JP4572255B2 - 分注装置 - Google Patents
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Description
(分注装置100の構成)
まず、実施の形態1にかかる分注装置100の構成について図1を用いて説明する。図1は、この発明の実施の形態1にかかる分注装置100の外観を示す斜視図である。図1において、分注装置100は、試薬テーブル150に配置されている試薬容器151から吸入した試薬152を、検体テーブル160に配置され検体162が注入されている検体容器161へ吐出する装置である。
つぎに、伝達・緩衝手段180の構成の詳細について、図2および図3を用いて説明する。図2は、伝達・緩衝手段180を示す側面図である。また、図3は、伝達・緩衝手段180を示す平面図である。図2および図3に示すように、伝達・緩衝手段180は、クランクレバー181と、クランクロッド182と、クランクロッドスライダ183と、クランク軸184と、クランクピン185とを備えて構成されている。
つぎに、上述した構成による分注装置100の動作について、図4〜図8を用いて説明する。まず、分注ノズル143が所定の吸入位置に位置したときの分注装置100の状態について図4を用いて説明する。図4は、分注アーム110の先端に把持された分注ノズル143が所定の吸入位置に位置したときの分注装置100の状態の概要を示す平面図である。
つぎに、分注アーム110が回動を開始したときの分注装置100の動作について、図5および図6を用いて説明する。図5は、分注アーム110の先端に把持された分注ノズル143が所定の吸入位置に位置した状態から所定の吐出位置に向かって回動したときの分注装置100の状態の概要を示す平面図である。
つぎに、分注アーム110が回動を停止するときの分注装置100の動作について、図7および図8を用いて説明する。図7は、図6を用いて上述した分注装置100の状態から分注アーム110の先端に把持された分注ノズル143が所定の吐出位置に向かってさらに回動したときの分注装置100の状態の概要を示す平面図である。
図4〜図8で上述した分注装置100の動作において、クランクレバー181の回動にともなって傾斜角度を変化させながら回動するクランクロッド182は、分注アーム110が所定の吸入位置(P21)から回動速度の変化量を徐徐に増加させながら回動を開始するように、傾斜角度の変化量を徐徐に増加させながら回動する。また、クランクロッド182は、分注アーム110が所定の吐出位置(P22)に回動速度の変化量を徐徐に減少させながら回動を停止するように、傾斜角度の変化量を徐徐に減少させながら回動する。
つぎに、分注装置100の他の構成例について図11を用いて説明する。図11は、この発明の実施の形態1にかかる分注装置100の外観を示す斜視図である。図11に示すように、分注装置100は、図1を用いて上述した分注装置100に対して、吸入吐出手段140に備えられたシリンジポンプユニット141が分注アーム110に備えられた分注アームシャフト111上に配設されている点が、図1を用いて上述した分注装置100と異なる。
(分注装置1200の構成)
つぎに、実施の形態2にかかる分注装置1200の構成について図12を用いて説明する。図12は、この発明の実施の形態2にかかる分注装置1200の外観を示す斜視図である。図12において、分注装置1200は、試薬テーブル150に配置されている試薬容器151から吸入した試薬152を、検体テーブル160に配置され検体162が注入されている検体容器161へ吐出する装置である。
つぎに、第二の伝達・緩衝手段1240の構成の詳細について、図13および図14を用いて説明する。図13は、第二の伝達・緩衝手段1240を示す側面図である。また、図14は、第二の伝達・緩衝手段1240を示す平面図である。図13および図14に示すように、第二の伝達・緩衝手段1240は、第二のクランクレバー1241と、第二のクランクロッド1242と、第二のクランク軸1243と、第二のクランクピン1244と、ピストンピン1245とを備えて構成されている。
つぎに、上述した構成による第二の伝達・緩衝手段1240の動作について、図15〜図17を用いて説明する。まず、分注ノズル143が所定の吐出位置に位置したときの第二の伝達・緩衝手段1240の状態について図15を用いて説明する。図15は、アーム112の先端に把持された分注ノズル143が所定の吐出位置に位置したときの分注装置100の状態の概要を示す平面図である。
つぎに、アーム112が伸長したときの第二の伝達・緩衝手段1240の動作について、図16を用いて説明する。図16は、アーム112の先端に把持された分注ノズル143が所定の吐出位置に位置した状態から所定の洗浄位置に向かって伸長したときの第二の伝達・緩衝手段1240の状態の概要を示す平面図である。
