JP4580097B2 - ケーブル類架設具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、トンネル壁面や建築物の壁面などに沿って光ファイバーや電気ケーブル、配管等のケーブル類を架設する場合に用いられるケーブル類架設具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のケーブル類架設具では、複数のアングル材を用いて直角三角形状に組付けられた取付け枠の鉛直枠体に、水平枠体の上面がケーブル類の載置面となる状態で、トンネル壁面等の固定部にアンカーボルト等で取付けるための取付け孔を形成するとともに、取付け枠の水平枠体には、該水平枠体の上面に横架姿勢で載置されたケーブル類を締め付け固定するU字状ボルトに対する取付け孔を形成していた(例えば、実開昭57−184379号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来のケーブル類架設具では、取付け枠の鉛直枠体を固定部にアンカーボルト等で固定した後、取付け枠の水平枠体にケーブル類を載置し、このケーブル類をU字状ボルトとナットとによって取付け枠の水平枠体に締め付け固定する必要があるため、ケーブル類の架設作業に多くの手間を要するばかりでなく、架設具全体が大型化し易い。
【0004】
本発明は、上述の実状に鑑みて為されたものであって、その主たる課題は、ケーブル類の架設作業を能率良く容易に行なうことができ、しかも、ケーブル類に加わる引張力等の外力に充分耐え得るだけの強度を確保しながら全体のコンパクト化を図ることのできる架設具を提供する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
ケーブル類架設具において、固定部に対する取付け部及びケーブル類を横架姿勢で載置可能な受け部とを備えた取付け部材に、受け部との間でケーブル類を挾持固定する押え部を備えた押え部材を、ケーブル類の長手方向に沿う軸芯周りで揺動自在に取付け、この取付け部材と押え部材とを揺動方向から締付け固定自在な締結手段を設けるとともに、前記取付け部材と押え部材との相対向する部位に、締結手段の締付け操作に伴う取付け部材と押え部材との相対近接揺動に連れて揺動方向から嵌合する凹凸部を設けてある。
【0006】
上記構成によれば、押え部材を揺動自在に取付けてある取付け部材の取付け部をトンネル壁面等の固定部に固定した後、取付け部材の受け部にケーブル類を横架姿勢で載置したのち、締結手段を締め付け固定操作すると、ケーブル類が受け部と押え部との間で挾持固定される。
【0007】
しかも、この締結手段の締付け操作に伴う取付け部材と押え部材との相対近接揺動に連れて、取付け部材と押え部材との相対向する部位に設けた凹凸部が揺動方向から嵌合して、取付け部材と押え部材とのケーブル類長手方向での相対移動を規制するから、ケーブル類を介して押え部材に加わる外力も取付け部材との協働で受止めることができる。
【0008】
従って、取付け部材と押え部材とを揺動自在に連結することによって、両部材の取扱いが楽になるばかりでなく、締結手段による締結操作数も少なくて済み、従来に比してケーブル類の架設作業を能率良く容易に行なうことができる。しかも、締結手段による締付け固定時には、両部材の凹凸部を揺動方向から嵌合させるが故に、ケーブル類に加わる引張力等の外力に充分耐え得るだけの強度を確保しながら全体のコンパクト化を図ることができる。
【0009】
ケーブル類架設具において、前記取付け部材と押え部材との相対向する下端側の部位に、脱着自在に嵌合し、かつ、嵌合状態ではケーブル類の長手方向に沿う軸芯周りで相対揺動自在ならびに脱着自在に嵌合する揺動支点軸部と嵌合溝部とが形成されている。
