JP4156255B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技に必要な図柄を変動表示する変動表示手段と、その変動表示を制御するマイクロコンピュータ等の制御手段とを備えたスロットマシン、パチンコ機その他の遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、停止ボタンを備えたスロットマシン、いわゆるパチスロ機は、正面の表示窓内に複数の図柄を変動表示する回転リールを複数配列して構成した機械的変動表示装置、或いはリール上の図柄を画面に表示する電気的変動表示装置を有する。遊技者のスタート操作に応じて、制御手段が変動表示装置を駆動制御して各リールを回転させることにより、図柄を変動表示させ、一定時間後自動的に或いは遊技者の停止操作により、各リールの回転を順次停止させる。このとき、表示窓内に現れた各リールの図柄が特定の組合せ(入賞図柄)になった場合にメダル、又はコイン等の遊技媒体を払出すことで遊技者に利益を付与する。
【0003】
現在主流の機種は、複数種類の入賞態様を有するものである。特に、ある役の入賞が成立したときは、1回のメダルの払出しに終わらず、所定期間、通常の状態よりも条件の良い遊技状態となる。このような役として、遊技者に相対的に大きい利益を与えるゲームを所定回数行える役(「ビッグボーナス」と称し、以下「BB」と略記する)と、遊技者に相対的に小さい利益を与えるゲームを所定回数行える役(「レギュラーボーナス」と称し、以下「RB」と略記する)がある。
【0004】
また、現在主流の機種においては、有効化された入賞ライン(以下「有効ライン」という)に沿って所定の図柄の組合せが並び、メダル、コイン等が払出される入賞が成立するためには、内部的な抽選処理(以下「内部抽選」という)により役に当選(以下「内部当選」という)し、且つその内部当選した役(以下「内部当選役」という)の入賞成立を示す図柄組合せを有効ラインに停止できるタイミングで遊技者が停止操作を行うことが要求される。つまり、いくら内部当選したとしても、遊技者の停止操作のタイミングが悪いと内部当選役の入賞を成立させることができない。すなわち、停止操作をタイミングよく行う技術が要求される(「目押し」といわれる技術介入性の比重が高い)遊技機が現在の主流である。
【0005】
また、単位時間当りに使用可能(投入可能)な遊技媒体が所定の値を超えないようにすること等を目的として、入賞が成立すると遊技媒体を賭けることなく次のゲームを行うことが可能となる役(以下「再遊技」という)が設けられた遊技機が現在の主流である。そして、この「再遊技」に内部当選する確率が高い期間(以下「高確率再遊技期間」という)を発生させる機能を備えた遊技機が提供されている。
【0006】
更に、BB或いはRBの入賞成立時期に偏りを持たせるようにした遊技機が提供されている。この遊技機では、BB又はRBに内部当選した回数を記憶し、その回数分の入賞成立を実現可能とする。そして、「高確率再遊技期間」を発生させ、BB又はRBの入賞成立を実現可能な回数が“1以上”である場合であっても、再遊技の「引き込み制御」、或いは「蹴飛ばし制御」を優先したり、小役の「引き込み制御」を優先したりして、BB及びRBの入賞が成立しないようにしている。このように、BB又はRBに内部当選したとしても、「高確率再遊技期間」が終了した後でなければその入賞成立を実現することができないので、BB或いはRBの入賞成立時期に偏りを持たせることができるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のBB或いはRBの入賞成立時期に偏りを持たせるようにした遊技機として、「高確率再遊技期間」が継続し得るゲーム回数を、その「高確率再遊技期間」を発生させる度に、同一条件による抽選で決定するようにしたものが知られている。このような遊技機において生じるBB又はRBの入賞成立時期の偏りの度合いは、上記継続ゲーム回数を決定するための抽選の結果により左右されるものであり、面白みに欠ける。
【0008】
本発明の目的は、増加役の入賞成立時期の偏りの度合いを意図的に変化させ得る遊技機を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の遊技機は、遊技に必要な図柄を変動表示する変動表示手段(例えば、後述のリール3L,3C,3R)と、内部当選役を決定する内部当選役決定手段(例えば、後述のCPU31)と、内部当選役決定手段の決定結果及び増加役の入賞の成否に基づいて、増加役に関連する情報(例えば、遊技状態の情報、後述の高確率再遊技フラグの情報等)を記憶する記憶手段(例えば、後述のRAM33)と、変動表示手段の変動表示を停止制御する停止制御手段であって、所定の状況(例えば、後述の高確率再遊技中(但し、「なし(ハズレ)」に内部当選したゲームを除く))では増加役(例えば、BB、RB等、入賞成立によって遊技者にとって有利な遊技状況(状態)が発生する役)の入賞が成立しないように停止制御する停止制御手段(例えば、後述の主制御回路71)と、所定の状況の継続条件として所定の状況が継続するゲーム回数(例えば、後述の継続ゲーム回数)の期待値が相対的に小さい継続条件(例えば、後述の図11の左側の欄)を連続して用いる回数(例えば、後述の連続入賞予定回数)を決定する連続回数決定手段(例えば、後述のCPU31)とを備えたことを特徴とする。
【0010】
本発明の具体的態様では、増加役に関連する情報は、増加役が内部当選役と決定された回数から増加役の入賞が成立した回数を減算した回数についての回数情報(例えば、後述のBBストック数及びRBストック数)であり、当該回数情報が0回を示すとき、連続回数決定手段が決定した回数を無効とする(後述の図20のST54を行う)連続回数無効化手段(例えば、後述のCPU31)とを備えたことを特徴とする。
【0011】
本発明の具体的態様では、増加役は、複数種類の役(例えば、BB及びRB)を含み、増加役に含まれる役の入賞が成立する順序(例えば、後述の入賞予定順序)を決定する入賞順序決定手段(例えば、後述のCPU31)を備えたことを特徴とする。
【0012】
本発明の具体的態様では、増加役は、複数種類の役(例えば、BB及びRB)を含み、増加役に含まれる役の入賞が成立する順序(例えば、後述の入賞予定順序)を決定する入賞順序決定手段(例えば、後述のCPU31)を備え、上記順序に対応する役の回数情報が0回であるとき(例えば、後述の図20のST49が“NO”であるとき)、上記順序を変更する入賞順序変更手段(例えば、後述のCPU31)を備えたことを特徴とする。
【0013】
本発明の具体的態様では、入賞順序決定手段は、規定回数分の入賞について上記順序を決定することを特徴とする。
【0014】
本発明の具体的態様では、所定の状況は、所定の役(例えば、再遊技)に内部当選する確率が高い状況であることを特徴とする。
【0015】
本発明の具体的態様では、内部当選役決定手段が所定の役を内部当選役に決定したとき、停止制御手段は、所定の状況以外の状況(例えば、後述の通常確率再遊技中)では、所定の役の入賞が成立するように(例えば、後述の再遊技入賞成立可能停止テーブル(図9)を使用して)変動表示を停止制御し、所定の状況では、所定の役の入賞が成立する確率が所定の状況以外の状況と等しくなるように(後述の再遊技用選択テーブル(図8)を用いた図22のST74の処理に基づいて)変動表示を停止制御することを特徴とする。
【0016】
【作用及び効果】
本発明の遊技機では、連続回数決定手段は、所定の状況が継続するゲーム回数の期待値が相対的に小さい継続条件を連続して用いる回数を決定する。従って、連続回数決定手段の決定により、増加役の入賞が成立しないような停止制御が行われる所定の状況の継続ゲーム回数が小さくなるので、増加役の入賞成立時期の偏りの度合いを意図的に変化させ、面白みのある遊技機を提供することができる。
【0017】
本発明の実施態様では、連続回数無効化手段は、回数情報が0回を示すとき、連続回数決定手段が決定した回数を無効とする。回数情報は、増加役が内部当選役と決定された回数から増加役の入賞が成立した回数を減算した回数についての情報である。従って、内部当選役決定手段の決定結果の範囲内で増加役が連続的に入賞し得る。
【0018】
また、増加役は、複数種類の役を含み、入賞順序決定手段は、増加役に含まれる役の入賞が成立する順序を決定する。上記順序に変化を持たせることにより面白みのある遊技機を提供することができる。
【0019】
また、入賞順序変更手段は、上記順序に対応する役の回数情報が0回であるとき、上記順序を変更する。従って、対応する役の回数情報が0回であったとしても、そのことを理由に増加役の入賞成立が妨げられることはない。
【0020】
また、入賞順序決定手段は、規定回数分の入賞について上記順序を決定するので、遊技機の記憶領域を有効に活用することができる。また、その規定回数分の増加役の入賞が成立したとき、入賞順序決定手段は、再び規定回数分の上記順序を決定することができる。
【0021】
また、所定の状況として所定の役に内部当選する確率が高い状況を採用することができる。
【0022】
また、内部当選役決定手段が所定の役を内部当選役に決定したとき、停止制御手段は、所定の状況以外の状況では、所定の役の入賞が成立するように変動表示を停止制御し、所定の状況では、所定の役の入賞が成立する確率が所定の状況以外の状況と等しくなるように変動表示を停止制御することができる。これにより、遊技者が所定の状況であるか否かを把握できないようにすることもできる。
【0023】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一実施例の遊技機1の外観を示す斜視図である。遊技機1は、いわゆる「パチスロ機」である。この遊技機1は、コイン、メダル又はトークンなどの他、遊技者に付与された、もしくは付与される遊技価値の情報を記憶したカード等の遊技媒体を用いて遊技する遊技機であるが、以下ではメダルを用いるものとして説明する。
