JP4577868B2 - Matrix metalloprotease activity inhibitor - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、特定の植物あるいはその溶媒抽出物を含有するマトリックスメタロプロテアーゼ活性阻害剤に関する。さらに詳しくは、皮膚の老化に大きな影響を与える特定のマトリックスメタロプロテアーゼ(MMPs:Matrix metalloproteinases)の活性に対して優れた拮抗作用を有し、皮膚の老化を効果的に予防・防止・改善することのできるMMPs活性阻害剤に関する。本発明は、基礎化粧品をはじめ、メイクアップ化粧品、頭髪用化粧品、浴剤などに好適に使用し得るものである。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
ヒトの皮膚は表皮、真皮、皮下組織の3層に大別され、表皮と真皮は基底膜を介して接している。
【0003】
基底膜では、基底細胞が耐えず分裂を繰り返し、この分裂した基底細胞が順次上方に押し上げられ、表皮の最上層にある角質層を形成している。角質層は美容上の肌の性質とも関わりが極めて深いことから、基底膜の肌への影響もまた大きい。基底膜は細胞外マトリックス(後述)の一種とされ、タイプIVコラーゲン、プロテオグリカン、ラミニン、フィブロネクチン等を含む。
【0004】
真皮は結合組織からなり、細胞外空間はおもに、細胞外マトリックス(ECM: extracellular matrix)と呼ばれる巨大分子の網目構造によって満たされている。細胞外マトリックス(ECM)は、繊維性タンパク質(コラーゲン、エラスチン等)や、細胞接着性タンパク質(グリコサミノグリカン、プロテオグリカン、フィブロネクチン、ラミニン等)からなり、こうした構造により、真皮は皮膚の弾力、張りなどに大きく影響している。
【0005】
従来、皮膚の老化に伴う変化、すなわちしわ、くすみ、きめの消失、弾力性の低下等に、紫外線や更年期にみられる女性ホルモンの低下などが大きく関与していることが知られている。これらの変化をミクロ的にみれば、真皮でのコラーゲン、エラスチン等の細胞外マトリックス成分(ECM)の減少・変性、さらには基底膜損傷や表皮肥厚が起こっている。
【0006】
近年研究が進み、これらの変化を誘導する因子として、特にマトリックスメタロプロテアーゼ(MMPs)の関与が指摘されている。MMPsは、細胞外マトリックスタンパク質を主要な基質とする一群のプロテアーゼの総称名である。MMPsには多くの種類が知られており、構造的、機能的特徴に共通点を有してはいるものの、それぞれの基質タンパク質が異なっている(宮崎香、他、「生化学」、68巻12号、pp.1791-1807(1996))。
【0007】
MMPsは、その構造および機能の面から、通常、ゼラチナーゼ群、ストロムライシン群、コラゲナーゼ群、およびその他(マトリライシン等)に分類されている。
【0008】
ゼラチナーゼ群には、MMP−2、MMP−9等が含まれる。これらMMP−2、9は、基底膜成分であるタイプIVコラーゲンやラミニン、真皮マトリックス成分のエラスチン等を分解する酵素として知られている。
【0009】
ストロムライシン群には、MMP−3、MMP−10等が含まれる。これらMMP−3、10は、基底膜成分であるプロテオグリカンや、タイプIVコラーゲン、ラミニン、その他フィブロネクチン等を分解する酵素として知られている。
【0010】
コラゲナーゼ群には、MMP−1(間質コラゲナーゼ)、MMP−8、MMP−13等が含まれる。中でもMMP−1は、真皮マトリックスの主な構成成分であるタイプI、IIIコラーゲンや、基底膜成分であるプロテオグリカン等を分解する酵素として知られている。MMP−8、MMP−13もタイプIコラーゲン等の分解作用を有する。
【0011】
さらに、これら各酵素は、その発現が紫外線の照射により大きく増加し、紫外線による細胞外マトリックス(ECM)の減少変性の原因の1つとなり、皮膚のしわの形成等の大きな要因の1つであると考えられている(V. Koivukangas et al., "Acta Derm Venereol"(Stockh), 74, 279-282(1994); Gary J. Fisher et al., "Nature", 379(25),335(1996); Gary J. Fisher et al., "The New England Journal of Medicine", 337(20), 1419(1997))。また紫外線の照射以外にも、更年期時の女性ホルモンの急激な減少・欠乏が引き金となり、皮膚中のMMP−2、MMP−9の増加が生じ、紫外線照射の場合と同様に、皮膚のしわ、たるみ等の発生要因となっていることが明らかとなった(特願2001−50839明細書、 N. Ochiai et al., "Jpn. J. Dermatol.", 111(3), 532(Abs.)(2001))。このようにMMPs活性の阻害は、種々の細胞外マトリックスを保護し、皮膚の老化を防ぐ上で極めて重要である。
