JP4578862B2 - 医療システム - Google Patents

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Description

この発明は、経口的または経肛門的に体腔内に挿入して体腔内を観察する医療システムに関する。
医療用内視鏡を体腔内の深部消化管腔、例えば小腸へ挿入する場合の手技として、経口的に挿入する場合と経肛門的に挿入する場合とがある。いずれにしても、腸管は複雑に屈曲をしているために、体腔外で内視鏡の挿入部を押し進めても、挿入部の先端部に力が伝わり難く、深部へ挿入することは困難である。
そこで、内視鏡の挿入部を複雑に屈曲した腸管にスムーズに挿入できるように、内視鏡の先端部に内視鏡用バルーンを設けると共に、内視鏡挿入部に外挿したオーバーチューブ(スライディグチューブ)の先端部にオーバーチューブ用バルーンを設けたダブルバルーン式内視鏡システムが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
これは、内視鏡挿入部を深部に挿入する際のガイドとしての役目を果たすオーバーチューブを腸管の深部まで挿入した後、オーバーチューブ用バルーンを膨らましてオーバーチューブ用バルーンを腸管に固定し、この状態で、オーバーチューブを後退させることにより、腸管の撓みをとって内視鏡挿入部をより深部に挿入するようになっている。
また、オーバーチューブ用バルーンを膨らましてオーバーチューブを腸管に固定する際に、腸管等に負担を掛けないように、バルーンの材質をラテックスのように軟質のものにしたもの、またバルーンの内圧を測定して圧力を制御できるようにしたものも知られている(例えば、特許文献2,3参照。)。
さらに、内視鏡の挿入部を複雑に屈曲した腸管に挿入する過程で、腸管の屈曲に応じて挿入部の湾曲部を湾曲させて先端構成部を腸管の深部に向ける操作を行うが、挿入部の先端構成部が腸管のどの位置にあるか、また挿入部の挿入形状がどのような形態か、検出できるようにしたものが知られている(例えば、特許文献4,5,6参照)。
これは、内視鏡の挿入部の長手方向に亘って複数個のソースコイルを配置するとともに、体外に前記ソースコイルの位置を磁気的に検知するセンスコイルを有したコイルユニットを備え、コイルユニットによって検出した情報(形状画像)をモニタに表示するようにしたものである。
特開平11−290263号公報 特開2001−340462号公報 特開2002−301019号公報 特開2000−79088号公報 特開2000−93386号公報 特開2001−46319号公報
しかしながら、特許文献1〜3は、いずれも内視鏡の挿入部の先端部に内視鏡用バルーンが固定され、内視鏡の挿入部に外挿されるオーバーチューブ(スライディングチューブ)の先端部にオーバーチューブ用バルーンが固定された構造である。従って、オーバーチューブを挿入部に沿って先端側へ押し進めすぎると、オーバーチューブの先端部で内視鏡用バルーンを破損させる虞がある。
また、特許文献4〜6は、内視鏡の挿入部の先端構成部が腸管のどの位置にあるか、また挿入部の挿入形状を検出できるようにしたものであり、例えば、オーバーチューブ、プローブあるいはガイドワイヤ等の医療器具を内視鏡と組合わせて使用する場合、その医療器具が腸管のどの位置にあるか、また医療器具の挿入形状を検出することはできない。この様な場合、一般的にはX線透視下で検査が行われる場合が多いが、内視鏡とオーバーチューブとの識別は困難であるため、検査効率が悪く、術者にも被爆用のプロテクターを装着する必要があり煩雑となってしまう。
この発明は、前記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、例えば、オーバーチューブ、プローブあるいはガイドワイヤ等の医療器具を内視鏡等と組合わせて使用する場合においても、各医療器具の相対位置関係、その医療器具が体腔のどの位置にあるか、また医療器具の挿入形状を把握でき、操作性に優れ、術者の疲労及び患者の負担を軽減できる医療システムを提供することにある。
