JP4576621B2 - セラミックス製の円筒体の分割方法 - Google Patents

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Description

本発明は、セラミックス製の円筒体の分割方法に関するものである。
周知の通り、メカニカルシールは液体シール装置の中で回転軸用動的シールとしては最もシール性にすぐれていて、特にセラミックス製のメカニカルシールは耐熱、耐食、耐摩耗性、耐薬品性等を有して例えばポンプ用シールとして使用されている。なお、ここで言うセラミックスとは窒化珪素・炭化珪素などのニューセラミックスやガラス、磁器などのオールドセラミックスのみならず、セラミックスと同様に応力とひずみの関係が破壊までほぼ弾性的に挙動する大理石、ルビーなどのような脆性材料を含むことを意味する。
前記のように、セラミックス製のメカニカルシールはすぐれた特性を有しているが、しかしながら、セラミックス製の円筒体のメカニカルシールを回転軸に嵌着すると、ポンプの補修に際してその回転軸を引き抜くか、あるいは回転軸からメカニカルシールを引き抜く必要があり、補修作業が非常に面倒である。
補修作業を容易にするためには、セラミック製の円筒体を軸線方向(縦方向)にダイヤモンド砥石や鋸歯で2分割して回転軸を半径方向外周に遊嵌させ、その円筒体を外部から保持させればよいが、分割切断に際して生じるカッタ厚の切屑相当分が再接合時に内径寸法誤差となってシール諸元の寸法精度を低下させる欠点がある。
そのような、主として機械的な切断による寸法減少分を予め見込んだ形状を準備しておき、分割切断の寸法補償をする方法もあるが、素材形状の精度保証にかかわる工程増や精密な切断加工によるコスト増が欠点になる。
この改善策としてメカニカルシール材の円筒体の内側に熱膨張係数の大きな治具を挿入し、その治具を加熱膨脹させて円筒体を分割する、あるいは円筒体の内側空間部を半径方向外方に加圧して円筒体を分割する技術が開示されている(特許文献1参照)。
上記技術の半径方向分割はどちらも、円筒体の内側全面に半径方向外方に荷重を負荷し、円周方向に引張応力を生じさせて分割するものであって、前者では円筒体の内径に適する治具を必要とし、また後者では加圧のための圧力漏れを防止する必要がある。このため各部の精度が重要になり容易に円筒体を分割することができない欠点がある。
また、直径方向に伸びる密封面を有する2本のシールリングがそれぞれハウジングと軸とに密封面を対向して支持され、それらのシールリングはそれぞれ円弧状に分割されていてその分割部を互いに接近させて設けられている密封装置についての技術も開示されている(特許文献2参照)。
しかし、この技術に示された分割は円筒体の長さに依存し、長い円筒体を分割できるものではない。
本発明者は、2分割したセラミックス製の円筒体を正確に接合させることができる、工法が容易な分割技術を提案している(特許文献3参照)。
その概要は、図31に示すように、内周面Aに軸線方向に延びる直線状の切欠部N11、N12を形成させたセラミックス製の円筒体1に、図32に示すように上下のプレス板3、2を介して荷重Wを負荷して円筒体1を分割させる。この切欠部N11、N12の深さは、分割時に確実に切欠部N11、N12より亀裂が発生するために必要な集中応力を誘起する寸法とする。
その結果、円筒体1は切欠部N11、N12に沿って分割切断され、しかも接合面を加工しなければ、密着した状態で両者を接合できる状態になる。
しかしながら上記技術では、破断面が比較的に平面的に分割されるので、再接合時あるいは使用時に分割した円筒体の各半部が互いに軸方向にずれてシール装置としての機能を損ねてしまうという欠点があった。
