間間隔(例えば、遮蔽板54の1度の回転角に対応する時間間隔とする)で、照度センサ52からの受光した日射量を表す照度データを取り込み、そのときのモータの回転角度を表す回転角度データと関連付けて一旦メモリに格納しており、直達照度演算部64は、これらの照度データから、直達照度値を求めるものである。
図4は、直達照度演算部64で行なわれる処理を表すフローチャートである。まず、日時メモリ60から現在の日時を取得し、太陽位置メモリ62を参照して、現在の日時に対応する太陽位置(仰角と方位)を求める(ステップS12)。
次いで、現在の太陽位置に対して、格納した照度データの中から、遮蔽板54の中心が太陽の位置と照度センサ52とを結ぶ直線上にある第1相対位置における照度データと、遮蔽板54がその他の位置にある第2相対位置における照度データを取り込む(ステップS14)。第2相対位置とは、1つの位置とは限らず、複数の位置とすることができ、第1相対位置に対して所定の相対位置関係にある1つ以上の位置とすることができる。
そして、直達照度演算部64は、第1相対位置における照度データと、第2相対位置における照度データから、遮蔽板54が照度センサ52に全く影響を与えない全天空照度値Aと、遮蔽板54によって太陽の直射光が遮蔽された直射光以外の散乱光による散乱照度値Bとを求める(ステップS16)。基本的には、全天空照度値Aは、第2相対位置における照度データに基づき求められ、散乱照度値Bは、第1相対位置における照度データに基づき求められる。但し、精度を上げるためには、それぞれの他の位置における照度データ、例えば第1相対位置と第2相対位置との中間の位置にある第3相対位置における照度データに基づき、補正をすることも可能である。
次いで、全天空照度値Aと散乱照度値Bとの差異を求める(ステップS18)。即ち、
[数1]

ΔI=|A−B|/cosθ (θ:天頂角=90度−仰角) (1)

となる。この直達照度値ΔIは、太陽からの直達の日射を表すことになる。cosθは、第1相対位置における太陽の仰角の影響を補正するためのものである。この直達照度値ΔIは、検出信号として出力される(ステップS20)。
前記日照検出装置12からの検出信号は、1つのフロア制御装置14を介して中央制御装置13に入力される。尚、検出信号はフロア制御装置14を介することなく、中央制御装置13に直接入力するようにすることも可能であるが、一つのフロア制御装置14に一旦、入力することで、中央制御装置13の負荷を軽減することができる。中央制御装置13は、フロア制御装置14を介して直達照度値ΔIを取り込むか、または、一定周期でフロア制御装置14に格納された直達照度値ΔIを取り込むことができる。
中央制御装置13の自動制御手段38では、図5に示すフローチャートに従って自動制御処理が行われる。まず、自動制御を行なう周期に相当する時間Tを計時し(ステップS102)、時間Tが経過すると、以下に詳細に述べる日照判定手段40による日照判定を行い(ステップS110)、日照有りと判定された場合には、日射を遮蔽する日射遮蔽開度を演算する(ステップS116)。日射遮蔽開度としては、例えば、電動ブラインド16が横型ブラインドである場合には、スラットの回転角度の度合いまたはスラットの昇降高さの度合いのいずれか一方または両方とすることができ、縦型ブラインドである場合には、ルーバの回転角度の度合いまたはルーバの移動位置の度合いのいずれか一方または両方とすることができる。また、例えば、電動ブラインド16がロールスクローンである場合には、開度はスクリーンの昇降高さの度合いとすることができる。日射を遮蔽する開度としては、太陽位置情報及び電動ブラインド16の取付面の向いた方位の情報に基づき、演算することができ、任意の演算が可能である。
一方、日照無しと判定された場合には、求める開度は、なるべく外光を採り入れることができるような開度の高い非遮蔽開度となる(ステップS118)。例えば、電動ブラインド16が横型ブラインドである場合には、非遮蔽開度は、スラットの回転角度の水平を表す度合い、または、スラットの完全上昇を表す度合い、とすることができる。または、太陽高度情報から得た太陽光の入射角度に平行なスラットの回転角度を表す度合いとすることもできる。曇りの場合には、太陽光に向けた角度が最も明るい方向となるからである。
また、照度値以外に、他の優先するべき判定要素、例えば、ある時刻以降はブラインドを閉めるといった、時間による制御を行う必要があれば、その判定要素による開度が優先する(ステップS120〜S122)。
開度を演算すると、その開度に電動ブラインド16を動作させるためのブラインド制御信号を送信する(ステップS124)。ブラインド制御信号は、各ブラインド制御装置18へと送られて、各電動ブラインド16の動作が行われる。
時間T毎に、ステップS102〜S124が繰り返されて、天候の変化に追従した自動制御が行なわれる。
日照判定手段40による日照判定は、図6に示すフローチャートに従って行なわれる。まず、前記日照検出装置12からの最新の直達照度値ΔIを前述のようにフロア制御装置14を介して取得する(ステップS202)。そして、これらの差異と基準値ΔThとの比較を行う(ステップS206)。
[数2]
ΔI≦ΔTh

