JP4566797B2 - クラッチ装置 - Google Patents

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この発明は、クラッチ装置に関するものであり、さらに詳しくは、エンジンから駆動系への動力を断続するクラッチ装置に関するものである。
一般に、クラッチ装置は、エンジンから駆動系(変速機)への動力の伝達を断続するものであって、エンジン出力軸に固定されるフライホイールと、変速機入力軸に固定されるクラッチディスクと、クラッチディスクにダイヤフラムスプリングによる押し付け荷重をプレッシャプレートを介して付与するようにフライホイールに組み付けられたクラッチカバーとを備えて構成されている。
そして、このようなクラッチ装置にあっては、運転者がクラッチペダルを床まで一杯に踏み込むと、ダイヤフラムスプリングの中央がレリーズベアリングにより軸方向に引っ張られるか或いは押されるかして押し付け荷重をなくし、フライホイールとクラッチディスクとを離して動力の切断が行われる。また、クラッチペダルが放されると、ダイヤフラムスプリングがプレッシャプレートを介してクラッチディスクをフライホイールに圧着させて、エンジンから変速機への動力の伝達が行われる(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、上記した従来のクラッチ装置にあっては、車両発進時には床まで一杯に踏み込んだクラッチペダルをゆっくりと上げていき、回転しているフライホイールに回転していないクラッチディスクを徐々に繋げていく半クラッチを行う必要があった。そのため、半クラッチを上手く行わないとエンジンをストールさせてしまうという問題があった。
特開2003−13997号公報
そこで、この発明は、上記した従来技術が有している問題点を解決するためになされたものであって、半クラッチを扱い易くして車両発進時のエンジンストールを未然に防止することのできるクラッチ装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため請求項1に記載の発明は、エンジン出力軸に固定されるフライホイールと、変速機入力軸に軸方向に進退移動可能となるように嵌合されるクラッチディスクと、前記クラッチディスクにダイヤフラムスプリングによる押し付け荷重をプレッシャプレートを介して付与するように前記フライホイールに組み付けられたクラッチカバーとを備えたクラッチ装置において、
前記フライホイールは、前記エンジン出力軸に連結され、且つ前記クラッチディスクと第1の摩擦材部を介して摩擦結合するサンギヤと、前記クラッチ装置を納めるクラッチケースに回転及び固定可能に支持されたリングギヤと、前記エンジン出力軸に回転可能に支持された状態で前記サンギヤ及びリングギヤに噛み合い、且つ前記クラッチディスクと第2の摩擦材部を介して摩擦結合する複数の遊星ギヤとを備え、前記クラッチ装置は、半クラッチ時にあっては前記リングギヤはクラッチケースに固定され、この固定されたリングギヤとサンギヤとに噛み合った複数の遊星ギヤによって前記エンジン出力軸の回転数を減速してエンジントルクを増幅させた状態で、前記クラッチディスクを介して変速機入力軸に動力伝達させることを特徴とする。
上記目的を達成するため請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明の構成に加えて、前記クラッチディスクは、前記サンギヤの第1の摩擦材部に摩擦結合する第1のクラッチディスク部と、前記第1のクラッチディスク部の外周縁に軸方向に進退移動可能に嵌合すると共に前記複数の遊星ギヤの第2の摩擦材部に摩擦結合する第2のクラッチディスク部とを備えていることを特徴とする。
