JP4569984B2 - 電気かみそり - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、内刃等を清掃するための清掃体を有し、清掃体が内刃フレームに常装してある電気かみそりに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の電気かみそりは、実公昭60−7653号公報に公知である。そこでは内刃の下面に配置したブラシを、左右一対のスライドピースで軸支し、両ピースを内刃支持台で上下スライド自在に案内支持し、ばねで押上げ付勢している。
そのため、ブラシは内刃の周面下部に常時圧接している。実開昭52−102391号公報にも同様の清掃構造が開示してある。
【0003】
特開昭57−150987号公報には、外刃ホルダーの着脱動作を利用して、清掃体を出し入れする電気かみそりが開示してある。具体的には、外刃ホルダーをかみそりヘッドから取り外した状態において、清掃体が本体ケース内からせり出し、内刃と外接するようになっている。外刃ホルダーをかみそりヘッドに再装着すると、清掃体は外刃ホルダーでばねに抗して押し下げられ、本体ケース内に収容される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
内刃支持台にブラシを常装する前者従来例においては、ブラシが内刃に常時外接しているので、ブラシが消耗しやすいうえ、モータ動力が無駄に消費される。
さらに、長期保存時にブラシ毛が変形する不利もある。この点、後者従来例においては、外刃ホルダーの着脱動作を利用して、清掃体を出し入れするので、ブラシがいたずらに消耗し、あるいはモータ動力の無駄な消費も解消できる。しかし、湾曲板状の清掃体をケースから出し入れする形態を採るので、内刃を清掃する場合に、清掃体のシール部面積が大きくなるのを避けられず、防水構造が複雑になる。また、本体ケース内の部品実装密度が高い現状の電気かみそりにおいては、清掃体を収容するだけのスペースを本体ケースの前後に確保することが難しく、この点でも実用化は極めて困難である。
【0005】
この発明の目的は、ロータリ式の電気かみそりにおいて、内刃用の清掃体を常装していて、通常のかみそり使用時には清掃体が内刃から離れた位置に保持され、必要時には清掃体が内刃に外接して、内刃のクリーニングを行える電気かみそりを提供することにある。この発明の他の目的は、外刃ホルダーの着脱動作を利用して清掃体を清掃時に限って内刃に外接でき、清掃体を内刃フレームに常装しているにもかかわらず、その無駄な消耗や、モータ動力の無駄な消費を解消できる水洗い可能な電気かみそりを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明の電気かみそりは、横軸まわりに回転駆動される内刃30と、かみそりヘッド5に対して着脱され、内刃30に外接する外刃77を支持する外刃ホルダー23とを備えている。内刃30を支持する内刃フレーム22に、内刃30の下半周面と外接する清掃体33を設ける。清掃体33は、内刃30に外接する清掃位置と、内刃30から離れる待機位置との間を往復変位できるよう内刃フレーム22で支持されて、ばね62で清掃位置へ向かって移動付勢してある。外刃ホルダー23をかみそりヘッド5に装着した状態において、清掃体33は外刃ホルダー23でばね62の付勢力に抗して待機位置に位置保持される。外刃ホルダー23のかみそりヘッド5からの取り外し動作に連動して、清掃体33がばね62で清掃位置へ移動操作されるように構成する。清掃体33は、その両端を支持する左右一対のスライドピース34を介して、内刃フレーム22で往復変位可能に案内支持する。内刃30および清掃体33を支持する内刃フレーム22を、かみそりヘッド5に対して取り外し可能に組み付ける。かみそりヘッド5は、内刃フレーム22と、内刃フレーム22を支持する内刃支持台21とを含む。内刃支持台21に、スライドピース34を介して清掃体33を清掃位置へ上昇操作する押上ピース63を設け、ばね62で押し上げ付勢する。
【0007】
かみそりヘッド5に、外刃ホルダー23を装着状態においてロック保持するロック機構と、ロック機構をロック解除操作するロック解除ボタン53とを設ける。以て、ロック解除時の外刃ホルダー23のかみそりヘッド5からの分離動作に連動して、清掃体33が待機位置から清掃位置へ変位できるように構成する。
【0008】
掃体33はスライドピース34に対して着脱可能に組み付ける。
【0011】
スライドピース34は内刃フレーム22に往復変位可能に設け、押上ピース63は内刃支持台21に往復変位可能に設ける。
【0012】
内刃支持台21に左右一対の案内腕21bを立設し、押上ピース63を案内腕21bで上下スライド自在に案内支持する。
【0013】
押上ピース63は、案内腕21bの外側面に摺接する主壁64と、主壁64から横向きに突設されて、案内腕21bを主壁64と協同して抱持状に挟持する弾性係合爪65とを含む。
【0014】
かみそりヘッド5は、内刃支持台21を支持するヘッドフレーム20を含む。内刃支持台21はヘッドフレーム20で軸51を介して前後揺動可能に支持する。
【0015】
