JP4567428B2 - ゴム部材成形設備及びゴム材料成形方法 - Google Patents

ゴム部材成形設備及びゴム材料成形方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4567428B2
JP4567428B2 JP2004354199A JP2004354199A JP4567428B2 JP 4567428 B2 JP4567428 B2 JP 4567428B2 JP 2004354199 A JP2004354199 A JP 2004354199A JP 2004354199 A JP2004354199 A JP 2004354199A JP 4567428 B2 JP4567428 B2 JP 4567428B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rubber
gear pump
molding
molding die
rubber strip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2004354199A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006159622A (ja
Inventor
博明 一ノ瀬
均 中元
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Tire Corp
Original Assignee
Toyo Tire and Rubber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Tire and Rubber Co Ltd filed Critical Toyo Tire and Rubber Co Ltd
Priority to JP2004354199A priority Critical patent/JP4567428B2/ja
Priority to PCT/JP2005/016246 priority patent/WO2006046354A1/ja
Publication of JP2006159622A publication Critical patent/JP2006159622A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4567428B2 publication Critical patent/JP4567428B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Tyre Moulding (AREA)

Description

本発明は、ゴムストリップを回転支持体に巻き付けて、所望の断面形状を有するゴム部材を成形するためのゴム部材成形設備及びゴム材料成形方法に関するものである。
従来、リボン状のゴムストリップを周方向に巻き付けてゴム部材を成形する、いわゆるストリップビルド法が知られている(例えば、下記特許文献1〜3参照)。かかるストリップビルド法によれば、ゴムストリップを成形ドラム等の回転支持体に巻き付け、順次積層することにより、所望の断面形状を有するゴム部材を成形することができる。かかるゴム部材は、例えば空気入りタイヤのサイドウォール部を構成するゴム部材として用いられる。
ゴムストリップは、押出機のスクリューにより混練したゴム材料を、所定の断面形状を有する成型用口金を介して押し出すことにより、連続的に成形される。これに関し、ゴムストリップの吐出量のばらつきを抑えることを目的として、ギアポンプを用いて成型用口金にゴム材料を供給するように構成された押し出し装置が知られている(下記特許文献4参照)。
ゴムストリップを成形ドラムに所定量巻きつけてゴム部材を成形した後、ゴムストリップを切断する必要がある。例えば、特許文献1においては、ゴム押出機と成形ドラムの間に首振りカッターを備えており、このカッターにより巻き付け開始部と巻き付け終了部における不要なゴムを切除するようにしている。カッターを用いることで、確実にゴムストリップの切断を行うことはできるが、カッター及びその制御を行う必要があり、コスト上昇及び設備の大型化の問題が生じる。
また、カッターを用いないで巻き付け終了時におけるゴムストリップの切断を行う方法として、図に示すような方法があるのでこれを簡単に説明する。図において、押出装置1は押出機2とギアポンプ3と成型用口金4とを備えており、成型用口金4からは所定の断面形状のゴムストリップSが押し出し成形される。成形ドラム7は、反時計方向Rに回転駆動されており、周囲にゴムストリップSが巻き付けられる(図(a)参照)。所定量のゴムストリップSの巻き付けが終了すると、成形ドラム7と押出装置1(ギアポンプ3及び押出機2)の駆動を停止させる。ついで、成形ドラム7のみを再び反時計方向Rへ回転駆動させる。これにより、ゴムストリップSが引っ張られ、引きちぎられるようにして切断される(図6(b))。