特公昭58−55388号公報 特公昭39−16854号公報 特開2003−160349号公報
したがって本発明の目的は、分割断面を再接合時に軸方向にずれないような凹凸を有する分割面を得ることができるセラミックス製の円筒体の分割方法を提供することにある。
本発明者は、前記の特許文献3の開示後さらに研究の結果、円筒体の内周面に円周方向に偏寄した切欠部を形成することにより分割断面の凹凸を大きく形成して、密着接合により軸方向のずれが生じない円筒体の分割方法を提案できるに到った。
本発明によれば、セラミックス製の円筒体の内周面に直径方向に相対する位置に第1及び第2の切欠部を形成し、次いで直径方向に圧縮荷重を負荷し、円筒体を前記第1及び第2の切欠部に沿って分割するセラミックス製の円筒体の分割方法において、前記第1及び第2の切欠部に円筒体の縁部から円周方向に偏寄している切欠きを形成し、分割に際し、その偏寄している切欠きから亀裂を伝播させ、以って分割面にその偏寄している切欠きによる凹部又は凸部が形成されるようになっている。
このように円周方向に偏寄した切欠きを設けることによって、圧縮荷重の負荷時に切欠きから亀裂が伝播するが、円周面において切欠きの形状が残るので、結果的に切欠きに沿う凹部又は凸部が形成される。この凹部又は凸部は軸線に直角方向に形成されるので、重ね合せたときに軸線方向にずれが生じない。
なお、本発明において、第1及び第2の切欠部N11、N12の直径方向に相対する位置とは圧縮荷重の負荷に際して分割される範囲を意味しており、180度付近という意味である。
本発明によれば、図1に示すようにセラミックス製の円筒体の内周面Aに直径方向に相対する位置に第1及び第2の切欠部N11、N12を形成し、次いで直径方向に圧縮荷重Wを負荷し、円筒体1を前記第1及び第2の切欠部N11、N12に沿って分割するセラミックス製の円筒体1の分割方法において、図2に示すように前記第1及び第2の切欠部N11、N12は円筒体1の内周面Aに一方の縁部aから軸線方向に他方の縁部bに向って直線状に延びる第1の切欠きcを形成し、他方の縁部bから一方の縁部aに向って延びる直線状の第2の切欠きdを形成し、前記第1の切欠きcの一方の縁部aと反対側の終端部eと前記第2の切欠きdの他方の縁部bと反対側の終端部fとに接続されて、前記内周面Aの円周方向に延びる第3の切欠きgを形成するようになっている。
前記第3の切欠きgは円弧の山形状でも、台形状でも、三角山状でも任意の形状でよい。なお、切欠部の形状は亀裂が確実に切欠部N11、N12より発生するように応力集中を与えられることが好ましい。
また、第1及び第2の切欠きc、dは円筒体の軸線方向に延びるのが好ましいが、例えば150度程度軸線に対して傾斜してもよい。また、第1及び第2の切欠きc、dは軸線方向に一致した位置が好ましいが、必ずしも一致せずに円周方向に若干偏寄していてもよい。加えて、第1及び第2の切欠きc、dは円筒体の縁部a、bと接続されず、若干離れていてもよい。
さらに、本発明によれば、図1に示すようにセラミックス製の円筒体1の内周面Aに直径方向に相対する位置に第1及び第2の切欠部N11、N12を形成し、次いで直径方向に圧縮荷重Wを負荷し、円筒体1を前記第1及び第2の切欠部N11、N12に沿って分割するセラミックス製の円筒体1の分割方法において、図18に示すように前記第1及び第2の切欠部N11、N12は円筒体1の内周面Aに一方の縁部aから軸線方向に他方の縁部bに向って直線状に延びる第1の切欠きCjを形成し、他方の縁部bから一方の縁部aに向って直線状に延び第1の切欠きCjと内周面で円周方向に偏寄した位置に設けられている第4の切欠きCkを形成するようになっている。