外刃ホルダー23をかみそりヘッド5に装着した状態において、押上ピース63が外刃ホルダー23でばね62に抗して下降操作され、同時にスライドピース34が外刃ホルダー23で待機位置に位置保持されている。ばね62は、外刃ホルダー23をかみそりヘッド5から分離する向きに押し上げ付勢するばねを兼ねている。
【0016】
清掃位置へ上昇移動した清掃体33を、内刃30の回転反力に抗して清掃位置に位置保持する下降防止具を、清掃体33、スライドピース34、押上ピース63のいずれかひとつの移動ストロークに面して設ける。
【0017】
下降防止具は、押上ピース63と、内刃支持台21の案内腕21bとの間に設けた、弾性係合腕67と係合部91とで構成する。
【0018】
弾性係合腕67は押上ピース63の主壁64に一体に設け、係合部91は案内腕21bに凹み形成した係合凹部91aと、係合凹部91aの下側に形成されて弾性係合腕67の乗り上がりを容易化する誘導傾斜面92bとで構成する。
【0019】
清掃体33が一群のブラシ毛と、ブラシ毛を支持する芯軸35とを備えている。清掃位置において、清掃体33が内刃30の回転中心を通る垂直平面から前後に離れた位置で内刃30に外接するよう、清掃位置を設定する。
【0020】
内刃フレーム22の両側端に立設した左右一対の側壁29のそれぞれに、スライドピース34をスライド案内する溝40を設ける。溝40の上端に面して、清掃位置における芯軸35を受け止める下降防止具を側壁29と一体に設ける。
【0021】
下降防止具は、スライドピース34をスライド案内する溝40の上端に設けられた横向きの受凹部46と、スライドピース34の軸受穴41に設けられて、芯軸35を受凹部46へ向かって変位操作するカム面42とで構成する。
【0022】
【作用および発明の効果】
内刃フレーム22に常装した清掃体33を、外刃ホルダー23の着脱動作を利用して清掃位置と待機位置に変位操作するので、通常のかみそり使用時に清掃体33が内刃30と接当するのを阻止して、ひげそり時における清掃体33の無駄な消耗を防止し、併せて、モータ7の消費動力を減少できる。清掃体33を内刃フレーム22に設けるので、かみそりヘッド5とモータ7との間に水密用のシール4を設けて本体部側の防水を行えるので、本体ケースから出し入れする清掃体で内刃のクリーニングを行う、従来の電気かみそりに比べて、シール構造を簡素化できるうえ、シール作用を確実に発揮でき、電気かみそりに好適なクリーニング機構が得られる。外刃ホルダー23をかみそりヘッド5から取り外す動作に連動して、清掃体33をばね62で待機位置から清掃位置へと自動的に変位させるので、使用者は清掃体33の位置の切換を行う必要がないのはもちろん、そのことを意識する必要もなく、従って、操作ミスや勘違いを生じる余地のない使い勝手のよい電気かみそりが得られる。水洗い洗浄する場合には、内刃30を回転駆動しながら水洗いクリーニングを行うことができるので、内刃30に付着した毛屑や皮脂を確実に清掃除去でき、その時、清掃体33に付着した毛屑等も同時に洗い流せる。
【0023】
かみそりヘッド5に装着した外刃ホルダー23をロック機構でロック保持する電気かみそりにおいては、ロック機構をロック解除操作する際の外刃ホルダー23の分離動作に連動して清掃体33を待機位置から清掃位置へ変位操作できるので、清掃時にはロック解除ボタン53を押すだけのワンタッチ動作で、外刃ホルダー23の取り外しと清掃体33の位置切換とを同時に行え、より少ない手間で簡単に清掃準備を行える。
【0024】
清掃体33をスライドピース34に対して着脱可能とするのは、消耗しやすい清掃体33の交換を容易化し、その手間を軽減することにより、常に適正な状態の清掃体33の使用を促して、内刃30等のクリーニングを常に好適に行えるようにするためである。
【0025】
内刃フレーム22をかみそりヘッド5に対して取り外し可能に組むと、内刃フレーム22をかみそりヘッド5から取り外して内刃30やその周辺部のメンテナンスを行えるので、メンテナンス作業を容易化できるうえ、先のように清掃体33を交換し、あるいは洗浄するための作業を簡単に行える。
【0026】
内刃フレーム22ないし同フレーム22を支持する内刃支持台21に押上ピース63を設け、この押上ピース63をばね62で押上げ付勢して、ばね62の押上げ力を押上ピース63からスライドピース34を介して清掃体33に伝えるようにした清掃体付勢構造によれば、内刃フレーム22の取り外し時にばね62の取り付け姿勢や組み込み姿勢が大きく変わってしまうのを防止でき、従って、内刃フレーム22の内刃支持台21に対する取り外しや再組立を容易に行える。とくに、押上ピース63を内刃支持台21の側に設ける場合には、内刃フレーム22を取り外した状態において、ばね62の付勢力が清掃体33に作用するのを阻止できるので、清掃体33の交換や洗浄、あるいは内刃30の洗浄や補修をより簡単に行える。
【0027】
押上ピース63を案内腕21bで上下スライド自在に案内支持する清掃体付勢構造によれば、各構成部品の構造や動きを単純化して、動作をより安定的に発揮できるうえ、押上ピース63の上下スライドに伴う占有領域を最小限化して、清掃体付勢構造をコンパクト化することに役立つ。
【0028】
