JPH0921815A - 自動分析装置 - Google Patents
自動分析装置Info
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- JPH0921815A JPH0921815A JP7168839A JP16883995A JPH0921815A JP H0921815 A JPH0921815 A JP H0921815A JP 7168839 A JP7168839 A JP 7168839A JP 16883995 A JP16883995 A JP 16883995A JP H0921815 A JPH0921815 A JP H0921815A
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Abstract
る検体、試薬の飛散を防止して、装置の小型化の障害に
ならず、検査の高速処理化を図る。 【解決手段】回動用ステッピングモータにより発生した
回動力をスプライン軸13へ伝達するスプライン側プー
リ15をスプライン外筒61の下端面を下側防振ゴム部
材82で、その上端面を上側防振ゴム部材83で挟むと
共に、さらに、上側防振ゴム部材83の下面に形成され
た突起部をホルダ81及びスプライン側プーリ15に形
成された溝部に嵌合させ、この下側防振ゴム部材82及
び上側防振ゴム部材83を介してスプライン側プーリ1
5を固定したもの。
Description
する支軸に分注アームを介して設けられたプローブによ
り、被検試料又は試薬を反応セルへ分注し、被検試料の
測定項目の成分量を測定する自動分析装置に関する。
応セルへ検体( 試料 )を分注するときあるいは試薬容器
から反応セルに試薬を分注するときに、回動すると共に
上下動する分注アームに固定された分注プローブが使用
されている。
薬容器の開口部上に分注プローブが位置するように分注
アームが回動し、この回動を終了すると分注アームは降
下して、分注プローブの先端がサンプル容器内の検体あ
るいは試薬に浸かり、真空ポンプ等による吸引動作によ
り検体あるいは試薬が分注プローブ内に吸引される。
ブがサンプル容器あるいは試薬容器から抜き出すと、分
注アームは、反応セルの開口部上に分注プローブが位置
するように回動し、この回動を終了すると分注プローブ
は降下して、分注プローブの先端が反応セル内に入り、
検体あるいは試薬を予め設定された量だけ反応セル内に
分注する。
して、分注プローブが反応セルから抜け出す。分注プロ
ーブの先端は検体あるいは試薬に浸かるので、その分注
プローブの先端部分には検体あるいは試薬が付着する。
従って、分注プローブの先端が検体あるいは試薬に浸か
った後、分注アームが上昇したとき又は回動したときに
は、分注アームの動作状態によって、分注プローブの先
端に付着した検体あるいは試薬が飛散する虞がある。
検体あるいは試薬の飛散により、飛散した溶液が、他の
反応セル、サンプル容器、試薬容器に混入するとコンタ
ミネーション( 汚染 )が発生し、分注精度が低下する。
ば、2相のステッピングモータから5相のステッピング
モータに変更する。 (3) 両軸出力タイプのステッピングモータの分注アーム
が接続しない反対側の軸に回転の衝撃を緩和するための
ダンパーを取付ける。 (4) ステッピングモータの立ち上げパルス数を小さくす
る。すなわち、ステッピングモータの始動加速度を小さ
くする。 (5) 歯車駆動をベルト駆動に変更する。 などの各種飛散対策が行われている。また、特開平3−
261841号公報には、歯車の内部にむ反発ゴム及び
板バネを使用して飛散防止を行ったものが記載されてい
る。
の自動分析装置における飛散防止対策では、いずれも飛
散防止効果が低く、分注アームを高速駆動したときの振
動に対しては飛散防止効果に限界があり、検査( 測定 )
の高速処理化に対応できないという問題があった。
散防止対策では、歯車の内部にむ反発ゴム、板バネを組
み込むため構造が複雑になり、自動分析装置の小型化の
障害となるという問題があった。さらに、反発ゴム、板
バネを組み込んだ歯車は、軸方向の衝撃に対して効果が
小さいという問題があった。
び停止した瞬間に発生する検体あるいは試薬の飛散を防
止することができ、しかも装置の小型化の障害になら
