JPH11257949A - 日照センサ - Google Patents

日照センサ

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JPH11257949A
JPH11257949A JP6570598A JP6570598A JPH11257949A JP H11257949 A JPH11257949 A JP H11257949A JP 6570598 A JP6570598 A JP 6570598A JP 6570598 A JP6570598 A JP 6570598A JP H11257949 A JPH11257949 A JP H11257949A
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light
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Yuji Tsubota
祐二 坪田
Kunihiko Iwabuchi
邦彦 岩淵
Etsuko Maki
悦子 牧
Toshihiko Sasai
敏彦 笹井
Keiichi Shimizu
恵一 清水
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Toshiba Lighting and Technology Corp
Tokyo Electric Power Company Holdings Inc
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Tokyo Electric Power Co Inc
Toshiba Lighting and Technology Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ノイズとなる天空照度の影響を低減して直射
日光の方向を正確に検出する。 【解決手段】 受光部11は太陽100の方位角と仰角
を検出するために2次元に配列された複数の受光素子を
有し、遮光部13には受光部11の受光面に入射させる
ための開口13aが形成されている。記憶部2には予
め、設置場所の地球の緯度、経度と日時に応じた太陽1
00の方位角αと仰角βが記憶され、処理部3は記憶部
2上の現在の太陽位置データ(α,β)に対応する受光
素子の検出信号(照度)に基づいて直射日光の有無を判
定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、太陽光を検出する
日照センサに関し、特に直射日光を検出する日照センサ
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、直射日光が有るときには直射日
光が室内に入射しないように、また、直射日光がないと
きには眺望を確保するようにブラインドのスラット角を
制御するためのブラインド制御装置が知られている。日
照センサは例えばこのブラインド制御装置に用いられ、
従来例としては、例えば太陽の方向に応じて移動する太
陽追尾方式や、特公平6−95018号公報に示すよう
に固定された複数の光検出部の各出力信号の最大値と最
小値に基づいて直射日光の照射方向と照度を検出し、ス
ラットの角度を制御するものが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、太陽追
尾方式では、機械的に太陽を追尾する可動部を有するの
で構造的に大がかりで複雑になり、また、可動部が故障
する可能性があるという問題点がある。また、特公平6
−95018号公報に示す従来例では、複数の光検出部
の各出力信号の最大値と最小値に基づいて直射日光の照
射方向と照度を検出するのみであり、検出面に対して光
の入射角が大きくなるほど検出される信号値が小さくな
ることを考慮していないので、例えば隣接する建物等に
よる反射光により必ずしも最大値を検出する位置が直射
日光の方向に対応しない。また、受光センサが太陽の直
射光のみならず、太陽の方向以外の天空光も検出するの
でS/N比が悪いという問題点がある。
【0004】本発明は上記従来の問題点に鑑み、ノイズ
となる天空照度の影響を低減して直射日光の方向を正確
に検出することができる日照センサを提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は上
記目的を達成するために、太陽に対向して2次元的にに
配列された複数の受光素子と、直射日光を前記受光素子
の受光面に入射させるための開口が形成された遮光部
と、少なくとも日時に応じた太陽の方位角と仰角を予め
記憶する記憶部と、前記複数の受光素子の内、前記記憶
部に記憶された現在の日時における太陽の方位角と仰角
に対応する2次元位置の受光素子の検出信号に基づいて
直射日光を判定する判定手段とを具備していることを特
徴とする。上記構成により、現在の日時における太陽の
方位角と仰角の方向以外の位置に対応する受光素子の検
出信号を用いないので、ノイズとなる天空照度の影響を
低減して直射日光の方向を正確に検出することができ
る。
【0006】請求項2記載の発明は、太陽に対向して1
次元的に配列された複数の受光素子と、直射日光を前記
受光素子の受光面に入射させるために前記受光素子の配
