JP4575831B2 - 現像装置および画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、現像装置および画像形成装置に関する。
電子写真方式は、良好な画質品位を有する画像を容易に形成できることから、複写機、プリンタ、ファクシミリなどの画像形成装置に広く利用される。電子写真方式を用いた画像形成装置は、一般に、光導電性物質を含む感光体表面を一様に帯電させる帯電手段と、帯電状態にある感光体表面を露光して静電潜像を形成する露光手段と、感光体表面の静電潜像に現像剤を供給し、現像剤に含まれるトナーからなるトナー像を形成する現像手段と、感光体表面に担持されるトナー像を用紙などの記録媒体表面に転写する転写手段と、加熱、加圧などによってトナー像を記録媒体表面に定着させる定着手段とを含んで構成される。
なお、前記の現像手段には、たとえば、現像剤を貯留する現像剤貯留槽と、現像剤貯留槽の内部にその一部が現像剤貯留槽の外方に向けて突出し、その突出部分が感光体表面に圧接するようにかつ回転駆動可能に設けられ、その表面に現像剤層を担持して感光体にトナーを供給する現像ローラと、現像ローラ表面に当接するように設けられる板状部材であって、現像ローラ表面の現像剤層の層厚を均一化する規制部材と、現像剤貯留槽内部に回転駆動可能に設けられて、現像剤貯留槽内部の現像剤を攪拌してトナーを帯電させるとともに、現像ローラに現像剤を供給する攪拌ローラとを含む現像装置が用いられる。
具体的には、たとえば、複数の攪拌ローラが現像ローラの回転駆動に連動して回転駆動するように設けられる(たとえば、特許文献1参照)。そして、複数の攪拌ローラは、常にフル性能で現像剤を攪拌するように設定される。また、現像装置には、トナー濃度を検知するためのトナーセンサが設けられるのが一般的である。
このような現像装置においては、たとえば、画像形成の合間、待機時などの画像形成が実施されない時期、低濃度の画像形成時、単発の画像形成時などのトナー消費量が少ない時期などでも、攪拌ローラにより現像剤が攪拌され続けることによって、現像剤に含まれるトナーが劣化し、形成される画像の画質が低下するという問題がある。
さらに最近のように、トナー消費量を減らし、高画質画像を形成するために、トナーの小粒径化が進む現状では、低濃度の画像形成を連続的に実施すると、トナーの劣化がさらに顕著になり、形成される画像における画質低下が大きくなるとともに、トナーセンサによるトナー濃度の検知が不正確になるという問題がある。さらに、トナーの劣化に伴って現像剤も劣化し、その寿命が短縮されるという問題もある。
特開平8−286438号公報
本発明の目的は、小粒径化されたトナーを用いても、トナーおよび現像剤がほとんど劣化することがない現像装置および該現像装置を含み、長期にわたって高画質画像を形成できる画像形成装置を提供することである。
本発明者は、上記課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、現像装置内における複数の攪拌ローラの一部に、その回転を休止させる休止手段を設け、該攪拌ローラの回転および休止を制御することにより、所望の現像装置が得られることを見出し、本発明を完成した。
本発明は、電子写真方式の画像形成装置において、電子写真感光体表面に画像情報に基づいて形成される静電潜像にトナーを供給して該静電潜像を現像するための現像装置であって、
回転自在に設けられ、その表面に現像剤層を担持する現像ローラと、
現像ローラの回転駆動に連動して回転駆動するように設けられ、現像ローラ表面に現像剤を供給する第1攪拌ローラと、
現像ローラとは独立して回転駆動するように設けられ、第1攪拌ローラに現像剤を供給する第2攪拌ローラと、
第1攪拌ローラおよび第2攪拌ローラを選択的に回転駆動または回転休止させる動作制御を実行する回転制御手段と、
現像ローラ表面の現像剤層を均一化する規制部材と、
第1攪拌ローラ周囲のトナー濃度を検知する第1トナーセンサと、