【0012】
従来の抗老化薬剤には、繊維芽細胞を活性化し、コラーゲンの産生量を増加させる機序をもったものは多く認められるが、細胞外マトリックス(ECM)に対する各々のMMPsの活性阻害に着目したものは限られている(特開2001−139466公報、特開2001−172157公報、特開2001−192316公報、特開2001−192317公報)。
【0013】
したがって本発明は、皮膚の老化と密接に関係するMMPsの活性を確実に阻害することができ、皮膚の老化の予防・防止や改善作用に優れ、かつ安全性の高いMMPs活性阻害剤を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記課題を解決するため、広く種々の物質についてそれぞれのMMPs活性阻害作用を検討した結果、特定の植物あるいはその抽出液中に優れたMMPs活性阻害作用があることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0015】
すなわち本発明は、マンゴスチン(Garcinia mangostana L.)の植物体、あるいはその溶媒抽出物からなり、ゼラチナーゼ群、ストロムライシン群のいずれかの群に属する、細菌由来でないマトリックスメタロプロテアーゼ(MMPs)の活性を阻害する、MMPs活性阻害剤に関する。
また本発明は、上記のMMPs活性阻害剤の製造のための、マンゴスチンの植物体、あるいはその溶媒抽出物の使用に関する。
【0016】
また本発明は、エラスチン分解抑制剤、ラミニン分解抑制剤、基底膜分解抑制剤、プロテオグリカン分解抑制剤のいずれかである、上記MMPs活性阻害剤に関する。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明について詳述する。
【0024】
マンゴスチン(Garcinia mangostana L.)は、オトギリソウ科(Guttiferae(Hypericaceae))フクギ属(Garcinia)に属する植物種である。熱帯地域で栽培される常緑果樹で、果皮部分はタンニンと黄色色素(マンゴスチン)を含む。乾燥樹皮も黒色染料となる。
【0034】
マンゴスチンは、種々の薬理活性が知られているが、MMPs活性阻害作用を有することは今まで知られておらず、今回、本発明者らが初めて見出したものである。
【0035】
本発明に用いるマンゴスチンは、生のままでも乾燥したものでも使用することができるが、使用性、製剤化等の点から乾燥粉末あるいは溶媒抽出物として用いることが好ましい。
【0036】
マンゴスチンの使用部位としては、葉、枝、花、根、果実、果皮、種子、樹皮など、植物体の任意の部位を用いることができるが、特には果皮または皮を用いるのが好ましいが、他の部位を用いることもできる。
【0051】
マンゴスチンの植物体の抽出物は常法により得ることができ、例えば、マンゴスチンの植物体を抽出溶媒とともに浸漬または加熱還流した後、濾過して濃縮して得ることができる。抽出溶媒としては、通常抽出に用いられる溶媒であれば任意に用いることができ、例えば、水、メタノール、エタノール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、グリセリン等のアルコール類、含水アルコール類、クロロホルム、ジクロルエタン、四塩化炭素、アセトン、酢酸エチル、ヘキサン等の有機溶媒等を、それぞれ単独あるいは組み合わせて用いることができる。上記溶媒で抽出して得た抽出液をそのまま、あるいは濃縮したエキスを吸着法、例えばイオン交換樹脂を用いて不純物を除去したものや、ポーラスポリマー(例えばアンバーライトXAD−2)のカラムにて吸着させた後、メタノールまたはエタノールで溶出し、濃縮したものも使用することができる。また分配法、例えば水/酢酸エチルで抽出した抽出物等も用いられる。
【0052】
マンゴスチンの植物体あるいはその抽出物は、安全性が高く、優れたMMPs活性阻害作用を有し、優れた抗老化作用、特に抗皮膚老化作用を有する。
【0053】
本発明では特に、マンゴスチン(G. mangostana)の植物体、あるいはその溶媒抽出物は、ゼラチナーゼ群、ストロムライシン群、コラゲナーゼ群のいずれの群に属するMMPsに対しても優れたMMPs拮抗作用、活性阻害作用を有する。
【0054】
ゼラチナーゼ群に属するMMPsの活性阻害剤としては、エラスチン分解抑制剤、ラミニン分解抑制剤、および基底膜分解抑制剤としての適用が例示的に挙げられる。
【0055】
ストロムライシン群に属するMMPsの活性阻害剤としては、プロテオグリカン分解抑制剤、ラミニン分解抑制剤としての適用が例示的に挙げられる。
【0057】
コラゲナーゼ群に属するMMPsの活性阻害剤としては、コラーゲン分解抑制剤としての適用が例示的に挙げられる。
