JP4580271B2 - クリップ挿入装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シャフトに組付部品を組付けるときに、組付部品を一体的に止める回り止め部材を挿入し、回り止め部材の抜けを防ぐC形状のクリップを取付けるクリップ挿入装置に関するものである。
軸に円盤状の部品を挿入する場合に、サークリップやスナップリングを取付ける装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特許第3456393号公報(第13頁、図12、図14、第11頁、図15、第12頁、図16)
特許文献1を次図に基づいて説明する。
図24(a)〜(d)は、従来の技術の基本構成を説明する図であり、従来の圧入組み付け装置(セカンダリプーリ組立装置)301は、セカンダリプーリ302(出力軸303、プランジャ304、シールドバランス305、シリンダ306、スナップリング307を備える。)の組立てに用いるもので、スナップリング307をスナップリングホルダ308にセットし、スナップリングホルダ308を下降させると、スナップリング309のテーパー部311によって、スナップリング307は外径を縮小((b)参照)し、続けて、スナップリング挿入部材312が下降((c)参照)して、スナップリングホルダ308をシリンダ306のリング溝313に挿入する。その際、シリンダ306と出力軸303との間にプランジャ304及びシールドバランス305を連続して圧入する。従って、圧入とスナップリング307の取付けを1つの装置で同時に行うことができる。
しかし、特許文献1の圧入組み付け装置では、スナップリング307を組付ける際にスナップリング307の位相を所望の位置(出力軸303の軸線の周りの中心角)に一致させることはできない。例えば、スナップリング307のC形状の両端を特定の位置に配置する必要がある場合、作業者により両端の配置位置のばらつきは大きくなり、位置精度を高めにくく、かつ、手間がかかる。
本発明は、クリップの曲げおこし端部を所定の位相に配置し、クリップの組付けが容易なクリップ挿入装置を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、シャフトに嵌める孔を備えた組付部品を組付けるときに、シャフトの第1回り止め溝と組付部品の第2回り止め溝に係合する回り止め部材を挿入し、回り止め部材の抜けを防ぐC形状のクリップを孔の周面に形成した環状の周溝に取付けると同時に、第2回り止め溝にクリップの曲げおこし端部を配置するクリップ挿入装置であって、組付部品の端に連結することで孔に案内部を接続し、案内部でクリップを組付部品の端まで案内するクリップガイド手段と、案内部にセットしたクリップを案内部に沿いながら周溝に向かって押込むことでクリップを弾性的に縮径させるクリップ縮径手段と、縮径したクリップを案内部から孔に乗り移らせる同時に、挿入した組付部品を予め仮位置に移動させて設定した隙間に送り込み、周溝に嵌入するクリップ嵌入手段と、を備え、クリップ縮径手段は、案内部にクリップを押込む縮径部材を備え、縮径部材は、クリップに当接する端面の所定の位相に曲げおこし端部を入れるように形成した第1位相保持溝を備え、クリップ嵌入手段は、縮径したクリップを周溝まで押込む押込み部材を備え、押込み部材は、クリップに当接する端面に第1位相保持溝と同じ位相の第2位相保持溝を備え、クリップガイド手段にセットしたクリップの曲げおこし端部の位相を保った状態でクリップを取付けることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、クリップ挿入装置は、順に、搬入・搬出ステージ、回り止め部材挿入ステージ、クリップ挿入ステージを配置し、これらのステージ間でワークを送るインデックステーブルを備え、クリップ挿入ステージがクリップガイド手段を備え、
回り止め部材挿入ステージにおいて、シャフトを回転させてシャフトの第1回り止め溝を所定の位相に割り出し、割り出した位相にシャフトに嵌めた組付部品の第2回り止め溝の位相が一致するまで組付部品を回転させ、組付部品とシャフトとの位相を決めるワーク回転装置と、インデックステーブルに設けられ、インデックステーブルを旋回させて、少なくとも組付部品にシャフトを拘束せずに嵌めてセットされた状態のワークを回り止め部材挿入ステージに送った後、ワーク回転装置による作業に続いて、インデックステーブルを旋回させることによって、シャフトと組付部品との位相を保って少なくともシャフト及び組付部品をクリップ挿入ステージに送るワーク保持機構と、を備えたことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、クリップガイド手段の稼働前に予め、シャフトに挿入した組付部品を、シャフトの軸線方向でかつ縮径部材に向けて一旦、仮位置まで抜く組付部品仮抜き手段を備えたことを特徴とする。
請求項1に係る発明では、クリップを組付部品の端まで案内するクリップガイド手段と、クリップを弾性的に縮径させるクリップ縮径手段と、縮径したクリップを周溝に嵌入するクリップ嵌入手段と、を備え、クリップ縮径手段は、案内部にクリップを押込む縮径部材を備え、縮径部材は、クリップに当接する端面の所定の位相に曲げおこし端部を入れるように形成した第1位相保持溝を備え、クリップ嵌入手段は、縮径したクリップを周溝まで押込む押込み部材を備え、押込み部材は、クリップに当接する端面に第1位相保持溝と同じ位相の第2位相保持溝を備え、クリップガイド手段にセットしたクリップの曲げおこし端部の位相を保った状態でクリップを取付けるので、クリップの曲げおこし端部を所定の位相に配置することができ、クリップの組付けは容易になるという利点がある。
請求項2に係る発明では、クリップ挿入装置は、順に、搬入・搬出ステージ、回り止め部材挿入ステージ、クリップ挿入ステージを配置し、これらのステージ間でワークを送るインデックステーブルを備え、クリップ挿入ステージがクリップガイド手段を備え、
