JP4581038B2 - 内燃機関の燃料噴射量制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、燃料噴射弁から噴射した燃料が内燃機関の気筒内に吸入されるまでの燃料輸送系の燃料輸送遅れを補償する内燃機関の燃料噴射量制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
車両に搭載される一般的なガソリンエンジンは、吸気管に燃料噴射弁を取り付け、燃料(ガソリン)を吸気ポートに噴射するものが多い。この吸気ポート噴射では、燃料噴射弁から噴射した燃料は、一部が、直接、気筒内に吸入されるが、残りは、吸気ポートの内壁面等に付着した後に、徐々に蒸発して気筒内に吸入されることになる。このような燃料輸送系の燃料の挙動をモデル化した式として、次式で表されるアキノの式が知られている。
【0003】
MF(t) =(1−Δt/τ)・MF(t−Δt) +X・GF(t−Δt)
ここで、MF(t) は現時点tにおける壁面付着燃料量、Δtは演算周期、τは燃料蒸発時定数、MF(t−Δt) は前回演算時の壁面付着燃料量、Xは燃料付着率、GF(t−Δt) は前回演算時の燃料噴射量である。
【0004】
特開平8−177556号公報では、上式で算出した壁面付着燃料量MFを用いて次式により燃料噴射量GF(t) を算出することが提案されている。
GF(t) =GFET/(1−Aα)−Aα・MF(t−Δt)
ここで、GFETは要求燃料量である。Aαは、次式で示すように、サンプリング毎に演算したアキノ演算子α(=1−Δt/τ)を次々と乗算したものである。
Aα=α(t) ・α(t−Δt) ・α(t−2Δt) ・……・α(t−nΔt)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記公報の燃料噴射量制御方法では、燃料蒸発時定数τ、壁面付着率X、Aα等の物理パラメータをそれぞれ演算式、マップ等を用いて演算しなければならないため、CPU負荷が大きくなると共に、演算すべき物理パラメータの数が多いため、実車に適合する際に、多くの適合工数を必要として、開発コストが高くなるという欠点がある。
【0006】
本発明はこのような事情を考慮してなされたものであり、従ってその目的は、実車への適合を容易にして開発コストを低減できると共に、CPU負荷も軽減できる内燃機関の燃料噴射量制御装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1の内燃機関の燃料噴射量制御装置は、燃料噴射弁から吸気系に噴射した燃料が内燃機関の気筒内に吸入されるまでの燃料輸送系の燃料輸送遅れをモデル化した燃料輸送遅れモデルを用いて燃料輸送遅れを補償するものにおいて、前記燃料輸送遅れモデルに含まれる少なくとも燃料蒸発時定数、噴射燃料の壁面付着率の物理パラメータを適合パラメータに変換することを第1の特徴とし、更に、前記適合パラメータは、基準適合パラメータと、空燃比の乱れに応じた補正係数とからなり、前記基準適合パラメータは、システム同定値又は物理計測値を用い、前記基準適合パラメータを用いて求めた壁面付着補正量を前記補正係数で補正することを第2の特徴とするものである。このようにすれば、演算すべきパラメータ数が少なくなるため、実車に適合する際の適合工数を少なくできて、開発コストを低減できると共に、CPU負荷も軽減できる。
【0008】
この場合、請求項1のように、適合パラメータを、基準適合パラメータと補正係数とから構成し、前記基準適合パラメータとしては、システム同定値又は物理計測値を用い、前記基準適合パラメータを用いて求めた壁面付着補正量を、空燃比の乱れに応じた補正係数で補正するようにすれば、空燃比の乱れを応答良く収束させることができる。
【0009】