【0024】
遊技機1の全体を形成しているキャビネット2の正面には、略垂直面としてのパネル表示部2aが形成され、その中央には縦長矩形の表示窓4L,4C,4Rが設けられる。表示窓4L,4C,4Rには、入賞ラインとして水平方向にトップライン8b,センターライン8c及びボトムライン8d、斜め方向にクロスダウンライン8a及びクロスアップライン8eが設けられている。これらの入賞ラインは、後述の1−BETスイッチ11、2−BETスイッチ12、最大BETスイッチ13を操作すること、或いはメダル投入口22にメダルを投入することにより、それぞれ1本、3本、5本が有効化される。どの入賞ラインが有効化されたかは、後で説明するBETランプ9a,9b,9cの点灯で表示される。
【0025】
キャビネット2の内部には、各々の外周面に複数種類の図柄によって構成される図柄列が描かれた3個のリール3L,3C,3Rが回転自在に横一列に設けられ、変動表示手段を形成している。各リールの図柄は表示窓4L,4C,4Rを通して観察できるようになっている。各リールは、定速回転(例えば80回転/分)で回転する。
【0026】
表示窓4L,4C,4Rの左側には、1−BETランプ9a、2−BETランプ9b、最大BETランプ9c、クレジット表示部19が設けられる。1−BETランプ9a、2−BETランプ9b及び最大BETランプ9cは、一のゲームを行うために賭けられたメダルの数(以下「BET数」という)に応じて点灯する。ここで、本実施例では、一のゲームは、全てのリールが停止したときに終了する。1−BETランプ9aは、BET数が“1”で1本の入賞ラインが有効化されたときに点灯する。2−BETランプ9bは、BET数が“2”で3本の入賞ラインが有効化されたときに点灯する。最大BETランプ9cは、BET数が“3”で全て(5本)の入賞ラインが有効化されたときに点灯する。クレジット表示部19は、7セグメントLEDから成り、貯留されているメダルの枚数を表示する。
【0027】
表示窓4L,4C,4Rの右側には、当り表示ランプ(いわゆるWINランプ)17及び払出表示部18が設けられる。当り表示ランプ17は、基本的に、BB又はRBの入賞成立を実現可能となった後、BB又はRBの入賞が成立するまでの間、点灯する。ここで、BB及びRBを総称して、以下「ボーナス」という。払出表示部18は、7セグメントLEDから成り、入賞成立時のメダルの払出枚数を表示する。
【0028】
パネル表示部2aの右側上部には、ボーナス遊技情報表示部20が設けられる。ボーナス遊技情報表示部20は、7セグメントLEDから成り、後で説明するBB一般遊技状態におけるゲームの回数等を表示する。表示窓4L,4C,4Rの下方には水平面の台座部10が形成され、その台座部10と表示窓4L,4C,4Rとの間には液晶表示装置5が設けられている。この液晶表示装置5の表示画面5aには、遊技に関連する情報等が表示される。図1の表示画面5aには、「連続入賞予定回数は、20回」と表示されている。連続入賞予定回数については、後で説明する。
【0029】
液晶表示装置5の右側にはメダル投入口22が設けられ、液晶表示装置5の左側には、1−BETスイッチ11、2−BETスイッチ12、及び最大BETスイッチ13が設けられる。1−BETスイッチ11は、1回の押し操作により、クレジットされているメダルのうちの1枚がゲームに賭けられ、2−BETスイッチ12は、1回の押し操作により、クレジットされているメダルのうちの2枚がゲームに賭けられ、最大BETスイッチ13は、1回のゲームに賭けることが可能な最大枚数のメダルが賭けられる。これらのBETスイッチを操作することで、前述のとおり、所定の入賞ラインが有効化される。
【0030】
台座部10の前面部の左寄りには、遊技者がゲームで獲得したメダルのクレジット/払出しを押しボタン操作で切り換えるC/Pスイッチ14が設けられている。このC/Pスイッチ14の切り換えにより、正面下部のメダル払出口15からメダルが払出され、払出されたメダルはメダル受け部16に溜められる。C/Pスイッチ14の右側には、遊技者の操作により上記リールを回転させ、表示窓4L,4C,4R内での図柄の変動表示を開始するためのスタートレバー6が所定の角度範囲で回動自在に取り付けられている。
【0031】
キャビネット2の上方の左右には、スピーカ21L,21Rが設けられ、その2台のスピーカ21L,21Rの間には、入賞図柄の組合せ及びメダルの配当枚数等を表示する配当表パネル23が設けられている。台座部10の前面部中央で、液晶表示装置5の下方位置には、3個のリール3L,3C,3Rの回転をそれぞれ停止させるための3個の停止ボタン(停止操作部)7L,7C,7Rが設けられている。
【0032】
図2は、各リール3L,3C,3Rに表わされた複数種類の図柄が21個配列された図柄列を示している。各図柄には“01”〜“21”のコードナンバーが付され、データテーブルとして後で説明するROM32(図15)に格納されている。各リール3L,3C,3R上には、“青7(図柄91)”、“赤7(図柄92)”、“BAR(図柄93)”、“スイカ(図柄94)”、“プラム(図柄95)”、“Replay(図柄96)”及び“チェリー(図柄97)”の図柄で構成される図柄列が表わされている。各リール3L,3C,3Rは、図柄列が図2の矢印方向に移動するように回転駆動される。
【0033】
図3は、各遊技状態における入賞図柄組合せに対応する役及び払出枚数を示す。
【0034】
実施例の遊技状態には、「一般遊技状態」、「BB内部当選状態」、「RB内部当選状態」、「高確率再遊技中BB内部当選状態」、「高確率再遊技中RB内部当選状態」、「BB一般遊技状態」及び「RB遊技状態」がある。これら“7種類”の各遊技状態は、基本的に、内部当選する可能性のある役の種類、後述の再遊技に内部当選する確率及び入賞成立を実現し得るボーナスの種別により区別される。各遊技状態の特徴、すなわち各遊技状態において内部当選する役の種類、その確率及び各遊技状態におけるリール3L,3C,3Rの停止制御(入賞する可能性のある役の種類等)については、後で図4〜図7を参照して説明する。また、各遊技状態間の移行は、後述の図19のST32、ST33、遊技状態監視処理(図20)及び高確率再遊技フラグのオン・オフの切り換えにより行われる。なお、後述(図5〜図7)のように、各遊技状態には、ボーナスに内部当選したゲームにおいてボーナスの入賞が不成立となるようなリール3L,3C,3Rの停止制御が行われるという共通点がある。
【0035】
また、実施例では、ボーナスに内部当選した後、ボーナスの入賞が成立するまでの間、ボーナスを内部当選役として保持する(一般に、「持ち越し」と称される)。更に、ボーナスに内部当選した状態においても、ボーナスに内部当選するようになっている。そして、入賞が成立することなく複数回ボーナスに内部当選した場合には、ボーナスの種別毎にその回数を計数し、その回数分のボーナスの入賞成立を実現し得るようにしている。BBに内部当選した回数からBBの入賞が成立した回数を減算した値を、以下「BBストック数」という。また、RBに内部当選した回数からRBの入賞が成立した回数を減算した値を、以下「RBストック数」という。なお、実施例では、「BBストック数」或いは「RBストック数」の減算処理は、ボーナスの入賞成立前に行うようにしている(後述の図20のST52)。このため、「高確率再遊技中BB内部当選状態」又は「BB内部当選状態」では、「BBストック数」に“1”加算した値と、BBに内部当選した回数からBBの入賞が成立した回数を減算した値とが一致する。また、「高確率再遊技中RB内部当選状態」又は「RB内部当選状態」では、「RBストック数」に“1”加算した値と、RBに内部当選した回数からRBの入賞が成立した回数を減算した値とが一致する。
【0036】
ここで、BBの入賞成立を契機として発生し、「BB一般遊技状態」及び「RB遊技状態」により構成される遊技状態を総称して、以下「BB遊技状態」という。また、「BB内部当選状態」、「RB内部当選状態」、「高確率再遊技中BB内部当選状態」及び「高確率再遊技中RB内部当選状態」は、ボーナスに内部当選している状態であり、これらを総称して、以下「内部当選状態」という。なお、「内部当選状態」では、少なくともいずれか一方のボーナスを持ち越している状態にある。また、「高確率再遊技中BB内部当選状態」及び「高確率再遊技中RB内部当選状態」は、後述の再遊技に内部当選する確率が高い状態(後述の高確率再遊技フラグがセットされた状態)であり、これらを総称して、以下「高確率再遊技中」という。なお、「高確率再遊技中」の終了条件は、後述の「継続ゲーム回数」が“0”となること(図22のST77が“YES”)又は内部当選役が「なし(ハズレ)」となることである(図22のST79が“YES”)。また、「一般遊技状態」、「BB内部当選状態」及び「RB内部当選状態」は、後述の再遊技に内部当選する確率が通常の状態(後述の高確率再遊技フラグがセットされていない状態)であり、これらを総称して、以下「通常確率再遊技中」という。
【0037】
図3に示すように、BBの入賞は、内部当選状態において“赤7−赤7−赤7”又は“青7−青7−青7”が有効ラインに沿って並ぶことにより成立する。BBの入賞が成立した後、遊技状態がBB一般遊技状態となる。RBの入賞は、内部当選状態において“BAR−BAR−BAR”が有効ラインに沿って並ぶこと、又はBB一般遊技状態において“Replay−Replay−Replay”又は“BAR−Replay−Replay”が並ぶことにより成立する。BB一般遊技状態においてRBの入賞が成立することを、一般に「JAC IN」と称する。RBの入賞が成立した後、遊技状態がRB遊技状態となる。
【0038】
ここで、遊技状態に拘らずボーナス(「JAC IN」を除く)に内部当選したゲームでは、ボーナスの入賞が成立しないようにしている。また、「内部当選状態」では、「なし(ハズレ)」に内部当選した場合にのみ、BB又はRBの入賞成立を実現することができる。ただし、「高確率再遊技中BB内部当選状態」又は「高確率再遊技中RB内部当選状態」において「なし(ハズレ)」に内部当選する確率は、極めて低いものである(後述の図4(2))。