第2攪拌ローラ周囲のトナー濃度を検知する第2トナーセンサとを含み、
回転制御手段は、
画像形成装置の起動時、画像形成開始前および画像形成終了後から選ばれる少なくとも1つの時期に、第2攪拌ローラを回転休止させる動作制御を実行するように構成され
画像形成装置の画像形成開始がされて、電子写真感光体表面にトナーを供給する現像動作時において、第2攪拌ローラを前記回転休止状態に動作制御し、第1攪拌ローラのみを回転駆動させて現像動作を行う場合には
第1トナーセンサが第1攪拌ローラ周囲のトナー濃度の低下を検知すると、この検知結果に応じて第2攪拌ローラを回転駆動させるとともに、第2攪拌ローラにトナーを供給し
第1トナーセンサによる第1攪拌ローラ周囲のトナー濃度が予め定める設定上限値よりも上昇する場合に、第2攪拌ローラを回転休止させ、
画像形成装置の画像形成終了後における現像動作の停止時において、第2攪拌ローラを前記回転休止状態に動作制御した場合に、第2トナーセンサが第2攪拌ローラ周囲のトナー濃度の低下を検知すると、この検知結果に応じて第2攪拌ローラを回転駆動させるとともに、第2攪拌ローラにトナーを供給することを特徴とする現像装置である。
さらに本発明の現像装置は、
第2攪拌ローラの回転数が、第1攪拌ローラの回転数の1/2以下であることを特徴とする。
また本発明は、表面に画像情報に基づく静電潜像を形成し得る感光層を有する感光体ドラムと、感光体ドラム表面を帯電させる帯電手段と、帯電状態にある感光体ドラム表面に画像情報に基づく光を照射し静電潜像を形成する露光手段と、感光体ドラム表面の静電潜像にトナーを供給してトナー像を形成する現像手段と、感光体ドラム表面のトナー像を記録媒体に転写する転写手段と、記録媒体上のトナー像を記録媒体に定着させる定着手段とを含む画像形成装置において、
現像手段が前述のいずれか1つに記載の現像装置であることを特徴とする画像形成装置である。
さらに本発明の画像形成装置は、さらに、複写原本から画像情報を読み取る画像情報読み取り手段と画像形成を行った記録媒体の枚数を検知する印字枚数検知手段とを含み、かつ画像情報を該画像形成装置に入力し得る外部機器に電気的に接続され、
現像装置の回転制御手段が、
像情報読み取り手段により検知されるかまたは外部機器から入力される画像情報および印字枚数検知手段により検知される印字枚数情報に基づいて第1攪拌ローラ周囲のトナー濃度が急激に低下しないと判断された現像動作時に、第1トナーセンサによるトナー濃度検知結果に応じて、第2攪拌ローラを回転駆動または回転休止させる動作制御を実行することを特徴とする。
本発明によれば、現像ローラと、第1攪拌ローラと、第2攪拌ローラと、規制部材と、第1トナーセンサと、第2トナーセンサとを含み、電子写真方式の画像形成装置に用いられる現像装置において、第2攪拌ローラを現像ローラとは独立に回転駆動するように設け、かつ第2攪拌ローラを選択的に回転駆動または回転休止させる回転制御手段を設け、たとえばトナー消費量が少ない画像形成時期、トナーを消費しない待機時期などに第2攪拌ローラの回転駆動を休止することによって、トナーおよび現像剤の劣化が防止される。
また、第2攪拌ローラの一部休止によって、第1攪拌ローラ周辺の現像剤のみが現像動作に関与し、現像動作に関与する現像剤量ひいてはトナー量が半減し、トナーの消費が早くなるので、攪拌による劣化により形成される画像の画質に悪影響が出る前にトナーが消費され、結果的に、長期間にわたって高画質品位の画像を形成できる。
したがって、トナーおよび現像剤の長寿命化および形成される画像の長期にわたる安定した高画質化が達成される。