上記目的を達成するため請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明の構成に加えて、前記クラッチ装置は、半クラッチ以降に前記リングギヤをクラッチケースから開放すると共に、前記クラッチカバーは、半クラッチ以降に前記サンギヤの第1の摩擦材部に第1のクラッチディスクを摩擦結合させる第1のプレッシャプレート部と、半クラッチ時に前記複数の遊星ギヤの第2の摩擦材部に第2のクラッチディスクを摩擦結合させる第2のプレッシャプレート部とを備えていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、半クラッチ時にあっては、リングギヤはクラッチケースに固定されており、そのため、エンジン出力軸の回転数は、固定されたリングギヤとサンギヤとに噛み合った複数の遊星ギヤによって減速されるため、エンジントルクが増幅された状態でクラッチディスクを介して変速機入力軸に伝達される。これにより、半クラッチ時には、フライホイールは従来よりもエンジントルクが増大した状態でクラッチディスクと摩擦結合するのでなめらかな発進が可能となり、その結果、半クラッチが扱い易くて車両発進時のエンジンストールを未然に防止することができるクラッチ装置を提供することができる。
請求項2乃至3に記載の発明によれば、半クラッチ時にはエンジン出力軸からの動力は、複数の遊星ギヤによってエンジントルクが増大された状態で第1及び第2のクラッチディスク部を介して変速機入力軸に伝達される。一方、半クラッチ以降にあっては、リングギヤがクラッチケースから開放されるため、キャリヤとサンギヤとがエンジン出力軸の回転速度を保ったまま同回転すると共に、第1のプレッシャプレート部によりサンギヤの第1の摩擦材部に第1のクラッチディスク部が摩擦結合し、第2のプレッシャプレート部により複数の遊星ギヤの第2の摩擦材部に第2のクラッチディスク部が摩擦結合する。これにより、請求項1に記載の発明の作用効果に加えて、発進が終了し、定常走行時にはエンジン出力軸からの動力をそのまま変速機入力軸に伝達することができ、通常のフライホイールと同様の使用感を得ることができる。
フライホイールに遊星ギヤを組み込んで、エンジン出力軸から変速機入力軸に伝達されるエンジントルクを半クラッチ時に増幅させることによって、半クラッチを扱い易くして車両発進時のエンジンストールを未然に防止することのできるクラッチ装置が実現した。
以下、本発明の一実施例について図面を参照して説明する。図1は、本発明が適用されたクラッチ装置の概略図、図2は、同例におけるクラッチペダルストロークに対するクラッチ締結率を示した図表である。
本発明は、エンジン出力軸に固定されるフライホイールと、変速機入力軸に軸方向に進退移動可能となるように嵌合されるクラッチディスクと、クラッチディスクにダイヤフラムスプリングによる押し付け荷重をプレッシャプレートを介して付与するようにフライホイールに組み付けられたクラッチカバーとを備えたクラッチ装置に適用されるものである。
まず、図1を用いて本クラッチ装置1のフライホイール2について説明する。
図1に示されるように、フライホイール2は、エンジン出力軸3の軸端部に連結され、且つクラッチディスク4と摩擦結合する第1の摩擦材部5を支持するサンギヤ6と、クラッチ装置1を納めるクラッチケース7に油圧式乾式多板クラッチ(ブレーキのこと。以下、多板クラッチという)8によって回転及び固定可能に支持されたリングギヤ9と、エンジン出力軸3に図示しない手段により回転可能に支持された状態でサンギヤ6及びリングギヤ9に噛み合い、且つクラッチディスク4と摩擦結合する第2の摩擦材部10を支持する複数の遊星ギヤ11とを備えて構成されている。
多板クラッチ8は、クラッチペダル(図示せず)が踏み込まれたり離されたりするのにしたがってクラッチを接断制御するための油圧を供給するオペレーティングシリンダ12からの油圧によって作動するものであって、クラッチペダルが踏み込まれた状態から半クラッチに至る状態にあっては、リングギヤ9をクラッチケース7に固定すると共に、半クラッチからクラッチペダルが離されるまでの状態にあっては、クラッチケース7に対してリングギヤ9を回転可能に支持するように予め設定されている。
