JP4567092B2 - 有機el表示装置及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、有機EL素子及び有機トランジスタを有する有機EL表示装置及びその製造方法に関する。
自己発光型素子である有機EL素子を有する有機EL表示装置は、液晶ディスプレイやプラズマディスプレイなどの表示装置と比較して、高画質及び高視野角であり、しかも低コストで製造可能などの利点を有している。
有機EL表示装置は、多数の有機EL素子からなるマトリックス状のピクセル(一画素に相当)によって表示部が形成されており、1つのピクセルは複数のサブピクセルからなることもある。本明細書では、ディスプレイを構成する点の最小単位を「ドット」と呼ぶ。すなわち、モノクロディスプレイではドットとはピクセルを意味し、カラーディスプレイではサブピクセルを意味する。表示部の駆動方式としては、パッシブマトリックス型とアクティブマトリックス型の2種類に大別されるが、近年においては、大画面化の要求が益々高まる傾向にあり、低電流で駆動可能なアクティブマトリックス型の有機EL表示装置の研究開発が盛んになってきている。
アクティブマトリックス型の有機EL表示装置は、各ドットに有機EL素子および有機トランジスタを配置し、例えばフレームとフレームの間の時間だけ駆動信号を保持するように制御される。
上記有機EL素子は、有機物のエレクトロルミネッセンス現象を利用した自発光型の素子であり、一般的に、透明な基板の上面に、陽極、発光層を含む有機層、及び陰極を積層した構成であり、陽極及び陰極を通じて注入した正孔と電子が有機層内で再結合することによって発光する。
また、上記有機トランジスタは、基本原理としては通常のトランジスタと同様であり、例えばMOS−FET(metal oxide semiconductor field-effect transistor)構造の有機トランジスタは、ゲート電極及び有機半導体層がゲート絶縁層を介して形成されており、前記ゲート電極に電圧を印加して前記有機半導体層内にチャネルを形成することによって、ソース電極及びドレイン電極間の電流を制御する。
ところで、近年においては、より一層の低コストプロセスを達成するため、ペンタセン前駆体などの低分子有機材料やポリアルキルチオフェンなどの高分子有機材料を用いて、塗布により前記有機半導体層を成膜することが検討されている。塗布によって成膜することができれば、インクジェット印刷法などの、簡便で、かつ、材料の無駄が少ないプロセスで製造することが可能となる。また、有機半導体層だけではなく、ゲート絶縁層や電極にも、塗布で成膜可能な材料を用いることが検討されている。
インクジェット印刷装置を用いて、有機EL表示装置の有機EL素子部を形成することは従来においても行われている(例えば、特許文献1参照)。しかしながら、有機トランジスタの形成に用いる場合には、有機EL素子部に対して面積が小さいこと、各ドットあたりに備えられる数が多く、より密接して配置されることから、新たな解決課題が生じてくる。
特開2002−222695号公報
液状材料を基板に供給するためのインクジェット印刷装置は、多数の吐出孔が規則的に配列されたノズルヘッドを備えており、ノズルヘッドを一方向に走査させて、基板上の所定の位置に液体材料を吐出供給する。一般的に、ノズルヘッドは、様々なパターンに対応可能なように吐出孔が等ピッチで配列されている。
インクジェット印刷装置のノズルヘッドは、現在のところ、数十から数百μmのピッチで吐出孔が一列に並んでいるものが多い。一方、有機EL表示装置は、年々、高精細化されており、ドットサイズが小さくなっている。例えば、7インチのVGAパネルを想定すると、1つのピクセルを3つの面積の等しいサブピクセルに分割した場合のドットサイズは、225μm×75μm程度であり、インクジェット装置の吐出孔のピッチとほぼ同じである。
このようなインクジェット印刷装置を用いて、有機トランジスタの構成要素の一つである有機半導体層を塗布成膜する場合、基板上に配列された有機トランジスタ形成部分の上方を吐出孔が通過するようにノズルヘッドを傾斜させて、ノズルヘッドを走査することが一例として考えられる。高精細化が進んでいなかった従来においてはノズルヘッドに形成された吐出孔のピッチに対してトランジスタ同士の間隔が十分に広いため、有機トランジスタの配置と生産効率には相関関係がなかった。しかしながら、高精細化が進み、有機トランジスタ同士が狭い間隔で配置されたパネルを形成する場合には、以下に説明するように生産効率の問題が顕在化する。