つぎに、分注ノズル143が所定の洗浄位置に位置したときの第二の伝達・緩衝手段1240の状態について、図17を用いて説明する。図17は、図16を用いて上述した第二の伝達・緩衝手段1240の状態からアーム112が所定の洗浄位置に向かってさらに伸長し、アーム112の先端に把持された分注ノズル143が所定の洗浄位置に位置したときの第二の伝達・緩衝手段1240の状態の概要を示す平面図である。
一方、第二の駆動モータ1250の駆動によって第二の伝達・緩衝手段1240を介して伸長するアーム112は、所定の吐出位置(P22)に停止されている状態(伸長速度が0の状態)から伸長を開始して、伸長速度の急な変化が生じることなく徐徐に加速しながら、慣性負荷の急な変化が生じることなく所定の洗浄位置(P23)に向かって伸長する。そして、アーム112は、所定の吐出位置(P22)と所定の洗浄位置(P23)との中間位置に達すると同時に伸長速度が最大に達する。
101 ケース
110 分注アーム
111 分注アームシャフト
112 アーム
120 駆動モータ
130 駆動伝達手段
131 駆動軸
132 駆動プーリ
133 駆動ベルト
140 吸入吐出手段
141 シリンジポンプユニット
142 シリンジポンプパイプ
143 分注ノズル
150 試薬テーブル
151 試薬容器
152 試薬
160 検体テーブル
161 検体容器
162 検体
180 分注装置
180 伝達・緩衝手段
181 クランクレバー
182 クランクロッド
183 クランクロッドスライダ
184 クランク軸
185 クランクピン
Claims (6)
- 所定の吸入位置において先端に把持された分注ノズルによって吸入した液体を所定の吐出位置へ搬送するための回動自在な分注アームと、
前記分注アームを回動させる駆動モータと、
前記駆動モータの駆動によって回動するクランク軸と、前記クランク軸と連結され前記クランク軸の回動によって回動し、当該回動により前記分注アームを回動させるクランクロッドと、からなる伝達手段とを備え、
前記伝達手段は、
前記駆動モータの駆動によって回動するクランク軸と、
前記分注アームの回動に連動して回動自在であり、前記クランクロッドの一端が挿嵌される貫通孔が形成されたクランクロッドスライダと、
前記クランク軸により軸支され、前記クランク軸の回動にともなって回動するクランクレバーと、
前記クランクロッドスライダに形成された貫通孔に一端が摺動自在に挿嵌されるとともに、他端がクランクピンによって前記クランクレバーに軸支され、前記クランクロッドスライダの回動軸を中心として回動することによって、前記クランクロッドスライダを回動させるクランクロッドと、
を備えたことを特徴とする分注装置。 - 前記液体を吸入および吐出するための吸入吐出手段をさらに備え、
前記吸入吐出手段は、前記分注アーム上に載置されていることを特徴とする請求項1に記載の分注装置。 - 前記分注アームを伸縮させることによって、前記分注アームの先端に把持された前記分注ノズルを前記分注アームの伸長方向に移動させる伸縮手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の分注装置。
- 前記伸縮手段は、
前記分注アームを伸縮させる第二の駆動モータと、
前記第二の駆動モータの駆動によって回動する第二のクランク軸と、前記第二のクランク軸と連結され前記第二のクランク軸の回動によって回動し、当該回動により前記分注アームを伸縮させる第二のクランクロッドと、からなる第二の伝達手段と、
を備えたことを特徴とする請求項3に記載の分注装置。 - 前記第二の伝達手段は、前記分注アームが伸縮を開始するときおよび前記分注アームが伸縮を停止するときにおいて、前記分注アームの伸縮速度の変化量が小さくなるように、前記第二のクランク軸と前記第二のクランクロッドとを連結したことを特徴とする請求項4に記載の分注装置。
- 前記第二の伝達手段は、
前記第二の駆動モータの駆動によって回動する第二のクランク軸と、
前記第二のクランク軸により軸支され、前記第二のクランク軸の回動にともなって回動する第二のクランクレバーと、
一端が第二のクランクピンによって前記第二のクランクレバーに軸支され、他端がピストンピンによって前記分注アームに軸支され、前記ピストンピンを軸として回動することによって、前記分注アームを伸縮させる第二のクランクロッドと、
を備えたことを特徴とする請求項4または5に記載の分注装置。
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