【0039】
再遊技の入賞は、一般遊技状態及び内部当選状態において“Replay−Replay−Replay”又は“BAR−Replay−Replay”が並ぶことにより成立する。再遊技の入賞が成立すると、投入したメダルの枚数と同数のメダルが自動投入されるので、遊技者はメダルを消費することなく次のゲームを行うことができる。ここで、「高確率再遊技中」では、再遊技に内部当選したとき、“55425/65536”の確率で遊技者の停止操作(停止ボタン7L,7C,7Rの操作タイミング、或いは操作順序(停止順序))に拘らずその再遊技の入賞を不成立とするリールの停止制御(一般に、「蹴飛ばし制御」と称される)を行う。この停止制御により、「高確率再遊技中」と「通常確率再遊技中」の再遊技の入賞が成立する確率を等しくしている。
【0040】
また、一般遊技状態、内部当選状態及びBB一般遊技状態では、「中チェリーの小役」、「角チェリーの小役」、「プラムの小役」、及び「スイカの小役」の入賞成立を実現することが可能であるが、その払出枚数は図示のとおりである。なお、「中チェリーの小役」の入賞は、左のリール3Lに配置された“チェリー(図柄97)”がセンターライン8cの位置(左の表示窓4Lの中段)に停止表示されときに成立する。また、「角チェリーの小役」の入賞は、左のリール3Lに配置された“チェリー(図柄97)”がクロスダウンライン8a又はクロスアップライン8eの位置(左の表示窓4Lの上段又は下段)に停止表示されときに成立する。
【0041】
役物の入賞は、RB遊技状態において“Replay−Replay−Replay”又は“BAR−Replay−Replay”が並ぶことにより成立する。役物の入賞成立回数が“8回”となったとき、遊技状態が変化する。ここで、役物の入賞が成立する可能性のあるRB遊技状態のゲームは、一般に「JACゲーム」と称される。
【0042】
次に、図4を参照して、BET数が“3”のとき、一般遊技状態又は内部当選状態において内部当選役を決定する際(後述の図21)に使用する確率抽選テーブルを示す。
【0043】
図4(1)は、通常確率再遊技中用確率抽選テーブルを示す。図4(1)に示す確率抽選テーブルでは、確率抽選処理における乱数の抽出範囲“0”〜“16383”のうち、“215”〜“2459”の範囲内の乱数が抽出された場合に「再遊技」が内部当選役となる。「再遊技」に内部当選する確率は、“2245/16384”である。
【0044】
図4(2)は、高確率再遊技中用確率抽選テーブルを示す。図4(2)に示す確率抽選テーブルでは、確率抽選処理における乱数の抽出範囲“0”〜“16383”のうち、“215”〜“14765”の範囲内の乱数が抽出された場合に「再遊技」が内部当選役となる。「再遊技」に内部当選する確率は、“14551/16384”である。
【0045】
以上のように、「高確率再遊技中」では、「通常確率再遊技中」と比べて再遊技に内部当選する確率が高くなっている。なお、図4(1)及び(2)に示すテーブルでは、「再遊技」及び「なし(はずれ)」以外に内部当選する確率は、同じである。例えば、ボーナスに内部当選する確率(BB又はRBのいずれかに内部当選する確率)は、いずれの確率抽選テーブルにおいても“215/16384(約“1/76.2”)”である。なお、「高確率再遊技中」及び「通常確率再遊技中」では、「再遊技」の入賞が成立する確率は、後述の図22のST74の処理を行うことにより等しくなっている。
【0046】
次に、図5〜図7を参照して、遊技状態と、内部当選役と、選択される停止テーブル群との関係について説明する。停止テーブル群とは、例えば、後述の図9或いは図10に示すような停止テーブルの集合を示し、リール3L,3C,3Rの停止制御の際に選択されるものである。
【0047】
ここで、選択される停止テーブル群の内容は、基本的に、遊技状態及び内部当選役毎に変化し得るものであるが、実施例では、停止テーブル群の欄に示すテーブル群の名称を、入賞の可能性の有無及びその可能性がある役の種類に基づいて定めている。このため、実施例では、同一の名称の停止テーブル群が選択されたとしても、常にリール3L,3C,3Rの停止態様までもが一致するわけではない。入賞不成立停止テーブル群が選択された場合には、内部当選役、遊技状態に拘らず、いずれの役の入賞も成立することはない。入賞成立可能停止テーブル群が選択された場合には、対応する役の入賞成立は可能であるが、その他の役の入賞成立を実現することはできない。例えば、「角チェリー入賞成立可能停止テーブル群」が選択された場合には、「角チェリーの小役」の入賞成立を実現し得るが、BB等の他の役の入賞成立を実現することはできない。また、「再遊技入賞成立可能停止テーブル群」が選択された場合には、「再遊技」の入賞成立を実現し得るが、他の役の入賞成立を実現することはできない。
【0048】
図5(1)に示すように、一般遊技状態では、ボーナスに内部当選した場合には、入賞不成立停止テーブル群が選択される。このため、ボーナスの入賞成立を実現することはできない。
【0049】
BB内部当選状態では、ボーナスに内部当選した場合には、入賞不成立停止テーブル群が選択され、ボーナスの入賞成立を実現することはできない。他方、「なし(ハズレ)」に内部当選した場合には、BB入賞成立可能停止テーブル群が選択されるので、BBの入賞成立を実現することができる。なお、図4(1)に示すように、“12307/16384”の確率で「なし(ハズレ)」に内部当選する。
【0050】
RB内部当選状態では、ボーナスに内部当選した場合には、入賞不成立停止テーブル群が選択され、ボーナスの入賞成立を実現することはできない。他方、内部当選役が「なし(ハズレ)」の場合には、RB入賞成立可能停止テーブル群が選択されるので、RBの入賞成立を実現することができる。なお、図4(1)に示すように、“12307/16384”の確率で内部当選役が「なし(ハズレ)」となる。
【0051】
図6(2)に示すように、高確率再遊技中BB内部当選状態では、ボーナスに内部当選した場合には、入賞不成立停止テーブル群が選択され、ボーナスの入賞成立を実現することはできない。他方、「なし(ハズレ)」に内部当選した場合には、BB入賞成立可能停止テーブル群が選択されるので、BBの入賞成立を実現することができる。なお、図4(2)に示すように、「なし(ハズレ)」に内部当選する確率は“1/16384”であり、稀である。また、「なし(ハズレ)」に内部当選した場合(後述の図22のST79の判別が“YES”の場合)には、遊技状態がBB内部当選状態へ移行するようになっている。また、再遊技に内部当選した場合には、後述の再遊技用選択テーブル(図8)に基づいて再遊技入賞成立可能停止テーブル群又は入賞不成立停止テーブル群が選択される。
【0052】
高確率再遊技中RB内部当選状態では、ボーナスに内部当選した場合には、入賞不成立停止テーブル群が選択され、ボーナスの入賞成立を実現することはできない。他方、「なし(ハズレ)」に内部当選した場合には、RB入賞成立可能停止テーブル群が選択されるので、RBの入賞成立を実現することができる。なお、図4(2)に示すように、「なし(ハズレ)」に内部当選する確率は“1/16384”であり、稀である。また、「なし(ハズレ)」に内部当選した場合(後述の図22のST79の判別が“YES”の場合)には、遊技状態がRB内部当選状態へ移行するようになっている。また、再遊技に内部当選した場合には、後述の再遊技用選択テーブル(図8)に基づいて再遊技入賞成立可能停止テーブル群又は入賞不成立停止テーブル群が選択される。
【0053】
図7(3)に示すように、BB一般遊技状態及びRB遊技状態では、図示の停止テーブル群が選択され、リール3L,3C,3Rの停止制御が行われる。
【0054】
次に、図8を参照して、再遊技用選択テーブルについて説明する。このテーブルは、「高確率再遊技中」において再遊技入賞成立可能停止テーブル群又は入賞不成立停止テーブル群のいずれを選択するかを決定するためのものである。具体的には、後述の図22のST74の処理で使用される。この選択テーブルでは、再遊技入賞成立可能停止テーブル群を選択する確率は、“10111/65536”である。入賞不成立停止テーブル群を選択する確率は、“55425/65536”である。
【0055】
ここで、前述(図4(2))のように、「高確率再遊技中」において再遊技に内部当選する確率は、“14551/16384”である。従って、「高確率再遊技中」において再遊技の入賞が成立する確率は、再遊技入賞成立可能停止テーブル群が選択される確率を考慮すると、約“0.1370(“14551/16384”ד10111/65536”)”である。他方、「通常確率再遊技中」では、必ず再遊技入賞成立可能停止テーブル群が選択されるので、再遊技に内部当選する確率は、その入賞が成立する確率と等しい。すなわち、「通常確率再遊技中」において再遊技の入賞が成立する確率は、約“0.1370(“2245/16384”)”である。以上のように、実施例では、「高確率再遊技中」及び「通常確率再遊技中」において再遊技の入賞が成立する確率が等しくなっている。
【0056】
次に、図9及び図10を参照して、再遊技に内部当選したときに使用される停止テーブルの例について説明する。停止テーブルは、後述の滑りコマ数決定処理(図18のST21)で使用される。
【0057】
「停止テーブル」には、各リール3L,3C,3Rの「停止操作位置」と「停止制御位置」とが示されている。「停止操作位置」は、各リール3L,3C,3Rに対応して設けられた停止ボタン7L,7C,7Rが操作されたとき、センターライン8cに位置していた図柄(具体的には、図柄の中心がセンターライン8cの上方に位置し、その中心がセンターライン8cの位置に最も近い図柄)のコードナンバーを表わす。「停止制御位置」とは、停止操作が行われたリールが停止したとき、センターライン8cの位置に停止表示される図柄のコードナンバーを表わす。ここで、本実施例では、いわゆる「滑りコマ数」を最大“4コマ”としている。例えば、右のリール3Rの回転中において、コードナンバー“08”の“青7(図2の図柄91)”がセンターライン8cの位置に到達したとき、停止ボタン7Rが操作された場合、コードナンバー“12”の“プラム(図2の図柄95)”をセンターライン8cの位置に停止表示するように右のリール3Rを停止制御することができる。