【0010】
上記構成によれば、前記取付け部材と押え部材との相対向する部位に揺動支点軸部と嵌合溝部とが形成されているから、両部材を連結ピンで揺動自在に枢支連結する場合に比して、構造の簡素化と組付けの容易化とを図ることができるとともに、前記押え部材の揺動軸芯が下端側に位置するから、取付け部材の受け部と開き姿勢にある押え部材の押え部との間にケーブル類を落し込み状態で載架することができ、ケーブル類の架設作業の能率化、容易化を促進することができる。
【0011】
ケーブル類架設具において、前記取付け部材の受け部と押え部材の押え部との間でケーブル類を挾持固定した状態において、取付け部材と押え部材との相対離間揺動を阻止する牽制ピンが、両部材に亘って抜き差し自在に設けられている。
【0012】
上記構成によれば、例え、取付け部材と押え部材とを揺動方向から締付け固定する締結手段が何らかの原因で弛んでも、取付け部材と押え部材とに亘って設けられた牽制ピンによって、取付け部材と押え部材との相対離間揺動を阻止することができるから、ケーブル類の脱落を確実に防止することができる。それでいて、ケーブル類の挾持固定を解除する場合には、牽制ピンを引抜くだけで済み、保守点検時や取替え時におけるケーブル類の取外しも容易に行なうことができる。
【0013】
ケーブル類架設具において、前記取付け部材が、角筒状体の前壁部に、受け部の一部を形成する左右一対の延長側壁と、押え部材の下端部に形成された揺動支点軸部を一定角度範囲内で揺動並びに脱着自在に嵌合保持する嵌合溝部を形成してある延長底壁とを一体形成して構成されている。
【0014】
上記構成によれば、前記取付け部材が、機械的強度に優れた角筒状体をベースにして左右一対の延長側壁と延長底壁とを一体形成してあるが故に、取付け部材の軽量化を図りつつより頑丈に構成することができる。
【0015】
ケーブル類架設具において、前記締結手段が、押え部材の貫通孔を通して取付け部材のネジ部に螺合されるボルトに、ボルトの締結解除側への回転に連れて、該ボルトがネジ部に螺合している状態で押え部材の貫通孔周縁側に接当する抜止め部材を設けて構成されている。
【0016】
上記構成によれば、取付け部材と押え部材とを揺動方向から締付け固定する締結手段のボルトが何らかの原因で弛んでも、このボルトの締結解除側への回転に連れて、該ボルトに設けた抜止め部材が押え部材の貫通孔周縁側に接当して、ボルトと取付け部材のネジ部との螺合状態が維持されるから、取付け部材に対する押え部材の相対離間揺動に起因するケーブル類の脱落を確実に防止することができる。しかも、ボルトに抜止め部材を設けるだけであるから、構造面及び製造コスト面で有利に実施することができる。
そして、本発明の請求項1によるケーブル類架設具の特徴構成は、固定部に対する取付け部及びケーブル類を横架姿勢で載置可能な受け部とを備えた取付け部材に、受け部との間でケーブル類を挾持固定する押え部を備えた押え部材を、ケーブル類の長手方向に沿う軸芯周りで揺動自在に取付け、この取付け部材と押え部材とを揺動方向から締付け固定自在な締結手段を設けるとともに、前記取付け部材と押え部材との相対向する部位に、締結手段の締付け操作に伴う取付け部材と押え部材との相対近接揺動に連れて揺動方向から嵌合する凹凸部を設け、さらに、前記取付け部材の受け部と押え部材の押え部との間でケーブル類を挾持固定した状態において、取付け部材と押え部材との相対離間揺動を阻止する牽制ピンを、両部材に亘って抜き差し自在に設けてある点にある。