第1の切欠きCjと内周面で偏寄して設けられている第4の切欠きCkとは不連続でよく、図23に示すように第1の切欠きCjとを第4の切欠きCkに連続な第5の切欠きClを設けたものでもよい。
また本発明によれば、図1に示すようにセラミックス製の円筒体1の内周面Aに直径方向に相対する位置に第1及び第2の切欠部N11、N12を形成し、次いで直径方向に圧縮荷重Wを負荷し、円筒体1を前記第1及び第2の切欠部N11、N12に沿って分割するセラミックス製の円筒体1の分割方法において、図22に示すように前記第1及び第2の切欠部N11、N12は円筒体1の内周面Aに一方の縁部aから軸線方向に他方の縁部bに向って直線状に延びる第1の切欠きcを形成し、他方の縁部bから一方の縁部aに向って延びる直線状の第2の切欠きdを形成し、前記第1の切欠きcの一方の縁部aと反対側の終端部eと前記第2の切欠きdの他方の縁部bと反対側の終端部fとは接続されずに前記内周面Aの円周方向に偏寄した位置に設けた第3の切欠きg1を形成してある。
以上の通り本発明によれば、
(1) セラミックス製の円筒体の内周面に軸線方向に予め指定した切欠部を形成して圧縮荷重により分割させるので、分割面に凹凸を簡単に作製でき、再接合させたときに軸線方向にずれを生じさせない分割面を形成できる。
(2) 切欠部の形状により、分割面に希望する任意の凹凸を作製できる。
(3) 材料の破壊面における表面あらさに依存することなく、分割面に凹凸を作製できる。
(4) 分割面に欠けなどの発生がなく、完全な再接合ができる。
(5) 分割面に希望する形状の凹凸を作製する成功率は、切欠部の深さで集中応力係数を容易に増すことができるので極めて高く、その結果歩留まりがよい。
セラミックス製の円筒体1の内周面Aに直径方向に相対する位置における第1及び第2の切欠部N11、N12に軸線方向に延びる中間に凹凸のある切欠きを形成し、直径方向に圧縮荷重Wを負荷して分割させることで分割面に凹凸を生じさせることを実現した。
図1は、本発明の1実施例における円筒体1に圧縮荷重Wを負荷する状態を示し、図2は円筒体1に形成される第1の切欠部N11の形状を示す平面図であり、図3は第1の切欠部N11の形状を示す斜視図である。
図1、2、3において、内径d1、外径d0、厚さ(軸線方向の長さ)tで構成されるセラミックス製の円筒体1の内周面Aに軸線方向に延びる本例ではV状の第1の切欠部N11の1実施例が形成されている。なお、円筒体の長さは目的に応じて任意に選択すればよい。
第1の切欠部N11は、図示の実施例において、図2に示すように一方の縁部aから軸線方向に他方の縁部bに向って直線状に延びる第1の切欠きcと、他方の縁部bから軸線方向に一方の縁部aに向って直線状に延びる第2の切欠きdと、第1の切欠きcの一方の縁部aと反対側の終端部eと、第2の切欠きdの他方の縁部bと反対側の終端部fとに接続されて内周面Aの円周方向に延びる第3の切欠きgとで形成されている。
本実施例においては、第3の切欠きgは円弧の山形状に形成され、第1の切欠きcと第3の切欠きgとは滑らかに連通され、第3の切欠きgと第2の切欠きdとは滑らかに連通されている。
上記の、第1の切欠きcと第2の切欠きdと第3の切欠きgで形成される第1の切欠部N11と同じ形状の切欠部N12が、図1に示すように第1の切欠部N11と直径方向に相対する位置に形成されている。
上記の切欠部N11と切欠部N12を形成した円筒体1の分割面作製の実験結果を以下に記す。
実験に用いた2等分割すべき円筒体1は、凹凸の発生が明瞭に解るように、軸線方向の長さtが短い素焼リング1Aと大理石リング1Bを選択した。