このようなゴムストリップSの切断方法によれば、カッターを設ける必要はないが、ゴムストリップSがどの場所で切断されるか保証されない。ゴムストリップSが成型用口金4の先端で切断されれば問題はないが、成形ドラム7と成型用口金4との間で切断されてしまうと、成型用口金4の先端にゴムが残ってしまい、次工程の成形においてゴムの貼り付けに影響を及ぼす。また、貼り付けられるゴムストリップSの最後の部分が引っ張られるため、その部分が薄くなってしまい、ユニフォミティに対して影響を及ぼすという問題も生じる。
特開平9−29858号公報 特開2002−178415号公報 特開2002−205512号公報 特開2003−266523号公報
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、その課題は、ゴムストリップを回転支持体に巻き付けてゴム部材を成形するに際し、成形終了時におけるゴムストリップの切断を適切に行うことができるゴム部材成形設備及びゴム材料成形方法を提供することである。
上記課題を解決するため本発明に係るゴム部材成形設備は、
ゴム材料を混練して送り出す押出機と、その押出機から供給されるゴム材料を成型用口金へと送り出すギアポンプと、その成型用口金を介して押し出されたゴムストリップが巻き付けられる回転支持体と、前記ギアポンプを駆動する第1駆動装置と、前記回転支持体を回転駆動する第2駆動装置と、前記第1駆動装置及び前記第2駆動装置の制御を行う制御装置とを備えたゴム部材成形設備において、
前記制御装置は、
ゴムストリップの回転支持体に対する貼り付け終了時において、回転支持体を停止させるのと同時もしくは直前にギアポンプを停止させ、その停止直後に所定量の逆回転をさせる手段と、
回転支持体が停止した後、成型用口金を回転支持体の方向へ移動させる手段と、
この成型用口金の移動に連動させて回転支持体を再度回転駆動させる手段と、
成型用口金が巻き付けられたゴムストリップの表面に接触するのと同時もしくはほぼ同時に回転支持体を再度停止させる手段と、
前記接触後、成型用口金をゴムストリップの表面から離間する方向に移動させる手段とを備えていることを特徴とするものである。
この構成によるゴム部材成形設備の作用・効果を説明する。押出機はゴム材料を混練して押し出し、この押し出されたゴム材料はギアポンプへと供給される。さらに、このギアポンプからゴム材料は成型用口金へと送り出され、この成型用口金からゴムストリップが押し出される。押し出されたゴムストリップは、回転支持体の周囲に巻き付けられ、所定の形状のゴム部材が成形される。ギアポンプは第1駆動装置により駆動され、回転支持体は第2駆動装置により駆動される。また、第1駆動装置と第2駆動装置とを制御する制御装置を備えており、ギアポンプや回転支持体の駆動を制御することができる。ゴムストリップの貼り付け終了時における制御装置による制御は次のように行われる。
まず、回転支持体を停止させると共にギアポンプも停止させる。これにより、ゴムストリップの押し出し動作も停止される。ギアポンプの停止は、回転支持体の停止と同時か直前である。その後、ギアポンプを逆回転させる。すなわち、ゴムストリップを押し出し成形する方向とは、逆方向に回転させる。これにより、ギアポンプ内における残圧をなくすことができ、ゴムストリップの切断を容易にさせる。この逆回転は所定量行われる。回転支持体が停止した後、成型用口金を回転支持体の方向へ移動させる。この動作に連動させて、回転支持体を再度回転駆動させる。これは、回転支持体と成型用口金の間に存在するゴムストリップのたるみを防止するためである。成型用口金が回転支持体に巻き付けられているゴムストリップの表面に接触すると、回転支持体を再度停止させる。次に、成型用口金をゴムストリップの表面から離間する方向に移動させる。このとき、ギアポンプの逆回転を行うことで残圧がなくなっており、成型用口金の先端部で確実にゴムストリップの切断を行うことができる。その結果、ゴムストリップを回転支持体に巻き付けてゴム部材を成形するに際し、成形終了時におけるゴムストリップの切断を適切に行うゴム部材成形設備を提供することができる。
本発明において、ギアポンプ内の出口側圧力を検出する圧力センサーを備え、ギアポンプの前記逆回転は、圧力値が所定レベルに低下されるまで行われることが好ましい。
ギアポンプの逆回転をさせる場合の所定量は、予め設定した固定値であってもよいが、圧力センサーによる制御を行うことがより好ましい。すなわち、ギアポンプ内の出口側圧力を圧力センサーにより検出し、この圧力値に基づいて残圧が所定レベルに低下されたことを検出することができる。これにより、ギアポンプの逆回転をより精度よく行うことができ、ゴムストリップの切断を確実に行うことができる。