また、請求項2のように、燃料輸送遅れモデルは、噴射燃料の壁面付着による燃料輸送遅れ要素Aと、この燃料輸送遅れ要素Aのモデル誤差を補償する一次遅れ要素Bとを直列に連結した構成としても良い。加減速時の空燃比の乱れは、噴射燃料の壁面付着による燃料輸送遅れの他に、筒内充填空気量の測定(推定)誤差等の要因に起因する。この筒内充填空気量の測定(推定)誤差等は、燃料輸送遅れの一次遅れによって近似できるため、請求項2のように、燃料輸送遅れ要素Aに一次遅れ要素Bを直列に連結すれば、筒内充填空気量の測定(推定)誤差等に起因するモデル誤差を補償することができ、燃料補正量の演算精度を向上することができる。
【0010】
また、請求項3のように、燃料輸送遅れモデルを用いて燃料補正量を演算する式は、燃料輸送遅れ要素Aに対する補償項と、一次遅れ要素Bに対する補償項とから構成しても良い。これにより、燃料補正量の演算式が2つの補償項に整理され、実車への適合が更に容易となる。
【0011】
この場合、請求項4のように、燃料輸送遅れに対する補償項は、定常運転時の壁面付着燃料量と現在の壁面付着燃料量との偏差、又は現在の吸気管内圧と吸気管内圧なまし値との偏差、又は現在の吸入空気量と吸入空気量なまし値との偏差に第1の基準適合パラメータと第1の補正係数とを乗算して第1の壁面付着補正量を求めるようにしても良い。このようにすれば、燃料輸送遅れを補償するための第1の壁面付着補正量を簡単な演算で精度良く算出することができる。
【0012】
また、請求項5のように、第1の壁面付着補正量を継続させる時間を、燃料蒸発時定数の関数で表すようにしても良い。これにより、第1の壁面付着補正量を継続させる時間を壁面付着燃料の蒸発特性に応じて適正に設定できる。
【0013】
また、請求項6のように、一次遅れ要素Bに対する補償項は、今回の要求燃料量と前回の要求燃料量との偏差、又は今回の吸気管内圧と前回の吸気管内圧との偏差に第2の基準適合パラメータと第2の補正係数とを乗算して第2の壁面付着補正量を求めるようにしても良い。このようにすれば、モデル誤差を吸収するための第2の壁面付着補正量を簡単な演算で精度良く算出することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
[実施形態(1)]
以下、本発明の実施形態(1)を図1乃至図4に基づいて説明する。
まず、図1に基づいてエンジン制御システム全体の概略構成を説明する。内燃機関であるエンジン11の吸気管12の最上流部には、エアクリーナ13が設けられ、このエアクリーナ13の下流側には、吸入空気量を検出するエアフローメータ14が設けられている。このエアフローメータ14の下流側には、スロットルバルブ15とスロットル開度を検出するスロットル開度センサ16とが設けられている。
【0015】
更に、スロットルバルブ15の下流側には、サージタンク17が設けられ、このサージタンク17に、吸気管内圧Pmを検出する吸気管内圧センサ18が設けられている。また、サージタンク17には、エンジン11の各気筒に空気を導入する吸気マニホールド19が設けられ、各気筒の吸気マニホールド19の吸気ポート近傍に、それぞれ燃料を噴射する燃料噴射弁20が取り付けられている。
【0016】
一方、エンジン11の排気管21の途中には、排ガス中のCO,HC,NOx等を低減させる三元触媒等の触媒22が設置されている。この触媒22の上流側には、排出ガスの空燃比又はリッチ/リーンを検出する空燃比センサ23が設けられている。また、エンジン11のシリンダブロックには、冷却水温Thwを検出する冷却水温センサ24や、エンジン回転速度Neを検出するクランク角センサ25が取り付けられている。
【0017】
これら各種のセンサ出力は、エンジン制御回路(以下「ECU」と表記する)26に入力される。このECU26は、マイクロコンピュータを主体として構成され、内蔵されたROM(記憶媒体)に記憶された図2の燃料補正量算出プログラムを実行することで、燃料噴射弁20から噴射した燃料が気筒内に吸入されるまでの燃料輸送系の燃料輸送遅れを補償する燃料補正量WETCを算出する。そして、この燃料補正量WETCで要求燃料量GFETを補正して最終的な燃料噴射量GF(噴射時間)を求め、噴射タイミング毎に燃料噴射量GFに応じたパルス幅の噴射信号を燃料噴射弁20に印加して燃料噴射を実行する。