一例として図12に模式的に示すように、例えば基板1上に複数のドット10が形成され、さらに1つのドット10に2つのトランジスタTr1、Tr2が配置された構成を考えると、トランジスタTr1、Tr2の両方に液状材料を塗布するには、まず、吐出孔11を有するノズルヘッド12を走査してトランジスタTr1に液状材料を塗布した後、再度ノズルヘッド12を走査してトランジスタTr2に塗布する方法と、トランジスタTr1とTr2に一回の走査で同時に塗布する方法が考えられる。前者では、少なくともノズルヘッド12を2度走査しなければならないので、生産効率が低下してしまう。また、後者では、トランジスタの配置によってはノズルヘッド12を大きく傾斜させなければならず、結局何度も走査することとなり、生産効率が低下する。この課題は、ドットあたりの有機トランジスタ数が多くなると、特に顕著となる。
本発明が解決しようとする課題には、上述した問題が一例として挙げられる。そこで、本発明の目的としては、少なくとも、有機EL素子、キャパシタ及び有機トランジスタによって構成されるドットを有し、基板上に配列された複数のドットによって表示部が形成され、アクティブ駆動される有機EL表示装置において、生産効率の向上を図ることができる有機EL表示装置の製造方法、及び有機EL表示装置を提供することが一例として挙げられる。
本発明の有機EL表示装置は、請求項1に記載されているように、少なくとも、有機EL素子、キャパシタ及び有機トランジスタによって構成されるドットを有し、基板上に配列された複数のドットによって表示部が形成され、アクティブ駆動される有機EL表示装置であって、前記有機トランジスタ同士のチャネル長方向の最も短い間隔をaとしたときに、表示部に設けられるすべての有機トランジスタにおいて、有機トランジスタ同士のチャネル長方向の間隔が前記aの整数倍を有するように配置されていることを特徴とする。
また、本発明の有機EL表示装置の製造方法は、請求項7に記載されているように、少なくとも、有機EL素子、キャパシタ及び有機トランジスタによって構成されるドットを有し、基板上に配列された複数のドットによって表示部が形成され、アクティブ駆動される有機EL表示装置を製造する方法であって、前記有機トランジスタを形成する部分同士のチャネル長方向の最も短い間隔をaとしたときに、表示部に設けられるすべての有機トランジスタ形成部分において、チャネル長方向の間隔が、前記aの整数倍を有するように配置された基板を準備する工程と、多数の吐出孔が配列されたインクジェットノズルを所定角度傾けて前記有機トランジスタ形成部分の上方を通過する吐出孔の数が最大となるようにし、チャネル幅方向に走査しながら有機半導体層,ゲート絶縁膜及びゲート電極のうちの少なくも1つの液状材料を前記有機トランジスタ形成部分に塗布して成膜する工程と、を有することを特徴とする。
本発明の第1実施形態による有機EL表示装置の表示部を構成するピクセルの模式平面図である。 図1に示す有機EL表示装置の回路構成図である。 図1に示す有機EL表示装置に設けられる有機EL素子の模式断面図である。 図1に示す有機EL表示装置に設けられる有機トランジスタの模式断面図である。 図1に示す有機EL表示装置の製造工程を示すフローチャートである。 図1に示す有機EL表示装置の各製造工程別の模式平面図である。 図1に示す有機EL表示装置の各製造工程別の模式平面図である。 有機トランジスタ同士の間隔が異なる場合の、ノズルヘッドの傾きを示す模式図である。 本発明の他の実施形態による有機EL表示装置の表示部を構成するピクセルの模式平面図である。 本発明の他の実施形態による有機EL表示装置の表示部を構成するピクセルの模式平面図である。 本発明の他の実施形態による有機EL表示装置の表示部を構成するピクセルの模式平面図である。 本発明の他の実施形態による有機EL表示装置の表示部を構成するピクセルの模式平面図である。 インクジェット印刷装置を用いて有機EL表示装置における有機トランジスタを製造するときの問題点を説明するための図である。