主壁64および弾性係合爪65等で押上ピース63を構成し、案内腕21bを主壁64と弾性係合爪65とで抱持状に挟持する押上ピース63の組み付け構造によれば、押上ピース63を案内腕21bに対して、その一側外面から圧嵌装着するだけで組み付けを終了できるので、その分だけ組み立て工数を減らして組み立てコストを削減できる。
【0029】
内刃支持台21をヘッドフレーム20で前後揺動可能に支持した電気かみそりによれば、内刃支持台21と、内刃支持台21に装着した外刃ホルダー23とを、軸51の回りに前後揺動させることができる。つまり、首振式のかみそりヘッドを構成して、ひげそり時の電気かみそりの取り扱いを簡便化できるうえ、軸51で吊持される左右一対の案内腕21bを利用して、これで押上ピース63を上下動自在にスライド案内できる。従って、押上ピース63用に別途スライド案内壁を設ける場合に比べて、内刃支持台21の構造を簡素化できる。
【0030】
外刃ホルダー23を装着した使用状態において押上ピース63とスライドピース34を外刃ホルダー23で押え保持する清掃体付勢構造においては、押上ピース63をばねで押し上げ付勢することにより、清掃体33用のばね62で外刃ホルダー23用の押上げばねを兼ねることができるので、部品点数を減らしその分だけコスト減を実現できる。
【0031】
クリーニング時には、内刃30の回転力が清掃体33に作用するので、清掃体33は回転反力を受けて待機位置の側へ下降しようとする。この下降動作を阻止して、清掃体33を清掃位置に止め置くために下降防止具を設ける。このように清掃体33を下降防止具で清掃位置に位置保持すると、清掃体33を内刃30に対して常に好適な接触状態で接触させることができるので、内刃30の水洗いクリーニングを適切かつ確実に行える。
【0032】
下降防止具を弾性係合腕67と係合部91とで構成し、これらの各部材を押上ピース63と内刃支持台21との間に設けると、部品点数の増加を避けながら、清掃体付勢構造をコンパクトにまとめることができる。また、弾性係合腕67を押上ピース63の側に設け、係合凹部91aとその下側に設けた誘導傾斜面91bとで係合部91を構成する下降防止具によれば、押上ピース63の上方へのスライド、および弾性係合腕67の係合部91への落ち込み係合動作を容易化しながら、内刃30の回転反力による押上ピース63の下方移動を確実に阻止できる。なお、押上ピース63を待機位置へ下降移動させる場合には、外刃ホルダー23の押し込み操作を利用するので、弾性係合腕67の係合凹部91からの下方への抜け出しに支障を来すことはない。
【0033】
内刃30の回転中心を通る垂直平面から離れた位置で、清掃体33を内刃30に外接させると、内刃30の回転反力の向きを清掃体33の上下移動方向から逸すことができ、その分だけ清掃体33に作用する回転反力の下向きの分力を小さくできる。従って下降防止具を簡素化し、あるいは下降防止具が負担すべき外力を小さくできる。
【0034】
スライドピース34用の溝40の上端に面して、清掃体33の芯軸35を受け止めるための下降防止具を設け、これを内刃フレーム22の側壁29と一体に形成すると、下降防止具を専用の部品として構成する場合に比べて、清掃体付勢構造を簡素化し、その製造に要するコストを減少できる。
【0035】
下降防止具を、溝40の上端に設けた横向きの受凹部46と、スライドピース34の軸受け穴41に設けたカム面42とで構成すると、スライドピース34の上昇変位動作を利用して、そのストローク上端において清掃体33の芯軸35をカム面42で横移動操作し、受凹部46内へ芯軸35を位置させ、その状態を保持できるので、内刃クリーニング時に清掃体33を適正位置に保持して、その水洗い洗浄をより適切に、しかもより小さな回転抵抗状態で行える。
【0036】
【実施例】
図1ないし図20はこの発明に係る水洗い式の電気かみそりの実施例を示す。
図2ないし図5において、電気かみそりは、上下端が開口する異形筒形の本体ケース1と、その内部に上面側から差し込み装填される電装品ユニット2と、ケース下面側から組み付けられる底ケース3と、電装品ユニット2の上部にシール4を介して固定されるかみそりヘッド5などで構成してある。電装品ユニット2を本体ケース1内に装填し、電装品ユニット2と本体ケース1に内嵌した底ケース3とをビス6で締結し、先のシール4を本体ケース1の内面に密接させ、さらに底ケース3側の締結部をOリングやパッキンでシールすることにより、本体ケース1内への水の浸入を阻止し、かみそりヘッド5の水洗いを可能としている。電装品ユニット2は、プラスチック成形された内ケース10にモータ7、二次電池8、回路基板などを組み付けてなる。モータ7の出力軸の部分には水密用のパッキン9が設けてある。
【0037】
本体ケース1の前面にはモータ起動用のスイッチボタン11と、このスイッチのオン状態と、二次電池8の電圧状態に応じて、点灯し、あるいは点滅する発光表示体12が設けてある。また、本体ケース1の後面には、きわぞり刃ユニット13と、きわぞり刃ユニット13を起伏操作するスライドノブ14が設けてある。本体ケース1の一側上部には、首振りロック用のロックノブ15が設けてある。ロックノブ15を上方へスライド操作すると、内刃支持台21の前後揺動を阻止できる。
【0038】