列方向と直交する方向にスリットが形成された遮光部
と、少なくとも日時に応じた太陽の方位角と仰角の一方
を含む位置データを予め記憶する記憶部と、前記複数の
受光素子の内、前記記憶部に記憶された現在の日時にお
ける太陽の方位角と仰角の一方に対応する1次元位置の
受光素子の検出信号に基づいて直射日光を判定する判定
手段とを具備していることを特徴とする。上記構成によ
り、現在の日時における太陽の方位角方向と仰角方向の
一方以外に対応する受光素子の検出信号を用いないの
で、ノイズとなる天空照度の影響を低減して直射日光の
方向を正確に検出することができる。
【0007】請求項3記載の発明は、太陽に対向して配
置された点受光素子と、複数の液晶素子が前記点受光素
子を覆うように配置された略半球状の液晶遮光部と、少
なくとも日時に応じた太陽の方位角と仰角を予め記憶す
る記憶部と、前記複数の液晶素子の内、前記記憶部に記
憶された現在の日時における太陽の方位角と仰角に対応
する液晶素子を開き、他の液晶素子を閉じた状態の前記
点受光素子の検出信号に基づいて直射日光を判定する判
定手段とを具備していることを特徴とする。上記構成に
より、現在の日時における太陽の方位角方向と仰角方向
以外の光が点受光素子により受光されないので、ノイズ
となる天空照度の影響を低減して直射日光の方向を正確
に検出することができる。
【0008】請求項4記載の発明は、太陽に対向して配
置された点受光素子と、複数の液晶素子が前記点受光素
子を2次元で覆うように配置された液晶パネルと、少な
くとも日時に応じた太陽の方位角と仰角を含む位置デー
タを予め記憶する記憶部と、前記複数の液晶素子の内、
前記記憶部に記憶された現在の日時における太陽の方位
角と仰角に対応する液晶素子を開き、他の液晶素子を閉
じた状態の前記点受光素子の検出信号に基づいて直射日
光を判定する判定手段とを具備していることを特徴とす
る。上記構成により、現在の日時における太陽の方位角
方向と仰角方向以外の光が点受光素子により受光されな
いので、ノイズとなる天空照度の影響を低減して直射日
光の方向を正確に検出することができる。
【0009】請求項5記載の発明は、太陽に対向して配
置された受光素子と、前記点受光素子を覆うように配置
されると共に、冬至の太陽軌道と夏至の太陽軌道の間に
開口が形成された遮光部とを具備していることを特徴と
する。上記構成により、冬至の太陽軌道と夏至の太陽軌
道の外側の光が受光素子により受光されないので、ノイ
ズとなる天空照度の影響を低減して直射日光の方向を正
確に検出することができる。
【0010】請求項6記載の発明は、太陽に対向して水
平方向に1次元的に配列された第1の複数の受光素子
と、太陽に対向して水平方向に1次元的に配列されると
共に前記第1の複数の受光素子の配列方向と直角に配列
された第2の複数の受光素子と、直射日光を前記第1、
第2の受光素子の受光面にそれぞれ入射させるために垂
直方向に第1、第2のスリットが形成された遮光部と、
少なくとも日時に応じた太陽の方位角を含む位置データ
を予め記憶する記憶部と、前記第1、第2の複数の受光
素子の内、前記記憶部に記憶された現在の日時における
太陽の方位角に対応する1次元位置の受光素子の検出信
号に基づいて直射日光を判定する判定手段とを具備して
いることを特徴とする。上記構成により、現在の日時に
おける太陽の方位角方向以外の光が受光素子により検出
されないので、ノイズとなる天空照度の影響を低減して
直射日光の方向を正確に検出することができる。また、
直角に配列された第1、第2の複数の受光素子の受光面
が1次元や2次元の受光素子より太陽の方向に対向させ
ることができるので、直射日光の方向を正確に検出する
ことができる。
【0011】請求項7記載の発明は、請求項6記載の日
照センサにおいて前記第1、第2の複数の受光素子の1
以上が重複して太陽を同時に受光するように構成され、
前記判定部は前記同時に太陽を受光する前記第1、第2
の複数の受光素子の一方の出力レベルに基づいて他方の
出力レベルを補正し、この補正値に基づいて直射日光を
判定することを特徴とする。上記構成により、現在の日
時における太陽の方位角方向以外の光が受光素子により
検出されないので、ノイズとなる天空照度の影響を低減
して直射日光の方向を正確に検出することができる。ま
た、第1、第2の受光素子の1以上の素子が重複して太
陽を同時に受光する場合にその素子の感度ばらつきを補
正するので、直射日光の方向を正確に検出することがで
きる。
【0012】請求項8記載の発明は、太陽に対向して配
置された受光素子と、前記受光素子を覆うように配置さ
れると共に、冬至の太陽軌道と夏至の太陽軌道の間に開
口が形成された遮光部と、少なくとも日時に応じた太陽
の方位角及び仰角を含む位置データと、CIEが定める
標準曇天空照度を前記位置データに応じてしきい値とし
て予め記憶する記憶部と、前記受光素子により検出され
た信号と、前記記憶部に記憶された現在の日時における
標準曇天空照度のしきい値を比較して直射日光を判定す
る判定手段とを具備していることを特徴とする。上記構
成により、冬至の太陽軌道と夏至の太陽軌道の外側の光
が受光素子により受光されず、また、CIEが定める標
準曇天空照度をしきい値として判断するので、ノイズと
なる天空照度の影響を低減して直射日光の方向を正確に
