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d10−d10電子状態のp−ブロック金属イオンを含む酸化物を用いた光触媒 Download PDF

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Description

本発明は、RuO担持L2x−13n+1、ここでLは三価のイオンあるいはランタノイドであり、Xはd10電子状態の三価の金属イオンであり、Zはd10電子状態の四価の金属イオンであり、xは0<x<2であり、nが2である、で表される新規な光触媒、特に水の完全分解用光触媒に関する。
化石燃料の枯渇、および地球温暖化への影響などの問題を解決できるクリーンなエネルギーの開発が望まれている。水の光分解反応は光エネルギーをクリーンな燃料である水素および酸素に変換できることから興味が持たれている。また、水の光分解反応に活性を示す光触媒は、光吸収、電荷分離、表面での水の酸化還元による、活性な水素および酸素を発生させる反応を進行させる機能を備えた高度な光機能材料であり、前記クリーンエネルギーの開発において理想的な技術といえる。
Journal of the Ceramic Society of Japan,109(6)S81-S88,(2001) MATERIAL STAGE Vol.2,No.2,p27-32,2002 J.Sato,N.Saito,H.Nishiyama,and Y.Inoue,J.Phys.Chem.B,Vol.105, No.26,p6061-6063,2001 特願2002−262635(平成14年9月9日出願)
工藤は、前記非特許文献1において、光エネルギー変換を目的とする前記水の光分解光触媒に関する原理、およびそれまでに開発されている多くの水の光分解触媒について解説している。非特許文献1の7.において、d電子状態の金属イオン、例えばTi4+、Zr4+、Nb5+およびTa5+など酸化物の光触媒活性、およびd10および/またはs2電子状態の金属イオンの酸化物の光触媒活性などについて説明している。また、前記非特許文献2において、井上はd10電子状態を持つ新規な水分解光触媒の開発について解説しており、特に、アルカリ金属やアルカリ土類金属イオンを含むIn、Sn、Sb及びGaの酸化物について解説している。また、前記酸化物の合成方法として、項目2の「光触媒の作成」において、アルカリ土類金属イオンの炭酸塩と金属酸化物の混合物の高温固相反応、すなわち1000℃〜1400℃で焼成、による方法と、共沈法で得た粉末を焼成する方法を挙げている。更に、前記酸化物に光触媒活性を付与するのにRuOを担持させる方法として、RuClの水溶液を用いる含浸法とルテニウム錯体Ru(CO)12をTHF中で環流して担持させ、乾燥後400℃〜500℃で酸化処理するものが挙げられている。
また、前記非特許文献2に関連して、非特許文献3において、d10電子状態の典型金属イオンを含むMIn(M=Ca、Sr)、MGa(M=Zn、Ca)、NaSbO、MSnO(M=Sr,Ca,Ba)、ZnGeO、MSb(M=Ca、Sr)、MSbがRuOを担持することにより水の完全光分解反応に対し高い活性を持つことを報告している。しかしながら、まだ実用性の面で検討の余地があり、より多くの水の完全光分解反応に対し活性を持つ化合物を提供し、より実用的な水の完全光分解技術に近づけるとの観点から、本発明者は前記特許文献1において、RuO担持AX(QO(ここでAは一価の金属イオンであり、Xはd10電子状態の金属イオンであり、Qはd電子状態またはd10電子状態の金属イオンであり、m=1または2である。)、RuO担持AX(GeO(ここでAは一価の金属イオンであり、Xはd10電子状態の金属イオンである。)、RuO担持WIn12、またはRuO担持BaInZn11からなるRuO担持In含有複合酸化物であることを特徴とする新規な光触媒を提案している。
本発明の課題は、より光水分解触媒活性が改善された光触媒を提供することである。前記課題を解決すべく前記特許文献1に記載のd10−d10金属系の複合酸化物における一価の金属を、三価のイオンあるいはランタノイド元素に代えた複合酸化物を合成し、これにRuOを担持させて光水分解触媒活性を検討したところ、活性が高いことが確認され、前記課題を解決することができた。