モータ7の動力は、ギヤトレイン16を介して最初は横向きに、次いで上向きに伝動され、かみそりヘッド5の上部に設けた前後一対の内刃30へと伝えられる。また、第2段目のギヤと一体に設けた偏心カムできわぞり刃用の振動子と、センタートリマー用の振動子とを同時に往復駆動して、きわぞり刃ユニット13と、前後一対の内刃30の間に設けたセンタートリマ78(図16参照)を同時に駆動できるようにしている。なお、きわぞり刃ユニット13は、スライドノブ14を上方スライドした状態においてのみ、先の往復動力を受け継ぐ。
【0039】
図6において、かみそりヘッド5は、それぞれ逆門形に形成されるヘッドフレーム20と、内刃支持台21と、内刃フレーム22と、外刃ホルダー23などで構成する。
【0040】
ヘッドフレーム20は、下向きに開口するケース部20aと、ケース部20aの左右両端に立設したホルダー部20bとを有し、ケース部20aの内部に先のギヤトレイン16の大半と振動子等を収容し、その下面が蓋20cで塞いである。図6に向かって左方のホルダー部20bにはギヤトレイン16の残りが配置され、その外面がカバー24で覆ってある。右方のホルダー部20bには外刃ホルダー23の着脱動作を安全スイッチ25へ伝える中継ピース26が設けられ、その外面がカバー24で覆ってある。安全スイッチ25は、モータ7に隣接してシール4の下面側に設けられる(図5参照)。右方のカバー24には、後述する外刃ホルダー23用のロック機構をロック解除操作するためのロック解除ボタン53が設けてある。中継ピース26の内側には、押上ピース63を押上げ操作する押圧片27と、圧縮コイル形のばね62とが設けてある。これらの詳細は後述する。
【0041】
内刃フレーム22は、基壁28と、基壁28の左右両端に立設した一対の側壁29とを有し、両側壁29の上端間に前後一対のロータリー刃からなる内刃30をそれぞれ回転自在に軸支している。図6に向かって左方の内刃軸には小直径の内刃ギヤが固定してあり、このギヤが内刃支持台21に設けた終段ギヤ32と噛み合うことにより、モータ動力を前後の内刃30へ同時に伝えるようになっている。内刃清掃のために、各内刃30の下方に清掃体33を配置し、その左右端を側壁29に組み付けたスライドピース34で回転自在に軸支している。清掃体33は、一群のブラシ毛を複数の芯線の間にねじり合わせて螺旋スクリュー状に形成してあり、ねじり合わされた芯線が芯軸35を兼ねている。内刃フレーム22は内刃支持台21に対して着脱自在に圧嵌係合してある。符号28aはそのための係合片を示す。
【0042】
図7ないし図9において、スライドピース34は、側壁29の内面に沿って摺接する縦壁部37と、縦壁部37の摺接面側に突設した前後一対の係合爪38と、縦壁部37の下端に横向きに突設した接当片39とを有する。一対の係合爪38を側壁29に通設した上下方向の溝40に圧嵌係合することにより、スライドピース34は溝40で上下動自在に案内支持される。縦壁部37の上部には、清掃体33の芯軸35を受け入れる軸受穴41を設け、その穴底部に連続して斜めに傾斜するカム面42を係合爪38と同方向へ突設する。軸受穴41を囲む周縁壁の前面上部には、外刃ホルダー23の動きを受け継ぐ受片43を突設する。なお、スライドピース34は左右対称の一組を用意しておいて、これらで清掃体33の両端を軸支する。また後方の一組は前方の一組の左右を入れ換えて配置し、同様にして清掃体33を軸支する。
【0043】
上記のように、清掃体33をスライドピース34で軸支し、さらにスライドピース34を側壁29でスライド案内することにより、清掃体33をそのブラシ毛が内刃30に外接する上方の清掃位置(図1に示す状態)と、ブラシ毛が内刃30から離れる下方の待機位置(図8に示す状態)との間で往復変位できる。クリーニング時には、清掃体33は内刃30の回転力を受けて回転する。このときの回転反力を軽減するために、先の溝40の中心を内刃30の回転中心軸を通る垂直面より前後いずれかにずらしている。詳しくは、前方の清掃体33は先の垂直面より前側で、後方の清掃体33は先の垂直面より後側で、それぞれ内刃30と外接するようにしている。
【0044】
清掃位置へ上昇した清掃体33が、内刃30の回転反力を受けて下降移動するのを防ぐために、スライドピース34と側壁29との間に下降防止具を設けている。具体的には図9に示すように、先の溝40の上端に設けた横向きの受凹部46と、先に説明したカム面42とで下降防止具を構成し、清掃位置へ上昇した清掃体33の芯軸35を、カム面42で溝40の前後中心よりもさらに前又は後へ偏寄した位置へと偏位操作し、芯軸35を受凹部46で受け止めさせて、回転反力の殆どを受凹部46に負担させるようにしている。こうした芯軸35の横移動を許すために、軸受穴41の基本形状を前後に長い長円状とし、その底部一側にカム面42を設けている。清掃体33の交換を容易化するために、軸受穴41の上下幅は芯軸35の直径値より充分に大きく設定してある。
【0045】
図10に示すように、内刃フレーム22の両側壁29の外面側には、それぞれサイドカバー47が圧嵌装着してある。サイドカバー47の前後の脚部には、それぞれカバー厚み方向へ弾性変形できるストッパー爪48が設けてある。ストッパー爪48は外刃ホルダー23の跳び出しを防いで、洗浄位置に位置保持するために設けてあるが、そのことは後述する。