検出することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は本発明に係る日照センサの
一実施形態を構成する太陽光検出部を示す構成図、図2
は日照センサの構成を示すブロック図、図3は太陽の位
置データを示す説明図、図4は図2の処理部の直射日光
判定処理を説明するためのフローチャートである。
【0014】図1を参照して太陽光検出部1の構成を説
明する。受光部(2次元受光部)11は太陽100の水
平方向(方位角)と垂直方向(高度、仰角)を検出する
ために2次元に配列された複数の受光素子を有し、例え
ばフォトダイオードやCCDエリアイメージセンサによ
り構成されている。この受光部11は外からの光が侵入
しない筐体12の内面に固定され、また、筐体12の前
面の遮光部13には、太陽光を筐体12の内部に導いて
受光部11の受光面に入射させるための開口13aが形
成されている。開口13aの大きさは、例えば受光部1
1を構成する受光素子の受光面より十分小さく形成され
ている。これにより、太陽の方向以外の天空光が検出さ
れず、直射日光のみが検出されるのでS/N比が悪化し
ない。
【0015】図2に示す記憶部2には予め、設置場所の
地球の緯度、経度と日時に応じた太陽位置データとして
図3に示すように太陽100の方位角αと高度(=仰角
β)が記憶されている。処理部3は現在の日時を計時す
るカレンダ部を有し、記憶部2上の現在の太陽位置デー
タ(α,β)に対応する受光素子の検出信号(照度)に
基づいて図4に示すように直射日光の有無を判定する。
信号処理部4は処理部3の判定結果に基づいて「直射日
光有り」または「直射日光無し」の信号を不図示のブラ
インド制御装置に送信する。
【0016】次に図4を参照して処理部3の判定処理を
説明する。先ず、設置場所の緯度、経度とカレンダ部が
示す現在の日時に応じた太陽位置データ(α,β)を記
憶部2から読み出し(ステップS1)、次いでこの太陽
位置データ(α,β)に対応する受光部11の受光素子
の検出値を取り込む(ステップS2)。
【0017】ここで、図1に示すような2次元の受光部
11には殆どの場合、太陽光が斜めに入射するので、続
くステップS3では、現在の太陽の方位角α及び仰角β
と開口13aの高さに応じて検出値が受光面に垂直に入
射する値に補正演算する。次いで演算結果と閾値を比較
して演算結果が閾値以上か否かを判定し(ステップS
4)、NOの場合には「直射日光無し」の信号を送信し
(ステップS5)、他方、YESの場合には「直射日光
有り」の信号を送信する。なお、ステップS3に示す補
正演算を行う代わりに、現在の太陽の方位角α及び仰角
βと開口13aの高さに応じた閾値を更に記憶部2に記
憶し、この閾値と補正無しの検出値を比較するようにし
てもよい。
【0018】次に、図5〜図7を参照して第2の実施形
態について説明する。図5に示すように第2の実施形態
の太陽光検出部1aでは、受光部(1次元受光部)11
aは太陽の高度(=仰角β)を検出するために垂直方向
の1次元に配列された複数の受光素子を有する。この受
光部11aは例えばフォトダイオードやCCDリニアイ
メージセンサにより構成されている。受光部11aは外
からの光が侵入しない筐体12の内面に固定され、ま
た、筐体12の前面の遮光部13には、太陽光を筐体1
2の内部に導いて受光部11aの受光面に入射させるた
めのスリット13bが水平方向に形成されている。スリ
ット13bの幅は、例えば受光部11aを構成する受光
素子の受光面より十分小さく形成されている。これによ
り、垂直方向の天空光が検出されないのでS/N比が悪
化しない。
【0019】図6に示す記憶部2aには予め、設置場所
の地球の緯度、経度と日時に応じた太陽位置データとし
て太陽の仰角βが記録されている。処理部3aは現在の
日時を計時するカレンダ部を有し、記憶部2a上の現在
の太陽位置データβに対応する受光素子の検出信号に基
づいて直射日光の有無を判定する。信号処理部4は処理
部3aの判定結果に基づいて「直射日光有り」または
「直射日光無し」の信号を不図示のブラインド制御装置
に送信する。
【0020】図7を参照して判定処理を説明すると、先
ず、設置場所の緯度、経度とカレンダ部が示す現在の日
時に応じた太陽位置データβを記憶部2aから読み出し
(ステップS1)、次いでこの太陽位置データβに対応
する受光部11の受光素子の検出値を取り込む(ステッ
プS2)。
【0021】続くステップS3では、現在の太陽の仰角
βとスリット13bの高さに応じて検出値が受光面に垂
直に入射する値に補正演算する。次いで演算結果と閾値
を比較して演算結果が閾値以上か否かを判定し(ステッ
プS4)、NOの場合には「直射日光無し」の信号を送
信し(ステップS5)、他方、YESの場合には「直射
日光有り」の信号を送信する。なお、ステップS3に示
す補正演算を行う代わりに、現在の太陽の仰角βとスリ
ット13bの高さに応じた閾値を更に記憶部2aに記憶
し、この閾値と補正無しの検出値を比較するようにして
もよい。
【0022】なお、受光部11aを水平方向に配置し、
スリット13bを垂直方向に形成してもよく、この場合
には、現在の太陽の方位角αに対応する受光部11aの
受光素子の検出値を取り込んで判定を行う。また、受光
部11aとスリット13bは平行に配置しなくてもよ
く、また、図8に示すように半円筒形の面に配置するよ