【0058】
図9は、再遊技入賞成立可能停止テーブル群に含まれる再遊技入賞成立可能停止テーブルを示す。このテーブルは、「通常確率再遊技中」において再遊技に内部当選したゲームにおいて使用される。他方、「高確率再遊技中」において再遊技に内部当選したゲームでは、後述の図22のST74の処理により、このテーブルを使用するか否かが決定される。
【0059】
図9において、左のリール3Lの「停止制御位置」は、コードナンバー“02”,“05”,“08”,“13”又は“18”のいずれかである。図2に示す図柄列において、これらに対応する図柄の一つ下に配置された図柄は、“Replay”又は“BAR”である。
【0060】
図9において、中央のリール3Cの「停止制御位置」は、コードナンバー“03”,“08”,“12”,“16”又は“19”のいずれかである。図2に示す図柄列において、これらに対応する図柄は、“Replay”である。
【0061】
図9において、右のリール3Rの「停止制御位置」は、コードナンバー“01”,“05”,“10”,“14”又は“18”のいずれかである。図2に示す図柄列において、これらに対応する図柄の一つ上に配置された図柄は、“Replay”である。
【0062】
以上のように、図9に示す再遊技入賞成立可能停止テーブルが各リール3L,3C,3Rの停止制御に使用された場合には、クロスアップライン8eに沿って“Replay−Replay−Replay”又は“BAR−Replay−Replay”が並ぶこととなる。つまり、必ず再遊技の入賞が成立することとなる。
【0063】
図10は、入賞不成立停止テーブル群に含まれる入賞不成立停止テーブルを示す。このテーブルは、「高確率再遊技中」において再遊技に内部当選したゲームにおいて、後述の図22のST74の処理により、このテーブルを使用するか否かが決定される。ここで、左のリール3L及び中央のリール3Cの停止操作位置に対する停止制御位置は、図9に示すものと同じである。
【0064】
図10において、右のリール3Rの「停止制御位置」は、コードナンバー“02”,“06”,“11”,“15”又は“19”のいずれかである。図2に示す図柄列において、これらに対応する図柄は、“Replay”である。また、図2に示す図柄列において、これらに対応する図柄の一つ上に“Replay”は配置されていない。
【0065】
以上のように、図10に示す入賞不成立停止テーブルが各リール3L,3C,3Rの停止制御に使用された場合には、左の表示窓4L内の下段の位置に“Replay”又は“BAR”が停止表示される。中央及び右の表示窓4C,4R内の中段の位置に“Replay”が停止表示されることとなる。つまり、入賞不成立停止テーブルが停止制御に使用された場合には、再遊技の入賞が成立することはない。
【0066】
次に、図11を参照して、「継続ゲーム回数」決定テーブルについて説明する。継続ゲーム回数決定テーブルは、一般遊技状態においてボーナスに内部当選したゲームの次のゲーム、又は一般遊技状態(BB遊技状態又はRB遊技状態終了後の最初のゲーム)においてBBストック数又はRBストック数が“1”以上であるとき、後述の図20のST44で使用される。「継続ゲーム回数」とは、「なし(ハズレ)」に内部当選しないことを条件に「高確率再遊技中」が継続するゲームの回数である。この継続ゲーム回数は、後述の図20のST53でセットされ、図22のST76で“1”減算される。継続ゲーム回数決定テーブルには、後述の連続入賞予定回数に対応して、各継続ゲーム回数毎に、当選となる乱数範囲及びその継続ゲーム回数が選択される確率が示されている。
【0067】
継続ゲーム回数の期待値は、後述の「連続入賞予定回数」が“0”であるか否かによって継続ゲーム回数の期待値が大きく異なる。具体的には、連続入賞予定回数が“1”以上の場合の継続ゲーム回数の期待値は、“3.01回”である。他方、連続入賞予定回数が“0”の場合の継続ゲーム回数の期待値は、“599.36回”である。ここで、「連続入賞予定回数」の値は、後述の図19のST35においてボーナスの入賞成立毎に“1”減算される。従って「連続入賞予定回数」の値が“2”以上の場合には、継続ゲーム回数の期待値が相対的に小さい継続条件(図11の左側の欄)が連続して用いられる。なお、この場合、継続条件とは、乱数範囲と対応した継続ゲーム回数の情報の集合をいう。また、上記期待値では、「なし(ハズレ)」に内部当選することにより高確率再遊技中が終了する場合について考慮していない。
【0068】
次に、図12を参照して、「連続入賞予定回数」決定テーブルについて説明する。連続入賞予定回数決定テーブルは、後述の図20のST46で使用される。「連続入賞予定回数」とは、ボーナスの入賞成立が連続的に実現し得る回数である。具体的には、「高確率再遊技中」の継続ゲーム回数が最大でも“5回”の状況(図11の左側の欄の乱数範囲を用いて継続ゲーム回数が決定される状況)が連続し得る回数である。この連続入賞予定回数決定テーブルには、各連続入賞予定回数毎に、当選となる乱数範囲及びその連続入賞予定回数が選択される確率が示されている。連続入賞予定回数の期待値は、“2.16回”である。ここで、最大で“20回”の連続入賞予定回数に当選することが可能であるが、連続的なボーナスの入賞成立は、BBストック数及びRBストック数を加算した値を限度に実現される。具体的には、BBストック数及びRBストック数のいずれもが“0”である場合には、連続入賞予定回数が強制的に“0”に変更される(図20のST54)ようになっている。なお、連続入賞予定回数は、ボーナスの入賞成立を契機として後述の図19のST35で減算される。
【0069】
次に、図13を参照して、入賞予定順序決定テーブルについて説明する。入賞予定順序決定テーブルは、後述の図20のST47で使用される。入賞予定順序とは、連続入賞予定回数が“1”以上である場合、入賞が成立するボーナスの順序を規定回数(実施例では、“4回”)分、予め定めたもの(ボーナス放出パターン)をいう。入賞予定順序決定テーブルには、“16種類”の入賞予定順序A〜Oの各々について当選となる乱数範囲及びその入賞予定順序が選択される確率が示されている。また、各入賞予定順序A〜Oの入賞予定順序の態様が示されている。ここで、入賞予定順序は、「予定」であり、対応するボーナスのストック数が“0”の場合には、入賞予定順序の内容が変更されるようになっている(後述の図20のST51)。規定回数分の入賞が成立(後述の図20のST48の判別が“YES”)した場合には、再び入賞予定順序の決定が行われる。他方、規定回数分の入賞が成立しない場合であっても、BBストック数及びRBストック数のいずれもが“0”であれば、連続入賞予定回数も“0”となり、その後のボーナスの入賞予定順序は新たに決定されるようになっている。
【0070】
次に、図14に示すタイミングチャートを参照して、各ゲームの内部当選役、高確率再遊技フラグの状況、遊技状態の移行、入賞成立の可能性のあるボーナスの種類、入賞役(入賞が成立した役)、ボーナスのストック数、入賞予定順序、入賞予定回数、及び継続ゲーム回数の関係について説明する。ここで、図14に示す「BB内部当選状態」には、「高確率再遊技中BB内部当選状態」をも含めるものとする。具体的には、「BB内部当選状態」のうち、後述の高確率再遊技フラグが“オン”であるとき、「高確率再遊技中BB内部当選状態」である。また、「RB内部当選状態」には、「高確率再遊技中RB内部当選状態」をも含めるものとする。具体的には、「RB内部当選状態」のうち、後述の高確率再遊技フラグが“オン”であるとき、「高確率再遊技中RB内部当選状態」である。また、ゲームの後ろに示された括弧内の数字は、そのゲームのボーナス間ゲーム回数を示す。その括弧内の「R」は、そのゲームがRB遊技状態に含まれることを示す。その括弧内の「B」は、そのゲームがBB一般遊技状態に含まれることを示す。なお、ボーナス間ゲーム回数とは、BB遊技状態又は“BAR−BAR−BAR”が有効ラインに沿って並ぶことにより発生したRB遊技状態が終了した後のゲームの回数をいう。
【0071】
「高確率再遊技フラグ」は、「高確率再遊技中」であるか否かを判別するためのフラグである。具体的には、「高確率再遊技フラグ」は、「高確率再遊技中」において“オン”の状況にある。また、「通常確率再遊技中」においては“オフ”の状況にある。なお、フラグが“オン”の状況とは、所定の記憶領域に“1”を示す情報が記憶されていることをいう。また、フラグが“オフ”の状況とは、所定の記憶領域に“0”を示す情報が記憶されていることをいう。
【0072】
初めに、ゲーム(R)の遊技状態は、RB遊技状態である。BBストック数は、“1”であり、RBストック数は、“2”である。連続入賞予定回数は、“0回”である。ゲーム(R)の終了時(BB遊技状態の終了時)には、役物の入賞が成立している。また、後述の図19のST32により遊技状態がRB遊技状態から一般遊技状態へ移行している。
【0073】
