JP4567656B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技に必要な図柄を変動表示する変動表示手段と、その変動表示を制御するマイクロコンピュータ等の制御手段とを備えたスロットマシン、パチンコ機その他の遊技機に関する。
例えば、停止ボタンを備えたスロットマシン、いわゆるパチスロ機は、正面の表示窓内に複数の図柄を表示する機械的回転リールを複数配列して構成した変動表示装置、或いはリール上の図柄を画面に表示する電気的変動表示装置を有する。遊技者のスタート操作に応じて、制御手段が変動表示装置を駆動して各リールを回転させることにより、図柄を変動表示させ、一定時間後自動的に或いは遊技者の停止操作により、各リールの回転を順次停止させる。このとき、表示窓内に現れた各リールの図柄が特定の組合わせ(入賞図柄)になった場合にコイン、メダル等の遊技媒体を払出すことで遊技者に利益を付与するものである。
現在主流の機種は、複数種類の入賞態様を有するものである。特に、所定の入賞役の入賞が成立したときは、1回のコインの払出しに終わらず、所定期間、通常の状態よりも条件の良い遊技状態となる。このような入賞役として、遊技者に相対的に大きい利益を与えるゲームが所定回数行える特別増加役(「ビッグボーナス」と称し、以下「BB」と略記する)と、遊技者に相対的に小さい利益を与える遊技を所定ゲーム数行える入賞役(「レギュラーボーナス」と称し、以下「RB」と略記する)がある。
また、現在主流の機種においては、有効化された入賞ライン(以下「有効ライン」という)に沿って所定の図柄の組合せが並び、コイン、メダル等が払出される入賞が成立するには、内部的な抽選処理(以下、「内部抽選」という)により入賞役に当選(以下、「内部当選」という)し、且つその内部当選した入賞役(以下、「内部当選役」という)の入賞成立を示す図柄の組合わせを有効ラインに停止できるタイミングで遊技者が停止操作を行うことが要求される。つまり、いくら内部当選したとしても、遊技者の停止操作のタイミングが悪いと入賞を成立させることができない。すなわち、停止操作のタイミングに熟練した技術が要求される(「目押し」といわれる技術介入性の比重が高い)遊技機が現在の主流である。
このような遊技機の一例として、払出枚数が同数の3種類の特定入賞役のいずれかに「内部当選」したとき、どの特定入賞役に「内部当選」したかを報知し、「目押し」ができることを条件として遊技者が所持するコインの数を減少させないようにすることが可能な期間(当業界では「アシストタイム」と称されているので、以下これを「AT」と記述する)を発生させる機能を備えた遊技機(「AT機」と称されている)が提供されている。この「AT機」では、後述の「BB遊技状態」の終了後、“1/2”の確率で「AT」を発生させるようにしている。
また、BBの入賞成立により発生する後述の「BB中一般遊技状態」において、“1/2”の確率で上記「AT」と実質的に同一の状況を発生させるようにした遊技機が提供されている。
しかしながら、上記「AT」又はこれと実質的に同一の状況が発生するか否かは、予め定められた確率に従って決定される。従って、例えば複数回連続して「AT」が発生したり、複数回連続して「AT」が発生しなかったり、或いは「AT」が発生する場合と発生しない場合とが交互に生じる等、遊技者の遊技に対する興味を増加させるようなパターンに従って「AT」が発生する頻度は極めて少ない。
また、「AT」等の発生の確率は予め定められたものであり、遊技店側であっても変更することができない。このため、「AT機」の遊技が単調となっていた。また、「AT機」では、「AT」の発生の度合いによって遊技に賭けた一の遊技媒体当りの払出される遊技媒体の数の期待値(一般に「出玉率」と称されている)が変化するにも拘らず上記確率が固定化されており、またその発生のパターンも確率に従うことから多様性のある遊技を提供することができない。
本発明の目的は、遊技者にとって有利な状況の発生パターンに面白みのある遊技機を提供することである。
本発明の第1の態様は、遊技に必要な複数の図柄を変動表示する変動表示手段と、特定役の入賞成立を示す特定の図柄組合せが、変動表示手段の変動表示の停止時に所定のラインに沿って並ぶこととなるために必要な情報を報知する報知手段と、変動表示手段及び報知手段を制御する制御手段とを具備し、制御手段は、特定の図柄組合せを含む、遊技者にとって有利な図柄組合せが、変動表示の停止時に所定のラインに沿って並ぶことを許可するか否かの第一の決定と、第一の決定の結果及び遊技者の停止操作のタイミングに基づいて、変動表示の停止時に表示すべき態様を決定する第二の決定と、特別増加役の入賞成立に基づいて発生する特別遊技状態の終了後に報知手段により報知される遊技者にとって有利な状況を、複数回の特別遊技状態の後発生させるか否かについて、一の乱数抽選の結果に基づいて予め決定する第三の決定とを行い、第一の決定の結果が、特定の図柄組合せが所定のラインに沿って並ぶことを許可するものであるとき、情報として特定の図柄組合せを構成する図柄が報知されることを特徴とする。
本発明の別の態様では、有利な状況は、特別増加役の入賞成立に基づいて複数回発生する所定の遊技状態の各々において発生可能であることを特徴とする。
本発明の別の態様では、有利な状況は、特別増加役の入賞成立に基づいて発生する特別遊技状態が終了した後の遊技状態において発生可能であることを特徴とする。
本発明の第4の態様では、制御手段は、有利な状況が発生可能な複数の遊技状態の各々について、一の抽選処理により、有利な状況を発生させるか否かを予め決定することを特徴とする。
本発明の第5の態様では、制御手段は、変動表示手段の制御と第一の決定及び第二の決定とを行う主制御手段と、報知手段の制御及び第三の決定を行う副制御手段とにより構成されることを特徴とする。
本発明の遊技機において、制御手段は、複数回の特別遊技状態の後、報知手段により報知が行われる状況を発生させるか否かを、一の乱数抽選の結果に基づいて予め決定する。従って、報知が行われる状況を、複数回の特別遊技状態の後常に発生させる等、遊技者の遊技に対する興味が増加するようなパターンに従って、当該状況の発生を制御することができる。
また、特定の図柄組合せが所定のラインに沿って並ぶこととなるために必要な情報は、特定の図柄組合せを構成する図柄である。従って、報知された図柄を狙って「目押し」を行えば特定役の入賞成立を実現することができるので、「目押し」という技術介入の要素を遊技に付加することができる。
本発明の別の態様では、特定の図柄組合せが所定のラインに沿って並ぶこととなるために必要な情報が報知される状況は、特別増加役の入賞成立に基づいて複数回発生する所定の遊技状態(例えば、後述の「BB中一般遊技状態」)の各々において、或いは特別増加役の入賞成立に基づいて発生する特別遊技状態(例えば、後述の「BB遊技状態」)が終了した後の遊技状態(例えば、後述の「一般遊技状態」)において発生可能である。
本発明の更に別の態様では、制御手段は、必要な情報が報知される状況が発生可能な複数の状態の各々について、一の抽選処理により、状況を発生させるか否かを予め決定する。従って、上記状況の発生パターンを任意に設定することができるので、面白みのある遊技を提供することができる。
本発明の更に別の態様では、制御手段は、主制御手段と報知手段の制御、及び第三の決定を行う副制御手段とにより構成される。副制御手段が第三の決定に基づいて報知手段を制御する。従って、操作部において設定(例えば「第2設定値」)を変更することにより、「第1設定値」を変更することなく「出玉率」を変化させることができる。また、「第1設定値」毎に、遊技機に関する法令により機能が制限されている主制御手段が備える、いわゆる「入賞確率テーブル」の数を減じ(例えば“1”とする)、主制御手段の負担を軽減するようにしても、従来と同程度の「出玉率」の選択の幅を維持することができる。
図1は、本発明の一実施例の遊技機1の外観を示す斜視図である。遊技機1は、いわゆる「パチスロ機」である。この遊技機1は、遊技媒体としてコイン、メダル又はトークンなどを用いて遊技する遊技機であるが、以下ではコインを用いるものとして説明する。
遊技機1の全体を形成しているキャビネット2の正面には、略垂直面としてのパネル表示部2aが形成され、その中央には縦長矩形の表示窓4L,4C,4Rが設けられる。表示窓4L,4C,4Rには、入賞ラインとして水平方向にトップライン8b,センターライン8c及びボトムライン8d、斜め方向にクロスダウンライン8a及びクロスアップライン8eが設けられている。これらの入賞ラインは、後述の1−BETスイッチ11、2−BETスイッチ12、最大−BETスイッチ13を操作すること、或いはコイン投入口22にコインを投入することにより、それぞれ1本、3本、5本が有効化される。どの入賞ラインが有効化されたかは、後で説明するBETランプ9a,9b,9cの点灯で表示される。
キャビネット2の内部には、各々の外周面に複数種類の図柄によって構成される図柄列が描かれた3個のリール3L,3C,3Rが回転自在に横一列に設けられ、変動表示手段を形成している。各リールの図柄は表示窓4L,4C,4Rを通して観察できるようになっている。各リールは、定速回転(例えば80回転/分)で回転する。
