JP4574148B2 - 液体吐出記録ヘッド - Google Patents

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Description

本発明は、紙や布などの記録媒体に対し液体を吐出させて記録を行う液体吐出記録ヘッド関するものである。
現在、記録ヘッドを記録装置に設けられたキャリッジ上に搭載し、キャリッジを記録媒体の搬送方向と直交する方向に往復走査させることにより記録を行う、いわゆるシリアル型の記録装置が主流となっている。これは、シリアル型の記録装置は、記録領域に比べて小さな記録ヘッドで画像を形成することが可能であり、記録装置の小型化及び低価格化が容易なためである。このようなシリアル型の記録装置では、キャリッジの移動中にもそのキャリッジ上の記録ヘッドと記録装置本体の制御手段との電気的な接続を維持する必要があるため、制御手段と記録ヘッドとは、可撓性を有するフレキシブルケーブルを介して電気的に接続される。
記録ヘッドと記録装置との電気的な接続には、半田による接合や記録ヘッド側に設けたカードエッジ基板を記録装置側ケーブルコネクタに挿入する方式、さらにはヘッド側の基板またはフレキシブルケーブルに設けられたパッドを本体側のコネクタピンおよびゴムパッドに圧接して接続する方式がある。後者の方式を用いた記録装置は、例えば特許文献1に記載されている。
しかしながら、半田により電気接合する方法においては一度取り付けた記録ヘッドの取り外しが不可能であり、ユーザーが異なる種類の記録ヘッドを使用したり、記録ヘッドが故障した場合に交換したりすることができない。
また、近年においては記録画像の高画質化および記録動作の高速化とともに記録ヘッドに設けられるノズル数も増加し、記録装置との電気接点数も増加しているため、記録ヘッドに電気接続パッドを設け記録装置側コネクタピンまたはゴムパッドに強く圧接して接続する方式においては、記録ヘッド及び記録装置は相互に大きな反力を受けることになる。例えば、記録ヘッドの一側面を、この記録ヘッドを収容するキャリッジの一内側面に押圧し、それぞれの対向する側面に設けた電気コンタクト部同士を強く押し付けるというような従来構成では、そこに作用する力は非常に大きくなる。具体的には、1つのコネクタピンによる接触力が50gf(約0.49N)であり、ピン数が40ピンである場合には、記録ヘッド筐体の一側面には約2kgf(約19.6N)の力が作用することとなる。
この場合、記録ヘッドのフレキシブルケーブルに設けた電気接続パッドまたは電気基板を保持する面には高い強度が必要とされるため、電気接続パッドの配置場所が限定され、設計自由度がなくなる。さらには、記録ヘッドおよびキャリッジの剛性を高めるために、記録ヘッドおよびキャリッジの構成部材の肉厚を厚くする或いはリブを設けるといった構造を採用すると、記録装置が大型化してしまうという問題があった。
特に、人が片手に持って携行できるポータブルタイプのプリンタにおいては、小型軽量化が重要な設計課題であるが、キャリッジ構造体の肉厚を0.1mm単位でより薄くすることが求められており、この記録ヘッドとキャリッジとの確実な電気接触を確保しつつキャリッジ構造体の薄肉化も図らなければならなかった。
また、インクジェット記録方式によりインク等の液体を吐出する記録ヘッドでは、インク吐出時のミストやヘッドの回復動作により多くのインクが記録装置内の記録領域近傍に付着することがあるが、電気接点配置の自由度がなくなると、電気接点部へのインク付着の少ない場所に電気接点を配置することが困難となり、電気ショート等の発生する危険性が大きくなる。
これに対し、記録装置側のケーブルコネクタへ記録ヘッドに設けたカードエッジコンタクトを挿入する方式の場合、電気接点による相互反力はカードエッジコンタクトとケーブルコネクタとの間で相殺され、その相互反力はキャリッジや記録ヘッドへは直接作用することはない。そのため、電気接続を行うにあたり従来の記録ヘッド及びキャリッジの電気接続の際に発生する力に耐えるだけの剛性を、キャリッジや記録ヘッドの構造体に持たせる必要性はなく、記録装置の小型化にも適している。
なお、本発明に関連する先行技術文献には、上記の特許文献1の他に、特許文献2、特許文献3、特許文献4、特許文献5、および特許文献6が存在する。
特許第2814330号公報 特開2002−200742号公報 特開平05−050633号公報 特開平09−150540号公報 実開平05−041825号公報 特開平05−229144号公報
しかしながら、従来のカードエッジコンタクトをもつ液体吐出記録ヘッドにおいては、記録装置より送られる駆動信号に基づいて液体吐出を行う記録素子基板の配線とコンタクトとはガラスエポキシ基板等のリジッド基板で構成された電気基板を介してのみ接続されており、この基板上にカードエッジパターンが構成されている。この基板自身は柔軟性を持たないため、記録ヘッドに設ける電気コンタクトの配置場所および方向の自由度はなく、圧接方式のコンタクトと同様に、インク吐出時のインクミストや回復動作における付着インクにより電気ショート等の問題が発生するおそれがあった。
また、従来の電気コンタクトの配置は、人が携行するとともに筐体を縦にして使用したり横にして使用したりすることが可能なプリンタにおいて、キャリッジへの記録ヘッドの装着性、装着の際の省スペース化、インクミストの電気接続部接触の防止、さらには電気接続部材の確実な構造体への固定に対しては、より改善の余地があった。
よって、本発明の目的は、液体吐出記録ヘッドカードリッジと記録装置との電気接続部における電気的信頼性を向上させることができるとともに、記録装置への装着が容易で小型化が可能な液体吐出記録ヘッド提供することにある。
また、本発明の他の目的は、駆動信号が伝達される複数の電気接点をもつカードエッジコンタクトと、駆動信号に基づいて記録媒体に液体を吐出するために利用されるエネルギーを発生する記録素子を具備する記録素子基板とを有する液体吐出記録ヘッドにおいて、カードエッジコンタクトと記録素子基板とが電気フレキシブルケーブルを介して電気的に接続されている液体吐出記録ヘッド提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の液体吐出記録ヘッドは、開口部を有し、該開口部の内部に第一の電気接点が複数設けられたカードエッジコネクタを備える記録装置に対して着脱可能な液体吐出記録ヘッドであって、
前記記録装置からの信号に基づいて液体を吐出するために利用されるエネルギーを発生する記録素子を複数備える記録素子基板と、
該記録素子基板を保持するための第一の面を備える筐体と、
