JP4576814B2 - 温度監視装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子機器等に用いられ、当該機器を過熱状態から保護するために複数箇所の温度を監視する温度監視装置に関する。
感温素子を利用した温度監視装置が各種の電子機器における異常監視などに用いられている。特許文献1には、この種の温度監視装置として、感温素子に加えて、ラダー回路と比較器とを用いたものが開示されている。この温度監視装置では、時間経過に伴って値が階段状に増加する温度データ信号が発生され、この温度データ信号に対応した波形のアナログ信号がラダー回路によって生成される。そして、このアナログ信号と感温素子の両端の電圧とが比較器により比較され、両者が一致する時点における温度データ信号に基づいて、監視対象たる温度が求められる。
特開昭63−198839号公報
ところで、電子機器には、正常な機能を維持するために、複数箇所において温度監視を行うことが必要なものがある。そのような例として、自動演奏ピアノが挙げられる。この自動演奏ピアノは、鍵盤に配備された個々の鍵を駆動するための複数のソレノイドを有している。自動演奏時、自動演奏ピアノでは、鍵の駆動を指令する時系列の演奏データが順次再生される。そして、ある鍵の駆動を指令する演奏データが再生されると、その鍵に対応したソレノイドに駆動電流が流され、この駆動電流により磁界が発生し、この磁界によって鍵の駆動が行われる。このような鍵の駆動の繰り返しにより自動演奏が行われる。一方、自動演奏ピアノの個々のソレノイドは、駆動電流が流されることにより発熱する。ここで、あるソレノイドに対する駆動電流の通電が頻繁に行われると、そのソレノイドに熱が蓄積し、過度の発熱状態(以降「過熱状態」)となる。このようなソレノイドを過熱状態のまま使用し続けると、動作異常が起こって、演奏が正しく行われなくなる可能性があるので好ましくない。また、過熱状態のソレノイドを放置することは、当該自動演奏ピアノの故障要因ともなる。従って、自動演奏ピアノにおいては、個々のソレノイドの温度を監視し、個々のソレノイドが加熱状態になるのを未然に防止する手段が求められる。また、自動演奏ピアノ以外にも、複数の熱源を持った電子機器があり、それらの熱源の過剰発熱から機器を保護することが求められる場合がある。
しかしながら、このような温度監視を上述した従来の温度監視装置を用いて行うとなると、この温度監視装置を測定箇所の数だけ用意する必要があり不経済であった。ここで、温度検出の対象となる箇所全てにサーミスタを近接配置して、その検知信号を一本の信号線に集約し、信号線の電圧に基づいて加熱状態の熱源の有無を判定する、といった温度監視装置も考えられる。かかる温度監視装置によれば、小規模の回路構成により、温度異常の発生を検出することができる。しかし、そのような温度異常が発生している箇所を特定することはできない。
この発明は、以上説明した事情に鑑みてなされたものであり、小規模の回路構成により複数箇所の温度を監視することができ、かつ、いずれかの箇所において温度異常が発生した場合にはその箇所を特定することができる温度監視装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するため、この発明は、温度に応じて物理的性質が変化する素子、前記素子の前記物理的性質の変化を電圧変化に変換する変換手段、及び前記変換手段の出力電圧を2値信号に変換して出力端子から出力する2値化手段を備えた温度センサ回路を複数備えると共に、前記複数の温度センサ回路の出力経路となる一本の信号線と、前記信号線の一端に接続された電源と、前記信号線の他端に決定された出力端と、前記出力端に接続された判断手段とを備え、前記信号線は、前記電源と前記出力端との間に順次直列に接続された複数の抵抗であって、前記電源に最も近い抵抗の抵抗値がその他の抵抗の抵抗値よりも大きい複数の抵抗を有しており、前記複数の温度センサ回路は、前