表示窓4L,4C,4Rの左側には、1−BETランプ9a、2−BETランプ9b、最大BETランプ9c、クレジット表示部19が設けられる。1−BETランプ9a、2−BETランプ9b及び最大BETランプ9cは、一のゲームを行うために賭けられたコインの数(以下、「BET数」という)に応じて点灯する。ここで、本実施例では、一のゲームは、全てのリールが停止したとき、又はそのゲームの液晶表示装置5における演出表示が終了したときに終了する。1−BETランプ9aは、BET数が“1”で1本の入賞ラインが有効化されたときに点灯する。2−BETランプ9bは、BET数が“2”で3本の入賞ラインが有効化されたときに点灯する。最大BETランプ9cは、BET数が“3”で全て(5本)の入賞ラインが有効化されたときに点灯する。クレジット表示部19は、7セグメントLEDから成り、貯留されているコインの枚数を表示する。また、クレジット表示部19は、設定変更時において、「第2設定値」を表示し、その表示はスタートレバー6を操作する毎に“1”〜“6”に変化する。
表示窓4L,4C,4Rの右側には、WINランプ17及び払出表示部18が設けられる。WINランプ17は、BB入賞又はRB入賞が成立した場合に点灯し、BB又はRBに内部当選した場合に所定確率で点灯する。払出表示部18は、7セグメントLEDから成り、入賞成立時のコインの払出枚数を表示する。また、払出表示部18は、設定変更時において、「第1設定値」を表示し、その表示はリセットスイッチ26(後述の図5)を操作する毎に“1”〜“6”に変化する。パネル表示部2aの左側上部には、BB遊技状態ランプ28a、RB遊技状態ランプ28b、再遊技表示ランプ28c、遊技停止表示ランプ28dが設けられる。BB遊技状態ランプ28aは、後で説明するBB遊技状態において点灯し、RB遊技状態ランプ28bは、後で説明するRB遊技状態において点灯する。再遊技ランプ27は、後で説明する再遊技(リプレイ)の入賞が成立したときに点灯する。遊技停止表示ランプ28dは、前回のゲームと今回のゲームとの間(例えば、前回のゲームのリールの回転開始から今回のゲームの開始操作までの間)の時間が所定時間(例えば4.1秒)未満の時やエラー発生時等に点灯する。
パネル表示部2aの右側上部には、ボーナス遊技情報表示部20が設けられる。ボーナス遊技情報表示部20は、7セグメントLEDから成り、後で説明するRBゲーム可能回数及びRBゲーム入賞可能回数を表示する。表示窓4L,4C,4Rの下方には水平面の台座部10が形成され、その台座部10と表示窓4L,4C,4Rとの間には液晶表示装置5が設けられている。この液晶表示装置5の表示画面5aには、後で説明する「停止操作補助期間」において「ベルの小役」に内部当選したとき、その入賞成立が許可されることとなる「停止操作の順番」、すなわち、遊技者にとって入賞を成立させるために必要な停止ボタン7L,7C,7Rの操作順序が表示される。図1の表示画面5aには、停止ボタン7L,7C,7Rの操作順序の一例として「左のリールから押してください」と表示されている。
液晶表示装置5の右側にはコイン投入口22が設けられ、液晶表示装置5の左側には、1−BETスイッチ11、2−BETスイッチ12、および最大BETスイッチ13が設けられる。1−BETスイッチ11は、1回の押し操作により、クレジットされているコインのうちの1枚がゲームに賭けられ、2−BETスイッチ12は、1回の押し操作により、クレジットされているコインのうちの2枚がゲームに賭けられ、最大BETスイッチ13は、1回のゲームに賭けることが可能な最大枚数のコインが賭けられる。これらのBETスイッチを操作することで、前述のとおり、所定の入賞ラインが有効化される。
台座部10の前面部の左寄りには、遊技者がゲームで獲得したコインのクレジット/払出しを押しボタン操作で切り換えるC/Pスイッチ14が設けられている。このC/Pスイッチ14の切り換えにより、正面下部のコイン払出口15からコインが払出され、払出されたコインはコイン受け部16に溜められる。C/Pスイッチ14の右側には、遊技者の操作により上記リールを回転させ、表示窓4L,4C,4R内での図柄の変動表示を開始するためのスタートレバー6が所定の角度範囲で回動自在に取り付けられている。
台座部10の前面部中央で、液晶表示装置5の下方位置には、3個のリール3L,3C,3Rの回転をそれぞれ停止させるための3個の停止ボタン7L,7C,7Rが設けられている。ここで、本実施例では、全てのリールが回転しているときに行われる停止操作を「第1停止操作」、次に行われる停止操作を「第2停止操作」、「第2停止操作」の後に行われる停止操作を「第3停止操作」という。キャビネット2の上方の左右には、スピーカ21L,21Rが設けられ、その2台のスピーカ21L,21Rの間には、入賞図柄の組合せ及びコインの配当枚数等を表示する配当表パネル23が設けられている。
図2は、各リール3L,3C,3Rに表わされた複数種類の図柄が21個配列された図柄列を示している。各図柄には“00”〜“20”のコードナンバーが付され、データテーブルとして後で説明するROM32(図5)に格納されている。各リール3L,3C,3Rは、図柄列が図2の矢印方向に移動するように回転駆動される。
実施例の遊技機1において、遊技者は、通常の遊技状態である「一般遊技状態」、多数のコインを獲得可能な「BB遊技状態」及び「RB遊技状態」においてゲームを行うことができる。また、「一般遊技状態」では、後で説明する「ベルの小役」に内部当選したとき、その入賞を成立させるために必要な「停止操作の順番」の報知が行われる状況(以下「停止操作補助期間」という)が設けられる。「停止操作補助期間」以外の状況を以下、「通常期間」という。
「BB遊技状態」(ビックボーナス遊技状態)は、遊技者にとって最も有利な遊技状態であり、有効ラインに沿って“白7(図2の図柄91)−白7−白7”、“青7(図2の図柄92)−青7−青7”又は“大鷲(図2の図柄93)−大鷲−大鷲”が並び、BBの入賞が成立することにより発生する。このとき、15枚のコインが払出される。この「BB遊技状態」は、次に述べる「RB遊技状態」、及び「小役」の入賞が成立する可能性がある「BB中一般遊技状態」により構成される。
「RB遊技状態」(レギュラーボーナス遊技状態)は、「一般遊技状態」において、有効ラインに沿って“白7−白7−青7”が並び、RBの入賞が成立することにより発生する。この「RB遊技状態」は、コインを1枚賭けることにより所定の図柄組合せ“JAC(図2の図柄97)−JAC−JAC”が揃い、15枚のコインを獲得できるボーナスゲーム(JACゲームという)に当たりやすい遊技状態である。ここで、一般に上記JACゲームに入賞することを役物増加入賞と称している。なお、「RB遊技状態」は、上述の「BB中一般遊技状態」において、有効ラインに沿って“JAC−JAC−JAC”が並ぶこと(いわゆる「JAC IN」)によっても発生する。
「一般遊技状態」又は「BB中一般遊技状態」において、“スイカ(図2の図柄94)−スイカ−スイカ”又は“ベル(図2の図柄95)−ベル−ベル”が有効ラインに沿って並ぶことにより、「スイカの小役」の入賞又は「ベルの小役」の入賞が成立する。「スイカの小役」の入賞が成立すると“14枚”のコインが払出される。「ベルの小役」の入賞が成立すると“9枚”のコインが払出される。左のリール3Lの“チェリー(図2の図柄96)”が有効ライン上に停止したときは、中央のリール3C及び右のリール3Rの停止態様に拘わらず、「チェリーの小役」の入賞が成立する。「再遊技(リプレイ)」の入賞は、「一般遊技状態」において、“JAC−JAC−JAC”が有効ラインに沿って並ぶことにより成立する。「再遊技」の入賞が成立すると、投入したコインの枚数と同数のコインが自動投入されるので、遊技者は、コインを消費することなく次のゲームを行うことができる。
「一般遊技状態」における「停止操作補助期間」は、「BB遊技状態」の後、発生する。「停止操作補助期間」が発生するかどうかは、「第2設定値」等に基づいて決定される。本実施例では、「停止操作補助期間」は、“150ゲーム”が消化されるまでの間、又は、BBに内部当選するまでの間、継続する。
次に、図3を参照して「停止操作補助期間」において、「ベルの小役」に内部当選したとき、表示画面5aに表示される表示例について説明する。この表示例は、スタートレバー6の操作(以下「スタート操作」という)が行われたときのものである。
(A)に示す表示例では、表示画面5aに「左のリールから押して下さい」と表示され、「ベルの小役」の入賞を成立させるためには、第1停止操作として左の停止ボタン7Lを操作(以下「順押し」という)すべきことを報知している。(B)に示す表示例では、「中央のリールから押して下さい」と表示され、第1停止操作として中央の停止ボタン7Cを操作(以下「中押し」という)すべきことを報知している。(C)に示す表示例では、「右のリールから押して下さい」と表示され、第1停止操作として右の停止ボタン7Rを操作(以下「逆押し」という)すべきことを報知している。
本実施例では、「ベルの小役」に内部当選したとき、「第1停止操作」、「第2停止操作」、及び「第3停止操作」のそれぞれを、いずれか一の有効ラインの位置に“ベル(図2の図柄95)”が到達したときに行ったとしても、必ずしも「ベルの小役」の入賞は成立しない。具体的には、「ベルの小役」に内部当選した後、後で説明する「停止位置検索用テーブル」のテーブルナンバー“1”〜“3”のいずれかが選択される。選択されたテーブルナンバー毎に、「ベルの小役」の入賞を成立させることができる「停止操作の順番」、すなわち「順押し」、「中押し」又は「逆押し」が予め定められている。「停止操作補助期間」において、「ベルの小役」の入賞を成立させるための「停止操作の順番」が報知されることにより、遊技者は「目押し」を行うことなく確実にその入賞を成立させることができる。
図4は、「通常期間」及び「停止操作補助期間」において、「ベルの小役」の内部確率と、「ベルの小役」の入賞が成立することにより遊技に賭けたコイン1枚に対して遊技者に付与されるコインの数の期待値を示す。