上記課題を解決するため本発明に係るゴム材料成形方法は、
ゴム材料を押出機により混練して送り出し、この押出機から供給されるゴム材料をギアポンプにより成型用口金へと送り出し、この成型用口金を介して押し出されたゴムストリップを回転支持体に巻き付けることによってゴム部材を成形するゴム材料成形方法において、
ゴムストリップの回転支持体に対する貼り付け終了時において、回転支持体を停止させるのと同時もしくは直前にギアポンプを停止させ、その停止直後に逆回転させる工程と、
回転支持体が停止した後、成型用口金を回転支持体の方向へ移動させる工程と、
この成型用口金の移動に連動させて回転支持体を再度回転駆動させる工程と、
成型用口金が巻き付けられたゴムストリップの表面に接触するのと同時もしくはほぼ同時に回転支持体を再度停止させる工程と、
その後、成型用口金をゴムストリップの表面から離間する方向に移動させる工程とを有することを特徴とするものである。
さらに、本発明において、ギアポンプ内の出口側圧力を圧力センサーにより検出する工程を更に備え、ギアポンプの前記逆回転工程は、圧力値が所定レベルに低下されるまで行われることが好ましい。
かかる構成による作用・効果は、すでに述べたとおりである。
本発明に係るゴム部材成形設備の好適な実施形態を図面を用いて説明する。
<ゴム部材成形設備の構成>
図1は、本発明に係るゴム部材成形設備の構成の一例を示す模式図である。図1に示すゴム部材成形設備は、押出装置1と、成形ドラム7(前記回転支持体に相当する。)と、制御装置8とを備えている。
押出装置1は、押出機2と、押出機2の押出方向先端側に接続されたギアポンプ3と、更にその先端側に接続された成型用口金4とを備えている。押出機2は、円筒形のバレル2aと、バレル2aの供給口に接続されたホッパー2bと、ゴム材料を混練して先端側に送り出すスクリュー2cと、スクリュー2cを回転駆動させる駆動装置としての第3サーボモータ2dとを有する。第3サーボモータ2dの回転数は、制御装置8が有する第3サーボモータ制御手段15により制御される。
ギアポンプ3は、一対のギア5を有しており、成型用口金4に向けて出口側にゴム材料を送り出す機能を有する。ギア5は、それぞれ第1サーボモータ6(前記第1駆動装置に相当する。)によって回転駆動され、それらの回転数は、制御装置8が有する第1サーボモータ制御手段13により制御される。なお、図示の都合上、一対のギア5は図1の上下方向に並べられているが、実際は平面方向(ギア5の回転軸が図1の上下となる方向) に並べられる。
ギアポンプ3の出口側には圧力センサ11が設けられており、ギアポンプ3内の出口側圧力、即ちギアポンプ3がゴム材料を送り出すときの圧力を検出する。また、ギアポンプ3を停止させた場合のギアポンプ3内の出口側の残圧を検出する。また、ギアポンプ3の入口側には圧力センサ12が設けられており、ギアポンプ3内の入口側圧力、即ち押出機2からギアポンプ3にゴム材料が供給されるときの圧力を検出する。
本実施形態では、圧力センサ12による検出結果が制御装置8の圧力調整手段16に送られる。圧力調整手段16は、圧力センサ12により検出された圧力の値が、予め設定された圧力値(第1設定値)と一致するように、第3サーボモータ制御手段15に指令を与える。かかる第1設定値は、不図示の入力手段を介して適宜に設定することができる。圧力調整手段16は、例えば、圧力センサ12から受け取った信号に対応してアナログ電圧値を出力する圧力支持調節計を有し、その電圧値に応じた速度指令を、第3サーボモータ制御手段15を介して第3サーボモータ2dに送るように構成してもよい。つまり、第3サーボモータ制御手段15は、ギアポンプ3内の入口側圧力に応じて、スクリュー2cを駆動する第3サーボモータ2dの回転数を制御する。これにより、ギアポンプ3内の入口側圧力が一定に保持され、押出機2によるゴム材料の供給量の安定化が図られる。
成型用口金4は所定の断面形状を有し、ギアポンプ3から成型用口金4に供給されたゴム材料は、所定の断面形状を有するゴムストリップSの形態で連続的に押出成型される。ゴムストリップSは、小幅かつ小厚さでリボン状をなし、タイヤの種類等に応じて種々のサイズのものが採用できる。また、ゴムストリップSの断面形状は、特定のものに限られず、例えば三角形や三日月形、円形、矩形など、仕上げ断面形状に応じて種々の且つ好ましい形状が採用できる。
成形ドラム7は、第2サーボモータ9(第2駆動装置に相当する。)によりR方向に回転可能に構成されている。第2サーボモータ9の回転数は、制御装置8が有する第2サーボモータ制御手段14により制御される。成形ドラム7には、成型用口金4を介して押出成型されたゴムストリップSが直接供給され、ゴムストリップSが貼り付いた状態で成形ドラム7をR方向に回転駆動することにより、ゴムストリップSを周方向に沿って巻き付けることができる。圧着ローラ10は、成形ドラム7に供給されたゴムストリップSを圧着する機能を有する。
