JP4567647B2 - 多層樹脂配線基板 - Google Patents

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Description

本発明は、多層樹脂配線基板に係り、特には複数あるビア導体の構造に特徴を有する多層樹脂配線基板に関するものである。
コア基材上にて積層された複数の樹脂絶縁層内にビア導体を設けた構造の多層樹脂配線基板が従来よく知られている。この種の配線基板は、例えば、ICチップを搭載するための半導体パッケージとして利用されている。近年、ICチップは高機能化、高集積化の方向にあり、それに伴って半導体パッケージに要求される信号配線数も増加する傾向にある。例えば、ICチップを半導体パッケージに対してフリップチップ接続する構造を採用したような場合、ICチップの直下でパッケージ内の配線高密度化を回避することは困難である。そこで、複数の樹脂絶縁層112内に各々設けたフィルドビア導体113をパッケージ厚さ方向に沿って同軸上に積み重ねた構造(いわゆるスタックトビア構造)を、信号配線に割り当てることが有利であると考えられている(図7参照)。なお、これと同様の構造を有する多層樹脂配線基板111は従来すでに提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−5673号公報(図3等)
ところが、図7に示す従来技術の場合、温度変化や外力などの負荷が加わることでフィルドビア導体113に応力が集中し、フィルドビア導体113の接続部分等にクラックが発生しやすくなるため、接続信頼性が低下するという問題がある。
一方、フィルドビア導体113の応力緩和を意図した構造例として、スタックトビア構造を構成するフィルドビア導体113のうちの少なくとも1つをパッケージの面方向に沿って所定量だけシフトさせたものが従来提案されている(図7の二点鎖線参照)。ここで、フィルドビア導体113のシフト量を大きく設定した場合には、フィルドビア導体113に加わる応力も緩和されやすくなると予想される。しかし、応力緩和によってクラック防止が図られる一方で、互いに連結された複数のフィルドビア導体113からなる信号配線の占有スペースが大きくなってしまい、配線基板111における信号配線の高密度化が妨げられるという問題が生じる。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、ビア導体にクラックが生じにくいため接続信頼性を向上でき、しかも信号配線の高密度化を達成できる多層樹脂配線基板を提供することにある。
そして上記課題を解決するための手段(手段1)としては、主面を有し、その内部に充填材が充填されためっきスルーホールを有し、前記充填材の端面を覆うように前記主面上にて配置された蓋めっき層を有するコア基材と、前記主面上に3層以上積層して配置された複数の樹脂絶縁層と、前記複数の樹脂絶縁層に設けられた複数のフィルドビア導体と、前記複数の樹脂絶縁層の界面に配置され、前記複数のフィルドビア導体同士を互いに接続する複数のビア接続ランドとを備え、前記複数のフィルドビア導体は、同じ軸線上にて対向配置された第1フィルドビア導体及び第3フィルドビア導体と、前記第1フィルドビア導体及び前記第3フィルドビア導体間に1つのみ介在された第2フィルドビア導体とを含むとともに、前記第1フィルドビア導体は、前記コア基材に最も近い第1層目の樹脂絶縁層に設けられ、前記蓋めっき層に直接接続され、前記蓋めっき層の中心線を基準として前記コア基材の前記主面に沿って前記中心線から遠ざかる方向にシフトして配置され、前記第3フィルドビア導体は、第3層目の樹脂絶縁層に設けられ、前記第1フィルドビア導体と同じ軸線上にて対向配置され、前記第2フィルドビア導体は、前記第1層目の樹脂絶縁層と前記第3層目の樹脂絶縁層との間に位置する第2層目の樹脂絶縁層に設けられ、前記軸線を基準として前記コア基材の前記主面に沿った方向にシフトして配置され、前記第2フィルドビア導体のシフト量が、前記第1フィルドビア導体、前記第2フィルドビア導体及び前記第3フィルドビア導体の最大径以上に設定され、かつ前記ビア接続ランドの最小幅以下に設定されていることを特徴とする多層樹脂配線基板がある。