「通常期間」において、「ベルの小役」に内部当選する確率(以下、「内部確率」という)は、“1/3”である。前述のように、「ベルの小役」に内部当選したとき、その入賞を成立させるために必要な「停止操作の順番」が定められた「停止操作検索用テーブル」に対応した3つのテーブルナンバーが選択される。従って、「停止操作の順番」を含めた「内部確率」は、「ベルの小役」の「内部確率」“1/3”と、いずれかのテーブルナンバーが選択される確率(以下「選択確率」という)“1/3”とを掛けることにより、それぞれ“1/9”となる。
「順押し」により入賞を成立させることができる「ベルの小役」、「中押し」により入賞を成立させることができる「ベルの小役」、又は「逆押し」により入賞を成立させることができる「ベルの小役」の入賞成立により、遊技に賭けたコイン1枚に対して遊技者に付与されるコインの数の「期待値」は、夫々「内部確率」×「選択確率」×「1/賭け枚数」×「1/「停止操作の順番」の種類」×「払出枚数」により算出される。具体的には、「順押し」、「中押し」又は「逆押し」により入賞を成立させることができる「ベルの小役」の夫々の「期待値」は、“1/3”ד1/3”ד1/3”ד1/3”ד9”を計算することにより、“1/9”となる。従って、上記3つの「ベルの小役」を含めた「期待値」は、“1/3”となる。すなわち、「通常期間」においては、一のゲームについて“3枚”のコインを賭けて遊技を行った場合、“1枚”のコインが払出されることとなる。ただし、上記の「期待値」は、「ベルの小役」の入賞が成立した場合のみを想定しており、他の小役の入賞成立した場合については、考慮していない。
「停止操作補助期間」において、「ベルの小役」の「内部確率」は、「通常期間」と同様に“1/3”である。「停止操作補助期間」では、「ベルの小役」に内部当選したとき、入賞を成立させるために必要な「停止操作の順番」、すなわち、「順押し」、「中押し」、「逆押し」のいずれかが報知され、確実に入賞を成立させることができる。従って、「順押し」により入賞を成立させることができる「ベルの小役」、「中押し」により入賞を成立させることができる「ベルの小役」、又は「逆押し」により入賞を成立させることができる「ベルの小役」の入賞成立の夫々について、「停止順番の種類」は“1”となることから、遊技に賭けたコイン1枚当りの遊技者に付与されるコインの数の「期待値」は、“1/3”となる。従って、3つの「ベルの小役」を含めた「期待値」は、“1”となる。すなわち、「停止操作補助期間」においては、一のゲームについて“3枚”のコインを賭けて遊技を行った場合、一のゲームにおいて、“3枚”のコインが払出されることとなる。このため、「停止操作補助期間」では、遊技者が所持するコインの数が減少することはない。
図5は、遊技機1における遊技処理動作を制御する主制御回路71と、主制御回路71に電気的に接続する周辺装置(アクチュエータ)と、主制御回路71から送信される制御指令に基づいて液晶表示装置5及びスピーカ21を制御する副制御回路72とを含む回路構成を示す。
主制御回路71は、回路基板上に配置されたマイクロコンピュータ30を主たる構成要素とし、これに乱数サンプリングのための回路を加えて構成されている。マイクロコンピュータ30は、予め設定されたプログラムに従って制御動作を行うCPU31と、記憶手段であるROM32及びRAM33を含む。
CPU31には、基準クロックパルスを発生するクロックパルス発生回路34及び分周器35と、サンプリングされる乱数を発生する乱数発生器36及びサンプリング回路37とが接続されている。なお、乱数サンプリングのための手段として、マイクロコンピュータ30内で、すなわちCPU31の動作プログラム上で乱数サンプリングを実行するように構成してもよい。その場合、乱数発生器36及びサンプリング回路37は省略可能であり、或いは、乱数サンプリング動作のバックアップ用として残しておくことも可能である。
マイクロコンピュータ30のROM32には、スタートレバー6を操作(スタート操作)する毎に行われる乱数サンプリングの判定に用いられる確率抽選テーブル、停止ボタンの操作に応じてリールの停止態様を決定するための停止位置検索用テーブル(図8〜図10)、副制御回路72へ送信するための各種制御指令(コマンド)等が格納されている。このコマンドには、「内部当選役コマンド」、「全リール停止コマンド」、「入賞役コマンド」等がある。これらのコマンドについては後で説明する。
図5の回路において、マイクロコンピュータ30からの制御信号により動作が制御される主要なアクチュエータとしては、各種ランプ(1−BETランプ9a、2−BETランプ9b、最大BETランプ9c、WINランプ17、BB遊技状態ランプ28a、RB遊技状態ランプ28b、再遊技表示ランプ28c、遊技停止表示ランプ28d)と、各種表示部(払出表示部18、クレジット表示部19、ボーナス遊技情報表示部20)と、コインを収納し、ホッパー駆動回路41の命令により所定枚数のコインを払出す遊技価値付与手段としてのホッパー(払出しのための駆動部を含む)40と、リール3L,3C,3Rを回転駆動するステッピングモータ49L,49C,49Rとがある。
更に、ステッピングモータ49L,49C,49Rを駆動制御するモータ駆動回路39、ホッパー40を駆動制御するホッパー駆動回路41、各種ランプを駆動制御するランプ駆動回路45、及び各種表示部を駆動制御する表示部駆動回路48がI/Oポート38を介してCPU31の出力部に接続されている。これらの駆動回路は、それぞれCPU31から出力される駆動指令などの制御信号を受けて、各アクチュエータの動作を制御する。
また、マイクロコンピュータ30が制御指令を発生するために必要な入力信号を発生する主な入力信号発生手段としては、スタートスイッチ6S、1−BETスイッチ11、2−BETスイッチ12、最大BETスイッチ13、C/Pスイッチ14、投入コインセンサ22S、電源メインスイッチ25、リセットスイッチ26、設定用鍵型スイッチ27、リール停止信号回路46、リール位置検出回路50、払出完了信号回路51がある。これらも、I/Oポート38を介してCPU31に接続されている。
スタートスイッチ6Sは、スタートレバー6の操作を検出する。投入コインセンサ22Sは、コイン投入口22に投入されたコインを検出する。リール停止信号回路46は、各停止ボタン7L,7C,7Rの操作に応じて停止信号を発生する。リール位置検出回路50は、リール回転センサからのパルス信号を受けて各リール3L,3C,3Rの位置を検出するための信号をCPU31へ供給する。払出完了信号回路51は、コイン検出部40Sの計数値(ホッパー40から払出されたコインの枚数)が指定された枚数データに達した時、コイン払出完了を検知するための信号を発生する。
電源メインスイッチ25は、遊技機1に電源を投入するためのものである。なお、各アクチュエータ等へ電力を供給する電源回路については省略している。リセットスイッチ26は、「第1設定値」を選択するために設けられている。この「第1設定値」は、一般に“6段階”設けられ、各段階毎に対応する入賞確率テーブルが設けられている。各入賞確率テーブルでは、各入賞役に内部当選する確率が異なる。従って、「第1設定値」が異なると遊技のために賭けたコインの単位枚数当りに払出されるコインの枚数の期待値(出玉率)が変化することとなる。設定用鍵型スイッチ27は、「第1設定値」及び「第2設定値」を設定するために設けられている。この設定用鍵型スイッチ27を“ON”した後、電源メインスイッチ25を“ON”すると、「第1設定値」を表示する払出表示部18及び「第2設定値」を表示するクレジット表示部19に“1”と表示される。リセットスイッチ26を操作する毎に払出表示部18の表示が“1”〜“6”に変化し、任意の「第1設定値」が選択できるようになっている。また、スタートレバー6を操作する毎にクレジット表示部19の表示が“1”〜“6”に変化し、任意の「第2設定値」が選択できるようになっている。所望の「第1設定値」及び「第2設定値」を選択した後、設定用鍵型スイッチ27を“OFF”とすることにより、通常の遊技を開始できる状態となる。なお、設定用鍵型スイッチ27が“OFF”とされたとき、CPU31は、選択された「第2設定値」の情報を含む「第2設定値変更コマンド」を副制御回路72へ送信する(後述の図13のST5)。
このように、それぞれ“6段階”設けられた「第1設定値」及び「第2設定値」を組合せることにより、“36種類”の設定が可能である。「停止操作補助期間」の発生の有無は、「出玉率」に影響を与えるものであるから、“36種類”のうちからいずれかを選択し、多様性のある遊技を提供することができる。
図5の回路において、乱数発生器36は、一定の数値範囲に属する乱数を発生し、サンプリング回路37は、スタートレバー6が操作された後の適宜のタイミングで1個の乱数をサンプリングする。こうしてサンプリングされた乱数を用いて、ROM32内に格納されている確率抽選テーブルから内部当選役が決定される。内部当選役が決定された後、「停止位置検索用テーブル」を選択するために再び乱数のサンプリングが行われる。
リール3L,3C,3Rの回転が開始された後、ステッピングモータ49L,49C,49Rの各々に供給される駆動パルスの数が計数され、その計数値はRAM33の所定エリアに書き込まれる。リール3L,3C,3Rからは一回転毎にリセットパルスが得られ、これらのパルスはリール位置検出回路50を介してCPU31に入力される。こうして得られたリセットパルスにより、RAM33で計数されている駆動パルスの計数値が“0”にクリアされる。これにより、RAM33内には、各リール3L,3C,3Rについて一回転の範囲内における回転位置に対応した計数値が格納される。