回り止め部材挿入ステージにおいて、シャフトを回転させてシャフトの第1回り止め溝を所定の位相に割り出し、割り出した位相にシャフトに嵌めた組付部品の第2回り止め溝の位相が一致するまで組付部品を回転させ、組付部品とシャフトとの位相を決めるワーク回転装置と、インデックステーブルに設けられ、インデックステーブルを旋回させて、少なくとも組付部品にシャフトを拘束せずに嵌めてセットされた状態のワークを回り止め部材挿入ステージに送った後、ワーク回転装置による作業に続いて、インデックステーブルを旋回させることによって、シャフトと組付部品との位相を保って少なくともシャフト及び組付部品をクリップ挿入ステージに送るワーク保持機構と、を備えたので、クリップ縮径手段を実施する前に、ワーク保持機構に載せたままシャフトの第1回り止め溝と組付部品の第2回り止め溝の位相を曲げおこし端部に一致するように決定することができ、手間がかからず、結果的に、クリップの組付けはより容易になるという利点がある。
請求項3に係る発明では、クリップガイド手段の稼働前に予め、シャフトに挿入した組付部品を、シャフトの軸線方向でかつ縮径部材に向けて一旦、仮位置まで抜く組付部品仮抜き手段を備えたので、シャフトの径が細い仮位置で、シャフトと組付部品との間に隙間を形成することができ、隙間の形成に手間がかからず、結果的に、クリップの組付けはより容易になるという利点がある。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。
図1は、本発明のクリップ挿入装置で組付けられるドライブプーリーの断面図である。
ドライブプーリー11は、無段変速機(CVT)に用いられるもので、エンジン側に接続するシャフトであるところのプーリーシャフト12と、プーリーシャフト12に嵌合した組付部品であるところのムーバブルプーリー13と、プーリーシャフト12とムーバブルプーリー13に嵌めた回り止め部材14と、ムーバブルプーリー13に取付けた第1・第2クリップ15,16と、を備える。
プーリーシャフト12は、回り止め部材14を3箇所に個別に嵌めるように形成した第1回り止め溝17と、一端12aに他の部品を係合するために形成したスプライン12bと、を備える。
組付部品(ムーバブルプーリー)13は、プーリーシャフト12に嵌合するように中央に形成した孔18と、孔18の周面21に第2クリップ16を嵌めるように形成した環状の周溝22と、上方の端23と、第1回り止め溝17に対応する第2回り止め溝24を3箇所に備える。
図2は、本発明のクリップ挿入装置で組付けられるドリブンプーリーの断面図である。
ドリブンプーリー31は、無段変速機(CVT)に用いられ、ドライブプーリー11(図1参照)にベルトで接続するもので、シャフトであるところのプーリーシャフト32と、プーリーシャフト32に嵌合した組付部品であるところのムーバブルプーリー33と、プーリーシャフト32とムーバブルプーリー33に嵌めた回り止め部材34と、ムーバブルプーリー33に取付けた第1・第2クリップ35,36と、を備える。Dnは組付部品(ムーバブルプーリー)33の内径で、回り止め部材34を嵌めるところの内径を示す。
プーリーシャフト32は、プーリーシャフト12と同様に、一端32aに他の部品を係合するために形成したスプライン32bを備える。
図3は、図2の3−3線断面図である。
プーリーシャフト32はまた、第1回り止め溝17,17,17を備える。
第1回り止め溝17は、周3等配(ピッチ角度θ)、半径r1で形成したキー溝である。
組付部品(ムーバブルプーリー)33は、中央に形成した孔38と、孔38の周面41に第2クリップ36を嵌めるように形成した環状の周溝42と、上方の端43(図2参照)と、第1回り止め溝17,17,17に対応する第2回り止め溝24,24,24を備える。
第2回り止め溝24は、周3等配(ピッチ角度θ)、半径r2(r2=r1)で形成したキー溝である。
第2クリップ36は、曲げおこし端部45を有し、曲げおこし端部45は基準位置C1〜C3の何れかの基準位置に配置される。基準位置C1〜C3のピッチ角度はθである。
図4は、図3の4矢視図であり、第2クリップ36の曲げおこし端部45を、例えば、所定の基準位置C2に配置した状態を示す。図2を併用して説明する。
第2クリップ36の曲げおこし端部45は、回り止め部材34に干渉しないよう組付部品(ムーバブルプーリー)33の端43側に向け(矢印a1の方向)配置する部位で、第2クリップ36の回動(矢印a2の方向、図3矢印a2も参照)を防止する。
図5は、本発明のクリップ挿入装置で組付けるクリップの斜視図である。
第2クリップ36は、具体的には、C形状のクリップで、開口端部47,48と、開口端部47に高さHcで成形した曲げおこし端部45を有し、3個の回り止め部材34・・・(・・・は複数を示す。以下同様。)の抜けを防ぐ。Dcは第2クリップ36の径、dは線径を示す。
第2クリップ36の材質は、鋼の線材である。
なお、第2クリップ16(図1参照)は、第2クリップ36とほぼ同様である。
図6は、本発明のクリップ挿入装置で組付ける回り止め部材の斜視図である。
回り止め部材34は、円柱で、半径をr3(半径r1よりわずかに小さい)、高さをHで形成した。
回り止め部材34の材質は、鋼である。
このような回り止め部材34並びに第2クリップ36を組付けるクリップ挿入装置を次に説明する。
図7は、本発明のクリップ挿入装置の平面図である。
クリップ挿入装置51は、図上の搬入・搬出ステージ52と、搬入・搬出ステージ52の下流(矢印a3の方向)に配置した回り止め部材挿入ステージ53と、回り止め部材挿入ステージ53の下流に配置したクリップ挿入ステージ54とからなり、搬入・搬出ステージ52で作業者がワークをセットし、回り止め部材挿入ステージ53で回り止め部材を挿入し、クリップ挿入ステージ54でクリップを挿入し、搬入・搬出ステージ52で作業者がワークを取出す。θmは各ステージ52〜54間に設定した送り旋回角度を示す。
また、クリップ挿入装置51は、第1架台56と、第1架台56の中央に配置した第2架台57と、第1・第2架台56,57間に配置した旋回装置58と、旋回装置58に等間隔で配置し、各ステージ52〜54に対応するワーク載せ装置61,61,61と、第1・第2架台56,57に配置するとともに回り止め部材挿入ステージ53に配置した回り止め挿入機構62と、第1・第2架台56,57に配置するとともにクリップ挿入ステージ54に配置したクリップ装置63と、制御装置64と、操作盤65と、空圧装置66と、からなる。67は第2架台57に立てた支柱を示す。