うにしてもよい。
【0023】次に、図9〜図11を参照して第3の実施
形態について説明する。この太陽光検出部1bは図9に
示すように、受光面が真上に向いた1つの受光部(点受
光部)11cを有し、この受光部11cの上には半球状
の液晶遮光部13cが配置されている。液晶遮光部13
cは多数の液晶素子により構成され、この液晶素子は図
10に示す液晶遮光制御部14により選択的に開閉可能
である。
【0024】また、記憶部2には予め、第1の実施形態
と同様に、設置場所の地球の緯度、経度と日時に応じた
太陽位置データとして図3に示す太陽100の方位角α
と仰角βが記録され、液晶遮光制御部14は液晶遮光部
13cの全ての液晶素子の内、図9(b)に示すように
太陽位置データ(α,β)に対応する液晶素子のみを
「開」にし、他を「閉」に制御する(図11ステップS
11、S12)。これにより、太陽の方向以外の天空光
が検出されず、直射日光のみが検出されるのでS/N比
が悪化しない。そして、処理部3がこの時の点受光部1
1cの出力信号を取り込んで第1、第2の実施形態と同
様な判定を行う(図11ステップS13〜S18)。
【0025】なお、このような構成によれば、次のよう
な処理も行うことができる。すなわち、第1段階として
図9(a)に示すように液晶遮光部13cの全ての液晶
素子を「開」にして点受光部11cの出力信号を取り込
むと、 太陽の直射照度成分+天空照度成分 が検出される。次に第2段階として図12に示すように
液晶遮光部13cの太陽位置データ(α,β)に対応す
る液晶素子のみを「閉」にし、他を「開」にして点受光
部11cの出力信号を取り込むと、天空照度成分のみが
検出される。したがって、第1段階の検出信号から第2
段階の検出信号を差し引くことにより太陽の直射照度成
分のみを検出することができる。
【0026】図13は第4の実施形態として図9の変形
例を示している。図13において、1つの点受光部11
cは受光面が水平方向に向くように、また、外からの光
が侵入しない筐体12の内面に固定されている。そし
て、筐体12の前面には平面状の液晶パネルで構成され
た液晶遮光部13c’が配置されている。このような構
成においても同様に、太陽位置データ(α,β)に対応
する液晶素子のみを「開」にし、他を「閉」にすること
により、天空光が検出せずに直射日光のみを検出するこ
とができる。
【0027】次に図14を参照して第5の実施形態につ
いて説明する。受光部11は上を向くように配置され、
受光部11の上にはドーム状の遮光部13が配置されて
いる。この遮光部13には冬至の太陽軌道と夏至の太陽
軌道の間に開口13aが形成されている。このような構
成によれば、太陽の直射光を通年を通して受光部11に
より検出することができ、また、冬至の太陽軌道と夏至
の太陽軌道の外側の天空光を検出しないのでS/N比が
向上する。なお、遮光部13の形状はドーム状に限定さ
れず、冬至の太陽軌道と夏至の太陽軌道の外側の天空光
を遮光できれなどのような形状でもよい。
【0028】ここで、昼光は図15(a)に示すように
時間や天空の状態により刻々と変化し、昼光の絶対値の
みで直射日光を判定することは困難である。例えば太陽
のみが雲が隠れているが天空には雲がないような天候の
場合や、曇天であるが太陽を雲が覆っていない天候の場
合の照度の値は大きな違いがない。そこで、同じ照度で
あっても図15(b)に示すように照度変化により例え
ば太陽が雲に隠れたのか、雲が天空に占める割合が増加
したのかを判断することができる。
【0029】図16は照度変化に基づいて判定を行う第
6の実施形態を示すブロック図である。光検出部20は
第1〜第5の実施形態において説明したものを使用する
ことができ、その検出信号は照度に比例した電圧Eであ
る。光変化量検出回路21は微分回路で構成され、光検
出部20により検出された電圧Eの変化量dE/dtを
演算処理部22に出力する。演算処理部22は検出開始
時に光検出部20により検出された電圧E0 と閾値を比
較し、また、検出途中には光変化量検出回路21からの
変化量dE/dtに基づいて直射日光の有無を判定す
る。
【0030】この照度変化を利用した判定処理について
説明すると、例えば曇天であって太陽が雲に隠れている
天候「1」から太陽が雲から出た天候「2」に変化した
場合の変化量dE/dtは非常に大きくなるので「直射
日光無し」から「直射日光有り」に変化したと判定する
ことができる。これに対し、太陽が雲に隠れず直射日光
が差し込む天候「3」から天空を覆う雲が多くなる天候
「4」に変化した場合の変化量dE/dtは、天候
「1」から天候「2」に変化した場合の変化量dE/d
tより小さい。つまりある一定時間において雲が天空を
覆う照度変化と、雲が太陽を覆う照度変化を比較する
と、その変化量は後者の方が大きいので、これにより直
射日光の有無を判定することができる。
【0031】図17は第6の実施形態の変形例を示し、
記憶部21aには光検出部20により検出された電圧E
のデジタルデータが記憶される。演算処理部22aは光
検出部20により今回検出された電圧Ek と記憶部21
aに記憶されている前回の検出電圧Ek-1 により変化量
ΔE=Ek −Ek-1 を算出して直射日光の有無を判定す
る。
【0032】図18は第6の実施形態の他の変形例を示
している。光検出部20は主に可視光領域の照度Eを検