また、第1トナーセンサによる第1攪拌ローラ周囲のトナー濃度検知結果に応じて、回転制御手段が第2攪拌ローラを回転休止させることによって、第1攪拌ローラの攪拌動作を主因とするトナーの劣化を防止し易くなる。たとえば、低濃度画像を連続して形成する際には、瞬間的に消費されるトナー量が少ないので、第2攪拌ローラを休止させて第1攪拌ローラのみで確実に現像動作を実施できる。この場合には、現像動作に関与する現像剤量が半減するので、現像剤当りのトナー消費量が増加し、トナーの劣化が画質に影響を及ぼす程度に進まないうちにトナーが消費され、攪拌動作によるトナーの劣化ひいては画質低下が低減化される。したがって、このような動作制御は、電子写真感光体表面にトナーを供給する現像動作時、特に低濃度画像を連続的に形成する現像動作時に実施するのが好ましい。
また、第2トナーセンサによる第2攪拌ローラ周囲のトナー濃度検知結果に応じて、回転制御手段が第2攪拌ローラを回転休止させることによって、トナーの現像ローラへの円滑な供給、トナーの帯電の安定化およびトナーの飛散防止を図りながら、トナーおよび現像剤の劣化を防止し、形成される画像の長期にわたる高画質化という効果を達成できる。たとえば、現像動作が停止した状態では、第1攪拌ローラ周囲のトナー量は減少傾向にあり、第1攪拌ローラ周囲にトナーを安定的に供給するには、第2攪拌ローラ周囲のトナー濃度が適正な範囲にありかつトナーが適正な帯電量を持つことが必要になる。なお、トナーが適正に帯電することによって、トナーの飛散も防止される。これを実現するために、第2攪拌ローラ周囲のトナー濃度が不充分な場合には第2攪拌ローラによる攪拌を実施し、トナー濃度が適正な範囲にある場合には第2攪拌ローラを休止することによって、前述のような効果が達成される。したがって、このような動作制御は、電子写真感光体表面にトナーが供給されない時期すなわち現像動作が停止した時期に実施するのが好ましい。
本発明によれば、第2攪拌ローラの回転数を、第1攪拌ローラの回転数の1/2以下にすることによって、現像剤の劣化をさらに防止しながら、現像剤中のトナーを安定的に帯電できる。
本発明によれば、本発明の現像装置を含み、長期にわたって高画質品位の画像を形成できる電子写真方式の画像形成装置が提供される。
本発明によれば、第1トナーセンサおよび第2トナーセンサによるトナー濃度検知結果とともに、1)画像読み取り手段により検知されるかまたは画像形成装置に電気的に接続される外部機器から入力される画像情報および2)印字枚数検知手段により検知される印字枚数情報をも加味しながら、回転制御手段が第2攪拌ローラを回転休止させることによって、トナーおよび現像剤のさらなる長寿命化、形成される画像における一層長期にわたる画質の安定化を図り得るとともに、トナーの飛散が一層低減する。
図1は、本発明の実施の第1形態である現像装置1の構成を模式的に示す断面図である。
本発明の現像装置1は二成分現像剤(以後特に断らない限り、単に「現像剤」と称す)を用いて、図示しない電子写真方式の画像形成装置において、感光体ドラム表面に形成される静電潜像にトナーを供給する現像動作を実行する。
現像装置1は、図示しない現像剤を貯留しかつ現像ローラ4、第1攪拌ローラ6、第2攪拌ローラ8および規制部材10を内蔵する現像槽2と、現像槽2の開口部2aにおいてその一部が現像槽2の外方に向けて露出して図示しない感光体ドラムに対向しかつ近接するように設けられる現像ローラ4と、現像ローラ4に対向しかつ現像ローラ4を介して感光体ドラムと反対側に現像ローラ4に離隔するように設けられる第1攪拌ローラ6と、第1攪拌ローラ6に対向しかつ第1攪拌ローラ6を介して現像ローラ4と反対側に第1攪拌ローラ6に離隔するように設けられる第2攪拌ローラ8と、現像ローラ4表面に当接または予め定める間隔を有するように設けられる規制部材(ドクターブレード)10と、第1攪拌ローラ6の下方の現像槽底面に装着され、センサ面が現像槽2の内部に露出するように設けられる第1トナーセンサ11と、第2攪拌ローラ8の下方の現像槽底面に装着され、センサ面が現像槽2の内部に露出するように設けられる第2トナーセンサ12と、第2攪拌ローラ8を選択的に回転駆動または回転休止させる動作制御を実行する回転制御手段13とを含んで構成される。
