JP4565592B2 - 補助前照灯 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は車両用灯具に関するものであり、詳細には灯色に着色が行われ、降雨時、霧の発生時などの悪条件下においても視界を確保して前照灯を補助する目的で設置されるフォグランプなど補助前照灯に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の補助前照灯90の構成の例を示すものが図4であり、この補助前照灯90は、白熱電球などによる光源91と、反射鏡92と、アウターレンズ93と、ハウジング94と、光源ソケット95と、着色グローブ96と、グローブ押え板97とから構成されている。
【0003】
このときに、前記光源ソケット94と前記着色グローブ96とを反射鏡92に設けると、双方の構成が位置的に重なり合い構成が煩雑化するものとなるので、この例の補助前照灯90では、光源ソケット95はハウジング94側に取付けられ、着色グローブ96は反射鏡92側に取付けられるものとされている。
【0004】
前記着色グローブ96の取付けに当っては、着色グローブ96の基部に径が暫増するテーパー部96aを設けると共に、反射鏡92には前記テーパー部96aの外径と同じテーパーとしたグローブ受部92aを設けておき、両者を嵌合した状態で図5に示す略リング状としたグローブ押え板97で係止するものであり、このグローブ押え板97の外径側には反射鏡92に掛着する外爪97aの適宜数が設けられ、同じグローブ押え板97の内径側には前記テーパー部96aの内径に密接する形状とした内爪97bの適宜数が設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記した従来の構成においては、着色グローブ96がガラスの型押し製品であることで、素材の金型への供給量の誤差などにより寸法精度にバラツキを生じやすく、テーパー部96aに肉厚の差などを生じやすい。このときに、肉厚が厚い場合には内爪97bにより過剰な応力がテーパー部96aにかかり破損を生じやすく、また、肉厚が薄い場合には内爪97bによる保持が不充分となりガタなどによる異音を生じやすく、生産性の低下と歩留りの低下を生じ、この種の補助前照灯がコストアップする問題点を生じている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記した従来の課題を解決するための具体的手段として、灯光に着色を行うための着色グローブが設けられる補助前照灯であり、前記着色グローブが光源ソケットに関与することなく反射鏡に直付けされて成る補助前照灯において、前記着色グローブは、前記反射鏡に設けられ照射方向側を小径とする略円筒状とし前記着色グローブの基部に設けられるテーパー部と内径側で嵌合するグローブ受部と、前記反射鏡の前記グローブ受部にこの反射鏡の背面側から取付けられ略リング状としたグローブ押え板とから成り、前記グローブ押え板には、グローブ押え板からテーパー部との接触面に向かってテーパー部の端部に沿うように正面から見て円周方向に延伸された形状をなすスプリング部が設けられ、該スプリング部で前記着色グローブの端面を押して取付けが行われる構成としたことを特徴とする補助前照灯を提供することで課題を解決するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
つぎに、本発明を図に示す実施形態に基づいて詳細に説明する。図1に符号1で示すものは本発明に係る補助前照灯であり、この補助前照灯1も、白熱電球などによる光源2と、反射鏡3と、アウターレンズ4と、ハウジング5と、光源ソケット6と、着色グローブ7とから構成されているものである点は従来例のものと同様である。
【0008】
また、前記ハウジング5の側には光源ソケット6が取付けられ、反射鏡3の側には着色グローブ7が取付けられるようにして、両者の取付け機構が位置的に重なり合い煩雑化するのを避ける構成とされ、更に、前記着色グローブ7の基部にはテーパー部7aが設けられ、反射鏡3の側に設けられたグローブ受部3aにグローブ押え板8で係着させるものである点も従来例と同様である。
【0009】
このときに、前記グローブ受部3aは従来例で説明したものと同様に、前記着色グローブ7のテーパー部7aと嵌合するように同じテーパーをもって先細りの略円筒状に形成されるものであり、このグローブ受部3aの内径とテーパー部7aの外径とが適宜手段で圧接されて着色グローブ7の保持が行われるものである。
【0010】
ここで、本発明では前記着色グローブ7に生じる寸法誤差に着目するものであり、この発明を成すための発明者による検討結果では、上記説明のようにテーパー部7aを設けた着色グローブ7においては、前記テーパー部7aの肉厚及び長さの部位に主として生じるものであることが判明した。