ず、検査の高速処理化を図ることができる自動分析装置
を提供することを目的とする。
回動する支軸に分注アームを介して設けられたプローブ
により、被検試料又は試薬を反応セルへ分注し、被検試
料の測定項目の成分量を測定する自動分析装置におい
て、回転運動を上下運動に変換する変換機構と、この変
換機構の上下運動部を上下方向から挟む緩衝体と、変換
機構の上下運動部と緩衝体を介して接続され、支軸へ上
下運動を伝達する伝達機構とを設けたものである。
注アームを介して設けられたプローブにより、被検試料
又は試薬を反応セルへ分注し、被検試料の測定項目の成
分量を測定する自動分析装置において、支軸を上下動さ
せる上下動機構と、この上下動機構の上下動部を上下方
向から挟む緩衝体とを設け、上下動機構の上下動部と支
軸とは緩衝体を介して接続されたものである。
支軸に分注アームを介して設けられたプローブにより、
被検試料又は試薬を反応セルへ分注し、被検試料の測定
項目の成分量を測定する自動分析装置において、支軸を
回動させる回動機構と、この回動機構と支軸とを連結し
て、回動機構の回動力を支軸に伝達する回動伝達部とを
設け、この回動伝達部は緩衝体により形成されたもので
ある。
機構の上下運動部に生じた衝撃は、緩衝体により吸収さ
れるので、伝達機構へは影響しない。従って、変換機構
により変換して得られた上下運動は、衝撃がなく伝達機
構へ伝達され、支軸は衝撃がなく上下運動する。
動機構の上下動部の上下方向から挟んでいるため、上下
動部に生じた衝撃は、緩衝体により吸収される。そして
上下動部と支軸とは緩衝体を介して接続されているの
で、上下動機構により衝撃がなく、支軸が上下動され
る。
回動力が回転伝達部を介して支軸に伝達され、支軸は回
動する。このとき回動機構に生じた衝撃は、緩衝体によ
り形成された回転伝達部により吸収されるので、支軸は
衝撃がなく回動する。
態を図1乃至図3を参照して説明する。図1は、この発
明を適用した自動分析装置の概略の構成を示す斜視図で
ある。円周上に複数個の反応セルが配列された円盤状の
反応ディスク1は、ある一定のサイクルで所定の角度だ
け回転して停止する間欠的回転動作を行う。検体( 被検
試料 )が収納されたサンプルカップ( 又は採血管、図示
せず )が円周状にセットされる円盤状のサンプルディス
ク2は、前記反応ディスク1の近傍に所定間隔をおいて
配置されている。検体の各種成分とそれぞれ反応する複
数の試薬が収納された試薬ビンが円周状にセットされる
試薬庫3は、その円周の前記反応ディスク1に重なって
おり、その部分が欠けた形状( C形状 )をしている。
御により、前記サンプルディスク2にセットされた指定
の容器としてのサンプルカップ( 採血管 )が、所定位置
に位置決めされるように回転動作する。
ク2との間にはサンプルアーム4が配置され、その先端
にはサンプリングプローブが取付けられている。このサ
ンプルアーム4は、そのサンプリングプローブを前記サ
ンプルディスク2の所定位置にセットされているサンプ
ルカップ上に位置させて、そのサンプルカップ内の検体
( 被検試料 )を所定量だけ吸引し、この吸引が終了する
と回動して、そのサンプリングプローブを前記反応ディ
スク1のサンプル分注位置上へ位置させて、そのサンプ
ル分注位置にセットされている反応セルに前記サンプル
を予め設定された量だけ分注する。
ングプローブを前記反応ディスク1の上清分注位置上に
位置させて、その上清分注位置にセットされている反応
セルの上清を吸引し、この吸引が終了すると回動して、
そのサンプリングプローブを前記サンプル分注位置上へ
位置させて、そのサンプル分注位置にセットされている
反応セルに前記上清を分注する。
周の中心には試薬分注アーム5が配置され、その先端に
は試薬分注プローブが取付けられている。この試薬分注
アーム5は、その試薬分注プローブを前記試薬庫3の指
定された試薬ビン上に位置させて、その試薬ビン内の試
薬を所定量だけ吸引し、この吸引が終了すると回動し
て、その試薬分注プローブを前記反応ディスク1の試薬
分注位置上へ位置させて、その分注位置にセットされて
いる反応セルに、前記試薬を予め設定された量だけ分注
する。
は、先端に攪拌子が取付けられた攪拌アーム6が配置さ
れ、この攪拌アーム6は、前記反応ディスク1の攪拌位