ギアポンプ3に設けられた圧力センサ11による検出結果は、制御装置8の圧力比較手段17に送られる。圧力比較手段17は、ギアポンプ3の駆動開始後に、圧力センサ11により検出された圧力の値を、予め設定された圧力値(第2設定値)と比較し、その検出された圧力の値が第2設定値以上になった時点を基準として、所定時間が経過してから、第2サーボモータ制御手段14に成形ドラム7の回転を開始するための指令を与える。即ち、成形ドラム7は、ギアポンプ3内の出口側圧力が所定圧力以上になった時点を基準として、ギアポンプ3を所定時間駆動してから回転を開始する。かかる所定圧力(第2設定値)および所定時間は、不図示の入力手段を介して適宜に設定することができる。
また、圧力比較手段17は、ゴムストリップSの巻き付け終了時においてギアポンプ3が逆回転される場合に、圧力センサ11により検出された圧力の値を、予め設定された圧力値(第3設定値)と比較し、ギアポンプ3内の出口側における残圧が所定レベルにまで低下したかどうかを判定する。残圧が所定レベル以下に低下した場合には、ギアポンプ3の逆回転を停止させるような指令信号を、第1サーボモータ制御手段13から第1サーボモータ6へと送出する。
成形ドラム7は、不図示の駆動装置により軸方向(図1において紙面に垂直な方向)に往復動可能に構成されており、かかる往復移動は制御装置8によって制御される。回転する成形ドラム7を押出装置1に対して軸方向に相対移動させることにより、ゴムストリップSを周方向に沿ってらせん状に巻き付けて、所望の断面形状を有するゴム部材を成形することができる。一方、押出装置1は、前後駆動装置18により押出方向の前後に移動可能に構成されており、かかる移動も制御装置8の前後駆動装置制御手段19によって制御される。
なお、成形ドラム7を紙面に垂直な方向に往復動させる構成に代えて、押出装置1を紙面に垂直な方向に往復動させるように構成してもよい。
<ゴム部材成形方法(貼り付け開始時)>
次に、上記のゴム部材成形設備を用いてゴム部材を成形する方法(特に貼り付け開始時)について説明する。図2は、ゴム部材を成形開始する際の手順の一例を示すフローチャートである。
まず、押出装置1が前進し(#1)、図3(a)に示すように成形ドラム7に近づけられる。このとき、成型用口金4と成形ドラム7の外周面との間には、所定の間隔が設けられる。なお、押出装置1が成形ドラム7に近づけられるタイミングは、ゴムストリップSが吐出されるまでに前記の所定間隔が設けられるものであれば、特に制限されない。
次に、前工程にて調整されたゴム材料が、押出機2のホッパー2bに投入される。ここで、ゴム材料としては特に制限がなく、例えば、天然ゴム、スチレンーブタジエンゴム(SBR)、ブタジエンゴム(BR)、イソプレンゴム(IR)などの汎用のゴム原料に、配合材料を常法にて混練し、加熱架橋を可能に調製したものが挙げられる。また、投入されるゴム材料の形状としては、特に制限がなく、例えば、リボン状、シート状、ペレット状などの形状が挙げられる。投入されたゴム材料は、押出機2のスクリュー2cによって混練され、押出方向先端側に送り出されてギアポンプ3に供給される(#2、3)。そして、ギアポンプ3に供給されたゴム材料は、回転する一対のギア5によって、成型用口金4に向けて出口側に送り出される(#4)。
ギアポンプ3の出口側にゴム材料が送り出されると、圧力センサ11によりギアポンプ3内の出口側圧力が検出される(#5)。かかる検出結果は制御装置8に送られ、圧力比較手段17によって予め設定された圧力値(第2設定値)と比較される。そして、検出された圧力の値が第2設定値以上になった場合、その時点より所定時間が経過してから第2サーボモータ制御手段14に指令が与えられ、成形ドラム7の回転が開始される(#6、7)。
即ち、検出された圧力の値が所定圧力値以上になった時点を基準として、ギアポンプ3を所定時間駆動してから成形ドラム7の回転が開始される。かかるギアポンプ3の所定時間の駆動によって、図3(b)に示すように成形ドラム7に対して一定量のゴムストリップSが吐出される。更に、その後に成形ドラム7の回転が開始されることによって、図3(c)に示すように、吐出開始時のゴムストリップSが塊状にならずに、成形ドラム7に貼り付いた状態が確保される。
押出装置1は、成形ドラム7が数周回転された後または1周回転する前に後退し(#8)、成形ドラム7と押出装置1との間には所定の間隔が設けられる。成形ドラム7は、R方向に回転駆動されつつ、所望のゴム部材の断面形状に合わせて軸方向に往復移動される(#9)。これにより、ゴムストリップSは、周方向に沿ってらせん状に巻き付けられる。かかる成形ドラム7および押出装置1の駆動は、制御装置8により制御され、そのための制御プログラムは制御装置8に予め入力される。