本発明の第1は、(1)RuO担持L2x−13n+1、ここでLは三価の金属イオンであるGaおよびY、あるいはランタニドであるTb、Sm、Ga、Ho、Erから成る群から選択される少なくとも一種の元素であり、XはIn、GaまたはTlから選択されるd 10 電子状態の三価の金属イオンであり、ZはGeまたはSnから選択される10電子状態の四価の金属イオンであり、xは0<x<2であり、nは2である、で表される光触媒であり、好ましくは、(2)XはInでありZはGeである(1)に記載の光触媒であり、より好ましくは、(3)LがYであり、xが1.25±0.25である前記(2)に記載の光触媒である。
また本発明の第2は、前記(1)乃至(3)に記載の何れかの光触媒からなる水の完全分解用光触媒である。
発明の効果として、実施例から明らかなように、水の完全分解用光触媒としての活性及び活性の維持の点において優れており、かつ、単一系において水の光完全分解を進行する点で実用装置の設計においても容易であるという利点を持つことを挙げることができる。
A)ここでは、RuOを担持したイットリウムインジウムゲルマニウム酸化物〔YInGe〕の調製方法を説明し、他の化合物の調製方法の代表例とする。
1)YInGeの調製は、酸化イットリウム、酸化インジウムおよびゲルマニウム酸化物を1:1:4のモル比で混合し、大気下において1323K〜1398Kで16時間焼成して行った。
2)得られたYInGeのへのRuOの担持は、Ruのカルボニル錯体であるRu(CO)12のTHF(テトラヒドロフラン)溶液へYInGeを浸漬させ、最終的にRu金属の重量%(wt%)が0.25〜2.0となるように複合金属酸化物に担持させ、400〜500℃で加熱してRuOに変換することにより光触媒を得た。塩化ルテニウムRuClおよび/またはアセチルアセトナト錯体であるRu(CのTHF溶液を用いて、前記1)で調製した複合金属酸化物に前記ルテニウム化合物を含浸させ、次いで酸化物に変換する操作によりRuO担持YInGeの光触媒を調製することもできる。
B)光触媒の試験法
光触媒反応の活性の測定には、真空係、反応系および分析系から構成される閉鎖循環系反応装置を用いた。光水分解反応で生成した気体は、循環反応装置に予め加えた100Torr(100mmHg、133.32 kPa)の圧力のArと共にピストンポンプにより反応中循環させ、循環するガスは反応系に直結したガスクロマトグラフ(日立製263−30)により随時分析した。
石英製の縦反応装置には前記調製された光触媒粉末0.25gと蒸留水をさらにイオン交換した純水を充填し、前記純水中に前記光触媒を懸濁させた。光触媒は循環反応装置に加え、循環される前記100Torr(100mmHg、133.32 kPa)の圧力のArのバブリングによって撹拌される。前記光水分解の光源としては、500WXeランプ光〔波長域260nm〜600nm〕あるいはHg−Xeランプ光(波長域248nm〜436nm)を用いた。
以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、これは本発明をより理解し易くすることを目的とするものであり、これにより本発明を限定的に解釈されないことは当然である。
I,RuO担持YInGeの調製と光触媒活性試験
1)酸化イットリウム、酸化インジウムおよびゲルマニウム酸化物を1:1:4のモル比で混合し、大気下において1373Kで16時間焼成して複合酸化物、YInGeを合成した。
2)Ru(CO)12を含むTHF(テトラヒドロフラン)溶液へ、前記1)で合成したYInGeを浸漬させ、最終的にRu金属を1重量%担持させた1重量%RuO担持のYInGeを得た。これを0.25g前記Bに記載の閉鎖循環系反応装置に充填し、500WXeランプ光〔波長域260nm〜600nm〕を用い、光触媒の活性と、その活性の経時変化を調べた。その結果を図1に示す。なお、活性試験装置は閉鎖系であるので、気相の水素および酸素を排気し、その操作を2回繰り返した。触媒活性が安定であることは、光分解によるガスの発生速度から確認された。可視光領域の光照射においてもわずかの水素生成が確認された。
焼成温度を変えてYInGeを合成し、得られたYInGeに実施例1と同様の処方によりRuOを担持させ1重量%RuO担持YInGe光水分解触媒を得た。それぞれの触媒の活性を測定した。焼成温度と光触媒活性の相関を図2に示した。光触媒活性は、1373Kから、焼成温度の増加とともに増加し、1450Kで最も高くなり、1523Kの焼成温度では、やや低下することが確認された。