出し、光変化量検出回路21bは焦電素子で構成され、
赤外光領域の変化量dE/dtを検出する。演算処理部
22は検出開始時に光検出部20により検出された電圧
E0 と閾値を比較し、また、検出途中には光変化量検出
回路21bからの変化量dE/dtに基づいて直射日光
の有無を判定する。
【0033】図19は第6の実施形態の更に他の変形例
を示し、図18における光検出部20が省略されてい
る。演算処理部22bは検出開始時には光変化量検出回
路21bからの変化量dE/dtを初期値とし、検出途
中には光変化量検出回路21bからの変化量dE/dt
に基づいて直射日光の有無を判定する。
【0034】このような日照センサをブラインド制御に
適用した場合、変化量dE/dt、ΔEが閾値より大き
い場合に、遮光モードと昼光採光モードを交互に切り替
えることができるが、閾値は一定値である必要はなく、
昼光採光モードから遮光モードに切り替える閾値と遮光
モードから昼光採光モードに切り替える閾値は異なる値
でもよい。また、直射日光の有無を判定する際に誤判定
した場合には閾値を変化させて最適値を見つけ出すよう
にしてもよい。
【0035】次に図20、図21を参照して第7の実施
形態について説明する。ここで、図1に示すような2次
元受光部11、図5及び図8に示すような1次元受光部
11aを用いた場合、太陽光をより斜めに受光する素子
ほど検出レベルが低下するので、しきい値をその分低く
しても天空照度により誤検出が発生する。また、その素
子の感度がばらつきにより低い場合には誤検出が増加す
る。そこで、この第7の実施形態では、受光部31が図
1に示すような2次元受光部11や図5及び図8に示す
ような1次元受光部11aより太陽の方向に向くように
構成されている。
【0036】図20は日照センサの構成を示す平面図で
ある。受光部31は2つのフォトダイオードアレイ31
a、31bにより構成され、このフォトダイオードアレ
イ31a、31bは共に複数のフォトダイオード素子に
より構成されている。そして、フォトダイオードアレイ
31a、31bは90°の水平に角度で配置され、ま
た、その頂点が窓方向を向くように配置される。フォト
ダイオードアレイ31a、31bを構成する複数の素子
の各々の出力は、スイッチ32a、32b、アンプ33
a、33bを介して処理部40により取り込まれる。処
理部40には予め、設置場所における日時、時間、緯
度、経度に応じた太陽の位置データ(方位角α)が記憶
され、この位置データに基づいて太陽が窓面と垂直な方
向に到達した時にスイッチ32aからスイッチ32bに
切り替え、また、アンプ33a、33bの出力信号を取
り込んでA/D変換した後に図21に示すように直射日
光判定処理を行う。
【0037】また、フォトダイオードアレイ31a、3
1bの受光側には遮光部34が平行に、すなわち90°
の角度で配置され、この遮光部34のフォトダイオード
アレイ31a、31bの中央の素子に対応する位置に
は、垂直方向にスリット状の開口部35a、35bが形
成されている。フォトダイオードアレイ31a、31b
と開口部35a、35bの構成及び位置関係を詳しく説
明すると、先ず、開口部35a、35bの幅は、1つの
素子が感度ばらつきにより信号を出力しないことを考慮
して、少なくとも2つの素子が太陽光を受光するように
形成されている。また、東側のフォトダイオードアレイ
31aは窓面から−方向に15°の方向から、窓面と垂
直な面から+方向に15°の方向までの120°の角度
の太陽光を受光するように構成され、また、西側のフォ
トダイオードアレイ31bは窓面と垂直な面から−方向
に15°の方向から、窓面から−方向に15°の方向ま
での120°の角度の太陽光を受光するように構成され
ている。
【0038】すなわち、太陽が窓面から−方向に15°
の方向から、窓面と垂直な面から−方向に15°の方向
までの90°の角度に位置する時にはフォトダイオード
アレイ31aのみが受光し、窓面と垂直な面から−方向
に15°の方向から+方向に15°の方向までの30°
の角度に位置する時にはフォトダイオードアレイ31
a、31bの両方の幾つかが同時に受光し、窓面と垂直
な面から+方向に15°の方向から105°の方向まで
の90°の角度に位置する時にはフォトダイオードアレ
イ31bのみが受光するように構成されている。
【0039】次に図21を参照して処理部40の動作を
説明する。ここで、太陽が窓面と垂直な面から−方向に
15°の方向から+方向に15°の方向までの30°の
角度に位置する時にはフォトダイオードアレイ31a、
31bの両方の幾つかが同時に受光する場合、フォトダ
イオードアレイ31a、31bを構成する素子に例えば
経時変化により感度のばらつきが発生すると誤検出が発
生する。そこで、この第7の実施形態では、素子の感度
がばらついている受光素子を用いても正確に直射日光を
判定するようにしている。
【0040】先ず、内部メモリに記憶されている現在の
太陽の位置データ(方位角α)を算出し(ステップS2
1)、次いでその方位角αが2つのフォトダイオードア
レイ31a、31bの切り替え位置(窓面と垂直な方
向)か否かを判断する(ステップS22)。そして、未
だ切り替え位置でない場合にはフォトダイオードアレイ
31aの内、方位角αに対応する位置の素子の出力信号