本発明の請求項2によるケーブル類架設具の特徴構成は、固定部に対する取付け部及びケーブル類を横架姿勢で載置可能な受け部とを備えた取付け部材に、受け部との間でケーブル類を挾持固定する押え部を備えた押え部材を、ケーブル類の長手方向に沿う軸芯周りで揺動自在に取付け、この取付け部材と押え部材とを揺動方向から締付け固定自在な締結手段を設けるとともに、前記取付け部材と押え部材との相対向する部位に、締結手段の締付け操作に伴う取付け部材と押え部材との相対近接揺動に連れて揺動方向から嵌合する凹凸部を設け、さらに、前記取付け部材を、角筒状体の前壁部に、受け部の一部を形成する左右一対の延長側壁と、押え部材の下端部に形成された揺動支点軸部を一定角度範囲内で揺動並びに脱着自在に嵌合保持する嵌合溝部を形成してある延長底壁とを一体形成して構成してある点にある。
本発明の請求項3によるケーブル類架設具の特徴構成は、前記締結手段が、押え部材の貫通孔を通して取付け部材のネジ部に螺合されるボルトに、当該ボルトの雄ネジ部に螺合可能な雌ネジ部を備え、且つ、ボルトの締結解除側への回転に連れて、該ボルトがネジ部に螺合している状態で押え部材の貫通孔周縁に接当する抜止め部材を設けて構成されている点にある。
【0017】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕
図1〜図7は、トンネル壁面や建築物の壁面などに沿って光ファイバーや電気ケーブル、配管等のケーブル類Cを架設する場合に用いられるケーブル類架設具を示し、トンネル壁面等の固定部Wに対する取付け部1及びケーブル類Cを横架姿勢で載置可能な受け部2とを備えた合成樹脂製の取付け部材Aに、受け部2との間でケーブル類Cを挾持固定する押え部3を備えた合成樹脂製の押え部材Bを、ケーブル類Cの長手方向に沿う軸芯X周りで揺動自在に取付け、この取付け部材Aと押え部材Bとを揺動方向から締付け固定自在な締結手段4を設けるとともに、前記取付け部材Aと押え部材Bとの相対向する部位には、締結手段4の締付け操作に伴う取付け部材Aと押え部材Bとの相対近接揺動に連れて揺動方向から嵌合する凹凸部5,6Aを設けてある。
【0018】
前記取付け部材Aは、有底の四角筒状に形成された角筒状体7の前壁部7Aに、受け部2の一部を形成する左右一対の延長側壁8と、押え部材Bの下端部に一体形成された揺動支点軸部13Aを一定角度範囲内で揺動並びに脱着自在に嵌合保持する嵌合溝部9Aを形成してある延長底壁9とを一体形成して構成されているとともに、前記角筒状体7の後壁部7Bには、図7に示すように、固定部Wへの取付け部1の一例であるアンカーボルト10の挿通孔が貫通形成され、更に、前記角筒状体7の左右側壁部7Cには、軽量化のための排水口を兼ねた開口11が貫通形成されている。
【0019】
前記角筒状体7の前壁部7Aと左右の延長側壁8及び延長底壁9とをもって、前方及び上方に向かって開口する前記の嵌合凹部5が区画形成されているとともに、前記角筒状体7の内周面のうち、受け部2の形成位置に相当する部位又はそれに近い部位には、補強用リブ12が周方向に沿って一体的に突出形成されている。
【0020】
前記受け部2は、図1に示すように、角筒状体7の前壁部7Aに形成された弧状の第1載置面2a と、それに連続する状態で左右の延長側壁8の上面に形成された第2載置面2bとから構成されている。
【0021】
前記押え部材Bは、取付け部材Aの嵌合凹部5に対して揺動方向から嵌合自在な嵌合凸部6Aを備えた胴部6の上下両端部に、受け部2との間でケーブル類Cを挾持固定する弧状の押え面3aを備えた押え部3と、円柱状の揺動支点軸部13Aを備えた揺動支点部13とを一体形成して構成されている。
【0022】
前記締結手段4は、少なくとも嵌合凹部5側に開口する状態で角筒状体7の前壁部7Aに形成されたネジ部の一例であるネジ筒部4Aと、押え部材Bの胴部6に形成された上下方向に沿う長円形状の貫通孔6Bを通してネジ筒部4Aに螺合されるボルト4Bとから構成されている。
前記ボルト4Bの頭部の最小径は、長円形状の貫通孔6Bの小径(幅)よりも大に構成されている。