ゴムストリップSが連続的に押出成型される間、圧力センサ12によりギアポンプ3内の入口側圧力が検出される。かかる検出結果は制御装置8に送られ、圧力調整手段16によって、検出された圧力の値が予め設定された圧力値(第1設定値)と一致するように第3サーボモータ制御手段15に指令が与えられ、第3サーボモータの回転数が制御される。
<ゴム部材成形方法(貼り付け終了時)>
次に、ゴム部材の成形終了時における工程を図4のフローチャート及び図5の概略図により説明する。図2のフローチャートのステップ#9において、成形ドラム7の周囲に徐々にゴムストリップSが巻き付けられていく。巻き付け工程を終了しようとするときは、終了工程開始指令が出される(図4の#10)。これにより、まずギアポンプ3が停止する(#11)。ギアポンプ3の停止は、成形ドラム7の回転停止の直前に行われる(図5(a)参照)。ギアポンプ3を停止させた直後に、ギアポンプ3を逆回転させる(#12)。また、この直後に成形ドラム7も回転停止される(#13、図5(b))。ギアポンプ3を逆回転させる方向は、ゴムストリップSの押し出し成形を行うときとは反対方向である。ギアポンプ3を逆回転させることで、ギアポンプ3内の出口側の残圧をなくすことができる。成形ドラム7の回転停止は、ギアポンプ3の回転停止の直後に行われるが、これに限定されるものではなく、同時に行ってもよい。
ギアポンプ3の逆回転を開始した後、圧力センサ11によりギアポンプ3内の出口側の圧力を検出する。そして、この圧力値が予め設定した第3設定値(所定レベル)にまで低下したか否かを比較判断する(#14)。そして、所定レベルまで低下したことが検出されると、ギアポンプ3の逆回転を停止させる(#15)。次に、図5(c)に示すように、押出装置1を成形ドラム7の方向に前進(接近)させる(#16)。
押出装置1を成形ドラム7の方向に近づけると、成形ドラム7と成型用口金4の間に位置するゴムストリップSにたるみが生じるので、このたるみ現象を生じないようにするため、成形ドラム7を再び反時計方向Rに回転駆動させる(#17)。これにより、たるみが生じないように押出装置1を成形ドラム7に近づけることができる。次に、成型用口金4が成形ドラム7に巻き付けられているゴムの表面に接触する(#18、図5(d))。ちょうど接触した位置で、押出装置1の前進駆動を停止させる(#19)。押出装置1をどの程度の距離だけ前進させれば、成型用口金4がゴム表面に接触するかは、予め計算しておくことができる。この計算値に基づいて、押出装置1を前進させる量を制御することができる。成型用口金4のゴム表面への接触と同時もしくはほぼ同時に、成形ドラム7の回転駆動を停止させる(#20)。このゴム表面への接触の程度は、軽く触れる程度でもよいが、少し表面を押し込む程度に接触させてもよい。これにより、ゴムストリップSの切断をより確実に行うことができる。次に、押出装置1を成形ドラム7から離間する方向に後退させる(#21)。この後退動作のとき、成型用口金4の先端部でゴムストリップSが切断される。残留圧力がない状態となっているため、確実にゴムストリップSを切断させることができる。また、ゴムストリップSを無理やり引っ張ることなく切断することができ、ユニフォミティに悪影響を及ぼすことがない。
次のゴム部材を続けて成形する場合、前記#1に戻り、押出装置1が成形ドラム7に近づけられ、上述した手順に沿ってゴム部材の成形が行われる。かかる場合、ギアポンプ3の出口側にはゴム材料がある程度充填された状態となっているが、そのような状態においても、本発明に係るゴム部材成形方法によれば、ゴム部材の成形開始時においてゴムストリップSを過不足なく吐出することができる。
<別実施形態>
本発明によって成形されるゴム部材としては、空気入りタイヤのトレッド部やサイドウォール部等を構成するゴム部材、ソリッドタイヤ、空気入りゴムローラ等が例示されるが、これらに限られるものではない。
本実施形態では、圧力センサ11によりギアポンプ3の逆回転させる時間を制御しているが、圧力センサ11を用いずに、予め決められた固定時間だけ逆回転するように構成してもよい。
本発明に係るゴム部材成形設備の構成の一例を示す模式図 ゴム部材の成形開始時の手順の一例を示すフローチャート ストリップビルド法によるゴム部材の成形開始時の様子を示す概略図 ゴム部材の成形終了時の手順の一例を示すフローチャート ストリップビルド法によるゴム部材の成形終了時の様子を示す概略図 従来のゴム部材成形設備を用いた場合に生じる不具合を説明する図
符号の説明
1 押出装置
2 押出機
2c スクリュー
2d 第3サーボモータ
3 ギアポンプ
4 成型用口金
5 ギア
6 第1サーボモータ(第1駆動装置)
7 成形ドラム
8 制御装置
9 第2サーボモータ(第2駆動装置)
11 圧力センサ
12 圧力センサ
16 圧力調整手段
17 圧力比較手段
18 前後駆動装置
19 前後駆動装置制御手段