【0058】
また、本発明の上記いずれのMMPs活性阻害剤にあっても、しわの予防・防止と改善を目的とした抗しわ剤としても適用が可能である。
【0059】
なお、本発明において「MMPs活性阻害剤」は、マトリックスメタロプロテアーゼ(MMPs)活性に対し拮抗作用を有する製剤を広く意味する。
【0060】
本発明のマトリックスメタロプロテアーゼ阻害剤は、抗老化用化粧料・皮膚外用剤等として用いることを好適とし、その場合、マンゴスチンの植物体あるいはその抽出物の配合量は、組成物全量中、乾燥質量(固形分質量)として0.0001〜20質量%が好ましく、特には0.0001〜10質量%である。0.0001質量%未満では本願発明効果が十分に発揮され難く、一方、20質量%を超えて配合してもさほど大きな効果の向上は認められず、また製剤化が難しくなるので好ましくない。
【0061】
本発明のMMPs活性阻害剤を、例えば抗老化用化粧料に用いる場合、上記必須成分以外に、本発明の効果を損わない範囲内で、通常化粧品や医薬品等の外用剤に用いられる成分、例えば、美白剤、保湿剤、酸化防止剤、油性成分、紫外線吸収剤、界面活性剤、増粘剤、アルコール類、粉末成分、色剤、水性成分、水、各種皮膚栄養剤等を必要に応じて適宜配合することができる。
【0062】
さらに、エデト酸二ナトリウム、エデト酸三ナトリウム、クエン酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウム、グルコン酸等の金属封鎖剤、カフェイン、タンニン、ベラパミル、トラネキサム酸およびその誘導体、甘草抽出物、グラブリジン、カリンの果実の熱水抽出物、各種生薬、酢酸トコフェロール、グリチルリチン酸およびその誘導体またはその塩等の薬剤、ビタミンC、アスコルビン酸リン酸マグネシウム、アスコルビン酸グルコシド、アルブチン、コウジ酸等の他の美白剤、グルコース、フルクトース、マンノース、ショ糖、トレハロース等の糖類、レチノイン酸、レチノール、酢酸レチノール、パルミチン酸レチノール等のビタミンA誘導体類なども適宜配合することができる。
【0063】
本発明は、その剤型が特に限定されるものでなく、溶液系、可溶化系、乳化系、粉末分散系、水−油二層系、水−油−粉末三層系、軟膏、ゲル、エアゾール等、任意の剤型が適用される。
【0064】
またその使用形態も任意であり、例えば化粧水、乳液、クリーム、パック等のフェーシャル化粧料やファンデーションの他、メーキャップ化粧料、毛髪用化粧料、芳香化粧料、浴用剤等に用いることができるが、これら例示に限定されるものでないことはもちろんである。
【0065】
【実施例】
次に、実施例によって本発明をさらに詳細に説明するが、本発明の技術的範囲はこれら実施例によってなんら限定されるものではない。
【0066】
実施例に先立ち、本発明に用いられる各植物抽出物のMMP−9、MMP−3およびMMP−1活性阻害効果について、試験方法と評価方法について説明する。
【0067】
[試験方法および評価方法]
1.試料の調製
【0068】
(1)植物抽出物
表1に示すように、各植物をそれぞれ室温で1週間メタノールに浸漬し、抽出液を得た。この抽出液を濃縮して各植物抽出物(メタノール抽出物)を得た。
【0069】
【表1】
【0070】
上記植物抽出物をジメチルスルホキシド(DMSO)に濃度2質量%となるよう溶解して、植物抽出物含有溶液とした。
【0071】
この植物抽出物含有溶液をそれぞれ、測定用緩衝液(0.4M NaCl、10mM CaCl2を含むpH7.4の0.1Mトリス)で希釈して、表2〜5に示すように濃度を調整し、これを試料溶液として用い、以下の実験を行った。
【0072】
2.MMPs活性阻害効果試験
(1)MMP−9活性阻害率
ゼラチナーゼ群に属する酵素としてMMP−9を用いて、その活性阻害率を測定した。測定は以下のように行った。
【0073】
すなわち、0.2質量%ゼラチンを含むSDS−ポリアクリルアミドゲル(10%T)を作製し、全レーンにヒト細胞由来のMMP−9溶液を一定量アプライし、電気泳動を行った。泳動後のゲルを2.5質量%「TritonX−100」で洗浄し、さらにインキュベーション用緩衝液(0.01mM ZnSO4、5mM CaCl2を含むpH8.0の50mMトリス)で十分にSDSを除いた。ゲルを短冊状に切断し、各切断ゲルを、試料を所定濃度添加したインキュベーション用緩衝液に浸して、37℃で一晩インキュベートした。
【0074】
インキュベーション後、ゲルをクマッシーブリリアントブルー染色し、脱色後に現れるバンドの太さをイメージアナライザー(バイオラド社製「Fluor-S Multi Imager」)で定量化した。
【0075】
そして、植物抽出物を含まない反応系(コントロール。DMSO)でのバンドの値に対する、植物抽出物を含んだ系(上記試料溶液)でのバンドの減少値を求め、MMP−9活性阻害率(%)を算出した。結果を表2〜3に示す。