この発明は、前記目的を達成するために、請求項1は、体腔内に挿入される挿入部を備え、該挿入部に、膨張・収縮自在な第1バルーンを設けた内視鏡と、前記内視鏡の挿入部に沿って体腔内に挿入され、体腔内に挿入される部位に、膨張・収縮自在な第2バルーンを設けた医療器具と、前記内視鏡の挿入部に前記第1バルーンの近傍に位置して設けられた第1被検出コイルと、前記医療器具の体腔内に挿入される部位に前記第2バルーンの近傍に位置して設けられた第2被検出コイルと、前記内視鏡及び前記医療器具の外部に設置され、前記第1被検出コイル及び第2被検出コイルの磁気信号を検出する検出コイルと、前記第1被検出コイル及び第2被検出コイルと前記検出コイルとの相対的な位置関係を演算する演算手段と、前記演算手段の演算結果に基づいて前記第1バルーンと前記第2バルーンとが接近したとき、警報を発生する警報手段と、を具備したことを特徴とする医療システムである。
請求項2は、前記演算手段の演算結果に基づいて体腔内に挿入された内視鏡及び前記医療器具の形状画像を表示する表示手段を具備したことを特徴とする請求項1に記載の医療システムである。
請求項3は、前記医療器具は、前記内視鏡の挿入部に外挿されるオーバーチューブであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の医療システムである。
請求項4は、前記医療器具は、前記内視鏡の処置用チャンネルに挿入されるプローブであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の医療システムである。
請求項5は、前記医療器具は、前記内視鏡の処置用チャンネルに挿入されるガイドワイヤであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の医療システムである。
請求項6は、前記内視鏡及び前記医療器具の一方のものの体腔内に挿入される部位にはその挿入軸に亘って複数の被検出コイルが設けられ、前記他方のものの体腔内に挿入される部位には遠位端のみに被検出コイルを設けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の医療システムである。
請求項7は、前記内視鏡に着脱自在な外付けタイプのバルーンユニットを備え、このバルーンユニットは、前記内視鏡の挿入部の遠位端に着脱可能な第2バルーンを含み、前記第2バルーンに送気する送気管路を有し、この送気管路の挿入軸に亘って複数の第1被検出コイルが設けられていることを特徴とする請求項6に記載の医療システムである。
請求項8は、前記表示手段は、前記内視鏡に設けられた第1バルーンと前記医療器具に設けられた第2バルーンとの位置関係を表示するものであることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の医療システムである。
この発明によれば、第1バルーンと第2バルーンとが接近したとき、警報を発生することができるようになる。また、体腔内に挿入された各医療器具の相対位置関係、その医療器具が体腔内のどの位置にあるか、または医療器具の挿入形状を把握でき、操作性に優れ、術者の疲労及び患者の負担を軽減できるという効果が得られる。
この発明によれば、体腔内に挿入された各医療器具の相対位置関係、その医療器具が体腔のどの位置にあるか、また医療器具の挿入形状を把握でき、操作性に優れ、術者の疲労及び患者の負担を軽減できるという効果がある。
以下、この発明の各実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図4は第1の実施形態であり、図1は医療システムの全体構成図、図2はダブルバルーン式内視鏡の先端部の縦断側面図、図3及び図4はモニタに表示された画像の図である。
図1及び図2は、医療器具としての小腸用の内視鏡1を示し、この内視鏡1は細長い軟性の挿入部2を有しており、挿入部2の遠位端(先端側)には湾曲部3を介して先端構成部4が設けられている。挿入部2の近位端(基端側)にはグリップ部5を有する操作部6が設けられており、この操作部6には遠位端にコネクタ7を有するユニバーサルコード8が接続されている。
挿入部2には処置用チャンネル、先端構成部4には照明光学系、固体撮像素子等の観察光学系、処置用チャンネルと連通する鉗子口、体腔内に空気および観察レンズに水を供給するノズル(いずれも図示しない)が設けられ、処置用チャンネルは、操作部6の処置具挿入口9と連通している。操作部6には湾曲部3を湾曲操作するアングル操作ノブ10が設けられ、アングルワイヤ(図示しない)を押し引きすることにより、湾曲部3を湾曲できるようになっている。
