JP2003160349A - セラミックス製の円筒体の分割方法 - Google Patents

セラミックス製の円筒体の分割方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 セラミックス製の円筒体を、分割後に接合し
ても実質的に寸法に差異を生じることのないように軸線
に沿って分割する。 【解決手段】 セラミックス製の円筒体(1)に表面の
少なくとも2箇所に軸線方向に延びる切欠き部(N1
1、N12)を形成し、次いで直径方向に圧縮荷重
(W)を負荷し、円筒体(1)を切欠き部(N11,N
12)に沿って分割する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セラミックス製の
円筒体の分割方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、シャフトのカップリング等に用
いるスリーブ状のケーシングにはセラミックス製の円筒
体が用いられている。かかるスリーブ状の円筒体は、軸
線方向(縦方向)に2分割し、これらをシャフトに組み
付けて両者を接合すると修理や保守が容易となる。
【0003】しかしながら、円筒体を例えば鋸で軸線方
向に切断すると、その鋸の刃厚分が除去されるため円筒
体の製作時と切断した後の接合時とは、寸法、特に内径
の寸法が異なってしまう。
【0004】勿論、切断された寸法を勘案して円筒体を
作ることは可能であるが、切断時の誤差が多く、正確な
スリーブとして使用するには不適である。
【0005】なお、特公昭58−55388号公報に
は、メカニカルシールの密封摺動環の製造に関する技術
が開示されている。この技術は、円筒体の内側に熱膨張
係数の大きな治具を挿入し、その治具を加熱膨張させて
円筒体を分割する、あるいは円筒体の内側空間部を半径
方向外方に加圧して円筒体を分割するものであり、どち
らも、円筒体の内側全面に半径方向外方に荷重を負荷
し、円周方向に引張応力を生じさせて分割するものであ
る。前者では円筒体の内径に適する治具を必要とし、ま
た後者では加圧のための圧力漏れを防止する必要があ
る。このため各部の精度が重要となり容易に円筒体を分
割することはできない。
【0006】また、特公昭39−16854号公報に
は、直径方向に伸びる密封面を有する2本のシールリン
グがそれぞれハウジングと軸とに密封面を対向して支持
され、それらのシールリングはそれぞれ円弧状に分割さ
れてその分割部を互いに接近させて設けられている密封
装置についての技術が開示されている。しかし、この技
術に示された分割は円筒体の長さに依存し、長い円筒体
を分割できるものではない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、セラミックス製の円筒体を軸線方向に沿って容
易に分割し、分割後に接合しても実質的に寸法に差異を
生じることのないセラミックス製の円筒体の分割方法を
提供することである。
【0008】
【知見】本発明者は、種々の研究の結果、円筒体の軸線
方向に切欠き部を形成し、そして直径方向に静荷重すな
わち圧縮力を負荷すると、円筒体は切欠き部に沿って分
割切断され、しかも接合面を加工しなければ、密着した
状態で両者を接合できることを見出した。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のセラミックス製
の円筒体の分割方法によれば、セラミックス製の円筒体
に表面の少なくとも2箇所に軸線方向に延びる切欠き部
を形成し、次いで直径方向に圧縮荷重を負荷し、円筒体
を切欠き部に沿って分割するようにしている。
【0010】セラミックス製の円筒体の直径方向に圧縮
荷重を負荷すると、円筒体の各断面には曲げ応力が生
じ、中でも図1に示すように、鉛直直径方向の2点に圧
縮荷重Wを負荷すると、円筒体1の荷重負荷方向の内表
面Aとその直角方向の外表面Bの位置にそれぞれ最大引
張応力が発生する。一方、セラミックスの引張強さは圧
縮強さに比べて小さいという特徴がある。本発明の分割
方法は、円筒体に誘起する引張応力とセラミックスの引
張破壊時に発生する亀裂を有効に利用し、一度の圧縮工
程で円筒体を縦断面で分割するものである。
【0011】すなわち、円筒体の内表面または外表面の
希望する分割位置に、例えばガラス切りやダイヤモンド
ホイールなどの工具で切欠き部を形成する。次に切欠き
部に最大引張応力が誘起するように円筒体を配設して圧
縮荷重を負荷すれば、円筒体の切欠き部に誘起する応力
