JP4581072B2 - 双眼鏡および望遠鏡 - Google Patents
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Description
また、前記フォーカスレンズは、双眼鏡使用時に用いるフォーカスレンズを兼用しても良い。
また、上記発明に関する構成を、接眼レンズおよび対物レンズを一つずつ備える望遠鏡に変換して表現したものも本発明の具体的態様として有効である。
本実施形態の双眼鏡1は、遠方の物体を観察するための「双眼鏡モード」と、眼疲労回復のための「眼疲労回復モード」を有する。眼疲労回復モードは、眼疲労回復用の画像を使用して眼疲労回復動作を行うモードである。
双眼鏡1は、図1の上面外観図に示すように、電源ボタン2、双眼鏡のピント合わせに用いるフォーカスノブ3、前述したモードの設定を行うモードボタン4、各モードにおける動作を開始するスタートボタン5、各種情報を表示するための情報表示部6および不図示の電源部を備える。情報表示部6には、モードボタン4により設定されるモードの種類などが表示されるとともに、本発明の特徴である眼疲労回復効果を示す値も表示される(詳細は後述する)。
さらに、双眼鏡1は、図2の内部構成図および図3Aの断面図に示すように、眼疲労回復用の画像を表示する左表示部17および右表示部18、左表示部用結像レンズ19、右表示部用結像レンズ20(不図示)を備えるとともに、左反射ミラー21および右反射ミラー22を備える。左表示部17および右表示部18は、小型液晶ディスプレイなどの表示器であり、左接眼レンズ7および右接眼レンズ8と左対物レンズ9および右対物レンズ10とを結ぶ光路から分岐された光路上に設けられる。
一方、図3Cに示すように、左反射ミラー21を左接眼レンズ7の光軸上に挿入させると、左表示部17が左接眼レンズ7の光軸上に配置され、左表示部17からの光路が左接眼レンズ7に導かれることになる。このような配置は、眼疲労回復モードの実行時に行われる。
さらに、双眼鏡1は、図2に示すように、左接眼レンズ7および右接眼レンズ8と左反射ミラー21および右反射ミラー22とを結ぶ光路上に設けられ、観察者により観察される像の位置を観察者の眼の光軸方向に移動変化する位置変更部30を備える。位置変更部30は、不図示のシフトレンズなどを備え、左接眼レンズ7および右接眼レンズ8を介して観察者により観察される像の位置を、観察者の眼の光軸方向に移動することができる。
スタートボタン5が押圧されると、制御部35は、設定されたモードに応じて各部を以下のように制御する。
(1)双眼鏡モード
双眼鏡モードが設定されると、制御部35は、まず、位置変更部30を、初期状態にする。そして、左反射ミラー21および右反射ミラー22を図3Bで説明したように、左接眼レンズ7および右接眼レンズ8の光軸上から退避させる。このように配置することにより、対物レンズ9および対物レンズ10からの光が左接眼レンズ7および右接眼レンズ8に導かれ、観察者は遠方の物体を観察することができる。また、電源OFFの場合も上記と同じ状態となる。
(2)眼疲労回復モード
眼疲労回復モードが設定されると、制御部35は、左反射ミラー21および右反射ミラー22を図3Cで説明したように、左接眼レンズ7および右接眼レンズ8の光軸上に挿入させて、左表示部17および右表示部18を左接眼レンズ7および右接眼レンズ8の光軸上に配置する。このように配置することにより、左表示部17および右表示部18からの光路が左接眼レンズ7および右接眼レンズ8に導かれる。
なお、眼疲労回復用の画像とは、例えば、観察者が認知しやすく、しかも視線の定まりやすい位置(中心付近)に、視標(観察者の視線を集める対象)となる絵柄(例えば、飛行機、自動車など、前後移動可能なものの絵図)を含む画像が好ましい。なお、このような画像は、予め制御部35内の不図示のメモリに記録されている。
そして、観察者に再びピント調節を促し、観察者により再度ピント調節が行われると、制御部35は、検出部14を介して、フォーカスレンズ11またはフォーカスレンズ12の移動量を検出し、回復動作前後のフォーカスレンズの位置の差分を求める。
以上説明したように、本実施形態によれば、回復動作の前と後とのフォーカスレンズ11またはフォーカスレンズ12の位置を元に、回復動作による眼疲労回復効果を示す値を算出して表示する。そのため、眼疲労を回復することができ、かつ、手軽に眼疲労回復効果が分かる。すなわち、観察者は眼疲労回復効果を確認することができるので、更なる努力を行う動機付けになることが期待できる。