前記信号を伝達するための複数の第二の電気接点と、前記筐体の、前記第一の面とは別の、該第一の面と隣り合う第二の面、に対して空間を介して対向し複数の前記第二の電気接点が設けられた第三の面と、前記第二の電気接点が設けられていない、前記第三の面の裏面である第四の面と、を備え、前記開口部に直線的に挿入されて、複数の前記第一の電気接点と複数の前記第二の電気接点とが電気的に接続されるカードエッジ基板と、
前記空間において湾曲されて前記第二の面と前記第三の面とに取り付けられ、複数の前記記録素子と複数の前記第二の電気接点とを電気的に接続する電気フレキシブルケーブルと、
を有することを特徴とする液体吐出記録ヘッド。
上記本発明によれば、液体吐出記録ヘッドカードリッジと記録装置との電気接続部における電気的信頼性を向上させることができるとともに、記録装置への装着が容易で小型化が可能な液体吐出記録ヘッドを提供することができる。
さらに、上記本発明によれば、駆動信号を液体吐出へッドに伝達するための複数の電気接点をもつカードエッジコンタクトと、駆動信号に基づいて記録媒体に液体を吐出するために利用されるエネルギーを発生する記録素子を具備する記録素子基板とを有する液体吐出記録ヘッドにおいて、カードエッジコンタクトと記録素子基板とが電気フレキシブルケーブルを介して電気的に接続されている液体吐出記録ヘッドを提供することができる。
次に、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態における記録ヘッドの全体を示す模式的斜視図であり、図1(a)は記録ヘッドを記録素子基板側から見た図、図1(b)はインクタンク側から見た図である。図2及び図3は、図1の記録ヘッドのカードエッジコンタクトとカードエッジコネクタとを示す模式的拡大断面図である。
記録ヘッドH1001は、記録ヘッドH1001の本体部となるインクタンクホルダ6を有している。記録ヘッドカートリッジH1000は、記録ヘッドH1001と、そのインクタンクホルダ6に対して着脱自在に装着されるインクタンク1,2とで構成されている。インクタンク1はブラックインクを内部に貯留し、インクタンク2はシアン、マゼンダ、およびイエローの3色のカラーインクを一つの筐体内に仕切り壁によって分離した状態で貯留している。
記録ヘッドH1001は、記録装置本体(図17参照)のヘッド保持部材であるキャリッジ103(図17参照)に対して、位置決め手段により位置決めされた状態で着脱自在に搭載される。このとき、図2に示すように、記録ヘッドH1001に設けられたカードエッジコンタクト3は、記記録装置側に設けられたカードエッジコネクタ4の開口部内に挿入され、カードエッジコンタクト側の電気接点3a(図4参照)とカードエッジコネクタ側の電気接点4aとが接触することにより、カードエッジコネクタ4に電気的に接続される。
このように、カードエッジコンタクト3がカードエッジコネクタ4に電気的に接続されているとき、図3に示すように、カードエッジコンタクト3にはカードエッジコネクタ4の電気接点4aによる接触圧Faが作用し、カードエッジコンタクト3は、カードエッジコネクタ4の電気接点4aが設けられている面に対向する支持面で支持されている。カードエッジコンタクト3がカードエッジコネクタ4の支持面から受ける接触圧反力Fbは、接触圧Faと同じ大きさであり、接触圧Faとは反対方向に作用する。したがって、接触圧Faと接触圧反力Fbとは互いに相殺されるので、カードエッジコンタクト3とカードエッジコネクタ4との電気接続による応力は、記録ヘッドH1001のカードエッジコンタクト3以外の部分に対して作用しない。そのため、記録ヘッドH1001の、特にカードエッジコンタクト3付近の構成部材(カードエッジコンタクトを取り付ける構造物)に、電気接続時に生じる応力に備えて剛性を高めるための構成を設ける必要性がなくなることから、記録ヘッドH1001の小型化を図ることが可能になっている。
図1(a)に示すように、記録記録ヘッドH1001には、記録装置からの駆動信号に基づいて電気熱変換記録素子によりインクに膜沸騰を生じさせ、記録媒体に対しインク吐出を行う記録素子基板H1100,H1101が設けられている。これらのうち、第1の記録素子基板H1100はブラックインク用の記録素子基板であり、インクタンク1に貯留されたブラックインクが供給され、これを吐出するように構成されている。また、第2の記録素子基板H1101はカラーインク用の記録素子基板であり、インクタンク2に貯留された3色のカラーインクがそれぞれ供給され、これらを吐出するように構成されている。これらの記録子基板H1100,H1101について、以下に図4と図5を用いて詳しく説明する。
図4は図1に示した第1の記録素子基板の模式的斜視図であり、その構成を説明するために一部を破断した状態で示している。
第1の記録素子基板H1100は、例えば、厚さ0.5mm〜1.0mmのSi基板H1110に、インク流路である長溝状の貫通口であるインク供給口H1102が形成されている。インク供給口H1102を挟んだ両側には、電気熱変換素子H1103がそれぞれ1列ずつ並べて配置されて形成されており、さらに電気熱変換素子H1103に電力を供給するAlなどからなる不図示の電気配線が形成されている。これら電気熱変換素子H1103と電気配線とは成膜技術により形成されている。各列の電気熱変換素子H1103は千鳥状に配列されており、これに対応して、後述する各列の吐出口H1107の位置も、その並び列方向に直交する方向に並ばないように少しずれて配置されている。
さらに、この電気配線に電力を供給するための電極部H1104が電気熱変換素子H1103の両外側の側辺に沿って配列して形成されており、電極部H1104上にはAuなどからなるバンプH1105が形成されている。そして、Si基板H1110上の、これらが形成された面上には、各電気熱変換素子H1103に対応したインク流路を形成するインク流路壁H1106とその上方を覆う天上部とを有し、天井部に吐出口H1107が開口された樹脂材料からなる構造体が、フォトリソ技術によって形成されている。吐出口1107は、電気熱変換素子H1103に対向して設けられており、吐出口群H1108を形成している。 このように構成された第1の記録素子H1100によれば、インクタンク1からインク供給口H1102に供給されたブラックインクは、各電気熱変換素子H1103の発熱によって発生した気泡の圧力によって、各電気熱変換素子H1103に対向する吐出口1107から吐出される。
図5は図1に示した第2の記録素子基板の模式的斜視図であり、その構成を説明するために一部を破断した状態で示している。