また参考例として、MMPs活性阻害作用がよく知られている物質であるエチレンジアミン四酢酸(EDTA)についても、上記と同様の試験を行った。結果を併せて表3に示す。
【0076】
(2)MMP−1、3
測定にはヤガイ製のストロメリシン−1、I型コラゲナーゼの測定キットを用いた。MMPとしてヒト細胞由来の各酵素を用いた。すなわち、ストロムライシン群に属する酵素としてMMP−3を、コラゲナーゼ群に属する酵素としてMMP−1を、それぞれ用いた(いずれもヤガイ製)。
【0077】
上記試料溶液50μlと一定量の酵素(0.4単位/ml)を含んだ酵素溶液100μl、そして蛍光標識基質溶液(1mg/ml)50μlを合わせ、一定時間(2〜4時間)、42℃でインキュベートした後、エタノール溶液を添加して酵素反応停止後、遠心分離により未反応の基質を沈殿させ、上清に残った分解した基質の蛍光強度を測定し、基質の分解率を求めた。
【0078】
そして、植物抽出物を含まない反応系(コントロール。DMSO)での基質分解率に対する、植物抽出物を含んだ系(上記試料溶液)での分解率の割合より、植物抽出物の各酵素活性阻害率を求めた。結果を表4、5に示す。
【0079】
また参考例として、MMPs活性阻害作用がよく知られている物質であるエチレンジアミン四酢酸(EDTA)についても、上記と同様の試験を行った。結果を併せて表4、5に示す。
【0080】
【表2】
【0082】
【表4】
【0083】
【表5】
【0084】
表2〜5(ただし表3は欠番とする)から明らかなように、本発明に用いられるマンゴスチン抽出物のMMP−9、MMP−3、MMP−1活性阻害効果は、EDTAのMMP−9、MMP−3、MMP−1活性阻害効果に比べ極めて優れたものであった。したがって、これらの植物あるいはその抽出物を用いて、しわ、たるみなどの皮膚の老化を効果的に予防・防止・改善することができる。
【0085】
以下に、さらに本発明の処方例を実施例2、4、8、10(実施例1、3、5〜7、9は欠番とする)として挙げる。
【0087】
(13)に(8)を加え、加熱して70℃に保つ(水相)。一方、(1)〜(7)、(9)〜(12)を混合し、加熱融解して70℃に保つ(油相)。水相に油相を加え予備乳化を行い、ホモミキサーで均一に乳化した後、よくかき混ぜながら30℃まで冷却する。
【0089】
少量の(13)に(8)を溶解する(A相)。一方、残りの(13)に(6)、(7)を加え、加熱溶解して70℃に保つ(水相)。(1)〜(5)、(9)〜(12)を混合し、加熱融解して70℃に保つ(油相)。水相に油相を加え、予備乳化を行い、A相を加えホモミキサーで均一に乳化し、乳化後よくかき混ぜながら30℃まで冷却する。
【0093】
A相、B相、C相をそれぞれ均一に溶解し、A相にB相を加えて可溶化する。
次いでこれをC相に加えた後、容器に充填する。
【0095】
水相を加熱攪拌後、十分に混合粉砕した粉体部を添加してホモミキサー処理する。さらに加熱混合した油相を加えてホモミキサー処理した後、攪拌しながら香料を添加し、室温まで冷却する。
【0106】
上記実施例2、4、8、10の化粧料はいずれもMMPs活性阻害作用に優れる。
【0107】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明のMMPs活性阻害剤は、優れたMMPs活性阻害効果を有し、皮膚の老化に深く関係する皮膚細胞外マトリックス成分(例えば、エラスチン、ラミニン、プロテオグリカン、基底膜成分、コラーゲン等)の分解を防止して、繊維を保持し、皮膚の老化を予防・防止・改善し、弾力のある、しわやたるみのない、若々しい肌の状態を維持することができる。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a matrix metalloprotease activity inhibitor containing a specific plant or a solvent extract thereof. More specifically, it has excellent antagonism against the activity of specific matrix metalloproteinases (MMPs) that have a major effect on skin aging, and effectively prevents, prevents and improves skin aging. It relates to an MMPs activity inhibitor capable of The present invention can be suitably used for basic cosmetics, makeup cosmetics, hair cosmetics, bath preparations, and the like.
