JP4583850B2 - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は半導体装置及びその製造方法に係り、特に基板に試験用電極を有する半導体装置及びその製造方法に関する。
一般に、半導体装置は種々の装置に組み込まれ使用されている。特に、ノート型パーソナルコンピュータは、その有する携帯性により、パーソナルユースからビジネスユースまで幅広く用いられている。従って、ノート型パーソナルコンピュータをビジネスユースとして用いた場合、高い秘密保持を要求される情報の処理にこのノート型パーソナルコンピュータを用いる場合がある。このような場合には、記憶された情報がノート型パーソナルコンピュータから外部に容易に漏洩しないようにする必要がある。
このような情報が漏洩を防止する手段として、従来ではノート型パーソナルコンピュータ自体を紛失しない手段が採られていた。また、個人識別番号(ID)やパスワードを設定することも行なわれている。
しかしながら、近年ではパーソナルコンピュータを分解し、これに搭載されている半導体装置の外部に露出している端子を使用して半導体装置(例えば、メモリ)の内部の情報を解析することが行われるようになってきている。
この半導体装置内部の情報を読み出すのに用いられる端子は、半導体装置の試験工程で用いられる試験用端子である。そこで、例えば特許文献1に開示されているように従来では、試験用端子をウェーハのダイシングライン上に形成しておき、ウェーハレベルで試験を実施し、試験終了後にウェーハをダイシングして個々の半導体チップに個片化する際に、試験用端子も除去する方法が採られていた。
特開2001−291751号公報
しかしながら、上記した試験用端子をウェーハのダイシングライン上に形成する方法では、試験端子を全てダイシングラインまで引き出す必要があり、配線のレイアウトが困難であるという問題点があった。特に、端子数が多い高密度化された半導体装置の場合、この問題は重大となる。
また、試験用端子をダイシングラインに設ける構成では、必然的にウェーハレベルでの試験しか実施できず、個片化した半導体チップを半導体装置に組み込んだ後に試験を行うことができないという問題点があった。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、半導体素子内に格納されている内部情報の不正読み出しを確実に防止しうる半導体装置及びその製造方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために本発明では、次に述べる各手段を講じたことを特徴とするものである。
請求項1記載の発明は、
半導体素子と、
該半導体素子を搭載する基板と、
該基板に形成されており、前記半導体素子の試験時に用いられる試験用電極とを設けてなる半導体装置において、
前記試験時に前記試験用電極及び該試験用電極に配設されて使用される試験用端子を除去してなることを特徴とするものである。
上記発明によれば、試験終了後に試験用電極及び試験用端子を除去することにより、その後に半導体素子と試験用電極及び試験用端子を介して接続することができなくなる。このため、第三者により半導体素子が解析されることを防止でき、機密保持を強化することができる。
また、請求項2記載の発明は、
半導体素子と、
該半導体素子を搭載する基板と、
該基板に形成されており、前記半導体素子の試験時に用いられる試験用電極とを設けてなる半導体装置において、
前記試験時に使用される試験用電極を除去してなることを特徴とするものである。
上記発明によれば、試験終了後に試験用電極を除去することにより、その後に半導体素子と試験用電極を介して接続することができなくなる。このため、第三者により半導体素子が解析されることを防止でき、機密保持を強化することができる。
また、請求項3記載の発明は、
基板に搭載された半導体素子に対し、前記基板に形成された試験用電極に設けられた試験用端子を用いて試験を実施する試験工程を有する半導体装置の製造方法において、
前記試験工程終了後に、前記試験用端子及び前記試験用電極を除去する除去工程を有することを特徴とするものである。
上記の発明によれば、試験終了後に試験用端子と試験用電極を除去することにより、その後に半導体素子との電気的接続が困難となり、第三者により不正に半導体素子が解析されることを防止でき、機密保持を強化することができる。
また、請求項4記載の発明は、
基板に搭載された半導体素子に対し、前記基板に形成された試験用電極に設けられた試験用端子を用いて試験を実施する試験工程を有する半導体装置の製造方法において、
試験工程後に、前記基板から前記試験用電極の配設領域を除去する除去工程を行うことを特徴とするものである。
上記発明によれば、試験終了後に基板から試験用電極の配設領域が除去されるため、半導体素子との電気的接続は一層困難となり、より確実に機密保持を図ることができる。