従って、手段1によると、第1フィルドビア導体及び第3フィルドビア導体間に介在される第2フィルドビア導体が、所定量だけコア基材の主面に沿った方向にシフトして配置されている。このため、フィルドビア導体に対する応力集中が回避され、フィルドビア導体にクラックが生じにくくなる結果、接続信頼性が向上する。また、この程度のシフト量であれば、互いに連結された複数のフィルドビア導体の占有スペースもそれほど大きくならず、配線基板における信号配線の高密度化を妨げることがない。
第2フィルドビア導体のシフト量は、第1フィルドビア導体、第2フィルドビア導体及び第3フィルドビア導体の最大径以上に設定されるべきである。シフト量がこれを下回ると、配線基板厚さ方向から見たときにフィルドビア同士が一部重なり合う結果、スタックトビア構造に類似の構造となってしまい、クラックの原因となる応力を十分に緩和できなくなる。従って、フィルドビア導体の接続部分にクラックが起こりやすくなってしまう。
また、第2フィルドビア導体のシフト量は、ビア接続ランドの最小幅以下に設定されるべきである。シフト量がこれを上回ると、ビア接続ランドを介して互いに連結された複数のフィルドビア導体の占有スペースが大きくなることで、隣接するもの同士が干渉してしまい、配線高密度化が達成しにくくなるからである。なお、通常この種のビア接続ランドは、製造上の位置精度等を考慮してフィルドビアの最大径よりも大きめ(例えば1.1倍以上2倍以下)に形成される。
多層樹脂配線基板を構成するコア基材は主面を有する板状部材であって、より具体的にいうと、主面及び裏面を有する略矩形状の板状部材である。コア基材としては、例えば、樹脂基材、セラミック基材、金属基材などが挙げられる。これらのコア基材は、コスト性、孔加工の容易性、導電性などを考慮して適宜選択される。
樹脂基材としては、EP樹脂(エポキシ樹脂)、PI樹脂(ポリイミド樹脂)、BT樹脂(ビスマレイミド−トリアジン樹脂)、PPE樹脂(ポリフェニレンエーテル樹脂)等からなる基材が挙げられる。そのほか、これらの樹脂とガラス繊維(ガラス織布やガラス不織布)やポリアミド繊維等の有機繊維との複合材料からなる基材を使用してもよい。あるいは、連続多孔質PTFE等の三次元網目状フッ素系樹脂基材にエポキシ樹脂などの熱硬化性樹脂を含浸させた樹脂−樹脂複合材料からなる基材等を使用してもよい。セラミック基材としては、例えば、アルミナ、ベリリア、窒化アルミニウム、窒化ほう素、炭化珪素、ガラスセラミック、結晶化ガラス等の低温焼成材料等からなる基材等がある。前記金属基材としては、例えば、銅板や銅合金板、銅以外の金属単体や合金からなる基材などが挙げられる。なお、前記コア基材には主面及び裏面を貫通する複数のめっきスルーホールなどが形成されていてもよく、それら複数のめっきスルーホール内には充填材が充填されていてもよい。
多層樹脂配線基板を構成するコア基材は、3層以上積層して配置された複数の樹脂絶縁層を主面上に、または主面上及び裏面上に備えている。なお、これら樹脂絶縁層は、いわゆるビルドアップ層の一部を構成する樹脂絶縁層であってもよい。
樹脂絶縁層は例えば熱硬化性を有する樹脂を用いて形成される。熱硬化性樹脂の好適例としては、EP樹脂(エポキシ樹脂)、PI樹脂(ポリイミド樹脂)、BT樹脂(ビスマレイミド−トリアジン樹脂)、フェノール樹脂、キシレン樹脂、ポリエステル樹脂、けい素樹脂等が挙げられる。これらの中でも、EP樹脂(エポキシ樹脂)、PI樹脂(ポリイミド樹脂)、BT樹脂(ビスマレイミド−トリアジン樹脂)を選択することが好ましい。例えば、エポキシ樹脂としては、いわゆるBP(ビスフェノール)型、PN(フェノールノボラック)型、CN(クレゾールノボラック)型のものを用いることがよい。特には、BP(ビスフェノール)型を主体とするものがよく、BPA(ビスフェノールA)型やBPF(ビスフェノールF)型が最もよい。