素焼リング1Aは厚さt≒21mm前後で3つのものを準備した。図5は素焼リング1Aの第1及び第2の切欠部N11、N12をダイヤモンドヤスリにより手作業で形成した切欠きN11A、N12Aを示している。切欠きN11A、N12AのV字幅は平均して1.4mm、深さは平均して1.5mmであり、第1の切欠きcと第2の切欠きdと第3の切欠きgとは厚さtを3等分し、切欠きgにおける山形の高さは2mmである。
大理石リング1Bは厚さt≒15mm程度で、3つのものを準備した。図6は大理石リング1Bの第1及び第2の切欠部N11、N12をダイヤモンドヤスリにより手作業で形成した切欠きN11B、N12Bを示している。切欠きN11B、N12BのV字幅は、素焼リング1Aとほぼ同じく、平均して1.3mm、深さは平均して1.8mmであり、第1の切欠きcと第2の切欠きdと第3の切欠きgとは厚さtを3等分し、切欠きgにおける山形の高さは2mmである。
上記素焼リング1Aと大理石リング1Bを図1の分割方法により、同じ寸法のもの3つを2分割し、その分割荷重と分割面について調べた。
図4は、その分割面Qの状態を説明用に示したものである。図4の符号は図3の符号と同じであり、圧縮荷重Wによって切欠部N11に沿ってリングが分割した分割面Qに、凸部10と凹部12とがそれぞれ半円錐状に形成される状態を示している。この凹部12および凸部10は分割作業に切欠きからの亀裂が伝播して生ずるものであり、その軸線方向の長さすなわち凹部12又は凸部10の長さをδとする。この長さδは図示の例では内径と外径との半分位である。また、この長さδは後述の表1に記載の通り、第1の切欠部N11と第2の切欠部N12とでは長さが若干異なっていた。
図7は素焼リング1Aの分割例を示し、図8は大理石リング1Bの分割例を示している。図7において分割面Q1A、Q2Aの内周面Aに凸部10と凹部12とが明示され、図8において分割面Q1B、Q2Bの内周面Aに凸部14と凹部16とが明示されている。
表1に素焼リング1Aの3個の試験品とそれぞれの寸法諸元と分割荷重W1(N)を示し、表2に大理石リング1Bの3個の試験品とそれぞれの寸法諸元と分割荷重W1(N)を示している。
表1
Figure 0004576621
表2
Figure 0004576621
表1及び表2において、縦項は試験品Noであり、横項はリングの外径d0(mm)、内径d1(mm)、厚さ(軸線方向の長さ)t(mm)、分割荷重W1(N)と凹部又は凸部の長さδ(mm)である。
分割実験では、素焼リング1A及び大理石リング1Bとも、図1の分割方法により圧縮荷重Wを負荷し、圧縮荷重Wが分割荷重W1に達したとき、ディッという微弱音を発し、切欠部N11、N12を通る縦断面で前記図7、図8に示すように一瞬にして2分割された。これらの表1、表2から解るように分割荷重W1ならびに凹部又は凸部の長さδの値は若干異なっている。
図9、図10は、それぞれ素焼リング1Aの分割面Q1A、Q1aを示している。図9において、内周面Aに形成された切欠きN11Aによる凹部12が明示され、図10に凸部10が明示されている。
図11、図12は、それぞれ大理石リング1Bの分割面Q1B、Q1bを示している。図11において、内周面Aに形成された切欠きN11Bによる凹部16が明示され、図12に凸部14が明示されている。
素焼リング1Aと大理石リング1Bの両者の分割面Q1A、Q1a、Q1B、Q1bから分かるように、亀裂は切欠きN11A、N11Bを通り分割されていて、分割面Q1A、Q1a、Q1B、Q1bには希望した図2、3に示す切欠部N11を通り図4に示すような山形状の凹凸が形成されているだけでなく、欠けなどの発生も見られない。また、すべてのリングの分割面には、いずれもほぼ同様の凹凸を作製することができた。分割面における表面あらさは素焼リングではRmax≒130μmであり、大理石リングではRmax≒60μmであることから、分割は破壊面の表面あらさに依存することなく凹凸を作製することができた。