また、本実施形態では、位置変更部30において、不図示のシフトレンズを移動することにより、観察者により観察される像の位置を観察者の眼の光軸方向に移動変化する例を示したが、さらに、輻輳方向にも移動変化するようにしても良い。このとき、光軸方向への移動と、輻輳方向への移動は同期させるようにするのが好ましい。また、位置変更部30において、シフトレンズを省略し、眼疲労回復用の画像を表示する左表示部17および右表示部18に表示する画像における視標の位置や大きさなどを変化することにより疲労回復動作を行うようにしても良い。さらに、左表示部17および右表示部18として、小型液晶ディスプレイなどの表示器の代わりに、スライドフィルムを入れたホルダ50およびバックライト51を使用するようにしても良い。例えば、図6に示すように、ホルダ50を双眼鏡1に対して着脱可能にしても良い。このような構成にすることにより、電源を節約することができ、また、観察者は好みのスライドフィルムを使用して眼疲労回復動作を行うことができる。
なお、本発明は、双眼鏡1のフォーカスレンズを眼疲労回復用と兼用したが、フォーカスレンズの位置検出部を設けて、眼疲労回復効果を把握可能な眼疲労回復専用機としても良い。
2 電源ボタン
3 フォーカスノブ
4 モードボタン
5 スタートボタン
6 情報表示部
7 左接眼レンズ
8 右接眼レンズ
9 左対物レンズ
10 右対物レンズ
11 左フォーカスレンズ
12 右フォーカスレンズ
13 フォーカスレンズ移動部
14 検出部
15 左正立プリズム
16 右正立プリズム
17 左表示部
18 右表示部
19 左表示部用結像レンズ
20 右表示部用結像レンズ
21 左反射ミラー
22 右反射ミラー
30 位置変更部
35 制御部
50 ホルダ
51 バックライト
Claims (6)
- 眼疲労回復動作を行う回復動作部と、
眼疲労回復に用いる像に焦点を合わせるためのフォーカスレンズと、
前記回復動作部による回復動作の前に、前記像に焦点が合ったときの前記フォーカスレンズの位置と、回復動作前に焦点が合った前記像の位置で回復動作の後に再度焦点を合わせたときの前記フォーカスレンズの位置とを検出する検出部と、
前記検出部により検出された2つの前記フォーカスレンズの位置を基準にして、前記回復動作による眼疲労回復効果を示す値を算出する算出部と
を備えたことを特徴とする双眼鏡。 - 請求項1に記載の双眼鏡において、
前記回復動作部は、眼疲労回復用の画像の表示部と、前記フォーカスレンズをフォーカス位置の前後に移動させるフォーカスレンズ移動機構とを備え、観察者により観察される前記表示部の像の位置を、前記フォーカス機構により前後に可変し、前記観察者の眼の毛様体筋の運動を促すことにより眼精疲労を回復させる機能を有する
ことを特徴とする双眼鏡。 - 請求項1または請求項2に記載の双眼鏡において、
前記フォーカスレンズは、双眼鏡使用時に用いるフォーカスレンズを兼用する
ことを特徴とする双眼鏡。 - 眼疲労回復動作を行う回復動作部と、
眼疲労回復に用いる像に焦点を合わせるためのフォーカスレンズと、
前記回復動作部による回復動作の前に、前記像に焦点が合ったときの前記フォーカスレンズの位置と、回復動作前に焦点が合った前記像の位置で回復動作の後に再度焦点を合わせたときの前記フォーカスレンズの位置とを検出する検出部と、
前記検出部により検出された前記フォーカスレンズの位置を基準にして、前記回復動作による眼疲労回復効果を示す値を算出する算出部と
を備えたことを特徴とする望遠鏡。 - 請求項4に記載の望遠鏡において、
前記回復動作部は、眼疲労回復用の画像の表示部と、前記フォーカスレンズをフォーカス位置の前後に移動させるフォーカスレンズ移動機構とを備え、観察者により観察される前記表示部の像の位置を、前記フォーカス機構により前後に可変し、前記観察者の眼の毛様体筋の運動を促すことにより眼精疲労を回復させる機能を有する
ことを特徴とする望遠鏡。 - 請求項4または請求項5に記載の望遠鏡において、
前記フォーカスレンズは、望遠鏡使用時に用いるフォーカスレンズを兼用する
ことを特徴とする望遠鏡。
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2004
- 2004-08-03 JP JP2004227026A patent/JP4581072B2/ja not_active Expired - Fee Related
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