各樹脂絶縁層の厚さは特に限定されないが、手段1の構造を採用する場合には例えば20μm以上、さらには40μm以上に設定されることがよい。その理由は、樹脂絶縁層が厚くなるほど大きな曲げ応力が加わり、フィルドビア同士の接続部分におけるクラックの発生という本願発明の解決課題が発生しやすくなるからである。
多層樹脂配線基板における複数の樹脂絶縁層には、1つまたは2つ以上のフィルドビア導体がそれぞれ設けられている。フィルドビア導体とは、ビア孔が銅めっきによって完全に埋められた形態のビア導体のことを指し、ビア孔が銅めっきによって完全に埋められていないビア導体(いわゆるコンフォーマルビア導体)とは区別される。
前記複数のフィルドビア導体は、同じ軸線上にて対向配置された第1フィルドビア導体及び第3フィルドビア導体と、第1フィルドビア導体及び第3フィルドビア導体間に介在され、軸線を基準としてコア基材の主面に沿ってシフトして配置された第2フィルドビア導体とを含んで構成されている。第2フィルドビア導体は、第1フィルドビア導体及び第3フィルドビア導体間に2つ以上介在されていてもよいが、むしろ1つのみ介在されているほうがよい。前者の構造に比べて後者の構造のほうが、フィルドビア導体におけるクラックの発生を防止しやすいからである。
第1フィルドビア導体が属する樹脂絶縁層は、第2フィルドビア導体が属する樹脂絶縁層第及び第3フィルドビア導体が属する樹脂絶縁層よりもコア基材の近くに(言い換えると最も内層に)位置している。例えば、第1フィルドビア導体は、コア基材に最も近い第1層目の樹脂絶縁層に設けられることがよい。この場合、第3フィルドビア導体は、第3層目の樹脂絶縁層に設けられることがよい。また、第2フィルドビア導体は、第1層目の樹脂絶縁層と第3層目の樹脂絶縁層との間に位置する第2層目の樹脂絶縁層に設けられることがよい。
多層樹脂配線基板における複数の樹脂絶縁層の界面には、複数のビア接続ランドがそれぞれ配置されている。ビア接続ランドとは、複数のフィルドビア導体同士を互いに接続している導体層のことを指している。ビア接続ランドの平面視での形状は任意であるが、例えば、円形状、楕円形状、長円形状、矩形状などが好適である。
ビア接続ランドの形成用材料や形成手法は、導電性や樹脂絶縁層との密着性などを考慮して適宜選択される。ビア接続ランドの形成に用いられる金属材料の例としては、銅、銅合金、ニッケル、ニッケル合金、スズ、スズ合金などが挙げられる。また、ビア接続ランドは、サブトラクティブ法、セミアディティブ法、フルアディティブ法などといった公知の手法によって形成されることができる。具体的にいうと、例えば、無電解銅めっきあるいは電解銅めっき、無電解ニッケルめっきあるいは電解ニッケルめっきなどの手法を用いることができる。なお、スパッタやCVD等の手法により金属層を形成した後にエッチングを行ったり、導電性ペースト等の印刷を行ったりすることにより、ビア接続ランドを形成することも可能である。
上記のように第1フィルドビア導体及び第3フィルドビア導体の軸線(中心軸線)を基準とすると、第2フィルドビア導体は所定量だけ平面方向にシフトして配置される。そのシフト量は、第1フィルドビア導体、第2フィルドビア導体及び第3フィルドビア導体の最大径以上に設定され、かつビア接続ランドの最小幅以下に設定される。その理由については上述したとおりである。
また、コア基材の主面上にビア接続ランドよりも広面積のプレーン導体層が配置されているような場合、そのプレーン導体層には、第1層目の樹脂絶縁層に設けられた第1フィルドビア導体が接続されていてもよい。ここで、広面積のプレーン導体層とは、比較的広い面積を有する導体層のことを指す。その面積は限定されるべきではないが、手段1の構造を採用する場合には0.1mm2以上がよく、特には0.2mm2以上がよい。その理由は、上記面積が0.1mm2以上になると大きな応力が発生しやすくなり、フィルドビア同士の接続部分におけるクラックの発生という本願発明の解決課題が生じやすくなるからである。
