JP4580658B2 - フローティング工具ホルダ - Google Patents

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本発明は、工作機械の回転主軸穴へ装着してねじ穴加工やリーマ加工をするためのフローティング工具ホルダに関するものである。
従来からフローティング工具ホルダは、ねじ穴加工やリーマ加工においては、多少の軸芯がずれていても先に形成した穴に倣う形でタップやリーマ工具が案内されるので、古くから機械分野において実用に共されている。
このような加工分野においては、加工屑の排出や刃先の充分な冷却のために、工具ホルダの内部クーラント液を通して、保持した切削工具の先端(切れ刃部)から流出させることが行われている。
しかし、従来から、このような工具ホルダにおいては、センタリング機能とオルダム継手構造などの揺動機能とを内蔵しているために、クーラント液を通す内部通路を構成するのに適しておらず、そのため、外掛け方式といってノズル等で切削点へクーラント液を噴射供給させていた。そのため加工屑の排除が充分にできず、あるいは冷却が不充分で、加工精度(寸法、表面)が上がらないという欠点があった。また、センタリング機構と半径方向への揺動機構が長手方向に離れているので、全体が大型化してしまう欠点もあった。
実公昭41−1673号公報
解決しようとする問題点は、センタリング機能とオルダム継手構造などの揺動機能とを内蔵しているフローティング工具ホルダにおいて、ホルダ内部を高圧クーラント液を通して切削工具の加工点へ供給できない点である。
本発明は、フローティング工具ホルダを構成するホルダベースと、切削刃物を保持する工具把持部との間に、フロート機構を貫通する形で金属製のクーラント供給通路部材を配置しこの部材がフロート動作に追従するように構成したことを最も主要な特徴とする。
本発明のフローティング工具ホルダは、工作機械の主軸端穴へ装着されるシャンク部を有するホルダベースと、間にセンタリング機構と揺動機康構造からなるフロート機構を介して、先端に切削刃物を着脱自在に把持した工具把持部を配置し、センタリング機構のセンタリング部材の中心部を通るように金属製の連結管部材を弾性保持してなり、工作機械の主軸後端から供給された高圧クーラント液が、本発明のフローティング工具ホルダ内部を通って切削工具へ供給できるので、切削部から加工屑がスムーズに排出できると共に、充分な冷却ができるという利点がある。
本発明を、図示の実施例に基づいて説明する。
図1は、本発明装置の1実施例であるフローティング工具ホルダをタップホルダとして実現した工具ホルダの正面部分断面図であって、図2は、図3に示したフロート機構(センタリング及び揺動機構)30の部分拡大断面図、3図は、図1のA−A矢視断面図、図4は図1のB−B矢視断面図2を示しており、図1から明らかなように、本発明のフローティング工具ホルダは、ホルダベース9、工具把持部20と、両者の間に連結構成されたフロート機構30とから構成されている。図中Sは工作機械主軸、Tはタップ等の刃物工具を示している。
更に、フロート機構30の詳細を説明していく。前述したようにフロート機構のうちセンタリング機構は、図2に明示したように、ホルダベース9を構成するホルダベース本体10の先端面10aから中心部に形成された開口部10bへ摺動自在に嵌合された球面状センタリング部材31と、先端に工具Tを把持した工具把持部材本体21の後端面に形成した円錐面21aと、該球面状センタリング部材31に形成した貫通口31aと大径穴31bのうち、大径穴31b底と該ホルダベース本体10の開口部10a底との間に張設されたばね部材32とから構成されており、常時このばね部材32のばね力で球面状センタリング部材31の外球面が工具把持部材本体21の円錐面21aへ摺接してセンタリングしている。
次にフロート機構30のうち半径方向への揺動機構は、図1と図3、図4に明示したように、ホルダベース本体10と工具把持部材本体21との間に構成されており、前述したセンタリング部材31の外側に位置しており、前記工具把持部本体21の後端側に形成されたフランジ21bとホルダベース本体10の前端面10aとの間に環状部材33が配置されており、その両側に夫々位相を90°変えた夫々の位置に形成したそれぞれ平行2条のV溝(ホルダベース本体10と環状部材33との間)33a,33bからなる平行な2本の空間内へ装着した複数の鋼球34が配置されており、更に工具把持部20と環状部材33との間にはそれぞれ平行2条のV溝35a、35bからなる平行な2本の空間内へ装着した複数の鋼球36が配置されており、各V溝35a、35bの長手方向に摺動可能に構成している。そして、このように構成されたホルダベース本体10と工具把持部本体21は、軸受37を介してカバー38によって一体に組立てられている。なお、図中、39はボールリテーナーであり、40はシールリングを示している。
そして、図1から明らかなように、本装置の中央にはクーラント通路が中心を貫通形成してあり、ホルダベース本体10の後端に装着したプルスタッド11の貫通穴11aから流入した高圧クーラント液は該ホルダベース本体10の中心穴10cを通り前記球面状センタリング部材31の内部を貫通して工具把持部本体21との間で弾性保持した金属製パイプからなる管状部材12から、工具把持部本体21の内部を通って工具Tへ連通している。この管状部材12は、その両端において、ホルダベース本体10側では中心部の開口部10b底面へ形成した穴(管状部材の外径より大きい直径を有する)10dへOリング等のシールリング40で保持すると共に、反対側の工具把持部本体21側においては、中心部の円錐面21a底面へ形成した穴(管状部材の外径より大きい直径を有する)21bへOリング等のシールリング40で保持しており、従って両端をシールリング40で弾性保持して密封するとともに、第2図に示すように、工作機械主軸側へ装着したホルダベース本体10の中心位置と、加工穴の中心位置が、例えばα量ずれていたとしても、前述したフロート機構によって工具把持部20側の中心位置が加工穴の中心位置へフロートして倣うので、自動的に正しい位置に加工が行われることになる。
更に、前記管状部材は金属の中でステンレス製パイプを採用することで、高圧クーラント液体を供給した時の耐圧性において優れており、剛性および寿命において大きな効果を奏する。また水溶性のクーラント液体やその他の流体の使用が可能になるなど、用途が拡大できる。
このようなフローティング工具ホルダとしたので、フローティング機構を有する工具ホルダで高圧クーラント液体を内部供給して確実に刃物先端へ送給する機能を持たせることができ、加工能率を向上させることが出来る。なお、フローティング機構はその1例を図示したが、説明した構造以外でもセンタリング機構と揺動機構を有しているものに適用できることは勿論である。
説明した実施例は、半径方向の揺動機構において、鋼球を2個づつ配置したが、第3図、第4図に想像線で示したように更に数を増加させてコルダの剛性を高めることが可能である。
実施例ではタップホルダを示したが、リーマ加工など機械加工分野において、マシニングセンターのように自動機械は勿論、汎用の工作機械においても同様に適用できる。
フローティングタップホルダの正面部分断面図。(実施例1) フロート機構を示す部分拡大断面図 図1のA−A断面図 図1のB−B断面図
ホルダベース
10 ホルダベース本体
12 管状部材
20 工具把持部
21 工具把持部本体
30 フロート機構
31 センタリング機構
32 弾性部材
33 環状部材
34、36 鋼球