そして、リングギヤ9がクラッチケース7に固定された状態にあっては、サンギヤ6の歯数をZs、リングギヤ9の歯数をZrとすると、サンギヤ6に伝達されたエンジン回転数は、(1+λ)/λ(但し、λ=Zs/Zr)で減速された状態で遊星ギヤ11に伝達されると共に、サンギヤ6に入力されたエンジントルクは、λ/(1+λ)によりトルク増幅された状態で遊星ギヤ11に伝達される。
これに対し、リングギヤ9とクラッチケース7との固定が解除されると、リングギヤ9と遊星ギヤ11とが同回転で回転し、サンギヤ6、つまりフライホイール2に伝達されたエンジン回転数は減速されることなくクラッチディスク4に伝達されると共に、サンギヤ6に入力されたエンジントルクは増幅されることなくそのままクラッチディスク4に入力される。
クラッチディスク4は、エンジン出力軸3と同軸上となるようにエンジン出力軸3の軸端部に回転可能に軸支された変速機入力軸13の端部に、軸方向に進退移動可能となるようにスプライン嵌合され、且つサンギヤ6の第1の摩擦材部5に摩擦結合する環状の第1のクラッチディスク部14と、この第1のクラッチディスク部14の外周縁に軸方向に進退移動可能となるようにスプライン嵌合すると共に、複数の遊星ギヤ11の第2の摩擦材部10に摩擦結合する環状の第2のクラッチディスク部15とを備えて構成されている。そして、これら第1及び第2のクラッチディスク部14、15は、クラッチカバー16のダイヤフラムスプリング17による押付け荷重により第1或いは第2の摩擦材部5、10に摩擦結合される。
なお、図中には示していないが、このクラッチディスク4にはトーションダンパー(減衰バネ)が組み込まれており、動力伝達系にて発生するねじれ振動やガラガラ音等が最小限に抑えられている。
クラッチカバー16は、フライホイール2にボルト固定されているものであって、このクラッチカバー16の内側には、第1及び第2のクラッチディスク部14、15をそれぞれ第1或いは第2の摩擦材部5、10に適宜摩擦結合させるためのダイヤフラムスプリング17及びプレッシャプレート18としての第1及び第2のプレッシャプレート部19、20が一体的に結合固定されている。
さらに、ダイヤフラムスプリング17の中央部には、クラッチペダルの踏み込み動作に応じたオペレーティングシリンダ12からの油圧によるレリーズフォーク21の回動によって、変速機入力軸13の軸方向に進退移動可能となるようにレリーズベアリング22が配設されている。なお、クラッチカバー16には、プル式が用いられているが、これに限定されることなくプッシュ式が用いられてもよい。
そして、このレリーズベアリング22が、床まで踏み込まれたクラッチペダルに応じたオペレーティングシリンダ12からの油圧によるレリーズフォーク21の図中反時計回り方向の回動によって、変速機側(図中にあっては右側)にスライド移動、すなわち引かれるとダイヤフラムスプリング17の押付け荷重がなくなり、第1の摩擦材部5、第1のクラッチディスク部14及び第1のプレッシャプレート部19が離れると共に、第2の摩擦材部10、第2のクラッチディスク部15及び第2のプレッシャプレート部20が離れるようになっている。
そして、クラッチペダルが半クラッチ状態に戻されると、その動作に応じたオペレーティングシリンダ12からの油圧によりレリーズフォーク21が図中時計回り方向に適宜回動し、ダイヤフラムスプリング17に第2の摩擦材部10と第2のクラッチディスク部15とを摩擦結合させる押付け荷重が発生し、第2のプレッシャプレート部20を介して第2の摩擦材部10と第2のクラッチディスク部15とが摩擦結合するようになっている。また、この半クラッチ状態にあっては、第1の摩擦材部5と第1のクラッチディスク部14とを摩擦結合させる押付け荷重は発生しておらず、第1の摩擦材部5と第1のクラッチディスク部14とは離れている。