を取り込む(ステップS23)。ここで、2以上の素子
が同時に太陽光を受光するのでその出力信号の最大値や
平均値を採用する。次いでその信号に基づいて照度を算
出し(ステップS29)、次いでその照度がしきい値以
上の場合には「直射日光有り」と判断し(ステップS3
0→S31)、他方、しきい値以上でない場合には「直
射日光なし」と判断する(ステップS30→S32)。
次いでその判断信号を不図示のブラインド制御装置に出
力し(ステップS33)、ステップS21に戻る。
【0041】そしてステップS22において現在の太陽
の方位角αが窓面と垂直な方向に到達すると、フォトダ
イオードアレイ31a、31bの両方の素子の出力信号
を取り込み(ステップS25)、次いでその両方の信号
の比を求め、この比をフォトダイオードアレイ31a、
31bの感度ばらつきに対する補正係数とし(ステップ
S26)、ステップS29以下に進む。ステップS29
以下ではフォトダイオードアレイ31aの素子の出力信
号を採用して直射日光を判定する。
【0042】そして、ステップS23において現在の太
陽の方位角αが窓面と垂直な方向を通過すると、フォト
ダイオードアレイ31bの内、方位角αに対応する位置
の素子の出力信号を取り込み(ステップS27)、次い
で検出値と上記の補正係数を乗算し(ステップS2
8)、ステップS29以下に進む。したがって、この処
理によれば、フォトダイオードアレイ31a、31bの
感度ばらつきがあっても正確に直射日光を判断すること
ができる。
【0043】なお、上記構成では、フォトダイオードア
レイ31a、31bを直角に配置したが、代わりに図2
2に示すように水平方向に直線状に配置し、このアレイ
31a、31bと直角に配置された遮光部34の開口部
35a、35bを介して受光するようにしてもよい。
【0044】次に図23、図24を参照して第8の実施
形態について説明する。ここで、この第5の実施形態
(図14参照)では、冬至の太陽軌道と夏至の太陽軌道
の外側の天空光を検出しないのでS/N比が向上するも
のの、開口13aを介して検出する昼光照度が直射日光
による照度と天空光照度を含み、また、後者の天空光照
度は曇天時にはかなりの高照度となるのでノイズ成分と
して無視することができない。したがって、昼光照度に
より直射日光を判断する場合に、日射がないときにも天
空光照度が検出されるので誤判断するおそれがある。そ
こで、第8の実施形態では受光部11に入射する曇天時
の天空光照度をしきい値として用い、具体的にはCIE
(国際照明委員会)が定める標準曇天空を用いる。
【0045】CIEが定める標準曇天空は天空の輝度分
布を表し、天空要素の輝度L0 は、天頂輝度LZ と天空
要素の高度h0 により次のように与えられる。 L0 =(1+2sin h0 )LZ /3 (1) また、天頂輝度LZ は太陽の高度hの関数LZ (h)、
例えば LZ =3990{1+(3/2)sin h}sin h (2) で与えられる。任意の面の照度Eは、天空を単位半球と
したとき微小面積dSの天空要素の輝度をL0 とする
と、
【0046】
【数1】
【0047】で与えられる。但し、γは任意の面方向
(高度h’,方位角A’)と天空要素(h0 ,A0 )の
なす角度であり、 cos γ=sin h0 ・sin h’ +cos h0 ・cos h’・cos (A0 −A’) (4) で与えられる。また、微小面積dSは dS=cos dhdA により与えられる。
【0048】以上の関係により太陽位置(高度h,方位
角A)のときの入射天空光照度Eは E=Ks・LZ (h) (5) のように表される。すなわち任意の面における天空光照
度は、太陽の高度hの関数として表される。また、太陽
位置(h,A)は赤緯をδ、側定点の緯度をφとする
と、 の関係にある。但し、夏至時のδ=23.5°、冬至時
のδ=−23.5°である。
【0049】したがって、図23に示す開口13aは、
式(6)により表される夏至時と冬至時の太陽軌道によ
り囲まれる領域に設けられる。また、この開口13a内
の全範囲からの光は、1つの受光部により検出すること
ができないので、開口13aを東西方向に2分割して各
エリアを不図示の仕切り部により遮光し、それぞれ受光
部11−1、11−2により受光する。そして、受光部
11−1、11−2により検出された照度の各々を、式
(5)により求められる曇天時の天空光照度をしきい値
として比較することにより判定を行う。
【0050】例えば受光部11−1、11−2をそれぞ
れ(h’,A’)=(40°,120°)、(40°,
240°)の方向に向けて配置する場合には、式(5)
における定数Ksは Ks=0.75 となる。また、この場合の判定用しきい値は、図24に
示すように表される。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、2次元受光素子の内、現在の日時における太
陽の方位角と仰角の方向以外の位置に対応する受光素子
の検出信号を用いないので、ノイズとなる天空照度の影
響を低減して直射日光の方向を正確に検出することがで
きる。
【0052】請求項2記載の発明によれば、1次元受光
素子の内、現在の日時における太陽の方位角方向と仰角
方向の一方に対応する受光素子の検出信号を用いないの
で、ノイズとなる天空照度の影響を低減して直射日光の
方向を正確に検出することができる。
