JP2002129852A - 電動ブラインドの制御装置及び制御方法 - Google Patents

電動ブラインドの制御装置及び制御方法

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JP2002129852A
JP2002129852A JP2000319462A JP2000319462A JP2002129852A JP 2002129852 A JP2002129852 A JP 2002129852A JP 2000319462 A JP2000319462 A JP 2000319462A JP 2000319462 A JP2000319462 A JP 2000319462A JP 2002129852 A JP2002129852 A JP 2002129852A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】日陰制御を簡便に実現可能とした電動ブライン
ドの制御装置を提供する。 【解決手段】窓に電動ブラインドを設置した第一の建物
がその周囲の第二の建物により日陰になるか否かを判定
し、その判定結果に基づいて電動ブラインドに対し、日
陰に対応した日陰制御を行う電動ブラインドの制御装置
において、第二の建物により第一の建物の壁面24に投
影される日陰25を算出し、窓が日陰25内に位置する
か否かを判定して、日陰制御を行う日陰制御部を備え
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、太陽光線の室内
への入射量を自動的に制御する電動ブラインドの制御装
置に関し、特に隣接する建物等によって日陰になった場
合、その日陰に対応した制御機能を備えた電動ブライン
ドの制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電動ブラインドの制御装置は、ビルの壁
面に多数設けられた窓にそれぞれ設置された電動ブライ
ンドのブラインド開度及びスラット角度を自動的に制御
して、直射日光を遮り、あるいは室内への採光量を最適
に制御するものである。
【0003】このような制御装置では、時刻とともに変
化する太陽の方位角と高度を計算し、その計算結果に基
づいて直射光を遮るために最適なスラット角度を算出
し、算出されたスラット角度に基づいて各スラットの角
度を制御している。
【0004】また、天空の明るさを測定するセンサーを
備え、直射光がない雨天や曇天時には、上記のような制
御を停止する機能も備えている。実際の建物の環境で
は、晴天であっても周囲の建物が窓に達する直射光を遮
ることがある。このようなときには、雨天や曇天時と同
様に、ブラインドを開放したいという要求があり、この
ような要求にこたえるために、日陰制御機能を備えた制
御装置が提案されている。
【0005】日陰制御機能を備えた電動ブラインドの制
御装置の一例として、特開平10−72985号公報で
は、図22に示すように、窓1の位置から太陽2の位置
を臨み、その視線の途中に障壁3となる建物が存在する
か否か、すなわち障壁3の平面と視線の直線Lが交点を
持つか否かを計算によって判定する構成が開示されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のような日陰制御
機能を備えた制御装置では、直射光を遮る建物を壁面に
分解する必要がある。建物の外形が長方形の壁で構成さ
れ、その長方形の壁が地面に対し垂直であれば、長方形
と直線の交点を求めることは比較的容易である。
【0007】また、長方形に限らず左右の両辺が垂直で
あれば、長方形以外の四辺形であっても、計算は比較的
容易である。しかし、実際にはこのような条件に当ては
まる建物ばかりではないため、3次元空間にある任意の
平面と直線との交点を求めるための汎用的計算式は非常
に複雑であり、これをブラインド制御に導入することは
困難である。
【0008】また、複雑な形状の建物を平面に分解する
と、非常に多くの平面となる。従って、その平面への分
解作業及び各平面の座標を設定する作業等、計算量が膨
大となるという問題点がある。
【0009】さらに、窓から太陽を臨む直線と、建物を
分解した平面とが交点を持つか否かを判定しているた
め、すべての窓について判定作業を繰り返す必要があ
り、この点においても計算量が膨大となるという問題点
がある。
【0010】この発明の目的は、日陰制御を簡便に実現
可能とした電動ブラインドの制御装置を提供することに
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1では、窓に電動
ブラインドを設置した第一の建物がその周囲の第二の建
物により日陰になるか否かを判定し、その判定結果に基
づいて前記電動ブラインドに対し、日陰に対応した日陰
制御を行う電動ブラインドの制御装置において、前記第
二の建物により第一の建物の壁面に投影される日陰を算
出し、前記窓が前記日陰内に位置するか否かを判定し
て、前記日陰制御を行う日陰制御部を備えた。
【0012】請求項2では、前記日陰制御部は、前記第
二の建物を複数の平面に分解し、各平面を取り囲む線分
の接点の座標データを平面形状データとして格納する平
面形状データ格納部と、前記第一の建物の窓の隅部の座
標データを格納する窓データ格納部と、前記平面形状デ
ータに基づいて、前記第一の建物の壁面に投影される日
陰の座標を算出する日陰座標算出部と、前記日陰の座標
と、前記窓の隅部の座標データとに基づいて、前記窓が
日陰内に位置するか否かを判定する日陰判定部と、前記
日陰判定部の判定結果に基づいて、前記電動ブラインド
の日陰制御を行うブラインド制御部とを備えた。
【0013】請求項3では、前記日陰判定部は、前記日
陰を示す図形を表示装置の画面上に表示し、図形処理プ