現像槽2は、前述のように非磁性トナー(以後特に断らない限り単に「トナー」と称す)と磁性キャリア(以後特に断らない限り単に「キャリア」と称す)とを含む二成分現像剤を貯留する槽であり、第2攪拌ローラ8の上方に、現像動作により消費されるトナーを補充するためのトナー供給口3を有する。トナー供給口3の外部には、トナー貯留室(トナーホッパー)が設けられ、現像槽2内部のトナー濃度(またはトナー消費量)に応じてトナーが補充供給される。
現像ローラ4は、図示しない駆動手段により矢符5の方向に回転駆動可能に設けられる円筒状部材であり、その内部には複数の磁極を有し、その表面に現像剤を磁気的に吸着し、現像剤層を担持する。現像ローラ4の内部に設けられる複数の磁極は、現像ローラ4の表面に形成される現像剤層を、現像剤が穂状に連なった磁気ブラシ形状とする。現像ローラ4と感光体ドラムとの間には直流重畳交流電圧が印加され、現像領域には交番電界が発生しているので、その表面の磁気ブラシ形状の現像剤層から、電荷を有するトナーのみが感光体ドラム表面に形成される静電潜像に付着することによって、現像動作が実行される。
第1攪拌ローラ6は、現像ローラ4に離隔しかつ図示しない駆動手段により現像ローラ4と連動して矢符7の方向に回転駆動するように設けられる。攪拌ローラ6の回転駆動により、現像剤中のトナーとキャリアとが摺擦され、その際の接触摩擦によりトナーが帯電し、トナーには静電潜像の現像に必要充分な電荷が付与される。第1攪拌ローラ6は、前述のようにトナーを帯電させるとともに、現像剤中のトナー分布を均等化し、トナーが帯電によりキャリアに付着した状態の現像剤を現像ローラ4の周囲に供給する。
第2攪拌ローラ8は、第1攪拌ローラ6と軸線がほぼ同じ高さの位置に、第1攪拌ローラ6に離隔しかつ駆動手段15により現像ローラ4から独立して矢符9の方向に回転駆動可能に設けられる。第2攪拌ローラ8は、その回転により、トナー供給口3から供給されるトナーを現像槽2内の現像剤と混合して第1攪拌ローラ6の方へ送給するとともに、第1攪拌ローラ6によるトナーの帯電と同様にして現像剤中のトナーを帯電させる機能を有する。さらに第2攪拌ローラ8は、たとえば、駆動手段15の停止によって、回転休止状態にすることもできる。本発明の現像装置1を利用する画像形成装置が、単位時間当たりの画像形成枚数が多い高速機である場合、第2攪拌ローラ8の回転数を、現像ローラ4に連動して回転駆動する攪拌ローラ6の回転数の1/2以下にすることによって、さらに、現像剤の劣化防止とトナーの摩擦帯電の安定化を行う。
規制部材10は、現像ローラ4の表面に当接または予め定める間隔を有するように設けられる板状部材であり、現像ローラ4表面に担持される現像剤層の層厚を均一化する。
回転制御手段13は、CPU14と、CPU14に電気的に接続される駆動手段15とを含んで構成される。CPU14は現像装置1の各種動作を制御するための制御手段である。なお、現像装置1を組み込む電子写真方式の画像形成装置における各種動作を制御するための制御手段であるCPUを、CPU14の代用とすることもできる。駆動手段15はたとえば電動機であり、CPU14から送られる制御信号に応じて、第2攪拌ローラ8の動作制御を実施する。
第1トナーセンサ11は、第1攪拌ローラ6周囲のトナー濃度を検知するために設けられ、CPU14に電気的に接続される。トナーセンサ11による検知結果は、CPU14に格納される。
第2トナーセンサ12は、第2攪拌ローラ8周囲のトナー濃度を検知するために設けられ、CPU14に電気的に接続される。トナーセンサ12による検知結果は、CPU14に格納される。
第1トナーセンサ11による第1攪拌ローラ6周囲のトナー濃度の検知結果および/または第2トナーセンサ12による第2攪拌ローラ8周囲のトナー濃度の検知結果に応じて、回転制御手段13におけるCPU14は、第2攪拌ローラ8の回転駆動または回転休止に関する動作制御のための制御信号を駆動手段15に送る。