上記不等式を満足する場合には、日照無しと判定する(ステップS208)。直達照度値が小さいということは、直射光が存在していないことを意味しているからである。一方、上記不等式を満足しない場合には、日照有りと判定する(ステップS210)。直達照度値が十分大きいということは、直射光が存在していることを意味しているからである。
上記判定した後は、自動制御処理に戻り、それぞれの場合に応じたブラインドの開度を求める。
以上のように、この実施形態では、照度センサ52と遮蔽部材である遮蔽板54とからなる日照検出装置12からの全天空照度値と散乱照度値の差異である直達照度値によって、日照有無を判定するために、時間帯や季節にかかわらず、安定して判定することができる。また、1つの照度センサ52で構成できるために、簡単に低コストで構成することができる。
図8ないし図10は、本発明の日照検出装置のさらに好適な例である第2実施形態を表す図である。図において、図3と同一の部材は同一の符号を付している。
この例では、照度センサ52、遮蔽板54及びモータ56を支持するべくモータケース55が載置される載置台70が、軸受71を介して支持フレーム72に回転可能に支持される。さらに、支持フレーム72はターンテーブルとなっており、支持台74に対して回転可能に載置される。支持台74は地球に対して固定的に設置され、支持フレーム72は図示しない内蔵モータによって鉛直軸回りに回転可能になっており、載置台70はモータ76によって支持フレーム72に対して水平軸回りに回転可能となっている。
支持フレーム72は、現日時に対応する太陽の方位を太陽位置メモリ62から参照する図示しないモータ制御部によって常時、太陽の方位に追従するように制御されるモータによって回転される。この場合、図9に示したように、載置台70が水平で且つ遮蔽板54が照度センサ52に対して相対的に照度センサ52の頂点を通る中心軸線の真上の位置にあると仮定した場合の状態で、常に、遮蔽板54の水平面への投影線が太陽の方位と平行になるように追従させる。また、載置台70は、現日時に対応する太陽の方位を太陽位置メモリ62から参照する図示しないモータ制御部によって常時、太陽の仰角に一致するように制御されるモータ76によって回転される。この場合、図10に示したように、遮蔽板54が照度センサ52に対して相対的に照度センサ52の中心軸線の真上の位置にある状態で、常に、遮蔽板54が照度センサ52と太陽との結ぶ線上に配置されるように、遮蔽板54の回転軸と平行な水平軸の回りで回転させる。以上の遮蔽板54と照度センサ52の一体的な2軸回りの回転によって、前記第1相対位置は、常に、遮蔽板54が照度センサ52に対して相対的に照度センサ52の中心軸線の真上の位置にある状態となり、一定の位置関係となる。
つまり、太陽の位置にかかわらず、常に、遮蔽板54と照度センサ52の相対関係条件を等しく設定することができるので、上述(1)式において、1/cosθを乗算する補正は不要となる。こうして、照度センサ52の指向性の影響を受けることなく、より精度の高い測定を行なうことができるようになる。
図11ないし図14は、第3の実施形態を表す図であり、複数の日照検出装置12を異なる場所に配置した例である。図12に示したように、周囲の建物の状況、時間または季節によっては、日照検出装置12が周囲の建物の影に入ってしまうことがある場合がある。このような場合には、複数の日照検出装置12を離間して設けておくとよく、その設置座標を中央制御装置13が記録しておくとよい。そして、図13に示したように、中央制御装置13において、日時に関連付けて周囲の建物によって形成される影の座標が格納されたシャドウファイル35を備えている。
中央制御装置13の日照判定手段40による日照判定は、各日照検出装置12からの直達照度値を取り込み(ステップS302)、さらに、シャドウファイル35から現在日時に対応する影座標である影データを取り込み(ステップS304)、影データから各日照検出装置12の設置座標が影内にあるか否かを判定する(ステップS306)。そして、影内にあると判定された日照検出装置12からの直達照度値は、最新の直達照度値ΔIを求めるのに際して使用しないようにする(ステップS310)。
影内にないと判定された日照検出装置が複数あった場合、最新の直達照度値ΔIとして、複数の直達照度値の平均値を採用するか、最大の直達照度値を採用するか、任意の方法により直達照度値とすることができる(ステップS308、310)。以降の処理は、図6のステップS206以降と同じである。
こうして、影に入った日照検出装置からの検出信号を採用しないようにして、誤差の発生を防ぎ、より高精度に日照の有無の判定を行なうことができるようになる。
尚、以上の実施形態では、日照検出装置12において直達照度値を演算するようにしているが、これに限るものではなく、中央制御装置13またはそれ以外の他の装置において直達照度値を演算するようにしてもよく、日照判定手段40を日照検出装置12内に設けることも可能であり、特許請求の範囲内において様々な変形が可能である。
本発明による電動ブラインドの制御装置及び電動ブラインドを含む構成概要図である。 本発明の第1実施形態による電動ブラインドの制御装置の詳細ブロック図である。 日照検出装置の演算装置の詳細ブロック図である。 日照検出装置の斜視図である。 日照検出装置の側面図である。 直達照度値演算のフローチャートである。 自動制御処理のフローチャートである。 日照判定処理のフローチャートである。 遮蔽部材である遮蔽板と照度センサとの相対位置関係を表す説明正面図である。 本発明の日照検出装置の第2実施形態を表す側面図である。 鉛直軸回りの照度センサ及び遮蔽板の回転を表す説明平面図である。 水平軸回りの照度センサ及び遮蔽板の回転を表す説明正面図である。 本発明による第3の実施形態による電動ブラインドの制御装置及び電動ブラインドを含む構成概要図である。 周囲の建物の状況を表す斜視図である。 第3実施形態による電動ブラインドの制御装置の詳細ブロック図である。 第3実施形態による日照判定処理の一部を表すフローチャートである。
符号の説明
10 制御装置
12 日照検出装置
13 中央制御装置
16 電動ブラインド
35 シャドウファイル
38 自動制御手段
40 日照判定手段
52 照度センサ
54 遮蔽板(遮蔽部材)
A 全天空照度値
B 散乱照度値
ΔI 直達照度値
ΔTh 基準値(設定値)