【0053】請求項3記載の発明によれば、半球状の液
晶遮光部の各液晶素子の開閉を制御することにより、現
在の日時における太陽の方位角方向と仰角方向以外の光
が点受光素子により受光されないので、ノイズとなる天
空照度の影響を低減して直射日光の方向を正確に検出す
ることができる。
【0054】請求項4記載の発明によれば、2次元の液
晶遮光部の各液晶素子の開閉を制御することにより、現
在の日時における太陽の方位角方向と仰角方向以外の光
が点受光素子により受光されないので、ノイズとなる天
空照度の影響を低減して直射日光の方向を正確に検出す
ることができる。
【0055】請求項5記載の発明によれば、冬至の太陽
軌道と夏至の太陽軌道の外側の光が受光素子により受光
されないので、ノイズとなる天空照度の影響を低減して
直射日光の方向を正確に検出することができる。
【0056】請求項6記載の発明によれば、現在の日時
における太陽の方位角方向以外の光が受光素子により検
出されないので、ノイズとなる天空照度の影響を低減し
て直射日光の方向を正確に検出することができる。ま
た、直角に配列された第1、第2の複数の受光素子の受
光面が1次元や2次元の受光素子より太陽の方向に対向
させることができるので、直射日光の方向を正確に検出
することができる。
【0057】請求項7記載の発明によれば、現在の日時
における太陽の方位角方向以外の光が受光素子により検
出されないので、ノイズとなる天空照度の影響を低減し
て直射日光の方向を正確に検出することができる。ま
た、第1、第2の受光素子の1以上の素子が重複して太
陽を同時に受光する場合にその素子の感度ばらつきを補
正するので、直射日光の方向を正確に検出することがで
きる。
【0058】請求項8記載の発明によれば、冬至の太陽
軌道と夏至の太陽軌道の外側の光が受光素子により受光
されず、また、CIEが定める標準曇天空照度をしきい
値として判断するので、ノイズとなる天空照度の影響を
低減して直射日光の方向を正確に検出することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る日照センサの一実施形態を構成す
る太陽光検出部を示す構成図である。
【図2】日照センサの構成を示すブロック図である。
【図3】太陽の位置データを示す説明図である。
【図4】図2の処理部の直射日光判定処理を説明するた
めのフローチャートである。
【図5】第2の実施形態の日照センサを構成する太陽光
検出部を示す構成図である。
【図6】第2の実施形態の日照センサの構成を示すブロ
ック図である。
【図7】図6の処理部の直射日光判定処理を説明するた
めのフローチャートである。
【図8】第2の実施形態の太陽光検出部の変形例を示す
構成図である。
【図9】第3の実施形態の日照センサを構成する太陽光
検出部を示す構成図である。
【図10】第3の実施形態の日照センサの構成を示すブ
ロック図である。
【図11】図10の処理部の直射日光判定処理を説明す
るためのフローチャートである。
【図12】他の直射日光判定処理による液晶遮光部の制
御を示す説明図である。
【図13】第4の実施形態の日照センサを構成する太陽
光検出部を示す構成図である。
【図14】第5の実施形態の日照センサを構成する太陽
光検出部を示す構成図である。
【図15】検出照度とその照度変化を示す説明図であ
る。
【図16】第6の実施形態の日照センサを示すブロック
図である。
【図17】第6の実施形態の日照センサの変形例を示す
ブロック図である。
【図18】第6の実施形態の日照センサの他の変形例を
示すブロック図である。
【図19】第6の実施形態の日照センサの更に他の変形
例を示すブロック図である。
【図20】第7の実施形態の日照センサを示す構成図で
ある。
【図21】図20の処理部の直射日光判定処理を説明す
るためのフローチャートである。
【図22】第7の実施形態の日照センサの変形例を示す
構成図である。
【図23】第8の実施形態の日照センサを示す構成図で
ある。
【図24】図23における日照センサの直射日光判定用
しきい値を示す説明図である。
【符号の説明】 1,1a,1b 太陽光検出部 2,2a 記憶部 3,3a 処理部 11 2次元受光部 11a 1次元受光部 11b 点受光部 13 遮光部 13a 開口 13b スリット 13c,13c 液晶遮光部 31a,31b フォトダイオードアレイ 34 遮光部 35a,35b 開口部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 牧 悦子 東京都品川区東品川四丁目3番1号 東芝 ライテック株式会社内 (72)発明者 笹井 敏彦 東京都品川区東品川四丁目3番1号 東芝 ライテック株式会社内 (72)発明者 清水 恵一 東京都品川区東品川四丁目3番1号 東芝 ライテック株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 太陽に対向して2次元的に配列された複
    数の受光素子と、 直射日光を前記受光素子の受光面に入射させるための開
    口が形成された遮光部と、 少なくとも日時に応じた太陽の方位角と仰角を予め記憶
    する記憶部と、 前記複数の受光素子の内、前記記憶部に記憶された現在
    の日時における太陽の方位角と仰角に対応する2次元位