[0002]
[Background Art and Problems to be Solved by the Invention]
Human skin is roughly divided into three layers: epidermis, dermis, and subcutaneous tissue, and the epidermis and dermis are in contact via the basement membrane.
[0003]
In the basement membrane, the basal cells do not endure and repeat division, and the divided basal cells are sequentially pushed upward to form a stratum corneum in the uppermost layer of the epidermis. Since the stratum corneum is extremely related to the properties of the cosmetic skin, the influence of the basement membrane on the skin is also great. The basement membrane is a kind of extracellular matrix (described later), and includes type IV collagen, proteoglycan, laminin, fibronectin and the like.
[0004]
The dermis consists of connective tissue, and the extracellular space is mainly filled with a macromolecular network called extracellular matrix (ECM). The extracellular matrix (ECM) consists of fibrous proteins (collagen, elastin, etc.) and cell adhesion proteins (glycosaminoglycan, proteoglycan, fibronectin, laminin, etc.). And so on.
[0005]
Conventionally, it is known that changes associated with aging of the skin, that is, wrinkles, dullness, disappearance of texture, decrease in elasticity, and the like, are largely associated with the decrease in ultraviolet rays and female hormones observed in menopause. If these changes are seen microscopically, decrease and degeneration of extracellular matrix components (ECM) such as collagen and elastin in the dermis, as well as basement membrane damage and epidermal thickening have occurred.
[0006]
In recent years, research has advanced, and the involvement of matrix metalloproteinases (MMPs) has been pointed out as factors that induce these changes. MMPs is a generic name for a group of proteases whose major substrates are extracellular matrix proteins. Many types of MMPs are known, and although the structural and functional characteristics are common, each substrate protein is different (Kaori Miyazaki, et al., “Biochemistry”, Vol. 68). No. 12, pp.1791-1807 (1996)).
[0007]
MMPs are generally classified into gelatinase group, stromlysin group, collagenase group, and others (matrilysin and the like) in terms of structure and function.
[0008]
The gelatinase group includes MMP-2, MMP-9 and the like. These MMP-2 and 9 are known as enzymes that degrade base membrane components such as type IV collagen and laminin, and dermal matrix component elastin.
[0009]
The strome lysin group includes MMP-3, MMP-10 and the like. These MMP-3 and 10 are known as enzymes that degrade proteoglycan, which is a basement membrane component, type IV collagen, laminin, and other fibronectin.
[0010]
The collagenase group includes MMP-1 (interstitial collagenase), MMP-8, MMP-13, and the like. Among them, MMP-1 is known as an enzyme that degrades type I and III collagen, which are the main components of the dermal matrix, and proteoglycan, which is a basement membrane component. MMP-8 and MMP-13 also have a degrading action such as type I collagen.
[0011]
Furthermore, the expression of each of these enzymes is greatly increased by the irradiation of ultraviolet rays, which causes one of the causes of degeneration of extracellular matrix (ECM) due to ultraviolet rays, and is one of the major factors such as the formation of skin wrinkles. (V. Koivukangas et al., "Acta Derm Venereol" (Stockh), 74, 279-282 (1994); Gary J. Fisher et al., "Nature", 379 (25), 335 ( 1996); Gary J. Fisher et al., "The New England Journal of Medicine", 337 (20), 1419 (1997)). In addition to ultraviolet irradiation, the rapid decrease / deficiency of female hormones during menopause triggers an increase in MMP-2 and MMP-9 in the skin. As with ultraviolet irradiation, skin wrinkles, It became clear that this was a cause of sagging (Japanese Patent Application No. 2001-50839, N. Ochiai et al., "Jpn. J. Dermatol.", 111 (3), 532 (Abs.) (2001)). Thus, inhibition of MMPs activity is extremely important in protecting various extracellular matrices and preventing skin aging.