【0046】
図6において内刃支持台21は、上向きに開口する区画を備えた台基部21aと、その左右両端から立設した左右一対の案内腕21bと、台基部21aの上面開口を塞ぐ蓋体21cとからなる。左右の案内腕21bに設けた軸51をヘッドフレーム20のホルダー部20bの上部で軸支することにより、内刃支持台21は前後揺動自在に、つまり首振可能に軸支される。台基部21aの内部には、内刃支持台21に外嵌装着した外刃ホルダー23を、抜け外れ不能にロック保持するためのロック機構が設けられる。
【0047】
図11に示すように、ロック機構はロックピース52と、ロックピース52をロック解除操作するロック解除ボタン53と、これらの部材に組まれる2種類の圧縮コイル形のばね54・55とからなる。ロックピース52は、平面視でT字形の左右両端の爪腕56と、これら爪腕56の外面前後に設けたロック爪57と、両腕56同士を繋ぐ前後一対の連動枠58と、ロック解除ボタン53と対向する爪腕56に設けた受動ピン59などで構成する。各爪腕56の中央枠の内部にばね55を装填することにより、各爪腕56はロック爪57が台基部21aの外側方へ進出する向き、つまり外刃ホルダー23とロック係合する向きに進出付勢される。
【0048】
図11において、受動ピン59をロック解除ボタン53でばね55に抗して押し込み操作すると、図に向かって右方の爪腕56は台基部21a内を左方へ移動して、ロック爪57が外刃ホルダー23から外れる。この動きを利用して、図に向かって左方の爪腕56をロック解除方向へ操作するために、連動枠58の左端にV字状の動作反転部60を設けて、その支点部60aを台基部21aに設けた固定壁61で受け止めている。右方の爪腕56が左方スライドすると、連動枠58も同行スライドする。しかし、動作反転部60と連動枠58の直線枠部、および左方の爪腕56とは、それぞれ薄肉のヒンジ部を介して繋がっているので、動作反転部60は支点部60aを支点にして、前方のそれは前向きに、後方のそれは後向きに、それぞれ傾動する。その結果、左方の爪腕56には右方の爪腕56とは逆向きの力が伝わって右方スライドし、ロック爪57が外刃ホルダー23から外れる。
【0049】
ロック解除操作された外刃ホルダー23を内刃支持台21から強制的に分離上昇させ、同時に、外刃ホルダー23の分離動作に連動して清掃体33を待機位置から清掃位置へ上昇操作するために、内刃支持台21の左右の案内腕21bのそれぞれに、押上ピース63を設け、これらを直接又は間接的にばね62で押し上げ付勢している。押上ピース63の構造およびその付勢構造は左右で異なるので分けて説明する。
【0050】
図6に向かって左方のギヤトレイン16に隣接する側の案内腕21bには、図7に示す押上ピース63を設ける。押上ピース63は案内腕21bの外側面に摺接する主壁64と、主壁64から横向きに突設されて、案内腕21bを主壁64と協同して抱持状に挟持する上下一対の弾性係合爪65・65と、主壁64の内側面に突設したばね受片66と、主壁64の板面上部に設けた弾性係合腕67などで構成する。上側の弾性係合爪65は、案内壁21bを前後に挟み保持する状態で設けてあって、それ自体が上下スライドを安定的に行うためのスライド片65aを兼ねている。この弾性係合爪65の前後一対の腕部には、案内腕21bの内面に係合する爪片68が設けられ、さらに腕部の先端の前後にスライドピース34の接当片39を操作するための操作片69が突設される。
【0051】
図12に示すように下側の弾性係合爪65は、台基部21aの側壁に通設した前後一対のスライド溝71に圧嵌係合される。このスライド溝71の間にばね受片66用のスライド溝72を設け、ばね受片66と台基部21aの内底との間に圧縮コイル形のばね62を介装している。このように、ばね62で押し上げ付勢された押上ピース63は、その操作片69が、接当片39と接当して、スライドピース34を上方へ同行スライドさせる。また、外刃ホルダー23を内刃支持台21に装着する際には、外刃ホルダー23の押圧段部83がスライド片65aの上端に接当して、押上ピース63をばね62に抗して押し下げ操作する。
【0052】
図6に向かって右方の押上ピース63は、上記の押上ピース63と概ね同じ構造とするが、ばね62による押し上げ付勢を間接的に行う点等に違いがある。右方の押上ピース63は、先に説明したロック機構の受動ピン59に面して設けられる。そのため、その主壁64にはばね受片66を設けることができない。そこで、押上ピース63とは別に押圧片27を設け、この押圧片27をばね62で押し上げ付勢している。図15において押圧片27は、座板27aの上下面に操作ピン27bと、ばね受ピン27cを突設してなり、操作ピン27bが主壁14の下端内面に膨出した突壁73と接当して、押上ピース63の全体を押し上げ操作する。押圧片27はヘッドフレーム20のケース部20a内に収容され、ばね62の下端は蓋20cで受け止められている(図6参照)。
【0053】
上記のように、右方の押上ピース64は、突壁73を設ける以外に、主壁64に受動ピン59用の逃げ溝74を設ける点、スライド片65aの突端内面に、後述するイジェクトピース93用の受止部75を設ける点等が左方の押上ピース63と異なる。なお、左方の押上ピース63で説明した各部材と同一の部材には、同じ符号を付してその説明を省略する。