すべり防止のための分割面は切欠部に沿って形成されるため、前記実施例1で示した山形以外の形状にすることもできる。すなわち、切欠部の形状を希望する形や大きさにするだけで、その形状に近い分割面を得ることができる。
図13は実施例1の山形状の第3の切欠きgに替えて台形状の第3の切欠きmを形成しており、図14は三角山状の第3の切欠きyを設けた切欠部N11を形成し、いずれもそれぞれの切欠きの形状に近い分割面を得ることができる。
本実施例2では、第1及び第2の切欠部N11、N12に台形状の第3の切欠きを設けた例について説明する。
図13は切欠部N11に台形状の第3の切欠きmを設けた切欠きの形状を示している。
実施例1と同様に、符号のAは内周面、aは一方の縁部、bは他方の縁部、cは第1の切欠き、dは第2の切欠き、eは第1の切欠きcの一方の縁部aと反対側の終端部、fは第2の切欠きdの他方の縁部bと反対側の終端部、mは内周面Aの円周方向に延びる台形状の第3の切欠きである。
図15は素焼リング1Cの第1及び第2の切欠部N11、N12に手作業で形成した切欠きN11C、N12Cを示している。この切欠きN11C、N12Cも前記実施例1と同様にダイヤモンドヤスリにより行なったものである。素焼リング1Cは、厚さt≒21mmであり、切欠きN11CのV字幅は平均して1.4mm、深さは平均して1.7mmであり、切欠きmにおける台形状の高さは2mmである。
表3に素焼リング1Cの3試験品とそれぞれの寸法諸元と分割荷重W1(N)を示している。
表3
Figure 0004576621
表3において、縦項は試験品No.を、横項はリングの外径d0(mm)、内径d1(mm)、厚さt(mm)、分割荷重W1(N)と凹部又は凸部の長さδ(mm)である。
分割実験では、素焼リング1Cは、図1の分割方法により2分割した圧縮荷重で一瞬にして2箇所同時に切欠部N11、N12を通る縦断面で前記実施例1と同様に分割された。
図16及び図17に素焼リング1Cの凹面側と凸面側の分割面Q1C、Q1cを示している。
分割面Q1C、Q1cは明らかに切欠きN11Cを通り、凹凸の分割面が形成されていて期待した図13に示す切欠きを通る分割面が作成できた。試験品3個とも同様の結果であった。
従って、本発明の分割方法とその切欠きの形状は、本実施例によって精度と信頼性の高さを証明している。
前記実施例1及び2の切欠部は一方の縁部aから他方の縁部bまでの間が連続した線で結ばれていたが、本実施例3では切欠部を形成する線が不連続な例について説明する。
図18がその1例である。この例では試験品として、分割面における表面あらさがRmax≒5μmであるガラスを用いている。
円筒体の切欠部の形状は、図1〜図3における第1、2の切欠部N11、N12と同様に、内周面Aに直径方向に相対する位置に第1及び第2の切欠部が形成され、その第1及び第2の切欠部はリング状の円筒体の内周面Aに一方の縁部aから軸線方向に他方の縁部bに向って直線状に第1の切欠きCjが延びて形成されている。
また、他方の縁部bから一方の縁部aに向って直線状に延び第1の切欠きCjと内周面Aで偏寄量λだけ偏寄して第4の切欠きCkとが平行に形成されている。
第1の切欠きCjの端部Eと第4の切欠きCkの端部Fとは、連通されていないで不連続であり、その長さはtaである。
図18に示す切欠きをガラスリングに形成し、前記同様に表4に示す寸法諸元のものを3例準備し、前述と同様な分割実験を行った。
