JP4568908B2 - パーマネント用輪ゴム - Google Patents

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本発明は美容院等において頭髪にパーマネントをかける前手順として実施される、ロッドに巻き付けた頭髪を輪ゴムによって係止固定する作業に際して発生していた不具合を解決することができるパーマネント用輪ゴムに関する。
美容院、理容院において顧客の頭髪にカールやウェーブを形成するためにパーマネントをかける場合には、適量の毛髪束を円筒状のロッドに巻き付けてから輪ゴムを用いて毛髪束をロッドに固定する作業が行われる。従来からロッドについては作業性を改善するために種々の提案がなされている(例えば、特開平9−266811号公報、特開平9−313237号公報)。従来のロッドに共通する構造は、ロッドの長手方向両端縁に切欠き、或いは突起状のゴム係止部を設けて輪ゴムの適所をロッドの両端に設けたゴム係止部にて係止することにより、ロッドに巻き付けた毛髪束を輪ゴムの弾性力により押さえ込んで固定していた。
ところで、輪ゴムをロッドの両端部に夫々設けたゴム係止部に対して単純に係止するだけでは、ロッドに巻き付けた毛髪束を十分に押さえ込むことができない場合には、図7に示すようにロッド100の周面の毛髪束110上で輪ゴム105がX字状にクロスするように輪ゴム105を捻った状態にしてロッド両端部のゴム係止部101に係止するクロス掛けという技術が実施される。クロス掛けは、ロッド100に巻き付いた毛髪束110の緩みや、短い髪の毛先が突出することを防ぐために行われる。
しかし、このクロス掛け等によって輪ゴム105を毛髪束110に密着させた状態でパーマネントを実施した場合、第1液、第2液の順に液剤を毛髪束に塗布し最後に乾燥させた段階で、輪ゴムの線材の形跡が広い範囲に亘って線状に毛髪束に転写され、毛髪束を局部的に凹溝状に変形させた状態となる。液剤を洗浄してもこの変形部は解消しない。
このような不具合を解消するために、一般にスティックを毛髪束と輪ゴムとの間に挟み込んで毛髪束と輪ゴムとの間にスペースを確保する作業が行われるが、スティックの取付け、取外し作業は、美容師の作業量、労力をいたずらに増大させる結果をもたらしている。
特開平9−266811号公報 特開平9−313237号公報
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、美容院等において頭髪にパーマネントをかけるためにロッドに巻き付けた毛髪束を輪ゴムによって係止固定する際に、輪ゴム自体が備えたスペーサとしての凸部材によって輪ゴムと毛髪束との間にスペースを確保することによって、パーマネント後に毛髪束に輪ゴムの形状が転写される不具合を、スペーサとしてのスティックを使用することによる作業性の低下をもたらすことなく解決することを目的としている。
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、ゴム線材を円形環状に構成したリング部と、ゴム線材をX字状に構成して該リング部内に差し渡して一体化した差し渡し部と、を備え、該リング部の長手方向に沿った複数箇所、及び該差し渡し部に、該ゴム線材よりも大径の凸部材を設け、前記凸部材は、球形、楕円球形、或いは半球形を成していることを特徴とするパーマネント用輪ゴム。
請求項2の発明は、請求項1において、前記凸部材は、前記ゴム線材に対して後付け可能な構成を有していることを特徴とする
請求項3の発明は、請求項1又は2において、前記ゴム線材は、ゴム、或いはゴムと樹脂との合成材料から構成されることを特徴とする。