さらに、クリップ挿入装置51は、ドライブプーリー11(図1参照)とドリブンプーリー31(図2参照)に対して同時に組付け作業を行うもので、各中心線T1〜T3に対して対称にほぼ同様のものを配置したものである。
従って、以降の説明では、ドリブンプーリー31に関する部品を組付ける構成を主体に説明する。
旋回装置58は、制御装置64の情報に基づいて駆動する駆動源68と、駆動源68で断続的に矢印a3の方向に旋回するインデックステーブル71とを備え、ワーク載せ装置61に載せたワーク、例えば、ドライブプーリー11並びにドリブンプーリー31を各ステージ52〜54に送る。
図8は、図7の8−8線断面図であり、ワーク載せ装置61を示す。図7を併用して説明する。
ワーク載せ装置61は、ワーク保持機構であるところワーク搬送機構72,73と、第1・第2クリップ位相決め台74,75とからなる。
ワーク搬送機構72は、ドリブンプーリー31を載せて、搬送するとともに、決めた位相を保つ。具体的には後述する。
第1クリップ位相決め台74は、ドリブンプーリー31に組付ける第2クリップ36を載せる台である。
ワーク搬送機構73は、ドライブプーリー11を載せて、搬送するとともに、決めた位相を保つ。具体的には後述する。
第2クリップ位相決め台75は、ドライブプーリー11に組付ける第2クリップ16を載せる台である。
ワーク搬送機構72は、具体的には、インデックステーブル71にベース部材76を取付け、ベース部材76にスライド部材77をスライド自在(矢印a4の方向)に嵌め、スライド部材77とベース部材76の間にスライド部材77をフロア側(矢印a5の方向)に押す圧縮ばね78を掛け、スライド部材77に軸受け81を介して回転部材82を取付けたものである。
ベース部材76の端には、受圧面83を形成した。
ワーク搬送機構72に採用する回転部材82は、内周面にドリブンプーリー31のプーリーシャフト32が備えるスプライン32bに嵌合するように形成したスプライン82aと、受圧面83を押付けるディスク部84とを有する。
ワーク搬送機構73は、ワーク搬送機構72とほぼ同様であるが、ワーク搬送機構73に採用する回転部材82は、ドライブプーリー11のプーリーシャフト12が備えるスプライン12bに嵌合するように形成したスプライン82bを有する。
第1クリップ位相決め台74は、上部に仮置き溝86を形成し、こま部材87を取付け、逃がし部88,88(図9参照)を形成した。
第2クリップ位相決め台75は、上部に仮置き溝91を形成し、こま部材92を取付け、逃がし部93,93を形成した。
図9は、図8の9矢視図であり、第1クリップ位相決め台74を示す。
こま部材87は、第2クリップ36の開口端部47,48の位置を規制すると同時に、曲げおこし端部45の位相を基準位置C1〜C3(図3参照)の何れかの基準位置に一致するように配置したものである。
なお、こま部材92(図8参照)は、こま部材87と同様である。
図10は、図8の10矢視図であり、第1クリップ位相決め台74を示す。
第1クリップ位相決め台74の上部には、仮置き溝86の下に仮置き溝86の直径より大きい直径の仮置き溝94を形成した。
このように第1クリップ位相決め台74は、上部に仮置き溝86並びに仮置き溝94を形成することで、寸法の異なるクリップ95の位相を決めた状態で仮置きすることができ、大きさの異なるドリブンプーリーを混流生産しても、第1クリップ位相決め台74を交換する必要が無い。従って、生産効率の向上を図ることができる。
第2クリップ位相決め台75(図8参照)も同様の構造であり、大きさの異なるドライブプーリーを混流生産しても、第2クリップ位相決め台75を交換する必要が無い。
図11は、図7の11−11線断面図であり、回り止め挿入機構62を示す。図7を併用して説明する。
回り止め部材挿入ステージ53には回り止め挿入機構62が設けられ、回り止め挿入機構62は、ワーク回転装置96,97と、回り止め部材押込み装置98,99とからなる。
ワーク回転装置96は、第1架台56に移動台101,101を取付け、移動台101,101にそれぞれ第1ローラ102、第2ローラ103を取付け、第1ローラ102にベルトを介して駆動源104(例えば、電動モータ)を接続し、第2ローラ103にベルトを介して駆動源105を接続し、インデックステーブル71内に下芯押し手段106を配置し、支柱67にブラケット107を介して上芯押し手段108(空圧シリンダ205を備える。)を配置したもので、上下芯押し手段108,106でドリブンプーリー31を支持した後、第1ローラ102で回転部材82を回すことでプーリーシャフト32を回し、第2ローラ103で組付部品(ムーバブルプーリー)33を回す。
下芯押し手段106は、ドリブンプーリー31及び回転部材82に当接した状態で回転自在(矢印a6の方向)なセンター部材109を有する。
ワーク回転装置96では、移動台101に第1ローラ102(駆動源104を含む)を取付け、移動台101に第2ローラ103(駆動源105を含む)を取付けたので、第1ローラ102の高さを上下に調整して、大きさの異なるドリブンプーリーの混流生産に対応することができ、生産効率の向上を図ることができる。
なお、第1・第2ローラ102,103を押圧する移動台101,101の構造は一例であり、例えば、電動モータを用いてもよく、要は、プーリーシャフト32と組付部品(ムーバブルプーリー)33を回す構造であればよい。
ワーク回転装置97(図7参照)は、ワーク回転装置96と同様であり、ワーク回転装置96と同様の効果を発揮する。
ここで、 回り止め部材挿入ステージ53に配置した回り止め部材押込み装置98を簡単に説明する。
図16に示す回り止め部材押込み装置98は、第1架台56(図7参照)に移動手段(図に示していない)を介して矢印a7の方向にスライド自在に配置した回り止め押出し手段116を備える。