充填材が充填されためっきスルーホールを有するコア基材を用いた場合、前記プレーン導体層は、充填材の端面を覆うように配置された蓋めっき層を含んでいてもよい。そして、この蓋めっき層には、第1層目の樹脂絶縁層に設けられた第1フィルドビア導体が直接的に接続されていてもよい。即ち、上記のような充填材充填タイプのめっきスルーホールは熱の影響を受けやすく、その端面付近において膨張及び収縮が激しいため、当該めっきスルーホールの直上部(即ち蓋めっき層がある箇所の直上部)には大きな熱応力が働きやすい状況にある。しかも、蓋めっき層に直接第1フィルドビア導体が接続されていると、その熱応力の影響を顕著に受ける。従って、この場合本来的にクラックが発生しやすいが、第2フィルドビア導体をシフトさせておくことで、大きな応力の集中を回避することができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態のビルドアップ多層樹脂配線基板11を図1〜図6に基づき詳細に説明する。
図1,図2等に示されるように、本実施形態の多層樹脂配線基板11は、BT樹脂からなる厚さ600μm〜800μm程度かつ略矩形状のコア基材12を備えている。図1,図2においてコア基材12の上面(即ち主面)13には上面側ビルドアップ層15が形成され、コア基材12の下面(即ち裏面)14には下面側ビルドアップ層16が形成されている。コア基材12の所定箇所には、上面13及び下面14を連通させる直径300μmのめっきスルーホール17が多数形成されている。めっきスルーホール17内にある空洞部には、銅フィラー入りのエポキシ樹脂からなる充填材18が充填されている。めっきスルーホール17の上下両端面には、銅めっきを施すことによって、充填材18を塞ぐ蓋めっき層19が形成されている。本実施形態における蓋めっき層19は、直径500μmであって比較的広い面積を有するプレーン導体層となっている。
上面側ビルドアップ層15は、樹脂絶縁層21,41,61,81と、導体層とを交互に積層した構造を有している。下面側のビルドアップ層16は、樹脂絶縁層22,42,62,82と、導体層とを交互に積層した構造を有している。
コア基材12の上面13及び下面14には、第1層目の導体層が形成されている。第1層目の導体層の厚さは約35μmであって、コア基材12に貼着された銅箔に由来する。プレーン導体層である蓋めっき層19も、この第1層目の導体層である。
第1層目の樹脂絶縁層21,22は、その厚さが20μmまたは30μmに設定されていて、無機フィラー入りのエポキシ樹脂からなる。コア基材12の上面13側に位置する第1層目の樹脂絶縁層21は、第1層目の導体層を覆うようにして形成されている。一方、コア基材12の下面14側に位置する第1層目の樹脂絶縁層22は、第1層目の導体層を覆うようにして形成されている。
第1層目の樹脂絶縁層21,22上には厚さ約15μmの銅からなる第2層目の導体層(第1ビア接続ランド35,36)がそれぞれ形成され、さらにその表面上に感光性エポキシ樹脂からなる厚さ30μmの第2層目の樹脂絶縁層41,42が形成されている。本実施形態の第1ビア接続ランド35,36は、図4に示されるように平面視で長円形状を呈しており、その最小幅W1は125μmに設定されている。
第2層目の樹脂絶縁層41,42上には、厚さ約15μmの銅からなる第3層目の導体層(第2ビア接続ランド55,56)がそれぞれ形成され、さらにその表面上に感光性エポキシ樹脂からなる厚さ30μmの第3層目の樹脂絶縁層61,62が形成されている。本実施形態の第2ビア接続ランド55,56も、同様に平面視で長円形状を呈しており、その最小幅W1は125μmに設定されている。