第2の記録素子基板H1101は、シアン、マゼンタ、イエローの3色のカラーインクを吐出させるためのものであり、インク流路である長溝状の貫通口である3個のインク供給口H1102が並列に形成されている。電気熱変換素子H1103とインク吐出口H1107とが、それぞれのインク供給口H1102を挟んでその両側に一列に並んで千鳥状に配置されている。Si基板H1110には、第1の記録素子基板H1100と同じように電気配線や電極部H1104等が形成されており、その上に樹脂材料でフォトリソ技術によってインク流路壁H1106やインク吐出口H1107が形成されている。さらに、第1の記録素子基板と同様に、電気配線に電力を供給するための電極部H1104にはAuなどからなるバンプH1105が形成されている。
このように構成された第2の記録素子H1101によれば、インクタンク2から各インク供給口H1102に供給された各色のカラーインクは、各電気熱変換素子H1103の発熱によって発生した気泡の圧力によって、各電気熱変換素子H1103に対向する吐出口1107から吐出される。
再び図1を参照すると、これらの各記録素子基板H1100,H1101とカードエッジコンタクト3とは電気フレキシブルケーブル5を介して接続されている。また図2に示すように、記録ヘッドH1001は、カードエッジコンタクト3のカードエッジコネクタ4への挿入方向が記録ヘッドH1001からの液体吐出方向と略平行となるように構成されている。
図6は図1に示した記録ヘッドの構成を示す分解斜視図である。
電気フレキシブルケーブル5は、第1の記録素子基板H1100と第2の記録素子基板H1101に対してインク吐出を行うための電気駆動信号を印加する電気信号経路を形成するTAB基板またはFPC基板であり、記録素子基板H1100,H1101に対応する2つの開口部が形成されている。電気フレキシブルケーブル5の各開口部の縁付近には、それぞれの記録素子基板H1100,H1101の電極部H1104に接続される電極端子5b,5cが形成されている。電気フレキシブルケーブル5と記録素子ユニットH1002とは接着固定され、これらの電極端子5b,5cと記録素子基板H1100,H1101の各電極部H1104とは超音波圧着法により電気接合され、これにより電気フレキシブルケーブル5と記録素子基板H1100,H1101とが電気的に接合される。
電気フレキシブルケーブル5が接着固定された記録素子ユニットH1002は、ビス7aによってインクタンクホルダ6の下面に固定される。インクタンクホルダ6の下面には、例えばシリコーンゴム等からなる弾性部材で構成されたジョイントシール部材7が設けられている。ジョイントシール部材7は、インクタンクホルダ6に設けられた各インク供給口と、記録素子ユニットH1002に設けられた各インク供給口とをそれぞれシールした状態で連通させる連通口が形成されている。
本実施形態における電気フレキシブルケーブル5の端部には、記録装置に設けられているカードエッジコネクタ4(図2等参照)に接続される、銅箔からなる電気接点3aが形成されている。電気フレキシブルケーブル5の電気接点3aが形成されている部分には補強板3bが接着により貼り合わされており、これによりカードエッジコンタクト3が構成されている。
補強板3bには、インクタンクホルダ6に対してカードエッジコンタクト3を固定する固定手段であるビス7bが通される取り付け穴3cが設けられている。本実施形態では、補強板3bは厚みが0.3mm〜1.0mmのガラスエポキシからなる板材で構成したが、補強板3bの素材はこれに限定されるものでなく、例えばステンレス鋼等からなる金属板を用いてもよい。また、電気フレキシブルケーブル5と補強板3bとの接合方法としては、所定の形状をもった補強板3bを配線パターン3aとの位置合わせを行った後に張り合わせてもよい。
さらに、カードエッジコンタクト3の寸法精度を高める必要があるときには、補強板3bと電気フレキシブルケーブル5を所定形状よりも大きめに形成しておき、補強板3bを電気フレキシブルケーブル5に張り合わせた後に、補強板3bを電気フレキシブルケーブル5と同時に所定形状に打ち抜くことで、寸法精度が高いカードエッジコンタクト3を形成することができる。
次に、前述した記録ヘッドの製造方法について、図6および図7を参照して説明する。図7は図1等に示した記録ヘッドの製造方法を説明するための斜視図である。
最初に、電気フレキシブルケーブル5を記録素子ユニットH1002に接着固定し、これらの電極端子5b,5cと記録素子基板H1100,H1101の各電極部H1104とを超音波圧着法によって電気接合して、電気フレキシブルケーブル5と記録素子基板H1100,H1101とをそれぞれ電気的に接合する。さらに、電気フレキシブルケーブル5の記録素子基板H1100,H1101が接合されている端部とは反対側の端部に補強板3bを接合してカードエッジコンタクト3を設ける。その後、電気フレキシブルケーブル5が接合された記録素子ユニットH1002を、インクタンクホルダ6に対して位置決めし、ビス7aによってインクタンクホルダ6の下面に固定する。
続いて、図7に示すように、電気フレキシブルケーブル5を記録素子ユニットH1002の端面に沿って約90度の角度に折り曲げる。そして、電気フレキシブルケーブル5を記録素子ユニットH1002の端面およびインクタンクホルダ6の接合面6dの一部に接着固定させる。このとき、電気フレキシブルケーブル5の接着領域は、記録素子ユニットH1002の端面から接合面6dのほぼ中央部にわたる領域とすることが好ましい。電気フレキシブルケーブル5とインクタンクホルダ6との接着には、例えば熱硬化性の接着剤を用いることができる。
次に、電気フレキシブルケーブル5の端部に取り付けられたカードエッジコンタクト3を約180度折り返す。そして、カードエッジコンタクト3をインクタンクホルダ6に設けられた突き当て部6a,6bに突き当てて位置決めし、ビス7bを取り付け穴3cに通してインクタンクホルダ6のビス穴6cに固定する。
このとき、電気フレキシブルケーブル5自身の寸法公差や、電気フレキシブルケーブル5と補強板3bとの接合時に生じる位置合わせ誤差等によって、電気フレキシブルケーブル5の、記録素子ユニットH1002からカードエッジコンタクト3までに至る伸延方向の長さが異なる。しかしながら、その長さの誤差は、図8に示すように、電気フレキシブルケーブル5を180度折り返した部分に生じる屈曲部の位置がその誤差に応じて変化することによって吸収される。そのため、その長さの誤差は、カードエッジコンタクト3をインクタンクホルダ6の突き当て部6a,6bに突き当てて位置決めする際に何ら影響しないようになっている。