符号の説明
2 表示部
3 基板
4A,4B,4C ドット
5A,5B,5C 有機EL素子
6A,6B,6C 有機トランジスタ
7A,7B,7C キャパシタ
8 ノズルヘッド
以下、本発明の好ましい実施形態に従う有機トランジスタの製造方法およびその構造について、添付図面を参照しながら詳しく説明する。但し、以下に説明する実施形態によって本発明が限定されることはない。
(第1実施形態)
本発明の好ましい実施形態による有機EL表示装置について、添付図面を参照しながら詳しく説明する。なお、図1は、基板上に形成された有機EL表示装置の模式平面図である。
有機EL表示装置の表示部2は、基板3上に、矩形状のドット4をマトリックス状に配列することによって形成される。図1には、一例として、レッド(R),グリーン(G),ブルー(B)にそれぞれ発光する3つのドット4A,4B,4Cを、基板3上に形成した構成を示しているが、実際には多数のドット4が一つの基板3上にマトリックス状に形成される。
各ドット4(4A,4B,4C)は、発光部を形成する有機EL素子5(5A,5B,5C)と、有機EL素子5をアクティブ駆動させるための有機トランジスタ6(6A,6B,6C)と、キャパシタ7(7A,7B,7C)を有している。さらに各ドット4には、スイッチング用とドライビング用の第1及び第2有機トランジスタTr1,Tr2が配置されている。図1の例では、ドット4の長辺と略同じ長さを有する第2有機トランジスタTr2と、第2有機トランジスタTr2の約1/3程度の長さの第1有機トランジスタTr1が、それぞれ間隔をあけてドット4の長辺と平行に形成されている。
ここで、第1及び第2有機トランジスタTr1及びTr2は、基本的な構成は同一であり、その長手方向に沿って一対のソース・ドレイン電極が形成され、ソース・ドレイン電極間にチャネルが形成される構成である。そのため、本明細書においては、ドット4の妻手方向(紙面左右方向)を“チャネル長方向”と呼び、ドット4の長手方向(紙面上下方向)を“チャネル幅方向”と呼ぶ。第1有機トランジスタTr1と第2有機トランジスタTr2のチャネル長方向の間隔(中心線の間隔)と、ドット4Aの第1有機トランジスタTr1と隣接するドット4Bの第2有機トランジスタTr2との間隔の内、短い方を間隔a、長い方を間隔bとする。このとき、間隔bが、間隔aの整数倍(b=na、nは任意の自然数)となるように配置する。好ましくは、nは3以下である。さらに好ましくは、すべての有機トランジスタをチャネル長方向の間隔が等ピッチ(n=1)となるように配置する。一例として7インチVGAパネルを想定すると、a=25μm,b=50μm(n=2)に設定することができる。
上記の構成を有するドット4(4A,4B,4C)の各々は、例えば図2に示されるような回路構造を形成してアクティブ駆動される。
(有機EL素子)
本実施形態で使用する有機EL素子5の一例について、図3を参照しながら説明する。図3に示すように、本実施形態で使用する有機EL素子5は、基板51上に、下部電極である陽極52、有機層53、上部電極である陰極54が順に積層された構成である。基板51上には陽極53の端部を覆うように順テーパー形状のバンク(隔壁部)55が形成されている。そしてバンク55の開口部が発光部となるように、例えば蒸着法により有機層53と陰極54が形成されている。なお、下部電極を陰極54とし、上部電極を陽極52としてもよい。
基板51は、素子の用途に応じて、例えば平板状やフィルム状の基板を用いることができる。材料についても、素子の用途に応じて適宜選択することができ、例えばガラス基板やプラスチック基板を選択することができる。陽極52は、仕事関数の高い材料で形成されていればよく、例えばITO(Indium Tin Oxide)やIZO(Indium Zinc Oxide)などの酸化金属、例えばCr、Mo、Ni、Pt、Auなどの金属またはその化合物、あるいはそれらを含む合金などであってもよい。陰極54は、仕事関数の低い材料で形成されていればよく、例えば、Alなどの金属またはその化合物、あるいはそれらを含む合金などを用いることができる。