上記のようなリール3L,3C,3Rの回転位置とリール外周面上に描かれた図柄とを対応づけるために、図柄テーブルが、ROM32内に格納されている。この図柄テーブルでは、前述したリセットパルスが発生する回転位置を基準として、各リール3L,3C,3Rの一定の回転ピッチ毎に順次付与されるコードナンバーと、それぞれのコードナンバー毎に対応して設けられた図柄を示す図柄コードとが対応づけられている。
更に、ROM32内には、入賞図柄組合せテーブルが格納されている。この入賞図柄組合せテーブルでは、入賞となる図柄の組合せと、入賞のコイン配当枚数と、その入賞を表わす入賞判定コードとが対応づけられている。上記の入賞図柄組合せテーブルは、左のリール3L,中央のリール3C,右のリール3Rの停止制御時、及び全リール停止後の入賞確認を行うときに参照される。
上記乱数サンプリングに基く抽選処理(確率抽選処理)により内部当選した場合には、CPU31は、遊技者が停止ボタン7L,7C,7Rを操作したタイミングでリール停止信号回路46から送られる操作信号、及び選択された「停止位置検索用テーブル」に基づいて、リール3L,3C,3Rを停止制御する信号をモータ駆動回路39に送る。
内部当選した入賞役の入賞を示す停止態様となれば、CPU31は、払出し指令信号をホッパー駆動回路41に供給してホッパー40から所定個数のコインの払出しを行う。その際、コイン検出部40Sは、ホッパー40から払出されるコインの枚数を計数し、その計数値が指定された数に達した時に、コイン払出完了信号がCPU31に入力される。これにより、CPU31は、ホッパー駆動回路41を介してホッパー40の駆動を停止し、「コインの払出し処理」を終了する。
図6のブロック図は、副制御回路72の構成を示す。副制御回路72は、主制御回路71からの制御指令(コマンド)に基づいて液晶表示装置5の表示制御及びスピーカ21からの音の出力制御を行う。この副制御回路72は、主制御回路71を構成する回路基板とは別の回路基板上に構成され、マイクロコンピュータ(以下「サブマイクロコンピュータ」という)73を主たる構成要素とし、液晶表示装置5の表示制御手段としての画像制御回路81、スピーカ21により出音される音を制御する音源IC78、及び増幅器としてのパワーアンプ79で構成されている。
サブマイクロコンピュータ73は、主制御回路71から送信された制御指令に従って制御動作を行うサブCPU74と、記憶手段としてのプログラムROM75と、ワークRAM76とを含む。副制御回路72は、クロックパルス発生回路、分周器、乱数発生器及びサンプリング回路を備えていないが、サブCPU74の動作プログラム上で乱数サンプリングを実行するように構成されている。この乱数サンプリングにより、「停止操作補助期間」を発生させるかどうかが決定される。プログラムROM75は、サブCPU74で実行する制御プログラムを格納する。ワークRAM76は、上記制御プログラムをサブCPU74で実行するときの一時記憶手段として構成される。
画像制御回路81は、画像制御CPU82、画像制御ワークRAM83、画像制御プログラムROM84、画像ROM86、ビデオRAM87及び画像制御IC88で構成される。画像制御CPU82は、サブマイクロコンピュータ73で設定されたパラメータに基き、画像制御プログラムROM84内に格納する画像制御プログラムに従って液晶表示装置5での表示内容を決定する。画像制御プログラムROM84は、液晶表示装置5での表示に関する画像制御プログラムや各種選択テーブルを格納する。画像制御ワークRAM83は、上記画像制御プログラムを画像制御CPU82で実行するときの一時記憶手段として構成される。画像制御IC88は、画像制御CPU82で決定された表示内容に応じた画像を形成し、液晶表示装置5に出力する。画像ROM86は、画像を形成するためのドットデータを格納する。ビデオRAM87は、画像制御IC88で画像を形成するときの一時記憶手段として構成される。
[主制御回路]次に、「ベルの小役」に内部当選したときに選択される「テーブルナンバー」と、「停止操作の順番」と、「ベルの小役」の入賞の成否との関係を図7を参照して説明する。
テーブルナンバー“1”〜“3”は、「ベルの小役」に内部当選したとき、後で説明する「停止位置検索用テーブル選択処理」(図17)において選択される。ROM32には、各テーブルナンバーに対応した「停止位置検索用テーブル」(後述の図8〜図10)が設けられている。テーブルナンバー“1”が選択されたとき、「順押し」を行った場合にのみ、「ベルの小役」の入賞を成立させることができる。テーブルナンバー“2”が選択されたとき、「中押し」を行った場合にのみ、「ベルの小役」の入賞を成立させることができる。テーブルナンバー“3”が選択されたとき、「逆押し」を行った場合にのみ、「ベルの小役」の入賞を成立させることができる。このように、テーブルナンバーが選択されることにより、「ベルの小役」の入賞を成立させるために必要な「停止操作の順番」が決定されることとなる。
次に、図8〜図10を参照して「一般遊技状態」において「ベルの小役」に内部当選した場合に参照される「停止位置検索用テーブル」について説明する。
「停止位置検索用テーブル」には、「順押し」、「中押し」、及び「逆押し」に対応して、各リール3L,3C,3Rの「停止操作位置」と「停止制御位置」とが示されている。「停止操作位置」は、各リール3L,3C,3Rに対応して設けられた停止ボタン7L,7C,7Rが操作されたとき、センターライン8cに位置していた図柄のコードナンバーを表わす。「停止制御位置」とは、停止操作が行われたリールが停止したとき、センターライン8cの位置に停止表示される図柄のコードナンバーを表わす。ここで、本実施例では、いわゆる「引き込み数」を最大“4コマ”としている。例えば、左のリール3Lの回転中において、コードナンバー“04”の“ベル(図2の図柄95)”がセンターライン8cの位置に到達したとき、停止ボタン7Lが操作された場合、センターライン8cの位置にコードナンバー“08”の“JAC(図2の図柄97)”が停止表示するように左のリール3Lを停止制御することができる。
図8は、「一般遊技状態」において、「ベルの小役」に内部当選し、テーブルナンバーとして“1”が選択された場合に使用される「停止位置検索用テーブル」を示す。図8に示す「停止位置検索用テーブル」において、左のリール3Lの「停止制御位置」は、「停止操作の順番」が異なると「停止操作位置」が同一であっても、「停止制御位置」が異なる。具体的には、「中押し」及び「逆押し」の場合は、「停止操作位置」に対応する左のリール3Lの「停止制御位置」は同じであるが、「順押し」の場合、その「停止制御位置」は「中押し」及び「逆押し」の場合と異なる。中央のリール3C及び右のリール3Rに関しては、「停止操作の順番」が異なる場合であっても、「停止操作」に対応する「停止制御位置」は同一である。
図8に示す「停止位置検索用テーブル」は、前述のように「順押し」を行うことにより「ベルの小役」の入賞を成立させることができるように構成されている。また、「中押し」又は「逆押し」を行った場合、正確な「目押し」を行ったとしても「ベルの小役」の入賞を成立させることができないように構成されている。
具体的には、「順押し」を行った場合、常にクロスダウンライン8aに沿って“ベル(図2の図柄95)−ベル−ベル”が並ぶことにより「ベルの小役」の入賞が成立する。「中押し」又は「逆押し」を行った場合、左のリール3Lでは、原則として左の表示窓4Lの中段、中央のリール3Cでは、中央の表示窓4Cの中段、右のリール3Rでは、右の表示窓4Rの下段に“ベル”が位置するように停止し、「ベルの小役」の入賞が不成立となる。
「順押し」の場合、左のリール3Lの「停止制御位置」は、コードナンバー“01”,“03”,“08”,“10”,“13”又は“18”のいずれかである。図2に示す図柄列において、これらに対応する図柄の上には、“ベル”が配置されている。すなわち、「順押し」の場合、左のリール3Lが停止したとき、常に左の表示窓4Lの上段には、「ベル」が表示される。左のリール3Lにおいて、「中押し」又は「逆押し」の場合、各「停止操作位置」に対応する「停止制御位置」には、「順押し」と同様のコードナンバーは、表示されていない。すなわち、「中押し」又は「逆押し」の場合、左のリール3Lが停止したとき、左の表示窓4Lの上段には、「ベル」が表示されることはない。
中央のリール3Cの「停止制御位置」は、「停止操作の順番」に拘らず、コードナンバー“01”,“06”,“10”,“14”又は“18”のいずれかである。これらのコードナンバーが示す図柄は、“ベル”である。すなわち、中央のリール3Cが停止したとき、「順押し」、「中押し」、「逆押し」のいずれの場合も、常に中央の表示窓4Cの中段には、「ベル」が表示される。
右のリール3Rの「停止制御位置」は、「停止操作の順番」に拘らず、コードナンバー“04”,“09”,“13”,“17”又は“20”のいずれかである。図2に示す図柄列において、これらに対応する図柄の下には、“ベル”が配置されている。すなわち、右のリール3Rが停止したとき、「順押し」、「中押し」、「逆押し」のいずれの場合も、常に右の表示窓4Rの下段には、「ベル」が表示される。
以上のように、「一般遊技状態」において、「ベルの小役」に内部当選し、テーブルナンバーとして“1”が選択された場合、「順押し」を行うことにより、常にクロスダウンライン8aに沿って“ベル(図2の図柄95)−ベル−ベル”が並び、「ベルの小役」の入賞が成立する。「中押し」又は「逆押し」を行った場合、入賞ラインに沿って“ベル(図2の図柄95)−ベル−ベル”が並ぶことはなく、「ベルの小役」の入賞は不成立となる。すなわち、「順押し」が行われた場合にのみ、「ベルの小役」の入賞成立が許可されることとなる。