現像装置1によれば、現像槽2のトナー供給口3から供給されるトナーが、現像槽2内にて、攪拌ローラ6,8による攪拌を受けて現像剤と均一に混合しかつ均一に帯電し、現像ローラ4表面に付着して現像剤層を形成し、図示しない感光体ドラム上の静電潜像にトナーを付着させ、静電潜像を現像する。この現像動作は、繰返し実行される。
本実施の形態では、攪拌ローラ6,8として、図1に示す断面形状のものを用いるけれども、それに限定されず、従来からこの分野で常用されるものをいずれも使用できる。たとえば、図2に示す攪拌ローラ20が挙げられる。図2(a)は、攪拌ローラ20の構成を模式的に示す側面図である。図2(b)は、図2(a)に示す攪拌ローラ20の斜視図である。攪拌ローラ20は、回転軸21に、略楕円形状であって一部に切り欠き部23を有する攪拌翼22が複数配列されてなるものである。攪拌ローラ20は、半径方向の搬送力が大きく、スラスト方向の搬送力は小さい。さらに、これ以外にも図示しないけれども、回転軸に螺旋状の搬送翼が配列された、スクリューオーガー型の攪拌ローラを用いることもできる。このような攪拌ローラは現像剤の攪拌性が良好であり、スラスト方向の搬送力が大きく、半径方向の搬送力が小さい。
本発明のもう1つの実施形態である画像形成装置は、表面に感光層が形成されてなる感光体ドラムと、感光体ドラム表面を帯電させる帯電手段と、帯電状態にある感光体ドラム表面を露光して画像情報に基づく静電潜像を形成する露光手段と、感光体ドラム表面の静電潜像にトナーを供給して静電潜像を形成する現像手段と、感光体ドラム表面のトナー像を記録媒体上に転写する転写手段と、記録媒体表面のトナー像を記録媒体に定着させる定着手段とを含む電子写真方式の画像形成装置において、現像手段として前述の本発明の現像装置を用いるものである。
さらに本発明の画像形成装置は、該画像形成装置を起動させるための起動手段、起動手段により起動され待機状態にある該画像形成装置に画像形成動作を実行させる画像形成指示手段とを含んでもよい。起動手段は、たとえばメイン電源スイッチ、起動スイッチなどである。画像形成指示手段は、たとえば、コピー開始スイッチなどである。また、画像形成装置に電気的に接続されるコンピュータなどの外部機器から画像形成指示を入力することもできる。
本明細書において、起動手段をONにした時期が起動時になる。また、起動手段をONにして、画像形成指示手段をONにする前の時期が画像形成開始前になる。画像形成指示手段をONにして所定の画像形成を実行した後の時期が画像形成終了後になる。
さらに本発明の画像形成装置は、複写原本から画像情報を読み取る画像情報読み取り手段と、画像形成を行った記録媒体の枚数を検知する印字枚数検知手段とを含むことができる。画像情報読み取り手段は、たとえば、スキャナ装置などである。印字枚数検知手段は、たとえば、カウンタ装置などである。また、画像形成装置に電気的に接続されるコンピュータなどの外部機器から画像情報を入力することもできる。したがって、画像形成装置に組み込まれる現像装置1の回転制御手段13は、第1トナーセンサ11および第2トナーセンサ12による検知結果以外にも、画像情報読み取り手段により検知される画像情報、外部機器から入力される画像情報、印字枚数検知手段により検知される画像形成枚数などに応じて第2攪拌ローラ8の回転制御動作を実施することができる。
以下に、現像装置1を画像形成装置に組み込んだ状態で、CPU14による第2攪拌ローラ8の動作制御について、さらに詳しく説明する。
本実施の形態では、CPU14は、画像形成装置の起動時、画像形成開始前および画像形成終了後から選ばれる少なくとも1つの時期に、原則として、第2攪拌ローラ8の回転を休止させる制御信号を駆動手段15に送るように、プログラムされている。ただし、第1トナーセンサ11および/または第2トナーセンサ12による検知結果に応じて、第2攪拌ローラ8の回転を休止させるだけでなく、第2攪拌ローラ8を回転駆動させる制御信号をも発する。