Claims (2)

  1. ホルダベース本体と工具把持部材本体との間に、センタリング機構及び半径方向揺動機構を有するフローティング工具ホルダであって、
    前記半径方向揺動機構は、
    前記センタリング機構の外側に位置しており、
    前記工具把持部本体の後端側に形成されたフランジと前記ホルダベース本体の前端面との間に介装され、位相が90°異なる平行2条のV溝をその両側にそれぞれ有する環状部材と、
    前記フランジに形成され、前記環状部材の一方のV溝とともに第1の平行空間を形成する平行2条のV溝と、
    前記ホルダベース本体の前端面に形成され、前記環状部材の他方のV溝とともに第2の平行空間を形成する平行2条のV溝と、
    前記第1および第2の平行空間内にそれぞれ長手方向に転動可能に配置された鋼球と
    を備え
    前記センタリング機構の中心部を貫通する形態で、クーラント液を供給するための管状部材をシールリングによって弾性支持してなることを特徴とするフローティングホルダ。
  2. 前記センタリング機構は、前記ホルダベース本体の先端面から中心部に形成された開口部へ摺動自在に嵌合された球面状センタリング部材と、前記工具把持部材本体の後端面に形成した円錐面と、前記球面状センタリング部材に形成した大径穴の底と前記ホルダベース本体の開口部の底との間に張設されたばね部材とを備え、常時このばね部材のばね力で前記球面状センタリング部材の外球面が前記工具把持部材本体の前記円錐面へ摺接することによってセンタリングすることを特徴とする、請求項1に記載されたフローティング工具ホルダ。
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