回り止め押出し手段116は、移動手段(図に示していない)に取付けた固定筒121、固定軸122と、固定軸122にスライド自在(矢印a7の方向)に嵌めた供給筒123と、供給筒123と固定軸122の間に、ドリブンプーリー31側へ供給筒123を押すように組み入れた圧縮ばね124と、供給筒123に形成した供給通路125(図17(b)参照)と、を備え、供給通路125に入れた回り止め部材34(図6参照)を固定軸122で押出す。
図17(a),(b)に示す押込みバー手段117は、例えば、空圧シリンダ(図に示していない)にバー本体118を取付け、バー本体118でドリブンプーリー31に回り止め部材34(図6参照)を入れる。
図12は、図7の12−12線断面図であり、クリップ装置63を示す。図7を併用して説明する。
クリップ装置63は、第1架台56に配置した組付部品仮抜き手段127,128と、支柱67に取付けたクリップ組付け装置131,132と、インデックステーブル71内に配置した芯決め装置133,134と、クリップセット装置135,136と、からなる。
組付部品仮抜き手段127は、第1架台56に横スライド手段137を矢印a7の方向にスライド自在に取付け、横スライド手段137に縦スライド手段138を矢印a8の方向にスライド自在に取付け、縦スライド手段138にフォーク状の差込み部材141(図7も参照)を取付け、ドリブンプーリー31の組付部品(ムーバブルプーリー)33を仮位置まで抜く。
組付部品仮抜き手段128は、組付部品仮抜き手段127と同様であり、ドライブプーリー11の組付部品(ムーバブルプーリー)13を仮位置まで抜く。
クリップ組付け装置131は、支柱67に上下移動手段142を取付け、上下移動手段142の下端にクリップガイド手段143を取付け、上下移動手段142に回動手段144を介してクリップ縮径手段145及びクリップ嵌入手段146を取付け、上下移動手段142の上端に押しロッド手段147を配置し、ドリブンプーリー31に第2クリップ36(図5参照)を組付ける。
クリップ組付け装置132(図7参照)は、クリップ組付け装置131と同様であり、ドライブプーリー11(図1参照)に第2クリップ16(図1参照)を組付ける。
回動手段144は、上下移動手段142に支持ブラケット151を取付け、支持ブラケット151に回動軸152を回動自在(矢印a9の方向)に取付け、回動軸152の一端に電動モータ153を連結し、回動軸152の他端にフランジ板154を取付けたものである。
フランジ板154には、回動軸152の軸線から距離X1に第1中心軸155を設定し、回動軸152の軸線から距離X2(X2=X1)に第2中心軸156を設定した。
クリップ縮径手段145は、第1中心軸155と同心に配置したものである。具体的には後述する。
クリップ嵌入手段146は、第2中心軸156と同心に配置したものである。具体的には後述する。
押しロッド手段147は、押しロッド手段147に供給する圧力を検出する圧力センサ(図に示していない)と、ストローク量を検出するストローク検出センサ157と、を有する。
図13は、本発明のクリップ挿入装置に用いたクリップ縮径手段、クリップ嵌入手段及びクリップガイド手段の斜視図である。図12を併用して説明する。
クリップ縮径手段145は、フランジ板154に軸部材158を取付け、軸部材158に圧縮ばね159を配置し、軸部材158に縮径部材161を取付け、縮径部材161のクリップに当接する面162に第1位相保持溝163を形成したものである。164は回り止め溝を示す。
クリップ嵌入手段146は、フランジ板154に軸部材166を取付け、軸部材166に圧縮ばね167を配置し、軸部材166にカップ状の押込み部材168を取付け、押込み部材168のクリップに当接する端面169に、第1位相保持溝163と同じ位相に第2位相保持溝171を形成したものである。172は回り止め溝を示す。
クリップガイド手段143は、案内部174を有し、案内部174は、テーパ孔状の第1案内部175と、第1案内部175に連ねた第2案内部176とからなる。
第1案内部175は、上端にクリップ(例えば、第2クリップ36)を載せることでセットする始端177を径D1で形成し、始端177から距離L1だけ離して終端178を径D2(D2=Dn(図2を参照)<D1)を形成し、始端177から終端178に連なるテーパ面181を傾斜角θtで形成した部位である。
第2案内部176は、終端178に連ね、径D2の孔を長さL2に形成した部位である。
言い換えると、クリップガイド手段143は、クリップ(例えば、第2クリップ36)を始端177の大径部(径D1の部位)から終端178の小径部(径D2の部位)に亘って案内しつつ、小径部においてクリップを隙間S(図2及び図21参照)に挿入可能に縮径するテーパ孔状の第1案内部175と、第1案内部175の小径部に連続して隙間に向かって延出する円孔状の第2案内部176と、を備える。
また、クリップガイド手段143は、第1・第2案内部175,176に逃げ溝182,182,182を縮径部材161が入るように形成し、第2案内部176に連ねて連結基準面183を組付部品(ムーバブルプーリー)33の上方の端43(図2参照)に当接するように形成し、連結基準面183に連ねて連結基準穴184を形成したものである。
さらに、クリップガイド手段143は、始端177に検出用孔186,186を開け、検出用孔186を光が通るように光センサ187,188を取付け、始端177のテーパ面181にクリップ傾き防止ピン191,191,191を等間隔に取付けたものである。
光センサ187,188は、既製のもので、具体的な仕様は任意であり、発光センサ、受光センサの配置位置(図の左右)も任意である。
クリップ傾き防止ピン191は、先端に、出入りする球部を有する。
図14は、図7の14−14線断面図であり、クリップセット装置135,136を示す。
クリップセット装置135は、第1架台56に移動手段192を取付け、移動手段192にクリップセットハンド193を取付け、第1クリップ位相決め台74に仮置きした第2クリップ36をクリップガイド手段143へ運んで、クリップガイド手段143にセットする。
移動手段192は、電動モータ194で駆動する上下軸移動手段195と、上下軸移動手段195に取付け、電動モータ196で駆動する前後軸移動手段197と、からなる。