第3層目の樹脂絶縁層61,62上には、厚さ約15μmの銅からなる第4層目の導体層(第3ビア接続ランド75,76)がそれぞれ形成され、さらにその表面上に感光性エポキシ樹脂からなる厚さ30μmの第4層目の樹脂絶縁層81,82が形成されている。本実施形態の第3ビア接続ランド75,76も、第1ビア接続ランド35,36と同様の形状及び大きさを有している。
第4層目の樹脂絶縁層81,82上には、厚さ約15μmの銅からなるパッド73,77,97(第5層目の導体層)がそれぞれ形成され、さらに第4層目の樹脂絶縁層81,82上には、ソルダーレジスト93,94が形成されている。
パッド77はICチップ99をフリップチップ接続するためのパッドであって、コア基材12の上面13側かつ基板略中央部にて多数格子状に配置されている。パッド73は、チップコンデンサ91を搭載するためのパッドであって、コア基材12の上面13側かつ前記パッド77の周囲に配置されている。パッド97は、端子ピン92を取り付けるためのパッドであって、コア基材12の下面14側のほぼ全域に配置されている。チップコンデンサ搭載用のパッド73は縦0.3mm×横0.7mmの矩形状であって、その面積は約0.21mm2となっている。
図2,図3に示されるように、第1層目の樹脂絶縁層21,22には、電解銅めっきによって第1フィルドビア導体25,26がそれぞれ形成されている。第1フィルドビア導体25,26の底面は蓋めっき層19上に直接接続され、上面は第1ビア接続ランド35,36に対して直接接続されている。第2層目の樹脂絶縁層41,42には、電解銅めっきによって第2フィルドビア導体31,32がそれぞれ形成されている。第2フィルドビア導体31,32の底面は第1ビア接続ランド35,36に対して直接接続され、上面は第2ビア接続ランド55,56に対して直接接続されている。第3層目の樹脂絶縁層61,62には、電解銅めっきによって第3フィルドビア導体51,52がそれぞれ形成されている。第3フィルドビア導体51,52の底面は第2ビア接続ランド55,56に対して直接接続され、上面は第3ビア接続ランド75,76に対して直接接続されている。第4層目の樹脂絶縁層81,82には、電解銅めっきによって第4フィルドビア導体71,72がそれぞれ形成されている。第4フィルドビア導体71,72の底面は第3ビア接続ランド75,76に対して直接接続され、上面はパッド73,77等に対して直接接続されている。
なお、第1フィルドビア導体25,26、第2フィルドビア導体31,32、第3フィルドビア導体51,52及び第4フィルドビア導体71,72の最大径D1は、本実施形態ではいずれも約85μmに設定されている(図4参照)。
図2〜図4に示されるように、上面側ビルドアップ層15において、第1フィルドビア導体25は、めっきスルーホール17の中心線C1を基準として上面13に沿った方向(即ち図面水平方向)にシフトした位置に配置されている。そのシフト量は10μm〜100μm程度に設定されている。第1フィルドビア導体25、第3フィルドビア導体51及び第4フィルドビア導体71の軸線30は共通している。それゆえ、これら3つのフィルドビア導体25,51,71は同軸上に配置されているということができる。ここで、第1フィルドビア導体25及び第3フィルドビア導体51について着目すると、これらは同じ軸線30上にて対向した状態で配置されていると把握できる。それに対し、第1フィルドビア導体25及び第3フィルドビア導体51間に介在された第2フィルドビア導体31は、軸線30を基準として上面13に沿った方向(即ち図面水平方向)にシフトして配置されている。そしてこのシフト量L1は、本実施形態では95μmに設定されている。なお、このL1の値は、フィルドビア導体25,31,51の最大径(即ち85μm)以上に設定され、かつビア接続ランド35,55の最小幅(125μm)以下となっている(図4参照)。