[0012]
Many conventional anti-aging drugs have a mechanism that activates fibroblasts and increases the amount of collagen produced, but attention was paid to inhibition of the activity of each MMP against the extracellular matrix (ECM). Those are limited (Japanese Patent Laid-Open Nos. 2001-139466, 2001-172157, 2001-192316, 2001-192317).
[0013]
Accordingly, the present invention provides an MMPs activity inhibitor that can reliably inhibit the activity of MMPs closely related to skin aging, is excellent in prevention / prevention and improvement of skin aging, and is highly safe. For the purpose.
[0014]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problems, the present inventors have studied the MMPs activity inhibitory action of various substances widely, and as a result, found that there is an excellent MMPs activity inhibitory action in a specific plant or its extract, The present invention has been completed.
[0015]
That is, the present invention, a plant of mangosteen (Garcinia mangostana L.), or consist of the solvent extract, gelatinase group, belonging to any group of stromelysin group, the activity of matrix metalloproteinase not from bacteria (MMPs) It relates to an MMPs activity inhibitor that inhibits
The present invention also relates to the use of a mangosteen plant or a solvent extract thereof for the production of the aforementioned MMPs activity inhibitor.
[0016]
The present invention, elastin decomposition inhibitor, laminin decomposition inhibitor, basement membrane degradation inhibitor is either a proteoglycan decomposition inhibitor, for the above MMPs activity inhibitor.
[0019]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described in detail.
[0024]
Mangosteen (Garcinia mangostana L.) is a plant species belonging to the family Hypericaceae (Guttiferae (Hypericaceae)). It is an evergreen fruit tree cultivated in the tropics, and the skin part contains tannin and yellow pigment (mangosteen). Dried bark also becomes a black dye.
[0034]
Mangosteen, various pharmacological activities are known, to have M MPs inhibitory activity is not known up to now, this is what the present inventors have first found.
[0035]
The mangosteen used in the present invention can be used raw or dried, but is preferably used as a dry powder or a solvent extract from the viewpoint of usability and formulation.
[0036]
The used portion of the mangosteen, leaves, branches, flowers, roots, fruits, pericarp, seeds, etc. bark, but may be any site of planting body, particularly it is preferred to use a peel or skin, other These sites can also be used.
[0051]
Mangosteen extract of plants can be obtained by a conventional method, for example, may be after immersion or heated reflux with extracts solvent mangosteen plant, obtained filtered and concentrated. As the extraction solvent, any solvent can be used as long as it is usually used for extraction. For example, alcohols such as water, methanol, ethanol, propylene glycol, 1,3-butylene glycol, glycerin, hydrous alcohols, chloroform , Organic solvents such as dichloroethane, carbon tetrachloride, acetone, ethyl acetate, hexane and the like can be used alone or in combination. The extract obtained by extraction with the above solvent is used as it is, or the concentrated extract is adsorbed by an adsorption method, for example, by removing impurities using an ion exchange resin, or by a porous polymer (for example, Amberlite XAD-2) column. Then, it can be used after elution with methanol or ethanol. Further, a partitioning method, for example, an extract extracted with water / ethyl acetate can be used.
[0052]
A mangosteen plant or an extract thereof is highly safe, has an excellent MMPs activity inhibitory action, and has an excellent anti-aging action, particularly an anti-skin aging action.
[0053]
Particularly in this invention, a plant of Ma Ngosuchin (G. mangostana), or its solvent extract, gelatinase group, stromelysin group, excellent MMPs antagonistic action against MMPs belonging to any group of collagenase group, active Has an inhibitory effect.
[0054]
Examples of activity inhibitors of MMPs belonging to the gelatinase group include application as an elastin degradation inhibitor, a laminin degradation inhibitor, and a basement membrane degradation inhibitor.
[0055]
Examples of activity inhibitors of MMPs belonging to the strome lysin group include application as proteoglycan degradation inhibitors and laminin degradation inhibitors.
[0057]
As an activity inhibitor of MMPs belonging to the collagenase group, application as a collagen degradation inhibitor is exemplified.