が引張強さに達したとき、円筒体の切欠き部から亀裂が
発生する。この切欠き部から発生する亀裂を円筒体の分
割に利用し、縦断面において2点に圧縮荷重を負荷する
と円筒体を2等分割することができ、また、切欠き部を
設ける位置を選択することにより4等分割、あるいは1
/4分割を行うことができる。
【0012】また、本発明によれば、切欠き部の位置を
適切に選択し、縦断面における3点に直径方向の圧縮荷
重を負荷することで3等分割やあるいは任意の角度での
分割(3点圧縮分割)を行うこともできる。上記縦断面
における直径方向の圧縮荷重は、円筒体を所定の荷重点
で接するV字形状の溝に挿入して付加するようにしても
よい。
【0013】本発明の実施に際して、切欠き部は円筒体
の軸線方向の全長に亘って設ける必要はなく、また、切
欠き部の断面形状は、通常V字状であるが、これに限定
されるものではない。この他、円筒体に予じめV字状の
ような形状の溝を成形しておいた切欠き部でもよい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図2において、セラミックス製の
円筒体1を準備し、例えばガラス切りのような工具Tを
用いて角度的に180度離れている円筒体1の内表面S
1の位置A、Aに軸線方向に延びる直線状の切欠き部N
11、N12を形成する。
【0015】次いで、図3および図4に示すように切欠
き部N11、N12を形成した外径D0、内径D1、長
さLのセラミックス製の円筒体1を加圧装置、例えばプ
レスの下板2上に置き、図示しないラムで作動する上板
3により全体的に均一な圧縮荷重Wを負荷する。
【0016】図示のように切欠き部N11、N12の位
置に圧縮荷重Wを徐々に増大させると、円筒体1内に圧
縮荷重Wに比例した曲げモーメントが発生し、しかも円
筒体1の内表面S1に設けた切欠き部N11、N12の
所では最大引張応力が発生し、かつ切欠き部N11、N
12があるために集中応力が重畳される。
【0017】そのために、圧縮荷重Wがある値に達する
と、切欠き部N11、N12に亀裂が発生し、その亀裂
が半径方向外方に伝播し、図5に示すように円筒体1は
半部1aと1bとに分割される。その際、円筒体1は弾
性変形するため、半部1a、1bに分割されてもその円
筒状の形状は保たれている。
【0018】したがって、半部1a、1bは、接合する
ことによって円筒体1と同じ寸法を再現できる。
【0019】また、別の実施形態を図6に示す。図示の
ように円筒体1Aの外表面S0に入れた切欠き部N0
1、N02が引張応力の最大値となるようにするため、
円筒体1Aを配置して圧縮荷重Wを負荷する。このとき
切欠き部N01、N02に誘起する応力がセラミックス
の引張強さに達すれば、切欠き部から亀裂が円筒体1A
の内表面S1に向かって伝播し、一度の圧縮工程により
円筒体1Aの水平直径方向で円筒体1Aは2等分割され
る。
【0020】円筒体の4等分割の場合は、図7に示すよ
うに円筒体1Bの外表面S0と内表面S1とにそれぞれ
設けた切欠き部N01、N02およびN11、N12が
引張応力の最大値となるようにするため円筒体1Bを配
置して圧縮荷重Wを負荷する。このとき各切欠き部N0
1、N02、N11、N12に誘起する応力がセラミッ
クスの引張強さに達すれば、切欠き部から亀裂が円筒体
の外表面S0ならびに内表面S1に向かって伝播し、一
度の圧縮工程により円筒体1Bは4等分割される。
【0021】円筒体の1/4分割の場合は、図8に示す
ように円筒体1Cの外表面S0と内表面S1とに入れた
切欠き部N01とN11とが引張応力の最大値となるよ
うにするため円筒体1Cを配置して圧縮荷重Wを負荷す
る。このとき切欠き部N01とN11とに誘起する応力
がセラミックスの引張強さに達すれば、各切欠き部から
亀裂が伝播し、一度の圧縮工程により円筒体1Cは1/
4分割される。
【0022】以上、円筒体の鉛直直径方向の2点に圧縮
荷重Wを負荷して円筒体を縦断面で分割した実施形態に
ついて説明した。この実施形態によると切欠き部を円筒
体の外表面S0に設けた場合と内表面S1に設けた場合
とでは内表面S1に設けた方が分割時の圧縮荷重を小さ
くすることができる。 したがって切欠き部を円筒体の
内表面S1に設けた場合に注目し、図9〜11に示すよ
うに円筒体の3点に圧縮荷重W(W、W′)を負荷し、
円筒体の縦断面での3等分割あるいは任意角度での分割
について次に説明する。
【0023】図9に示すように円筒体の3等分割の場合
は、円筒体1Dを一度の圧縮工程で3等分割するため円