図9は、「一般遊技状態」において、「ベルの小役」に内部当選し、テーブルナンバーとして“2”が選択された場合に使用される「停止位置検索用テーブル」を示す。図9に示す「停止位置検索用テーブル」では、「順押し」及び「逆押し」の場合は、「停止操作位置」に対応する左のリール3Lの「停止制御位置」は同じである。「中押し」の場合、その「停止制御位置」は「順押し」及び「逆押し」の場合と異なる。中央のリール3C及び右のリール3Rに関しては、「停止操作の順番」が異なる場合であっても、「停止操作」に対応する「停止制御位置」は同一である。
図9に示す「停止位置検索用テーブル」では、前述のように「中押し」を行うことにより「ベルの小役」の入賞を成立させることができるように構成されている。また、「順押し」又は「逆押し」を行った場合、正確な「目押し」を行ったとしても「ベルの小役」の入賞を成立させることができないように構成されている。
具体的には、「中押し」の場合、左のリール3Lの各「停止操作位置」に対応する「停止制御位置」は、図8の「順押し」の場合と同様である。「順押し」又は「逆押し」の場合、左のリール3Lの「停止制御位置」は、図8の「中押し」又は「逆押し」の場合と同様である。従って、「一般遊技状態」において、「ベルの小役」に内部当選し、テーブルナンバーとして“2”が選択された場合、「中押し」を行うことにより左のリール3Lが停止したとき、常に左の表示窓4Lの上段には、「ベル」が表示される。また、「順押し」又は「逆押し」を行った場合、左の表示窓4Lの上段には、「ベル」が表示されることはない。
中央のリール3Cの各「停止操作位置」に対応する「停止制御位置」は、図8の中央のリール3Cのものと同一である。従って、中央のリール3Cが停止したとき、「順押し」、「中押し」、「逆押し」のいずれの場合も、常に中央のリール3Cの中段には、「ベル」が表示される。
右のリール3Rの各「停止操作位置」に対応する「停止制御位置」は、図8の右のリール3Rのものと同一である。従って、右のリール3Rが停止したとき、「順押し」、「中押し」、「逆押し」のいずれの場合も、常に右の表示窓4Rの下段には、「ベル」が表示される。
以上のように、「一般遊技状態」において、「ベルの小役」に内部当選し、テーブルナンバーとして“2”が選択された場合、「中押し」を行うことにより、常にクロスダウンライン8aに沿って“ベル(図2の図柄95)−ベル−ベル”が並び、「ベルの小役」の入賞が成立する。「順押し」又は「逆押し」を行った場合、入賞ラインに沿って“ベル(図2の図柄95)−ベル−ベル”が並ぶことはなく、「ベルの小役」の入賞は不成立となる。すなわち、「中押し」が行われた場合にのみ、「ベルの小役」の入賞成立が許可されることとなる。
図10は、「一般遊技状態」において、「ベルの小役」に内部当選し、テーブルナンバーとして“3”が選択された場合に使用される「停止位置検索用テーブル」を示す。図10に示す「停止位置検索用テーブル」では、「順押し」及び「中押し」の場合は、「停止操作位置」に対応する左のリール3Lの「停止制御位置」は同じである。「逆押し」の場合、その「停止制御位置」は「順押し」及び「中押し」の場合と異なる。中央のリール3C及び右のリール3Rに関しては、「停止操作の順番」が異なる場合であっても、「停止操作」に対応する「停止制御位置」は同一である。
図10に示す「停止位置検索用テーブル」では、前述のように「逆押し」を行うことにより「ベルの小役」の入賞を成立させることができるように構成されている。また、「順押し」又は「中押し」を行った場合、正確な「目押し」を行ったとしても「ベルの小役」の入賞を成立させることができないように構成されている。
具体的には、「逆押し」の場合、左のリール3Lの各「停止操作位置」に対応する「停止制御位置」は、図8の「順押し」の場合と同様である。「順押し」又は「中押し」の場合、左のリール3Lの「停止制御位置」は、図8の「中押し」又は「逆押し」の場合と同様である。従って、「一般遊技状態」において、「ベルの小役」に内部当選し、テーブルナンバーとして“2”が選択された場合、「逆押し」を行うことにより左のリール3Lが停止したとき、常に左の表示窓4Lの上段には、「ベル」が表示される。また、「順押し」又は「中押し」を行った場合、左の表示窓4Lの上段には、「ベル」が表示されることはない。
中央のリール3Cの「停止制御位置」は、図8の中央のリール3Cのものと同一である。従って、中央のリール3Cが停止したとき、「順押し」、「中押し」、「逆押し」のいずれの場合も、常に中央のリール3Cの中段には、「ベル」が表示される。
右のリール3Rの「停止制御位置」は、図8の右のリール3Rのものと同一である。従って、右のリール3Rが停止したとき、「順押し」、「中押し」、「逆押し」のいずれの場合も、常に右の表示窓4Rの下段には、「ベル」が表示される。
以上のように、「一般遊技状態」において、「ベルの小役」に内部当選し、テーブルナンバーとして“3”が選択された場合、「逆押し」を行うことにより、常にクロスダウンライン8aに沿って“ベル(図2の図柄95)−ベル−ベル”が並び、「ベルの小役」の入賞が成立する。「順押し」又は「中押し」を行った場合、入賞ラインに沿って“ベル(図2の図柄95)−ベル−ベル”が並ぶことはなく、「ベルの小役」の入賞は不成立となる。すなわち、「逆押し」が行われた場合にのみ、「ベルの小役」の入賞成立が許可されることとなる。
ここで、実施例では、「スイカの小役」の入賞を成立させるために必要な「停止操作の順番」は、「順押し」、「中押し」及び「逆押し」である。すなわち、「スイカの小役」の入賞の成否は、「停止操作の順番」には影響を受けることがない。なお、他の入賞役に内部当選した場合に参照される停止位置検索用テーブルは、任意に構成することができる。
図11は、「ベルの小役」に内部当選し、テーブルナンバー“1”が選択され、「順押し」及び「適当押し」を行った場合に停止表示される図柄を示す。「適当押し」とは、「目押し」を行わないリールの停止操作のことである。
(A)に示す全リールの回転時において、「順押し」及び各停止ボタン7L,7C,7Rを「適当押し」することにより、(B)に示すようにクロスダウンライン8aに沿って“ベル−ベル−ベル”が並ぶこととなる。(B)に示すリールの停止時において、各表示窓4L,4C,4R内に表示される「ベル」以外の図柄の表示を省略している。「停止操作補助期間」における全リールの回転時における表示画面5aの表示内容は、図3の(A)のようになる。なお、テーブルナンバー“2”が選択され、「中押し」が行われた場合、及びテーブルナンバー“3”が選択され、「逆押し」が行われた場合にも、同様にクロスダウンライン8aに沿って“ベル−ベル−ベル”が並ぶこととなる。
図12は、「ベルの小役」に内部当選し、テーブルナンバー“1”が選択され、「中押し」又は「逆押し」且つ「適当押し」が行われた場合に停止表示される図柄を示す。
(A)に示す全リールの回転時において、「中押し」又は「逆押し」且つ「適当押し」を行うことにより、(B)に示すように左の表示窓4Lの中段には、原則として「ベル」が表示される。中央の表示窓4Cの中段及び右の表示窓4Rの下段には、それぞれ「ベル」が表示される。すなわち、有効ラインに沿って“ベル−ベル−ベル”が並ぶことはない。(B)に示すリールの停止時において、各表示窓4L,4C,4R内に表示される「ベル」以外の図柄の表示を省略している。なお、テーブルナンバー“2”が選択され、「順押し」又は「逆押し」が行われた場合、及びテーブルナンバー“3”が選択され、「順押し」又は「中押し」が行われた場合にも、同様に有効ラインに沿って“ベル−ベル−ベル”が並ぶことはない。
次に、主制御回路71のCPU31の制御動作について、図13〜図16に示すフローチャートを参照して説明する。
初めに、CPU31は、設定用鍵型スイッチ27が“ON”されたかどうかを判別する(ステップ[以下、STと表記する]1)。この判別が“YES”のときは、電源メインスイッチ25が“ON”されたかどうかを判別し(ST2)、この判別が“YES”のときは、ST3の処理に移り、“NO”のときは、ST1処理に移る。ST3の処理では、CPU31は、「設定値変更処理」を行う。具体的には、リセットスイッチ26及びスタートレバー6の操作に応じて払出表示部18及びクレジット表示部19の表示内容を変化させる。続いて、CPU31は、設定用鍵型スイッチ27が“OFF”とされたかどうかを判別する(ST4)。この判別が“YES”のときは、ST3の処理において選択された「第2設定値」の情報を含む「第2設定値変更コマンド」を副制御回路72へ送信し(ST5)、ST7の処理に移る。ST4の判別が“NO”のときは、ST3の処理に移る。
ST1の判別が“NO”のときは、電源メインスイッチ25が“ON”とされたかどうかを判別し(ST6)、この判別が“YES”のときは、ST7の処理に移り、“NO”のときは、ST1の処理に移る。ST7の処理では、CPU31は、ゲーム開始時の初期化を行う。具体的には、RAM33の記憶内容の初期化、通信データの初期化、「第1設定値」に対応する入賞確率テーブルのセット等を行う。続いてゲーム終了時のRAM33の記憶内容を消去する(ST8)。具体的には、前回のゲームに使用されたRAM33の書き込み可能エリアのデータの消去、RAM33の書き込みエリアへの次のゲームに必要なパラメータの書き込み、次のゲームのシーケンスプログラムの開始アドレスの指定等を行う。
次に、CPU31は、コインの自動投入の要求があるか、すなわち前回のゲームでリプレイに入賞したか否かを判別する(ST9)。この判別が“YES”のときは、投入要求分のコインを自動投入し(ST10)、ST12の処理に移る。ST9の判別が“NO”のときは、投入コインセンサ22S又はBETスイッチ11,12,13からの入力があるか否かを判別する(ST11)。この判別が“YES”のときは、ST12の処理に移り、“NO”のときは、ST9の処理に移る。