[0058]
In addition, any of the MMPs activity inhibitors of the present invention can be applied as an anti-wrinkle agent for the purpose of preventing / preventing and improving wrinkles.
[0059]
In the present invention, the “MMPs activity inhibitor” broadly means preparations having an antagonistic action on matrix metalloproteinase (MMPs) activity.
[0060]
The matrix metalloprotease inhibitor of the present invention is preferably used as an anti-aging cosmetic, a skin external preparation or the like. In that case, the amount of the mangosteen plant or the extract thereof is the dry mass in the total amount of the composition. The (solid content mass) is preferably 0.0001 to 20% by mass, particularly 0.0001 to 10% by mass. If the amount is less than 0.0001% by mass, the effect of the present invention is not sufficiently exhibited. On the other hand, if the amount exceeds 20% by mass, no significant improvement in the effect is observed, and formulation becomes difficult.
[0061]
When the MMPs activity inhibitor of the present invention is used, for example, in anti-aging cosmetics, in addition to the above essential components, components that are usually used in external preparations such as cosmetics and pharmaceuticals, as long as the effects of the present invention are not impaired, For example, whitening agents, moisturizers, antioxidants, oily components, UV absorbers, surfactants, thickeners, alcohols, powder components, colorants, aqueous components, water, various skin nutrients, etc. Can be appropriately blended.
[0062]
Furthermore, edetate disodium, edetate trisodium, sodium citrate, sodium polyphosphate, sodium metaphosphate, sequestering agents such as gluconic acid, caffeine, tannin, verapamil, tranexamic acid and its derivatives, licorice extract, grabrizine , Hot water extract of karin fruit, various herbal medicines, drugs such as tocopherol acetate, glycyrrhizic acid and its derivatives or salts thereof, vitamin C, magnesium ascorbate phosphate, glucoside ascorbate, arbutin, kojic acid and other whitening Agents, sugars such as glucose, fructose, mannose, sucrose, and trehalose, vitamin A derivatives such as retinoic acid, retinol, retinol acetate, and retinol palmitate can also be appropriately blended.
[0063]
The present invention is not particularly limited in its dosage form, and is a solution system, a solubilization system, an emulsification system, a powder dispersion system, a water-oil two-layer system, a water-oil-powder three-layer system, an ointment, a gel, Any dosage form such as aerosol is applied.
[0064]
The use form is also arbitrary. For example, it can be used for makeup cosmetics, cosmetics for hair, aromatic cosmetics, bath preparations, etc. in addition to facial cosmetics and foundations such as lotions, emulsions, creams and packs. Of course, it is not limited to these examples.
[0065]
【Example】
EXAMPLES Next, although an Example demonstrates this invention further in detail, the technical scope of this invention is not limited at all by these Examples.
[0066]
Prior to the Examples, the test method and the evaluation method will be described with respect to the MMP-9, MMP-3 and MMP-1 activity inhibitory effects of each plant extract used in the present invention.
[0067]
[Test method and evaluation method]
1. Sample Preparation [0068]
(1) Plant extract As shown in Table 1, each plant was immersed in methanol at room temperature for 1 week to obtain an extract. This extract was concentrated to obtain each plant extract (methanol extract).
[0069]
[Table 1]
[0070]
The plant extract was dissolved in dimethyl sulfoxide (DMSO) to a concentration of 2% by mass to obtain a plant extract-containing solution.
[0071]
Each of the plant extract-containing solutions was diluted with a measurement buffer solution (0.1 M Tris having a pH of 7.4 containing 0.4 M NaCl and 10 mM CaCl 2 ) to adjust the concentration as shown in Tables 2 to 5. Using this as a sample solution, the following experiment was conducted.
[0072]
2. MMPs activity inhibition effect test (1) MMP-9 activity inhibition rate Using MMP-9 as an enzyme belonging to the gelatinase group, the activity inhibition rate was measured. The measurement was performed as follows.
[0073]
That is, an SDS-polyacrylamide gel (10% T) containing 0.2% by mass gelatin was prepared, and a certain amount of human cell-derived MMP-9 solution was applied to all lanes for electrophoresis. The gel after electrophoresis was washed with 2.5% by mass “TritonX-100”, and SDS was sufficiently removed with an incubation buffer (0.01 mM ZnSO 4 , 50 mM Tris at pH 8.0 containing 5 mM CaCl 2 ). . The gel was cut into strips, and each cut gel was immersed in an incubation buffer containing a predetermined concentration of the sample and incubated overnight at 37 ° C.