筒体1Dの内表面S1に3箇所の切欠き部N11〜N1
3を設け、各切欠き部N11〜N13に最大引張応力が
誘起するように円筒体1Dを配置し、圧縮荷重Wを静的
に負荷する。このとき圧縮荷重Wがある値になると各切
欠き部N11〜N13から亀裂が伝播し、円筒体1Dは
一度の圧縮工程で3等分割される。
【0024】また、円筒体の任意の角度での分割の場合
は、円筒体1Eを任意の角度θにおける縦断面で分割す
るため、円筒体1Eの内表面S1に切欠き部N11と、
それとなす角θの位置に切欠き部N12を設け、図10
に示すように円筒体1Eの3点に圧縮荷重Wとwとを負
荷する。このときの圧縮荷重Wとwとの値は角度αに依
存するが、いまα<60°とすればW>wとなる。この
状態で圧縮荷重Wを負荷すると切欠き部N11で最初に
第1分割が起こる。次に圧縮荷重Wを除荷して、再度、
図11に示すように切欠き部N12で分割するために円
筒体1Eを配置し直し、引き続き第2分割のため圧縮荷
重Wを負荷する。このようにするとある値の圧縮荷重W
で切欠き部N12から亀裂が伝播し、希望した任意の角
度θで分割することができる。なお、この場合には2度
の圧縮工程となる。
【0025】
【実験例1】以下、上記実施形態に対する各実験例を説
明する。試験片としてはオールドセラミックスであるガ
ラス《パイレックス(登録商標)ガラス》を選び、円筒
体に切欠き部をその円筒体の内表面または外表面に設け
て圧縮荷重を静的に負荷し、円筒体を縦断面で上記種々
の分割方法により一度の圧縮工程で2分割した。図4に
おいて、円筒体1の寸法は外径D0=60mm、内径D
1=51mm、軸長L=30mmである。分割の位置を
指定するために切欠き部を設ける工具は市販のダイヤモ
ンドペンであり、そのときの切欠き部の幅は4μmで、
その深さは281μmであった。以下、準備した円筒体
1による分割の実験例をそれぞれ説明する。
【0026】2等分割の実験例としては、円筒体1の切
欠き部N11、N12を図3に示すように円筒体1の内
表面S1に設けて圧縮荷重Wを円筒体1に負荷した。円
筒体1は圧縮荷重W=20kgfでピシッという微弱音
をほぼ同じ圧縮荷重で2度発して切欠き部N11、N1
2を通る縦断面で2等分割された。このときの分割面は
いずれも平滑であった。
【0027】また、図6に示すように、円筒体1Aの切
欠き部N01、N02を円筒体1Aの外表面S0に設け
て圧縮荷重Wを円筒体1Aに負荷した。円筒体1Aは圧
縮荷重W=85kgfでピシッという微弱音を2度発し
て切欠き部N01、N02を通る縦断面で2等分割され
た。このときの分割面も平滑であった。
【0028】分割時の圧縮荷重Wに注目してみると、切
欠き部N01、N02を円筒体の外表面S0に設けた場
合の方が、切欠き部N11、N12を円筒体の内表面S
1に設けた場合のものよりも4倍ほど高く与えられた。
したがって円筒体を分割する場合には、切欠き部を内表
面S1に設けた図3の場合の方が分割時の圧縮荷重Wを
小さくすることができる。
【0029】また、4等分割の実験例としては、円筒体
1Bの外表面S0と内表面S1とに切欠き部N01、N
02およびN11、N12を図7に示すように設け、さ
らに各切欠き部が引張応力の最大値となるようにするた
め円筒体1Bを配置して圧縮荷重Wを負荷した。円筒体
1Bは圧縮荷重W=16kgfで円筒体1Bの内表面S
1に2つ設けた切欠き部N11、N12で分割がほぼ同
時に起こり円筒体1Bが2等分された。このとき円筒体
1Bは切欠き部N11、N12で最初に分割されても円
筒体1Bはその形状を保つ。したがってこの状態で圧縮
荷重Wをさらに負荷し、圧縮荷重W=17kgfで円筒
体1Bの外表面S0に2箇所設けた切欠き部N01、N
02で分割が引き続き起こり、円筒体1Bは希望する縦
断面で4等分割された。
【0030】そして、1/4分割の実験例としては、円
筒体1Cの外表面S0と内表面S1とに切欠きN01部
とN11部とを図8に示すように設け、さらに各切欠き
部が引張応力の最大値となるようにするため円筒体1C
を配置して圧縮荷重Wを負荷した。円筒体1Cは圧縮荷
重W=18kgfで円筒体1Cの内表面S1に設けた切
欠き部N11で亀裂が最初に伝播し、さらに圧縮荷重W
を負荷すると圧縮荷重W=41kgfで引き続き円筒体
1Cの外表面S0に設けた切欠き部N01で亀裂が伝播
し、円筒体1Cは希望したように1/4分割された。
【0031】
【実験例2】次に、3点圧縮分割の実験例を説明する。
準備した試験片は前記実験例1の場合と同様にガラスか