【0054】
図16において外刃ホルダー23は、ホルダー本体76と前後一対の外刃77、および両外刃77の間に配置したセンタートリマ78とからなる。ホルダー本体76はキャップ状に形成してあり、その左右壁のそれぞれに、内外支持台21の案内壁21bに外嵌する装着部79を設け、装着部79を前後に挟む左右壁の内面下部にロック爪57と係合するロック凹部80を設けている。ロック凹部80の上側に連続して逃げ溝81が凹み形成してある。装着部79の中途部には、左方の押上ピース63を押し下げ操作し、あるいはイジェクトピース93を介して右方の押上ピース63を押し下げ操作するための押圧段部82を設ける。押圧段部82に連続して、係合凹部83を設ける。
【0055】
外刃ホルダー23の左右側壁の内方に一対の垂壁86を突設し、この垂壁86の間に補助枠87とセンタートリマ78を圧嵌装着し、補助枠87の前後面と外刃ホルダー23の前後壁との間に外刃77を断面アーチ形に装着している。垂壁86の下部前後に、スライドピース34の受片43と接当する押下段部88を設けている。先に説明したように押上ピース63は外刃ホルダー23の押圧段部82で押し下げ操作される。このとき、スライドピース34が溝40に引っ掛かって内刃30に接当したままになるのを防ぐために、押下段部88を設け、これで受片43を介してスライドピース34も確実に待機位置へ下降操作できるようにしている。
【0056】
外刃ホルダー23を取り外した状態において、押上ピース63はスライドピース34を押し上げて清掃体33を清掃位置に位置保持している。この位置保持をさらに確実なものとするために、押上ピース63と案内腕21bとの間に第2の下降防止具を設けている。図14において下降防止具は、主壁64に設けた弾性係合腕67と、案内腕21bの押上ピース63との摺接面に形成した係合部91とからなる。係合部91は、先の摺接面に凹み形成した係合凹部91aと、係合凹部91aの下側に隣接して形成した誘導傾斜面91bとからなる。誘導傾斜面91bは押上ピース63がばね62で押上げ操作されるとき、弾性係合腕67の係合凹部91aへの乗り上がりを容易化するために設けてある。
【0057】
ロック機構をロック解除操作したとき、左右の押上ピース63はそれぞればね62の付勢力を受けて急速に上方スライドするが、そのストロークは短い。つまり、清掃体33が清掃位置へ上昇した時点で押上ピース63は停止する。この状態から外刃ホルダー23をさらにもう一段押し上げ操作して、その取り外し操作を容易化するために、図6において右方の案内腕21bにイジェクトピース93を設け、これをイジェクトばね94で押し上げ付勢している。
【0058】
図15および図17において、イジェクトピース93は、案内腕21bの内側面に沿って摺接するスライド壁95と、スライド壁95の上部左右に設けた抱持腕96と、抱持腕96の両側上部に設けた受動爪97と、スライド壁95の下面に設けたばね受座98を有する。抱持腕96を案内腕21bに係合し、さらにばね受座98を案内腕21bのばね溝99に係合することにより、イジェクトピース93は案内腕21bで上下スライド可能に支持され、ばね受座98と内刃支持台21の内底との間に介装したイジェクトばね94で押し上げ付勢される。なお、イジェクトばね94の押し上げ力は、押上ピース63用のばね62の押し上げ力に比べて小さいが、そのストロークは長い。
【0059】
外刃ホルダー23を取り外した状態において、イジェクトピース93は案内腕21bの上端に位置している。この状態から、外刃ホルダー23を内刃支持台21に装着しかけると、図16に示すようにその左右両側壁に設けた押圧段部82が受動爪97に接当して、イジェクトピース93を押し下げ操作する。このとき受動爪97は、係合凹部83に落ち込み係合している。そして、抱持腕96の下端が押上ピース63の受止部75に接当した後は、図18に示すように押上ピース63も同時に下降移動して、最下降位置まで押し下げ操作される。このとき、スライドピース34も同時に押し下げ操作されることは先に説明した通りである。
【0060】
ロック機構をロック解除操作すると、外刃ホルダー23は押上ピース63およびイジェクトピース93のばね62・94の合計ばね力を受けて、急速に押し上げ操作されるが、押上ピース63が清掃体33を清掃位置まで押し上げた後は、イジェクトピース93のみが上昇してゆっくりと外刃ホルダー23を押し上げて洗浄位置(図17の状態)まで開放する。この状態で外刃ホルダー23を位置保持するために、図10に示すようにサイドカバー47にストッパー爪48を設け、この爪48をホルダー本体76の側壁内面のロック凹部80に係合し、さらに図17に示すように、イジェクトピース93の受動爪97を係合凹部83に落ち込み係合させている。
【0061】
以上のように、構成した電気かみそりは、外刃ホルダー23を洗浄位置(図17の状態)まで上昇させて、清掃体33が内刃30の下側周面に外接する状態で水洗い洗浄する。このとき、内刃30を回転駆動しながら洗浄を行うと、より効果的にクリーニングを行える。そこで、外刃ホルダー23の分離位置に応じて、安全スイッチ25をオンオフ操作する中継ピース26をヘッドフレーム20に設けている。