クリップセット装置136(図右)は、クリップセット装置135と同様であり、第2クリップ位相決め台75に仮置きした第2クリップ16をクリップガイド手段143へ運んで、クリップガイド手段143にセットする。
図15は、本発明のクリップ挿入装置に用いたクリップセットハンドの斜視図である。
クリップセットハンド193は、空圧で駆動する駆動手段201が備えた開閉する(矢印a10の方向)連結部202,202にフィンガ部材203,203を取付け、フィンガ部材203,203の開き角度θhを検出するハンド開き検出センサ(図に示していない)を配置し、駆動手段201の空圧を検出するハンド圧力センサ(図に示していない)を配置し、フィンガ部材203,203で第2クリップ36を持ってセットする。αは最大開き角度を示す。
なお、フィンガ部材203,203を開く際に、連結部202,202を回動することでフィンガ部材203,203を揺動((矢印a10の方向))させたが、揺動させずに、直動させてもよい。
次に、本発明のクリップ挿入装置51の作用を説明する。
まず、図1に示すように、予めドライブプーリー11及びドリブンプーリー31を仮り組みし、クリップ挿入装置51(図8参照)に載せる。具体的には、ドライブプーリー11の組付部品(ムーバブルプーリー)13に第1クリップ15を取付け、組付部品(ムーバブルプーリー)13をプーリーシャフト12に嵌めた後、搬入・搬出ステージ52に待機するワーク搬送機構73にプーリーシャフト12を嵌めることでセットする。その際、プーリーシャフト12は回転部材82(図8参照)とスプライン嵌合し、プーリーシャフト12の第1回り止め溝17,17,17の位相を位置決めする必要はなく、プーリーシャフト12を嵌めるのに、手間がかからない。
同様に、図2に示すように、ドリブンプーリー31の組付部品(ムーバブルプーリー)33に第1クリップ35を取付け、組付部品(ムーバブルプーリー)33をプーリーシャフト32に嵌めた後、搬入・搬出ステージ52に待機するワーク搬送機構72にプーリーシャフト32を嵌めることでセットする。その際、プーリーシャフト32は回転部材82(図8参照)とスプライン嵌合し、プーリーシャフト32の第1回り止め溝17,17,17の位相を位置決めする必要はなく、プーリーシャフト32を嵌めるのに、手間がかからない。
このように、ドライブプーリー11及びドリブンプーリー31はほぼ同様の構成であり、よって、以降では、ドリブンプーリー31を用いてクリップ挿入装置51の作用を説明する。
引き続き、図8〜図10に示すように、第1クリップ位相決め台74にドリブンプーリー31に組付ける第2クリップ36を嵌めると、こま部材87によって、第2クリップ36の曲げおこし端部45の位相を基準位置C1〜C3の何れかの基準位置に一致するように配置することができる。
続けて、図7に示すように、作業者が操作盤65を操作、例えば、送りボタン(図に示していない)を押すと、制御装置64の情報に基づいて、インデックステーブル71は矢印a3のように送り旋回角度θmだけ旋回するので、ドライブプーリー11及びドリブンプーリー31は、搬入・搬出ステージ52から回り止め部材挿入ステージ53に達する。
作業者は、引き続き、ワーク搬送機構72,73にドライブプーリー11及びドリブンプーリー31を載せる。
図16(a),(b)は、クリップ挿入装置の回り止め挿入機構の第1作用図であり、図上に図3の断面に対応する断面を示す。図11を併用して説明する。
(a)において、ドリブンプーリー31を回り止め部材挿入ステージ53に搬送すると、まず、下芯押し手段106が、例えば、図に示していない空圧シリンダで上昇(矢印b1の方向)してセンター部材109でドリブンプーリー31の中心軸線の位置決めを行うとともに、回転部材82を押すことでスライド部材77を圧縮ばね78に抗して上昇(矢印b1の方向)させ、回転部材82のディスク部84をベース部材76の受圧面83から距離Huだけ離す。
その次に、距離Huだけ上昇したドリブンプーリー31に向け上芯押し手段108が空圧シリンダ205(図11参照)によって下降し、ドリブンプーリー31を押圧して、ドリブンプーリー31の中心軸線の位置決めを行うとともに、ドリブンプーリー31を回転自在に支持する。
さらに、距離Huだけ上昇したドリブンプーリー31に回り止め部材押込み装置98の回り止め押出し手段116が移動手段(図に示していない)の空圧シリンダ(図に示していない)で押されて(矢印a7の方向)当接すると、供給筒123が圧縮ばね124に抗して後退(矢印b2の方向)するとともに、固定軸122が矢印b3の方向に前進して、予め入れた回り止め部材34をプーリーシャフト32の外周面に押圧し続ける。そのとき、図上の断面に示すように、回り止め部材34はプーリーシャフト32の第1回り止め溝17,17,17から離れ、一致しない。
(b)において、ドリブンプーリー31を立てた回転部材82のディスク部84にワーク回転装置96の第1ローラ102が当接し、ディスク部84を回動させると、プーリーシャフト32は回動し、図上の断面に示すように、回り止め部材34に対して第1回り止め溝17が一致するので、回り止め部材34は、回り止め押出し手段116の空圧シリンダ(図に示していない)によって距離X3(X3=r1)だけで押される(矢印b3)ので、第1回り止め溝17に半分だけ嵌り、回り止め押出し手段116が前進限に達する。回り止め押出し手段116が前進限に達したことを検出するセンサ(図に示していない)の情報に基づいて、第1ローラ102の駆動源104(図11参照)は停止する。その結果、プーリーシャフト32の第1回り止め溝17の位相を位置決めすることができる。
図17(a),(b)は、クリップ挿入装置の回り止め挿入機構の第2作用図であり、図上に図3の断面に対応する断面を示す。図11を併用して説明する。
(a)において、第1ローラ102が停止すると、回り止め部材押込み装置98の押込みバー手段117のバー本体118は下降して回り止め部材34を押し続ける。押込みバー手段117のストロークを検出するセンサ(図に示していない)の情報に基づいて、第1ローラ102と同様に第2ローラ103で組付部品(ムーバブルプーリー)33を回動させると、ムーバブルプーリー33の第2回り止め溝24が回り止め部材34に一致する。