有機層53は、図示は省略するが、陽極52側から順に正孔注入層、正孔輸送層、発光層、電子注入層が積層された多層膜で構成されている。正孔注入層及び正孔輸送層としては、正孔の輸送特性が高い材料で形成されていればよく、一例として、銅フタロシアニン(Cu−Pc)などのフタロシアニン系化合物などで形成されている。有機発光層としては、エレクトロルミネッセンス現象を発生する機能を有していればよく、一例として、(8−ヒドロキシキノリナト)アルミニウム錯体(Alq3)などの蛍光性有機金属化合物などで形成されている。電子注入層としては、電子の注入特性が高い材料で形成されていればよく、一例として、酸化リチウム(LiO)などの酸化金属などで形成されている。但し、有機層の材料や構成は、これに限定されることはなく、他の公知の材料及び構成を使用することができる。
バンク55は、絶縁性を有する材料で形成されていればよいが、例えばフォトリソグラフィー法によってパターニングすることのできるレジストを用いるのが好ましい。
なお、カラーディスプレイの場合には、有機EL素子5A、5B、5Cの有機層53を、レッド(R)、グリーン(G)、ブルー(B)にそれぞれ発光する材料を用いて形成することができる。但し、これに限定されることはなく、例えば、白色光をカラーフィルターによって色変換してもよい。
(有機トランジスタ)
続いて、本実施形態に使用する有機トランジスタ6の一例について、図4を参照しながら説明する。図4に示すように、本実施形態に使用する有機トランジスタ6は、基板61上に、ゲート電極62、ゲート絶縁膜63、一対のソース電極64及びドレイン電極65が順に積層されている。さらに、有機半導体層66を形成しようとする領域に開口部を有するように、換言すればチャネル形成領域に開口部を有するバンク(隔壁部)67が形成されている。そしてバンク67で囲まれる内側領域に液状材料を塗布することによって有機半導体層66が形成されている。なお、図4には、一例としてボトムコンタクト型の有機トランジスタを示しているが、これに限定されることはなく、トップコンタクト型やトップゲート型などの有機トランジスタであってもよい。
基板61は、素子の用途に応じて、例えば平板状やフィルム状の基板を用いることができる。材料についても、素子の用途に応じて適宜選択することができ、例えばガラス基板やプラスチック基板を選択することができる。ゲート電極62、ソース電極64及びドレイン電極65は、導電性を有する材料で形成されていればよく、一例として、Ta、Cu、Au、Pt、Au、W、Ru、Ir、Al、Sc、Ti、V、Mn、Fe、Co、Ni、Zn、Ga、Y、Zr、Nb、Mo、Tc、Rh、Pd、Ag、Cd、Ln、Sn、Ta、Re、Os、Tl、Pb、La、Ce、Pr、Nd、Pm、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb、Luなどの金属単体、これら金属単体の積層体、もしくは化合物を用いることができる。また、ITO、IZOのような金属酸化物類、ポリアニリン類、ポリチオフェン類、ポリピロール類などの共役性高分子化合物を含む有機導電材料を用いることもできる。
ゲート絶縁膜63は、絶縁性を有する材料で形成されていればよく、一例として、LiOx、LiNx、NaOx、KOx、RbOx、CsOx、BeOx、MgOx、MgNx、CaOx、CaNx、SrOx、BaOx、ScOx、YOx、YNx、LaOx、LaNx、CeOx、PrOx、NdOx、SmOx、EuOx、GdOx、TbOx、DyOx、HoOx、ErOx、TmOx、YbOx、LuOx、TiOx、TiNx、ZrOx、ZrNx、HfOx、HfNx、ThOx、VOx、VNx、NbOx、TaOx、TaNx、CrOx、CrNx、MoOx、MoNx、WOx、WNx、MnOx、ReOx、FeOx、FeNx、RuOx、OsOx、CoOx、RhOx、IrOx、NiOx、PdOx、PtOx、CuOx、CuNx、AgOx、AuOx、ZnOx、CdOx、HgOx、BOx、BNx、AlOx、AlNx、GaOx、GaNx、InOx、TiOx、TiNx、SiNx、GeOx、SnOx、PbOx、POx、PNx、AsOx、SbOx、SeOx、TeOxなどの金属酸化物でも、LiAlO2、Li2SiO3、Li2TiO3、Na2Al22O34、NaFeO2、Na4SiO4、K2SiO3、K2TiO3、K2WO4、Rb2CrO4、Cs2CrO4、MgAl2O4、MgFe2O4、MgTiO3、CaTiO3、CaWO4、CaZrO3、SrFe12O19、SrTiO3、SrZrO3、BaAl2O4、BaFe12O19、BaTiO3、Y3Al5O12、Y3Fe5O12、LaFeO3、La3Fe5O12、La2Ti2O7、CeSnO4、CeTiO4、Sm3Fe5O12、EuFeO3、Eu3Fe5O12、GdFeO3、Gd3Fe5O12、DyFeO3、Dy3Fe5O12、HoFeO3、Ho3Fe5O12、ErFeO3、Er3Fe5O12、Tm3Fe5O12、LuFeO3、Lu3Fe5O12、NiTiO3、Al2TiO3、FeTiO3、BaZrO3、LiZrO3、MgZrO3、HfTiO4、NH4VO3、AgVO3、LiVO3、BaNb2O6、NaNbO3、SrNb2O6、KTaO3、NaTaO3、SrTa2O6、CuCr2O4、Ag2CrO4、BaCrO4、K2MoO4、Na2MoO4、NiMoO4、BaWO4、Na2WO4、SrWO4、MnCr2O4、MnFe2O4、MnTiO3、MnWO4、CoFe2O4、ZnFe2O4、FeWO4、CoMoO4、CuTiO3、CuWO4、Ag2MoO4、Ag2WO4、ZnAl2O4、ZnMoO4、ZnWO4、CdSnO3、CdTiO3、CdMoO4、CdWO4、NaAlO2、MgAl2O4、SrAl2O4、Gd3Ga5O12、InFeO3、MgIn2O4、Al2TiO5、FeTiO3、MgTiO3、Na2SiO3、CaSiO3、ZrSiO4、K2GeO3、Li2GeO3、Na2GeO3、Bi2Sn3O9、MgSnO3、SrSnO3、PbSiO3、PbMoO4、PbTiO3、SnO2-Sb2O3、CuSeO4、Na2SeO3、ZnSeO3、K2TeO3、K2TeO4、Na2TeO3、Na2TeO4などの金属複合酸化物、FeS、Al2S3、MgS、ZnSなどの硫化物、LiF、MgF2、SmF3などのフッ化物、HgCl、FeCl2、CrCl3などの塩化物、AgBr、CuBr、MnBr2などの臭化物、PbI2、CuI、FeI2などのヨウ化物、またはSiAlONなどの金属酸化窒化物を用いることができる。また、ポリイミド、ポリアミド、ポリエステル、ポリアクリレート、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリビニルアルコール、などポリマー系材料を用いることもできる。さらに、有機−無機ハイブリッド材料でもよい。
バンク67は、絶縁性を有する材料で形成されていればよいが、例えばフォトリソグラフィー法によってパターニングすることのできるレジストを用いるのが好ましい。特に、当該バンク67で囲まれる内側領域に塗布される液状材料に対して撥液性を有する材料、例えばフッ素成分を含有するレジストを用いるのが好ましい。
有機半導体層66は、半導体特性を示す有機材料であればよく、一例として、高分子材料では、ポリパラフェニレン等の芳香族系共役性高分子、ポリアセチレン等の脂肪族系共役性高分子、ポリピノールやポリチオフェン等の複素環式共役性高分子、ポリアニリン類やポリフェニレンサルファイド等の含ヘテロ原子共役性高分子、ポリ(フェニレンビニレン)やポリ(アニーレンビニレン)やポリ(チェニレンビニレン)等の共役性高分子の構成単位が交互に結合した構造を有する複合型共役系高分子等の炭素系共役高分子を用いることができる。また、ポリシラン類やジシラニレンアリレンポリマー類、(ジシラニレン)エテニレンポリマー類、(ジシラニレン)エチニレンポリマー類のようなジシラニレン炭素系共役性ポリマー構造などのオリゴシラン類と炭素系共役性構造が交互に連鎖した高分子類などを用いることもできる。その他にも、リン系、窒素系等の無機元素からなる高分子鎖であってもよく、さらにフタロシアナートポリシロキサンのような高分子鎖の芳香族系配位子が配位した高分子類、ペリレンテトラカルボン酸のようなペリレン類を熱処理して縮環させた高分子類、ポリアクリロニトリルなどのシアノ基を有するポリエチレン誘導体を熱処理して得られるラダー型高分子類、さらにペロブスカイト類に有機化合物がインターカレートした複合材料を用いることもできる。