ログラムに基づいて、前記窓が前記図形内に位置するか
否かを判定することにより、前記窓が日陰内に位置する
か否かを判定する。
【0014】請求項4では、前記日陰判定部は、前記窓
の四隅の座標が前記日陰の座標の範囲内に位置するか否
かをあらかじめ設定された計算プログラムに基づいて算
出することにより、前記窓が日陰内に位置するか否かを
判定する。
【0015】請求項5では、前記日陰座標算出部は、前
記複数の平面のうち、隣り合う平面間に形成される立体
を順次投影して、日陰の座標を算出する第一の日陰座標
算出プログラムと、前記複数の平面のうち、一対ずつの
平面間に形成される立体を順次投影して、日陰の座標を
算出する第二の日陰座標算出プログラムと、前記複数の
平面をそれぞれ投影して、日陰の座標を算出する第三の
日陰座標算出プログラムとを備え、前記第一〜第三の日
陰座標算出プログラムのいずれか一つを選択して、日陰
の座標を算出可能とした。
【0016】請求項6では、電動ブラインドが設置され
た窓が、その周囲の障壁により日陰になるか否かを判定
し、その判定結果に基づいて前記電動ブラインドに対
し、日陰に対応した日陰制御を行う電動ブラインドの制
御方法において、前記障壁により前記窓が設けられる壁
面に投影される日陰を算出し、前記窓が前記日陰内に位
置するか否かを判定して、前記日陰制御を行う。
【0017】請求項7では、窓に電動ブラインドが設置
された第一の建物がその周囲の第二の建物により日陰に
なるか否かを判定し、その判定結果に基づいて前記電動
ブラインドに対し、日陰に対応した日陰制御を行う電動
ブラインドの制御方法において、前記第二の建物を複数
の平面に分解し、前記各平面を取り囲む線分の接点の座
標データを平面形状データとして算出し、前記第一の建
物の窓の四隅の座標データを算出し、前記平面形状デー
タに基づいて、前記第一の建物の壁面に投影される日陰
の座標データを算出し、前記日陰の座標データと前記窓
の隅部の座標データとに基づいて、前記窓が日陰内に位
置するか否かを判定し、その判定結果に基づいて、前記
窓に設置された電動ブラインドの日陰制御を行う。
【0018】
【発明の実施の形態】(第一の実施の形態)以下、この
発明を具体化した第一の実施の形態を図面に従って説明
する。図1は、ビルの各フロアに設置される電動ブライ
ンドの動作を制御する制御装置の概要を示す。
【0019】パソコンで構成されるメインコントローラ
11には、信号線12を介して複数のフロアコントロー
ラ13が接続され、各フロアコントローラ13には信号
線12を介して多数のブラインドコントローラ14が接
続される。
【0020】そして、前記メインコントローラ11はそ
の入力装置から入力された制御データと、メインコント
ローラ11にあらかじめ設定されたプログラムとに基づ
いて、フロアコントローラ13を介して各ブラインドコ
ントローラ14を制御する。
【0021】前記ブラインドコントローラ14は、各電
動ブラインドのヘッドボックスに内蔵され、当該ブライ
ンドのスラットの昇降動作及び角度調節動作を制御す
る。従って、各電動ブラインドのスラットの昇降動作及
び角度調節動作は、メインコントローラ11に入力され
た制御データと、メインコントローラ11にあらかじめ
設定されたプログラムとに基づいて制御される。
【0022】前記各ブラインドコントローラ14には、
各電動ブラインドの近傍に設けられた手元スイッチ15
がそれぞれ接続される。そして、手元スイッチ15の操
作に基づいて、各電動ブラインドのブラインドコントロ
ーラ14を介してスラットの昇降動作及び角度調節動作
を制御可能となっている。
【0023】前記メインコントローラ11の電気的構成
を図2に示す。制御部16に接続されるプログラムメモ
リ17には、前記各電動ブラインドを自動制御するため
の制御プログラム及び制御データを入力するための入力
プログラムがあらかじめ格納され、制御部16はそのプ
ログラムに基づいて動作する。
【0024】前記制御プログラムは、あらかじめ設定さ
れたスケジュールに基づいて、各電動ブラインドを自動
制御するメイン制御用プログラム及び各電動ブラインド
が設置される窓が日陰となる場合には、前記スケジュー
ルに基づく制御に優先して、日陰に対応した制御を行う
ための日陰制御用プログラム等が格納されている。
【0025】前記制御部16に接続されたマウス18及
びキーボード19は、制御データの入力操作及びその他
の入力操作時に使用される。また、制御部16に接続さ
れた作業用メモリ20は、制御部16の動作に基づいて
生成されたデータ、信号線12を介してメインコントロ
ーラ11に入力されたデータ等を一時的に格納する場合
に使用される。
【0026】前記制御部16に接続された入出力インタ
ーフェース21は、前記信号線12に接続され、制御部
16から出力される制御データあるいはその他の信号
を、信号線12を介して前記フロアコントローラ13に
出力するとともに、前記各ブラインドコントローラ14
から出力される信号を受信して、制御部16に入力す
る。
【0027】前記制御部16に接続された表示装置22
は、CRTあるいは液晶表示装置で構成され、前記各プ
ログラムに基づいて動作する制御部16により、各種入
力画面あるいは設定画面等が表示される。
【0028】前記制御部16に接続されたデータテーブ
ル23には、カレンダーテーブル、各日付及び時刻毎の
太陽の高度角及び方位角があらかじめ演算されて格納さ
れるデータテーブル、障壁となる周囲の建物の座標が格
納されるデータテーブル、日陰制御を行う電動ブライン
ドが設置される窓の座標が格納されるデータテーブル等
が含まれる。
【0029】前記制御部16に接続された照度センサ2
8は、天空の照度を検出し、その検出信号を制御部16
に出力する。窓の座標データの一例を図20に示す。窓