図19はガラスリング1Dの第1及び第2の切欠部N11、N12に第1の切欠きCjと第4の切欠きCkを円筒体内周面Aに設けた切欠きN11D、N12Dを示している。切欠きは市販のガラス切りを用い手作業で行った。円筒体1Dの厚さt≒40mmで、ガラス切りで設けた切欠きの幅は約8μm、深さは約500μmであった。
表4はガラスリング1Dの3例とそれぞれの寸法諸元と分割荷重を示している。また表中には図18の第1、第4の切欠きCj、Ckの平均長さtaと両者間すなわち偏寄量λの値も示している。
表4
Figure 0004576621
表4において、縦項は試験品No.を、横項はリングの外径d0(mm)、内径d1(mm)、厚さt(mm)、平均長さta(mm)と分割荷重W1(N)、W2(N)である。分割実験では、円筒体1Dは、前記図1の分割法により2分割した分割荷重W1で2箇所同時に切欠きを通る縦断面で前記実施例1と同様に2分割されるものと(No.1、3)、W1の分割荷重で最初に第1の切欠部N11が分割すると、荷重が減少し、さらに荷重を負荷してW2の分割荷重で第2の切欠部N12が分割した場合のもの(No.2)がある。このようにガラスの場合は、第1および第2の切欠部N11、N12が同時に分割されずに1つづつ分割されることがある。
図20に円筒体1Dの分割例を示す。図20の分割面Q1D、Q2Dから明らかなように、第1の分割面Q1Dと第2の分割面Q2Dとにより形成された両者の凹凸面によって再接合時の軸線方向へのずれが生じないことが解る。
図21に円筒体1Dの分割面Q1D、Q1dを示す。分割面にはガラス切りにより形成されるリブマークma(深さ約0.7mm)が認められることから分割は希望したように切欠きを通る断面で起こったことを示している。
図22に示す実施例は図2に示す実施例の変形例である。すなわち図2の例では第3の切欠きgが第1および第2の切欠きc、dを連続的に接続されていたが、この例では第3の切欠きg1が第1および第2の切欠きc、dと接続されずに円周方向に偏寄した位置に設けられている点で異なっている。したがって同一の要素には同一の符号を付してある。
なお、第3の切欠きg1の形状は図示のように直線状ではなく、他の任意の形状をとり得るものである。
図23は上記の実施例3の変形例であり、第1の切欠きCjが一方の縁部aから軸線方向に他方の縁部bに向って直線状に延びた終端部Eと、他方の第4の切欠きCkが他方の縁部bから一方の縁部aに向って直線状に延びた終端部Fとが、第5の切欠きClによって接続されている。終端部E、Fの位置は厚さすなわち軸線方向の長さtの1/3になっている。切欠きCjと切欠きCkとは円周方向にλだけ偏寄している。
表5にガラスリング1Eの3試験品とそれぞれの諸元寸法と分割荷重W1(N)、W2(N)を示している。この例では3試験品のすべてが第1及び第2の切欠部N11、N12の2個所で同時に分割されなかった。
表5
Figure 0004576621
この例では図24に示すようにガラスリング1Eの第1及び第2の切欠部N11、N12に手作業で第1及び第4の切欠きCj、Ckをガラス切りにより幅8μm、深さ500μmの切欠きを形成し、図1に示すようにして圧縮荷重Wを負荷して、図25に示すように分割面Q1E、Q2Eが生じた。その分割面Q1E、Q2Eは図26に示すようにリブマークmaが縁部におけるガラスリングの厚さ全域に生じていて切欠きCj、Cl、Ckに沿う凹凸を有していた。この例でも軸線方向の移動を阻止できた。
次に軸線方向の長さtを変えたガラス円筒についての分割実験を行った。
ガラス円筒の第1及び第2の切欠部に設けた切欠きの形状は図27に示すように図2と同じ形状とした。すなわちガラス円筒1Fの内面Aにガラス切りで深さ500μm、幅8μmの切欠きc、g、dを設けた。この円筒は軸線方向の長さtを3種類に変えたもので、図28に示す分割例は軸線方向の長さtが約40mm、図29に示すものは軸線方向の長さtが約80mm、そして図30に示すものは軸線方向の長さが約120mmのものである。