らなる円筒体で、その寸法は外径D0=60mm、内径
D1=51mm、軸長L=30mmである。円筒体の切
欠き部は円筒体の内表面に設け、圧縮荷重は静的に負荷
した。切欠きを設ける工具も前記実験例1と同様に市販
のダイヤモンドペンである。
【0032】3等分割の実験例としては、図9に示すよ
うに円筒体1Dを3等分割するため円筒体1Dの内表面
S1に切欠き部N11〜N13を設け、円筒体1Dに圧
縮荷重Wを負荷した。円筒体1Dは圧縮荷重W=27k
gfで各切欠き部N11〜N13から亀裂が伝播して3
等分割された。得られた各分割面はいずれも良好であっ
た。
【0033】また、種々の角度での分割の実験例として
は、円筒体1Eの種々の角度θ=30°、60°、90
°、120°、150°で分割するため円筒体1Eの内
表面S1に切欠き部N11、N12を設け、図10に示
すように円筒体1Eに圧縮荷重Wを負荷した。このとき
の角度αの値はα=45°とした。最初、圧縮荷重W1
で切欠き部N11から第1分割による亀裂が伝播した。
次に圧縮荷重Wを除荷して、再度、図11に示すように
円筒体1Eを配置し直し、引き続き切欠き部N12で第
2分割のために圧縮荷重Wを負荷した。分割は圧縮荷重
W2で起こった。
【0034】これらの切欠き部N11とN12における
分割時の圧縮荷重W1とW2とはそれぞれ
【表1】に示す値であった。なお、この場合の分割は2
度の圧縮工程が必要であるが、希望した角度θで分割す
ることができたばかりでなく、得られた分割面も良好で
あった。
【0035】
【発明の効果】以上の通り本発明によれば、以下の作用
効果を奏する。 (1) 脆性材料の破壊作用を利用しているので、切削
屑や熱の発生がなく、そのため環境に与える影響が少な
く、きれいな職場環境を維持できる。 (2) また、荷重が負荷されている円筒体は分割まで
弾性変形するので、分割に必要なエネルギーは僅かであ
り、省エネルギー的な分割方法である。 (3) しかも、分割後の接合が確実で寸法上の変化が
ないので、軸スリーブ等の分割に有効である。 (4) 切欠き部や荷重を負荷する位置を選択すること
で、縦断面における2等分割、4等分割、1/4分割、
あるいは、3等分割、任意の角度での分割を行うことが
できる。 (5) オールドセラミックスのガラスを含めてニュー
セラミックスの分割に適用でき、岩石などのような脆性
材料も分割可能である。 (6) またストレート状の円筒体のみならずメカニカ
ルシールの密封摺動環のような異形環や異形円筒体に対
しても適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】最大引張応力の発生位置を示す正面図。
【図2】本発明を実施するために円筒体に切欠き部を形
成する一実施形態を示す斜視図。
【図3】切欠き部を形成した円筒体に圧縮荷重を負荷す
る状態を示す正面図。
【図4】図3の側断面図。
【図5】分割された円筒体を示す斜視図。
【図6】外表面に切欠き部を設けて2等分割する場合を
説明する正面図。
【図7】4等分割する場合を説明する正面図。
【図8】1/4分割する場合を説明する正面図。
【図9】3等分割する場合を説明する正面図。
【図10】任意角度での分割の第1分割工程を説明する
正面図。
【図11】図10の第2分割工程を説明する正面図。
【符号の説明】
1、1A〜1E・・・円筒体 N01〜・・・(円筒体の外表面の)切欠き部 N11〜・・・(円筒体の内表面の)切欠き部 2・・・下板 3・・・上板 S0・・・円筒体の外表面 S1・・・円筒体の内表面 W、w、w′・・・荷重

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セラミックス製の円筒体に表面の少なく
    とも2箇所に軸線方向に延びる切欠き部を形成し、次い
    で直径方向に圧縮荷重を負荷し、円筒体を切欠き部に沿
    って分割することを特徴とするセラミックス製の円筒体
    の分割方法。
  2. 【請求項2】 前記切欠き部は圧縮荷重による円筒体の
    弾性変形の範囲内であって曲げモーメントによる引張応
    力によって亀裂する寸法である請求項1記載のセラミッ
    クス製の円筒体の分割方法。
  3. 【請求項3】 前記圧縮荷重として円筒体外表面に3方
    向から直径方向の圧縮荷重を負荷する請求項1または2
    記載のセラミックス製の円筒体の分割方法。
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