また、下面側ビルドアップ層16において、第1フィルドビア導体26は、めっきスルーホール17の中心線C1を基準として上面13に沿った方向(即ち図面水平方向)にシフトした位置に配置されている。そのシフト量は10μm〜100μm程度に設定されている。第1フィルドビア導体26、第3フィルドビア導体52及び第4フィルドビア導体72の軸線30は共通している。それゆえ、これら3つのフィルドビア導体26,52,72は同軸上に配置されているということができる。ここで、第1フィルドビア導体26及び第3フィルドビア導体52について着目すると、これらは同じ軸線30上にて対向した状態で配置されていると把握できる。それに対し、第1フィルドビア導体26及び第3フィルドビア導体52間に介在された第2フィルドビア導体32は、軸線30を基準として上面13に沿った方向(即ち図面水平方向)にシフトして配置されている。そしてこのシフト量L1は、本実施形態では95μmに設定されている。なお、このL1の値は、フィルドビア導体26,32,52の最大径(即ち85μm)以上に設定され、かつビア接続ランド35,55の最小幅(125μm)以下となっている。
次に、上記構成の多層樹脂配線基板11の製造手順について説明する。
まず、コア基材12両面に銅箔を貼着した両面銅張積層板を用意する。そして、YAGレーザまたは炭酸ガスレーザを用いてレーザ孔あけ加工を行い、両面銅張積層板を貫通する貫通孔を所定位置にあらかじめ形成しておく。そして、従来公知の手法に従って無電解銅めっき及び電解銅めっきを行うことでめっきスルーホール17を形成した後、そのめっきスルーホール17内に充填材18を充填し熱硬化させる。さらに、銅めっきを行って蓋めっき層19を形成し、さらに基材両面の銅箔のエッチングを行って第1層目の導体層をパターニングする。具体的には、無電解銅めっきの後、露光及び現像を行って所定パターンのめっきレジストを形成する。この状態で無電解銅めっき層を共通電極として電解銅めっきを施した後、まずレジストを溶解除去して、さらに不要な無電解銅めっき層をエッチングで除去する。
次に、コア基材12の上面13及び下面14に感光性エポキシ樹脂を被着し、露光及び現像を行うことにより、第1フィルドビア導体25,26が形成されるべき位置に盲孔を有する第1層目の樹脂絶縁層21,22を形成する。次に、従来公知の手法(例えばセミアディティブ法)に従って電解銅めっきを行い、前記盲孔の内部に第1フィルドビア導体25,26を形成するとともに、第1層目の樹脂絶縁層21,22上に第2層目の導体層を形成する。
次に、第1層目の樹脂絶縁層21,22上に感光性エポキシ樹脂を被着し、露光及び現像を行うことにより、第2フィルドビア導体31,32が形成されるべき位置に盲孔を有する第2層目の樹脂絶縁層41,42を形成する。次に、従来公知の手法に従って電解銅めっきを行い、前記盲孔の内部に第2フィルドビア導体31,32を形成するとともに、第2層目の樹脂絶縁層41,42上に第3層目の導体層を形成する。
次に、第2層目の樹脂絶縁層41,42上に感光性エポキシ樹脂を被着し、露光及び現像を行うことにより、第3フィルドビア導体51,52が形成されるべき位置に盲孔を有する第3層目の樹脂絶縁層61,62を形成する。次に、従来公知の手法に従って電解銅めっきを行い、前記盲孔の内部に第3フィルドビア導体51,52を形成するとともに、第3層目の樹脂絶縁層61,62上に第4層目の導体層を形成する。
次に、第3層目の樹脂絶縁層61,62上に感光性エポキシ樹脂を被着し、露光及び現像を行うことにより、第4フィルドビア導体71,72が形成されるべき位置に孔を有する第4層目の樹脂絶縁層81,82を形成する。次に、従来公知の手法に従って電解銅めっきを行い、前記孔の内部に第4フィルドビア導体71,72を形成するとともに、第4層目の樹脂絶縁層81,82上にパッド73,77,97(第5層目の導体層)を形成する。第1フィルドビア導体25、第2フィルドビア導体31、第3フィルドビア導体51及び第4フィルドビア導体71からなる本実施形態のクランク状ビア導体構造は、この段階で完成する。