このように、電気フレキシブルケーブルの少なくとも一部を本体部の一面に接合した後に、その面に対向する空間で電気フレキシブルケーブルを所定の角度だけ折り曲げた状態でカードエッジコンタクトを本体部に取り付けるため、電気フレキシブルケーブルを「浮き」が生じないようにしっかりと本体部に接合することができる。
さらに、電気フレキシブルケーブルの長さに寸法誤差が生じていた場合であっても、その誤差は、電気フレキシブルケーブルの本体部に接合されていない部分を所定の角度だけ折り曲げたときに形成される屈曲部の位置がその誤差に応じて適宜変化することで吸収される。したがって、電気フレキシブルケーブルの長さに多少の寸法誤差が生じていても、カードエッジコンタクトを本体部に取り付ける際に何ら影響がない。
また、図9に示すように、本実施形態では、補強板3bに形成された取り付け穴3cは、電気フレキシブルケーブル5の前述の伸延方向に対して直交する方向(横幅方向)に長い長穴形状を有している。そのため、ケーブル5に対して補強板3cを接合するときなどに生じる誤差によって、前述の横幅方向に関してインクタンク6に対する補強板3cの位置合わせに多少の誤差が生じた場合であっても、固定手段であるビス7b(図7参照)は、取り付け穴3cを通してビス穴6cに固定する際に取り付け穴3cと干渉しない。このようにして、前述の横方向に関するインクタンク6とカードエッジコンタクト3との位置合わせ誤差が長穴形状の取り付け穴3cによって吸収されるため、カードエッジコンタクト3をインクタンク6に固定する際に、カードエッジコンタクト3およびそれが接合されたケーブル5に対してストレスを与えることはない。
以上の工程により、図1に示した記録ヘッドH1001が構成される。
なお、インクタンクホルダ6へのカードエッジコンタクト3の固定手段はビス7bに限られず、例えば、ビス7bの代わりに固定ピンを用い、ビス穴6cの代わりに固定ピンが貫通する貫通穴を形成し、固定ピンをカードエッジコンタクト3の取り付け穴3cとインクタンクホルダ6の貫通穴に通した後にその固定ピンの両端をかしめる(潰す)ことによっても、インクタンクホルダ6へカードエッジコンタクト3を固定することができる。
また、カードエッジコンタクト3は、電気フレキシブルケーブル5の導体線と電気接点3aとを接続する配線回路が形成されたリジッド基板で構成されたカードエッジ基板からなる構成としてもよい。この構成によれば、カードエッジ基板内の配線回路において配線配列変更および統合が可能であり、カードエッジコネクタ4との接続配線を簡略化することができる。また、カードエッジ基板が剛性の高いリジッド基板であれば、前述の補強板3bを設ける必要がなくなるため、その分だけ部品点数と組立工数を減らして記録ヘッドカートリッジのコストダウンを図ることが可能となる。このようにカードエッジコンタクト3をカードエッジ基板とする場合には、電気フレキシブルケーブル5とカードエッジ基板は、異方性導電フィルムなどを用いて熱圧着することで電気的に接続される。
さらに、インクタンクホルダ6に対するカードエッジコンタクト3の配置位置は図1等に示す位置に限られず、記録素子ユニットH1002に接合された電気フレキシブルケーブル5の伸延方向、長さ、形状等を適宜変えることにより、図1に示すインクタンクホルダ6のA面からD面の何れの面にも配置することができる。
以上に説明したように、本実施形態の記録ヘッドH1001は、カードエッジコンタクト3をカードエッジコネクタ4に接続する際に電気接点接触圧Faによる反力をほとんど受けることがないため、記録ヘッドH1001の剛性を高めるために記録ヘッドH1001の各部の肉厚を厚くしたりリブを設けたりする必要がないことから、記録ヘッドH1001の小型化を図ることが可能となる。
また、記録素子ユニットH1002とカードエッジコンタクト3とを電気フレキシブルケーブル5によって接続していることにより、記録ヘッドH1001の任意の位置にカードエッジコンタクト3を配置することができる。そのため、カードエッジコンタクト3を、液体吐出時のミストや回復動作等による飛散液体等が電気接点3aに付着しにくい位置に配置することが可能であり、記録ヘッドH1001がそのような付着液体によって不具合を起こすことを防止することができる。また、フレキシブルケーブル5の取り付け本体からの浮きを防ぎつつ、多少の取り付け誤差を吸収して記録ヘッドへ取り付けることができる。
また、本実施形態の記録ヘッドでは、図1及び図2から分かるように、電気フレキシブルケーブル5を、対面するインクタンクホルダ6と補強板3bとの間で液体吐出方向(実質的に記録ヘッドカートリッジのキャリッジへの装着方向)に開口した略U字状に取り付けているので、例えば、キャリッジ側のカードエッジコネクタ4が上方に開口した構造の場合には、記録ヘッドカートリッジをキャリッジ上方からそのまま下方へ直線的に挿入するだけで装着を完了させることができる。そのため、装着動作中に記録ヘッドカートリッジを回動させたり移動方向を変位させることで生じる、装着のための余分なスペースを必要とせず、記録装置の小型化にその効果を奏するものである。特に、記録ヘッドカートリッジをキャリッジに装着する際の装着方向と液体(インク)吐出口方向とがほぼ同方向であることで、記録ヘッドカートリッジのキャリッジへの位置決めと電気的接続とをより小さな装着スペース内で行うことができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について図10および図11を参照して説明する。本実施形態は、第1の実施形態における記録ヘッドH1001のカードエッジコンタクト3の構成を変更したものである。従って、第1の実施形態と同様の部分に関しては、本実施形態においても同様の効果を奏するものである。
図10は本発明の第2の実施形態に係る記録ヘッドの全体を示す模式的斜視図であり、図11は図10に示した記録ヘッドにおけるカードエッジコンタクトの部分を示す模式的拡大断面図である。図10,11において第1の実施形態と同様の部分については同一の記号を付し、説明を省略する。
図10,11に示すように、本実施形態では、記録ヘッドH1001Bに設けられたカードエッジコンタクト23の、記録装置(不図示)側に設けられたカードエッジコネクタ24への挿入方向が、記録ヘッドH1001Bからの液体吐出方向に対して略垂直となる方向に構成されている。本実施形態は、カードエッジコンタクト23のカードエッジコネクタ24への挿入方向が第1の実施形態と異なっており、したがって記録装置に対して記録ヘッドH1001Bを着脱するときの記録ヘッドH1001Bの移動方向が第1の実施形態と異なっている。
