JPH0124630Y2 - - Google Patents

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JPH0124630Y2
JPH0124630Y2 JP16125081U JP16125081U JPH0124630Y2 JP H0124630 Y2 JPH0124630 Y2 JP H0124630Y2 JP 16125081 U JP16125081 U JP 16125081U JP 16125081 U JP16125081 U JP 16125081U JP H0124630 Y2 JPH0124630 Y2 JP H0124630Y2
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JP
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suction nozzle
shaft
crank
drive mechanism
rotating member
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はオートサンプラーのサンプル吸引ノズ
ル駆動機構に関するものである。
オートサンプラーにおいては、ターンテーブル
に保持されたサンプル容器から吸引ノズルにより
サンプルを吸引するために、吸引ノズルの駆動機
構が必要とされる。
従来この種の吸引ノズルの駆動機構としては、
サンプル吸引用の吸引ノズルを保持した軸体をク
ランク機構等により上下動するとともに、吸引ノ
ズルの洗浄等のため吸引ノズルの移動機構を前述
したクランク機構と別途に備えた駆動機構が知ら
れている。
しかしながら、かかる駆動機構では、クランク
機構及び吸引ノズルの移動機構それぞれに駆動源
として例えばモーターが必要となり、各モーター
の制御を複雑化し、また機械的な構成も部品点数
が多く複雑となる欠点を有していた。
本考案は、上述した従来の駆動機構の欠点を解
消すべく、吸引ノズルの上下動機構と移動機構と
を単一の駆動源により駆動することができ、全体
の構成を簡略化させた吸引ノズルの駆動機構を提
供しようとするものであり、その要旨とするとこ
ろは、上端に吸引ノズルの保持アームを保持した
軸体を基枠上に軸受を介して上下動自在かつ回動
自在に軸支し、該軸体をクランク機構により上下
動するように構成したオートサンプラーの吸引ノ
ズル駆動機構において、前記軸体の下端部を、ク
ランク機構のクランクに連結した連結ロツドに回
動自在に嵌挿し、前記軸体にはその軸線方向にス
ライド自在でかつ軸体とともに回動する回動部材
を取り付け、前記基枠に回動自在に軸支された回
動レバーの一端を前記回動部材から突設した係合
ピンに係合するとともに、該回動レバーの他端は
前記クランクと一体的に形成したカムに押圧接触
することにより構成したことを特徴とするオート
サンプラーの吸引ノズル駆動機構に存する。
以下に本考案の一実施例を図面を参照して詳細
に説明する。
第1図乃至第4図において、1は本考案に係る
液体クロマトグラフ用の吸引ノズル駆動機構であ
る。2は軸体であり、該軸体2は基枠3に固定し
た固定枠4に軸受5を介して上下動し得るように
かつその軸線のまわりに回動し得るように軸支さ
れている。該軸体2の上端には、サンプル吸引用
の吸引ノズル6を保持した支持アーム7が取り付
けてある。一方該軸体2の下端には連結ロツド8
が軸体2と同一の軸線を有しかつその軸線のまわ
りに回動自在に嵌挿してある。すなわち連結ロツ
ド8は前記軸体2の下端にその軸線のまわりに回
動し得るように嵌挿した連結子8Aと、該連結子
8Aにピン9を介して一端を軸支されかつその他
端をピン10を介してクランク11に軸支した連
結片8Bとから構成してある。該クランク11は
駆動源であるモーター12により駆動される。1
3は前記クランク11と一体的に形成したカムで
あり、該カム13の詳細については後述する。
前記軸体2の側面部2Aは第1図に示すように
その軸線方向に切欠してある。該軸体2の側面部
2Aには、前記固定枠4内に位置して回動部材1
4が取り付けてある。該回動部材14は第1図及
び第2図に示すように、箱状に形成してあり、そ
の上下両端部14A,14Bには、抜孔15,1
6が形成してある。該抜孔15,16の形状は前
記側面部2Aを有する軸体2の形状に対応してい
る。
すなわち、回動部材14は、前記軸体2に対し
その軸線方向にはスライドし得るとともに、軸体
2の軸線のまわりには該軸体2とともに回動する
ように嵌挿してある。
前記回動部材14の内部には、軸17により前
記軸体2の側面部2Aに当接しつつ回転するロー
ラー18が軸支されている。該ローラー18は軸
体2の軸線方向の移動を円滑にし、回動部材14
の回転を正確に軸体2に伝える作用を有するもの
である。19は前記回動部材14の一側部14C
から側方に突設した係合ピン、20は同じく回動
部材14の他側部14dから側方に突設した突出
ピンであり、該係合ピン19は前記固定枠4に形
成した長孔4Aを貫通しさらに側方まで突設して
ある。また前記突出ピン20も、前記固定枠4に
形成した長孔4Bを貫通しさらに側方まで突設し
てある。21は前記基枠3に固定された固定板2
2に、ピン23を介して回動自在に軸支された回
動レバーであり、該回動レバー21の一端に形成
した長孔21Aが前記回動部材14の係合ピン1
9に係合している。一方回動レバー21の他端2
1Bは前記カム13の外周面に接触している。こ
の場合に、回動部材14の突出ピン20にバネ2
4の一端を係止するとともに、バネ24の他端を
前記基枠3に固定した固定片25に係止すること
により、回動部材14を介して回動レバー21は
付勢され、その他端21Bは前記カム13の外周
に押圧接触している。
次に、前記カム13は第3図、第4図に示すよ
うに、前記クランク11と一体的に形成してあ
る。該カム13は同一の軸心を有しかつそれぞれ
異径の円周面13A,13Bを連続的に連結する
ことにより形成してある。25はクランク11の
位置を検出するセンサーであり、例えば光学的な
発光部と受光部とを有する光センサーにより形成
する。
本考案に係る吸引ノズル駆動機構1は上述のよ
うに構成してある。尚、バネ24の取付位置は、
上述した実施例に示した場合のほか、回動レバー
21の他端21Bをカム13に押圧し得るもので
あれば、特に取付位置が限定されないことはいう
までもない。
次に本考案に係る吸引ノズル駆動機構1の作用
を説明する。
前記軸体2を第1図及び第3図に示す最下端の
状態に設定した場合には、前記回動レバー21は
バネ24の弾性力により回動部材14を介して付
勢され、回動レバー21の他端21Bは前記カム
13の外周に押圧接触している。かかる状態でモ
ーター12を作動し、クランク11を第3図にお
いて矢印方向に回動すると前記軸体2はクランク