この後、従来周知の手法によりソルダーレジスト93,94を形成した後、パッド73,77,97の表面上に無電解ニッケルめっき及び無電解金めっきを順次施す。さらに、ピン取付用のパッド97上にはんだ付けによって端子ピン92を取り付ける。以上の結果、両面にビルドアップ層15,16を備える所望の多層樹脂配線基板11が完成する。さらに、この多層樹脂配線基板11にICチップ99やチップコンデンサ91等を搭載すれば、オーガニックパッケージが完成する。
次に、複数のフィルドビア導体を有する多層樹脂配線基板11を対象として行った熱応力解析のシミュレーションについて述べる。
このシミュレーションでは、多層樹脂配線基板11に−55℃〜125℃のサーマルショックを与えたときにフィルドビア導体の上部または底部に作用する熱応力の値(MPa)を計算した。ここでは市販の解析ソフト(商品名,ANSYS/Professional5.5)を用い、5種類のサンプルを対象として解析を行った。その結果を図5の表に示す。
図5の表中、「1-2B VIA」は第1フィルドビア導体を意味し、「2-3B VIA」は第2フィルドビア導体を意味し、「3-4B VIA」は第3フィルドビア導体を意味し、「4-5B VIA」は第4フィルドビア導体を意味している。また、下線を伴う太字の数値は、各ビア導体構造内でのビア底部の熱応力(ビア底応力)の最大値を示している。
ここで、サンプルナンバー1は、4つのフィルドビア導体が同軸線上に配置された、いわゆるスタックトビア導体構造である(比較例)。サンプルナンバー2は、4つのフィルドビア導体のうち、第1、第2及び第4フィルドビア導体が同軸線上に配置され、第3フィルドビア導体のみが図面右方向にシフトして配置されたものである。サンプルナンバー3は、4つのフィルドビア導体のうち、第1、第3及び第4フィルドビア導体が同軸線上に配置され、第2フィルドビア導体のみが図面右方向にシフトして配置されたものである。サンプルナンバー4は、図3等に示したものと同様の構造であって、4つのフィルドビア導体のうち、第1、第3及び第4フィルドビア導体が同軸線上に配置され、第2フィルドビア導体のみが図面左方向にシフトして配置されたものである。サンプルナンバー5は、4つのフィルドビア導体のうち、第1、第3フィルドビア導体が同軸線上に配置され、第2、第4フィルドビア導体が図面右方向にシフトして配置されたものである。
図5の表からも明らかなように、ビア底応力の最大値について比較すると、サンプルナンバー1のビア導体構造が1026Mpaで最も大きかった。これに対して、サンプルナンバー2,3,4,5のビア導体構造は、順に884Mpa,859Mpa,755Mpa,863Mpaであって、いずれも比較的低い値を示した。なかでも特にサンプルナンバー4のビア導体構造の値が低かった。
次に、多層樹脂配線基板11に−55℃〜125℃のサーマルショックを実際に100回与えた後、ビア導体構造内の各ビア底部におけるクラックの発生状況を観察調査した(信頼性評価試験)。この結果についても図5の表に示す。表中、クラックレベルを0から5の数値を用いて段階的に示している。例えばレベル「0」はクラックが発生していないことを意味し、レベル「1」はごく軽度のクラックが発生していることを意味し、レベル「3」は軽度のクラックが発生していることを意味し、レベル「5」は重度のクラックが発生していることを意味している。
表5から明らかなようにサンプルナンバー1,2ではレベル5のクラックが認められた。それに対して、サンプルナンバー3,4,5ではレベル5のクラックは認められず、特にサンプルナンバー4,5ではクラック自体が全く認められなかった。
上述の熱応力解析及び信頼性評価の結果を総合すると、各サンプルのビア導体構造においてクラックが発生するリスクは、サンプルナンバー1,2では高く、サンプルナンバー3,4,5では低いということがわかった。
ちなみに図6のグラフは、各サンプルについてビア底応力の最大値を示すとともに、レベル5のクラックの発生の有無によって色分けして示したものである。
従って、本実施形態によれば以下の効果を得ることができる。