記出力端子及び前記複数の抵抗とは異なる抵抗を介して、前記信号線上において隣り合った2つの抵抗間の接続点に1つずつ接続され、前記複数の温度センサ回路の出力が、各々の温度センサ回路で異なる抵抗値となる抵抗を介して前記判断手段に入力され、前記複数の温度センサ回路のうち任意の一温度センサ回路が目標値を検出した際に、当該温度センサ回路に応じて一意に定まる電圧を前記出力端に出力し、前記複数の温度センサのいずれか1つでも前記目標値を検出した場合には、すべての前記温度センサが前記目標値を検出しない場合に比べて、前記出力端の電圧が1/2以下となるように各抵抗の抵抗値が決められている温度監視装置を提供する。
かかる温度監視装置によれば、1本の信号線を介して、各温度センサ回路が発生する2値信号を反映した電圧が判断手段に出力されるので、判断手段は、目標値を検出した温度センサ回路を特定することができる。
また、この発明は、温度に応じて物理的性質が変化する素子、前記素子の前記物理的性質の変化を電圧変化に変換する変換手段、及び前記変換手段の出力電圧を2値信号に変換して出力端子から出力する2値化手段を備えた温度センサ回路を複数備えると共に、前記複数の温度センサ回路の出力経路となる一本の信号線と、前記信号線の一端に決定された出力端と、前記出力端とプルアップ抵抗を介して接続された電源と、前記出力端に接続された判断手段とを備え、前記信号線は、前記出力端と他端との間に順次直列に接続された複数の抵抗であって、それぞれが前記プルアップ抵抗よりも抵抗値が小さい複数の抵抗を有しており、前記複数の温度センサ回路は、前記出力端子を介して、前記信号線上において隣り合った2つの抵抗間の接続点及び前記他端に1つずつ接続され、前記複数の温度センサ回路の出力が、各々の温度センサ回路で異なる抵抗値となる抵抗を介して前記判断手段に入力され、前記複数の温度センサ回路のうち任意の一温度センサ回路が目標値を検出した際に、当該温度センサ回路に応じて一意に定まる電圧を前記出力端に出力し、前記複数の温度センサのいずれか1つでも前記目標値に検出した場合には、すべての前記温度センサが前記目標値を検出しない場合に比べて、前記出力端の電圧が1/2以下となるように各抵抗の抵抗値が決められている温度監視装置を提供する。
好ましい態様において、前記複数の温度センサ回路における一温度センサ回路が目標値を検出した際に、前記信号線の出力端に出力される電圧が各温度センサ回路間で等しい差分を持つ。
この態様によれば、いずれの温度センサ回路が目標値を検出したかについて、判断手段の誤認を効果的に防止することができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
<A:第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係る温度監視装置の構成を示す回路図である。この温度監視装置は、大別して、温度センサ部10と、抵抗分圧回路部20と、電源30と、A/Dコンバータ32と、マイクロコンピュータ(以下、マイコンという)33とにより構成されている。
温度センサ部10は、図示しない複数の被監視体(この例では4個)に配置された温度センサ回路Sk(k:センサ回路番号、k=1〜4)からなる。各温度センサ回路Skは、抵抗12およびPTC(正温度特性)サーミスタ13は、電源11および接地間に直列に接続されており、電源11の出力電圧V2を分圧する抵抗分圧回路を構成している。ここで、PTCサーミスタ13は、目標温度Tにおいて電気抵抗値が急激に増加する特性をもち、被監視体に接触した状態で、あるいは被監視体の近傍に固定されている。なお、目標温度Tは、被監視対象毎に変えてもよい。インバータ14は、例えば出力部がNチャネルMOSトランジスタにより構成されたオープンドレインタイプのインバータである。このインバータ14の入力端には、抵抗12およびPTCサーミスタ13の接続点の電圧、すなわち、抵抗分圧回路の出力電圧が与えられる。