また低分子系材料ではフタロシアニン系誘導体、ナフタロシアニン系誘導体、アゾ化合物系誘導体、ペリレン系誘導体、インジゴ系誘導体、キナクリドン系誘導体、アントラキノン類などの多環キノン系誘導体、シアニン系誘導体、フラーレン類誘導体、あるいはインドール、カルバゾール、オキサゾール、インオキサゾール、チアゾール、イミダゾール、ピラゾール、オキサアジアゾール、ピラゾリン、トリアゾールなどの含窒素環式化合物誘導体、ヒドラジン誘導体、トリフェニルアミン誘導体、トリフェニルメタン誘導体、スチルベン類、アントラキノンジフェノキノン等のキノン化合物誘導体、アントラセン、ビレン、フェナントレン、コロネンなどの多環芳香族化合物誘導体などのうち、官能基の付与等によって溶媒に可溶なものを用いることができる。
(キャパシタ)
キャパシタ7は、誘電体膜の上下を導電材料で挟んだ構造を有する。誘電体としては、絶縁性を有する材料であればよく、ゲート絶縁膜63と同様の材料を用いることが可能である。また、導電材料としては、ゲート電極62、ソース電極64及びドレイン電極65と同様の材料を用いることが可能である。
(製造方法)
続いて、図1に示す構成の有機EL表示装置を製造する方法について、図5及び図6を参照しながら説明する。なお、図5は、フローチャートであり、図6A及び図6Bは、各工程における有機EL表示装置の模式平面図である。
まず、図5のステップS101に示すように、基板3(基板51,61)上に、有機トランジスタ6のゲート電極62、キャパシタ7の下部電極71、スキャンライン及びキャパシタラインを形成する。具体的には、例えばスパッタ法などによってタンタル(Ta)などの導電性薄膜を形成した後、例えばフォトリソグラフィー法によって所定の形状にパターニングされたマスクをフォトレジストで形成し、さらにマスクを介して例えば反応性イオンエッチングすることにより、有機トランジスタ6のゲート電極62,キャパシタ7の下部電極71、スキャンライン及びキャパシタラインに相当する導電性薄膜を同時に形成する(図6A(a))。
さらに、前記マスクを除去した後、図5のステップS102に示すように、前記パターニングされた導電性薄膜の表面に対して陽極酸化などの酸化処理を行い、当該導電性薄膜の表面に五酸化タンタル(Ta)などの酸化被膜を形成する(図6A(a)参照)。この酸化被膜は、有機トランジスタ6のゲート絶縁膜63、キャパシタ7の誘電体膜72、及び、各配線ラインの層間絶縁膜として機能する。なお、これら絶縁膜として機能する膜は、酸化処理によって形成するのに限られず、例えばスパッタやCVD、塗布プロセスによって形成するようにしてもよい。
続いて、図5のステップS103に示すように、ゲート電極62のコンタクトホール68を形成する(図6A(b))。コンタクトホール68は、例えばフォトリソグラフィー法で所定形状のマスクをフォトレジストで形成し、このマスクを介してゲート絶縁膜63をエッチングすることによって形成することができる。
続いて、図5のステップS104に示すように、例えばスパッタ法などによってITOなどの透光性を有する導電性薄膜を形成し、フォトリソグラフィーにより所定形状のマスクをフォトレジストで形成し、エッチングによってパターニングして有機EL素子5の陽極52を形成する(図6A(c))。
続いて、図5のステップS105に示すように、有機トランジスタ6のソース電極64及びドレイン電極65、キャパシタ7の上部電極73、データライン及び電源ラインを形成する。具体的には、例えばスパッタ法などによってCrとAuの積層膜をなす導電性薄膜を成膜した後、例えばフォトリソグラフィー法によって所定の形状にパターニングされたマスクをフォトレジストで形成し、さらにマスクを介してエッチングすることにより、有機トランジスタ6のソース電極64及びドレイン電極65、キャパシタ7の上部電極73、データライン及び電源ラインに相当する導電性薄膜を同時に形成する(図6A(d))。
続いて、図5のステップS106に示すように、第1及び第2有機トランジスタTr1及びTr2の有機半導体層66を形成しようとする領域が開口(開口部69)するバンク67と、有機EL素子5を形成しようとする領域が開口(開口部69)するバンク55を同時に形成する(図6B(e))。具体的な製法としては、例えばフッ素含有レジストをスピンコートで成膜した後、フォトリソグラフィー法によりパターニングして形成することができる。なお、有機EL素子5の陽極52と陰極54の短絡を防ぐために、陽極52の端部を覆うようにバンク55をパターニングするのが好ましい。