図3に、焼成温度1373K、1423K及び1473Kで合成したYInGeの拡散反射UVスペクトルを示す。1373Kで作製した場合に、450nm付近より光吸収がはじまり、400nmでの緩やかな吸収を示し、300nmで段差をもち、270nmで最大吸収を示した。1423K−1473Kで焼成したものの場合には、吸収開始波長および最大吸収波長は、1373Kで焼成した化合物と同じであるが、400nm付近の緩やかな吸収は消失した。
実施例1で得られたYInGe複合酸化物に担持させるRuの量(重量%)を変え、Ru担持量と光水分解触媒活性との相関を測定した。
図4に光触媒活性に及ぼすRu担持量(重量%)依存性を示す。Ru担持量の増加に伴って活性は顕著に増加し、担持量0.25−1.0重量%の範囲でほぼ最大となり、その後担持量の増加と共に活性が減少し1.5重量%では、最大活性の約半分にまで低下することが確認された。
RuO担持YIn2x−1Geにおけるxを0〜2に変化させ、Yの配合量と光水分解触媒活性との相関を測定した。
In2x−1Geの合成;
実施例1における、酸化イットリウム、酸化インジウムおよびゲルマニウム酸化物の配合量を変え、焼成条件は1423Kの条件を用いて、xが、0、0.5、1、1.25、1.75及び2の複合酸化物を合成した。
得られた、複合酸化物のUV拡散反射スペクトルを図5に示す。xの増加とともに、短波長側へシフトした。YInGeの吸収波長の特徴は、x=2.0でほぼ消失した。
1423Kで焼成して作製したYIn2−xGeのX線回折パターンを図6に示す。この化合物はソルベタイト構造を持つが、YIn2−xGeのx=0からx=2まで回折パターンは類似している。
2)YIn2x−1Geにおいて、xを0〜2に変化させて得られた複合酸化物に実施例1と同様の方法により1重量%のRuOを担持させて1重量%RuO担持YIn2−xGe触媒を調製し、その活性を前記触媒活性試験装置で、実施例1と同様の条件で測定した。結果を図7に示す。x=0では、水素のみが生成した。xの増加とともに活性も増加し、x=1.25で最大となり、それ以上のxで活性は低下した。x=2では、活性はほとんど見られなかった。x=1.0であるYInGeの化合物に対し、x=1.25では活性が約25%増加していた。この結果から触媒活性はxが1.25±0.25の範囲で良いことが分かった。
前記実施例1に対しイットリウム(Y)をテルビウム(Tb)に代えたRuO担持TbInGeの光触媒活性;
1)実施例1における酸化イットリウムに代えて酸化テルビウムを用い、これに酸化インジウムおよびゲルマニウム酸化物を、それぞれのモル比が1:2:8で混合し、大気下において1373K、1423K、1473K、1523K、1573Kおよび1623Kの各温度で焼成してTbInGeを合成した。文献のX線回折パターン〔出典;J.Solid.State Chem.170、418-423 (2003)〕より、これらの焼成温度においてTbInGeが生成したことを確認した。図8(a)および(b)にUV拡散反射スペクトルを示す。吸収は約400nmから始まり、短波長側吸収が増加し、230nm付近で最大となった。
2)実施例1と同様の手段により1重量%のRuを前記1)で合成した各TbInGeに担持させて光分解触媒を調製した。これらを用いて実施例1と同様の方法により、触媒の活性を測定した。TbInGe合成時の焼成温度と触媒活性の相関を図9に示した。焼成温度1523Kで合成した複合酸化物を用いた光触媒の活性が最大であった。
3)活性が最大の触媒を用いて,活性の経時変化を調べた。4時間の周期を3回行った。結果を図10に示す。水素と酸素が生成し、水の光完全分解が安定に進行したことが分かった。
希土類元素を、サマリウム(Sm)、ガドリニウム(Gd)およびホルミウム(Ho)に代えた1重量%RuO担持SmInGe、1重量%RuO担持GdInGeおよび1重量%RuO担持HoInGeの光触媒活性;
1)酸化イットリウムに代えて酸化サマリウム、酸化ガドリニウム、および酸化ホルミウムを用い、これに酸化インジウムおよびゲルマニウム酸化物を、それぞれのモル比が1:2:8となるように混合し、大気下において1523Kで焼成してそれぞれ、SmInGe(a)、GdInGe(b)およびHoInGe(c)を合成した。これらのUV−可視光(VL)拡散反射スペクトルを図11に示した。(b)および(c)は高い吸収を示し、活性が高い光触媒が得られることが予想された。