CPU14は、第1トナーセンサ11による第1攪拌ローラ6周囲のトナー濃度の検知結果に応じて、第2攪拌ローラ8の動作制御を行う。たとえば、第2攪拌ローラ8を休止させ、第1攪拌ローラ6による攪拌のみで現像動作を行う場合には、現像動作に関与する現像剤が第1攪拌ローラ6の周辺に存在するものだけに限られるので、現像動作に関与する現像剤量、ひいてはトナー量が少なくなり、第1ローラ6による攪拌に晒されてトナーが劣化する前に速やかに消費されるので、トナーの劣化が防止される。このようにしてトナーが消費されると、第1トナーセンサ11は、第1攪拌ローラ6周囲のトナー濃度の低下を検知する。CPU14はこの検知結果に応じて、第2攪拌ローラ8を回転駆動させる制御信号を駆動手段15に送るとともに、不図示のトナーホッパーを駆動させてトナー供給口3からトナーを供給する。駆動手段15が第2攪拌ローラ8を回転駆動させるとともに、トナーが供給されるので、トナーが現像槽2内の現像剤と均一に混合し、その後第1攪拌ローラ6の周囲に供給され、トナー濃度の低下が解消される。したがって、第1攪拌ローラ6のみの回転駆動下での現像動作は、たとえば、低濃度画像の連続形成時、単発の画像形成時などの、第1攪拌ローラ6周囲のトナー濃度が急激に低下しない画像形成時期に実施するのが好ましい。
一方、第1攪拌ローラ6周囲のトナー濃度が予めCPU14内に格納される設定上限値よりも上昇する場合には、CPU14は第2攪拌ローラ8を回転休止させる制御信号を駆動手段15に送り、駆動手段15は第2攪拌ローラ8の回転を休止させる。
またCPU14は、第2トナーセンサ12による第2攪拌ローラ8周囲のトナー濃度の検知結果に応じて、第2攪拌ローラ8の動作制御を行う。たとえば、現像動作の停止時かつ第2攪拌ローラ8の回転休止時であっても、第2トナーセンサ12が第2攪拌ローラ8周囲のトナー濃度低下を検知すると、CPU14はこの検知結果に応じて、第2攪拌ローラ8を回転駆動させる制御信号を駆動手段15に送るとともに、不図示のトナーホッパーを駆動させてトナー供給口3からトナーを供給する。供給されるトナーは第2攪拌ローラ8周囲の現像剤と均一に混合され、トナーには適正な電荷量が付与されて帯電する。その後、第1攪拌ローラ6の周囲のトナー濃度に応じ、該トナー濃度が適正値よりも低い場合には、帯電状態にあるトナーとキャリアとが均一に混合された現像剤が第1攪拌ローラ6の周囲に送給される。これによって、次に実施される現像動作がタイムラグなしに実施できる。また、トナーが均一に帯電されるので、トナーの画像形成装置内部での飛散、ひいてはトナーによる画像形成装置内部の汚染が防止される。
さらにCPU14は、第1,第2トナーセンサ11,12による検知結果のほかに、画像情報、画像形成(印字)枚数情報なども加味して、第2攪拌ローラ8の動作制御を行うのが好ましい。これによって、現像剤のさらなる長寿命化、画質安定、トナー飛散の一層の低減化などを図り得る。ここで、画像情報は、画像形成装置が画像情報読み取り手段を含む場合、画像形成装置に画像情報を入力し得る外部機器が電気的に接続されている場合などに、画像情報読み取り手段により検知されてCPU14に格納されるかまたは外部機器からCPU14に入力される。また、画像形成枚数情報は、画像形成装置が印字枚数検知手段を含む場合に、該印字枚数検知手段により検知され、CPU14に格納される。
本発明の画像形成装置は、現像手段として前述の本発明現像装置を利用する以外は、従来の電子写真方式の画像形成装置と同様の構成を採ることができる。すなわち、本発明の現像装置を用いる画像形成装置は、いずれも本発明の画像形成装置に含まれる。
本発明の実施の第1形態である現像装置の構成を模式的に示す断面図である。 図2(a)は、攪拌ローラの構成を模式的に示す側面図である。図2(b)は、図2(a)に示す攪拌ローラの斜視図である。
符号の説明
1 現像装置
2 現像槽
3 トナー供給口
4 現像ローラ
6,8 第1攪拌ローラ
10 規制部材
11 第1トナーセンサ