このように、記録ヘッドH1001Bにおけるカードエッジコンタクト23の取り付け位置と向きは、記録ヘッドH1001Bが装着される記録装置の構成に応じて自由に設定することができる。そのため、記録装置内への記録ヘッドH1001Bの挿入方向と記録装置のコネクタ24へのカードエッジコンタクト23の挿入方向とが一致するようにすれば、記録装置への記録ヘッドH1001Bの装着を容易にすることができるとともに、記録装置内での記録ヘッドH1001Bの移動空間を小さくできることから記録装置の小型化を図ることができる。
なお、カードエッジコンタクト23は、電気フレキシブルケーブル25の導体線と電気接点23aとを接続する配線回路が形成されたリジッド基板で構成されたカードエッジ基板であってもよい。これによれば、カードエッジ基板内の配線回路において配線配列変更および統合が可能であり、カードエッジコネクタ4との接続配線を簡略化することができる。また、カードエッジ基板が剛性の高いリジッド基板であれば補強板を設ける必要がなくなるため、その分だけ部品点数と組立工数を減らして記録ヘッドH1001Bのコストダウンを図ることが可能となる。このようにカードエッジコンタクト23をカードエッジ基板とする場合には、電気フレキシブルケーブル25とカードエッジ基板は、異方性導電フィルムなどを用いて熱圧着することで電気的に接続される。
さらに、インクタンクホルダ26に対するカードエッジコンタクト23の配置位置は図10に示す位置に限られず、記録素子ユニットH1002に接合された電気フレキシブルケーブル25の伸延方向、長さ、形状等を適宜変えることにより、図10に示すインクタンクホルダ26のA面からD面の何れの面にも配置することができる。その他、前述の第1の実施形態と同じ構成の部分については、本実施形態においても同様の効果を奏することは言うまでもない。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について図12および図13を参照して説明するが、第1及び第2実施形態と同様の部分に関しては、本実施形態においても同様の効果を奏するものである。
図12は本発明の第3の実施形態に係る記録ヘッドを一部を分解した状態で示す模式的斜視図である。図12は、カードエッジコンタクト33がインクタンクホルダ36に固定される前の状態を示している。また、図13は図12に示した記録ヘッドにおけるカードエッジコンタクトの部分を示す模式的拡大断面図である。
本実施形態の記録ヘッドH1001Cは、本体部でもあるインクタンクホルダ36の電気フレキシブルケーブル35が接合される接合面36dには、記録ヘッドH1001Cの表面に付着した液体がカードエッジコンタクト33に向かう流れを捕捉する2本の凹溝9が設けられている。さらに、電気フレキシブルケーブル35の補強板33bの近傍部分の上には、記録ヘッドH1001Cの表面に付着した液体がカードエッジコンタクト33に向かって流れるのを堰き止める凸形状部8が設けられている。
換言すれば、本実施形態の記録ヘッドH1001Cの製造方法は、記録ヘッドH1001Cの表面に付着した液体がカードエッジコンタクト33に向かって流れるのを堰き止める凸形状部8を設ける工程と、電気フレキシブルケーブル35の少なくとも一部が接合される本体部であるインクタンクホルダ36の接合面36d上に、記録ヘッドH1001Cの表面に付着した液体がカードエッジコンタクト33に向かう流れを捕捉する凹溝9を形成する工程とを有している。
記録ヘッドH1001Cの表面に付着した液体の多くは、電気フレキシブルケーブル35の伸延方向に沿ってカードエッジコンタクト33に向かって流れるので、凹溝9と凸形状部8はその流れに交わる方向である、電気フレキシブルケーブル35の伸延方向に直交する横幅方向に延びている。他の表現を用いれば、凹溝9と凸形状部8は、液体が記録素子基板からカードエッジコンタクト33に向かって流れ得る方向に対して交わる方向に延びている。
凸形状部8はカードエッジコンタクト33近傍の電気フレキシブルケーブル35上に設けられており、その高さは0.5mm〜2.0mmであり、その長さはカードエッジコンタクト33の電気接点33aの幅よりも長い。カードエッジコンタクト33をインクタンクホルダ36に固定したときには、この凸形状部8は図13に示すようにインクタンクホルダ36に対向する位置に配置される。
本実施形態では、凸形状部8は高粘度のシーラント剤を塗布することにより形成されている。このシーラント剤には、例えばシリコーンゴム等を用いることができる。凸形状部8を所定の形状に形成できるのであれば、凸形状部8の形成方法はこれに限られない。
このシーラント剤はまた、図13に示すように、カードエッジコンタクト33と電気フレキシブルケーブル35との接続部にも塗布されており、封止部10を構成している。これにより、カードエッジコンタクト33と電気フレキシブルケーブル35とを熱圧着により接合する際に露出する電気配線を保護し、その部分に液体が万一付着した場合でも電気配線がショートしたり腐食したりすることが防止されている。
また、インクタンクホルダ36の接合面36dに設けられた2本の凹溝9は深さが0.5mm〜1.0mmであり、長さは電気フレキシブルケーブル35の横幅よりも長くなっている。
この構成によれば、回復動作等によって記録ヘッドH1001Cに付着したインク等の液体が図13に示す矢印のように流れ出した場合であっても、例えば電気フレキシブルケーブル35の上をカードエッジコンタクト33へ向かう液体の流れは凸形状部8に堰き止められる。また、インクホルダ36の接合面36d上を電気フレキシブルケーブル35の縁に沿ってカードエッジコンタクト33へ向かう液体の流れや、インクホルダ36の接合面36dと電気フレキシブルケーブル35との間に生じた隙間を伝ってカードエッジコンタクト33へ向かう液体の流れは凹溝9内に捕捉される。
このように、本実施形態の記録ヘッドH1001Cは、記録ヘッドH1001Cに付着した液体がカードエッジコンタクト33に到達することが凸形状部8および凹溝9によって防止されているので、そのような液体がカードエッジコンタクト33に付着することをより確実に防止でき、カードエッジコンタクト33における電気的信頼性をより向上させることができる。
なお、前述した凸形状部8および凹溝9の形状や寸法は前述のものに限られず、記録ヘッドH1001Cの表面に付着した液体がカードエッジコンタクト33に流れてくることが防止できるのであれば、それらの形状や寸法が前述のものと異なっていてもよい。