次に、CPU31は、スタートレバー6の操作に基くスタートスイッチ6Sからの入力があるか否かを判別する(ST12)。この判別が“YES”のときは前回のゲームが開始してから4.1秒経過しているか否かを判別し(ST13)、この判別が“YES”のときはST15の処理に移り、“NO”のときはST14の処理に移る。ST14の処理では、「ゲーム開始待ち時間消化処理」を行う。具体的には、前回のゲームが開始してから4.1秒経過するまでの間、遊技者のゲームを開始する操作に基く入力を無効にする処理を行う。
次に、CPU31は、リールの回転処理を行い(ST15)、同時に抽選用の乱数を抽出し(ST16)、1ゲーム監視用タイマをセットする(ST17)。ST16の処理で抽出した乱数は、次に説明する確率抽選処理において使用される。ST17の処理の1ゲーム監視用タイマには、遊技者の停止ボタンの停止操作によらずに自動的にリールを停止させるための自動停止タイマが含まれる。
図15のST18の処理では、CPU31は、上記ST16の処理において抽出した乱数値に基づいて確率抽選処理を行う。この確率抽選処理は、遊技状態に応じて確率抽選テーブルを使用し、乱数値がどの入賞役の乱数値範囲に属するか否かを判別し、内部当選役(成立フラグ)を決定するものである。続いて、「内部当選役コマンド」を副制御回路72へ送信する(ST19)。例えば、「確率抽選処理」(ST18)において内部当選役が「BB」に決定されることにより、「BB」に内部当選したことを示す「内部当選役コマンド」が送信される。内部当選役が「BB」と決定されたゲームにおいて、「BB入賞」が成立しない場合、「BB入賞」が成立するまでの間、「BB」に内部当選したことを示す「内部当選役コマンド」は送信されることはない。
次に、CPU31は、後で図17を参照して説明する「停止位置検索用テーブル選択処理」を行う(ST20)。続いて、ST20の処理で決定されたコードナンバーの情報を含む「停止位置検索用テーブルナンバーコマンド」を副制御回路72へ送信し(ST21)、「メイン側演出選択処理」を行う(ST22)。この「メイン側演出選択処理」では、副制御回路72が直接的に制御する液晶表示装置5における演出に関連する事項を決定する。例えば、全てのリールが停止した後に、表示画面5a上で継続して行われる演出の時間(以下「演出時間」という)を決定する。続いて、CPU31は、後で図18及び図19を参照して説明する「リール停止処理」を行い(ST23)、全てのリールが停止したかどうかを判別する(ST24)。この判別が“YES”のときは、ST23の処理に移り、“NO”のときは、全てのリールが停止したことを示す「全リール停止コマンド」を副制御回路72へ送信する(ST25)。「全リール停止コマンド」は、後で説明する図24のST96の処理において使用される。
図16のST26の処理では、CPU31は入賞検索を行う。入賞検索とは、表示窓4L,4C,4Rの図柄の停止態様に基づいて入賞役を識別するための入賞フラグをセットすることである。具体的には、センターライン8cに沿って並ぶ図柄のコードナンバー及び入賞判定テーブルに基づいて入賞役を識別する。続いて、入賞フラグが正常であるか否かを判別する(ST27)。この判別が“NO”のときはイリーガルエラーの表示を行う(ST28)。ST27の判別が“YES”のときは、遊技状態に応じてコインのクレジット、又は払出しを行う(ST29)。続いて、入賞役を示す「入賞役コマンド」を送信し(ST30)、「ロック時間処理」を行う(ST31)。この「ロック時間処理」では、全リールが停止した後、「演出時間」が経過するまでの間、次のゲームを開始するための操作を無効とする。具体的には、スタートレバー6の操作を無効とする。続いて、CPU31は、「WINランプ点灯処理」を行い(ST32)、一のゲームが終了したことを示す「1ゲーム終了コマンド」を送信する(ST33)。「WINランプ点灯処理」においては、所定の条件下で、「演出時間」経過後WINランプ17を点灯させる処理を行う。
次に、BB遊技状態又はRB遊技状態であるか否かを判別する(ST34)。この判別が“YES”のときは、BB又はRBの「遊技数チェック処理」を行う(ST35)。BB遊技状態の場合、この「遊技数チェック処理」では、RB遊技状態が発生した回数、BB中一般遊技状態のゲーム回数、RB遊技状態における入賞回数、及びRB遊技状態におけるゲーム回数をチェックする。RB遊技状態の場合、遊技数チェック処理では、RB遊技状態における入賞回数、及びRB遊技状態におけるゲーム回数をチェックする。
次に、BB遊技状態又はRB遊技状態の終了時であるか否かを判別する(ST36)。具体的には、BB遊技状態のときは、3回目のRB遊技状態において入賞回数が8回又はゲーム回数が12回であるか、又はBB中一般遊技状態においてゲーム回数が30回であるか否かを判別する。BB遊技状態以外のRB遊技状態であれば、入賞回数が8回又はゲーム回数が12回であるか否かを判別する。ST36の判別が“YES”のときは、BB遊技状態又はRB遊技状態の終了時のRAM33をクリアする(ST37)。続いて、「BB終了コマンド」又は「RB終了コマンド」を副制御回路72へ送信する(ST38)。続いて、ST2の処理に移る。
次に、図17を参照して「停止位置検索用テーブル選択処理」について説明する。
初めに、CPU31は、内部当選役が「ベルの小役」であるかどうかを判別する(ST41)。この判別が“YES”のとき、CPU31は、“0”〜“16383”の範囲から乱数を抽出する(ST42)。続いて、抽出した乱数値に基づいてテーブルナンバーとして“1”,“2”又は“3”のいずれかを各々約“1/3”の確率で選択し、対応する「停止位置検索用テーブル」を選択する(ST43)。具体的には、乱数値が“0”〜“5460”のいずれかのときは、テーブルナンバーとして“1”を選択する。乱数値が“5461”〜“10921”のいずれかのときは、テーブルナンバーとして“2”を選択する。乱数値が“10922”〜“16383”のいずれかのときは、テーブルナンバーとして“3”を選択する。テーブルナンバーとして“1”、“2”、“3”が選択された場合、それぞれ図8、図9、図10に示す「停止位置検索用テーブル」が選択される。ST41の判別が“NO”(内部当選役が「ベルの小役」以外)であるとき、内部当選役、遊技状態等によって「停止位置検索用テーブル」を選択する(ST44)。ここで、内部当選役が「ベルの小役」以外の場合、例えば「スイカの小役」、「はずれ」等の場合において選択される「停止位置検索用テーブル」がROM32に格納されている。
次に、図18及び図19を参照して「リール停止処理」について説明する。
初めに、CPU31は、停止ボタンがオンか、すなわちリール停止信号回路46からの入力があるか否かを判別する(ST51)。この判別が“YES”のときはST53の処理に移る。“NO”のときは自動停止タイマが“0”であるか否かを判別する(ST52)。この判別が“YES”のときはST53の処理に移り、“NO”のときはST51の処理に移る。ST53の処理では、CPU31は、内部当選役が「ベルの小役」であるか否かを判別する。この判別が“YES”のときは、図19のST56の処理に移り、“NO”のときは、ST54の処理に移る。ST54の処理では、CPU31は、当選要求(内部当選役のこと)及び停止操作がなされたときの停止操作位置等から、いわゆる「滑りコマ数」を決定し(ST54)、その「滑りコマ数」分リールを回転させた後、停止させる(ST55)。
図19のST56の処理では、CPU31は、第1停止操作に基づいて、ST51又はST52の判別が“YES”とされたかどうかを判別する。この判別が“YES”のときは、ST57の処理に移り、“NO”のときは、ST64の処理に移る。ST57の処理では、CPU31は、第1停止操作に対応するリールが左のリール3Lであるか否か、すなわち「順押し」が行われたかどうかを判別する。この判別が“YES”のときは、「停止位置検索用テーブル選択処理」(図17)において選択されたテーブルナンバーが“1”かどうかを判別する(ST58)。この判別が“YES”、すなわちテーブルナンバーが“1”及び「順押し」のときは、「ベルの小役」の入賞成立を許可し、「ベルの小役」の入賞が成立するように「滑りコマ数」を決定し(ST59)、ST55(図18)の処理に移る。具体的には、図8に示す「停止位置選択用テーブル」の「左のリール(順押し)」の欄を参照して、「停止操作位置」と「停止制御位置」との差に基づいて「滑りコマ数」を決定する。ST58の判別が“NO”、すなわち、テーブルナンバーが“2”又は“3”であり、「停止操作の順番」が「順押し」のときは、「ベルの小役」の入賞成立を不許可とし、「ベルの小役」の入賞が成立しないように「滑りコマ数」を決定し(ST60)、ST55(図18)の処理に移る。
ST57の判別が“NO”、すなわち「中押し」又は「逆押し」のとき、CPU31は、第1停止操作に対応するリールが中央のリール3Cであるか否か、すなわち「中押し」が行われたかどうかを判別する(ST61)。この判別が“YES”のときは、「停止位置検索用テーブル選択処理」(図17)において選択されたテーブルナンバーが“2”かどうかを判別する(ST62)。この判別が“YES”のときは、ST59の処理に移り、“NO”のときは、ST60の処理に移る。テーブルナンバーとして“1”が選択され、ST62の判別が“NO”のとき、ST60の処理では、図8に示す「停止位置選択用テーブル」の「中央のリール」の欄を参照して、「停止操作位置」と「停止制御位置」との差に基づいて「滑りコマ数」を決定する。