の座標データは、窓NO.と、各窓の四隅C1〜C4のX
座標及びY座標が格納されている。
【0030】次に、前記日陰制御用プログラムの処理動
作を説明する。このプログラムは、図3に示すように、
太陽2からの直射光が障壁3により遮られることによ
り、窓を備えた壁面24に投影される日陰25の範囲を
求め、その日陰25内に存在する窓に設置された電動ブ
ラインドに対し日陰制御を行うようにしたものである。
【0031】図4は、座標の取り方を示す。第一の建物
26は日陰が投影される建物であり、第二の建物27は
前記第一の建物26に対し障壁となって、日陰を生成す
る建物である。
【0032】そして、第一の建物26において、日陰が
投影される壁面の延長線をX軸とし、その壁面の一端か
ら壁面に直交する方向に延びる直線をY軸とし、X軸と
Y軸の交点から垂直に延びる線をZ軸とする。Z座標の
原点は地面である。
【0033】このような座標設定に基づいて、第二の建
物27を複数の平面に分解し、各平面の座標を設定す
る。すなわち、平面の座標は、当該平面を囲む線分の接
点Pの座標(X,Y,Z)で設定する。
【0034】また、第二の建物27がX軸をまたぐ場合
には、X軸を越えた部分は日陰が投影される壁面より裏
側になるため、平面形状がX軸で打ち切られた形状に修
正する。
【0035】上記のような座標設定以外に、第一の建物
26の日陰が投影される壁面を基準とするのではなく、
第二の建物27を標準座標で平面に分解して平面形状デ
ータを作成し、その平面形状データを第一の建物26の
各壁面の方位に基づいて座標変換してもよい。
【0036】建物を平面に分解し、その平面形状データ
としてデータテーブルに格納するには、例えば図5に示
す建物では、その上面を構成する平面において、その平
面を取り囲む線分の8個の接点P1〜P8の座標(X,
Y,Z)と、同様に底面を構成する8個の接点の座標を
データテーブルに格納する。
【0037】このとき、平面の輪郭に曲線が含まれると
きは、その曲線を複数の線分で近似する。データテーブ
ル23に格納される平面形状データの一例を図19に示
す。平面形状データは、ファイル名、データ形式、壁面
方位、データ数等をヘッダとして持ち、平面の各接点を
表すデータ部は、各接点毎に、日陰を生成する建物を識
別するための建物NO.、平面を識別するための面NO.、各
接点の点NO.、各接点のX座標、Y座標、Z座標とで構
成される。
【0038】日陰制御用プログラムは、上記のような平
面形状データに基づいて壁面に投影される日陰の座標を
算出する。その算出方法として、3種類の処理方法が設
定されている。 (第一の日陰座標算出方法)第一の日陰座標算出方法
は、まず最初の平面の各接点の座標をデータテーブル2
3から読み出し、前記作業用メモリ20内の所定の領域
であるレジスタAに格納する。
【0039】次いで、最初に読み出した平面に隣接する
平面の各接点の座標データを読み出し、レジスタBに格
納する。そして、レジスタAとレジスタBのデータ数を
比較する。すなわち、二つの平面の接点の数が同じでな
いと、二つの平面を結んで側面形状を算出することがで
きないからである。
【0040】データ数が一致しない場合には、レジスタ
Bの内容をレジスタAに移し、レジスタBには新たな平
面の各接点の座標データを格納する。一致する場合に
は、レジスタAとレジスタBに格納された各接点のX座
標、Y座標、Z座標から側面形状を算出する。そして、
算出された平面及び側面形状と、太陽方位角及び高度角
に基づいて、算出された側面及び平面が第一の建物26
に投影される座標を算出する。
【0041】次いで、レジスタBに格納されている平面
の座標データをレジスタAに移し、レジスタBにはレジ
スタAに移した平面に隣接する平面の座標データを格納
し、上記と同様な動作を繰り返す。
【0042】従って、この算出方法は、二つの平面でで
きる立体を次々と連ねて形成される立体の日陰座標を算
出する方法である。 (第二の日陰座標算出方法)第二の日陰座標算出方法
は、一対の平面の座標データに基づいて立体を算出し、
その立体の日陰座標を算出した後は、新たな一対の平面
の座標データに基づいて立体を算出する。
【0043】従って、この算出方法では、二つずつの平
面で構成される立体は、常に切り離された状態となり、
その切り離された立体による日陰座標を算出する方法で
ある。 (第三の日陰座標算出方法)第三の日陰座標算出方法
は、立体の日陰座標を算出するものではなく、各平面の
座標データに基づいて、各平面ごとの日陰座標を算出す
るものである。この算出方法は、日陰を形成する建物の
形状が単純な場合や、立体として扱うことが適当でない
局部的な平面である場合に適用される。
【0044】前記日陰制御用プログラムは、上記のよう
な各日陰座標算出方法において、算出された立体あるい
は平面により、第一の建物26に投影される日陰を算出
して表示装置22に表示する。
【0045】その算出方法を説明すると、図6に示すよ
うに、立体あるいは平面を構成する点P(X,Y,Z)
が、第一の建物26の壁面24に投影される点p(x,
y,z)の座標を次式により算出する。
【0046】ここで、 aは日陰が形成される第一の建物26の壁面24から見
た相対的な太陽方位角 φは、真南を0°、西側を+とした絶対的な太陽方位角 bは、壁面24が向いている絶対方位角(真南が0°、
西側が+) xは、投影された日陰の点pのX座標 yは、投影された日陰の点pのY座標 zは、投影された日陰の点pのZ座標 hは、太陽の高度角 そして、 b<−90°かつ φ>90°のとき a=φ−b−360° b>90°かつ φ<−90°のとき a=φ−b+360° 上記以外のとき a=φ−b (いずれの場合にも、壁面の表側である−90°<a<