上述の如く本発明によれば、試験終了後に試験用端子を除去することにより、その後に半導体素子と試験用電極とを接続することができなくなり、よって第三者により半導体素子が解析されることを防止でき、機密保持を強化することができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態について図面と共に説明する。
図1及び図7は、本発明の第1実施例である半導体装置10A,10Bを説明するための図である。この半導体装置10A,10BはBGA(Ball Grid Array)タイプのものであり、大略すると半導体素子11,基板12,及び封止樹脂13等により構成されている。
半導体素子11は、図示しない接着剤により基板12の表面上にフェイスアップで搭載されている。この半導体素子11と基板12は、ワイヤ15により電気的に接続されている。基板12は樹脂基板であり、本実施例では両面プリント基板が用いられている。しかしながら、基板12は両面プリント基板に限定されるものではなく多層基板を用いることも、またセラミック基板等の樹脂基板以外の基板を用いることも可能である。
この基板12の裏面(半導体素子11が搭載される面と半体側の面)には、通常電極16及び試験用電極17が形成されている。また、基板12の裏面には絶縁膜18が形成されるが、通常電極16及び試験用電極17の形成位置においては、絶縁膜18は除去されている。更に、通常電極16には、外部接続端子となる半田ボール14が設けられている。しかしながら試験用電極17についは、半田ボール14は設けられていない。
封止樹脂13は、基板12の表面を覆うよう形成されている。これにより、半導体素子11及びワイヤ15は封止樹脂13により保護された構成となる。
ここで、基板12に形成された試験用電極17に注目する。試験用電極17は、後述するように半導体装置10Aに対して試験(例えば、信頼性試験等)を実施する場合にはそのまま使用されるが、試験終了後には図5に示すように除去される。
また、図1においては、説明及び図示の便宜上、試験用電極17が通常電極16に対して外周に位置した状態を示しているが、試験用電極17の配設位置は基板12の外周位置に限定されるものではなく、通常電極16の配設位置よりも内側に設けられる場合もある。即ち、通常電極16及び試験用電極17の配設位置は、特に限定されるものではなく、よって電極のレイアウトの自由度は高く、各電極16,17の配設位置を容易に設定することができる。尚、試験用電極17は、アドレス用端子或はデータ用端子等である。
本実施例に係る半導体装置10Aは、上記のように試験終了後に試験用電極17が図5に示すように除去された構成とされている。よって、試験用電極17を介して半導体装置10Aと接続することが困難となる。従って本実施例に係る半導体装置10Aによれば、第三者により半導体装置10A(半導体素子11)が解析されることを防止でき、機密保持を強化することができる。
図2は、半導体装置10A,10Bの製造工程を示す工程図である。同図に示すように、半導体装置10A,10Bは、ステップ10〜ステップ50(図では、ステップをSと略称している)を実施することにより製造される。
半導体ウェーハ形成工(ステップ10)では、ウェーハレベルにおける半導体素子11の製造処理が行われる。具体的には、ウェーハに対して成膜処理、リソグラフィ処理、不純物添加処理等が実施され、これによりウェーハ上に多数の半導体素子が形成される。
この半導体ウェーハ形成工(ステップ10)が終了すると、続いてパッケージング工程(ステップ20)が実施される。このパッケージング工程では、ダイシング処理、マウント処理、ボンディング処理、樹脂封止処理、端子形成処理等が実施される。
具体的には、ダイシング処理ではウェーハに対してダイシング処理を行うことにより、個片化された半導体素子11を製造する。続くマウント処理では、予め別工程で製造しておいた基板12に対し、接着剤を用いて個片化された半導体素子11を搭載する。ボンディング処理では、半導体素子11と基板12との間にワイヤ15をボンディングする。これにより、半導体素子11と基板12は電気的に接続された構成となる。
続く樹脂封止処理では、基板12の上面に封止樹脂13を形成する。この封止樹脂13の形成方法としては、トランスファーモールド法を用いることができる。この封止樹脂13を形成することにより、半導体素子11及びワイヤ15は封止樹脂13に封止された状態となる。
続く端子形成処理では、基板12に半田ボール14を配設する。この端子形成処理では、基板12に形成されている通常電極16及び試験用電極17の両方にそれぞれ半田ボール14を形成する。図3は、この端子形成処理が終了した状態を示す半導体装置10Aの底面図であり、図4は図3におけるX−X線に沿う断面図を示している。