【0018】
ここで、図3に基づいて燃料輸送遅れモデルから燃料補正量WETCを算出する方法を説明する。燃料輸送遅れモデルは、噴射燃料の壁面付着による燃料輸送遅れ要素Aと、この燃料輸送遅れ要素Aのモデル誤差を補償する一次遅れ要素Bとを直列に連結した構成となっている。加減速時の空燃比の乱れは、噴射燃料の壁面付着による燃料輸送遅れの他に、筒内充填空気量の測定(推定)誤差等の要因に起因する。この筒内充填空気量の測定(推定)誤差等は、燃料輸送遅れの一次遅れによって近似できるため、図3及び図4に示すように、燃料輸送遅れ要素Aに一次遅れ要素Bを直列に連結すれば、筒内充填空気量の測定(推定)誤差等に起因するモデル誤差を補償することができ、燃料補正量WETCの演算精度を向上することができる。
【0019】
燃料輸送遅れ要素Aは、次のアキノの式で表される。
MF(t) =(1−Δt/τ)・MF(t−Δt) +X・GF(t−Δt)
ここで、MF(t) は現時点tにおける壁面付着燃料量、Δtは演算周期、τは燃料蒸発時定数、MF(t−Δt) は前回演算時の壁面付着燃料量、Xは燃料付着率、GF(t−Δt) は前回演算時の燃料噴射量である。
【0020】
アキノの式から求まる気筒内に吸入される燃料量Gcy’(燃料輸送遅れ要素Aの出力)は、次式で表される。
Gcy’=(1−X)・GF+(1−a)・MF ……(1)
ここで、aは燃料残留率であり、a=1−Δt/τである。(1−X)・GFは、壁面に付着せずに直接吸入される燃料量であり、(1−a)・MFは、壁面から蒸発して吸入される燃料量である。
【0021】
モデル誤差補償後の気筒内に吸入される燃料量Gcy(一次遅れ要素Bの出力)は、次式で表される。
Gcy=Gcy’+a2 {Gcy(t−Δt) −Gcy’} ……(2)
ここで、a2 =1−Δt/τ2 (τ2 :一次遅れ要素Bの時定数)
【0022】
上記(2)式に(1)式を代入すると、次式が求められる。
Gcy=(1−X)・GF・(1−a2 )+(1−a)・MF・(1−a2 )
+a2 ・Gcy(t−Δt) ……(3)
上記(3)式において、Gcy=GFET、Gcy(t−Δt) =GFET(t−Δt) とすると、次式が求められる。
【0023】
【数1】
【0024】
ここで、最終的な燃料噴射量GFは、要求燃料量GFETに燃料補正量WETCを加算して求められる。
GF=GFET+WETC ……(5)
上記(4)式のGFに(5)式を代入して、燃料補正量WETCについて解くと、次式が求められる。
【0025】
【数2】
【0026】
ここで、MFstableは、定常運転状態において吸気系内壁面に安定的に付着している壁面付着燃料量である。定常運転状態では、MF(t) =MF(t−Δt) =MFstable、GF(t) =GF(t−Δt) 、Gcy’=Gcy=GFとなるから、前記(1)式から次式が求められる。
【0027】
【数3】
【0028】
前記(6)式の第1項のパラメータ(1−a)/(1−X)を第1の基準適合パラメータb1 とし、第2項のパラメータ1/(1−X)・a2 /(1−a2 )を第2の基準適合パラメータb2 とすると、燃料補正量WETCは次式で算出される。
WETC=b1 ・(MFstable−MF)
+b2 ・{GFET−GFET(t−Δt) } ……(8)
【0029】
上式において、第1項のb1 ・(MFstable−MF)は、燃料輸送遅れ要素Aに対する補償項(第1の壁面付着補正量の算出項)であり、第2項のb2 ・{GFET−GFET(t−Δt) }は、一次遅れ要素Bに対する補償項(第2の壁面付着補正量の算出項)である。
【0030】
更に、実車への適合を容易にするため、上式の第1項と第2項にそれぞれ第1の補正係数k1 と第2の補正係数k2 を乗算して、次式により燃料補正量WETCを算出するようにすると良い。
