JP4578076B2 - アルミナ焼結体、およびic基板 - Google Patents

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Description

本発明は、アルミナ焼結体、およびIC基板に関する。
従来、半導体IC等を実装する多層配線基板には、高強度、高熱伝導特性、低誘電損失であることが要求されている。低電気抵抗かつ高周波特性に優れた銅系導電体と同時焼成可能な材料としてLTCC(Low Temperature Co-fired Ceramicの略)が提案されている。
このLTCCは、アルミナ材料およびガラス成分とを混合させ、焼結させたものであるが、ガラス成分を多く含むために、アルミナ材料が有している高強度や高熱伝導特性といった特性が失われる。
また、焼結助剤の量を増加してアルミナ材料を焼成すると、通常よりも低い温度で焼成を行うことができる。この場合でも、焼結助剤の量が増加するに伴い、生成する粒界相によってアルミナ材料が有している高強度や高熱伝導特性といった特性が失われる。
さらに、平均粒径が5〜50nm程度のアルミナの微粉末を用い、1200℃以下の低温でアルミナを焼成する方法が提案されている(特許文献1参照)。
特許第2666744号(請求項3)
しかしながら、前述の特許文献1記載の発明においては、平均粒径が5〜50nm程度のアルミナの微粉末は、材料コストが高く、また、平均粒径が小さいため、製造時の作業性が悪くなるという問題もある。
本発明は、このような従来の問題点を解消し、高強度、高熱伝導特性、低誘電損失を維持しつつ、材料コストを削減でき、かつ製造時の作業性の良いアルミナ焼結体を提供することをその課題とする。
上記課題を解決するために、本発明のアルミナ焼結体は、アルミナを主成分とし、 少なくとも0.4mol%のZrと、少なくとも3.5mol%のSi、少なくとも1.2mol%のMn、少なくとも1.7mol%のTi、及び少なくとも0.6mol%の周期律表2a族元素からなる群より選択される少なくとも3種類とを酸化物換算で合計6〜24mol%含有し
アルミナ焼結体中のアルミナ粒子の平均粒径が、0.5〜2.0μmであり、
熱伝導率が、10W/mK以上であることを特徴とする。
また、本発明のアルミナ焼結体は、アルミナを主成分とし、少なくとも0.4mol%のZrと、少なくとも3.5mol%のSi、少なくとも1.2mol%のMn、少なくとも1.7mol%のTi、及少なくとも0.6mol%の周期律表2a族元素からなる群より選択される少なくとも4種類とを酸化物換算で合計6〜24mol%含有し
アルミナ焼結体中のアルミナ粒子の平均粒径が、0.5〜2.0μmであり、
熱伝導率が、10W/mK以上であることを特徴とする。
さらに、本発明のアルミナ焼結体は、アルミナを主成分とし、少なくとも3.5mol%のSi、少なくとも1.2mol%のMn、少なくとも1.7mol%のTi、少なくとも0.4mol%のZr及び少なくとも0.8mol%のBaと、少なくとも0.6mol%のMg、少なくとも0.8mol%のCa、及び少なくとも0.6mol%のSrから選択される1種類以上とを酸化物換算で合計6〜24mol%含有し
アルミナ焼結体中のアルミナ粒子の平均粒径が、0.5〜2.0μmであり、
熱伝導率が、10W/mK以上であることを特徴とする。
本発明のアルミナ焼結体においては、密度が3.60g/cm以上であり、測定周波数1〜60GHzにおける誘電損失が、20×10−4以下であることが好ましい。
本発明のアルミナ焼結体においては、密度が3.60g/cm以上であり、測定周波数9GHzにおける誘電損失が、20×10−4以下であることが好ましい。
本発明のIC基板は、前記アルミナ焼結体からなる基板にICチップを備えることを特徴とする。
本発明によれば、高強度、高熱伝導特性、低誘電損失を維持しつつ、材料コストを削減でき、かつ製造時の作業性の良いアルミナ焼結体を提供することができる。
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態に係るアルミナ焼結体は、アルミナを主成分とし、Si、Mn、Ti、Zr、及び周期律表2a族元素からなる群より選択される少なくとも4種類以上を酸化物換算で合計6〜24mol%含有し、アルミナ焼結体中のアルミナ粒子の平均粒径が、0.5〜2.0μmであり、熱伝導率が、10W/mK以上である。
[アルミナ]
原料として使用するアルミナの平均粒径としては、0.1〜1.0μmであることが好ましい。使用するアルミナの平均粒径が0.1〜1.0μmであるので、従来と比較して、材料コストの削減が可能となる。