本実施例では、図3に一点鎖線で示す領域26(右側端部の一列及び左側端部の一列)は、試験用電極17の形成領域となっている。端子形成処理では、この試験用電極17にも半田ボール14が形成されるため、よって領域26を含め全ての領域において半田ボール14が形成された構成となっている。尚、図3に一点鎖線で示す試験用電極17の形成領域を以下第2の領域26といい、他の通常電極16が形成される領域を以下第1の領域25というものとする。
図4に示すように、試験用電極17は、基板12に形成された電極パッド(図示せず)上に銅パターン21、ニッケルパターン22、金パターン23を順次積層した構成とされている。前記したように、基板12の裏面には絶縁膜18が形成されているが、この試験用電極17の形成位置には開口19が設けられており、試験用電極17は露出した状態となっている(尚、通常電極16においても同様の構成である)。半田ボール14は、開口19から露出した試験用電極17に配設された構成とされている。
パッケージング工程(ステップ20)が終了すると、続いて試験工程(ステップ30)が実施される。この試験工程では、半田ボール14を用いて各種の試験が実施される。具体的には、半導体装置10Aに対して信頼性試験,加速試験、スクリーニング等が実施される。
この際、半導体素子11に対して実際に信号を送信し、半導体素子11から送信される信号に基づいて所定の特性が得られているかを試験することが行われる。この試験時に用いられる信号は、試験用電極17を用いて半導体素子11に送受信される。また、この試験用電極17は、半導体素子11から不正に情報が読み出される際に使用される電極であることは前述した通りである。
試験工程(ステップ30)が終了すると、続いて除去工程(ステップ40)が実施される。この除去工程では、試験用電極17に配設されている半田ボール14を除去する処理が実施される。この半田ボール14を除去する方法としては、レーザ加工法を用いることができる。レーザ加工法を用いた場合、適宜にレーザのエネルギー設定したり時間管理を行ったりすることにより、試験用電極17に与える損傷を抑制しつつ、確実に半田ボール14を除去することができる。尚、半田ボール14を除去する方法としては、レーザ加工に限定されるものではなく、エッチング法等を用いることも可能である。
続いて、除去工程(ステップ40)において試験用電極17を除去する処理が実施される。この試験用電極17の除去は、レーザ加工を用いて行う。即ち、半田ボール14が除去された後もレーザ加工を続行して行い、試験用電極17が除去されるまでレーザ加工を実施する。この際、レーザのエネルギー設定や時間管理を適宜行うことにより、基板12に与える損傷を抑制しつつ、確実に半田ボール14及び試験用電極17を除去することができる。上記一連の処理を実施することにより、図7に示す半導体装置10Bが完成する(ステップ50)。
図5乃至図7は、上記した製造工程を経ることにより製造される半導体装置10Bを示している。図5は半導体装置10Bの断面図、図6は半導体装置10Bの底面図、図7は図8におけるX−X線に沿う断面図である。尚、図5乃至図7、また本実施例以降の説明に用いる図8乃至図15において、図1乃至図4に示した構成と同一構成については同一符号を付してその説明は省略するものとする。
図5に示す本実施例に係る半導体装置10Bは、図7に拡大して示すように、半田ボール14及び試験用電極17を除去した構成としたことを特徴とするものである。よって、図6に示す第1の領域25において半田ボール14はそのまま残存するが、第2の領域26においては半田ボール14及び試験用電極17は除去された状態となる。
このように上記した半導体装置10Bの製造方法を実施することにより、試験終了後に試験用電極17及び試験用電極17に配設され試験時に用いた半田ボール14を除去工程(ステップ40)で除去されるため、半導体素子11との電気的接続は困難となる。よって、第三者が試験用電極17を用いて不正に半導体素子11に格納されている情報を読み出すことを防止でき、これにより半導体装置10Bの機密保持を強化することができる。
続いて、本発明の第2実施例について説明する。図8乃至図10は、第2実施例である半導体装置10Cを示している。図8は半導体装置10Cの断面図、図9は半導体装置10Cの底面図、図10は図9におけるX−X線に沿う断面図である。
前記した第1実施例に係る半導体装置10Bは、図5及び図7に示すように、基板12から試験用電極17を除去した構成とされていた。これに対して本実施例に係る半導体装置10Cは、図10に拡大して示すように、基板12に貫通孔28を形成することにより、半田ボール14の形成位置に対応した位置における基板12も除去した構成としたことを特徴とするものである。よって、図9に示す第1の領域25において半田ボール14はそのまま残存するが、第2の領域26においては基板12に貫通孔28が形成された状態となる。