WETC=b1 ・k1 ・(MFstable−MF)
+b2 ・k2 ・{GFET−GFET(t−Δt) } ……(9)
【0031】
上式によれば、第1の壁面付着補正量は、定常運転時の壁面付着燃料量MFstableと現在の壁面付着燃料量MFとの偏差に第1の基準適合パラメータb1 と第1の補正係数k1 とを乗算して求められる。この第1の壁面付着補正量を継続させる時間は、燃料蒸発時定数τの関数で表すようにしても良い。
【0032】
また、第2の壁面付着補正量は、今回の要求燃料量GFETと前回の要求燃料量GFET(t−Δt) との偏差に第2の基準適合パラメータb2 と第2の補正係数k2 とを乗算して求められる。
【0033】
適合パラメータ(基準適合パラメータb1 、b2 と補正係数k1 、k2 )は、次の(a) 又は(b) のいずれかの方法で適合すれば良い。
(a) 補正係数k1 =1、k2 =1として、空燃比の乱れに応じて基準適合パラメータb1 、b2 をマップ等により適合する。
(b) 基準適合パラメータb1 、b2 をシステム同定値又は物理計測値とし、空燃比の乱れに応じて補正係数k1 、k2 をマップ等により適合する。
【0034】
次に、図2の燃料補正量算出プログラムの処理内容を説明する。本プログラムは各気筒の噴射タイミングに同期して周期的に実行される。本プログラムが起動されると、まずステップ101で、各センサ25,18,24で検出したエンジン回転速度Ne、吸気管内圧Pm、冷却水温Thw(吸気マニホールド19の壁面温度の代わりの温度情報)を読み込み、次のステップ102で、要求燃料量GFETを次式により算出する。
【0035】
GFET=基本噴射量×空燃比学習値×(始動後増量係数+OTP増量係数)ここで、要求燃料量GFETは、定常運転時に気筒内に入るべき燃料量である。基本噴射量は、エンジン回転速度Ne、吸気管内圧Pm等のエンジン運転パラメータに応じてマップ等により算出される。空燃比学習値は経時変化等による空燃比のずれを補正するための学習値である。始動後増量係数は、始動直後のシリンダウェット等を補正する燃料補正係数であり、OTP増量係数は、高負荷時に触媒22等を保護するために噴射量を増量補正する燃料補正係数である。
【0036】
要求燃料量GFETの算出後、ステップ103に進み、燃料輸送遅れモデルのモデルパラメータa,X,a2 を二次元マップmap11〜map32を用いて次式により算出する。
a=map11(Ne,Pm)×map12(Ne,Thw)
X=map21(Ne,Pm)×map22(Ne,Thw)
a2 =map31(Ne,Pm)×map32(Ne,Thw)
【0037】
ここで、map11(Ne,Pm)、map21(Ne,Pm)、map31(Ne,Pm)は、それぞれエンジン回転速度Neと吸気管内圧Pmを変数とする二次元マップであり、map12(Ne,Thw)、map22(Ne,Thw)、map32(Ne,Thw)はそれぞれエンジン回転速度Neと冷却水温Thwを変数とする二次元マップである。尚、a=1−Δt/τ(但しτは燃料蒸発時定数)、a2 =1−Δt/τ2 (但しτ2 は一次遅れ要素Bの時定数)である。
【0038】
この場合、定常運転時の壁面付着燃料量MFstableがほぼ吸気管内圧Pmに比例し、エンジン回転速度Neでほとんど変化しないという関係が吸気マニホールド19の壁面温度(冷却水温Thw)が低い時にも成立するように構成するためには、壁面温度(冷却水温Thw)による補正項を、エンジン回転速度Neにおいても可変にする必要がある。そのため、本実施形態(1)では、壁面温度(冷却水温Thw)による補正項を、エンジン回転速度Neと冷却水温Thwを変数とする二次元マップmap12(Ne,Thw)、map22(Ne,Thw)、map32(Ne,Thw)から算出する。
【0039】
モデルパラメータa,X,a2 の算出後、ステップ104に進み、壁面付着燃料量MFを次式により算出する。
MF(t) =(1−Δt/τ)・MF(t−Δt) +X・GF(t−Δt)