90°の範囲に限る) x=X−Y×tan(a) y=0 z=Z−Y/cos(a)×tan(h) このようにして算出された点pのX座標及びY座標に基
づいて、表示装置22の画面上に投影点が表示される
が、画面上の所定の位置に壁面24の図や日陰を表示す
るには、xとzの値に画面の倍率を掛けたり、画面上の
原点と一致させる補正値を加えたりした値を用いる。
【0047】xの補正後の値をPX、zの補正後の値を
PYとすることにして、このデータをレジスタ内の所定
の点NO.に対応させて格納する。また、x,zの値を補
正することなくPX,PYとしてもよい。
【0048】このようにして立体あるいは平面を取り囲
む線分の各接点の第一の建物26上での投影点が算出さ
れて、レジスタに格納される。そして、各投影点を繋ぐ
折れ線を表示することにより、壁面24に投影される日
陰が表示される。このような動作を繰り返して、第二の
建物27のすべての立体あるいは平面で形成される日陰
が表示装置22に表示される。
【0049】また、前記日陰制御用プログラムは表示装
置22に表示された日陰を示す図形に基づいて、各窓が
日陰の中に入っているか否かを判定する日陰判定機能を
備える。
【0050】すなわち、図7に示すように、画面上に表
示された日陰を示す図形Fには、所定の色を付す。そし
て、前記データテーブル23にあらかじめ格納されてい
る窓Wの四隅C1〜C4の座標データを順次読み出し、
その四隅C1〜C4に対応する表示装置22上の色を取
得する。
【0051】そして、日陰を示す色であれば「1」と
し、そうでなければ「0」を判定データとしてデータテ
ーブルに格納する。四隅C1〜C4の判定結果がすべて
「1」であれば、その窓Wは図形F内に位置して、日陰
内であることが判定され、四隅C1〜C4の判定結果の
いずれか一つでも「0」である場合には、その窓Wは少
なくとも一部が図形Fの外に位置して、完全に日陰内に
は位置しないことが判定される。
【0052】このような判定動作が多数の窓に対し行わ
れ、その判定結果が例えば図21に示すデータとしてデ
ータテーブル23内の影状態メモリに格納される。この
ような判定動作は、ブラインドの動作を制御するタイミ
ングでリアルタイムで行ってもよいし、例えばブライン
ド制御が実質的に停止している夜間に、その翌日の日陰
を計算して、所定時間ごとの判定結果をデータテーブル
にあらかじめ格納しておくようにしてもよい。
【0053】日陰制御用プログラムは、前記メイン制御
用プログラムとともに動作して、あらかじめ設定された
スケジュールに基づくブラインド制御と並行して日陰制
御を行う。
【0054】メイン制御用プログラムは、あらかじめデ
ータテーブルに設定されているデータに基づいて、曜日
や時間ごとに多数のブラインドをどのように開閉するか
を制御する。
【0055】また、メイン制御用プログラムはあらかじ
めデータテーブルに設定されているデータに基づいて、
月日と時刻ごとに太陽の方位の高度を計算し、直射日光
を遮るために最適なスラット角度となるように各スラッ
トを制御する。
【0056】さらに、前記照度センサ28の検出信号に
基づいて、天空の照度があらかじめ設定された照度を下
回ると判定されたとき、直射光を遮るための制御を停止
し、ブラインドを開放状態にする機能も備える。
【0057】日陰制御用プログラムは、このようなメイ
ン制御用プログラムと並行して動作し、日陰制御はメイ
ン制御用プログラムによる制御動作に優先して行われ
る。次に、上記のような日陰制御用プログラムに基づく
ブラインド制御装置の動作を説明する。
【0058】図8は、日陰制御の概略を示すフローチャ
ートである。制御部16は、図4及び図5に示すよう
に、まず第一の建物26の各壁面を基準として、周囲に
ある第二の建物の形状を分解してできる平面の座標を求
め、平面形状データとして、図19に示すようにデータ
テーブル23に格納する(ステップ1)。
【0059】次いで、制御部16はデータテーブル23
から平面形状データを読み出し、同じくデータテーブル
23に格納されている太陽方位角と高度角に基づいて、
第一の建物26の壁面に投影される日陰の座標を算出
し、表示装置22上に図形として表示する(ステップ
2)。
【0060】次いで、制御部16はデータテーブル23
から窓データを読み出し、図7に示すように、表示装置
22上に窓Wを日陰の図形Fに重ねて表示する。そし
て、各窓Wの四隅C1〜C4の画面上での色彩を判定し
て、図21に示すように、各窓Wが日陰内に位置するか
否かを判定し、その判定結果を影状態メモリに格納する
(ステップ3)。なお、窓Wを表示装置22に表示する
ことなく、各窓Wが日陰内に位置するか否かを判定する
ようにプログラムを構成してもよい。
【0061】このような判定結果に基づいて、制御部1
6は通常のブラインド制御を行う際、日陰判定結果を参
照し、日陰の窓に対しては、通常の直射光を遮る制御に
優先して、スラットを開放状態にする等の日陰制御を行
う(ステップ4)。
【0062】次に、ステップ2及びステップ3の詳細な
動作を説明する。ステップ2及びステップ3の動作は、
第一の日陰座標算出方法に基づくものである。図9に示
すように、前記ステップ2では、図19に示すデータテ
ーブルからまず最初の面NO.の最初の点NO.の平面形状デ
ータを読み出し、レジスタAに格納する(ステップ1
1)。
【0063】次いで、次の点NO.のデータを読み出して
その面NO.を判別し(ステップ12)、同じ面NO.であれ
ば、その点NO.のデータをレジスタAに格納し(ステッ
プ13,14)、ステップ12に復帰する。そして、ス
テップ12〜14の動作を繰り返して、同一面NO.の各
点NO.のデータをすべてレジスタAに格納する。ステッ
プ13において、面NO.が異なる場合には、図10に示
すステップ15に移行して、当該データをレジスタBに
格納し、次の点NO.のデータを読み出し、その前の点NO.