前記挿入部2には、該挿入部2に外挿される医療器具としての内視鏡用オーバーチューブ11が挿入軸方向に進退自在に設けられている。挿入部2の先端構成部4には膨張・収縮自在な内視鏡用バルーン12が装着され、内視鏡用オーバーチューブ11の遠位端(先端側)には膨張・収縮自在なオーバーチューブ用バルーン13が装着されている。
内視鏡1の挿入部2の内部には挿入部2の挿入軸方向に亘って被検出コイルとして複数個の第1のコイル14が間隔を存して配置され、その最先端の第1のコイル14は先端構成部4に近接する湾曲部3に配置されている。そして、第1のコイル14はリード線14aを介してコネクタ7に接続されている。
さらに、内視鏡1の挿入部2の内部には、その挿入軸方向に亘って第1の送気管路15が内挿され、この第1の送気管路15の遠位端は先端構成部4の径方向に貫通する開口部16を介して内視鏡用バルーン12の内腔に連通している。このように、第1の送気管路15と連通する開口部16を第1のコイル14とは軸方向に重ならないように最前端の第1のコイル14より遠位端に設けることにより、挿入部2の細径化が可能となる。また、第1の送気管路15の近位端は操作部6を介してユニバーサルコード8のコネクタ7まで延長している。
内視鏡用オーバーチューブ11のオーバーチューブ用バルーン13は両端部が縛り糸17a,17bによって内視鏡用オーバーチューブ11に固定されている。さらに、オーバーチューブ用バルーン13の先端側の縛り糸17aの外側には被検出コイルとして単一の第2のコイル18が固定されている。なお、縛り糸17aに代って金属線からなる第2のコイル18によってオーバーチューブ用バルーン13を固定してもよい。
さらに、内視鏡用オーバーチューブ11の外周面の一部にはオーバーチューブ用バルーン13へ送気する第2の送気管路19が添設されている。この第2の送気管路19は内視鏡用オーバーチューブ11の近位端に設けられた把持部20まで延長している。また、第2のコイル18はリード線(図示しない)を介して内視鏡用オーバーチューブ11の近位端に設けられた把持部20に接続されている。
コネクタ7には第1の送気管路15と連通する送気接続口21が設けられている。この送気接続口21は第1の接続チューブ22を介してバルーン制御装置23に接続されている。また、内視鏡用オーバーチューブ11の把持部20には第2の送気管路19と連通する送気接続口24が設けられている。この送気接続口24は第2の接続チューブ25を介してバルーン制御装置23に接続されている。バルーン制御装置23にはリモートコントローラ26が接続され、バルーン制御装置23を制御して内視鏡用バルーン12及びオーバーチューブ用バルーン13を膨張・収縮操作できるようになっている。
コネクタ7には第1のコイル14と電気的に接続された接続端子27が設けられている。この接続端子27は第1の接続コード28を介して制御ユニット29に接続されている。また、内視鏡用オーバーチューブ11の把持部20には第2のコイル18と電気的に接続された接続端子30が設けられている。この接続端子30は第2の接続コード31を介して制御ユニット29に接続されている。制御ユニット29は複数の検出コイル(図示しない)を内蔵した受信コイルユニット32及び表示部としてのモニタ33が接続されている。
受信コイルユニット32は被検者の体腔外に設置され、体腔内に挿入される挿入部2に配置された第1及び第2のコイル14,18の位置を磁気的に検出するようになっている。受信コイルユニット32の検出信号は制御ユニット29に内蔵された演算手段によって第1及び第2のコイル14,18と受信コイルユニット32の検出コイルとの相対的な位置関係を演算し、この演算結果に基づいて体腔内に挿入された内視鏡1の挿入部2及びオーバーチューブ11の形状画像や内視鏡用バルーン12、オーバーチューブ用バルーン13の位置をモニタ33に表示するようになっている。
また、コネクタ7は、ビデオプロセッサ34に接続され、内視鏡1の観察画像がビデオモニタ35に表示されるようになっている。
次に、前述のように構成された医療システムの作用について説明する。
ダブルバルーン式内視鏡1を経口的に小腸に挿入して腸管の内壁を観察する場合、まず、内視鏡1の挿入部2にオーバーチューブ11を外挿し、リモートコントローラ26の操作によってバルーン制御装置23を制御し、内視鏡用バルーン12及びオーバーチューブ用バルーン13のエアを抜いて収縮状態とする。