続いて、図5のステップS107に示すように、バンク67の内側領域に有機トランジスタ6の有機半導体材料を塗布して有機半導体層66を形成する。具体的には、図6B(f)に示すように、インクジェット印刷装置のノズルヘッド8を基板3の外側に配置し、等ピッチで形成された複数の吐出孔81のうち、いずれかが有機トランジスタ6の上方を通過するようにノズルヘッド8を傾斜(傾斜角θ)させる。そして、チャネル幅方向にノズルヘッド8を走査し、各有機トランジスタ6のバンク67で囲まれた内側領域に有機半導体材料、例えばポリ−3−ヘキシルチオフェン(P3HT)を塗布していき、必要ならば複数回に亘ってノズルヘッド8を走査し、最終的にすべての有機トランジスタ6の有機半導体層66を形成する。
続いて、図5のステップS108に示すように、有機EL5の有機層53を真空蒸着により形成した後、上部電極である陰極54を蒸着により形成する。そして図5のステップS109に示すように、例えばガラス缶を用いて封止する。
上述の実施形態によれば、有機トランジスタ6同士のチャネル長方向の最も短い間隔をaとしたときに、表示部に設けられるすべての有機トランジスタにおいて、有機トランジスタ同士のチャネル長方向の間隔が前記aの整数倍を有するように配置したことにより、吐出動作をしない無駄な吐出孔の数を最小限にすることができる。その結果、生産効率を向上させることが可能となる。
すなわち、1つのドット内に2個の有機トランジスタTr1,Tr2が配置されることを考慮すると、表示部2上のトランジスタ同士の間隔がa、b(a≦b)ならば、間隔a、bをランダムに選択するよりも、すべての有機トランジスタ同士の間隔が整数倍(b=na)となるように配置した方が生産効率は高くなる。例えばb=2aとなるように配置された図7(a)の構成と、b=(7/5)aとなるように配置された図7(b)の構成で効果の違いを検証すると、ノズルヘッド8の傾きはそれぞれの図に示すようになることから、整数倍に設定した図7(a)の方が吐出孔81の無駄が少なく、生産効率が高くなることが確認できる。
生産効率はnが小さいほど高くなる。さらに、インクジェット印刷装置のノズルヘッド8は、液の表面張力や装置の製作精度の限界から、飛滴が少し曲がって吐出されることがある。そのため、本実施形態では、撥液性を有するバンク67を形成して、飛滴の塗布位置が多少ずれていてもバンク67の内側領域内に落下すれば、予定とする位置に納まるようにしている。しかしながら、有機トランジスタ同士の間隔が小さすぎると、隣の有機トランジスタのバンク内側領域に流れ込んでしまうことが避けられず、各トランジスタ間で膜厚むらができる等、不良の原因となるが、この問題もnを小さくすることにより解決される。nは3以下であることが好ましく、最も望ましくはn=1である。
また、各々の有機トランジスタが上述の条件を満たす位置から多少ずれていても、バンク67の撥液性により、上述した効果と同様の効果が得られる。前記ドットが形成する1つのピクセルにおけるチャネル長方向の長さをLとしたとき、各々の有機トランジスタの配置位置におけるチャネル長方向の誤差精度は±L/200の範囲内であることが好ましい。一例として、7インチVGAパネルを想定すると、許容誤差は±1.1μmとなる。
なお、上述の実施形態では、有機半導体層66を塗布により成膜する例を説明したが、これに限られず、ゲート絶縁膜63及び/又はゲート電極62の材料として液状材料を用いる場合には、同様にして塗布により成膜することができる。この場合にも、生産効率を向上させることができる。
続いて、本発明の他の実施形態について説明する。