また、本発明に係る平均粒径が0.1〜1.0μmアルミナの粉末は、従来の5〜50nm程度のアルミナの微粉末よりも、大きいので、製造時の作業性が良い。
ここで、アルミナの平均粒径が、0.1μm未満であると、アルミナ1kg当たりの材料コストが高くなるという問題がある。アルミナの平均粒径が、1.0μmを超えると、比較的低温で焼結させる際に高密度のアルミナ焼結体を得ることが困難となる問題がある。
[焼結助剤]
Si、Mn、Ti、Zr、及び周期律表2a族元素からなる群は、本発明のアルミナ焼結体において、焼結助剤としての機能を果たすので、以下、これらを「焼結助剤」と称する場合がある。アルミナ焼結体は、Si、Mn、Ti、Zr、及び周期律表2a族元素からなる群より選択される少なくとも4種類以上を酸化物換算で合計6〜24mol%含有する。アルミナ焼結体が、酸化物換算で合計6〜24mol%の範囲外の量のこれら焼結助剤を含有していると、高強度、高熱伝導特性、低誘電損失を維持することができないという問題がある。ここで、周期律表2a族元素としては、Be、Mg、Ca、Sr、Ba、Ra等が挙げられる。
[アルミナ焼結体]
アルミナ焼結体中のアルミナ粒子の平均粒径が、0.5〜2.0μmである。ここで、アルミナ焼結体中のアルミナ粒子の平均粒径が、0.5μm未満であると、高熱伝導特性を維持することができないという問題がある。アルミナ焼結体中のアルミナ粒子の平均粒径が、2.0μmを超えると、高強度を維持することができないという問題がある。
また、アルミナ焼結体中のアルミナ粒子のアスペクト比は、1.0〜1.5である。ここで、このアスペクト比が1.0〜1.5の範囲内であることで、図1のSEM写真に示されるように、アルミナ焼結体中の亀裂が粒界相を屈曲して進展するので、高強度のアルミナ焼結体とすることができる。なお、アスペクト比の測定は、例えば、図1に示されるような電子顕微鏡写真より、まず、粒界相の長径および短径を測定する。そして、(長径)/(短径)を計算して、アスペクト比を得る。
一方、アルミナ焼結体の熱伝導率が、10W/mK以上である。ここで、アルミナ焼結体の熱伝導率が、10W/mK未満であると、実用に適さないという問題がある。
本発明のアルミナ焼結体においては、密度が3.60g/cm以上であり、測定周波数1〜60GHzにおける誘電損失が、20×10−4以下であることが好ましい。また、本発明のアルミナ焼結体においては、密度が3.60g/cm以上であり、測定周波数9GHzにおける誘電損失が、20×10−4以下であることが好ましい。
本発明のアルミナ焼結体を使用する用途は、パーソナルコンピュータに使用される半導体ICの基板や携帯電話に使用される基板が挙げられる。近年、半導体ICの高性能化や情報通信の高周波化に伴い、60GHz程度の高周波数領域における低損失材料が求められている。
本発明のアルミナ焼結体の測定周波数1〜60GHzにおける誘電損失が、20×10−4以下であり、パーソナルコンピュータや情報通信用の基板材料として好適に用いることができる。
[アルミナ焼結体の製造方法]
以上、説明したアルミナ焼結体は、以下のような手順で製造する。
[i] アルミナ粉末および上記した焼結助剤を所定の量に秤量する。
[ii] 上記[i]のアルミナ粉末および焼結助剤を、アルミナ球石をボールとするボールミルを用いて、有機系バインダおよびエタノールを溶媒として混合し、16時間、湿式混合粉砕を行う。ここで、湿式混合粉砕は、本実施形態において、ボールミルを用いて行う。なお、ボールミル以外にも、攪拌ミル、せん断ミル、コロイドミル等を使用しても良い。
ボールミルとしては、転動ボールミル、振動ボールミル、遊星ミル等が挙げられる。転動ボールミルとしては、ポットミル、チューブミル、コニカルミル等が挙げられる。振動ボールミルとしては、円振動型振動ミル、旋廻型振動ミル、遠心ミル等が挙げられる。攪拌ミルとしては、塔式粉砕機、攪拌層型ミル、流通管型ミル、アニュラミル等が挙げられる。
ここで、湿式混合粉砕の溶媒として、本実施形態において、エタノールを使用する。なお、エタノール以外にも、アセトン、メタノール、水等を使用しても良い。
[iii] 上記[ii]の湿式混合粉砕で得られたスラリーを乾燥する。乾燥の方法としては、自然乾燥、熱風による乾燥、スプレードライ等が挙げられる。
[iv] 上記[iii]のスラリーの乾燥後、成形を行う。成形の方法としては、鋳込み成形法、押出し成形法、射出成形法、金型プレス成形法、ラバープレス成形法(CIP法と略す場合がある)、サイクリックCIP法、ドクターブレード法、カレンダーロール法等が挙げられる。