図14は、本実施形態の記録ヘッドの一変形例を、その一部を分解した状態で示す模式的斜視図である。
図14に示す記録ヘッドは、電気フレキシブルケーブル35の上に設けられた凸形状部8が凹溝9よりも記録素子ユニットH1002に近い側に配置されている。そのため、凸形状部8は、電気フレキシブルケーブル35の上をカードエッジコンタクト33へ向かう液体の流れを、図12等に示した例よりもカードエッジコンタクト33から離れた位置で堰き止めることができるので、電気フレキシブルケーブル35上を流れる液体がカードエッジコンタクト33に達することをより確実に防止することができる。その他、前述の各実施形態と同じ構成の部分については、本実施形態においても同様の効果を奏することは言うまでもない。
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態について図15および図16を用いて説明する。
図15は本発明の第4の実施形態における記録ヘッド全体を示す模式的斜視図であり、図16は図15に示した記録ヘッドにおけるカードエッジコンタクト部を示す模式的拡大断面図である。図15および図16においては第1〜3の実施形態と同様の部分については同一の符号を付しており、ここではそれらの部分についての詳しい説明は省略するが、第1〜第3の実施形態と同様の部分が奏する効果は本実施形態においても同様に奏せられるものである。
本実施形態の記録ヘッドH1001Dにおける電気フレキシブルケーブル5も、図7に示したものと同様に、インクタンクホルダ46の接合面46dに沿うように約90度の角度に折り曲げられた後、さらに約180度折り返された状態で、カードエッジコンタクト3をインクタンクホルダ46に固定している。電気フレキシブルケーブル5の180度屈曲部の外周面の上方(屈曲部の外周面に対向する位置)には、天井壁11が電気フレキシブルケーブル5の屈曲部を覆うように設けられている。
図16に示すように、天井壁11は電気フレキシブルケーブル5の屈曲部との間に隙間aを持つように構成されており、電気フレキシブルケーブル5の寸法公差等を吸収することによって屈曲部の位置が変化しても、天井壁11と電気フレキシブルケーブル5とが互いに干渉しないようになっている。本実施形態においては、隙間aを0.5mm〜1.0mmとすることで、天井壁11と電気フレキシブルケーブル5とが互いに干渉することを防止できたが、隙間aの寸法はこれに限られたものでなく、電気フレキシブルケーブル5の寸法公差等の関係に応じて適宜変更することができる。
また、天井壁11はカードエッジコンタクト3との間に隙間bを持つように形成されており、カードエッジコンタクト3と電気フレキシブルケーブル5とを電気的に接続する電気接続部における電気配線露出部は、この隙間を介して注入された封止剤からなる封止部20によって封止されている。さらに、カードエッジコンタクト3がカードエッジ基板で形成されている場合であっても、カードエッジ基板の上端部の電気配線露出部は図16に示すように封止部20で封止される。
換言すれば、本実施形態の記録ヘッドH1001Dの製造方法は、カードエッジコンタクト3の側近に設けられた電気フレキシブルケーブル5の屈曲部を覆う天井壁11を形成する工程と、天井壁11とカードエッジコンタクト3との隙間を封止する工程とを有している。
また、図15および図16に示すように、電気フレキシブルケーブル5の、記録素子ユニット(不図示)の端面に沿って約90度の角度に折り曲げられた部分が接着固定される、インクタンクホルダ46の接合面46dの両側には、インクタンクホルダ突部12が設けられている。このインクタンクホルダ突部12は、電気フレキシブルケーブル5の、インクタンクホルダ46の接合面46dに接着固定されている部分の表面よりも高くなるよう設けられている。
このように、本実施形態の記録ヘッドH1001Dでは、外力が加えられると自由に変形してしまう電気フレキシブルケーブル5の屈曲部が、電気フレキシブルケーブル5の屈曲部の上方(その屈曲部に対向する位置)に設けた天井壁11によって覆われて保護されている。そのため、電気フレキシブルケーブル5の屈曲部に外力が加えられることが防止されるので、電気フレキシブルケーブル5の屈曲部が外力によって変形することで電気フレキシブルケーブル5が断線してしまうこと等を防止でき、記録ヘッドの電気的信頼性を向上させることが可能になる。
また、天井壁11とカードエッジコンタクト3との間に隙間bが設けられているので、カードエッジコンタクト3と電気フレキシブルケーブル5との電気的接続部を封止する封止部20では、天井壁11とカードエッジコンタクト3との隙間bに作用するメニスカス力によって封止剤の保持力を高めることが可能になっている。そのため、比較的低粘度の封止剤を使用して、より安定的に電気接続部の封止を行うことが可能となっている。
さらに、インクタンクホルダ46の接合面46dに接合された電気フレキシブルケーブル5の表面よりも高く突出したインクタンクホルダ突部12が設けられているので、記録ヘッドH1001Dを記録装置(不図示)に装着し、または取り外す際には、記録ヘッドH1001Dの接合面46dのインクタンクホルダ突部12が記録装置側の部品に当接し、電気フレキシブルケーブル5の90度屈曲部および接合面46dに接合された電気フレキシブルケーブル5の表面は記録装置側の部品に当接しないようになっている。このように、本実施形態の記録ヘッドH1001Dは、インクタンクホルダ突部12が設けられていることにより、電気フレキシブルケーブル5の90度屈曲部および接合面46dに接合された電気フレキシブルケーブル5の表面が、記録装置側の部品に干渉することがないように構成されている。
これにより、本実施形態の記録ヘッドH1001Dは、記録装置に着脱する際に電気フレキシブルケーブル5が記録装置側の部品に接触して破損してしまうことが防止され、記録ヘッドH1001Dの電気的信頼性を向上させることができるようになっている。さらに、電気フレキシブルケーブル5が記録装置側の部品に接触することを防止することで、記録ヘッドH1001Dの液体吐出面をブレードでワイピングする回復動作時などに電気フレキシブルケーブル5に付着した液体を記録装置側の部品に転写することを防ぐことができ、その記録装置側の部品を介して記録媒体などに液体を付着させて汚してしまうことを防止することが可能となる。その他、前述の各実施形態と同じ構成の部分については、本実施形態においても同様の効果を奏することは言うまでもない。
その他の実施形態)
図17は、本発明の一実施形態に係る記録装置の全体を示す斜視図である。