図1では、長さの異なる第1及び第2有機トランジスタTr1及びTr2が整数倍となるように配置されているが、これに限られず、図8に示すように、全てのトランジスタが同じ長さであってもよいし、また、チャネル長方向に等間隔で並んでいる構成であってもよい。または、図9に示すように、ドット内のトランジスタがチャネル幅方向に一列に並んでいる構成であってもよい。さらには、1つのドットに設けられる有機トランジスタが2個である必要はなく、3個以上の有機トランジスタを設けるようにしてもよい。その場合、図10に示すように、ドット内においてチャネル長方向に配列してもよく、さらには図11に示すように、チャネル長方向及びチャネル幅方向に配列するようにしてもよい。すなわち、有機トランジスタ同士のチャネル長方向の最も短い間隔を間隔aとしたときに、表示部に設けられるすべての有機トランジスタを、トランジスタ同士のチャネル長方向の間隔が、前記間隔aの整数倍を有するように配置するという条件を満たしていれば、いずれの構成であっても、上述の第1実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、前記条件を満たす場合には、有機トランジスタ6の上方に有機EL素子5が位置するように積層構造としてもよい。

Claims (10)

  1. 少なくとも、有機EL素子、キャパシタ及び有機トランジスタによって構成されるドットを有し、基板上に配列された複数のドットによって表示部が形成され、アクティブ駆動される有機EL表示装置であって、
    前記有機トランジスタ同士のチャネル長方向の最も短い間隔をaとしたときに、表示部に設けられるすべての有機トランジスタにおいて、有機トランジスタ同士のチャネル長方向の間隔が前記aの整数倍を有するように配置されていることを特徴とする有機EL表示装置。
  2. 前記表示部のすべての有機トランジスタにおいて、有機トランジスタ同士のチャネル長方向の間隔が等間隔となるように配置されていることを特徴とする請求項1に記載の有機EL表示装置。
  3. 前記ドットの各々には、チャネル長方向またはチャネル幅方向に間隔をあけて配列された少なくとも2個以上の有機トランジスタが配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の有機EL表示装置。
  4. 前記有機トランジスタは、チャネル部を構成する有機半導体層,ゲート絶縁膜及びゲート電極のうちの少なくも1つが液状材料の塗布によって形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の有機EL表示装置。
  5. 前記基板上には、少なくとも前記液状材料を塗布する領域に開口部を有するバンクが形成されていることを特徴とする請求項4に記載の有機EL表示装置。
  6. 前記ドットが形成する1つのピクセルにおけるチャネル長方向の長さをLとしたとき、各々の有機トランジスタの配置位置におけるチャネル長方向の誤差精度が±L/200の範囲内であることを特徴とする請求項5に記載の有機EL表示装置。
  7. 少なくとも、有機EL素子、キャパシタ及び有機トランジスタによって構成されるドットを有し、基板上に配列された複数のドットによって表示部が形成され、アクティブ駆動される有機EL表示装置を製造する方法であって、
    前記有機トランジスタを形成する部分同士のチャネル長方向の最も短い間隔をaとしたときに、表示部に設けられるすべての有機トランジスタ形成部分において、チャネル長方向の間隔が、前記aの整数倍を有するように配置された基板を準備する工程と、
    多数の吐出孔が配列されたインクジェットノズルを所定角度傾けて前記有機トランジスタ形成部分の上方を通過する吐出孔の数が最大となるようにし、チャネル幅方向に走査しながら有機半導体層,ゲート絶縁膜及びゲート電極のうちの少なくも1つの液状材料を前記有機トランジスタ形成部分に塗布して成膜する工程と、を有することを特徴とする有機EL表示装置の製造方法。
  8. 前記表示部のすべての有機トランジスタ形成部分を、有機トランジスタ形成部分同士のチャネル長方向の間隔が等間隔となるように配置したことを特徴とする請求項7に記載の有機EL表示装置の製造方法。
  9. 前記液状材料を塗布する前に、液状材料を塗布する領域を囲む開口部を有するバンクを前記基板上に形成する工程をさらに含むことを特徴とする請求項7または8に記載の有機EL表示装置の製造方法。
  10. 前記ドットが形成する1つのピクセルにおけるチャネル長方向の長さをLとしたとき、各々の有機トランジスタの配置位置におけるチャネル長方向の誤差精度が±L/200の範囲内であることを特徴とする請求項9に記載の有機EL表示装置の製造方法。
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