【0040】
ここで、MF(t) は現時点tにおける壁面付着燃料量、Δtは演算周期(例えば各気筒の噴射間隔)、τは燃料蒸発時定数、MF(t−Δt) は前回演算時の壁面付着燃料量、GF(t−Δt) は前回演算時の燃料噴射量である。尚、演算周期Δtを各気筒の噴射間隔(720℃A)とすると、MF(t−Δt) は720℃A前の壁面付着燃料量、GF(t−Δt) は720℃A前の燃料噴射量となる。
【0041】
その後、ステップ105に進み、適合パラメータ(基準適合パラメータb1 、b2 と補正係数k1 、k2 )を次の(a) 又は(b) のいずれかの方法で適合する。
(a) 補正係数k1 =1、k2 =1として、空燃比の乱れに応じて基準適合パラメータb1 、b2 をマップ等により適合する。
(b) 基準適合パラメータb1 、b2 をシステム同定値又は物理計測値とし、空燃比の乱れに応じて補正係数k1 、k2 をマップ等により適合する。
【0042】
この後、ステップ106に進み、燃料補正量WETCを、基準適合パラメータb1 、b2 と補正係数k1 、k2 を用いて次式により算出する。
WETC=b1 ・k1 ・(MFstable−MF)
+b2 ・k2 ・{GFET−GFET(t−Δt) }
【0043】
以上説明した本実施形態(1)によれば、少数の適合パラメータ(基準適合パラメータb1 、b2 と補正係数k1 、k2 )によって燃料補正量WETCを算出することができるため、実車に適合する際の適合工数を少なくできて、開発コストを低減できると共に、演算処理も簡略化できてCPU負荷も軽減することができる。
【0044】
尚、本実施形態(1)では、燃料輸送遅れ要素Aに対する補償項において、定常運転時の壁面付着燃料量MFstableと現在の壁面付着燃料量MFとの偏差に第1の基準適合パラメータb1 と第1の補正係数k1 とを乗算して第1の壁面付着補正量を求めるようにしたが、定常運転時の壁面付着燃料量MFstableと現在の壁面付着燃料量MFとの偏差の代わりに、現在の吸気管内圧と吸気管内圧なまし値(吸気管内圧を燃料蒸発時定数τで一次遅れさせたもの)との偏差、又は、現在の吸入空気量と吸入空気量なまし値(吸入空気量を燃料蒸発時定数τで一次遅れさせたもの)との偏差を用いるようにしても良い。
【0045】
また、本実施形態(1)では、一次遅れ要素Bに対する補償項において、今回の要求燃料量GFETと前回の要求燃料量GFET(t−Δt) との偏差に第2の基準適合パラメータb2 と第2の補正係数k2 とを乗算して第2の壁面付着補正量を求めるようにしたが、今回の要求燃料量GFETと前回の要求燃料量GFET(t−Δt) との偏差の代わりに、今回の吸気管内圧と前回の吸気管内圧との偏差を用いるようにしても良い。
【0046】
尚、演算周期Δtは各気筒の噴射間隔(720℃A)に限定されず、それ以外の周期に設定しても良い。
【0047】
[実施形態(2)]
実施形態(2)で用いる図5の燃料輸送遅れモデルは、定常運転時の壁面付着燃料量MFstableと要求燃料量GFETとの関係を次式で近似している。
【0048】
【数4】
【0049】
上式は、前記(7)式においてGF=GFETと近似したものである。
現在の壁面付着燃料量MFは、定常運転時の壁面付着燃料量MFstableを燃料蒸発時定数τで一次遅れさせることで求められる。そして、定常運転時の壁面付着燃料量MFstableと現在の壁面付着燃料量MFとの偏差に第1の基準適合パラメータb1 =(1−a)/(1−X)を乗算して、第1の壁面付着補正量を求める。
第1の壁面付着補正量=(MFstable−MF)×b1
【0050】
[実施形態(3)]
実施形態(3)で用いる図6の燃料輸送遅れモデルは、要求燃料量GFETを定常運転時の壁面付着燃料量MFstableに変換するパラメータX/(1−a)を第1の基準適合パラメータb1 に乗算し、1つの適合パラメータX/(1−X)に統合したものである。従って、図6の燃料輸送遅れモデルでは、要求燃料量GFETと、該要求燃料量GFETを燃料蒸発時定数τで一次遅れさせた値GFET’とのとの偏差に適合パラメータX/(1−X)を乗算して第1の壁面付着補正量を求める。