Claims (4)

  1. ゴム材料を混練して送り出す押出機と、その押出機から供給されるゴム材料を成型用口金へと送り出すギアポンプと、その成型用口金を介して押し出されたゴムストリップが巻き付けられる回転支持体と、前記ギアポンプを駆動する第1駆動装置と、前記回転支持体を回転駆動する第2駆動装置と、前記第1駆動装置及び前記第2駆動装置の制御を行う制御装置とを備えたゴム部材成形設備において、
    前記制御装置は、
    ゴムストリップの回転支持体に対する貼り付け終了時において、回転支持体を停止させるのと同時もしくは直前にギアポンプを停止させ、その停止直後に所定量の逆回転をさせる手段と、
    回転支持体が停止した後、成型用口金を回転支持体の方向へ移動させる手段と、
    この成型用口金の移動に連動させて回転支持体を再度回転駆動させる手段と、
    成型用口金が巻き付けられたゴムストリップの表面に接触するのと同時もしくはほぼ同時に回転支持体を再度停止させる手段と、
    前記接触後、成型用口金をゴムストリップの表面から離間する方向に移動させる手段とを備えていることを特徴とするゴム部材成形設備。
  2. ギアポンプ内の出口側圧力を検出する圧力センサーを備え、ギアポンプの前記逆回転は、圧力値が所定レベルに低下されるまで行われることを特徴とする請求項1に記載のゴム部材成形設備。
  3. ゴム材料を押出機により混練して送り出し、この押出機から供給されるゴム材料をギアポンプにより成型用口金へと送り出し、この成型用口金を介して押し出されたゴムストリップを回転支持体に巻き付けることによってゴム部材を成形するゴム材料成形方法において、
    ゴムストリップの回転支持体に対する貼り付け終了時において、回転支持体を停止させるのと同時もしくは直前にギアポンプを停止させ、その停止直後に逆回転させる工程と、
    回転支持体が停止した後、成型用口金を回転支持体の方向へ移動させる工程と、
    この成型用口金の移動に連動させて回転支持体を再度回転駆動させる工程と、
    成型用口金が巻き付けられたゴムストリップの表面に接触するのと同時もしくはほぼ同時に回転支持体を再度停止させる工程と、
    その後、成型用口金をゴムストリップの表面から離間する方向に移動させる工程とを有することを特徴とするゴム材料成形方法。
  4. ギアポンプ内の出口側圧力を圧力センサーにより検出する工程を更に備え、ギアポンプの前記逆回転工程は、圧力値が所定レベルに低下されるまで行われることを特徴とする請求項3に記載のゴム材料成形方法。
JP2004354199A 2004-10-29 2004-12-07 ゴム部材成形設備及びゴム材料成形方法 Active JP4567428B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004354199A JP4567428B2 (ja) 2004-12-07 2004-12-07 ゴム部材成形設備及びゴム材料成形方法
PCT/JP2005/016246 WO2006046354A1 (ja) 2004-10-29 2005-09-05 ゴム部材成形設備及びゴム部材成形方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004354199A JP4567428B2 (ja) 2004-12-07 2004-12-07 ゴム部材成形設備及びゴム材料成形方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006159622A JP2006159622A (ja) 2006-06-22
JP4567428B2 true JP4567428B2 (ja) 2010-10-20