のデータと面NO.を判別する(ステップ16)。そし
て、面NO.が同一であれば、そのデータをレジスタBに
格納し(ステップ17,18)、すべての平面形状データ
を読み出したか否かを判別する(ステップ19)。
【0064】ステップ19において、最後のデータでな
い場合には、ステップ16〜18を繰り返して、同一面N
O.の各点NO.のデータをすべてレジスタBに格納する。
ステップ17で新たな面NO.のデータであると判別する
と、レジスタAとレジスタBに格納された各平面形状デ
ータのデータ数、すなわち点の数を比較する(ステップ
20)。
【0065】そして、同じでない場合には、二つの平面
を構成する各点を結んで側面形状を算出することができ
ないので、新たな面NO.の平面形状データを読み出し
て、レジスタBに格納する。
【0066】すなわち、ステップ21でレジスタAとレ
ジスタBに格納された各平面形状データの点の数が同じ
でないと判別されると、ステップ22で最後のデータで
あるか否かが判別される。
【0067】そして、最後のデータではない場合には、
レジスタBに格納されているデータをレジスタAに移し
(ステップ23)、次の点NO.のデータを読み出して、
レジスタBに格納する(ステップ24)。
【0068】次いで、ステップ16に移行し、次のデー
タを読み出して面NO.を確認し、ステップ17〜19を
繰り返して同一面NO.の各点NO.のデータをすべてレジス
タBに格納し、ステップ20,21に移行する。
【0069】ステップ21において、レジスタAとレジ
スタBに格納されているデータ数が等しい場合には、図
11に示すステップ25に移行し、レジスタAに格納さ
れている平面形状データとレジスタBに格納されている
平面形状データとに基づいて、第一の建物26の壁面に
投影される日陰の座標を算出する。
【0070】ステップ25において、レジスタAから最
初の点NO.の座標データを読み出し、次いで太陽方位角
と高度角に基づいて、その点の第一の建物26の壁面上
での投影点の座標PX,PYを算出する(ステップ2
6)。
【0071】そして、投影点の座標PX,PYをレジス
タAに追加し(ステップ27)、レジスタAに格納され
ている座標データをすべて読み出したか否かを判別する
(ステップ28)。
【0072】最後の座標データではない場合には、レジ
スタAから次の座標データを読み出し(ステップ2
9)、ステップ26に復帰する。そして、ステップ26
〜29を繰り返して、すべての点に対応する投影点の座
標PX,PYを算出して、レジスタAに格納する。
【0073】ステップ28において、レジスタAに格納
されている各点の座標の読み出しが終了している場合に
は、ステップ30に移行し、レジスタBに格納されてい
る各点NO.の座標データに基づいて、投影点の座標P
X,PYを算出する。次いで、レジスタAに格納されて
いる最初の点NO.に対応する投影座標PX,PYを読み
出し(ステップ31)、次いで次の点NO.に対応する投
影座標PX,PYを読み出し(ステップ32)、二つの
座標を結ぶ直線を表示装置22の画面上に表示する(ス
テップ33)。
【0074】次いで、レジスタAに格納されている投影
座標データPX,PYをすべて読み出したか否かを判別
し(ステップ34)、すべて読み出していない場合には
ステップ32に復帰して、ステップ32〜34を繰り返
す。
【0075】このような動作により、レジスタAに格納
されているすべての投影座標データPX,PYが読み出
されて直線で結ばれ、画面上に第一の建物26の壁面に
投影される日陰の輪郭が表示される。この輪郭は、レジ
スタAに格納された平面形状データに基づいて、第一の
建物26の壁面に投影される日陰を示す。そして、ステ
ップ35では、表示された日陰の輪郭の内部にあらかじ
め設定された指定色を表示する。
【0076】次いで、レジスタBに格納されている投影
点の座標PX,PYに基づいて、ステップ31〜35と
同様な処理を行い、レジスタBに格納された平面形状デ
ータに基づいて、第一の建物26の壁面に投影される日
陰の輪郭を表示装置22の画面上に重ねて表示し、その
日陰の輪郭の内部にあらかじめ設定された指定色を表示
する。
【0077】次に、図12に示すように、レジスタAと
レジスタBとから、対応する2点ずつの座標PX,PY
を読み出し(ステップ37)、その4点を結んだ輪郭を
画面上に表示する(ステップ38)。この輪郭は、第二
の建物27の側面により第一の建物26に投影される日
陰の輪郭を示す。
【0078】次いで、その輪郭の内部にあらかじめ設定
された指定色を表示する(ステップ39)。そして、レ
ジスタAとレジスタBとから、対応する2点ずつの座標
PX,PYの読み出しが終了したか否かを判別し(ステ
ップ40)、終了していない場合には、ステップ41に
おいてさらに対応する2点ずつの座標PX,PYを読み
出し、ステップ38〜40を繰り返して、すべての側面
による日陰を重ねて表示する。
【0079】ステップ40において、レジスタAとレジ
スタBとから、対応する2点ずつの座標PX,PYの読
み出しが終了した場合には、ステップ42に移行する。
すなわち、ステップ42はステップ11〜41を繰り返
すことであり、新たな面NO.の平面形状データを読み出
し、各平面間で形成される日陰を算出して、表示装置2
2に順次重ねて表示する。
【0080】このような動作により、第二の建物27に
より第一の建物26の壁面に投影される日陰が表示装置
22に表示される。ステップ42が終了した後、あるい
はステップ22で最後のデータであると判別した場合に
は、図13に示すステップ43に移行し、日陰判定を行
う。
【0081】すなわち、ステップ43では図20に示す
窓の座標データの中からまず一つの窓の四隅C1〜C4
の座標を読み出し、その座標の色を取得する。次いで、
四隅C1〜C4とも日陰の色であるか否かを判定し(ス
テップ44)、四隅C1〜C4とも日陰の色である場合
には、その窓は日陰内に位置すると判定して、図21に
示す影状態メモリに当該窓に対応させて「1」を格納す
る(ステップ45)。