さらには、クラッチペダルが完全に離されると、レリーズフォーク21が図中時計回り方向にさらに回動して、第2の摩擦材部10と第2のクラッチディスク部15と同様に、第1の摩擦材部5と第1のクラッチディスク部14とを摩擦結合させる押付け荷重が発生し、第1のプレッシャプレート部19を介して第1の摩擦材部5と第1のクラッチディスク部14とが摩擦結合するようになっている。
なお、図中の符号23は、クラッチペダル踏力を軽減するためにレリーズフォーク21を反時計回りに付勢するように上端部に取り付けられたリターンスプリング、24は、レリーズダストカバーを示している。
次に、本クラッチ装置によるエンジンから駆動系への動力の断続制御について図1、2を参照しつつ説明する。
まず、クラッチペダルが床まで踏み込まれると、レリーズベアリング22が変速機側に引かれてダイヤフラムスプリング17の中央部が押されて反り返り、第1及び第2のプレッシャプレート部19、20を軸方向に押圧していた押付け荷重が無くなる。すると、フライホイール2、クラッチディスク4及びプレッシャプレート18が離れてエンジン動力の伝達が遮断される。
また、この状態にあっては、多板クラッチ8が締結動作してリングギヤ9をクラッチケース7に固定する。すると、サンギヤ6に伝達されたエンジン回転数は、(1+λ)/λで減速された状態で遊星ギヤ11に伝達されると共に、サンギヤ6に入力されたエンジントルクは、λ/(1+λ)によりトルク増幅された状態で遊星ギヤ11に入力される(図2参照)。
床まで踏み込んだクラッチペダルが徐々にあげられて半クラッチ状態になると、レリーズベアリング22が図中左側に適宜スライド移動して、ダイヤフラムスプリング17が第2のプレッシャプレート20を押圧することによって、第1の摩擦材部5と第1のクラッチディスク部14とを摩擦結合させるよりも先に第2の摩擦材部10と第2のクラッチディスク部15とを摩擦結合させる。
この状態にあっては、サンギヤ6に伝達されたエンジン回転数は、(1+λ)/λで減速された状態で遊星ギヤ11に伝達されたのち、第2のクラッチディスク部15からこれに嵌合している第1のクラッチディスク部14を介して変速機入力軸13に伝達される。また、サンギヤ6に伝達されたエンジントルクは、λ/(1+λ)によりトルク増幅された状態で遊星ギヤ11に入力されたのち、第2のクラッチディスク部15からこれに嵌合している第1のクラッチディスク部14を介して変速機入力軸13に入力される。
クラッチペダルが離された状態にあっては、レリーズベアリング22が図中左側にさらにスライド移動し、第1の摩擦材部5と第1のクラッチディスク部14とを摩擦結合させる押付け荷重が発生し、第1のプレッシャプレート部19を介して第1の摩擦材部5と第1のクラッチディスク部14とが摩擦結合する。すなわち、ダイヤフラムスプリング17の押付け荷重によりプレッシャプレート18を軸方向に押圧させ、クラッチディスク4をフライホイール2に圧着させることによって、エンジン出力軸3からの動力が変速機入力軸13に伝達される。
以上述べたように本発明のクラッチ装置1によれば、半クラッチ時にあっては、リングギヤ9はクラッチケース7に固定されており、そのため、エンジン出力軸3の回転数は、固定されたリングギヤ9とサンギヤ6とに噛み合った複数の遊星ギヤ11によって減速されるため、エンジントルクが増幅された状態でクラッチディスク4を介して変速機入力軸13に伝達される。これにより、半クラッチ時には、フライホイール2は、従来よりもエンジントルクが増大した状態でクラッチディスク4と摩擦結合するのでなめらかな発進が可能となり、その結果、半クラッチが扱い易くて車両発進時のエンジンストールを未然に防止することができるクラッチ装置を提供することができる。