次に、内視鏡1の挿入部2を患者aの口bから挿入し、操作部6のアングル操作ノブ10を操作して湾曲部3を湾曲操作しながら、挿入部2を食道、胃を経て小腸に挿入する。そして、内視鏡1の挿入部2の先端構成部4が例えば十二指腸を通過したところで、リモートコントローラ26を操作してバルーン制御装置23を制御する。
そして、バルーン制御装置23から第1の接続チューブ22、第1の送気管路15を介して開口部16から内視鏡用バルーン12にエアを供給して内視鏡用バルーン12を膨張させると、内視鏡用バルーン12が小腸の内壁に圧接し、内視鏡1の先端構成部4が小腸に固定される。この状態で、オーバーチューブ11の把持部20を把持してオーバーチューブ11を挿入部2に沿って前進させると、オーバーチューブ11の遠位端が内視鏡用バルーン12の後端部まで導かれる。
次に、再びリモートコントローラ26を操作してバルーン制御装置23から第2の接続チューブ25に送気すると、第2の送気管路19を介してオーバーチューブ用バルーン13にエアが供給される。従って、オーバーチューブ用バルーン13が膨張して小腸の内壁に圧接し、オーバーチューブ11の遠位端が固定される。この状態で、オーバーチューブ11の把持部20を把持し、内視鏡1の挿入部2と一体にしてオーバーチューブ11を手元側に後退させると、その引張り力によってオーバーチューブ11と共に挿入部2の曲率半径が大きく、略直線状態になるため、小腸の余分な撓みを取って小腸を短縮することができる。
次に、内視鏡用バルーン12のエアを抜いて収縮した状態とし、内視鏡1の挿入部2を小腸の深部に向って押し進めると、挿入部2はオーバーチューブ11に案内されながら小腸の深部に向って挿入される。
このような内視鏡1の挿入部2を小腸に挿入する過程において、制御ユニット29から挿入部2に内蔵された複数個の第1のコイル14及びオーバーチューブ11に設けられた第2のコイル18に同時にないしは順次交流信号を印加してそのコイルの周囲に磁界を発生する。同時に、制御ユニット29から体腔外に配置された受信コイルユニット32の検知コイルによって第1及び第2のコイル14,18の磁界を検出し、その検出された磁界検出電流のデジタル値を用いて第1及び第2のコイル14,18の位置を算出する。
第1及び第2のコイル14,18の位置を算出し、制御ユニット29の演算手段によって演算することにより、挿入部2の先端構成部4とオーバーチューブ11の遠位端の相対位置及び挿入部2の挿入形状、さらには内視鏡用バルーン12とオーバーチューブ用バルーン13の相対位置が解る。そして、これらの情報は制御ユニット29によって画像処理され、図3及び図4に示すようにモニタ33に表示される。すなわち、図4に示すように、挿入部2の先端構成部4とオーバーチューブ11の遠位端の相対位置(オーバーチューブ11の遠位端からの先端構成部4の突出量の具体的数値)及び挿入部2の挿入形状が画像表示される。
また、図4に示すように、内視鏡用バルーン12とオーバーチューブ用バルーン13との相対位置関係から両者が接近したときに、モニタ33に文字情報として表示したり、あるいは警告音を発生させることができる。従って、術者がモニタ33を監視しながら内視鏡1の操作部6を操作したり、オーバーチューブ11の把持部20を操作することにより、オーバーチューブ11が内視鏡用バルーン12を前方に押出したり、突き破って内視鏡用バルーン12を破損させることを未然に防止できる。なお、内視鏡1の挿入部2を小腸に挿入したときの、内視鏡1の観察画像はビデオプロセッサ34を介してビデオモニタ35に表示される。
なお、ダブルバルーン式内視鏡を経口的に小腸に挿入する手技を示したが、ダブルバルーン式内視鏡を経肛門的に大腸を経て小腸に挿入する場合においても基本的に同じである。
また、前記実施形態においては、内視鏡1の挿入部2に複数個の第1のコイル14を設け、オーバーチューブ11の先端部に単一の第2のコイル18を設けたが、既存の内視鏡形状観測装置に使用されている単一の体外マーカー用コイル(図1の破線で示す)を体腔内に挿入されるオーバーチューブ11等の医療器具に設けられた第2のコイル18と対応できるようにしてもよい。
図5は第2の実施形態を示し、第1の実施形態と同一構成部分は同一番号を付して説明を省略する。図5は内視鏡1の処置具挿入口9に連通する処置用チャンネルに挿通される医療器具としてのプローブ41を示し、プローブ41の遠位端には膨張・収縮自在なプローブ用バルーン42が設けられ、近位端には把持部43が設けられている。