(1)この実施形態によると、第1フィルドビア導体25,26及び第3フィルドビア導体51,52間に介在される第2フィルドビア導体31,32が、所定量だけコア基材12の上面13に沿った方向にシフトして配置されている。このため、各フィルドビア導体の接続部分に対する応力集中が回避され、フィルドビア導体にクラックが生じにくくなる結果、接続信頼性が向上する。また、この程度のシフト量L1であれば、互いに連結された複数のフィルドビア導体からなるクランク状ビア導体構造の占有スペースもそれほど大きくならない。ゆえに、多層樹脂配線基板11における信号配線の高密度化を妨げることがない。
なお、本発明は上記の実施形態のみに限定されることはなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲内において任意に変更することができる。例えば、上記の実施形態では4つのフィルドビア導体からなるクランク状ビア導体構造を例示したが、3つからなるものや、5つまたは6つからなるクランク状ビア導体構造に具体化してもよい。
本発明を具体化した一実施形態の多層樹脂配線基板を示す全体概略図。 実施形態の多層樹脂配線基板を示す要部拡大概略断面図。 多層樹脂配線基板におけるクランク状ビア導体構造を示す拡大概略断面図。 多層樹脂配線基板におけるクランク状ビア導体構造を示す拡大概略平面図。 各サンプルについて行った熱応力解析及び信頼性評価の結果を示す表。 各サンプルについて行った熱応力解析及び信頼性評価の結果を示すグラフ。 従来例の多層樹脂配線基板を示す要部拡大概略断面図。
符号の説明
11…多層樹脂配線基板
12…コア基材
13…主面としての上面
17…めっきスルーホール
18…充填材
19…プレーン導体層としての蓋めっき層
21…(第1層目の)樹脂絶縁層
25…第1フィルドビア導体
30…軸線
31…第2フィルドビア導体
35,55…ビア接続ランド
41…(第2層目の)樹脂絶縁層
51…第3フィルドビア導体
61…(第3層目の)樹脂絶縁層
81…樹脂絶縁層
L1…シフト量
D1…最大径
W1…最小幅
C1…中心線

Claims (1)

  1. 主面を有し、その内部に充填材が充填されためっきスルーホールを有し、前記充填材の端面を覆うように前記主面上にて配置された蓋めっき層を有するコア基材と、
    前記主面上に3層以上積層して配置された複数の樹脂絶縁層と、
    前記複数の樹脂絶縁層に設けられた複数のフィルドビア導体と、
    前記複数の樹脂絶縁層の界面に配置され、前記複数のフィルドビア導体同士を互いに接続する複数のビア接続ランドと
    を備え、
    前記複数のフィルドビア導体は、同じ軸線上にて対向配置された第1フィルドビア導体及び第3フィルドビア導体と、前記第1フィルドビア導体及び前記第3フィルドビア導体間に1つのみ介在された第2フィルドビア導体とを含むとともに
    前記第1フィルドビア導体は、前記コア基材に最も近い第1層目の樹脂絶縁層に設けられ、前記蓋めっき層に直接接続され、前記蓋めっき層の中心線を基準として前記コア基材の前記主面に沿って前記中心線から遠ざかる方向にシフトして配置され、
    前記第3フィルドビア導体は、第3層目の樹脂絶縁層に設けられ、前記第1フィルドビア導体と同じ軸線上にて対向配置され、
    前記第2フィルドビア導体は、前記第1層目の樹脂絶縁層と前記第3層目の樹脂絶縁層との間に位置する第2層目の樹脂絶縁層に設けられ、前記軸線を基準として前記コア基材の前記主面に沿った方向にシフトして配置され、
    記第2フィルドビア導体のシフト量が、前記第1フィルドビア導体、前記第2フィルドビア導体及び前記第3フィルドビア導体の最大径以上に設定され、かつ前記ビア接続ランドの最小幅以下に設定されている
    ことを特徴とする多層樹脂配線基板。
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