ゲーム(1)の遊技状態は一般遊技状態である。ボーナスのストック数は、“1”以上である。ゲーム(1)の開始時には、連続入賞予定回数が“0”であることから継続ゲーム回数決定テーブル(図11)の右側の欄を用いることにより、継続ゲーム回数が“600回”と決定されている(後述の図20のST44)。また、連続入賞予定回数決定テーブル(図12)を用いた連続入賞予定回数の抽選(後述の図20のST46)が行われ、連続入賞予定回数として“9回”が決定されている。また、入賞予定順序決定テーブル(図13)を用いることにより入賞予定順序として入賞予定順序Aが決定(後述の図20のST47)されている。入賞予定順序Aの最初のボーナスは、BBであることから遊技状態がBB内部当選状態へ移行(後述の図20のST50)すると共に、高確率再遊技フラグがオフからオンへ移行し、決定された継続ゲーム回数がセットされている(後述の図20のST53)。つまり、遊技状態が「高確率再遊技中BB内部当選状態」へ移行している。また、この遊技状態の移行によりBBストック数が“1”減算(後述の図20のST52)されている。ゲーム(1)は、「高確率再遊技中BB内部当選状態」において「再遊技」に内部当選していることから「再遊技入賞成立可能停止テーブル群(図6(2))」又は「入賞不成立停止テーブル群(図6(2))」が選択(後述の図22のST74)されるので、停止テーブル群に基づくBB又はRBの入賞成立の可能性は無い。ゲーム(1)の終了時には、継続ゲーム回数が“1”減算(後述の図22のST76)され、その回数が“599”に変化している。
【0074】
ゲーム(600)は、ボーナス間ゲーム回数が“600”のゲームである。ゲーム(2)〜ゲーム(599)のいずれかのゲームにおいてRBに内部当選したことからRBストック数が“1”増加(後述の図21のST68)し、“3”となっている。また、「高確率再遊技中BB内部当選状態」において「再遊技」に内部当選しているが、「入賞不成立停止テーブル群」が選択されたために再遊技の入賞が不成立となっている。また、ゲーム(600)は、「高確率再遊技中BB内部当選状態」の最後のゲームである。このため、ゲーム終了時には、高確率再遊技フラグが“オン”から“オフ”へ移行し、遊技状態が「高確率再遊技中BB内部当選状態」から「BB内部当選状態」へ移行している。
【0075】
ゲーム(601)は、「BB内部当選状態」において「なし(ハズレ)」に内部当選している。「BB入賞成立可能停止テーブル群」が選択(図5(1))され、停止テーブル群に基づくBBの入賞成立の可能性が有る。そして、BBの入賞が成立し、遊技状態がBB一般遊技状態へ移行している。また、ゲーム(601)の終了時には、BBの入賞が成立したことから連続入賞予定回数が“1”減算(後述の図19のST35)され、“8”に変化している。
【0076】
ゲーム(B)は、BB一般遊技状態である。中チェリーの小役に内部当選している。
【0077】
ゲーム(R)では、連続入賞予定回数が“8回”であり、役物の入賞が成立している。ゲーム(R)の終了時には、遊技状態が一般遊技状態へ移行している。
【0078】
続いて、ゲーム(1)では、遊技状態は一般遊技状態である。ボーナスのストック数は、“1”以上(BBのストック数は“0”)である。ゲーム(1)の開始時には、連続入賞予定回数が“8”であることから継続ゲーム回数決定テーブル(図11)の左側の欄を用いることにより、継続ゲーム回数が“1回”と決定されている(後述の図20のST44)。なお、連続入賞予定回数の抽選は行われていない。また、入賞予定順序Aの態様によれば、次に入賞が成立するボーナスはBBであるがBBストック数は、“0”である。このため、入賞予定順序の内容が変更(後述の図20のST51)されている。そして、遊技状態がRB遊技状態へ移行すると共に、高確率再遊技フラグがオフからオンへ移行し、決定された継続ゲーム回数がセットされている(後述の図20のST53)。つまり、遊技状態が「高確率再遊技中RB内部当選状態」へ移行している。また、この遊技状態の移行によりRBストック数が“1”減算(後述の図20のST52)されている。ゲーム(1)は、「高確率再遊技中RB内部当選状態」において「再遊技」に内部当選しているが、その入賞が不成立となっている。ゲーム(1)の終了時には、継続ゲーム回数が“1”減算(後述の図22のST76)され、その回数が“0”に変化している。このため、ゲーム終了時には、高確率再遊技フラグがオンからオフへ移行し、遊技状態が「高確率再遊技中RB内部当選状態」から「RB内部当選状態」へ移行している。
【0079】
ゲーム(2)は、「RB内部当選状態」において「なし(ハズレ)」に内部当選している。「RB入賞成立可能停止テーブル群」が選択(図5(1))され、停止テーブル群に基づくRBの入賞成立の可能性が有る。そして、RBの入賞が成立し、遊技状態がRB遊技状態へ移行している。また、ゲーム(2)の終了時には、RBの入賞が成立したことから連続入賞予定回数が“1”減算され、“7”に変化している。
【0080】
なお、図14では、ボーナスの入賞が“2回”成立しているが、“4回目”のボーナスの入賞成立を契機として発生したBB遊技状態等が終了した後の最初のゲームにおいて、再び入賞予定順序が決定されるようになっている。また、図14に示す例では、連続入賞予定回数が“9回”であるが、BBストック数及びRBストック数のいずれもが“0”となった場合には、ボーナスの入賞が成立した後の一般遊技状態における最初のゲームにおいて、その連続入賞予定回数が“0”に変更(連続入賞予定の強制終了)されるようになっている(図20のST54)。
【0081】
図15は、遊技機1における遊技処理動作を制御する主制御回路71と、主制御回路71に電気的に接続する周辺装置(アクチュエータ)と、主制御回路71から送信される制御指令に基づいて液晶表示装置5及びスピーカ21L,21Rを制御する副制御回路72とを含む回路構成を示す。
【0082】
主制御回路71は、回路基板上に配置されたマイクロコンピュータ30を主たる構成要素とし、これに乱数サンプリングのための回路を加えて構成されている。マイクロコンピュータ30は、予め設定されたプログラムに従って制御動作を行うCPU31と、記憶手段であるROM32及びRAM33を含む。
【0083】
CPU31には、基準クロックパルスを発生するクロックパルス発生回路34及び分周器35と、サンプリングされる乱数を発生する乱数発生器36及びサンプリング回路37とが接続されている。なお、乱数サンプリングのための手段として、マイクロコンピュータ30内で、すなわちCPU31の動作プログラム上で乱数サンプリングを実行するように構成してもよい。その場合、乱数発生器36及びサンプリング回路37は省略可能であり、或いは、乱数サンプリング動作のバックアップ用として残しておくことも可能である。
【0084】
マイクロコンピュータ30のROM32には、スタートレバー6を操作(スタート操作)する毎に行われる乱数サンプリングの判定に用いられる確率抽選テーブル、停止ボタンの操作に応じてリールの停止態様を決定するための停止テーブル群、副制御回路72へ送信するための各種制御指令(コマンド)等が格納されている。このコマンドには、「デモ表示コマンド」、「全リール停止コマンド」等がある。これらのコマンドについては後で説明する。なお、副制御回路72が主制御回路71へコマンド、情報等を入力することはなく、主制御回路71から副制御回路72への一方向で通信が行われる。
【0085】
RAM33には、種々の情報が格納される。例えば、高確率再遊技フラグ、BBストック数、RBストック数、入賞予定順序、連続入賞予定回数、継続ゲーム回数等が格納される。
【0086】
図15の回路において、マイクロコンピュータ30からの制御信号により動作が制御される主要なアクチュエータとしては、各種ランプ(1−BETランプ9a、2−BETランプ9b、最大BETランプ9c、当り表示ランプ17)と、各種表示部(払出表示部18、クレジット表示部19、ボーナス遊技情報表示部20)と、メダルを収納し、ホッパー駆動回路41の命令により所定枚数のメダルを払出す遊技価値付与手段としてのホッパー(払出しのための駆動部を含む)40と、リール3L,3C,3Rを回転駆動するステッピングモータ49L,49C,49Rとがある。
【0087】
更に、ステッピングモータ49L,49C,49Rを駆動制御するモータ駆動回路39、ホッパー40を駆動制御するホッパー駆動回路41、各種ランプを駆動制御するランプ駆動回路45、及び各種表示部を駆動制御する表示部駆動回路48がI/Oポート38を介してCPU31の出力部に接続されている。これらの駆動回路は、それぞれCPU31から出力される駆動指令などの制御信号を受けて、各アクチュエータの動作を制御する。
【0088】
また、マイクロコンピュータ30が制御指令を発生するために必要な入力信号を発生する主な入力信号発生手段としては、スタートスイッチ6S、1−BETスイッチ11、2−BETスイッチ12、最大BETスイッチ13、C/Pスイッチ14、投入メダルセンサ22S、リール停止信号回路46、リール位置検出回路50、払出完了信号回路51がある。これらも、I/Oポート38を介してCPU31に接続されている。
【0089】
スタートスイッチ6Sは、スタートレバー6の操作を検出する。投入メダルセンサ22Sは、メダル投入口22に投入されたメダルを検出する。リール停止信号回路46は、各停止ボタン7L,7C,7Rの操作に応じて停止信号を発生する。リール位置検出回路50は、リール回転センサからのパルス信号を受けて各リール3L,3C,3Rの位置を検出するための信号をCPU31へ供給する。払出完了信号回路51は、メダル検出部40Sの計数値(ホッパー40から払出されたメダルの枚数)が指定された枚数データに達した時、メダル払出完了を検知するための信号を発生する。
【0090】
図15の回路において、乱数発生器36は、一定の数値範囲に属する乱数を発生し、サンプリング回路37は、スタートレバー6が操作された後の適宜のタイミングで1個の乱数をサンプリングする。こうしてサンプリングされた乱数及びROM32内に格納されている確率抽選テーブルに基づいて、内部当選役が決定される。
【0091】
リール3L,3C,3Rの回転が開始された後、ステッピングモータ49L,49C,49Rの各々に供給される駆動パルスの数が計数され、その計数値はRAM33の所定エリアに書き込まれる。リール3L,3C,3Rからは一回転毎にリセットパルスが得られ、これらのパルスはリール位置検出回路50を介してCPU31に入力される。こうして得られたリセットパルスにより、RAM33で計数されている駆動パルスの計数値が“0”にクリアされる。これにより、RAM33内には、各リール3L,3C,3Rについて一回転の範囲内における回転位置に対応した計数値が格納される。