    置の受光素子の検出信号に基づいて直射日光を判定する
    判定手段と、を具備していることを特徴とする日照セン
    サ。
  2. 【請求項2】 太陽に対向して1次元的に配列された複
    数の受光素子と、 直射日光を前記受光素子の受光面に入射させるために前
    記受光素子の配列方向と直交する方向にスリットが形成
    された遮光部と、 少なくとも日時に応じた太陽の方位角と仰角の一方を含
    む位置データを予め記憶する記憶部と、 前記複数の受光素子の内、前記記憶部に記憶された現在
    の日時における太陽の方位角と仰角の一方に対応する1
    次元位置の受光素子の検出信号に基づいて直射日光を判
    定する判定手段と、を具備していることを特徴とする日
    照センサ。
  3. 【請求項3】 太陽に対向して配置された点受光素子
    と、 複数の液晶素子が前記点受光素子を覆うように配置され
    た略半球状の液晶遮光部と、 少なくとも日時に応じた太陽の方位角と仰角を予め記憶
    する記憶部と、 前記複数の液晶素子の内、前記記憶部に記憶された現在
    の日時における太陽の方位角と仰角に対応する液晶素子
    を開き、他の液晶素子を閉じた状態の前記点受光素子の
    検出信号に基づいて直射日光を判定する判定手段と、を
    具備していることを特徴とする日照センサ。
  4. 【請求項4】 太陽に対向して配置された点受光素子
    と、 複数の液晶素子が前記点受光素子を2次元で覆うように
    配置された液晶パネルと、 少なくとも日時に応じた太陽の方位角と仰角を含む位置
    データを予め記憶する記憶部と、 前記複数の液晶素子の内、前記記憶部に記憶された現在
    の日時における太陽の方位角と仰角に対応する液晶素子
    を開き、他の液晶素子を閉じた状態の前記点受光素子の
    検出信号に基づいて直射日光を判定する判定手段と、を
    具備していることを特徴とする日照センサ。
  5. 【請求項5】 太陽に対向して配置された受光素子と、 前記点受光素子を覆うように配置されると共に、冬至の
    太陽軌道と夏至の太陽軌道の間に開口が形成された遮光
    部と、を具備していることを特徴とする日照センサ。
  6. 【請求項6】 太陽に対向して水平方向に1次元的に配
    列された第1の複数の受光素子と、 太陽に対向して水平方向に1次元的に配列されると共に
    前記第1の複数の受光素子の配列方向と直角に配列され
    た第2の複数の受光素子と、 直射日光を前記第1、第2の受光素子の受光面にそれぞ
    れ入射させるために垂直方向に第1、第2のスリットが
    形成された遮光部と、 少なくとも日時に応じた太陽の方位角を含む位置データ
    を予め記憶する記憶部と、 前記第1、第2の複数の受光素子の内、前記記憶部に記
    憶された現在の日時における太陽の方位角に対応する1
    次元位置の受光素子の検出信号に基づいて直射日光を判
    定する判定手段と、を具備していることを特徴とする日
    照センサ。
  7. 【請求項7】 前記第1、第2の複数の受光素子の1以
    上が重複して太陽を同時に受光するように構成され、前
    記判定部は前記同時に太陽を受光する前記第1、第2の
    複数の受光素子の一方の出力レベルに基づいて他方の出
    力レベルを補正し、この補正値に基づいて直射日光を判
    定することを特徴とする請求項6記載の日照センサ。
  8. 【請求項8】 太陽に対向して配置された受光素子と、 前記受光素子を覆うように配置されると共に、冬至の太
    陽軌道と夏至の太陽軌道の間に開口が形成された遮光部
    と、 少なくとも日時に応じた太陽の方位角及び仰角を含む位
    置データと、CIEが定める標準曇天空照度を前記位置
    データに応じてしきい値として予め記憶する記憶部と、 前記受光素子により検出された信号と、前記記憶部に記
    憶された現在の日時における標準曇天空照度のしきい値
    を比較して直射日光を判定する判定手段と、を具備して
    いることを特徴とする日照センサ。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7336068B2 (en) 2001-12-18 2008-02-26 Endress + Hauser Gmbh + Co. Kg Field device and method for calibrating a field device
JP2008116463A (ja) * 2007-11-16 2008-05-22 Mitsubishi Cable Ind Ltd 日照センサ
JP2015055591A (ja) * 2013-09-13 2015-03-23 株式会社日建設計 天候判断装置、電動ブラインドの制御装置
JP2020134626A (ja) * 2019-02-15 2020-08-31 名古屋電機工業株式会社 情報表示装置、情報表示方法および情報表示プログラム
CN113939710A (zh) * 2019-05-29 2022-01-14 古野电气株式会社 信息处理系统、方法及程序

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