この貫通孔28の形成(基板12の部分的な除去)は、レーザ加工を用いて行う。即ち、第2実施例では試験用電極17が除去された状態でレーザを止めていたが、試験用電極17が除去された後もレーザ加工を続行して行い、基板12を貫通する孔が形成されるまでレーザ加工を実施する。
この際、レーザのエネルギー設定や時間管理を適宜行うことにより、基板12に与える損傷を抑制しつつ、確実に半田ボール14,試験用電極17,及びこれに対応する位置の基板12を除去することができる。よって、本実施例によれば、更に半導体素子11との電気的接続が困難となり、より確実に機密保持を図ることが可能となる。
続いて、本発明の第3実施例について説明する。図11乃至図13は第3実施例である半導体装置10Dの除去工程実施前の状態を示しており、図14及び図15は第3実施例である半導体装置10Dの除去工程実施後の状態を示している。図11は半導体装置10Dの断面図、図12及び図14は半導体装置10Dの底面図、図13は図12におけるX−X線に沿う断面図、図15は図14におけるX−X線に沿う断面図である。
本実施例においては、試験時に使用する試験用電極17は、他の実施例と異なり必ず基板12の外周部に配置する必要がある。即ち、第2の領域26を必ず第1の領域25の外周位置に形成した構成とする。これにより、通常電極16と試験用電極17は、確実に分離されて配置された構成となる。この第1の領域25に位置する通常電極16には半田ボール14が配設され、第2の領域26に位置する試験用電極17には試験用半田ボール27が形成される。
本実施例では、製造工程におけるダイシング処理において、第1の領域25と第2の領域26との境界部分に溝部30を形成した構成とされている。この溝部30は、ダイシング処理を実施する前に、ハーフダイシングを行うことにより形成する。よって、溝部30の形成するに際し、特に半導体装置10Dの製造工程が複雑になるようなことはなく、容易に形成することができる。
半導体装置10Dに対する試験工程(ステップ30)は、図11乃至図13に示すように、基板12に試験用半田ボール27が配設された状態で実施される。溝部30が形成されていても、試験用半田ボール27と半導体素子11は電気的に接続された状態を維持するよう構成されている。よって、試験用半田ボール27を用いて半導体素子11に対して所定の試験を実施することができる。
試験工程(ステップ30)が実施された後に行われる除去工程(ステップ40)では、本実施例では溝部30において基板12を切断する処理が行われる。これにより、図14及び図15に示すように、基板12から試験用半田ボール27が配設された第2の領域26を除去することができる。
このように本実施例では、試験工程(ステップ30)で使用する試験用半田ボール27が設けられた第2の領域26自体を基板12から除去してしまうため、更に半導体素子11との電気的接続が困難となり、更に確実に機密保持を図ることが可能となる。
以上の説明に関し、更に以下の項を開示する。
(付記1)
半導体素子と、
該半導体素子を搭載する基板と、
該基板に形成されており、前記半導体素子の試験時に使用される試験用電極とを設けてなる半導体装置において、
前記試験時に前記試験用電極及該試験用電極に配設されて使用される試験用端子を除去してなることを特徴とする半導体装置。
(付記2)
半導体素子と、
該半導体素子を搭載する基板と、
該基板に形成されており、前記半導体素子の試験時に使用される試験用電極とを設けてなる半導体装置において、
前記試験時に使用される試験用電極を除去してなることを特徴とする半導体装置。
(付記3)
付記2記載の半導体装置において、
前記前記試験用電極を前記基板の外周部に配置すると共に、前記基板の前記試験用電極の配設領域と通常電極の配設領域との間に溝部を形成したことを特徴とする半導体装置。
(付記4)
基板に搭載された半導体素子に対し、前記基板に形成された試験用電極に設けられた試験用端子を用いて試験を実施する試験工程を有する半導体装置の製造方法において、
試験工程は、
前記試験工程終了後に、前記試験用端子及び前記試験用電極を除去する除去工程を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記5)
付記4記載の半導体装置の製造方法において、
前記除去工程では、
前記試験用端子及び前記試験用電極を除去するのにレーザ加工法を用いたことを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記6)
付記4記載の半導体装置の製造方法において、
前記除去工程では、
前記貫通孔を形成するのにレーザ加工法を用いたことを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記7)