【0092】
上記のようなリール3L,3C,3Rの回転位置とリール外周面上に描かれた図柄とを対応づけるために、図柄テーブルが、ROM32内に格納されている。この図柄テーブルでは、前述したリセットパルスが発生する回転位置を基準として、各リール3L,3C,3Rの一定の回転ピッチ毎に順次付与されるコードナンバーと、それぞれのコードナンバー毎に対応して設けられた図柄を示す図柄コードとが対応づけられている。
【0093】
更に、ROM32内には、入賞図柄組合せテーブルが格納されている。この入賞図柄組合せテーブルでは、入賞となる図柄の組合せと、入賞のメダル配当枚数と、その入賞を表わす入賞判定コードとが対応づけられている。上記の入賞図柄組合せテーブルは、左のリール3L,中央のリール3C,右のリール3Rの停止制御時、及び全リール停止後の入賞確認を行うときに参照される。
【0094】
上記乱数サンプリングに基づく抽選処理(確率抽選処理)により内部当選した場合には、CPU31は、遊技者が停止ボタン7L,7C,7Rを操作したタイミングでリール停止信号回路46から送られる操作信号、及び選択された「停止テーブル」に基づいて、リール3L,3C,3Rを停止制御する信号をモータ駆動回路39に送る。
【0095】
内部当選した役の入賞成立を示す停止態様となれば、CPU31は、払出し指令信号をホッパー駆動回路41に供給してホッパー40から所定個数のメダルの払出しを行う。その際、メダル検出部40Sは、ホッパー40から払出されるメダルの枚数を計数し、その計数値が指定された数に達した時に、メダル払出完了信号がCPU31に入力される。これにより、CPU31は、ホッパー駆動回路41を介してホッパー40の駆動を停止し、「メダル払出処理」を終了する。
【0096】
図16のブロック図は、副制御回路72の構成を示す。副制御回路72は、主制御回路71からの制御指令(コマンド)に基づいて液晶表示装置5の表示制御及びスピーカ21L,21Rからの音の出力制御を行う。この副制御回路72は、主制御回路71を構成する回路基板とは別の回路基板上に構成され、マイクロコンピュータ(以下「サブマイクロコンピュータ」という)73を主たる構成要素とし、液晶表示装置5の表示制御手段としての画像制御回路81、スピーカ21L,21Rにより出音される音を制御する音源IC78、及び増幅器としてのパワーアンプ79で構成されている。
【0097】
サブマイクロコンピュータ73は、主制御回路71から送信された制御指令或いは情報(例えば、BBストック数、RBストック数、入賞予定順序、連続入賞予定回数、継続ゲーム回数)等に従って制御動作を行うサブCPU74と、記憶手段としてのプログラムROM75と、ワークRAM76とを含む。副制御回路72は、クロックパルス発生回路、分周器、乱数発生器及びサンプリング回路を備えていないが、サブCPU74の動作プログラム上で乱数サンプリングを実行するように構成されている。プログラムROM75は、サブCPU74で実行する制御プログラムを格納する。ワークRAM76は、上記制御プログラムをサブCPU74で実行するときの一時記憶手段として構成される。
【0098】
画像制御回路81は、画像制御CPU82、画像制御ワークRAM83、画像制御プログラムROM84、画像ROM86、ビデオRAM87及び画像制御IC88で構成される。画像制御CPU82は、サブマイクロコンピュータ73で設定されたパラメータに基き、画像制御プログラムROM84内に格納する画像制御プログラムに従って液晶表示装置5での表示内容を決定する。画像制御プログラムROM84は、液晶表示装置5での表示に関する画像制御プログラムや各種選択テーブルを格納する。画像制御ワークRAM83は、上記画像制御プログラムを画像制御CPU82で実行するときの一時記憶手段として構成される。画像制御IC88は、画像制御CPU82で決定された表示内容に応じた画像を形成し、液晶表示装置5に出力する。画像ROM86は、画像を形成するためのドットデータを格納する。ビデオRAM87は、画像制御IC88で画像を形成するときの一時記憶手段として構成される。
【0099】
次に、図17〜図19に示すメインフローチャートを参照して、主制御回路71のCPU31の制御動作について説明する。
【0100】
初めに、CPU31は、遊技開始時の初期化を行う(ステップ[以下、STと表記する]1)。具体的には、RAM33の記憶内容の初期化、通信データの初期化等を行う。RAM33の記憶内容の初期化は、遊技機に電源を投入することによりRAM33内に記憶される不定な値(例えば、“FF”)をクリアするためである。ここで、RAM33内の記憶領域の全部又は一部を初期化しないようにすることもできる。これにより、電源投入時における各遊技機の遊技の状況を無作為(ランダム)に変化させ、遊技の面白みを増すことができる。例えばBBストック数、RBストック数、入賞予定順序、連続入賞予定回数、継続ゲーム回数、或いは各種フラグを記憶する領域に不定な値が記憶された場合には、各遊技機の有利さの度合いが無作為に変化し、遊技の面白みが増す。続いてゲーム終了時のRAM33の所定の記憶内容を消去する(ST2)。具体的には、前回のゲームに使用されたRAM33の書き込み可能エリアのデータの消去、RAM33の書き込みエリアへの次のゲームに必要なパラメータの書き込み、次のゲームのシーケンスプログラムの開始アドレスの指定等を行う。次に、前回のゲーム終了後、すなわち全リール3L,3C,3R停止後から“30秒”経過したか否かを判別する(ST3)。この判別が“YES”であれば、副制御回路72に対し、「デモ画像」の表示を要求する「デモ表示コマンド」を送信する(ST4)。
【0101】
次に、CPU31は、メダルの自動投入の要求があるか、すなわち前回のゲームで再遊技の入賞が成立したか否かを判別する(ST5)。この判別が“YES”のときは、投入要求分のメダルを自動投入し(ST6)、ST8の処理に移る。ST5の判別が“NO”のときは、投入メダルセンサ22S又はBETスイッチ11,12,13からの入力があるか否かを判別する(ST7)。この判別が“YES”のときは、ST8の処理に移り、“NO”のときは、ST3の処理に移る。
【0102】
次に、CPU31は、スタートレバー6の操作に基づくスタートスイッチ6Sからの入力があるか否かを判別する(ST8)。この判別が“YES”のときは前回のゲームが開始してから“4.1秒”経過しているか否かを判別し(ST9)、この判別が“YES”のときはST11の処理に移り、“NO”のときはST10の処理に移る。ST10の処理では、「ゲーム開始待ち時間消化処理」を行う。具体的には、前回のゲームが開始してから“4.1秒”経過するまでの間、遊技者のゲームを開始する操作に基づく入力を無効にする処理を行う。
【0103】
次に、CPU31は、リールの回転処理を行い(ST11)、同時に抽選用の乱数を抽出し(ST12)、1ゲーム監視用タイマをセットする(ST13)。ST12の処理で抽出した乱数は、後で説明する確率抽選処理において使用される。ST13の処理の1ゲーム監視用タイマには、遊技者の停止ボタンの停止操作によらずに自動的にリールを停止させるための自動停止タイマが含まれる。
【0104】
図18のST14の処理では、後で図20を参照して説明する遊技状態監視処理を行う。続いて、後で図21を参照して説明する確率抽選処理を行う(ST15)。この確率抽選処理は、遊技状態に応じて確率抽選テーブルを使用し、上記ST12の処理において抽出した乱数値がどの役の乱数範囲に属するか否かを判別し、内部当選役(成立フラグ)を決定するものである。続いて、ST16の処理では、当り表示ランプ点灯処理を行い、ST17の処理に移る。当り表示ランプ点灯処理では、「通常確率再遊技中」において所定確率で当り表示ランプ17を点灯させる処理を行う。ST17の処理では、後で図22を参照して説明する停止テーブル群選択処理を行い、ST18の処理に移る。ST18の処理では、ゲーム開始時の送信処理を行う。具体的には、内部当選役の情報、停止テーブル群選択処理の決定結果、遊技状態、入賞予定順序、連続入賞予定回数、継続ゲーム回数、ストック数等の情報を含むコマンドを副制御回路72へ送信する処理を行う。
【0105】
次に、CPU31は、停止ボタンが“オン”かどうかを判別する(ST19)。具体的には、いずれかの停止ボタンが操作されたかどうかを判別する。この判別が“YES”のときは、ST21の処理に移り、“NO”のときは、ST20の処理に移る。ST20の処理では、自動停止タイマの値が“0”であるか否かを判別し、この判別が“YES”のときは、ST21の処理に移り、“NO”のときは、ST19の処理に移る。
【0106】
ST21の処理では、CPU31は、滑りコマ数決定処理を行う。この滑りコマ数決定処理では、停止テーブル群選択処理で選択された停止テーブル群に含まれる停止テーブル、及び遊技者の停止操作位置に基づいて滑りコマ数を決定する処理を行う。続いて、滑りコマ数分、停止操作された停止ボタンに対応するリールを回転させてから停止させる(ST22)。ここで、「滑りコマ数」は、停止ボタンが操作された後、リールが停止するまでの間に移動した図柄の数を示す。また、「滑りコマ数」は、停止ボタンが操作されたとき、所定の入賞ラインに位置していた図柄のコードナンバーと、実際にリールが停止したときに、その入賞ラインに停止した図柄のコードナンバーとの差の絶対値により表わされる。この「滑りコマ数」は、「引き込み数」と称されることもある。
【0107】
ST23の処理では、CPU31は、全てのリールが停止したかどうかを判別し、この判別が“YES”のときは、ST24の処理に移り、“NO”のときは、ST19の処理に移る。ST24の処理では、全てのリールが停止したことを示す「全リール停止コマンド」を送信し、図19のST25の処理に移る。
【0108】