[0074]
After the incubation, the gel was stained with Comassie Brilliant Blue, and the thickness of the band that appeared after decolorization was quantified with an image analyzer (Bio-Rad “Fluor-S Multi Imager”).
[0075]
Then, the decrease value of the band in the system containing the plant extract (the above sample solution) relative to the value of the band in the reaction system (control. DMSO) not containing the plant extract was determined, and the MMP-9 activity inhibition rate ( %) Was calculated. The results are shown in Tables 2-3.
As a reference example, ethylenediaminetetraacetic acid (EDTA), which is a substance well known to inhibit MMPs activity, was tested in the same manner as described above. The results are also shown in Table 3.
[0076]
(2) MMP-1, 3
A measurement kit for stromelysin-1, type I collagenase made by potatoes was used for the measurement. Each enzyme derived from human cells was used as MMP. That is, MMP-3 was used as an enzyme belonging to the stromlysin group, and MMP-1 was used as an enzyme belonging to the collagenase group (both manufactured by potato).
[0077]
50 μl of the sample solution, 100 μl of enzyme solution containing a certain amount of enzyme (0.4 unit / ml), and 50 μl of fluorescent labeling substrate solution (1 mg / ml) were combined and fixed for 42 hours at 42 ° C. After incubation, an ethanol solution was added to stop the enzyme reaction, and then the unreacted substrate was precipitated by centrifugation. The fluorescence intensity of the decomposed substrate remaining in the supernatant was measured to determine the substrate decomposition rate.
[0078]
Each enzyme activity inhibition of the plant extract is determined based on the ratio of the degradation rate in the system containing the plant extract (the above sample solution) to the substrate degradation rate in the reaction system (control, DMSO) not containing the plant extract. The rate was determined. The results are shown in Tables 4 and 5.
[0079]
As a reference example, ethylenediaminetetraacetic acid (EDTA), which is a substance well known to inhibit MMPs activity, was tested in the same manner as described above. The results are also shown in Tables 4 and 5.
[0080]
[Table 2]
[0082]
[Table 4]
[0083]
[Table 5]
[0084]
As is clear from Tables 2 to 5 (Table 3 is omitted) , the MMP-9, MMP-3, and MMP-1 activity inhibitory effects of the mangosteen extract used in the present invention are the MMP-9 of EDTA, It was extremely superior to the MMP-3 and MMP-1 activity inhibitory effects. Therefore, skin aging such as wrinkles and sagging can be effectively prevented / prevented / improved using these plants or extracts thereof.
[0085]
The prescription examples of the present invention are further described as Examples 2, 4, 8, and 10 (Examples 1, 3, 5 to 7, and 9 are omitted) .
[0087]
Add (8) to (13) and heat to maintain at 70 ° C. (aqueous phase). On the other hand, (1) to (7) and (9) to (12) are mixed, heated and melted and kept at 70 ° C. (oil phase). The oil phase is added to the aqueous phase, pre-emulsified, and uniformly emulsified with a homomixer.
[0089]
Dissolve (8) in a small amount (13) (phase A). On the other hand, (6) and (7) are added to the remaining (13), dissolved by heating and kept at 70 ° C. (aqueous phase). (1) to (5) and (9) to (12) are mixed, heated and melted and kept at 70 ° C. (oil phase). Add oil phase to water phase, pre-emulsify, add phase A, uniformly emulsify with homomixer, cool to 30 ° C. while stirring well after emulsification.
[0093]
A phase, B phase, and C phase are uniformly dissolved, and B phase is added to A phase to solubilize.
This is then added to phase C and then filled into a container.
[0095]
After the aqueous phase is heated and stirred, the powder part sufficiently mixed and pulverized is added and homomixed. Furthermore, after adding the heat-mixed oil phase and carrying out a homomixer process, a fragrance | flavor is added, stirring, and it cools to room temperature.
[0106]
The cosmetics of Examples 2, 4, 8 , and 10 are all excellent in MMPs activity inhibitory action.
[0107]
【The invention's effect】
As described above, the MMPs activity inhibitor of the present invention has an excellent MMPs activity inhibitory effect and is a skin extracellular matrix component (for example, elastin, laminin, proteoglycan, basement membrane component) that is closely related to skin aging. , Collagen, etc.) can be prevented, fibers can be retained, skin aging can be prevented / prevented / improved, and the skin can be kept elastic and free from wrinkles and sagging.
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