置セットされている反応セル内のサンプルを、攪拌子に
より攪拌するようになっている。
は洗浄ユニット7が配置され、この洗浄ユニット7には
洗浄プローブや乾燥プローブ等が取付けられている。こ
の洗浄ユニット7は、前記反応ディスク1の洗浄位置に
セットされている各反応セルに対して、それぞれ洗浄プ
ローブ又は乾燥プローブにより洗浄又は乾燥を行うよう
になっている。
8が設けられている。この測光部8は、発光部を備え、
発光部からの光を前記反応ディスク1の測光位置にセッ
トされた反応セルに照射し、その透過光の光量を測定し
て、反応セル内のサンプルの試薬による変化量を測定す
るようになっている。この測定された変化量により、サ
ンプルの成分分析( 定量分析・定性分析 )が行える。な
お、前記反応ディスク1は、反応セルの温度を予め設定
された温度に保つための恒温槽( 恒温水槽 )構造となっ
ている。
薬分注アーム5の基本的な概略構成を示す斜視図であ
る。分注アーム( サンプルアーム又は試薬分注アーム )
11の先端に、この分注アーム11の軸方向に対して垂
直に、プローブ( サンプルプローブ又は試薬分注プロー
ブ )12が固定されている。前記分注アーム11の末端
は、この分注アーム11の軸方向に対して垂直に設けら
れているスプライン軸13の上端に固定支持されてい
る。
構14が固定されており、この回動機構14にはプーリ
15( 以下、スプライン側プーリ15と称する )が同心
円上に設けられている。このスプライン側プーリ15
と、自動分析装置のフレーム(図示せず )に固定され、
回動機構の駆動源を構成するステッピングモータ16
(以下、回動用ステッピングモータ16と称する )の回
転シャフトに固定されたプーリ17( 以下、モータ側プ
ーリ17と称する )との間には、ベルト18( 以下、回
動用ベルト18と称する )が掛け渡されて、モータ側プ
ーリ17の回動に対してスプライン側プーリ15が連動
して回動するようになっている。
9に回動自在に軸支され、このブロック19にはボール
ネジ20のナット21が固定されている。さらに、前記
ボールネジ20には、自動分析装置のフレーム( 図示せ
ず )に固定されたステッピングモータ22( 以下、上下
動用ステッピングモータ22と称する )の回転軸が直接
連結されており、ボールネジ20が回転することによ
り、前記ナット21が上下運動し、それに伴って前記ブ
ロック19が上下運動するようになっている。
ック19、前記ボールネジ20及び前記ナット21から
なる回転運動を直線運動に変換する変換機構の詳細な構
成を示す断面図である。前記スプライン軸13は、前記
ブロック19に1対の軸受31,32を介して回動自在
に軸支されている。
孔19-1に前記ナット21本体が通され、このナット2
1のフランジ21-1を上下方向から挟んだ防振ゴム部材
33,34をネジ及びナットにより止板35で挟んで、
前記ブロック19は前記ナット21に固定されている。
ては、分注アーム11を上下運動させるときの、上下動
用ステッピングモータ22の回転始動時、回転加減速
時、回転停止時に上下方向( 回転軸方向 )の衝撃( 振動
)が発生し、この衝撃はボールネジ20及びナット21
に伝わる。しかし、ナット21のフランジ21-1とブロ
ック19( 止板35 )とは防振ゴム部材33,34を介
して固定されているので、その衝撃はその防振ゴム部材
33,34により吸収されて、ブロック19へ伝わる衝
撃は小さくなる。
軸13、分注アーム11、プローブ12へと接続された
機構において、上下動用ステッピングモータ22の駆動
が原因の衝撃( 振動 )が、防振ゴム部材33,34によ
り小さくされ、プローブ12の先端の振動が防止され
る。
ールネジ20の回転を上下動に変換するナット21のフ
ランジ21-1を上下方向から防振ゴム部材33,34に
より挟み、この防振ゴム部材33,34を介して、分注
アーム11が固定されたスプライン軸を回動自在に軸支
したブロック19を固定したことにより、ボールネジ2
0及びナット21に生じた衝撃を防振ゴム部材33,3
4により吸収して、分注アーム11に伝わる衝撃を小さ
くすることができる。
及び上下動停止の瞬間に発生する検体あるいは試薬の飛
散を防止することができる。また、防振ゴム部材33,