図17に示された記録装置は、記録ヘッド101の主走査方向の往復移動(主走査)と、一般記録紙、特殊紙、OHPフィルム等の記録用シート(記録媒体)の所定ピッチごとの副走査方向への搬送(副走査)とを繰り返しつつ、これらの動きと同期させながら記録ヘッド101から選択的にインクを吐出させて記録用シートに付着させることで、文字や記号、画像等を記録用シートに形成する一般的なシリアル型の記録装置である。
図17に示すように、記録ヘッド101は、画像形成に使用するインクを収容したインクタンク102と共に、ヘッド保持部材であるキャリッジ103に着脱可能に搭載され保持されている。キャリッジ103は、記録装置内に固定されたガイドシャフト104及びガイドレール105によって、図17に示された矢印Xの方向(主走査方向)にのみ移動可能に案内されている。このキャリッジ103は、駆動手段であるCRモータ106によってキャリッジベルト106aを介して駆動されて往復走査する。このように、ガイドシャフト104、ガイドレール105、CRモータ106、およびキャリッジベルト106aは、キャリッジ103を往復走査させる走査手段を構成している。
記録ヘッド101によって記録が行われる不図示の記録媒体は、記録装置内に回転可能に取り付けられたLFローラ107とピンチローラ108とによって挟持され、LFローラ107がLFギア109を介してLFモータ110によって回転駆動されることにより、図17に示されているように矢印X方向と直交した矢印Y方向(副走査方向)に搬送される。
記録装置内には制御基板111が取り付けられている。制御基板111上に制御手段として設けられた制御回路は、記録ヘッド101、CRモータ106及びLFモータ110への制御信号を生成してそれらの動作を制御する。記録ヘッド101と制御基板111とは信号伝達手段を成すフレキシブルケーブル112により電気的に接続されて導通されているため、記録ヘッド1と制御基板111との間における制御信号の伝達は、記録ヘッド101が矢印X方向に走査している動作中でもフレキシブルケーブル112を介して行われる。
記録ヘッド101には、各色に対応したノズル列が複数形成されており、各ノズルからインクを吐出させることによって記録が行われる。また、記録ヘッド101には、ノズルからインク滴を吐出させるためにノズル内のインクに与える吐出用のエネルギーを発生するエネルギー発生手段として、各ノズルに対応した発熱抵抗体が電気熱変換体素子として複数形成されている。この記録ヘッド101を駆動するための駆動信号が、フレキシブルケーブル112や、記録ヘッド101及びフレキシブルケーブル112のそれぞれに取り付けられた電気接続部を介して制御基板111から記録ヘッド101へと伝達され、その駆動信号に基づいて記録ヘッド101からインクが吐出される。
図18(a)は図17に示した記録ヘッドの背面側を示す斜視図、図18(b)は図17に示したキャリッジの正面側を示す斜視図である。
記録ヘッド101の端部にはカードエッジ基板114が備えられており、不図示の配線部材によってノズル列へと駆動信号が伝達されている。カードエッジ基板114は、記録ヘッド101の配線基板の端に導体パターンが形成されたプラグ部分であり、上述したようにインクタンクホルダに固定されている。
キャリッジ103の上面には記録ヘッド101が挿入される開口部が形成されており、記録ヘッド101はキャリッジ103の上方からその開口部内へ挿入される。そして、記録ヘッド101を、X方向およびY方向のそれぞれの方向と直交するZ方向へキャリッジ103内に押し込むことにより、キャリッジ103に記録ヘッド101が搭載される。
キャリッジ103内には、カードエッジ基板114が係合するカードエッジコネクタ113が、キャリッジ103のコネクタ保持部103cに対してX方向及びY方向に移動可能に取り付けられている。カードエッジコネクタ113は、X方向を長辺の伸延方向、Y方向を短辺の伸延方向とする扁平形状をなしており、カードエッジコネクタ113の上面には、記録ヘッド101に備えられたカードエッジ基板114が挿入されるカード挿入口が形成されている。カードエッジコネクタ113には、図中背面側にフレキシブルケーブル112(図17参照)の端部がはんだ付けされている。カードエッジコネクタ113及びフレキシブルケーブル112によって、制御基板111からキャリッジ103上の記録ヘッド101へと駆動信号を伝達する信号伝達手段が構成されている。
このように、本実施形態の記録装置は、前述の各実施形態に係る記録ヘッドを着脱可能に保持するヘッド保持部材であるキャリッジ103と、液体吐出記録ヘッドのカードエッジコンタクトに設けられた電気接点に接続される電気接点端子を有し、キャリッジ103に取り付けられたカードエッジコネクタ113とを有している。
以上説明したように、各実施形態に記載された液体吐出記録ヘッドによると、液体吐出記録ヘッドのカードエッジコンタクトと記録素子基板とが電気フレキシブルケーブルを介して電気的に接続されているので、カードエッジコンタクトを液体吐出記録ヘッドにおける所望の位置に所望の向きで取り付けることができる。
そのため、インク等の液体がカードエッジコンタクトに付着しにくい位置および向きにカードエッジコンタクトを配置することで液体吐出記録ヘッドの電気的信頼性を向上することができる。さらに、液体吐出記録ヘッドにおけるカードエッジコンタクトの取り付け位置と向きを、記録装置内への液体吐出記録ヘッドの挿入方向と記録装置のコネクタへのカードエッジコンタクトの挿入方向とが一致するようにすることにより、記録装置への液体吐出記録ヘッドの装着を容易にすることができるとともに、記録装置内での液体吐出記録ヘッドの装着のために要する移動空間を小さくでき、記録装置の小型化を図ることができる。
本発明の第1の実施形態における記録ヘッドの全体を示す模式的斜視図である。 図1の記録ヘッドのカードエッジコンタクトとカードエッジコネクタとを示す模式的拡大断面図である。 図1の記録ヘッドのカードエッジコンタクトとカードエッジコネクタとを示す模式的拡大断面図である。 図1に示した第1の記録素子基板の模式的斜視図である。 図1に示した第2の記録素子基板の模式的斜視図である。 図1に示した記録ヘッドの構成を示す分解斜視図である。 図1等に示した記録ヘッドの製造方法を説明するための斜視図である。 記録ヘッドのカードエッジコンタクト近傍を示す模式的拡大断面図である。 図1等に示した記録ヘッドのインクタンクホルダとこれに対して位置合わせされたカードエッジコンタクトとを示す正面図である。 本発明の第2の実施形態に係る記録ヘッドの全体を示す模式的斜視図である。 図10に示した記録ヘッドにおけるカードエッジコンタクトの部分を示す模式的拡大断面図である。 本発明の第3の実施形態に係る記録ヘッドを一部を分解した状態で示す模式的斜視図である。 図12に示した記録ヘッドにおけるカードエッジコンタクトの部分を示す模式的拡大断面図である。 図12に示した記録ヘッドの一変形例を一部を分解した状態で示す模式的斜視図である。 本発明の第4の実施形態に係る記録ヘッドの全体を示す模式的斜視図である。 図15に示した記録ヘッドの断面を示す模式的拡大断面図である。 本発明の一実施形態に係る記録装置の全体を示す概略斜視図である。 図(a)は図17に示した記録ヘッドの背面側を示す斜視図であり、図(b)は図17に示したキャリッジの正面側を示す斜視図である。