(b)において、ムーバブルプーリー33の第2回り止め溝24が回り止め部材34に一致すると、第2ローラ103の駆動源105が停止し(例えば、ムーバブルプーリー33の回転検出や駆動源105の負荷で制御)、押込みバー手段117のバー本体118がさらに下降して、回り止め部材34の残りの半分を第2回り止め溝24に嵌める。その結果、ムーバブルプーリー33の第2回り止め溝24の位相を決めることができる。
ここで、この第1回り止め溝17と第2回り止め溝24に回り止め部材34を入れた1箇所目の部位を基準位置C1とする。
引き続き、図16(b)を実施し、図17(a),(b)を実施することで、2箇所目の第1回り止め溝17と第2回り止め溝24に2個目の回り止め部材34を入れ、基準位置C2とし、3箇所目の第1回り止め溝17と第2回り止め溝24に3個目の回り止め部材34を入れ、基準位置C3とする。この3個目の回り止め部材34を入れたとき、図7のクリップ挿入ステージ54では、基準位置C2は、図9の第1クリップ位相決め台74に仮置きした第2クリップ36の曲げおこし端部45の位相と一致する。
引き続き、バー本体118が下降限に達することで、下芯押し手段106は下降して原点に戻る。その他のものも原点に戻る。
図18は、クリップ挿入装置のワーク搬送機構の作用図である。
ドリブンプーリー31を距離Huだけ上昇させた下芯押し手段106(図17参照)が下降する。圧縮ばね78によって回転部材82のディスク部84は、ベース部材76の受圧面83を面圧pで押圧するので、ベース部材76を介してインデックステーブル71と一体的になり、かつ、ドリブンプーリー31は回転部材82とスプライン嵌合しているから、ドリブンプーリー31は回転(自転)しない。従って、ワーク搬送機構72は、ドリブンプーリー31の自転方向の基準位置C2を保持し続けることができる。
回り止め部材34を入れた後、図7のインデックステーブル71を送り旋回角度θmだけ旋回させることでクリップ挿入ステージ54に送る。
なお、インデックステーブル71を回り止め部材挿入ステージ53からクリップ挿入ステージ54に旋回させるタイミングは任意である。例えば、作業者が操作盤を操作してももよく、各ステージ52〜54での作業が終了したときに自動で旋回させてもよい。
図19(a)、(b)は、クリップ挿入装置の組付部品仮抜き手段とクリップ組付け装置の作用図であり、(a)は組付部品仮抜き手段127、(b)はクリップ組付け装置131を示す。
(a)において、ドリブンプーリー31がワーク搬送機構72に載って送られてきたクリップ挿入ステージ54では、まず、芯決め装置133が上昇してドリブンプーリー31の位置決めを行い、引き続いて、組付部品仮抜き手段127の横・縦スライド手段137,138をスライドさせて組付部品(ムーバブルプーリー)33を距離Hmだけ上昇させ、一旦、仮位置まで抜く。その結果、組付部品(ムーバブルプーリー)33とドリブンプーリー31との間に隙間S(図2、図21(b)参照)を形成することができ、次工程で稼働するクリップ組付け装置131でクリップを挿入することができる。
(b)において、上昇させることで仮抜きした組付部品(ムーバブルプーリー)33にクリップガイド手段143を、上下移動手段142を矢印b4のように下降させることで嵌める。
クリップガイド手段143は、組付部品(ムーバブルプーリー)33に嵌ると、組付部品(ムーバブルプーリー)33の端43(図2参照)にクリップガイド手段143の連結基準面183(図12、図13参照)が当接して端43に対する傾きを規制するので、クリップガイド手段143のガイドの精度を高めることができる。
また、組付部品(ムーバブルプーリー)33にクリップガイド手段143の連結基準穴184(図12、図13参照)が嵌って組付部品(ムーバブルプーリー)33の中心軸線に対してクリップガイド手段143の中心軸線を一致させるので、クリップガイド手段143のガイドの精度を高めることができる。
図20(a)、(b)は、クリップ挿入装置のクリップガイド手段の第1作用図である。図9、図15を併用して説明する。
(a)において、上下移動手段142が下降限の達すると、クリップガイド手段143に第2クリップ36をクリップセット装置135で載せる。具体的には、待機状態であるクリップセット装置135は、予め設定した情報に基づいて、第1クリップ位相決め台74に向けてクリップセットハンド193を上下軸移動手段195で下降し、逃がし部88(図9参照),88にフィンガ部材203,203を入れ、フィンガ部材203,203を開き(図15参照)、フィンガ部材203,203を第2クリップ36に押圧することで持ち、上昇し、取出し、第2クリップ36を前後軸移動手段197でクリップガイド手段143の真上に運び、下降し、クリップガイド手段143に第2クリップ36を接近させる。
クリップセットハンド193は、第2クリップ36を持つ際に、クリップを確認する。図15に示すように、予め第2クリップ36に対応した開き角度θhと開き角度θhのときの駆動手段201内の圧力をPhに設定し、フィンガ部材203,203を開き角度θhだけ開いたときに、圧力Phであれば径Dcであると判断し、「OK」とする。一方、フィンガ部材203,203を開き角度θhだけ開いたときに、駆動手段201内の圧力が圧力Ph未満であれば、「NG」とする。圧力が圧力Ph未満の状態は、クリップの径が第2クリップ36の径Dcより大きいか、クリップがないときで、異常と判断することができる。
なお、「NG」の場合は、例えば、クリップセットハンド193を待機状態まで戻し、ブザーを鳴らして、作業者に知らせる。
(b)において、第2クリップ36を接近させ、フィンガ部材203,203を閉じることで、第2クリップ36を落とすようにして始端177に置くと同時に、クリップ傾き防止ピン191,191,191に載せることでセットする。続けて、光センサ187,188で第2クリップ36が所定位置にセットされたか、セットされていないかを検出する。すなわち、光を受光しないときは第2クリップ36をセットしたと判断し、「OK」とする。一方、光を受光し続けているときは、「NG」とする。光を受光する状態は、クリップが無いときで、異常と判断することができる。