2)これに実施例1と同様の方法により1重量%のRuOを担持させた1重量%RuO担持SmInGe、1重量%RuO担持GdInGeおよび1重量%RuO担持HoInGeを調製した。実施例1の条件でこれらの3時間光水分解活性を測定した。これらの結果を図13にまとめて示した。
希土類元素及び三価の金属イオンを、ルテチウム(Lu)、ガリウム(Ga)およびエルビウム(Er)に代えて合成したLuInGe、GaInGeおよびErInGeの光吸収特性並びに1重量%RuO担持ErInGeの光触媒活性;
1)酸化イットリウムに代えて酸化ルテチウム、酸化ガリウム、および酸化エルビウムを用い、これに酸化インジウムおよびゲルマニウム酸化物を、それぞれのモル比が1:2:8となるように混合し、大気下において1523Kで焼成してそれぞれ、LuInGe(a)、GaInGe(b)およびErInGe(c)合成した。これらのUV−可視光(VL)拡散反射スペクトルを図12に示した。(c)は高い吸収を示し、活性が高い光触媒が得られることが予想された。
2)実施例1と同様の方法により1重量%のRuOを担持させた1重量%RuO担持ErInGeを調製した。実施例1の条件でこれの3時間光水分解活性を測定した。これを図13にまとめて示した。図14は図13で示した光触媒活性の測定で生成したHおよびOの積算量を示す。
これらの結果から、光触媒の活性はランタノイドイオンのイオン半径が小さくなるほど大きいことが観察された。
以上のように、本発明の提供する、単一系の水の完全光分解活性を示す触媒は、活性が優れ、活性が安定であり、産業上の利用性が高いものである。
実施例1の1重量%RuO担持YInGeの水の完全光分解触媒の500WXeランプ光〔波長域260nm〜600nm〕を用いた触媒活性特性を示す YInGeの合成時の焼成温度とこれに1重量%RuOを担持させた触媒の活性との相関を示す 焼成温度1373K、1423K及び1473Kで合成したYInGeの拡散反射UVスペクトル 実施例1で得られたYInGe複合酸化物に担持させるRuの量(重量%)とRu担持光水分解触媒の活性との相関 In2x−1Geにおいてxが、0、0.5、1、1.25、1.75及び2の複合酸化物のUV拡散反射スペクトル In2x−1Geにおいてxが、0、0.5、1、1.25、1.75及び2の複合酸化物のX線回折パターンを In2x−1Geにおいてxを0〜2に変化させて得られた複合酸化物に1重量%RuOを担持して調製して光触媒のY配合量と触媒活性との相関 実施例5の1373K、1423Kおよび1473K(a)、並びに1523K、1573Kおよび1623K(b)の各温度で焼成したTbInGeのUV−可視光拡散反射スペクトル 図8のTbInGeに1重量%のRuOを担持させて調製した光水分解活性触媒の光水分解特性と複合酸化物の合成時の焼成温度との相関を示す 焼成温度1523Kで合成した複合酸化物を用いた光触媒の4時間1周期で3周期の活性 SmInGe(a)、GdInGe(b)およびHoInGe(c)のUV−可視光(VL)拡散反射スペクトル LuInGe(a)、GaInGe(b)およびErInGe(c)のUV−可視光(VL)拡散反射スペクトル 1重量%RuO担持SmInGe、1重量%RuO担持GdInGe、1重量%RuO担持HoInGeおよび1重量%RuO担持ErInGe光水分解触媒の3時間径時活性 図13の各光水分解触媒の活性試験で生成したHおよびOの積算量

Claims (4)

  1. RuO担持L2x−13n+1、ここでLは三価の金属イオンであるGaおよびY、あるいはランタニドであるTb、Sm、Ga、Ho、Erから成る群から選択される少なくとも一種の元素であり、XはIn、GaまたはTlから選択されるd 10 電子状態の三価の金属イオンであり、ZはGeまたはSnから選択される10電子状態の四価の金属イオンであり、xは0<x<2であり、nは2である、で表される光触媒。
  2. XはInでありZはGeである請求項1に記載の光触媒。
  3. LがYであり、xが1.25±0.25である請求項2に記載の光触媒。
  4. 請求項1乃至3に記載の何れかの光触媒からなる水の完全分解用光触媒。
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