【0011】
上記の実状に鑑みて、本発明では、前記グローブ押え板8を図2に示すように形成するものであり、前記テーパー部7aの肉厚及び長さに変化を生じたときにも、双方共に吸収可能とする目的で、図2及び図3に示す形状としたグローブ押え板8を開発した。
【0012】
このグローブ押え板8は全体形状は従来例と同様に全体形状が略リング状とされるものであり、外径側には前記反射鏡3のボス3bなどに掛着する外爪8aの適宜数(図示は2個所の例で示してある)が設けられている点も同様であるが、内径側には複数(図示は4個所の例で示してある)のスプリング部8bが設けられている。
【0013】
前記スプリング部8bは、前記テーパー部7aの端部を前記着色グローブ7を軸方向に押す圧力を生じるように形成されているものであり、よって、前記テーパー部7aの端部に沿う形状、即ち、正面形状を円弧状として形成されている。
そして、スプリング部8bを設ける数を調整するなどして必要充分なストロークも得られるものとしている。
【0014】
同時に、前記スプリング部8bは図3に示すように側面から見るときのテーパー部7aの端部との接触面8cを円弧状など曲面とし、着色グローブ7のテーパー部7aの端部とは、できるだけ広い面積で接するものとして、この端部に加わる応力の集中を避けられる形状としている。
【0015】
このようにテーパー部7aの端部を押すものとしたことで、本発明のグローブ押え板8においては、テーパー部7aの肉厚、及び、長さのバラツキには影響を受けることなく、テーパー部7aの外径をグローブ受部3aの内径に確実に圧接することができるものとなる。
【0016】
尚、車両用灯具の分野においては、例えば、プロジェクタ型ヘッドランプの投影レンズなどのようにガラス部材で形成され、それにより厚み方向にバラツキを生じている部品が採用されている例がある。この場合、前記グローブ押え板8と同様な構成として、部品の厚み方向からスプリング部8bで圧接し取付けを行うのも自在である。
【0017】
【発明の効果】
以上に説明したように本発明により、灯光に着色を行うための着色グローブが設けられる補助前照灯であり、前記着色グローブが光源ソケットに関与することなく反射鏡に直付けされて成る補助前照灯において、前記着色グローブは、前記反射鏡に設けられ照射方向側を小径とする略円筒状とし前記着色グローブの基部に設けられるテーパー部と内径側で嵌合するグローブ受部と、前記反射鏡の前記グローブ受部にこの反射鏡の背面側から取付けられ略リング状としたグローブ押え板とから成り、前記グローブ押え板にはテーパー部の端部に沿う円周方向となるスプリング部が設けられ、該スプリング部で前記着色グローブの端面を押して取付けが行われる構成とした補助前照灯としたことで、ガラス製品であり寸法精度が比較的に低い着色グローブを使用するこの種の補助前照灯において、着色グローブを端部から軸方向に押すスプリング部を設けるグローブ押え板とすることで寸法精度に左右されることなく着色グローブの取付けを可能として、生産性と歩留りとを向上させ、コストダウンに極めて優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る補助前照灯の実施形態を示す断面図である。
【図2】 同じ実施形態の要部を示す斜視図である。
【図3】 図2のA−A線に沿う断面図である。
【図4】 従来例を示す断面図である。
【図5】 従来例の要部を示す斜視図である。
【符号の説明】
1……補助前照灯
2……光源
3……反射鏡
3a……グローブ受部
3b……ボス
4……アウターレンズ
5……ハウジング
6……光源ソケット
7……着色グローブ
7a……テーパー部
8……グローブ押え板
8a……外爪
8b……スプリング部
Claims (1)
- 灯光に着色を行うための着色グローブが設けられる補助前照灯であり、前記着色グローブが光源ソケットに関与することなく反射鏡に直付けされて成る補助前照灯において、
前記着色グローブは、前記反射鏡に設けられ照射方向側を小径とする略円筒状とし前記着色グローブの基部に設けられるテーパー部と内径側で嵌合するグローブ受部と、前記反射鏡の前記グローブ受部にこの反射鏡の背面側から取付けられ略リング状としたグローブ押え板とから成り、
前記グローブ押え板には、グローブ押え板からテーパー部との接触面に向かってテーパー部の端部に沿うように正面から見て円周方向に延伸された形状をなすスプリング部が設けられ、該スプリング部で前記着色グローブの端面を押して取付けが行われる構成としたことを特徴とする補助前照灯。
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