【0082】また、四隅C1〜C4の少なくとも一つが
日陰の色ではない場合には、その窓は日陰内に位置しな
いと判定して、影状態メモリに当該窓に対応させて
「0」を格納する(ステップ46)。
【0083】このような動作をすべての窓に対し行い
(ステップ44〜48)、次いで前記ステップ4に移行
して、通常のブラインド制御とともに、日陰制御を行
う。この日陰制御は、あらかじめ設定されたスケジュー
ルに基づいて、通常のブラインド制御を行おうとしてい
るとき、対象ブラインドの日陰判定結果が「1」であれ
ば、直射光を遮るための命令の発信を停止し、日陰時の
制御を行う命令を発信する。
【0084】また、多数の電動ブラインドをグループ毎
に制御する場合には、当該グループの全ブラインドで日
陰判定が「1」となったとき日陰制御を行うようにした
り、一つの窓について、その周囲の窓で日陰判定がすべ
て「1」となったとき日陰制御を行うようにしてもよ
い。
【0085】さらに、日陰判定をする時間間隔のはじめ
の時刻より10分前と、終わりの時刻の10分後の両方
で日陰判定を行い、その日陰判定がともに「1」となっ
たときに限り日陰制御を行うようにすると、直射光が存
在するにも関わらず、ブラインドを開放してしまうとい
う誤動作を防止することができる。
【0086】上記実施の形態では、次に示す作用効果を
得ることができる。 (1)ブラインド制御を行う第一の建物26の壁面に対
し、周囲に存在する第二の建物27により日陰が生成さ
れるとき、その日陰内に位置する窓Wに設置された電動
ブラインドでは、通常のブラインド制御に優先して、ス
ラットを開放状態にする等の日陰制御を行うことができ
る。 (2)第一の建物26の壁面に生成される日陰を算出し
て表示装置22に表示し、その日陰の中に各窓Wが入る
か否かを一般的な図形処理プログラムにより判別するの
で、その判別処理を簡便なプログラムで実施することが
できる。 (3)日陰の算出は、第二の建物27を複数の平面に分
解し、各平面を取り囲む線分の接点の座標データを算出
し、第一の建物26上の壁面上でのその接点に対応する
投影点の座標を太陽の方位角及び高度角に基づいて算出
し、各投影点を結んだ図形を表示装置22の画面上に表
示することにより、容易に行うことができる。 (4)第二の建物27を分解した平面がどのような形を
していても、あるいはどのような傾きであっても、接点
の投影点を求めることにより、日陰の図形を生成可能で
あるので、日陰の算出を簡単な計算で処理することがで
きる。 (5)投影点を結んで日陰の図形Fを算出する方法とし
て、第一〜第三の日陰座標算出方法があらかじめ設定さ
れているので、第二の建物27の形状に応じた最適な算
出方法を選択して、日陰の図形Fを生成することができ
る。 (6)投影点の座標に基づいて日陰の図形Fを生成する
こと及び各窓Wが日陰内にあるか否かを判別すること
は、メインコントローラ11を構成するパソコンにあら
かじめ格納されている図形処理プログラムに基づいて容
易に行うことができる。 (7)日陰の図形Fを表示装置22に表示すれば、多数
の窓Wが日陰内に位置するか否かを容易に判別すること
ができる。 (第二の実施の形態)前記実施の形態の日陰制御用プロ
グラムでは、算出された日陰の図形Fと、その日陰が投
影される壁面の窓Wとが表示装置22上に重ねて表示さ
れて、各窓が日陰内に位置するか否かが図形処理により
判定されたが、この実施の形態の日陰制御用プログラム
では、表示装置22上に日陰及び窓の図形を表示するこ
となく、計算により日陰判定を行うものである。
【0087】その日陰判定方法を説明すると、図14に
示すp0〜p3は、第二の建物27を複数の平面に分解
して平面形状データを算出し、太陽方位角及び高度角に
基づいて各平面を取り囲む線分の接点が第一の建物26
の壁面に投影される座標を求めたものであり、p0〜p
3を結ぶ直線で構成された図形F1は、第一の建物26
の壁面に投影される日陰を示す。なお、この図形F1は
表示装置22に表示されることはない。
【0088】また、この日陰内に窓Wが入っているかを
判定するためには、まず窓Wの四隅の点の座標データの
うち、一つの点WPのX座標WXでX軸に垂直な線L1
を引く。
【0089】次いで、図形F1の輪郭を構成する線分と
線L1との交点T0,T1の座標を求める。そして、前
記点WPのY座標WYがT0のY座標とT1のY座標の
間にあれば、点WPは日陰の図形F1内に位置する。ま
た、交点T0,T1が存在しない場合には、点WPは日
陰の図形F1外に位置することになる。
【0090】T0のY座標をTYとすれば、TYは次式
で求められる。 TY=Y0+(Y1−Y0)×(WX−X0)/(X1
−X0) ここで、X0はp0のX座標、Y0はp0のY座標、X
1はp1のX座標、Y1はp1のY座標である。T1の
Y座標も同様な要領で算出可能である。
【0091】そして、窓Wの四隅の点について、このよ
うな計算を繰り返し、四隅がすべて図形F1内に位置す
れば、窓Wは日陰内に位置することになる。なお、上記
計算時に、点WPのX座標WXが、図形F1を構成する
線分のうち、X軸に対し垂直な線分のX座標と一致する
場合には、その線分の両端の点のY座標の間に点WPの
Y座標があるか否かを判定する。
【0092】また、例えばp0とp1のX座標が等しく
なった場合には、どちらかのX座標を少しずらして計算
しても実用上問題はない。図15は、日陰の図形F2が
四辺形ではない場合を示す。図14に示すように、図形
F1を構成する多角形のすべての角が外側に凸となる多
角形であれば、線L1と図形F1を構成する線分との交
点は2箇所となる。
【0093】図15に示すように、図形F2が内側に凸
となる角を備えた多角形となる場合には、線L2と図形
F2を構成する線分との交点は、4ヶ所以上の偶数とな
ることがある。例えば、図15においては、T0〜T3
の4箇所となる。
【0094】これは、一度図形F2の中に入った線L2
は、必ず図形F2の外へ出るため、交点の数は必ず偶数
となるからである。また、線L2が角部に交わる場合に
は、その交点を適宜2点と数えたり、1点と数えたりし