符号の説明
1 インクタンク
2 インクタンク
3,23,33 カードエッジコンタクト
3a,23a,33a 電気接点
3b 補強板
3c 取り付け穴
4,24 カードエッジコネクタ
4a,24a 電気接点
5,25,35 電気フレキシブルケーブル
5b,5c 電極端子
6,26,36,46 インクタンクホルダ
6a,6b 突き当て部
6c ビス穴
6d,36d,46d 接合面
7 ジョイントシール部材
7b ビス
8 凸形状部
9 凹溝
10,20 封止部
11 天井壁
12 インクタンクホルダ突部
H1000,H1000B,H1000C 記録ヘッドカートリッジ
H1001,H1001B,H1001C,H1001D 記録ヘッド
H1002 記録素子ユニット
H1100 第1の記録素子基板
H1101 第2の記録素子基板
H1102 インク供給口
H1103 電気熱変換素子
H1104 電極部
H1105 バンプ
H1106 インク流路壁
H1107 吐出口
H1108 吐出口群
H1110 Si基板

Claims (9)

  1. 開口部を有し、該開口部の内部に第一の電気接点が複数設けられたカードエッジコネクタを備える記録装置に対して着脱可能な液体吐出記録ヘッドであって、
    前記記録装置からの信号に基づいて液体を吐出するために利用されるエネルギーを発生する記録素子を複数備える記録素子基板と、
    該記録素子基板を保持するための第一の面を備える筐体と、
    前記信号を伝達するための複数の第二の電気接点と、前記筐体の、前記第一の面とは別の、該第一の面と隣り合う第二の面、に対して空間を介して対向し複数の前記第二の電気接点が設けられた第三の面と、前記第二の電気接点が設けられていない、前記第三の面の裏面である第四の面と、を備え、前記開口部に直線的に挿入されて、複数の前記第一の電気接点と複数の前記第二の電気接点とが電気的に接続されるカードエッジ基板と、
    前記空間において湾曲されて前記第二の面と前記第三の面とに取り付けられ、複数の前記記録素子と複数の前記第二の電気接点とを電気的に接続する電気フレキシブルケーブルと、
    を有することを特徴とする液体吐出記録ヘッド。
  2. 前記電気フレキシブルケーブルの一部は前記第二の面に沿って取り付けられており、
    前記第二の面には、前記電気フレキシブルケーブルが前記第二の面から前記第三の面へ延びる方向に対して交差する方向に、前記電気フレキシブルケーブルの両側の縁と交差するように凹形状の溝が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出記録ヘッド。
  3. 前記溝は前記電気フレキシブルケーブルとの間に間隙を形成するように設けられていることを特徴とする請求項2に記載の液体吐出記録ヘッド。
  4. 前記第三の面の近傍の前記電気フレキシブルケーブル上に、前記電気フレキシブルケーブルが前記第二の面から前記第三の面へ延びる方向に対して交差する方向に延びた凸形状部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の液体吐出記録ヘッド。
  5. 前記電気フレキシブルケーブルの湾曲する部分の外周面の一部が前記筐体の一部によって覆われていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の液体吐出記録ヘッド。
  6. 前記電気フレキシブルケーブルの湾曲する部分の外周面のうち、前記筐体の一部で覆われていない部分が封止剤によって封止されていることを特徴とする請求項5に記載の液体吐出記録ヘッド。
  7. 前記電気フレキシブルケーブルは前記空間において前記カードエッジ基板の前記開口部への挿入方向に開口するU字形状に湾曲していることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の液体吐出記録ヘッド。
  8. 開口部を有し、該開口部の内部に第一の電気接点が複数設けられたカードエッジコネクタと、
    液体を吐出するために利用されるエネルギーを発生する記録素子を複数備える記録素子基板と、該記録素子基板を保持するための第一の面を備える筐体と、前記信号を伝達するための複数の第二の電気接点と、前記筐体の、前記第一の面とは別の、該第一の面と隣り合う第二の面、に対して空間を介して対向し複数の前記第二の電気接点が設けられた第三の面と、前記第二の電気接点が設けられていない、前記第三の面の裏面である第四の面と、を備え、前記開口部に直線的に挿入されて、複数の前記第一の電気接点と複数の前記第二の電気接点とが電気的に接続されるカードエッジ基板と、前記空間において湾曲されて前記第二の面と前記第三の面とに取り付けられ、複数の前記記録素子と複数の前記第二の電気接点とを電気的に接続する電気フレキシブルケーブルと、を有する液体吐出記録ヘッドと、
    前記カードエッジコネクタが取り付けられており、該液体吐出記録ヘッドを着脱可能に保持するヘッド保持部材と、
    を有することを特徴とする記録装置。
  9. 前記電気フレキシブルケーブルの一部は前記第二の面に沿って設けられており、前記第二の面には、前記電気フレキシブルケーブルが前記第二の面から前記第三の面へ延びる方向に対して交差する方向に延びた凹形状の溝が設けられており、前記第三の面の近傍の前記電気フレキシブルケーブル上に、前記交差する方向に延びた凸形状部が設けられており、
    前記開口部に前記カードエッジ基板が挿入された状態での記録装置の使用時において、前記溝及び前記凸形状部は前記記録素子基板よりも重力方向の上方に配置されることを特徴とする請求項8に記載の記録装置。
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