図19のST25の処理では、CPU31は入賞検索を行う。入賞検索とは、表示窓4L,4C,4Rの図柄の停止態様に基づいて入賞役を識別するための入賞フラグをセットすることである。具体的には、センターライン8cに沿って並ぶ図柄のコードナンバー及び入賞判定テーブルに基づいて入賞役を識別する。続いて、入賞フラグが正常であるか否かを判別する(ST26)。この判別が“NO”のときはイリーガルエラーの表示を行う(ST27)。この場合、遊技は中止となる。ST26の判別が“YES”のときは、遊技状態に応じてメダルのクレジット、又は払出しを行う(ST28)。
【0109】
次に、現在の遊技状態がBB一般遊技状態又はRB遊技状態であるか否かを判別する(ST29)。この判別が“YES”のときは、ボーナスの「遊技数チェック処理」を行う(ST30)。この「遊技数チェック処理」では、RB遊技状態が発生した回数、BB一般遊技状態のゲーム回数、RB遊技状態における入賞回数、及びRB遊技状態におけるゲーム回数をチェックするとともに、BB一般遊技状態及びRB遊技状態間における遊技状態の移行を行う。
【0110】
次に、ボーナスの終了時であるか否かを判別する(ST31)。具体的には、BBの入賞が成立した後では、3回目のRB遊技状態において入賞回数が8回又はゲーム回数が12回であるか、又はBB一般遊技状態においてゲーム回数が30回であるか否かを判別する。また、“BAR−BAR−BAR”が有効ラインに沿って並ぶことによりRBの入賞が成立した後では、RB遊技状態において入賞回数が8回又はゲーム回数が12回であるか否かを判別する。ST31の判別が“YES”のときは、ST32に移り、“NO”のときは、図17のST2に移る。ST32では、遊技状態を一般遊技状態へ移行させ、図17のST2に移る。
【0111】
遊技状態がBB一般遊技状態又はRB遊技状態でない場合(ST29の判別が“NO”の場合)には、BB・RB入賞チェック処理を行う(ST33)。BB・RB入賞チェック処理では、BB又はRBの入賞が成立したか否かを判別する。そして、BBの入賞が成立した場合には、遊技状態をBB一般遊技状態へ移行し、RBの入賞が成立した場合には、遊技状態をRB遊技状態へ移行する。続いて、ボーナスの入賞が成立したか否かを判別する(ST34)。この判別が“YES”のときは、ST35に移り、“NO”のときは、図17のST2に移る。ST35では、連続入賞予定回数が“1”以上である場合に、その連続入賞予定回数を“1”減算する。続いて、図17のST2に移る。
【0112】
次に、図20を参照して、遊技状態監視処理について説明する。
【0113】
初めに、CPU31は、遊技状態がBB一般遊技状態又はRB遊技状態であるか否かを判別する(ST41)。この判別が“YES”のときは、図18のST15に移り、“NO”のときは、ST42に移る。ST42では、遊技状態が内部当選状態であるか否かを判別する。この判別が“YES”のときは、図18のST15に移り、“NO”のとき、すなわち遊技状態が一般遊技状態(BB遊技状態又はRB遊技状態が終了した後の一般遊技状態における最初のゲームを含む)であるときは、ST43に移る。ST43では、BBストック数又はRBストック数が“1”以上であるか否かを判別する。この判別が“YES”のときは、ST44に移り、“NO”のときは、ST54に移る。ここで、ST43の判別が“NO”の場合には、BB遊技状態又はRB遊技状態が終了した後の一般遊技状態における最初のゲームにおいてボーナスのストック数が“0”であるが、連続入賞予定回数が“1”以上の場合が含まれる。
【0114】
ST44では、連続入賞予定回数、“0”〜“255”の範囲から抽出した乱数値及び継続ゲーム回数決定テーブル(図11)に基づいて継続ゲーム回数を抽選により決定する。続いて、連続入賞予定回数が“1”以上であるか否かを判別する(ST45)。この判別が“NO”のときは、ST46に移り、“YES”のときは、ST48に移る。ここで、ST44では、連続入賞予定回数が“0”であるか否かによって継続ゲーム回数の期待値が変化する(図11)。また、ST45では、連続入賞予定回数が“1”以上であるか否かを判別するようにしている。上記ST44又はST45において連続入賞予定回数が“0”の場合とは、ボーナスのストック数が“1”以上のゲームであって、ボーナスの入賞成立を契機として図19のST35の減算処理により連続入賞予定回数が“0”となり、そのボーナスの入賞成立を契機として発生したBB遊技状態等が終了した後の一般遊技状態における最初のゲーム又はボーナスのストック数が“0”の一般遊技状態においてボーナスに内部当選したゲームの次のゲームにおける場合(以下「初当りの場合」という)をいう。そして、「初当りの場合」には、ST44で決定される継続ゲーム回数の期待値が“599.36回”と大きなものとなる。
【0115】
ST45の判別が“NO”の場合、すなわち「初当りの場合」には、“0”〜“255”の範囲から抽出した乱数値及び連続入賞予定回数決定テーブル(図12)に基づく連続入賞予定回数の決定及びその回数のセットを行う(ST46)。続いて、“0”〜“255”の範囲から抽出した乱数値及び入賞予定順序決定テーブル(図13)に基づいて入賞予定順序を決定し(ST47)、ST49に移る。ST45の判別が“YES”の場合、すなわち連続的なボーナスの入賞成立を実現できる状況では、規定回数分のボーナスの入賞が成立したか否かを判別する(ST48)。この判別が“YES”のときは、再び入賞予定順序を決定するためにST47に移り、“NO”のときは、ST49に移る。
【0116】
ST49では、入賞予定順序に対応するボーナスのストック数が“1”以上であるか否かを判別する。この判別が“YES”のときは、ST50に移り、“NO”のときは、ST51に移る。ST50では、入賞予定順序に対応するボーナスの内部当選中とし、ST52に移る。ST51では、入賞予定順序に対応しないボーナスの内部当選中とする、すなわち入賞予定順序の変更を行い、ST52に移る。ST52では、ST50又はST51において内部当選中としたボーナスに対応するストック数を“1”減算する。続いて、高確率再遊技フラグをオンとし、ST44で決定された継続ゲーム回数をセットし(ST53)、図18のST15に移る。ここで、ST50又はST51においてボーナスの内部当選中とし、ST53で高確率再遊技フラグをセットする。従って、ST53の処理の時に遊技状態が「高確率再遊技中BB内部当選状態」又は「高確率再遊技中RB内部当選状態」のいずれかに移行する。なお、この遊技状態の移行が行われた後では、対応するボーナスの入賞成立を契機として発生する遊技状態が終了した後の一般遊技状態における最初のゲームが開始するまでの間、ST43以下の処理が行われることはない。
【0117】
ST43の判別が“NO”のとき、すなわちBBストック数又はRBストック数のいずれもが“0”のとき、連続入賞回数を“0”とし(ST54)、図18のST15に移る。ここで、前述のように、ST43において“NO”と判別される場合には、BB遊技状態又はRB遊技状態が終了した後の一般遊技状態における最初のゲームにおいてボーナスのストック数が“0”であるが、連続入賞予定回数が“1”以上の場合が含まれる。従って、ST54では、“1”以上の連続入賞予定回数が“0”とされ(無効とされ)、連続的なボーナスの入賞の予定が強制的に終了(消去)される場合がある。
【0118】
次に、図21を参照して、確率抽選処理について説明する。なお、内部当選役の決定には、図17のST12で抽出した乱数値を用いて行う。
【0119】
初めに、CPU31は、遊技状態がBB一般遊技状態又はRB遊技状態であるか否かを判別する(ST61)。この判別が“YES”のときは、ST65に移り、“NO”のときは、ST62に移る。ST62では、高確率再遊技フラグは、“オフ”であるか否か、すなわち「通常確率再遊技中」であるか否かを判別する。この判別が“YES”のときは、ST63に移り、“NO”のときは、ST64に移る。ST63では、通常確率再遊技中用確率抽選テーブル(図4(1))に基づいて内部当選役の抽選を行い、ST66に移る。ST64では、高確率再遊技中用確率抽選テーブル(図4(2))に基づいて内部当選役の抽選を行い、ST66に移る。ST61の判別が“YES”のときは、ボーナス中用確率抽選テーブル(図示せず)に基づいて内部当選役の抽選を行い(ST65)、ST66に移る。ST66では、選択された内部当選役の情報をRAM33に格納し、ST67に移る。ST67では、内部当選役がBB又はRBであるか否かを判別し、この判別が“YES”のときは、ST68に移り、“NO”のときは、図18のST16に移る。ST68では、内部当選したボーナスの種別に応じてBBストック数又はRBストック数に“1”を加算し、図18のST16に移る。
【0120】
次に、図22を参照して、停止テーブル群選択処理について説明する。
【0121】
初めに、CPU31は、停止テーブル選択用の乱数を抽出する(ST71)。抽出された乱数値は、遊技状態及び内部当選役に対応する停止テーブル群に含まれる停止テーブルのうち、いずれの停止テーブルを選択するかを決定するために用いられる。続いて、「高確率再遊技中」かどうかを判別する(ST72)。この判別が“YES”のときは、ST73に移り、“NO”のときは、ST75に移る。ST73では、内部当選役が再遊技であるかどうかを判別する。この判別が“YES”のときは、ST74に移り、“NO”のときは、ST75に移る。ST74では、“0”〜“65535”の範囲から抽出した乱数値及び再遊技用選択テーブル(図8)に基づいて再遊技入賞成立可能停止テーブル群又は入賞不成立停止テーブル群のいずれかを選択する。ST75では、内部当選役及び遊技状態に基づいて停止テーブル群を選択する。
【0122】
続いて、継続ゲーム回数を“1”減算し(ST76)、継続ゲーム回数が“0”であるか否かを判別する(ST77)。この判別が“YES”のときは、ST78に移り、“NO”のときは、ST79に移る。ST78では、高確率再遊技フラグをオフとし、図18のST18に移る。ここで、「高確率再遊技中BB内部当選状態」又は「高確率再遊技中RB内部当選状態」であった場合、ST78により遊技状態が「BB内部当選状態」又は「RB内部当選状態」へ移行する。ST79では、「なし(ハズレ)」に内部当選したか否かを判別する。この判別が“YES”のときは、ST78に移り、“NO”のときは、図18のST18に移る。