11の回動とともに上昇を開始する。クランク1
1が180゜回動するまでの間は、回動レバー21の
他端21Bは同一半径を有するカム13の円周面
13Aに押圧接触されているため回動レバー21
は変位することなく、したがつて回動レバー21
の長孔21Aと係合している回動部材14も同一
の方向に保持されている。すなわち、回動部材1
4を嵌挿した軸体2が最下端の位置から最上端に
至る間は、該軸体2はその軸線のまわりには回動
しない。クランク11の回動が180゜を過ぎると、
軸体2は最上端から下降を開始する。このとき回
動レバー21の他端21Bはカム13の前述した
円周面13Aとは異径の半径を有する円周面13
B側と接触をし、回動レバー21は変位をする。
而して回動レバー21の他端21Bはカム13
の一方の円周面13Aと、他方の円周面13Bの
半径の差の分だけ変位する。すなわち、軸体2が
最下端の状態から最上端に至る間は、該軸体2に
嵌挿した回動部材2に変位が生じないため、軸体
2の上端に保持アーム7を介して保持してある吸
引ノズル6は同一方向に保持されたまま上昇す
る。
次に、軸体2が最上端から下降し始めると、回
動レバー21の変位に対応して軸体2及び吸引ノ
ズル6は回動部材14とともに変位し、変位した
状態のままで軸体2が最下端に至るまで保持され
る。
次に、軸体2が最下端に至ると、クランク11
に固着した検出片11Aが前記センサー25によ
り検出され、モーター12を一担停止した後反転
作動し、軸体2及び吸引ノズル6を変位させた状
態のまま上昇させる。このとき回動レバー21の
他端21Bはカム13の外周面13Bと接触して
いる。軸体2が最上端に至り、次いで下降を始め
るとき回動レバー21の他端21Bはカム13の
円周面13Aに接触する状態に至り、回動レバー
21は変位し、したがつて軸体2及び吸引ノズル
6も変位し、変位した状態のまま最下端まで下降
する。このようにしてクランク11の一回転の間
に吸引ノズル6は上昇、変位及び下降工程を行な
い、次にクランク11を逆転して一回転すること
により吸引ノズル6は上昇、変位及び下降工程を
行ない初期の状態に復帰するのである。尚、吸引
ノズル6の変位量は、カム13の外周面13A,
13Bの径を任意に変化させることにより容易に
変化させることができることは勿論である。
第5図は本考案に係る吸引ノズル駆動機構の使
用方法の一列を示す平面図である。
サンプラー26は、本考案に係る吸引ノズル駆
動機構1と、ターンテーブル27と、洗浄液槽2
9と、切換バルブ30とをそれぞれ所定位置に備
え、ターンテーブル27上に同心円に沿つて一定
ピツチで複数のサンプル容器28が配置保持され
る。
切換バルブ30は、複数のポートと、内部の弁
体31とを有し、それぞれ所定のポートに送液管
32、吸引管33、可撓性サンプル管34及びサ
ンプル送出管35の一端が接続され、所定の2ポ
ートにサンプルループ36の両端をそれぞれ接続
させてある。
送液管32及び吸引管33にはそれぞれ送液ポ
ンプ37及び吸引ポンプ38が接続してあり、可
撓性サンプル管34の他端は吸引ノズル6に連通
接続され、サンプル送出管35の他端は図示しな
いカラムに達している。
このようなサンプラー26は以下の手順で使用
する。なお、各サンプル容器28は、予めそれぞ
れ分析対象となるサンプルが注入されてターンテ
ーブル27上の所定位置に載置されている。
保持アーム7が第5図に実線で示す最初の位
置にあるときに、吸引管33とサンプルループ
36と可撓性サンプル管34とを連通させるよ
うに切換バルブ30の弁体31の弁体流路溝3
1aを実線の位置にさせ、吸引ポンプ38でサ
ンプル容器28内のサンプルを吸引してサンプ
ルループ36内にサンプルを導入する。
弁体31の弁体流路溝31aを点線の位置に
切換えて、送液管32とサンプルループ36と
サンプル送出管35とを連通させ、送液ポンプ
37でサンプルループ36内のサンプルをカラ
ムへ送り出し、当該カラムのサンプルを分析に
供する。
次に保持アーム7が第5図に2点鎖線で示す
位置に移動しこの位置にある時に、前記の操
作をしてサンプルループ36内に洗浄液を導入
する。
次に、ターンテーブル27が作動して隣のサ
ンプル容器28を第5図において実線で示す保
持アーム7の先端位置に対応する位置へ移動さ
せる。
その後保持アーム7が第5図において2点鎖
線で示す位置から実線で示す位置に丁度移動し
て上記の状態に戻る。
上記乃至の操作を繰り返して複数のサン
プルの分析を行う。
以上の説明から明らかなとおり、本考案に係る
吸引ノズル駆動機構は、クランク機構によりサン
プルの吸引ノズルを上下動させるとともに、クラ
ンク機構のクランクとともに回動するカムの変位
を回動レバーを介して吸引ノズルを保持した軸体
に伝達することによりクランクの回動に対応して
吸引ノズルを軸体の軸線のまわりに変位するよう
に構成したものであるから、単一の駆動源により
吸引ノズルの上下動及び変位工程を行なうことが
できるものである。
したがつて従来のこの種の吸引ノズル駆動機構
に比較し、駆動源が単一となり駆動機構の制御が
容易となるとともに、その構成も簡略化できる利
点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る吸引ノズル駆動機構の縦
断面図、第2図は吸引ノズル駆動機構を構成する
回動部材の横断面図、第3図は吸引ノズル駆動機
構の一部を省略して示す側面図、第4図は同上の
吸引ノズルが変位した状態を示す側面図、第5図
は吸引ノズルの使用状態の平面図である。 1……吸引ノズル駆動機構、2……軸体、3…
…基枠、5……軸受、6……吸引ノズル、7……
保持アーム、8……連結ロツド、11……クラン
ク、13……カム、14……回動部材、19……
係合ピン、21……回動レバー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上端に吸引ノズルの保持アームを保持した軸体
    を基枠上に軸受を介して上下動自在かつ回動自在
    に軸支し、該軸体をクランク機構により上下動す
    るように構成したオートサンプラーの吸引ノズル
    駆動機構において、前記軸体の下端部を、クラン
    ク機構のクランクに連結した連結ロツドに回動自
    在に嵌挿し、前記軸体にはその軸線方向にスライ
    ド自在でかつ軸体とともに回動する回動部材を取
    り付け、前記基枠に回動自在に軸支された回動レ
    バーの一端を前記回動部材から突設した係合ピン
    に係合するとともに、該回動レバーの他端は前記
    クランクと一体的に形成したカムに押圧接触する
    ことにより構成したことを特徴とするオートサン
    プラーの吸引ノズル駆動機構。
JP16125081U 1981-10-30 1981-10-30 オ−トサンプラ−の吸引ノズル駆動機構 Granted JPS5866358U (ja)