美容院等において頭髪にパーマネントをかけるためにロッドに巻き付けた毛髪束を輪ゴムによって係止固定する際に、パーマネント後に毛髪束に輪ゴムの形状が転写される不具合が発生する。本発明では、輪ゴム自体が備えたスペーサとしての凸部材によって輪ゴムと毛髪束との間にスペースを確保することによって、スペーサとしてのスティックを使用することによる作業性の低下をもたらすことなく上記不具合を解決する。
以下、本発明を図面に示した実施の形態により詳細に説明する。
図1(a)(b)(c)及び(d)は本発明の一実施形態に係るパーマネント用輪ゴムの構成を示す全体図、要部拡大斜視図、及び他の実施形態の構成説明図である。
このパーマネント用輪ゴム1は、ゴム線材2aを環状に構成したリング部2と、リング部2の長手方向に沿った複数箇所に設けたゴム線材よりも大径の凸部材3とを備えている。
リング部2を構成する線材2aは、その断面形状が矩形でもよいし、その他の多角形、或いは円形であってもよい。
大径の凸部材3は、リング部2の長手方向に沿った所定位置に配置することにより、ロッド周面に巻き付けた毛髪束を輪ゴム1にて抑えた際にリング部を構成する線材がほぼ全長に亘って毛髪束に密着することにより、パーマネント終了後に凹溝状の形跡が転写されることを防止するように機能するスペーサである。
従って、凸部材3は毛髪束との接触面積が可能な限り小さくなるような形状(線接触、或いは点接触)であることが好ましく、そのようなスペーサとしての機能を発揮する構成であればどのような形状であってもよい。具体的には、図1(b)のような球形、或いは楕円球形、更に(c)のような円盤状、(d)のようなヒトデ形、その他多角形状であってもよい。
更には、図2(a)(b)のように断面形状が矩形、或いは三角形のゴム線材2aの各面から夫々円弧状の凸部材3を突出させた構成としてもよい。
次に、図3は本発明のパーマネント用輪ゴム1を構成する凸部材の他の実施形態であり、この実施形態では、環状、筒状等の中空形状を有した別部材としての凸部材3を、リング部2を構成する線材2aの任意の位置に、任意の個数だけ後着けすることを可能としている。即ち、図3(a)は一つの環状の凸部材3の一部を切断した構成を備え、各切断端面には突起3aと、該突起3aと嵌合する凹部3bとが設けられている。この凸部材3は樹脂、ゴム等の弾性材料にて構成することが好ましく、切断した両端部を矢印方向へ開閉することができるため、線材2aに嵌着してから突起3aを凹部3b内に嵌合することにより線材2aの外周に圧着固定することができる。これによれば、これを使用する任意のサイズの凸部材3を線材の任意の位置に任意の個数だけ固定することができ、便利である。
また、図1(b)(c)(d)に示したような形状の凸部材3をゴム線材に対して着脱自在に構成してもよい。
次に、図4(a)及び(b)は輪ゴム1を用いて毛髪束を固定している状態を示す正面図、及び凸部材により押さえた状態を示す拡大図である。
使用するロッド10の構成、及び輪ゴム1の取付け方法には種々のバリエーションがあり、図示の例に限定される訳ではない。
ロッド10の外周面に毛髪束15を巻き付けた状態で、輪ゴム1を毛髪束15の外周面に弾性的に圧接させることにより、毛髪束15をロッド周面に密着させつつ固定する。
凸部材3が存在しない単なる輪ゴムを用いて毛髪束15をロッド周面に圧接させた場合には、液剤を使用したパーマネント作業の終了後に、線材の形状がそのまま毛髪束に転写されて毛髪束を凹溝状に変形させることとなるが、本発明の輪ゴム1にあっては線材2aよりも大径であり且つ外周面の幅が狭い凸部材3の存在により、凸部材3が専ら毛髪束と接触してこれを加圧し、その接触形態が点接触、或いは細い線接触に留まる。従って、仮に凸部材3の外周面の形状が毛髪束に転写されたとしても部分的に僅かな凹所が形成されるにすぎず、外観上の違和感などは発生しない。また、スペーサとしての凸部材3によって凸部材間の線材2aは毛髪束の表面から離間するか、或いは軽く接触するに過ぎないため、線材2aの形状が長い範囲に亘って凹溝状に転写されることはなくなる。