Claims (9)

  1. 日照の有無を検出するための日照検出装置(12)と、電動ブラインド(16)に対する制御信号を出力する自動制御手段(38)とを備え、電動ブラインド(16)を自動制御する電動ブラインドの制御装置(10)において、
    前記日照検出装置(12)は、照度を検出する照度センサ(52)と、照度センサ(52)への太陽の存在する方向からの直射光の入射を遮蔽する第1相対位置と、照度センサ(52)への太陽の存在する方向からの直射光の入射を遮蔽しない第2相対位置とを少なくとも通過するようにして照度センサ(52)に対して相対運動を行う遮蔽部材(54)とからなり、
    前記日照検出装置(12)の照度センサ(52)の照度値と、照度センサ(52)と遮蔽部材(54)との間の相対位置との関係から日照の有無を判定する日照判定手段(40)をさらに備え、
    前記自動制御手段(38)は、前記日照判定手段(40)による日照有無判定結果に基づき電動ブラインド(16)を制御することを特徴とする電動ブラインドの制御装置。
  2. 前記日照判定手段(40)は、照度センサ(52)からの照度値によって求められる、照度センサ(52)が遮蔽部材(54)によってその照度が影響を受けない全天空照度値(A)と、照度センサ(52)が遮蔽部材(54)によって太陽の存在する方向からの直射光が遮られた散乱照度値(B)との差異である直達照度値(ΔI)から日照の有無を判定することを特徴とする請求項1記載の電動ブラインドの制御装置。
  3. 前記日照判定手段(40)は、前記直達照度値(ΔI)と予め設定した設定値(ΔTh)との比較結果を前記日照有無判定結果とすることを特徴とする請求項2記載の電動ブラインドの制御装置。
  4. 前記自動制御手段(38)は、前記直達照度値(ΔI)が設定値(ΔTh)より小さい場合には、ブラインドの開度を高くすることを特徴とする請求項3記載の電動ブラインドの制御装置。
  5. 前記自動制御手段(38)は、前記直達照度値(ΔI)が設定値(ΔTh)より大きい場合には、ブラインドの開度を日射を遮蔽する開度に制御することを特徴とする請求項3または4記載の電動ブラインドの制御装置。
  6. 前記遮蔽部材(54)は、照度センサ(52)の周囲を所定周期で回転する部材であり、遮蔽部材(54)が回転して太陽と照度センサ(52)との間に配置された位置を、前記第1相対位置とすることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の電動ブラインドの制御装置。
  7. 前記遮蔽部材(54)は、太陽の移動方向に平行な方向に移動することを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の電動ブラインドの制御装置。
  8. 前記照度センサ(52)と遮蔽部材(54)は、直交する2軸回りに一体的に回転可能であり、太陽の位置の変化にかかわらず前記第1相対位置が一定となるように、前記2軸回りに回転することを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載の電動ブラインドの制御装置。
  9. 前記日照検出装置(12)は複数個離間して設けられており、さらに、周囲の建物によって該電動ブラインド(16)が設置される建物に形成される影の座標データが日時データと関連付けられて格納されたシャドウファイル(35)を備えており、
    前記日照判定手段(40)は、前記シャドウファイル(35)から現在の日時データに対応する影の座標データを取得し、該座標データから各日照検出装置(12)が影内にあるか否かを判定し、該影内にあると判定された日照検出装置(12)からの照度値を除外して日照の有無の判定を行なうことを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1項に記載の電動ブラインドの制御装置。
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