基板に搭載された半導体素子に対し、前記基板に形成された試験用電極に設けられた試験用端子を用いて試験を実施する試験工程を有する半導体装置の製造方法において、
試験工程後に、前記基板から前記試験用電極の配設領域を除去する除去工程を行うことを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記8)
付記7記載の半導体装置の製造方法において、
前記除去工程を実施する前に、前記基板の前記試験用電極の配設領域と通常電極の配設領域との間に溝部を形成しておき、
前記除去工程では、前記溝部において前記基板を切断することにより前記試験用電極の配設領域を除去することを特徴とする半導体装置の製造方法。
図1は、本発明の第1実施例である半導体装置を示す断面図である。 図2は、本発明に係る半導体装置の製造方法を示す工程図である。 図3は、本発明の第1実施例である半導体装置の製造方法を説明するための図である。 図4は、図3のX−X線に沿う断面図である。 図5は、本発明の第1実施例である半導体装置を説明するための断面図である。 図6は、図5に示す半導体装置の底面図である。 図7は、図6のX−X線に沿う断面図である。 図8は、本発明の第2実施例である半導体装置を示す断面図である。 図9は、本発明の第2実施例である半導体装置の底面図である。 図10は、図9のX−X線に沿う断面図である。 図11は、本発明の第3実施例である半導体装置を示す断面図である。 図12は、本発明の第3実施例である半導体装置の製造方法を説明するための底面図である。 図13は、図12のX−X線に沿う断面図である。 図14は、本発明の第3実施例である半導体装置の第2の領域を除去した状態を示す底面図である。 図15は、図14のX−X線に沿う断面図である。
符号の説明
10A〜10D 半導体装置
11 半導体装置
12 基板
13 封止樹脂
14 半田ボール
16 通常電極
17 試験用電極
18 絶縁膜
19 開口
21 銅パターン
22 ニッケルパターン
23 金パターン
25 第1の領域
26 第2の領域
27 試験用半田ボール
28 貫通孔
30 溝部

Claims (5)

  1. 半導体素子と、
    前記半導体素子が搭載される基板と、
    前記半導体素子と前記基板とを封止領域において封止する封止樹脂と、
    前記半導体素子が搭載される基板面とは反対の基板面側にある前記封止領域に対応する領域に形成される通常電極と、
    前記半導体素子が搭載される基板面とは反対の基板面側にある前記封止領域に対応する領域に形成される、試験用端子が除去された開口と、
    を含むことを特徴とする半導体装置。
  2. 半導体素子と、
    前記半導体素子が搭載される基板と、
    前記半導体素子と前記基板とを封止領域において封止する封止樹脂と、
    前記半導体素子が搭載される基板面とは反対側の基板面側にある前記封止領域に対応する領域に形成される通常電極と、
    前記半導体素子が搭載される基板面とは反対側の基板面側にある前記封止領域に対応する領域に形成される、試験用電極と試験用端子とが除去された開口と、
    を含むことを特徴とする半導体装置。
  3. 半導体素子を形成する工程と、
    前記半導体素子を基板上に搭載し、前記半導体素子と前記基板とを封止領域において封止する工程と、
    前記半導体素子が搭載される基板面とは反対側の基板面側の前記封止領域に対応する領域に形成される通常電極と試験用電極とに通常端子と試験用端子とをそれぞれ形成する工程と、
    前記試験用端子を使用して前記半導体素子を試験する工程と、
    前記試験終了後に、前記試験用端子を除去して開口を形成すること
    を特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 半導体素子を形成する工程と、
    前記半導体素子を基板上に搭載し、前記半導体素子と前記基板とを封止領域において封止する工程と、
    前記半導体素子が搭載される基板面とは反対側の基板面側の前記封止領域に対応する領域に形成される通常電極と試験用電極とに通常端子と試験用端子とをそれぞれ形成する工程と、
    前記試験用端子を使用して前記半導体素子を試験する工程と、
    前記試験終了後に、前記試験用電極と前記試験用端子とを除去して開口を形成すること
    を特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 前記半導体素子が搭載される基板面とは反対の基板面上に形成される絶縁膜をさらに有し、
    前記開口は、前記絶縁膜を貫通する貫通孔であることを特徴とする請求項2に記載の半導体装置。
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