34を設けただけの単純な構造でできるので、装置の小
型化の障害とならず、また、分注アーム11の上下動始
動時・停止時の加速度変化が滑らかになるので、分注ア
ーム11の平均速度を高めにすることができ、検査の高
速処理化を図ることができる。
して説明する。なお、この第2の実施の形態と前述した
第1の実施の形態との異なる点は、図4に示すように、
前記ナット21のフランジ21-1を挟んで、前記ナット
21と前記ブロック19とを固定する前記防振ゴム部材
33,34の代わりに複数個の圧縮バネ41,42,4
3,44,…を使用したものである。その他の構成はほ
とんど同一なので、同一部材には同一符合を付してその
説明は省略する。
ては、分注アーム11を上下運動させるときの、上下動
用ステッピングモータ22の回転始動時、回転加減速
時、回転停止時に発生してナット21に伝わる上下方向
( 回転軸方向 )の衝撃( 振動 )は、圧縮バネ41,4
2,43,44,…により吸収されて、ブロック19へ
伝わる衝撃は小さくなる。このように第2の実施の形態
によれば、前述した第1の実施の形態と同様な効果を得
ることができる。
して説明する。なお前述した第1の実施の形態が、上下
動用ステッピングモータ22の回転運動をボールネジ2
0及びナット21を使用して上下運動( 直線運動 )に
変換していたのに対して、この第3の実施の形態は、上
下動用ステッピングモータ22の回転運動をプーリ及び
ベルトを使用して上下運動に変換するものである。その
他の構成はほとんど同一なので、同一部材には同一符合
を付してその説明は省略する。
構の構成を示す図である。前記スプライン軸13は、1
対の軸受31,32を介してブロック51に回動自在に
軸支されている。このブロック51は、リング状の防振
ゴム部材52,53に上下方向から挟まれ、さらにこの
防振ゴム部材52,53をネジ及びナットにより上止板
54及び下止板55により挟んでいる。
56と一体型に構成され、この取付板56は、ベルト5
7( 以下、上下動用ベルト57と称する )に固定されて
いる。例えば、取付板56が2枚の板状部材で構成さ
れ、一方の板状部材は、上止板54と一体部材であり、
他方の板状部材は、下止板55と一体部材である。そし
てこれらの板状部材の間に前記上下動用ベルト57を挟
み、板状部材をネジ等により締め付け固定すれば、前記
取付板56は前記上下動用ベルト57に固定される。
が、エンドレスに形成され、回転自在に設けられた2個
のプーリ間に掛け渡されている。この2個のプーリのう
ちの1個のプーリの回転軸には、前記上下動用ステッピ
ングモータ22の回転シャフトが連結している。
ては、分注アーム11を上下運動させるときの、上下動
用ステッピングモータ22の回転始動時、回転加減速
時、回転停止時に発生して上下動用ベルト57を介して
取付板56、上止板54及び下止板55に伝わる上下方
向( 回転軸方向 )の衝撃( 振動 )は、防振ゴム部材5
2,53により吸収されて、ブロック51及びスプライ
ン軸13へ伝わる衝撃は小さくなる。このように第3の
実施の形態によれば、前述した第1の実施の形態と同様
な効果を得ることができる。
して説明する。なお、この第4の実施の形態と前述した
第1の実施の形態乃至第3の実施の形態との異なる点
は、回動機構14の構造であり、その他の構成はほとん
ど同一なので、同一部材には同一符合を付してその説明
は省略する。
面図であり、図6( a )は、図6(b )のA−A断面を
示す図である。前記スプライン軸13にはスプライン外
筒61が固定され、このスプライン外筒61にはキー6
2( 以下、スプライン側キー62と称する )が固定され
ている。前記スプライン外筒61の外側にはホルダ63
が装着されている。このホルダ63には、前記スプライ
ン側キー62を収容するための溝が形成されていると共
に3個のキー64( 以下、連結用キー64と称する )を
収容した開口が形成されている。前記連結用キー64
は、図6( c )に示すように、回転方向に防振ゴムによ
り形成された板状部材64-1の両側を金属板64-2,6
4-3で挟んだ3層構造になっている。
外側に、スプライン側プーリ15がが固定されている。
すなわち、前記スプライン側プーリ15の内側に形成さ
れた溝に前記連結用キー64の前記ホルダ63から突出