なお、「NG」の場合は、例えば、クリップセットハンド193を待機状態まで戻し、ブザーを鳴らして、作業者に知らせる。
クリップセット装置135は、セット後、待機状態に戻る。
図21(a)〜(c)は、クリップ挿入装置のクリップガイド手段の第2作用図であり、(b)は(a)のb部詳細図、(c)は(b)のc−c線断面図である。なお、第2クリップ36の曲げおこし端部45の位置を正面に示し、理解を容易にした。
(a)において、クリップ組付け装置131のクリップ縮径手段145が下降して第2クリップ36を縮径する。具体的には、予めクリップガイド手段143の真上に回動手段144でクリップ縮径手段145を待機させ、押しロッド手段147がロッド208を圧縮ばね159に抗して下降させることで、待機状態のクリップ縮径手段145を下降させる。
(b)において、クリップ縮径手段145の縮径部材161が下降すると、縮径部材161の第1位相保持溝163は、既に位相を決めてセットした第2クリップ36の曲げおこし端部45に一致するので、曲げおこし端部45を収納すると同時に、縮径部材161の面162は第2クリップ36を下方に押しながら、案内部174に沿って矢印b5,b5のように下降させ、テーパ孔状の第1案内部175によって第2クリップ36を弾性的に縮径する。下降限Ldで第2案内部176に二点鎖線で示すように縮径した第2クリップ36を入れる。
(a)及び(b)に示すように、押しロッド手段147は、クリップ縮径手段145で第2クリップ36を押し始めたときに、第2クリップ36の傾きを確認する。予め第2クリップ36をクリップガイド手段143に押込むときの押しロッド手段147の最大圧力をPrに設定し、押しロッド手段147の圧力がPr未満のときは、水平に押付けていると判断し、「OK」とする。一方、押しロッド手段147の圧力がPr以上のときは、「NG」とする。圧力が圧力Pr以上の状態は、クリップの傾きで押付けの抵抗が増したと判断し、異常とする。
なお、「NG」の場合は、例えば、押しロッド手段147を待機状態まで戻し、ブザーを鳴らして、作業者に知らせる。
(c)において、クリップ縮径手段145の縮径部材161が下降する場合、第1位相保持溝163は曲げおこし端部45を入れて保持するので、第2クリップ36の回動(矢印b6の方向)は規制され、第2クリップ36を矢印b6の方向の動きに対して保持することができる。
クリップ縮径手段145の縮径部材161が下降限Ldに達すると、押しロッド手段147がロッド208を上昇させるので、ロッド208に同期して圧縮ばね159によって縮径部材161は上昇する。その際、縮径した第2クリップ36は、第2案内部176に残る。
押しロッド手段147のロッド208が戻ると(図19の状態)、回動手段144は、回動軸152を180°回動することで、クリップ嵌入手段146をクリップガイド手段143の真上に配置(図12参照)する。
図22(a)〜(c)は、クリップ挿入装置のクリップ嵌入手段の第1作用図であり、(b)は(a)のb部詳細図、(c)は(b)のc部詳細図である。なお、第2クリップ36の曲げおこし端部45の位置を正面に示し、理解を容易にした。
(a)において、クリップ嵌入手段146をクリップガイド手段143の真上に配置(図12参照)して、回動手段144が停止すると、回動手段144の動作終了に伴い、再び押しロッド手段147はロッド208を圧縮ばね167に抗して下降させるので、クリップ嵌入手段146のカップ状の押込み部材168は下降してクリップガイド手段143内の縮径した第2クリップ36に当接する。
(b)において、第2クリップ36の曲げおこし端部45の位相とクリップ嵌入手段146の第2位相保持溝171の位相は一致するので、クリップ嵌入手段146の端面169(図14参照)を第2クリップ36に当接する際に、第2位相保持溝171は曲げおこし端部45を入れるので、第2クリップ36の回動(図21(c)の矢印b6の方向)は規制され、第2クリップ36を矢印b6の方向の動きに対して保持することができる。つまり、図3に示すように、組付部品(ムーバブルプーリー)33の第2回り止め溝24の位相及び回り止め部材34の位相に曲げおこし端部45の位相を一致させることができる。
また、クリップガイド手段143の第2案内部176によって、縮径した第2クリップ36の径は組付部品(ムーバブルプーリー)33の孔38(図2参照)に入る径となるので、押込み部材168の下降で縮径した第2クリップ36をクリップガイド手段143の第2案内部176(図12、図13参照)を通過させると、組付部品(ムーバブルプーリー)33の孔38に入れることができる。
引き続き、クリップ嵌入手段146を下降すると、縮径した第2クリップ36は周溝42(図2、図3参照)に達する。
(c)において、縮径した第2クリップ36は、周溝42に達すると同時に、弾性力による戻りで周溝42に入る。周溝42に第2クリップ36を挿入した直後に、クリップ嵌入手段146の押込み部材168はさらに線径d分だけ下降してクリップ嵌入手段146の下降限Laに達する。
クリップ嵌入手段146が下降限Laに達すると、クリップの挿入は完了する。従って、第2クリップ36の曲げおこし端部45を所定の位相、例えば、基準位置C2に配置することができ、第2クリップ36の組付けは容易になるという利点がある。
第2クリップ36を挿入したドリブンプーリー31は、インデックステーブル71が送り旋回角度θmだけ旋回すると、搬入・搬出ステージ52に戻るので、作業者は取出し、新たなドリブンプーリー31をセットする。
図23(a),(b)は、クリップ挿入装置のクリップ嵌入手段の第2作用図である。図12、図22を併用して説明する。
(a)において、クリップ嵌入手段146が下降限Laに達しないときは、「NG」とする。具体的には、予め下降限LaまでのストロークをSeに設定し、ストローク検出センサ157で検出するストロークがストロークSe未満のとき、例えば、ストロークSn1のときは、ストロークSeよりストロークδ1だけ小さく、第2クリップ36の曲げおこし端部45の位相が一致していないと判断する。