【0023】
前記取付け部材Aの受け部2と押え部材Bの押え部3との間でケーブル類Cを挾持固定した状態において、取付け部材Aと押え部材Bとの相対離間揺動を阻止する割りピン利用の牽制ピン14が、両部材A,Bに亘って抜き差し自在に設けられている。
前記取付け部材Aの左右の延長側壁8に形成される第1ピン挿通孔8a と、押え部材Bの胴部6に形成される第2ピン挿通孔6aとのうち、第2ピン挿通孔6aの内径が、取付け部材Aの受け部2と押え部材Bの押え部3との間で挾持固定される複数種類のケーブル類C間での最大外径寸法差に相当する寸法だけ第1ピン挿通孔8a よりも大に構成されている。
【0024】
〔第2実施形態〕
図8は、取付け部材Aと押え部材Bとを揺動方向から締付け固定する締結手段4の改良を示し、この締結手段4は、少なくとも嵌合凹部5側に開口する状態で角筒状体7の前壁部7Aに形成されたネジ部の一例であるネジ筒部4Aと、押え部材Bの胴部6に形成された上下方向に沿う長円形状の貫通孔6Bを通してネジ筒部4Aに螺合されるボルト4Bとから構成されているとともに、前記ボルト4Bには、ボルト4Bの締結解除側(弛み側)への螺合回転に連れて、該ボルト4Bがネジ筒部4Aに螺合している状態で押え部材Bの貫通孔6B周縁側に接当してそれ以上の締結解除側への螺合回転を阻止する抜止め部材4Dが設けられている。
【0025】
前記抜止め部材4Dは、ボルト4Bの先端側軸部に形成された雄ネジ部4bに対して螺合自在な雌ネジ部4dを備えたナットから構成されていて、前記押え部材Bの貫通孔6Bに挿通されたボルト4Bのうち、角筒状体7の前壁部7Aと押え部材Bの胴部6との相対向面間に位置する非ネジ形成領域の軸部分に相対回動並びに相対移動自在に外套保持されるように構成されている。
【0026】
前記抜止め部材4Dの外径及びボルト4Bの頭部の最小径は、長円形状の貫通孔6Bの小径(幅)よりもそれぞれ大に構成されている。
【0027】
そして、取付け部材Aと押え部材Bとを揺動方向から締付け固定する締結手段4のボルト4Bが何らかの原因で弛んでも、このボルト4Bの締結解除側への螺合回転に連れて、該ボルト4Bの非ネジ形成領域の軸部分に保持されている抜止め部材4Dが、雄ネジ部4bの内側端で押されながら押え部材Bの胴部6の貫通孔周縁側に接当して、それ以上の締結解除側への螺合回転を阻止する。それ故に、ボルト4Bと取付け部材Aのネジ筒部4Aとの螺合状態が維持されるから、取付け部材Aに対する押え部材Bの相対離間揺動に起因するケーブル類Cの脱落を確実に防止することができる。
【0028】
尚、その他の構成は、第1実施形態で説明した構成と同一であるから、同一の構成箇所には、第1実施形態と同一の番号を付記してそれの説明は省略する。
【0029】
〔その他の実施形態〕
(1)上述の第1実施形態では、取付け部材A側に嵌合溝部9Aを形成するとともに、押え部材B側に揺動支点軸部13Aを形成して、この揺動支点軸部13Aと嵌合溝部9Aとを、ケーブル類Cの長手方向に沿う軸芯X周りで相対揺動自在ならびに脱着自在に嵌合させたが、前記嵌合溝部9Aを押え部材B側に形成し、かつ、揺動支点軸部13Aを取付け部材A側に形成して実施してもよい。
【0030】
(2)上述の第1実施形態では、取付け部材Aに対して押え部材Bを下端側の軸芯X周りで相対揺動自在に構成したが、この押え部材Bを、取付け部材Aに対して上端側のケーブル類Cの長手方向に沿う軸芯X周りで相対揺動自在に構成してもよい。
【0031】
(3)前記取付け部材Aの取付け部1としては、トンネル壁面等の固定部Wに固定できるものであれば、如何なる構造に構成してもよい。
【0032】
(4)前記取付け部材Aの受け部2としては、ケーブル類Cを横架姿勢で載置することのできるものであれば、如何なる構造に構成してもよい。