ST61の判別が“NO”、すなわち「逆押し」が行われたとき、CPU31は、「停止位置検索用テーブル選択処理」(図17)において選択されたテーブルナンバーが“3”かどうかを判別する(ST63)。この判別が“YES”のときは、ST59の処理に移り、“NO”のときは、ST60の処理に移る。テーブルナンバーとして“1”が選択され、ST63の判別が“NO”のとき、ST60の処理では、図8に示す「停止位置選択用テーブル」の「右のリール」の欄を参照して、「停止操作位置」と「停止制御位置」との差に基づいて「滑りコマ数」を決定する。
ST56の判別が“NO”、すなわち「第2停止操作」又は「第3停止操作」のとき、CPU31は、既に選択されているテーブルナンバーと、「第1停止操作」、すなわち「停止操作の順番」と、停止操作に対応するリールとに基づいて「滑りコマ数」を決定し(ST64)、ST55(図18)の処理に移る。具体的には、テーブルナンバーに基づいて選択されている「停止位置検索用テーブル」を参照して、「停止操作の順番」、対応するリールに基づいて「滑りコマ数」を決定する。例えば、テーブルナンバーとして“1”が選択され、「停止操作の順番」が「中押し」又は「逆押し」の場合、左のリール3Lの停止処理では、図8に示す「停止位置選択用テーブル」の「左のリール(中押し,逆押し)」の欄を参照して「滑りコマ数」を決定する。
[副制御回路]次に、図20を参照して副制御回路72が備えた「停止操作補助期間作動パターン番号決定テーブル」について説明する。この「停止操作補助期間作動パターン番号決定テーブル」は、後で説明する図22のST74の処理において「停止操作補助期間作動パターン番号」を選択するために使用される。「停止操作補助期間作動パターン番号決定テーブル」は、“1”〜“6”の「第2設定値」及び“0”〜“255”の範囲の乱数値に対応して「停止操作補助期間作動パターン番号」が定められている。この「停止操作補助期間作動パターン番号決定テーブル」は、「第2設定値」が大きい程、小さい「停止操作補助期間作動パターン番号」が選択される確率が高くなるように構成されている。例えば、「停止操作補助期間作動パターン番号」として“1”が選択される確率は、「第2設定値」が“6”場合、“31/256”、「第2設定値」が“1”場合、“1/256”である。
次に、図21を参照して「停止操作補助期間作動パターン決定テーブル」について説明する。
「停止操作補助期間作動パターン決定テーブル」では、“1”〜“16”の「停止操作補助期間作動パターン番号」及び「カウント値」に対応して「停止操作補助期間」の有無を定めている。また、各「停止操作補助期間作動パターン番号」について、「停止操作補助期間」が発生する度合いが定められている。「カウント値」は、各「BB遊技状態」に対応し、次に説明する図22のST75の処理で“4”にセットされ、ST78の処理で減算される。
図20及び図21に示すように、「第2設定値」を選択することにより、5回の「BB遊技状態」の終了後について、「停止操作補助期間」が発生する度合いが定められた「停止操作補助期間作動パターン番号」が選択されることとなる。
次に、図22を参照して「停止操作補助期間抽選処理」について説明する。
初めに、サブCPU74は、「第2設定値変更コマンド」を受信したか否かを判別する(ST71)。この判別が“YES”のときは、変更要求のある「第2設定値」をセットする(ST72)。具体的には、「第2設定値変更コマンド」が示す「第2設定値」をワークRAM76の所定エリアに格納する。続いて、サブCPU74は、“0”〜“255”の範囲から乱数を抽出する(ST73)。次に、サブCPU74は、「第2設定値」、乱数値、及び「停止操作補助期間作動パターン番号決定テーブル」(図20)に基づいて「停止操作補助期間作動パターン番号」を選択し(ST74)、カウント値を“4”にセットする(ST75)。
ST71の判別が“NO”のとき、サブCPU74は、BBに内部当選したことを示す「内部当選役コマンド」を受信したか否かを判別する(ST76)。この判別が“YES”のときは、ST77の処理に移り、“NO”のときは、ST71の処理に移る。ST77の処理では、サブCPU74は、現在選択されている「停止操作補助期間作動パターン番号」及び現在の「カウント値」に応じて「停止操作補助期間」のフラグをセットする。具体的には、「停止操作補助期間作動パターン決定テーブル」(図21)を使用して「停止操作補助期間」のフラグをセットする。例えば、「停止操作補助期間作動パターン番号」として“5”が選択されている状況において、「カウント値」が“4”のときは、フラグをセットし、“3”のときは、フラグをセットしない。セットされたフラグは、次に説明する図23のST82の処理で使用され、後で説明する図24のST97の処理でクリアされる。
次に、サブCPU74は、「カウント値」を“1”減算し(ST78)、「カウント値」が負であるか否かを判別する(ST79)。この判別が“YES”のときは、ST73の処理に移り、“NO”のときは、ST71の処理に移る。ここで、「カウント値」は、BBに内部当選(ST76の判別が“YES”)する毎に減算(ST78)される。従って、一の「停止操作補助期間作動パターン」を選択することにより、5回の「BB遊技状態」について各々の終了後、「停止操作補助期間」の発生の有無を予め定めることとなる。
このように、複数回の「BB遊技状態」の各々の終了後、「停止操作補助期間」の発生の有無を予め定めることにより、「BB遊技状態」毎に乱数抽選により「停止操作補助期間」の発生の有無を決定する場合と比較して面白みのある遊技を提供することができる。すなわち、複数回の「BB遊技状態」の各々の終了後、「停止操作補助期間」を発生させるか否かを予め定めることにより、「極端な状況」或いは「遊技の興趣を高めるような状況」をより多く発生させることができる。例えば、「極端な状況」として、5回の「BB遊技状態」の各々の終了後、常に「停止操作補助期間」を発生させたり、常に発生させないようにすることができる。また、「遊技の興趣を高めるような状況」として、5回の「BB遊技状態」において、その回数が多くなるほど(「カウント値」が少なくなるほど)「停止操作補助期間」が発生する割合が高くなるようにすることができる。この場合、遊技者は、次に発生する「BB遊技状態」の終了後に「停止操作補助期間」が発生することを期待して遊技を行うことができる。
次に、図23を参照して「停止操作補助期間作動処理」について説明する。
初めに、サブCPU74は、「BB終了コマンド」を受信したかどうかを判別する(ST81)。この判別が“YES”のときは、前述のST77(図22)の処理でセットされる「停止操作補助期間」のフラグがセットされているか否かを判別する(ST82)。この判別が“YES”のときは、ST83の処理に移り、“NO”のときは、ST81の処理に移る。ST83の処理では、サブCPU74は、「停止操作補助期間」におけるゲーム回数を監視するための「ゲーム回数カウンタ」の値を“150”にセットする。この「ゲーム回数カウンタ」の値は、次に説明する図24のST94の処理において更新される。
次に、図24を参照して「停止操作補助期間中処理」について説明する。
初めに、サブCPU74は、「停止位置検索用テーブルナンバーコマンド」を受信したか否かを判別する(ST91)。ここで、このコマンドは、一のゲームの開始時に送信(図15のST21)される。すなわち、ST91の処理では、このコマンドを受信したか否かに基づいて一のゲームが開始したかどうかを判別している。ST91の判別が“YES”のとき、サブCPU74は、現在「停止操作補助期間」であるかどうかを判別する(ST92)。具体的には、「停止操作補助期間」のフラグがセットされており、「BB終了コマンド」を受信済みかどうかを判別する。この判別が“YES”のときは、ST93の処理に移り、“NO”のときは、ST91の処理に移る。
ST93の処理では、サブCPU74は、「停止位置検索用テーブルナンバーコマンド」及び「内部当選役コマンド」に基づいて「リール停止順序」を報知する。具体的には、「内部当選役コマンド」が示す内部当選役が「ベルの小役」であり、「停止位置検索用テーブルナンバーコマンド」が示すテーブルナンバーが“1”のとき、「順押し」を報知する。この場合、表示画面5aは、図3の(A)に示す状態となる。テーブルナンバーが“2”のとき、「中押し」を報知する。この場合、表示画面5aは、図3の(B)に示す状態となる。テーブルナンバーが“3”のとき、「逆押し」を報知する。この場合、表示画面5aは、図3の(C)に示す状態となる。
次に、サブCPU74は、「ゲーム回数カウンタ」の値を“1”減算する(ST94)。続いて、「内部当選役コマンド」は、BBに内部当選したことを示すか、又は「ゲーム回数カウンタ」の値がマイナスであるかどうかを判別する(ST95)。すなわち、「停止操作補助期間」の終了条件が成立したかどうかを判別する。この判別が“YES”のときは、ST96の処理に移り、“NO”のときは、ST91の処理に移る。ST96の処理では、「全リール停止コマンド」を受信したか否かを判別し、この判別が“YES”のときは、ST97の処理に移り、“NO”のときは、ST91の処理に移る。ST97の処理では、「停止操作補助期間」のフラグをクリアし、続いてST91の処理に移る。
以上、実施例について説明したが、本発明はこれに限られるものではない。
本実施例では、演出手段として液晶表示装置を用いているが、演出用のリール、模型等の動作物、音、光、LEDドットマトリクス等を用いるようにしてもよい。
また、実施例では、「第2設定値」の選択は、主制御回路71を介して行うこととしているがこれに限られるものではない。例えば、副制御回路72に直接接続した操作部を設け、表示画面5aに「第2設定値」が表示されるようにしてもよい。