【0062】
図19および図20において、中継ピース26は、ホルダー部20bの外面に沿って上下摺動するスライドピース101と、スライドピース101の下端から横向きに突設される下腕部102とを有し、下腕部102の上下面に規制ピン103と安全スイッチ25を押圧する操作ピン104を突設してなる。規制ピン103はヘッドフレーム20のケース部20aの内面に設けたボスで上下スライドのみ自在に案内支持してある。下腕部102には、押圧片27のばね受ピン27cとばね62を挿通するための穴105が通設してある。
【0063】
安全スイッチ25は、基本的に外刃ホルダー23を内刃支持台21から取り外すとオフ状態に切換わって、モータ7への通電回路を遮断するようになっていて、外刃ホルダー23を洗浄位置まで開放した状態においては、安全スイッチ25をオン状態に維持して、内刃30を駆動できるようにしている。また、外刃ホルダー23を内刃支持台21に装着したとき、押上ピース63と共に押圧片27が下降する動作を利用して、中継ピース26の下腕部102を押圧片27の座板27aで押し下げ操作し、安全スイッチ25をオン状態に維持し、中継ピース26をその位置に位置保持できるようにしている。
【0064】
具体的には、スライドピース101の前後枠の中途部に無端状の弾性腕106を一体に設け、その中途部に設けた節動突起107が、案内腕21bのピン108を上下に乗り越えるようにしている。先に説明したように、中継ピース26が押圧片27で押し下げ操作されたとき、節動突起107はピン108を下方へ乗り越えてその下半周面に接当している(図19の状態)。つまり、中継ピース26は安全スイッチ25をオン状態に維持している。この状態から外刃ホルダー23を洗浄位置まで開放すると、押圧片27と押上ピース63は、それぞれ上方移動するが、中継ピース26は移動せず、安全スイッチ25のオン状態を維持し続ける。
【0065】
上記の状態から外刃ホルダー23を抜き出し操作すると、イジェクトピース93が同行移動して、その抱持腕96が、スライドピース101の上端前後に設けた一対の受爪109を介して中継ピース26を上方へスライド操作する。その結果、節動突起107はピン108を上方へ乗り越えてその上半周面で受け止められる。このときの動作で安全スイッチ25はオフ状態に切り換わる。さらに外刃ホルダー23を抜き出すと、受動爪97と係合凹部83の係合が解除されて、外刃ホルダー23を完全に分離できる。
【0066】
上記のように、外刃ホルダー23を洗浄位置まで開放した状態において、内刃30を回転駆動できるようにすると、内刃30の外面を外刃ホルダー23で覆った安全な状態の許に、内刃30の水洗い洗浄を効果的に行える。しかも、外刃ホルダー23を完全に取り外した状態では、内刃30が回転駆動されるのを確実に防止できる。
【0068】
下降防止具は図21に示すように、溝40の上端寄りに突設した上下に弾性変形できる弾性片113で形成できる。
【0069】
上記以外に、この発明は内刃30が一個のみ設けてある電気かみそりにも適用できる。かみそりヘッド5は首振り式でない形態であってもよい。清掃体33は回転可能なブラシであることが好ましいが、必要があれば、歯ブラシ状の非回転型のものであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】内刃フレームと内刃支持台を分離した断面図である。
【図2】電気かみそりの正面側の斜視図である。
【図3】電気かみそりの背面側の斜視図である。
【図4】電気かみそりの正面図である。
【図5】電気かみそりの分解断面図である。
【図6】かみそりヘッドの分解正面図である。
【図7】スライドピースと押ピースの斜視図である。
【図8】内刃フレームと内刃支持台を分離した断面図である。
【図9】清掃体の軸支構造を示す側面図である。
【図10】内刃フレームの側面図である。
【図11】外刃ホルダーのロック機構の横断平面図である。
【図12】押上ピースと案内腕の関係を示す縦断側面図である。
【図13】押上ピースを押し下げた状態の内刃支持台の側面図である。
【図14】図13におけるA−A線断面図である。
【図15】スライドピース、押上ピースおよびイジェクトピースの分解斜視図である。
【図16】外刃ホルダーの縦断側面図である。
【図17】イジェクトピースと外刃ホルダーの関係を示す縦断正面図である。
【図18】図17の状態から各ピースを押下げ操作した状態の縦断正面図である。
【図19】中継ピースの側面図である。
【図20】中継ピースの斜視図である。
【図21】 下降防止具の別の実施例を示す側面図である。
【符号の説明】
5 かみそりヘッド
22 内刃フレーム
23 外刃ホルダー
30 内刃
33 清掃体
34 スライドピース
62 ばね
63 押上ピース

Claims (14)

  1. 横軸まわりに回転駆動される内刃(30)と、かみそりヘッド(5)に対して着脱され、内刃(30)に外接する外刃(77)を支持する外刃ホルダー(23)とを備えており、
    内刃(30)を支持する内刃フレーム(22)に、内刃(30)の下半周面と外接する清掃体(33)が設けられており、