Priority Applications (1)

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JP16125081U JPS5866358U (ja) 1981-10-30 1981-10-30 オ−トサンプラ−の吸引ノズル駆動機構

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JP16125081U JPS5866358U (ja) 1981-10-30 1981-10-30 オ−トサンプラ−の吸引ノズル駆動機構

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Publication Number Publication Date
JPS5866358U JPS5866358U (ja) 1983-05-06
JPH0124630Y2 true JPH0124630Y2 (ja) 1989-07-25

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JP16125081U Granted JPS5866358U (ja) 1981-10-30 1981-10-30 オ−トサンプラ−の吸引ノズル駆動機構

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JP (1) JPS5866358U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007114117A1 (ja) * 2006-04-06 2007-10-11 A & T Corporation 分注装置
WO2008065759A1 (fr) * 2006-11-30 2008-06-05 A & T Corporation Embout de buse et distributeur

Cited By (4)

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JPWO2007114117A1 (ja) * 2006-04-06 2009-08-13 株式会社エイアンドティー 分注装置
JP4572255B2 (ja) * 2006-04-06 2010-11-04 株式会社エイアンドティー 分注装置
WO2008065759A1 (fr) * 2006-11-30 2008-06-05 A & T Corporation Embout de buse et distributeur

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JPS5866358U (ja) 1983-05-06

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