プローブ41の軸方向に亘って送気管路(図示しない)が設けられ、この送気管路の遠位端はプローブ用バルーン42に連通し、近位端は把持部43に設けられた送気接続口44に連通している。さらに、プローブ41の遠位端には被検知コイルとしての第2のコイル18が設けられている。この第2のコイル18はリード線(図示しない)を介して把持部43に設けられた接続端子45に接続されている。
従って、プローブ41を内視鏡1の処置具挿入口9から挿入部2の処置用チャンネルに挿入することにより、プローブ用バルーン42及び第2のコイル18を先端構成部4の鉗子口から突出させることができる。そして、第1の実施形態と同様に、第1及び第2のコイル14,18の位置を算出し、制御ユニット29の演算手段によって演算することにより、挿入部2の先端構成部4とプローブ41の遠位端の相対位置及び挿入部2の挿入形状、さらには内視鏡用バルーン12とプローブ用バルーン42の相対位置が解る。そして、これらの情報は画像処理されてモニタ33に表示される。
図6は第3の実施形態を示し、第2の実施形態と同一構成部分は同一番号を付して説明を省略する。図6は内視鏡1の処置具挿入口9に連通する処置用チャンネルに挿通される医療器具としてのガイドワイヤ46を示し、ガイドワイヤ46の遠位端には膨張・収縮自在なガイドワイヤ用バルーン47が設けられ、近位端には把持部43が設けられている。
ガイドワイヤ46の軸方向に亘って送気管路(図示しない)が設けられ、この送気管路の遠位端はガイドワイヤ用バルーン47に連通し、近位端は把持部43に設けられた送気接続口44に連通している。さらに、ガイドワイヤ46の遠位端には被検知コイルとしての第2のコイル18が設けられている。この第2のコイル18はリード線(図示しない)を介して把持部43に設けられた接続端子45に接続されている。
従って、ガイドワイヤ46を内視鏡1の処置具挿入口9から挿入部2の処置用チャンネルに挿入することにより、ガイドワイヤ用バルーン47及び第2のコイル18を先端構成部4の鉗子口から突出させることができる。そして、第1の実施形態と同様に、第1及び第2のコイル14,18の位置を算出し、制御ユニット29の演算手段によって演算することにより、挿入部2の先端構成部4とガイドワイヤ46の遠位端の相対位置及び挿入部2の挿入形状、さらには内視鏡用バルーン12とガイドワイヤ用バルーン47の相対位置が解る。そして、これらの情報は画像処理されてモニタ33に表示される。
図7は第4の実施形態を示し、第1の実施形態と同一構成部分は同一番号を付して説明を省略する。図7は内視鏡1に対して着脱自在な外付けタイプの医療器具としてのバルーンユニット48を示し、バルーンユニット48は、可撓性を有するロッド49と、このロッド49の遠位端に設けられた膨張・収縮自在なバルーン50を有する装着環50aと、ロッド49の近位端に設けられた把持部51とから構成されている。
ロッド49の軸方向に亘って送気管路(図示しない)が設けられ、この送気管路の遠位端はバルーン50に連通し、近位端は把持部51に設けられた送気接続口44に連通している。さらに、ロッド49の全長に亘って被検知コイルとしての複数個の第1のコイル14が設けられている。この第1のコイル14はリード線(図示しない)を介して把持部51に設けられた接続端子45に接続されている。
従って、バルーン50を有する装着環50aを内視鏡1の先端構成部4に装着することにより、ロッド49を内視鏡1の挿入部2とオーバーチューブ11との間に沿わせて配置することができる。そして、第1の実施形態と同様に、第1及び第2のコイル14,18の位置を算出し、制御ユニット29の演算手段によって演算することにより、バルーンユニット48のロッド49の遠位端とオーバーチューブ11の遠位端の相対位置及び挿入部2の挿入形状、さらにはバルーン50とオーバーチューブ用バルーン13の相対位置が解る。そして、これらの情報は画像処理されてモニタ33に表示される。
図8は開示例を示し、(a)は内視鏡1の挿入部2の遠位端の縦断側面図、(b)はマイクロコイルを示す図、(c)はグラフである。内視鏡1の挿入部2の遠位端には先端構成部4の外周部を覆うように、膨張・収縮自在なバルーン53が設けられている。内視鏡1の先端構成部4の外周部の一部にはマイクロコイルからなる発信コイル54が設けられ、この発信コイル54と対向するバルーン53の内面にはマイクロコイルからなる受信コイル55が設けられている。