表6は上記の実験例におけるガラス円筒の諸元寸法と分割荷重W1(N)、W2(N)を示している。
表6
Figure 0004576621
表中の、No.1、2、3は図28の場合、No.11、12、13は図29の場合、そしてNo.21、22、23は図30の場合のガラス円筒1F1、1F2および1F3をそれぞれ示している。分割実験においてNo.1、2、3(図28)以外の円筒は圧縮荷重Wが分割荷重W1に達したとき第1及び第2の切欠部N11、N12で一瞬に同時に2分割された。
ガラス円筒1D、1E、1F1、1F2、1F3はいずれも外径に対して肉厚が比較的に薄い(外径d0と内径d1との差が少ない)ので、図28、図29、図30に示すように分割面はいずれもQ1F、Q2Fで示すように切欠きに沿った分割面が得られる。したがって円筒を分割後に組合せると軸線方向の動きは生じない。
以上は、2分割についてであるが、前記の特許文献3で示されている3分割、4分割においても2分割と同様に凹凸を設けることができる。
切欠部を形成した円筒体に圧縮荷重を負荷する正面図である。 円筒体に形成される切欠きの形状を示す平面図である。(実施例1) 切欠部の斜視詳細図である。(実施例1) リングが切欠部から分割された状態を示す説明用の斜視図である。(実施例1) 素焼リングの切欠きを示す斜視図である。(実施例1) 大理石リングの切欠きを示す斜視図である。(実施例1) 素焼リングの分割例を示す斜視図である。(実施例1) 大理石リングの分割例を示す斜視図である。(実施例1) 素焼リングの分割面凹側を示す斜視図である。(実施例1) 素焼リングの分割面凸側を示す斜視図である。(実施例1) 大理石リングの分割面凹側を示す斜視図である。(実施例1) 大理石リングの分割面凸側を示す斜視図である。(実施例1) 円筒体に形成される台形状切欠きの形状を示す平面図である。(実施例2) 円筒体に形成される三角山状切欠きの形状を示す平面図である。(実施例2) 素焼リングの切欠きを示す斜視図である。(実施例2) 素焼リングの分割面凹側を示す斜視図である。(実施例2) 素焼リングの分割面凸側を示す斜視図である。(実施例2) 円筒体に形成される不連続な切欠きの形状を示す平面図である。(実施例3) ガラスリングの切欠きを示す斜視図である。(実施例3) ガラスリングの分割例を示す斜視図である。(実施例3) 図20の分割面を示す斜視図である。(実施例3) 円筒体に形成される不連続な切欠きの形状を示す平面図である。(実施例3の別図) ガラスリングに段差のある切欠きの形状を示す平面図である。(実施例4) ガラスリングに図23の切欠きを設けた所を示す斜視図である。(実施例4) 図24のガラスリングの分割例を示す斜視図である。(実施例4) 図25の分割面を示す斜視図である。(実施例4) ガラスリングに図2と同じ切欠きを設けた所を示す斜視図である。(実施例5) 図27の切欠きを設けた短い長さのガラス円筒の分割例を示す斜視図である。(実施例5) 図27の切欠きを設けた中間の長さのガラス円筒の分割例を示す斜視図である。(実施例5) 図27の切欠きを設けた長い長さのガラス円筒の分割例を示す斜視図である。(実施例5) 内周面に軸線方向に延びる直線状の切欠部を形成されたセラミックス製の円筒体の説明用の斜視図である。 上下のプレス板を介して圧縮荷重Wを負荷して円筒体を分割させる状態を示す正面図である。
符号の説明
d0・・・円筒体の外径
d1・・・円筒体の内径
t・・・円筒体の厚さ(軸線方向の長さ)
W1、W2・・・分割荷重
δ・・・分割面に発生した凹部又は凸部の長さ