ここで、被監視体の温度が目標温度Tより低い場合、PTCサーミスタ13の抵抗値は低いため、抵抗分圧回路の出力電圧は、インバータ14の閾値電圧よりも低くなる。このため、インバータ14の出力部は、NチャネルMOSトランジスタがオフ状態であり、出力部の出力端が浮いている状態となる。以下では、説明の便宜のため、この状態のことを温度センサ回路SkがOFFであるという。一方、被監視体の温度が目標温度T以上である場合、PTCサーミスタ13の抵抗値は高く、抵抗分圧回路の出力電圧は、インバータ14の閾値電圧よりも高くなる。このため、インバータ14の出力部は、NチャネルMOSトランジスタがオン状態であり、出力端と接地間がこのNチャネルMOSトランジスタを介して短絡されている状態となる。以下では、説明の便宜のため、この状態のことを温度センサ回路SkがONであるという。図2には、発明の理解を容易にするため、各温度センサ回路Skを、ON/OFFの2状態を有するスイッチにより表したものが示されている。
抵抗分圧回路部20は、信号線31を有している。この信号線31は、電源30からA/Dコンバータ32のアナログ入力端にかけて、抵抗値3R(Rは任意の値)の抵抗21と抵抗値Rを有するn個(nは被監視体の数)の抵抗22−k(k=1〜n)を順次直列に接続したものである。
この信号線31上において、隣り合った2つの抵抗間の接続点である各ノードNk(k=1〜n)は、抵抗23−k(k=1〜n)を各々介して、温度センサ回路Sk(k=1〜n)のインバータ14の出力端に各々接続されている。ここで、抵抗23−k(k=1〜n)の抵抗値は、次のようになっている。まず、電源30に最も近い抵抗21と抵抗22−1との接続点であるノードN1には、抵抗値(n−1)R(図示の例では3R)の抵抗23−1が接続されている。次に抵抗22−1と抵抗22−2の接続点であるノードN2には、抵抗値(n−2)R(図示の例では2R)の抵抗23−2が接続されている。以下同様であり、抵抗22−(k−1)と抵抗22−kとの接続点であるノードNkには、抵抗値(n−k)Rの抵抗23−kが接続されている。図1には、n=4の場合が示されており、抵抗23−k(k=1〜4)の抵抗値は、各々、3R、2R、R、0となっている。
A/Dコンバータ32は、信号線31を介して供給されるアナログ電圧をデジタルデータに変換する。マイコン33は、このデジタルデータに基づいて、目標温度以上の被監視体があるか否か、あるとしたらどの被監視体かを判断する。
次に、本実施形態の動作について説明する。
図2において、いずれの被監視体の温度も目標温度T未満である場合、全ての温度センサ回路Sk(k=1〜n)がOFFとなる。このため、A/Dコンバータ32の入力電圧Vinは、電源30の出力電圧V1となる。
一方、任意の1つのノードNkに接続された温度センサ回路がONになると、抵抗分圧回路50のうち、電源30からノードNkに至る区間の抵抗と抵抗23−kとにより電圧V1が分圧され、この電圧が抵抗22−k〜22−nを介し、入力電圧VinとしてA/Dコンバータ32に入力される。この入力電圧Vinは、いずれのノードNkが分圧された電圧の出力端となるか、すなわち、いずれの温度センサ回路SkがONであるかに依存する。具体的には、電源30からノードNkに至る区間の抵抗の抵抗値は3R+(k−1)Rとなり、抵抗23−kの抵抗値は(n−k)Rであるから、入力電圧Vinは次式(1)により与えられる。
Vin
=V1・(n−k)R/{3R+(k−1)R+(n−k)R}
=V1・(n−k)R/(2R+nR) ・・・(1)
ただし、上記式において、kはONになっている温度センサ回路Skのインデックスである。A/Dコンバータ32は、この入力電圧Vinをデジタルデータに変換し、マイコン33は、このデジタルデータに基づき、ONになった温度センサ回路Skを特定する。かかる動作によって、目標温度に達した(「温度異常」とする)被監視体が特定される。