次に、図5は本発明の輪ゴムの製造手順を示す図であり、ゴム材料から成る輪ゴム1を成形する場合には、射出成形、或いは押出成形によって図5に示した如き円筒状の原形状体20を予め形成する。そして、この原形状対20を切断手段によって個々の輪ゴム形状に輪切りすることによって輪ゴムを得ることができる。
なお、図6(a)(b)及び(c)は、夫々本出願人が特願2004−256249において提案した輪ゴムに対して、本願発明の凸部材を適用した例を示している。即ち、この輪ゴム30は、リング部2に対して種々の形態の差し渡し部Aを一体化した構成を有しており、リング部2及び差し渡し部Aの適所に、任意の個数の凸部材3を形成することによって、上記各実施形態と同様の効果を得ることができる。つまり、線材から成る差し渡し部Aがロッド10の外周に巻き付けた毛髪束15に直接圧着することを防止するために、差し渡し部A自体に凸部材3を設けることにより、これをスペーサとして機能させて線状の溝部が毛髪束上に転写されることを防止できる。
図6(a)の差し渡し部Aは、図面から明らかなようにゴム線材をX字状にした構成を有し、この差し渡し部Aを円形環状のリング部内に差し渡して一体化した構成を備えている。
なお、リング部2、及び差し渡し部Aを構成するゴム線材は、周知の輪ゴムと同様に、ゴム、或いはゴムと樹脂との合成材料から構成される。
つまり、差し渡し部Aには、一本、又は複数本の直線状、又は非直線状(湾曲状、波形、ジグザグ状等)のゴム線材から成るものをも含むものであるが、図示したタイプに限定される訳ではなく、リング部2内にゴム線材を差し渡した構成は全て本発明に含まれるものである。
差し渡し部Aは、リング部2をロッド10の両端部に係止した時に、ロッドの胴部に巻き付いている頭髪を有効に押さえ込むことができる機能を発揮し得る構成であれば、どのような構成であっても差し支えない。但し、リング部2と差し渡し部Aを同一材料とし、これらを一括して一体成形することにより、その構成、製造手数をシンプル化して低コスト化することが可能となる。
また、非使用時におけるリング部2の形状は円形である必要はなく、楕円形、長円形、四角形等の多角形、その他の任意の形状としてもよい。
(a)(b)(c)及び(d)は本発明の一実施形態に係るパーマネント用輪ゴムの構成を示す全体図、要部拡大斜視図、及び他の実施形態の構成説明図。 (a)及び(b)は本発明の凸部材の構成を示す断面図。 (a)及び(b)は本発明の凸部材の他の構成例の説明図。 (a)及び(b)は輪ゴム1を用いて毛髪束を固定している状態を示す正面図、及び凸部材により押さえた状態を示す拡大図。 本発明の輪ゴムの製造手順を示す図。 (a)(b)及び(c)は、夫々本出願人が特願2004−256249において提案した輪ゴムに対して本願発明の凸部材を適用した例を示す図。 従来例の説明図。
符号の説明
1 パーマネント用輪ゴム、2 リング部、3 凸部材、A 差し渡し部、10 ロッド、15 毛髪束。

Claims (3)

  1. ゴム線材を円形環状に構成したリング部と、ゴム線材をX字状に構成して該リング部内に差し渡して一体化した差し渡し部と、を備え、該リング部の長手方向に沿った複数箇所、及び該差し渡し部に、該ゴム線材よりも大径の凸部材を設け、
    前記凸部材は、球形、楕円球形、或いは半球形を成していることを特徴とするパーマネント用輪ゴム。
  2. 前記凸部材は、前記ゴム線材に対して後付け可能な構成を有していることを特徴とする請求項に記載のパーマネント用輪ゴム。
  3. 前記ゴム線材は、ゴム、或いはゴムと樹脂との合成材料から構成されることを特徴とする請求項1又は2に記載のパーマネント用輪ゴム。
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