N11、N12・・・円筒体の内周面に入れた第1、第2の切欠部
ta・・・切欠きCj、Ckの平均長さ
λ・・・接続されない切欠きの偏寄量
W・・・圧縮荷重
1、1A、1B、1C、1D、1E・・・円筒体(リングを含む)
A・・・円筒体の内周面
B・・・円筒体の外周面
2、3・・・上下のプレス板
a、b・・・円筒体の縁部
c、Cj・・・第1の切欠き
d・・・第2の切欠き
e、f、E、F・・・切欠きの終端部
g、m、y、g1・・・第3の切欠き
Ck・・・偏寄りした位置に設けられた第4の切欠き
Cl・・・偏寄りした位置に設けられた第5の切欠き
N11A、N12A、N11B、N12B、N11C、N12C、N11D、・・・手作業による切欠き
Q、Q1A、Q2A、Q1B、Q2B、Q1C、Q1D、Q1E、・・・分割面
Q1A、Q1B、Q1C、・・・凹部の分割面
Q1a、Q1b、Q1c、・・・凸部の分割面
10~20・・・凹部、凸部
ma・・・リブマーク

Claims (4)

  1. セラミックス製の円筒体の内周面に直径方向に相対する位置に第1及び第2の切欠部を形成し、次いで直径方向に圧縮荷重を負荷し、円筒体を前記第1及び第2の切欠部に沿って分割するセラミックス製の円筒体の分割方法において、前記第1及び第2の切欠部に円筒体の縁部から円周方向に偏寄している切欠きを形成し、分割に際し、その偏寄している切欠きから亀裂を伝播させ、以って分割面にその偏寄している切欠きによる凹部又は凸部が形成されることを特徴とするセラミックス製の円筒体の分割方法。
  2. セラミックス製の円筒体の内周面に直径方向に相対する位置に第1及び第2の切欠部を形成し、次いで直径方向に圧縮荷重を負荷し、円筒体を前記第1及び第2の切欠部に沿って分割するセラミックス製の円筒体の分割方法において、前記第1及び第2の切欠部は円筒体の内周面に一方の縁部から軸線方向に他方の縁部に向って直線状に延びる第1の切欠きを形成し、他方の縁部から一方の縁部に向って延びる直線状の第2の切欠きを形成し、前記第1の切欠きの一方の縁部と反対側の終端部と前記第2の切欠きの他方の縁部と反対側の終端部とに接続されて、前記内周面の円周方向に延びる第3の切欠きを形成することを特徴とするセラミックス製の円筒体の分割方法。
  3. セラミックス製の円筒体の内周面に直径方向に相対する位置に第1及び第2の切欠部を形成し、次いで直径方向に圧縮荷重を負荷し、円筒体を前記第1及び第2の切欠部に沿って分割するセラミックス製の円筒体の分割方法において、前記第1及び第2の切欠部は円筒体の内周面に一方の縁部から軸線方向に他方の縁部に向って直線状に延びる第1の切欠きを形成し、他方の縁部から一方の縁部に向って直線状に延びる第1の切欠きと内周面で円周方向に偏寄した位置に設けられている第4の切欠きを形成することを特徴とするセラミックス製の円筒体の分割方法。
  4. セラミックス製の円筒体の内周面に直径方向に相対する位置に第1及び第2の切欠部を形成し、次いで直径方向に圧縮荷重を負荷し、円筒体を前記第1及び第2の切欠部に沿って分割するセラミックス製の円筒体の分割方法において、前記第1及び第2の切欠部は円筒体の内周面に一方の縁部から軸線方向に他方の縁部に向って直線状に延びる第1の切欠きを形成し、他方の縁部から一方の縁部に向って延びる直線状の第2の切欠きを形成し、前記第1の切欠きの一方の縁部と反対側の終端部と前記第2の切欠きの他方の縁部と反対側の終端部とは接続されずに前記内周面の円周方向に偏寄した位置に設けた第3の切欠きを形成することを特徴とするセラミックス製の円筒体の分割方法。
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