また、実施例では、遊技者にとって有利な状況として「停止操作補助期間」を採用しているが、特定役に内部当選したとき、特定役の入賞成立を示す図柄組合せを構成する図柄が報知される状況を採用するようにしてもよい。この場合、一の特定役の入賞成立を示す図柄組合せを複数用意する。特定役に内部当選したとき、抽選処理により一の図柄組合せのみを有効ラインに沿って停止することを許可することとする。許可された図柄組合せを構成する図柄のうち、他の図柄組合せを構成しないものを報知するようにしてもよい。
また、実施例では、「BB遊技状態」の終了後に「停止操作補助期間」を発生させるようにしているが、「BB中一般遊技状態」、或いは「BB遊技状態」の終了後以外の「一般遊技状態」においても「停止操作補助期間」を発生させるようにしてもよい。
また、実施例では、「第2設定値」の選択に基づいて、「停止操作補助期間」の発生可能な複数の状態について「停止操作補助期間」の発生の度合いが定められた「停止操作補助期間作動パターン番号」が選択される。「停止操作補助期間」が発生する度合いとして、「停止操作補助期間」の発生確率を直接設定できるようにしてもよい。また、“6段階”の「第2設定値」に対して、それぞれ「停止操作補助期間」の発生確率を対応させる。「停止操作補助期間」を発生可能な一の状態において、選択されている「第2設定値」に対応する発生確率に従って「停止操作補助期間」の発生の有無を決定するようにしてもよい。例えば、「第2設定値」が“1”であれば上記発生確率が“20%”、“6”であれば“80%”のようにしてもよい。
実施例では、「停止操作の順番」として、「順押し」、「中押し」、「逆押し」の3種類を採用しているが、これに限られるものではない。実施例の遊技機では、停止ボタンを3個備えているので、最大6種類の「停止操作の順番」を採用することが可能である。
本明細書記載の態様の遊技機は、遊技に必要な複数の図柄を変動表示する変動表示手段と、特定役の入賞成立を示す特定の図柄組合せが、変動表示手段の変動表示の停止時に所定のラインに沿って並ぶこととなるために必要な情報を報知する報知手段と、報知手段により報知される遊技者にとって有利な状況が発生する度合いを予め設定するための操作部と、変動表示手段及び報知手段を制御する制御手段とを具備し、制御手段は、特定の図柄組合せを含む、遊技者にとって有利な図柄組合せが、変動表示の停止時に所定のラインに沿って並ぶことを許可するか否かの第一の決定と、第一の決定の結果及び遊技者の停止操作のタイミングに基づいて、変動表示の停止時に表示すべき態様を決定する第二の決定と、設定に基づいて有利な状況を発生させるか否かの第三の決定とを行うことを特徴とする。
本明細書記載の具体的態様では、設定は、度合いの異なる複数の段階のうちのいずれかを選択することにより、行われることを特徴とする。
本明細書記載の具体的態様では、制御手段は、第一の決定の結果とタイミングのほか遊技者の停止操作の順番に基づいて第二の決定を行い、第一の決定結果が、特定の図柄組合せが所定のラインに沿って並ぶことを許可するものであるとき、情報として停止操作の順番が報知されることを特徴とする。
本明細書記載の態様の遊技機によれば、操作部により、有利な状況が発生する度合いを予め設定することができる。有利な状況が発生する度合いが異なると、「出玉率」が異なることとなる。従って、一般に6段階設けられ、「出玉率」を調整するための設定値(以下、「第1設定値」という)と上記度合いとを調整することにより、多様性のある遊技を提供することができる。一般に、「第1設定値」毎に、BBに内部当選する確率が予め定められている。従って、例えば報知が行われる度合いは高いがBBに内部当選する確率が低い設定、或いは報知が行われる度合いは低いがBBに内部当選する確率が高い設定等を行い、多様性のある遊技を提供することができる。
本明細書記載の具体的態様の遊技機によれば、複数の段階(例えば、前述の「第2設定値」)のいずれかを選択することにより有利な状況が発生する度合いを設定することができる。これにより操作部を簡易に構成することができる。
本明細書記載の具体的態様の遊技機によれば、制御手段は、第一の決定の結果とタイミングのほか遊技者の停止操作の順番に基づいて第二の決定を行い、特定の図柄組合せが所定のラインに沿って並ぶこととなるために必要な情報は、停止操作の順番である。従って、報知された停止操作の順番に従って停止操作を行うことにより特定役の入賞を成立させることができるので、いわゆる「目押し」ができない遊技者であっても遊技を楽しむことができる。
実施例のスロットマシンの斜視図。 リール上に配列された図柄の例を示す図。 停止操作の順番の報知の例を示す図。 実施例のベルの小役の内部確率及び獲得枚数の期待値を示す図。 実施例の電気回路の構成を示すブロック図。 実施例の副制御回路の構成を示すブロック図。 テーブルナンバー、停止操作及びベルの小役の入賞の成否の関係を示す図。 停止位置検索用テーブルの例を示す図。 停止位置検索用テーブルの例を示す図。 停止位置検索用テーブルの例を示す図。 所定の停止操作に基づき表示窓内に停止表示される図柄の例を示す図。 所定の停止操作に基づき表示窓内に停止表示される図柄の例を示す図。 主制御回路のメインフローチャート。 図13に続くフローチャート。 図14に続くフローチャート。 図15に続くフローチャート。 停止位置検索用テーブル選択処理を示すフローチャート。 リール停止処理を示すフローチャート。 図18に続くフローチャート。 停止操作補助期間作動パターン番号決定テーブルを示す図。 停止操作補助期間作動パターン決定テーブルを示す図。 停止操作補助期間抽選処理を示すフローチャート。 停止操作補助期間作動処理を示すフローチャート。 停止操作補助期間中処理を示すフローチャート。
符号の説明
1…遊技機、2…キャビネット、2a…パネル表示部、3L,3C,3R…リール、4L,4C,4R…表示窓、5…液晶表示装置、5a…液晶表示画面、6…スタートレバー、7L,7C,7R…停止ボタン、8a…クロスダウンライン、8b…トップライン、8c…センターライン、8d…ボトムライン、8e…クロスアップライン、9a…1−BETランプ、9b…2−BETランプ、9c…最大BETランプ、10…台座部、11…1−BETスイッチ、12…2−BETスイッチ、13…最大−BETスイッチ、14…C/Pスイッチ、15…コイン払出口、16…コイン受け部、17…WINランプ、18…払出表示部、19…クレジット表示部、20…ボーナス遊技情報表示部、21L,21R…スピーカ、22…コイン投入口、22S…投入コインセンサ、23…配当表パネル、25…電源メインスイッチ、26…リセットスイッチ、27…設定用鍵型スイッチ、28a…BB遊技状態ランプ、28b…RB遊技状態ランプ、28c…再遊技表示ランプ、28d…遊技停止表示ランプ、30…マイクロコンピュータ、31…CPU、32…ROM、33…RAM、34…クロックパルス発生回路、35…分周器、36…乱数発生器、37…サンプリング回路、38…I/Oポート、39…モータ駆動回路、40…ホッパー、41…ホッパー駆動回路、45…ランプ駆動回路、46…リール停止信号回路、48…表示部駆動回路、49L,49C,49R…ステッピングモータ、50…リール位置検出回路、51…払出完了信号回路、71…主制御回路、72…副制御回路、73…サブマイクロコンピュータ、74…サブCPU、75…プログラムROM、76…ワークRAM、77…INポート、78…音源IC、79…パワーアンプ、80…OUTポート、81…画像制御回路、82…画像制御CPU、83…画像制御ワークRAM、84…画像制御プログラムROM、85…INポート、86…画像ROM、87…ビデオRAM、88…画像制御IC。

Claims (2)

  1. 遊技に必要な複数の図柄を変動表示する変動表示手段と、
    特定役の入賞成立を示す特定の図柄組合せが、前記変動表示手段の変動表示の停止時に所定のラインに沿って並ぶこととなるために必要な情報を報知する報知手段と、
    前記変動表示手段及び前記報知手段を制御する制御手段とを具備し、
    前記制御手段は、
    前記特定の図柄組合せを含む、遊技者にとって有利な図柄組合せが、前記変動表示の停止時に前記所定のラインに沿って並ぶことを許可するか否かの第一の決定と、
    該第一の決定の結果及び遊技者の停止操作のタイミングに基づいて、前記変動表示の停止時に表示すべき態様を決定する第二の決定と、
    特別増加役の入賞成立に基づいて発生する特別遊技状態の終了後に前記報知手段により報知される遊技者にとって有利な状況を発生させるか否かを、特別遊技状態が複数回発生した場合の各々の回について、一の乱数抽選の結果に基づいて予め決定する第三の決定とを行い、
    前記予め決定するとは、前記複数回発生する特別遊技状態のうち最先に発生する特別遊技状態の発生の契機となる前記特別増加役の入賞成立を示す図柄組み合わせが前記所定のラインに沿って並ぶことを前記第一の決定によって許可される時点よりも前の時点で決定することであり、
    前記特別遊技状態で行われる単位遊技の回数は、遊技状況に応じて変動するものであり、
    前記報知手段は、前記第一の決定の結果が、前記特定の図柄組合せが前記所定のラインに沿って並ぶことを許可するものであるとき、前記情報として前記特定の図柄組合せを構成する図柄を報知することを特徴とする遊技機。
  2. 請求項1記載の遊技機において、
    前記制御手段は、前記変動表示手段の制御と前記第一の決定及び前記第二の決定とを行う主制御手段と、前記報知手段の制御及び前記第三の決定を行う副制御手段とにより構成されることを特徴とする遊技機。
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