図3は、各温度センサ回路Skの状態とA/Dコンバータ32の入力電圧Vinとの関係を示している。本実施形態によれば、温度センサ回路S1がONであるとき(すなわち、上記式(1)においてk=1であるとき)、抵抗分圧回路部20の分圧比は最も高くなるが、その場合でも、分圧比は、(n−1)R/(2R+nR)、n=4の場合の分圧比は3/6となり、温度異常が全く発生していないときの分圧比である1よりもかなり低い。従って、本実施形態によれば、温度異常が発生しているか否かを容易に判別することができる。
また、式(1)にも示されているように、抵抗分圧回路部20の分圧比は、ONになっている温度センサ回路Skのインデックスkに対してリニアに変化する。そして、V1・(n−1)R/(2R+nR)〜0の範囲において、V1・R/(2R+nR)間隔で並んだn種類の電圧のうち、ONになっている温度センサ回路Skに対応したものが入力電圧VinとしてA/Dコンバータ32に入力される。この場合、隣り合った温度センサ回路SkおよびSk+1間において、各温度センサ回路SkがONであるときの各入力電圧Vin間には、V1・R/(2R+nR)の差がある。従って、マイコン33は、A/Dコンバータ32の分解能が低い場合でも、誤認することなく、ONとなっている温度センサ回路Skを求めることができる。
本実施形態において、複数の温度センサ回路がONとなった場合、いずれの温度センサ回路がONになっているかを特定することは困難である。しかしながら、いずれの温度センサ回路がONになったとしても、抵抗分圧回路部20の分圧比は、温度センサ回路が全てOFFである場合に比べて十分に低いので、少なくとも温度異常の有無については誤認することはない。さらに一箇所でも温度異常が検知された場合には、温度監視装置は監視対象機器の動作を直ちに停止させるのが一般的であるから、複数の温度センサ回路がONとなるような事態は生じにくい。なお、図1および図2には、4箇所の被監視体の温度監視を行う場合の構成例を示したが、被監視体の個数はこれに限定されるものではない。例えば、自動演奏ピアノのように「88」ある鍵盤の全てにサーミスタを近接配置し、温度を監視することも勿論可能である。
<B:第2実施形態>
図4は、本実施形態に係る温度監視装置の回路図である。尚、図2と重複する部分については同一の符号を付してその説明を省略する。上記第1実施形態においては、温度センサ回路Skの出力端に抵抗23−kが接続されていた。これに対し、本実施形態は、この抵抗23−kに相当するものをなくし、温度監視装置の回路構成を単純化したものである。本実施形態において、A/Dコンバータ32の入力端は、抵抗値Rupを有する抵抗41により電源30にプルアップされている。抵抗分圧回路部40は、温度センサ部10における温度センサ回路Sk(k=0〜n−1)のON/OFF状態を反映した電圧VinをA/Dコンバータ32の入力端に伝える信号線43を有している。この信号線43は、抵抗値Rk(k=0〜n−1)を有する抵抗42−k(k=0〜n−1)を直列接続してなるものであり、抵抗値R0を有する抵抗42−0の一端が、A/Dコンバータ32の入力端に接続されている。ここで、抵抗42−k(k=0〜n−1)を各々間に挟んだ信号線43上の各ノードのうちA/Dコンバータ32の入力端を除くものを、A/Dコンバータ32から近い順にNk(k=0〜n−1)とすると、各ノードNk(k=0〜n−1)は、温度センサ回路Sk(k=1〜n)に接続されている。
本実施形態においては、次の条件を満たすように、抵抗値RupおよびRk(k=0〜n−1)が決定されている。
a.温度センサ回路Sn−1のみがONであるとき、A/Dコンバータ32に対する入力電圧Vinが、電源30の出力電圧のほぼ1/2になること。
b.温度センサ回路Sk(k=0〜n−1)の1つがONとなる場合において、A/Dコンバータ32に対する入力電圧Vinが、ONとなる温度センサSkのインデックスkに対してリニアに変化すること。