Family

ID=36662149

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004354199A Active JP4567428B2 (ja) 2004-10-29 2004-12-07 ゴム部材成形設備及びゴム材料成形方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4567428B2 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008126560A (ja) * 2006-11-22 2008-06-05 Bridgestone Corp ゴム成形装置、ゴム部材の製造装置及び製造方法
JP5132261B2 (ja) * 2007-11-01 2013-01-30 株式会社ブリヂストン タイヤ構成部材の製造方法および装置
JP5039919B2 (ja) * 2007-12-11 2012-10-03 東洋ゴム工業株式会社 ゴム部材成形設備及びゴム部材成形方法
WO2009078247A1 (ja) * 2007-12-14 2009-06-25 Bridgestone Corporation ゴム部材の製造方法及び製造装置
JP2011143680A (ja) * 2010-01-18 2011-07-28 Toyo Tire & Rubber Co Ltd タイヤ成型設備
JP5571004B2 (ja) * 2011-01-11 2014-08-13 東洋ゴム工業株式会社 タイヤ成形装置及びタイヤ成形方法
JP6063692B2 (ja) * 2012-10-02 2017-01-18 住友ゴム工業株式会社 ゴムストリップ貼り付け装置
JP6724708B2 (ja) * 2016-10-12 2020-07-15 住友ゴム工業株式会社 ゴムストリップの製造方法
CN108582591B (zh) * 2018-06-22 2023-10-27 福州大学 一种挤出橡胶自动定重配料系统及其工作方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003266523A (ja) * 2002-03-18 2003-09-24 Toyo Tire & Rubber Co Ltd ゴム連続成型装置の制御システム
JP2003266555A (ja) * 2002-03-18 2003-09-24 Toyo Tire & Rubber Co Ltd ストリップゴム連続成型設備及び連続成型方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003266523A (ja) * 2002-03-18 2003-09-24 Toyo Tire & Rubber Co Ltd ゴム連続成型装置の制御システム
JP2003266555A (ja) * 2002-03-18 2003-09-24 Toyo Tire & Rubber Co Ltd ストリップゴム連続成型設備及び連続成型方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006159622A (ja) 2006-06-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9409338B2 (en) Apparatus and method for manufacturing raw rubber strip
JP5313741B2 (ja) タイヤ成形方法
JP4683667B2 (ja) タイヤ製造方法
WO2006046354A1 (ja) ゴム部材成形設備及びゴム部材成形方法
JP4567428B2 (ja) ゴム部材成形設備及びゴム材料成形方法
US7175726B2 (en) Continuous rubber-strip forming apparatus and process
JP2003266555A (ja) ストリップゴム連続成型設備及び連続成型方法
JPWO2008001432A1 (ja) 容量押出によるタイヤの製造方法
JP2004358738A (ja) ストリップゴム連続成型設備及び連続成型方法
JP6644626B2 (ja) ビードコア被覆方法及びビードコア被覆装置
JP4534225B2 (ja) ゴム部材成形設備及びゴム部材成形方法
JP5989387B2 (ja) 円筒状ゴム部材の成形方法
JP6145007B2 (ja) 空気入りタイヤの成型装置及び成型方法
JP2009132076A (ja) ストリップゴム押出装置及びストリップゴム押出方法
JP5039919B2 (ja) ゴム部材成形設備及びゴム部材成形方法
US20220184870A1 (en) Method and apparatus for forming belt-like rubber member
JP2008018571A (ja) ダイヘッド、ゴム押出機及びストリップゴム巻付装置
JP2007237508A (ja) タイヤ成形設備及びタイヤ成形方法
CN113260501B (zh) 胎圈芯包覆方法及胎圈芯包覆装置
JP2018024170A (ja) ゴム部材の成形装置及び成形方法
JP2018047561A (ja) 円筒状ゴム部材の成形方法
JP5188401B2 (ja) タイヤ成形装置及びタイヤ製造方法
JP2009137034A (ja) ストリップゴム押出装置及びストリップゴム押出方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071129

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100601

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100715

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20100715

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100803

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100805

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4567428

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130813

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250