12 第2トナーセンサ
13 回転制御手段
14 CPU
15 駆動手段
20 攪拌ローラ
21 回転軸
22 攪拌翼
23 切り欠き部

Claims (4)

  1. 電子写真方式の画像形成装置において、電子写真感光体表面に画像情報に基づいて形成される静電潜像にトナーを供給して該静電潜像を現像するための現像装置であって、
    回転自在に設けられ、その表面に現像剤層を担持する現像ローラと、
    現像ローラの回転駆動に連動して回転駆動するように設けられ、現像ローラ表面に現像剤を供給する第1攪拌ローラと、
    現像ローラとは独立して回転駆動するように設けられ、第1攪拌ローラに現像剤を供給する第2攪拌ローラと、
    第1攪拌ローラおよび第2攪拌ローラを選択的に回転駆動または回転休止させる動作制御を実行する回転制御手段と、
    現像ローラ表面の現像剤層を均一化する規制部材と、
    第1攪拌ローラ周囲のトナー濃度を検知する第1トナーセンサと、
    第2攪拌ローラ周囲のトナー濃度を検知する第2トナーセンサとを含み、
    回転制御手段は、
    画像形成装置の起動時、画像形成開始前および画像形成終了後から選ばれる少なくとも1つの時期に、第2攪拌ローラを回転休止させる動作制御を実行するように構成され
    画像形成装置の画像形成開始がされて、電子写真感光体表面にトナーを供給する現像動作時において、第2攪拌ローラを前記回転休止状態に動作制御し、第1攪拌ローラのみを回転駆動させて現像動作を行う場合には
    第1トナーセンサが第1攪拌ローラ周囲のトナー濃度の低下を検知すると、この検知結果に応じて第2攪拌ローラを回転駆動させるとともに、第2攪拌ローラにトナーを供給し
    第1トナーセンサによる第1攪拌ローラ周囲のトナー濃度が予め定める設定上限値よりも上昇する場合に、第2攪拌ローラを回転休止させ、
    画像形成装置の画像形成終了後における現像動作の停止時において、第2攪拌ローラを前記回転休止状態に動作制御した場合に、第2トナーセンサが第2攪拌ローラ周囲のトナー濃度の低下を検知すると、この検知結果に応じて第2攪拌ローラを回転駆動させるとともに、第2攪拌ローラにトナーを供給することを特徴とする現像装置。
  2. 第2攪拌ローラの回転数は、第1攪拌ローラの回転数の1/2以下であることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 表面に画像情報に基づく静電潜像を形成し得る感光層を有する感光体ドラムと、感光体ドラム表面を帯電させる帯電手段と、帯電状態にある感光体ドラム表面に画像情報に基づく光を照射し静電潜像を形成する露光手段と、感光体ドラム表面の静電潜像にトナーを供給してトナー像を形成する現像手段と、感光体ドラム表面のトナー像を記録媒体に転写する転写手段と、記録媒体上のトナー像を記録媒体に定着させる定着手段とを含む画像形成装置において、
    現像手段は請求項1または2に記載の現像装置であることを特徴とする画像形成装置。
  4. 画像形成装置は、
    さらに、複写原本から画像情報を読み取る画像情報読み取り手段と画像形成を行った記録媒体の枚数を検知する印字枚数検知手段とを含み、かつ
    画像情報を該画像形成装置に入力し得る外部機器に電気的に接続され、
    現像装置の回転制御手段は、
    像情報読み取り手段により検知されるかまたは外部機器から入力される画像情報および印字枚数検知手段により検知される印字枚数情報に基づいて第1攪拌ローラ周囲のトナー濃度が急激に低下しないと判断された現像動作時に、第1トナーセンサによるトナー濃度検知結果に応じて、第2攪拌ローラを回転駆動または回転休止させる動作制御を実行することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置
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