以下、この条件を満たす抵抗値RupおよびRk(k=0〜n−1)の算出方法を説明する。まず、図4において、電源30の出力電圧V1とすると、A/Dコンバータ32に対する入力電圧Vinは、次式(2)のようになる。
Vin=V1×ΣRi/(Rup+ΣRi) ・・・(2)
ただし、上記式(2)においてΣRiは、A/Dコンバータ32の入力端から、ONである温度センサ回路Skの出力端までの間の各抵抗の抵抗値の総和Ri(i=0〜k)である。
この式(2)の右辺と左辺をV1によって除算すると、次式に示す抵抗分圧回路部40の分圧比が得られる。
Vin/V1=ΣRi/(Rup+ΣRi) ・・・(3)
上記条件aおよびbを満たすためには、この分圧比が例えば次式を満足すればよい。
Vin/V1
=ΣRi/(Rup+ΣRi)
=k/{2(n−1)} ・・・(4)
ここで、簡単のため、Rup=1とおくと、上記式(4)は更に簡略化され、次式(5)となる。
ΣRi/(1+ΣRi)=k/{2(n−1)} ・・・(5)
この式(5)式をΣRiについて解くと、下記(6)式となる。
ΣRi=k/{2(n−1)−k} ・・・(6)
この式(6)式は、今着目している温度センサ回路Skだけでなく、k−1番目の温度センサ回路Sk−1がONとなる場合についても適用可能である。従って、i=0〜k−1までのRiの総和をΣRi’とすると、次式が成立するはずである。
ΣRi’=(k−1)/{2(n−1)−(k−1)} ・・・(7)
ここで、上記式(6)および(7)の右辺同士の差分、左辺同士の差分をとると、次式のようにRkが得られる。
ΣRi−ΣRi’
=Rk
=k/{2(n−1)−k}−(k−1)/{2(n−1)−(k−1)}
=2(n−1)/{k−(4n−3)k+2(2n−1)(n−1)}
・・・(8)
図5は、被監視体の数nを「1」〜「8」とした各場合について、式(8)によって得られた抵抗42−k(k=0〜n−1)の抵抗値Rk(k=0〜n−1)を示したものである。式(8)により得られるのは、Rupを「1」とした場合のRk、すなわち、抵抗比率Rk/Rupであるから、実際に回路に組み入れる抵抗42−kの抵抗値RkはRup倍する必要がある。図5では、通分して整数化された抵抗値がカッコ内に示されている。
本実施形態においても、上記第1実施形態と同様な効果が得られる。
<C:変形例>
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態はあくまでも例示であり、上記実施形態に対しては、本発明の趣旨から逸脱しない範囲で様々な変形を加えることができる。
例えば、上記第2実施形態において、抵抗値Rk(k=0〜n−1)を固定値Rとし、抵抗値Rupを例えば(n−1)Rとしてもよい。この場合、ONとなる温度センサ回路SkのインデックスkとVinとはリニアな関係にならない。しかし、抵抗41の値が抵抗42−k(k=0〜n−1)より十分に大きいので、正常(温度異常が発生していない)時と異常(温度異常が発生している)時のVinの値に大きな差をもたせることができる。また、いずれか一箇所で温度異常が発生したときには、Vinの値が一意に決定されるから、本発明の本質的な特徴は阻害されない。更には、抵抗42−k(k=0〜n−1)の抵抗値を全て同一とすることによって、温度監視装置を構成する部品の種類数が減り、上記第2実施形態よりもコストダウンを図ることができる。
なお、上記実施形態および変形例において、温度検知体としてPTCサーミスタを使用しているが、温度に応じて電気抵抗値が変化するものであれば、代替可能である。例えば、NTC(負温度特性)サーミスタを用いた場合は、抵抗値の温度特性線の傾きが反転するので、低温検出用の温度センサ回路に用いることができる。
本発明の第1実施形態に係る温度監視装置の構成を示す回路図である。 同温度監視装置の温度センサ回路をスイッチで表現した等価回路図である。 同実施形態におけるA/Dコンバータの入力電圧Vinと温度センサ回路の状態との関係を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る温度監視装置の構成を示す回路図である。 同実施形態における信号線上の抵抗とプルアップ抵抗の比率を示す図である。