発信コイル54と受信コイル55とは距離と磁界の強度が比例関係にあり、磁界の強度によってバルーン53の膨張状態と収縮状態が検出できるようにしたものであり、検出情報をモニタ等に表示することができる。
なお、この発明は、前記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、前記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組合わせてもよい。
この発明の第1の実施形態を示す医療システムの全体構成図。 同実施形態の内視鏡の先端部の縦断側面図。 同実施形態を示し、モニタに表示された画像の図。 同実施形態を示し、モニタに表示された画像の図。 この発明の第2の実施形態を示し、内視鏡とプローブの側面図。 この発明の第3の実施形態を示し、内視鏡とガイドワイヤの側面図。 この発明の第4の実施形態を示し、内視鏡と外付けバルーンユニットおよびオーバーチューブの側面図。 開示例を示し、(a)は内視鏡の挿入部の遠位端の縦断側面図、(b)はマイクロコイルを示す図、(c)はグラフ。
符号の説明
1…内視鏡、2…挿入部、3…湾曲部、4…先端構成部、11…オーバーチューブ、12…内視鏡用バルーン、13…オーバーチューブ用バルーン、14…第1のコイル、18…第2のコイル、29…制御ユニット、32…受信コイルユニット、33…モニタ

Claims (8)

  1. 体腔内に挿入される挿入部を備え、該挿入部に、膨張・収縮自在な第1バルーンを設けた内視鏡と、
    前記内視鏡の挿入部に沿って体腔内に挿入され、体腔内に挿入される部位に、膨張・収縮自在な第2バルーンを設けた医療器具と、
    前記内視鏡の挿入部に前記第1バルーンの近傍に位置して設けられた第1被検出コイルと、
    前記医療器具の体腔内に挿入される部位に前記第2バルーンの近傍に位置して設けられた第2被検出コイルと、
    前記内視鏡及び前記医療器具の外部に設置され、前記第1被検出コイル及び第2被検出コイルの磁気信号を検出する検出コイルと、
    前記第1被検出コイル及び第2被検出コイルと前記検出コイルとの相対的な位置関係を演算する演算手段と、
    前記演算手段の演算結果に基づいて前記第1バルーンと前記第2バルーンとが接近したとき、警報を発生する警報手段と、
    を具備したことを特徴とする医療システム。
  2. 前記演算手段の演算結果に基づいて体腔内に挿入された内視鏡及び前記医療器具の形状画像を表示する表示手段を具備したことを特徴とする請求項1に記載の医療システム。
  3. 前記医療器具は、前記内視鏡の挿入部に外挿されるオーバーチューブであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の医療システム。
  4. 前記医療器具は、前記内視鏡の処置用チャンネルに挿入されるプローブであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の医療システム。
  5. 前記医療器具は、前記内視鏡の処置用チャンネルに挿入されるガイドワイヤであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の医療システム。
  6. 前記内視鏡及び前記医療器具の一方のものの体腔内に挿入される部位にはその挿入軸に亘って複数の被検出コイルが設けられ、前記他方のものの体腔内に挿入される部位には遠位端のみに被検出コイルを設けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の医療システム。
  7. 前記内視鏡に着脱自在な外付けタイプのバルーンユニットを備え、このバルーンユニットは、前記内視鏡の挿入部の遠位端に着脱可能な第2バルーンを含み、前記第2バルーンに送気する送気管路を有し、この送気管路の挿入軸に亘って複数の第1被検出コイルが設けられていることを特徴とする請求項6に記載の医療システム。
  8. 前記表示手段は、前記内視鏡に設けられた第1バルーンと前記医療器具に設けられた第2バルーンとの位置関係を表示するものであることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の医療システム。
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