した部分を収容し、前記スプライン外筒61を上下方向
から円板状の防振ゴム部材65,66で挟み、この防振
ゴム部材65,66を上下方向から前記スプライン側プ
ーリ15の内面の底部と止板67とにより挟む。この止
板67は、ネジにより前記スプライン側プーリ15に固
定されている。
対の軸受68,69を介して台部材70を軸支してお
り、前記回動用ステッピングモータ16は、前記台部材
70に固定されている。
ては、分注アーム11を回動運動させるときの、回動用
ステッピングモータ16の回転始動時、回転加減速時、
回転停止時に回動方向の衝撃( 振動 )が発生し、この衝
撃はモータ側プーリ17、回動用ベルト18及びスプラ
イン側プーリ15に伝わる。
は、スプライン側キー62、ホルダ63及び連結用キー
64と防振ゴム部材65,66を介してスプライン外筒
61へ伝わるようになっているので、その衝撃は、その
連結用キー64及び防振ゴム部材65,66により吸収
されてスプライン外筒61へ伝わる衝撃は小さくなる。
なお、防振ゴム部材65,66については、回動の衝撃
をねじれを発生することにより吸収する。
ライン軸13、分注アーム11、プローブ12へと接続
された機構において、回動用ステッピングモータ16の
駆動が原因の衝撃( 振動 )が、連結用キー64及び防振
ゴム部材65,66により小さくされ、プローブ12の
先端の振動が防止される。
動用ステッピングモータ16により発生した回動力をス
プライン軸13へ伝達するスプライン側プーリ15とス
プライン外筒61とを、連結用キー64で連結すると共
に、スプライン外筒61を上下方向から防振ゴム部材6
5,66により挟み、この防振ゴム部材65,66を介
してスプライン側プーリ15を固定したことにより、ス
プライン側プーリ15に生じた衝撃を連結用キー64及
び防振ゴム部材65,66により吸収して、分注アーム
11に伝わる衝撃を小さくすることができる。
び回動停止の瞬間に発生する検体あるいは試薬の飛散を
防止することができる。また、連結用キー64及び防振
ゴム部材65,66を設けただけの単純な構造でできる
ので、装置の小型化の障害とならず、また、分注アーム
11の回動始動時、停止時の加速度変化が滑らかになる
ので、分注アーム11の平均速度を高めにすることがで
き、検査の高速処理化を図ることができる。
して説明する。なお、この第5の実施の形態と前述した
第4の実施の形態との異なる点は、スプライン側プーリ
15とスプライン外筒61との連結方法である。すなわ
ち、この第5の実施の形態では、第4の実施の形態にお
ける防振ゴム部材65,66を改良することにより、第
4の実施の形態において防振ゴム部材65,66と連結
用キー64とで回動力を伝達していたのに対して、防振
ゴム部材だけで回動力を伝達するものである。同一部材
には同一符合を付してその説明は省略する。
面図であり、図7( a )は、図7(b )のB−B断面を
示す図である。前記スプライン外筒61の外側には、ホ
ルダ81が装着されている。このホルダ81には、前記
スプライン側キー62を収容するための溝が形成されて
いる。
ーリ15が固定されている。すなわち、前記スプライン
外筒61の下端面を円板状の下側防振ゴム部材82、そ
の上端面を3個の突起部を有する円板状の上側防振ゴム
部材83により挟み、この防振ゴム部材82,83を上
下方向から前記スプライン側プーリ15の内面の底部と
止板67とにより挟む。この止板67は、ネジにより前
記スプライン側プーリ15に固定されている。
120°毎に突起部が形成されており、この突起部が嵌
合されるように、前記ホルダ81及び前記スプライン側
プーリ15には溝部が形成されている。
対の軸受68,69を介して台部材70を軸支してお
り、前記回動用ステッピングモータ16は、前記台部材
70に固定されている。
ては、分注アーム11を回動運動させるときの、回動用
ステッピングモータ16の回動始動時、回転加減速時、
回転停止時に回動方向の衝撃( 振動 )が発生し、この衝
撃はモータ側プーリ17、回動用ベルト18及びスプラ
イン側プーリ15に伝わる。
は、スプライン側キー62、ホルダ81、下側防振ゴム
部材82及び上側防振ゴム部材83を介してスプライン
外筒61へ伝わるようになっているので、その衝撃は、