[v] 上記[iv]の成形後、焼結を行い、アルミナ焼結体を得る。なお、焼結は、大気中で行い、各焼結温度での保持時間は、約2時間である。ここで、焼結の方法としては、雰囲気焼結法、反応焼結法、熱プラズマ焼結法、通電加熱焼結法、多軸通電加熱焼結法、放電プラズマ焼結法、熱間等方加圧式焼結法(Hot Isostatic Pressing; HIP法と略す場合がある。)等が挙げられる。
焼結温度は、1150〜1350℃であり、1200〜1300℃がより好ましい。この焼結温度が、1150℃未満であると、アルミナ焼結体中のアルミナ粒子の平均粒径が、0.5μm以下となり、アルミナ焼結体の緻密化が起こらず、高強度、高熱伝導性、低誘電損失が得られない場合がある。焼結温度が、1350℃を超えると、アルミナ焼結体のアルミナ粒子が平均粒径2.0μm以上となる、異常粒成長を起こすため、アルミナ焼結体の強度が低下するという場合がある。
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態に係るアルミナ焼結体は、アルミナを主成分とし、Si、Mn、Ti、Zr、及び周期律表2a族元素からなる群より選択される少なくとも5種類以上を酸化物換算で合計6〜24mol%含有し、アルミナ焼結体中のアルミナ粒子の平均粒径が、0.5〜2.0μmであり、熱伝導率が、10W/mK以上である。
第2実施形態に係るアルミナ焼結体においては、第1実施形態に係るアルミナ焼結体とは、上記した焼結助剤が、Si、Mn、Ti、Zr、及び周期律表2a族元素からなる群より選択される少なくとも5種類以上である点が異なる。
この第2実施形態に係るアルミナ焼結体によれば、第1実施形態に係るアルミナ焼結体と同様に、高強度、高熱伝導特性、低誘電損失を維持しつつ、材料コストを削減でき、かつ製造時の作業性の良いアルミナ焼結体とすることができる。
[第3実施形態]
本発明の第3実施形態に係るアルミナ焼結体は、アルミナを主成分とし、Si、Mn、Ti、Zr、Baを含み、かつMg、Ca、Srから選択される1種類以上とを酸化物換算で合計6〜24mol%含有し、アルミナ焼結体中のアルミナ粒子の平均粒径が、0.5〜2.0μmであり、熱伝導率が、10W/mK以上である。
第3実施形態に係るアルミナ焼結体においては、第1実施形態に係るアルミナ焼結体とは、上記した焼結助剤が、Si、Mn、Ti、Zr、Baを含み、かつMg、Ca、Srから選択される1種類以上とで構成される点が異なる。
この第3実施形態に係るアルミナ焼結体によれば、第1実施形態に係るアルミナ焼結体と同様に、高強度、高熱伝導特性、低誘電損失を維持しつつ、材料コストを削減でき、かつ製造時の作業性の良いアルミナ焼結体とすることができる。
[第4実施形態]
本発明の第4実施形態に係るIC基板を図2に示す。IC基板1は、前記第1〜3実施形態に係るアルミナ焼結体からなる基板2の表面上に配線3を備え、この配線3の上にICチップ4を接合することで構成されている。
このIC基板1の製造方法は、以下のとおりである。まず、前記第1〜3実施形態に係るアルミナ焼結体をシート状に形成することで基板1を得る。次に、シート状に形成された基板1の表面上にスクリーン印刷により、白金(Pt)を含むペーストを印刷し、1150℃、1時間の条件で焼成し、配線3を形成する。さらに、配線3上にICチップ4をはんだ(図示せず)で接合し実装が完了する。
以下、実施例、参考例および比較例を挙げて、本発明をより具体的に説明する。なお、本発明は実施例の内容に限定されるものではない。
[実施例〜11、参考例1、2、比較例1]
前記実施形態のアルミナ焼結体の製造方法に従って、各実施例、各参考例および比較例のアルミナ焼結体の製造を行った。
[i] アルミナ粉末および以下の表1に示す成分の焼結助剤を所定の量に秤量した。アルミナ粉末は、純度が99.9%であり、平均粒径が0.4μmであった。
[ii] 上記[i]のアルミナ粉末および焼結助剤を、アルミナ球石をボールとするボールミルを用いて、有機系バインダおよびエタノールを溶媒として混合し、16時間、湿式混合粉砕を行った。
[iii] 上記[ii]の湿式混合粉砕で得られたスラリーをスプレードライにて乾燥した。
[iv] 上記[iii]のスラリーの乾燥後、金型プレスにて成形を行った。
[v] 上記[iv]の成形後、雰囲気焼結法にて焼結を行い、アルミナ焼結体を得た。なお、焼結は、大気中で行い、各焼結温度での保持時間は、2時間であった。
Figure 0004578076