て偶数となるような数え方を条件設定すればよい。
【0095】図15に示す日陰の図形F2に対する窓W
の日陰判定方法を説明すると、まず窓Wの四隅の点の一
つの点WPのX座標WXでX軸に垂直な線L2を引く。
次いで、図形F2を構成する線分と線L2の交点T0〜
T3の座標を算出する。
【0096】次いで、交点T0〜T3をY座標の大きい
順あるいは小さい順に並べ替え、あらためて大または小
順に番号T0〜T3を付す。すると、交点T0とT1と
の間は図形F2の中となり、交点T1とT2との間は図
形F2の外となり、交点T2とT3の間は図形F2の中
となる。
【0097】次いで、点WPのY座標がどの交点の間に
位置するかを算出することにより、点WPが図形F2内
に位置するか否かを判定する。そして、窓Wの四隅の点
について、このような計算を繰り返し、四隅がすべて図
形F内に位置すれば、窓Wは日陰内に位置することにな
る。
【0098】次に、上記の日陰判定動作を行う日陰制御
用プログラムの動作を説明する。このプログラムは、ま
ず前記第一の実施の形態と同様に、第二の建物27を複
数の平面に分解して平面形状データを算出する。次い
で、図16に示すように、各平面を取り囲む線分の接点
が第一の建物26の壁面に投影される座標を太陽方位角
及び高度角に基づいて算出することにより、日陰の図形
F2を算出する(ステップ51)。
【0099】次いで、あらかじめデータテーブル23に
格納されている窓データリストから、一つの窓Wの四隅
の点のうち、一つの点WPのX座標WXとY座標WYを
読み出す(ステップ52)。
【0100】次いで、図形F2を取り囲む線分と、X座
標WXからX軸に垂直な線L2との交点を算出する(ス
テップ53)。そして、例えば図15に示すように交点
T0〜T3が存在する場合には、各交点T0〜T3のY
座標を一旦作業用メモリ20に格納する(ステップ5
4,55)。
【0101】次いで、図17に示すように、交点T0〜
T3をY座標の大きい順に並び替え(ステップ56)、
各交点間が日陰であるか否かを順に設定し(ステップ5
7)、さらに点WPのY座標WYの位置が日陰であるか
否かを判定する(ステップ58)。
【0102】そして、日陰であれば「1」の判定結果を
データテーブル23内の影状態メモリに格納する(ステ
ップ59)。次いで、一つの窓の四隅の点について、日
陰判定が終了したか否かを判定し(ステップ60)、終
了していない場合には次の点を選択し(ステップ6
1)、ステップ52〜59を繰り返す。
【0103】また、ステップ54において交点が存在し
ない場合には、ステップ60に移行する。ステップ60
において、一つの窓の四隅の点について、日陰判定が終
了している場合には、図18に示すステップ62に移行
し、すべての窓について日陰判定が終了したか否かを判
定する。
【0104】そして、終了していない場合には、次の窓
を選択し(ステップ63)、ステップ52に移行する。
また、ステップ62において、すべての窓について日陰
判定が終了している場合には、次の平面が存在するか否
かを判定し(ステップ64)、存在する場合には、次の
平面を選択して(ステップ65)、ステップ51に移行
する。
【0105】ステップ64において、すべての平面につ
いて日陰判定が終了している場合には、ステップ66に
移行し、影状態メモリに格納されているデータを確認す
る。そして、各窓について四隅の各点のデータがすべて
「1」であれば、当該窓は日陰内に位置すると総合判定
して、影状態メモリに「1」を格納する。また、四隅の
各点のデータがすべて「1」ではない場合には、当該窓
は日陰内に位置しないと総合判定して、影状態メモリに
「0」を格納する(ステップ67〜69)。
【0106】このような日陰判定結果に基づいて、前記
実施の形態と同様に、通常のブラインド制御とともに、
日陰制御が行われる。上記実施の形態では、前記実施の
形態で得られた(1)(4)(5)の作用効果に加えて、
次に示す作用効果を得ることができる。 (1)各窓が日陰内に位置するか否かを判定する日陰判
定は、日陰を示す図形と窓を示す図形を表示装置22に
表示することなく、計算により自動的に行うことができ
る。 (2)日陰判定のために、表示装置22に図形を表示す
る必要がないので、表示装置22に通常のブラインド制
御を行うための画面を表示しているとき、日陰判定のた
めの画面が割り込みで表示されることはない。 (3)第一の建物26に投影される日陰が任意の多角形
であっても、日陰判定を容易に行うことができる。
【0107】上記実施の形態は、次に示すように変更す
ることもできる。 ・窓Wの四隅C1〜C4を実際の窓の隅より外側に設定
すれば、日陰判定に所定のマージンを設定することがで
きる。 ・窓Wは四辺形以外の任意の多角形でもよい。
【0108】上記実施の形態で開示された前記請求項以
外の技術思想を以下に述べる。 (1)請求項3において、前記日陰判定部は、第一の図
形に所定の色を付し、前記第二の図形の隅部の座標の色
を判定することにより、前記窓が日陰内に位置するか否
かを判定する。 (2)請求項4において、前記日陰判定部は、X−Y座
標空間で、前記窓の隅部のX座標上にX軸と直交する線
を引き、その線と日陰を示す図形を取り囲む線分との交
点を算出し、その交点のY座標に基づいて前記窓の隅部
が日陰内に位置するかを判定することにより、前記窓が
日陰内に位置するか否かを判定する。
【0109】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明は日陰制
御を簡便に実現可能とした電動ブラインドの制御装置を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 電動ブラインドの制御装置を示す概略図であ
る。
【図2】 メインコントローラの電気的構成を示すブロ
ック図である。
【図3】 日陰制御用プログラムの動作原理を示す説明
図である。
【図4】 日陰制御用プログラムの動作原理を示す説明
図である。
【図5】 日陰制御用プログラムの動作原理を示す説明