その下側防振ゴム部材82及び上側防振ゴム部材83が
ねじれることにより吸収されて、スプライン外筒61へ
伝わる衝撃は小さくなる。
ライン軸13、分注アーム11、プローブ12へと接続
された機構において、回動用ステッピングモータ16の
駆動が原因の衝撃( 振動 )が、連結用キー64及び防振
ゴム部材65,66により小さくされ、プローブ12の
先端の振動が防止される。
動用ステッピングモータ16により発生した回動力をス
プライン軸13へ伝達するスプライン側プーリ15をス
プライン外筒61の下端面を下側防振ゴム部材82で、
その上端面を上側防振ゴム部材83で挟むと共に、さら
に、上側防振ゴム部材83の下面に形成された突起部を
ホルダ81及びスプライン側プーリ15に形成された溝
部に嵌合させ、この下側防振ゴム部材82及び上側防振
ゴム部材83を介してスプライン側プーリ15を固定し
たことにより、スプライン側プーリ15に生じた衝撃を
下側防振ゴム部材82及び上側防振ゴム部材83により
吸収して、分注アーム11に伝わる衝撃を小さくするこ
とができる。
様な効果を得ることができると共に、さらに、第4の実
施の形態における連結用キー64を省略することがで
き、より単純な構造で部品点数を減らすことができるの
で、装置の小型化を促進することができる。
分注アームの駆動時及び停止した瞬間に発生する検体あ
るいは試薬の飛散を防止することができ、しかも装置の
小型化の障害にならず、検査の高速処理化を図ることが
できる自動分析装置を提供できる。
概略の構成を示す斜視図。
及び試薬分注アームの基本的な概略構成を示す斜視図。
ブロック、ボールネジ及びナットからなる変換機構の詳
細な構成を示す断面図。
ブロック、ボールネジ及びナットからなる変換機構の詳
細な構成を示す断面図。
スプライン軸の上下動機構の構成を示す図。
回動機構を示す断面図。
回動機構を示す断面図。
Claims (6)
- 【請求項1】 上下動及び回動する支軸に分注アームを
介して設けられたプローブにより、被検試料又は試薬を
反応セルへ分注し、前記被検試料の測定項目の成分量を
測定する自動分析装置において、 回転駆動源と、 この回転駆動源の回転運動を上下運動に変換する変換機
構と、 この変換機構の上下運動部を上下方向から挟む緩衝体
と、 前記変換機構の上下運動部と前記緩衝体を介して接続さ
れ、前記支軸へ上下運動を伝達する伝達機構とを設けた
ことを特徴とする自動分析装置。 - 【請求項2】 上下動及び回動する支軸に分注アームを
介して設けられたプローブにより、被検試料又は試薬を
反応セルへ分注し、前記被検試料の測定項目の成分量を
測定する自動分析装置において、 前記支軸を上下動させる上下動機構と、 この上下動機構の上下動部を上下方向から挟む緩衝体と
を設け、 前記上下動機構の上下動部と前記支軸とは前記緩衝体を
介して接続されたことを特徴とする自動分析装置。 - 【請求項3】 上下動及び回動する支軸に分注アームを
介して設けられたプローブにより、被検試料又は試薬を
反応セルへ分注し、前記被検試料の測定項目の成分量を
測定する自動分析装置において、 前記支軸を回動させる回動機構と、 この回動機構と前記支軸とを連結して、前記回動機構の
回動力を前記支軸に伝達する回動伝達部とを設け、 この回動伝達部は緩衝体により形成されたことを特徴と
する自動分析装置。 - 【請求項4】 請求項3記載の自動分析装置において、
回動伝達部は、緩衝体を2枚の金属板により挟んだ構造
のキーであることを特徴とする自動分析装置。 - 【請求項5】 請求項3記載の自動分析装置において、
回動伝達部は、回動機構の回動部を上下方向から挟む緩
衝体であることを特徴とする自動分析装置。 - 【請求項6】 請求項5記載の自動分析装置において、
緩衝体は、回動方向の位置ずれを防止する突起部を有す
ることを特徴とする自動分析装置。
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1995
- 1995-07-04 JP JP16883995A patent/JP3481732B2/ja not_active Expired - Lifetime
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