【0123】
以上、実施例について説明したが、本発明はこれに限られるものではない。
【0124】
実施例では、所定の状況として「高確率再遊技中(「なし(ハズレ)」に内部当選したゲームを除く)」を採用しているが、これに限られるものではない。例えば、「いわゆるシングルボーナスに内部当選する確率が高い状況」、「所定の小役に内部当選する確率が高い状況」、「基本的に遊技者のタイミングのみに基づいてリールの停止制御が行われる、すなわち停止操作位置と停止制御位置が一致することとなる状況(いわゆる「チャレンジタイム(CT)」)」等、任意の状況を採用することができる。また、所定の役として、所定の小役、シングルボーナス、BB、RB等、任意の役を採用することができる。
【0125】
実施例では、所定の状況の継続条件として「乱数範囲と対応した継続ゲーム回数の情報の集合」を用いるようにしているが、これに限られるものではない。具体的には、継続ゲーム回数の期待値が相対的に小さい継続条件及びその期待値が相対的に大きい継続条件を設けるようにした場合には、その継続条件として任意の条件を採用することができる。例えば、継続条件として「高確率再遊技中の継続及び終了の各々に乱数範囲が対応した情報」を用いることもできる。そして、連続して発生する複数の「高確率再遊技中」において、継続ゲーム回数の期待値が相対的に小さい情報を連続して用いることもできる。例えば、継続条件として“2/3”の確率で「継続」に当選となる情報、及び“599/600”の確率で「継続」に当選となる情報を設ける。そして、連続して発生する複数の「高確率再遊技中」の各ゲームにおいて、「高確率再遊技中」を継続するか否かの乱数抽選を「“2/3”の確率で「継続」に当選となる情報」に基づいて行うようにすることもできる。
【0126】
また、継続ゲーム回数決定テーブル、連続入賞予定回数決定テーブル、及び入賞予定順序決定テーブルの内容は、実施例のものに限られず、任意のものを用いることができる。例えば、入賞予定順序決定テーブル(図13)では、各入賞予定順序A〜Oの選択確率を夫々等しくしているが、この選択確率に偏りを持たせる(各選択確率を異ならせる)こともできる。また、一般に“1”〜“6”の6段階設けられ、遊技に賭けた単位遊技価値当りに払出される遊技価値が定められた「設定値」毎に、継続ゲーム回数決定テーブル、連続入賞予定回数決定テーブル、或いは入賞予定順序決定テーブルを設けることもできる。
【0127】
実施例では、連続入賞予定回数を報知(図1)し、ボーナスの入賞が連続的に成立することに対する遊技者の期待感を高めるようにしているが、連続入賞予定回数を報知しないようにしてもよい。また、例えば、入賞予定順序、BBストック数、RBストック数、継続ゲーム回数を報知することもできる。入賞予定順序を報知する場合には、次のボーナスの入賞成立に対する遊技者の期待感を高めたり、BBストック数或いはRBストック数を把握するという面白みを遊技に付加することができる。
【0128】
実施例では、所定の状況の一例である「高確率再遊技中」において、内部的な抽選(停止テーブル群の選択)により、再遊技の入賞成立を実現させるか否か、すなわち「引き込み制御(入賞を成立させる制御)」又は「蹴飛ばし制御(入賞を成立させない制御)」のいずれを行うか否かを決定しているが、これに限られるものではない。例えば、「引き込み制御」を行う停止ボタンの操作の態様(停止ボタンの操作順序、或いは操作タイミング等)を決定する。そして、その態様で操作が行われる確率と、「高確率再遊技中」において所定の役の一例である「再遊技」に内部当選する確率とを掛け算した値を、「通常確率再遊技中」において「再遊技」に内部当選する確率と等しくすることができる。この場合、その操作の態様の報知を行うことにより、遊技者は、所持するメダルを増加させたりすることができるので、遊技の面白みが増す。
【0129】
更に、本実施例のようなスロットマシンの他、パチンコ遊技機等の他の遊技機にも本発明を適用できる。さらに、上述のスロットマシンでの動作を家庭用ゲーム機用として擬似的に実行するようなゲームプログラムにおいても、本発明を適用してゲームを実行することができる。その場合、ゲームプログラムを記録する記録媒体は、CD−ROM、FD(フレキシブルディスク)、その他任意の記録媒体を利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のスロットマシンの斜視図。
【図2】リール上に配列された図柄の例を示す図。
【図3】役と図柄組合せと払出枚数との関係を示す図。
【図4】確率抽選テーブルの例を示す図。
【図5】遊技状態と、内部当選役と、停止テーブル群との関係を示す図。
【図6】遊技状態と、内部当選役と、停止テーブル群との関係を示す図。
【図7】遊技状態と、内部当選役と、停止テーブル群との関係を示す図。
【図8】再遊技用選択テーブルを示す図。
【図9】再遊技入賞成立可能停止テーブルを示す図。
【図10】入賞不成立停止テーブルを示す図。
【図11】継続ゲーム回数決定テーブルを示す図。
【図12】連続入賞予定回数決定テーブルを示す図。
【図13】入賞予定順序決定テーブルを示す図。
【図14】各ゲームにおける遊技状態の変化等の例を示すタイミングチャート。
【図15】実施例の電気回路の構成を示すブロック図。
【図16】実施例の副制御回路の構成を示すブロック図。
【図17】主制御回路のメインフローチャート。
【図18】図17に続くフローチャート。
【図19】図18に続くフローチャート。
【図20】遊技状態監視処理を示すフローチャート。
【図21】確率抽選処理を示すフローチャート。
【図22】停止テーブル群選択処理を示すフローチャート。
【符号の説明】
1…遊技機、2…キャビネット、2a…パネル表示部、3L,3C,3R…リール、4L,4C,4R…表示窓、5…液晶表示装置、5a…液晶表示画面、6…スタートレバー、7L,7C,7R…停止ボタン、8a…クロスダウンライン、8b…トップライン、8c…センターライン、8d…ボトムライン、8e…クロスアップライン、9a…1−BETランプ、9b…2−BETランプ、9c…最大BETランプ、10…台座部、11…1−BETスイッチ、12…2−BETスイッチ、13…最大BETスイッチ、14…C/Pスイッチ、15…メダル払出口、16…メダル受け部、17…当り表示ランプ、18…払出表示部、19…クレジット表示部、20…ボーナス遊技情報表示部、21L,21R…スピーカ、22…メダル投入口、22S…投入メダルセンサ、23…配当表パネル、30…マイクロコンピュータ、31…CPU、32…ROM、33…RAM、34…クロックパルス発生回路、35…分周器、36…乱数発生器、37…サンプリング回路、38…I/Oポート、39…モータ駆動回路、40…ホッパー、41…ホッパー駆動回路、45…ランプ駆動回路、46…リール停止信号回路、48…表示部駆動回路、49L,49C,49R…ステッピングモータ、50…リール位置検出回路、51…払出完了信号回路、71…主制御回路、72…副制御回路、73…サブマイクロコンピュータ、74…サブCPU、75…プログラムROM、76…ワークRAM、77…INポート、78…音源IC、79…パワーアンプ、80…OUTポート、81…画像制御回路、82…画像制御CPU、83…画像制御ワークRAM、84…画像制御プログラムROM、85…INポート、86…画像ROM、87…ビデオRAM、88…画像制御IC。

Claims (6)

  1. 遊技に必要な図柄を変動表示する変動表示手段と、
    内部当選役を決定する内部当選役決定手段と、
    前記内部当選役決定手段の決定結果及び増加役の入賞の成否に基づいて、前記増加役に関連する情報を記憶する記憶手段と、
    前記変動表示手段の変動表示を停止制御する停止制御手段であって、所定の状況では前記増加役の入賞が成立しないように停止制御する停止制御手段と、
    前記所定の状況の継続条件として前記所定の状況が継続するゲーム回数の期待値が相対的に小さい継続条件を連続して用いる回数を決定する連続回数決定手段と、
    を備え、
    前記増加役は、複数種類の役を含み、
    前記増加役に含まれる役の入賞が成立する順序を決定する入賞順序決定手段を備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 請求項1記載の遊技機において、
    前記増加役に関連する情報は、前記増加役が内部当選役と決定された回数から前記増加役の入賞が成立した回数を減算した回数についての回数情報であり、
    当該回数情報が0回を示すとき、前記連続回数決定手段が決定した回数を無効とする連続回数無効化手段とを備えたことを特徴とする遊技機。
  3. 請求項2記載の遊技機において、
    前記順序に対応する役の回数情報が0回であるとき、前記順序を変更する入賞順序変更手段を備えたことを特徴とする遊技機。
  4. 請求項1乃至3のいずれか記載の遊技機において、
    前記入賞順序決定手段は、規定回数分の入賞について前記順序を決定することを特徴とする遊技機。
  5. 請求項1乃至4のいずれか記載の遊技機において、
    前記所定の状況は、所定の役に内部当選する確率が高い状況であることを特徴とする遊技機。
  6. 請求項5記載の遊技機において、
    前記内部当選役決定手段が前記所定の役を内部当選役に決定したとき、前記停止制御手段は、前記所定の状況以外の状況では、前記所定の役の入賞が成立するように前記変動表示を停止制御し、前記所定の状況では、前記所定の役の入賞が成立する確率が前記所定の状況以外の状況と等しくなるように前記変動表示を停止制御することを特徴とする遊技機。
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