なお、「NG」の場合は、例えば、押しロッド手段147(図12参照)を待機状態まで戻し、ブザーを鳴らして、作業者に知らせる。
(b)において、クリップ嵌入手段146が下降限Laに達しないときは、「NG」とする。具体的には、予め下降限LaまでのストロークをSeに設定し、ストローク検出センサ157で検出するストロークがストロークSe未満のとき、例えば、ストロークSn2のときは、ストロークSeよりストロークδ2だけ小さく、第2クリップ36の曲げおこし端部45の曲げ方向が上向きでなければならないところ、下向きである、つまり、第2クリップ36が天地逆転した状態であると判断する。
なお、「NG」の場合は、例えば、押しロッド手段147を待機状態まで戻し、ブザーを鳴らして、作業者に知らせる。
本発明のクリップ挿入装置は、無段変速機(CVT)のドライブプーリーとドリブンプーリーにクリップを挿入する装置に好適である。
本発明のクリップ挿入装置で組付けられるドライブプーリーの断面図 本発明のクリップ挿入装置で組付けられるドリブンプーリーの断面図 図2の3−3線断面図 図3の4矢視図 本発明のクリップ挿入装置で組付けるクリップの斜視図 本発明のクリップ挿入装置で組付ける回り止め部材の斜視図 本発明のクリップ挿入装置の平面図 図7の8−8線断面図 図8の9矢視図 図8の10矢視図 図7の11−11線断面図 図7の12−12線断面図 本発明のクリップ挿入装置に用いたクリップ縮径手段、クリップ嵌入手段及びクリップガイド手段の斜視図 図7の14−14線断面図 本発明のクリップ挿入装置に用いたクリップセットハンドの斜視図 クリップ挿入装置の回り止め挿入機構の第1作用図 クリップ挿入装置の回り止め挿入機構の第2作用図 クリップ挿入装置のワーク搬送機構の作用図 クリップ挿入装置の組付部品仮抜き手段とクリップ組付け装置の作用図 クリップ挿入装置のクリップガイド手段の第1作用図 クリップ挿入装置のクリップガイド手段の第2作用図 クリップ挿入装置のクリップ嵌入手段の第1作用図 クリップ挿入装置のクリップ嵌入手段の第2作用図 従来の技術の基本構成を説明する図
符号の説明
12…シャフト(プーリーシャフト)、13…組付部品(ムーバブルプーリー)、14,34…回り止め部材、16,36…クリップ(第2クリップ)、17…第1回り止め溝、18,38…シャフトに嵌める孔、22,42…周溝、23,43…組付部品の端、24…第2回り止め溝、32…シャフト(プーリーシャフト)、33…組付部品(ムーバブルプーリー)、45…曲げおこし端部、51…クリップ挿入装置、62…回り止め挿入機構、72,73…ワーク搬送機構、127,128…組付部品仮抜き手段、143…クリップガイド手段、145…クリップ縮径手段、146…クリップ嵌入手段、161…縮径部材、163…第1位相保持溝、168…押込み部材、169…クリップに当接する端面、171…第2位相保持溝、174…案内部、S…隙間。

Claims (3)

  1. シャフトに嵌める孔を備えた組付部品を組付けるときに、シャフトの第1回り止め溝と組付部品の第2回り止め溝に係合する回り止め部材を挿入し、回り止め部材の抜けを防ぐC形状のクリップを孔の周面に形成した環状の周溝に取付けると同時に、第2回り止め溝にクリップの曲げおこし端部を配置するクリップ挿入装置であって、
    前記組付部品の端に連結することで前記孔に案内部を接続し、案内部でクリップを組付部品の端まで案内するクリップガイド手段と、
    前記案内部にセットしたクリップを案内部に沿いながら前記周溝に向かって押込むことでクリップを弾性的に縮径させるクリップ縮径手段と、
    前記縮径したクリップを前記案内部から孔に乗り移らせると同時に、挿入した組付部品を予め仮位置に移動させて設定した隙間に送り込み、周溝に嵌入するクリップ嵌入手段と、を備え、
    前記クリップ縮径手段は、案内部にクリップを押込む縮径部材を備え、
    前記縮径部材は、クリップに当接する端面の所定の位相に前記曲げおこし端部を入れるように形成した第1位相保持溝を備え、
    前記クリップ嵌入手段は、縮径したクリップを周溝まで押込む押込み部材を備え、
    前記押込み部材は、クリップに当接する端面に前記第1位相保持溝と同じ位相の第2位相保持溝を備え、
    前記クリップガイド手段にセットしたクリップの曲げおこし端部の位相を保った状態でクリップを取付けることを特徴とするクリップ挿入装置。
  2. 前記クリップ挿入装置は、順に、搬入・搬出ステージ、回り止め部材挿入ステージ、クリップ挿入ステージを配置し、
    これらのステージ間でワークを送るインデックステーブルを備え、
    前記クリップ挿入ステージが前記クリップガイド手段を備え、
    前記回り止め部材挿入ステージにおいて、前記シャフトを回転させてシャフトの第1回り止め溝を所定の位相に割り出し、割り出した位相にシャフトに嵌めた組付部品の第2回り止め溝の位相が一致するまで組付部品を回転させ、前記組付部品と前記シャフトとの位相を決めるワーク回転装置と、
    前記インデックステーブルに設けられ、前記インデックステーブルを旋回させて、少なくとも前記組付部品に前記シャフトを拘束せずに嵌めてセットされた状態のワークを前記回り止め部材挿入ステージに送った後、
    前記ワーク回転装置による作業に続いて、前記インデックステーブルを旋回させることによって、前記シャフトと前記組付部品との位相を保って少なくとも前記シャフト及び前記組付部品を前記クリップ挿入ステージに送るワーク保持機構と、を備えたことを特徴とする請求項1記載のクリップ挿入装置。
  3. 前記クリップガイド手段の稼働前に予め、前記シャフトに挿入した組付部品を、シャフトの軸線方向でかつ前記縮径部材に向けて一旦、仮位置まで抜く組付部品仮抜き手段を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のクリップ挿入装置。
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