図である。
【図6】 日陰制御用プログラムの動作原理を示す説明
図である。
【図7】 日陰制御用プログラムの動作原理を示す説明
図である。
【図8】 日陰制御動作の概略を示すフローチャート図
である。
【図9】 日陰制御用プログラムの動作を示すフローチ
ャート図である。
【図10】 日陰制御用プログラムの動作を示すフロー
チャート図である。
【図11】 日陰制御用プログラムの動作を示すフロー
チャート図である。
【図12】 日陰制御用プログラムの動作を示すフロー
チャート図である。
【図13】 日陰制御用プログラムの動作を示すフロー
チャート図である。
【図14】 第二の実施の形態の日陰判定プログラムの
動作原理を示す説明図である。
【図15】 第二の実施の形態の日陰判定プログラムの
動作原理を示す説明図である。
【図16】 第二の実施の形態の日陰判定プログラムの
動作を示すフローチャート図である。
【図17】 第二の実施の形態の日陰判定プログラムの
動作を示すフローチャート図である。
【図18】 第二の実施の形態の日陰判定プログラムの
動作を示すフローチャート図である。
【図19】 データテーブルの格納内容を示す説明図で
ある。
【図20】 データテーブルの格納内容を示す説明図で
ある。
【図21】 データテーブルの格納内容を示す説明図で
ある。
【図22】 従来の日陰制御用プログラムの動作原理を
示す説明図である。
【符号の説明】
16 日陰制御部(制御部) 17 日陰制御部(プログラムメモリ) 23 日陰制御部(データテーブル) 24 壁面 25 日陰 26 第一の建物 27 第二の建物

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 窓に電動ブラインドを設置した第一の建
    物がその周囲の第二の建物により日陰になるか否かを判
    定し、その判定結果に基づいて前記電動ブラインドに対
    し、日陰に対応した日陰制御を行う電動ブラインドの制
    御装置において、 前記第二の建物により第一の建物の壁面に投影される日
    陰を算出し、前記窓が前記日陰内に位置するか否かを判
    定して、前記日陰制御を行う日陰制御部を備えたことを
    特徴とする電動ブラインドの制御装置。
  2. 【請求項2】 前記日陰制御部は、 前記第二の建物を複数の平面に分解し、各平面を取り囲
    む線分の接点の座標データを平面形状データとして格納
    する平面形状データ格納部と、 前記第一の建物の窓の隅部の座標データを格納する窓デ
    ータ格納部と、 前記平面形状データに基づいて、前記第一の建物の壁面
    に投影される日陰の座標を算出する日陰座標算出部と、 前記日陰の座標と、前記窓の隅部の座標データとに基づ
    いて、前記窓が日陰内に位置するか否かを判定する日陰
    判定部と、 前記日陰判定部の判定結果に基づいて、前記電動ブライ
    ンドの日陰制御を行うブラインド制御部とを備えたこと
    を特徴とする請求項1記載の電動ブラインドの制御装
    置。
  3. 【請求項3】 前記日陰判定部は、前記日陰を示す図形
    を表示装置の画面上に表示し、図形処理プログラムに基
    づいて、前記窓が前記図形内に位置するか否かを判定す
    ることにより、前記窓が日陰内に位置するか否かを判定
    することを特徴とする請求項2記載の電動ブラインドの
    制御装置。
  4. 【請求項4】 前記日陰判定部は、前記窓の四隅の座標
    が前記日陰の座標の範囲内に位置するか否かをあらかじ
    め設定された計算プログラムに基づいて算出することに
    より、前記窓が日陰内に位置するか否かを判定すること
    を特徴とする請求項2記載の電動ブラインドの制御装
    置。
  5. 【請求項5】 前記日陰座標算出部は、 前記複数の平面のうち、隣り合う平面間に形成される立
    体を順次投影して、日陰の座標を算出する第一の日陰座
    標算出プログラムと、 前記複数の平面のうち、一対ずつの平面間に形成される
    立体を順次投影して、日陰の座標を算出する第二の日陰
    座標算出プログラムと、 前記複数の平面をそれぞれ投影して、日陰の座標を算出
    する第三の日陰座標算出プログラムとを備え、 前記第一〜第三の日陰座標算出プログラムのいずれか一
    つを選択して、日陰の座標を算出可能としたことを特徴
    とする請求項2乃至4のいずれかに記載の電動ブライン
    ドの制御装置。
  6. 【請求項6】 電動ブラインドが設置された窓が、その
    周囲の障壁により日陰になるか否かを判定し、その判定
    結果に基づいて前記電動ブラインドに対し、日陰に対応
    した日陰制御を行う電動ブラインドの制御方法におい
    て、 前記障壁により前記窓が設けられる壁面に投影される日
    陰を算出し、前記窓が前記日陰内に位置するか否かを判
    定して、前記日陰制御を行うことを特徴とする電動ブラ
    インドの制御方法。
  7. 【請求項7】 窓に電動ブラインドが設置された第一の
    建物がその周囲の第二の建物により日陰になるか否かを
    判定し、その判定結果に基づいて前記電動ブラインドに
    対し、日陰に対応した日陰制御を行う電動ブラインドの
    制御方法において、 前記第二の建物を複数の平面に分解し、前記各平面を取
    り囲む線分の接点の座標データを平面形状データとして
    算出し、前記第一の建物の窓の四隅の座標データを算出
    し、前記平面形状データに基づいて、前記第一の建物の
    壁面に投影される日陰の座標データを算出し、前記日陰
    の座標データと前記窓の隅部の座標データとに基づい
    て、前記窓が日陰内に位置するか否かを判定し、その判
    定結果に基づいて、前記窓に設置された電動ブラインド
    の日陰制御を行うことを特徴とする電動ブラインドの制
    御方法。
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