    清掃体(33)は、内刃(30)に外接する清掃位置と、内刃(30)から離れる待機位置との間を往復変位できるよう内刃フレーム(22)で支持されて、ばね(62)で清掃位置へ向かって移動付勢されており、
    外刃ホルダー(23)をかみそりヘッド(5)に装着した状態において、清掃体(33)は外刃ホルダー(23)でばね(62)の付勢力に抗して待機位置に位置保持されており、
    外刃ホルダー(23)のかみそりヘッド(5)からの取り外し動作に連動して、清掃体(33)がばね(62)で清掃位置へ移動操作されるように構成されており、
    清掃体(33)が、その両端を支持する左右一対のスライドピース(34)を介して、内刃フレーム(22)で往復変位可能に案内支持されており、
    内刃(30)および清掃体(33)を支持する内刃フレーム(22)が、かみそりヘッド(5)に取り外し可能に組み付けられており、
    かみそりヘッド(5)が、内刃フレーム(22)と、内刃フレーム(22)を支持する内刃支持台(21)とを含み、
    内刃支持台(21)に、スライドピース(34)を介して清掃体(33)を清掃位置へ上昇操作する押上ピース(63)が設けられ、ばね(62)で押上げ付勢してある電気かみそり。
  2. かみそりヘッド(5)に、外刃ホルダー(23)を装着状態においてロック保持するロック機構と、ロック機構をロック解除操作するロック解除ボタン(53)とが設けられており、
    ロック解除時の外刃ホルダー(23)のかみそりヘッド(5)からの分離動作に連動して、清掃体(33)が待機位置から清掃位置へ変位できるように構成してある請求項1記載の電気かみそり。
  3. 掃体(33)がスライドピース(34)に対して着脱可能に組み付けてある請求項1、または2記載の電気かみそり。
  4. スライドピース(34)が内刃フレーム(22)に往復変位可能に設けられ、押上ピース(63)が内刃支持台(21)に往復変位可能に設けてある請求項1、2、または3記載の電気かみそり。
  5. 内刃支持台(21)に左右一対の案内腕(21b)が立設されており、押上ピース(63)が案内腕(21b)で上下スライド自在に案内支持してある請求項1から4のいずれかに記載の電気かみそり。
  6. 押上ピース(63)が、案内腕(21b)の外側面に摺接する主壁(64)と、主壁(64)から横向きに突設されて、案内腕(21b)を主壁(64)と協同して抱持状に挟持する弾性係合爪(65)とを含む請求項5記載の電気かみそり。
  7. かみそりヘッド(5)が、内刃支持台(21)を支持するヘッドフレーム(20)を含み、
    内刃支持台(21)がヘッドフレーム(20)で軸(51)を介して前後揺動可能に支持してある請求項1から6のいずれかに記載の電気かみそり。
  8. 外刃ホルダー(23)をかみそりヘッド(5)に装着した状態において、押上ピース(63)が外刃ホルダー(23)でばね(62)に抗して下降操作され、同時にスライドピース(34)が外刃ホルダー(23)で待機位置に位置保持されており、
    ばね(62)が、外刃ホルダー(23)をかみそりヘッド(5)から分離する向きに押し上げ付勢するばねを兼ねている請求項1から7のいずれかに記載の電気かみそり。
  9. 清掃位置へ上昇移動した清掃体(33)を、内刃(30)の回転反力に抗して清掃位置に位置保持する下降防止具が、清掃体(33)、スライドピース(34)、押上ピース(63)のいずれかひとつの移動ストロークに面して設けてある請求項1から8のいずれかに記載の電気かみそり。
  10. 下降防止具が、押上ピース(63)と、内刃支持台(21)の案内腕(21b)との間に設けた、弾性係合腕(67)と係合部(91)とで構成してある請求項9記載の電気かみそり。
  11. 弾性係合腕(67)が押上ピース(63)の主壁(64)に一体に設けられ、係合部(91)が案内腕(21b)に凹み形成した係合凹部(91a)と、係合凹部(91a)の下側に形成されて弾性係合腕(67)の乗り上がりを容易化する誘導傾斜面(91b)とで構成してある請求項10記載の電気かみそり。
  12. 清掃体(33)が一群のブラシ毛と、ブラシ毛を支持する芯軸(35)とを備えており、
    清掃位置において、清掃体(33)が内刃(30)の回転中心を通る垂直平面から前後に離れた位置で内刃(30)に外接するよう、清掃位置が設定してある請求項9、10または11記載の電気かみそり。
  13. 内刃フレーム(22)の両側端に立設した左右一対の側壁(29)のそれぞれに、スライドピース(34)をスライド案内する溝(40)が設けられており、
    溝(40)の上端に面して、清掃位置における芯軸(35)を受け止める下降防止具が側壁(29)と一体に設けてある請求項記載の電気かみそり。
  14. 下降防止具が、スライドピース(34)をスライド案内する溝(40)の上端に設けられた横向きの受凹部(46)と、スライドピース(34)の軸受穴(41)に設けられて、芯軸(35)を受凹部(46)へ向かって変位操作するカム面(42)とで構成してある請求項13記載の電気かみそり
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