符号の説明
10・・・温度センサ部、11・・・電源、12・・・抵抗、13・・・PTCサーミスタ、14・・・インバータ、20・・・抵抗分圧回路部、21・・・抵抗、22−k・・・抵抗、23−k・・・抵抗、30・・・電源、31・・・信号線、32・・・A/Dコンバータ、33・・・マイコン、40・・・抵抗分圧回路部、41・・・抵抗、42−k・・・抵抗。

Claims (3)

  1. 温度に応じて物理的性質が変化する素子、前記素子の前記物理的性質の変化を電圧変化に変換する変換手段、及び前記変換手段の出力電圧を2値信号に変換して出力端子から出力する2値化手段を備えた温度センサ回路を複数備えると共に、
    前記複数の温度センサ回路の出力経路となる一本の信号線と、
    前記信号線の一端に接続された電源と、
    前記信号線の他端に決定された出力端と、
    前記出力端に接続された判断手段とを備え、
    前記信号線は、前記電源と前記出力端との間に順次直列に接続された複数の抵抗であって、前記電源に最も近い抵抗の抵抗値がその他の抵抗の抵抗値よりも大きい複数の抵抗を有しており、
    前記複数の温度センサ回路は、前記出力端子及び前記複数の抵抗とは異なる抵抗を介して、前記信号線上において隣り合った2つの抵抗間の接続点に1つずつ接続され、
    前記複数の温度センサ回路の出力が、各々の温度センサ回路で異なる抵抗値となる抵抗を介して前記判断手段に入力され、前記複数の温度センサ回路のうち任意の一温度センサ回路が目標値を検出した際に、当該温度センサ回路に応じて一意に定まる電圧を前記出力端に出力し、
    前記複数の温度センサのいずれか1つでも前記目標値を検出した場合には、すべての前記温度センサが前記目標値を検出しない場合に比べて、前記出力端の電圧が1/2以下となるように各抵抗の抵抗値が決められている温度監視装置。
  2. 温度に応じて物理的性質が変化する素子、前記素子の前記物理的性質の変化を電圧変化に変換する変換手段、及び前記変換手段の出力電圧を2値信号に変換して出力端子から出力する2値化手段を備えた温度センサ回路を複数備えると共に、
    前記複数の温度センサ回路の出力経路となる一本の信号線と、
    前記信号線の一端に決定された出力端と、
    前記出力端とプルアップ抵抗を介して接続された電源と、
    前記出力端に接続された判断手段とを備え、
    前記信号線は、前記出力端と他端との間に順次直列に接続された複数の抵抗であって、それぞれが前記プルアップ抵抗よりも抵抗値が小さい複数の抵抗を有しており、
    前記複数の温度センサ回路は、前記出力端子を介して、前記信号線上において隣り合った2つの抵抗間の接続点及び前記他端に1つずつ接続され、
    前記複数の温度センサ回路の出力が、各々の温度センサ回路で異なる抵抗値となる抵抗を介して前記判断手段に入力され、前記複数の温度センサ回路のうち任意の一温度センサ回路が目標値を検出した際に、当該温度センサ回路に応じて一意に定まる電圧を前記出力端に出力し、
    前記複数の温度センサのいずれか1つでも前記目標値に検出した場合には、すべての前記温度センサが前記目標値を検出しない場合に比べて、前記出力端の電圧が1/2以下となるように各抵抗の抵抗値が決められている温度監視装置。
  3. 前記複数の温度センサ回路における一温度センサ回路が目標値を検出した際に、前記信号線の出力端に出力される電圧が各温度センサ回路間で等しい差分を持つ
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の温度監視装置。
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