なお、この表1中、組成比とは、焼結助剤が、アルミナ焼結体全体に占める酸化物換算のmol/%である。アルミナ焼結体の焼結助剤以外は、アルミナが占めている。
[評価方法および評価結果]
各実施例、各参考例、比較例で各々得られたアルミナ焼結体を用いて、密度、ヤング率、熱伝導率、強度、誘電損失、平均粒径の評価を行った。各評価結果を以下の表2に示す。
[密度]
各実施例、各参考例、比較例で各々得られたアルミナ焼結体を用いて、密度を、JIS R1634(ファインセラミックスの焼結体密度の測定方法)に基づいて測定した。
[ヤング率]
各実施例、各参考例、比較例で各々得られたアルミナ焼結体を用いて、ヤング率を、JIS R1602(ファインセラミックスの弾性率試験方法)に基づいて測定した。
[熱伝導率]
各実施例、各参考例、比較例で各々得られたアルミナ焼結体を用いて、熱伝導率を、JIS R1611(ファインセラミックスのレーザーフラッシュ法による熱伝導率試験方法)に基づいて測定した。
[強度]
各実施例、各参考例、比較例で各々得られたアルミナ焼結体を用いて、強度を、JIS R1601(ファインセラミックスの曲げ強さ試験方法)に基づいて測定した。
[誘電損失]
各実施例、各参考例、比較例で各々得られたアルミナ焼結体を用いて、測定周波数9GHzを印加した状態において、誘電損失を平行導体板型誘電体円柱共振器法(TE011MODE)に基づいて測定した。
[平均粒径]
各実施例、各参考例、比較例で各々得られたアルミナ焼結体を用いて、アルミナ焼結体を鏡面研磨し、サーマルエッチングを行った後、走査型電子顕微鏡(SEM)観察を行い、得られたSEM写真より、平均粒径をインターセプト法によって算出した。
Figure 0004578076

この表2によれば、各実施例は、比較例と比較して、ヤング率、熱伝導率、強度、誘電損失の点で優れていることがわかった。
本発明のアルミナ焼結体は、パーソナルコンピュータに使用される半導体IC、や携帯電話に使用される半導体IC等の基板等に用いられる。
図1は、本発明に係るアルミナ焼結体の断面の状態を示すSEM写真である。 図2は、本発明に係るIC基板の概略図である。
符号の説明
1 IC基板
2 基板
3 配線
4 ICチップ

Claims (6)

  1. アルミナを主成分とし、
    少なくとも0.4mol%のZrと、少なくとも3.5mol%のSi、少なくとも1.2mol%のMn、少なくとも1.7mol%のTi、及び少なくとも0.6mol%の周期律表2a族元素からなる群より選択される少なくとも3種類とを酸化物換算で合計6〜24mol%含有し
    アルミナ焼結体中のアルミナ粒子の平均粒径が、0.5〜2.0μmであり、
    熱伝導率が、10W/mK以上であることを特徴とするアルミナ焼結体。
  2. アルミナを主成分とし、
    少なくとも0.4mol%のZrと、少なくとも3.5mol%のSi、少なくとも1.2mol%のMn、少なくとも1.7mol%のTi、及少なくとも0.6mol%の周期律表2a族元素からなる群より選択される少なくとも4種類とを酸化物換算で合計6〜24mol%含有し
    アルミナ焼結体中のアルミナ粒子の平均粒径が、0.5〜2.0μmであり、
    熱伝導率が、10W/mK以上であることを特徴とするアルミナ焼結体。
  3. アルミナを主成分とし、
    少なくとも3.5mol%のSi、少なくとも1.2mol%のMn、少なくとも1.7mol%のTi、少なくとも0.4mol%のZr及び少なくとも0.8mol%のBaと、少なくとも0.6mol%のMg、少なくとも0.8mol%のCa、及び少なくとも0.6mol%のSrから選択される1種類以上とを酸化物換算で合計6〜24mol%含有し
    アルミナ焼結体中のアルミナ粒子の平均粒径が、0.5〜2.0μmであり、
    熱伝導率が、10W/mK以上であることを特徴とするアルミナ焼結体。
  4. 密度が3.60g/cm以上であり、
    測定周波数1〜60GHzにおける誘電損失が、20×10−4以下であることを特徴とする前記請求項1〜請求項3のいずれかに記載のアルミナ焼結体。
  5. 密度が3.60g/cm以上であり、
    測定周波数9GHzにおける誘電損失が、20×10−4以下であることを特徴とする前記請求項1〜請求項4のいずれかに記載のアルミナ焼結体。
  6. 前記請求項1〜4のいずれかに記載のアルミナ焼結体からなる基板にICチップを備えることを特徴とするIC基板。
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