第1の壁面付着補正量=(GFET−GFET’)・X/(1−X)
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態(1)を示すエンジン制御システム全体の概略構成図
【図2】燃料補正量算出プログラムの処理の流れを示すフローチャート
【図3】燃料輸送遅れを補償するシステムを概略的に示すブロック図
【図4】実施形態(1)の燃料輸送遅れモデルを示すブロック図
【図5】実施形態(2)の燃料輸送遅れモデルを示すブロック図
【図6】実施形態(3)の燃料輸送遅れモデルを示すブロック図
【符号の説明】
11…エンジン(内燃機関)、12…吸気管、14…エアフローメータ、20…燃料噴射弁、21…排気管、23…空燃比センサ、26…ECU。
Claims (6)
- 燃料噴射弁から吸気系に噴射した燃料が内燃機関の気筒内に吸入されるまでの燃料輸送系の燃料輸送遅れをモデル化した燃料輸送遅れモデルを用いて燃料輸送遅れを補償する補償項を備えた内燃機関の燃料噴射量制御装置において、
前記燃料輸送遅れモデルに含まれる少なくとも燃料蒸発時定数、噴射燃料の壁面付着率の物理パラメータを適合パラメータに変換する手段を備え、
前記適合パラメータは、基準適合パラメータと、空燃比の乱れに応じた補正係数とからなり、
前記基準適合パラメータは、システム同定値又は物理計測値が用いられ、
前記基準適合パラメータを用いて求めた壁面付着補正量を前記補正係数で補正することを特徴とする内燃機関の燃料噴射量制御装置。 - 燃料噴射弁から吸気系に噴射した燃料が内燃機関の気筒内に吸入されるまでの燃料輸送系の燃料輸送遅れをモデル化した燃料輸送遅れモデルを用いて燃料輸送遅れを補償する補償項を備えた内燃機関の燃料噴射量制御装置において、
前記燃料輸送遅れモデルに含まれる少なくとも燃料蒸発時定数、噴射燃料の壁面付着率の物理パラメータを適合パラメータに変換する手段を備え、
前記燃料輸送遅れモデルは、噴射燃料の壁面付着による燃料輸送遅れ要素Aと、この燃料輸送遅れ要素Aのモデル誤差を補償する一次遅れ要素Bとを直列に連結した構成となっていることを特徴とする内燃機関の燃料噴射量制御装置。 - 前記燃料輸送遅れモデルを用いて燃料補正量を演算する式は前記燃料輸送遅れ要素Aに対する補償項と前記一次遅れ要素Bに対する補償項とからなることを特徴とする請求項2に記載の内燃機関の燃料噴射量制御装置。
- 燃料噴射弁から吸気系に噴射した燃料が内燃機関の気筒内に吸入されるまでの燃料輸送系の燃料輸送遅れをモデル化した燃料輸送遅れモデルを用いて燃料輸送遅れを補償する補償項を備えた内燃機関の燃料噴射量制御装置において、
前記燃料輸送遅れモデルに含まれる少なくとも燃料蒸発時定数、噴射燃料の壁面付着率の物理パラメータを適合パラメータに変換する手段を備え、
前記燃料輸送遅れに対する補償項は、定常運転時の壁面付着燃料量と現在の壁面付着燃料量との偏差、又は現在の吸気管内圧と吸気管内圧なまし値との偏差、又は現在の吸入空気量と吸入空気量なまし値との偏差に第1の基準適合パラメータと第1の補正係数とを乗算して第1の壁面付着補正量を求めることを特徴とする内燃機関の燃料噴射量制御装置。 - 前記第1の壁面付着補正量を継続させる時間は、燃料蒸発時定数の関数で表されることを特徴とする請求項4に記載の内燃機関の燃料噴射量制御装置。
- 前記一次遅れ要素Bに対する補償項は、今回の要求燃料量と前回の要求燃料量との偏差、又は今回の吸気管内圧と前回の吸気管内圧との偏差に第2の基準適合パラメータと第2の補正係数とを乗算して第2の壁面付着補正量を求めることを特徴とする請求項3乃至5のいずれかに記載の内燃機関の燃料噴射量制御装置。
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