さらに、本発明によれば、半クラッチ時にはエンジン出力軸3からの動力は、複数の遊星ギヤ11によってエンジントルクが増大された状態で第1及び第2のクラッチディスク部14、15を介して変速機入力軸13に伝達される。一方、半クラッチ以降にあっては、リングギヤ9がクラッチケース7から開放されるため、サンギヤ6と複数の遊星ギヤ11とがエンジン出力軸3の回転速度を保ったまま同回転すると共に、第1のプレッシャプレート部19によりサンギヤ6の第1の摩擦材部5に第1のクラッチディスク部14が摩擦結合し、第2のプレッシャプレート部20により複数の遊星ギヤ11の第2の摩擦材部10に第2のクラッチディスク部15が摩擦結合する。これにより、発進が終了し、定常走行時にはエンジン出力軸3からの動力をそのまま変速機入力軸13に伝達することができ、通常のフライホイールと同様の使用感を得ることができる。
なお、本発明にあっては、クラッチディスク4は、互いに軸方向に進退移動するようにスプライン嵌合させた第1及び第2のクラッチディスク部14、15を備えたツインプレートとしたがこの構成に限らず、例えば、図3に示されるように、クラッチ締結時にあっては、最初に複数の遊星ギヤ11に摩擦結合したのちサンギヤ6に摩擦結合するようなフレキシブル性のある1枚のクラッチディスク4’として構成することも可能である。
本発明が適用されたクラッチ装置の概略図である。 同例におけるクラッチペダルストロークに対するクラッチ締結率を示した図表である。 同例とは異なるクラッチ装置の模式図である。
符号の説明
1 クラッチ装置
2 フライホイール
3 エンジン出力軸
4 クラッチディスク
5 第1の摩擦材部
6 サンギヤ
7 クラッチケース
9 リングギヤ
10 第2の摩擦材部
11 複数の遊星ギヤ
13 変速機入力軸
14 第1のクラッチディスク部
15 第2のクラッチディスク部
16 クラッチカバー
17 ダイヤフラムスプリング
18 プレッシャプレート
19 第1のプレッシャプレート部
20 第2のプレッシャプレート部

Claims (3)

  1. エンジン出力軸に固定されるフライホイールと、変速機入力軸に軸方向に進退移動可能となるように嵌合されるクラッチディスクと、前記クラッチディスクにダイヤフラムスプリングによる押し付け荷重をプレッシャプレートを介して付与するように前記フライホイールに組み付けられたクラッチカバーとを備えたクラッチ装置において、
    前記フライホイールは、前記エンジン出力軸に連結され、且つ前記クラッチディスクと第1の摩擦材部を介して摩擦結合するサンギヤと、前記クラッチ装置を納めるクラッチケースに回転及び固定可能に支持されたリングギヤと、前記エンジン出力軸に回転可能に支持された状態で前記サンギヤ及びリングギヤに噛み合い、且つ前記クラッチディスクと第2の摩擦材部を介して摩擦結合する複数の遊星ギヤとを備え、前記クラッチ装置は、半クラッチ時にあっては前記リングギヤはクラッチケースに固定され、この固定されたリングギヤとサンギヤとに噛み合った複数の遊星ギヤによって前記エンジン出力軸の回転数を減速してエンジントルクを増幅させた状態で、前記クラッチディスクを介して変速機入力軸に動力伝達させることを特徴とするクラッチ装置。
  2. 前記クラッチディスクは、前記サンギヤの第1の摩擦材部に摩擦結合する第1のクラッチディスク部と、前記第1のクラッチディスク部の外周縁に軸方向に進退移動可能に嵌合すると共に前記複数の遊星ギヤの第2の摩擦材部に摩擦結合する第2のクラッチディスク部とを備えていることを特徴とする請求項1に記載のクラッチ装置。
  3. 前記クラッチ装置は、半クラッチ以降に前記リングギヤをクラッチケースから開放すると共に、前記クラッチカバーは、半クラッチ以降に前記サンギヤの第1の摩擦材部に第1のクラッチディスクを摩擦結合させる第1のプレッシャプレート部と、半クラッチ時に前記複数の遊星ギヤの第2の摩擦材部に第2のクラッチディスクを摩擦結合させる第2のプレッシャプレート部とを備えていることを特徴とする請求項2に記載のクラッチ装置。
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