【0033】
(5)前記締結手段4としては、取付け部材Aと押え部材Bとを揺動方向から締付け固定することのできるものであれば、如何なる構造に構成してもよい。
【0034】
(6)上述の第2実施形態では、ボルト4Bの締結解除側(弛み側)への螺合回転に連れて、該ボルト4Bがネジ筒部4Aに螺合している状態で押え部材Bの貫通孔6B周縁側に接当してそれ以上の締結解除側への螺合回転を阻止する抜止め部材4Dを、ボルト4Bの先端側軸部に形成された雄ネジ部4bに対して螺合自在な雌ネジ部4dを備えたナットから構成したが、この構成に限定されるものではなく、例えば、前記ボルト4Bの軸部に形成周溝に、拡径側に弾性変形可能なCの字状の抜止めリングを脱着自在に装着して実施してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第1実施形態を示すケーブル類架設具の分解斜視図
【図2】ケーブル類架設具の側面図
【図3】ケーブル類架設具の正面図
【図4】ケーブル類架設具の平面図
【図5】押え部材を最大開き位置に揺動操作したときの図3におけるV−V線断面図
【図6】図2のVI−VI線断面図
【図7】固定部に取付けたときの縦断側面図
【図8】本願発明の第2実施形態を示すケーブル類架設具の縦断側面図
【符号の説明】
A 取付け部材
B 押え部材
C ケーブル類
W 固定部
X 揺動軸芯
1 取付け部(挿通孔)
2 受け部
3 押え部
4 締結手段
4A ネジ部(ネジ筒部)
4B ボルト
4b 雄ネジ部
4D 抜止め部材
4d 雌ネジ部
5 嵌合凹部
6A 嵌合凸部
7 角筒状体
8 延長側壁
9 延長底壁
9A 嵌合溝部
13A 揺動支点軸部
14 牽制ピン(割ピン)
Claims (3)
- 固定部に対する取付け部及びケーブル類を横架姿勢で載置可能な受け部とを備えた取付け部材に、受け部との間でケーブル類を挾持固定する押え部を備えた押え部材を、ケーブル類の長手方向に沿う軸芯周りで揺動自在に取付け、この取付け部材と押え部材とを揺動方向から締付け固定自在な締結手段を設けるとともに、前記取付け部材と押え部材との相対向する部位に、締結手段の締付け操作に伴う取付け部材と押え部材との相対近接揺動に連れて揺動方向から嵌合する凹凸部を設け、さらに、前記取付け部材の受け部と押え部材の押え部との間でケーブル類を挾持固定した状態において、取付け部材と押え部材との相対離間揺動を阻止する牽制ピンを、両部材に亘って抜き差し自在に設けてあるケーブル類架設具。
- 固定部に対する取付け部及びケーブル類を横架姿勢で載置可能な受け部とを備えた取付け部材に、受け部との間でケーブル類を挾持固定する押え部を備えた押え部材を、ケーブル類の長手方向に沿う軸芯周りで揺動自在に取付け、この取付け部材と押え部材とを揺動方向から締付け固定自在な締結手段を設けるとともに、前記取付け部材と押え部材との相対向する部位に、締結手段の締付け操作に伴う取付け部材と押え部材との相対近接揺動に連れて揺動方向から嵌合する凹凸部を設け、さらに、前記取付け部材を、角筒状体の前壁部に、受け部の一部を形成する左右一対の延長側壁と、押え部材の下端部に形成された揺動支点軸部を一定角度範囲内で揺動並びに脱着自在に嵌合保持する嵌合溝部を形成してある延長底壁とを一体形成して構成してあるケーブル類架設具。
- 前記締結手段が、押え部材の貫通孔を通して取付け部材のネジ部に螺合されるボルトに、当該ボルトの雄ネジ部に螺合可能な雌ネジ部を備え、且つ、ボルトの締結解除側への回転に連れて、該ボルトがネジ部に螺合している状態で押え部材の貫通孔周縁に接当する抜止め部材を設けて構成されている請求項1又は2記載のケーブル類架設具。
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