JP4562832B2 - 搬入物の検出装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ワークピースや金型などの搬入物を検出する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の検出装置には、従来では、搬入物を押圧するクランプ具がクランピング移動したことを伝動ロッドを介してリミットスイッチ等のセンサで検出するように構成したものがある(例えば、実公平2−26584号公報を参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記の従来技術は、次の点で改善の余地が残されていた。上記の搬入物が誤って所定の位置へ搬入されなかった場合には、クランプ具が空クランプする場合があり、その場合でも上記の伝動ロッドがセンサを作動させてクランピング完了信号を出してしまう。この問題を改善するには、上記の搬入物が所定の位置へ搬入されたことを別のセンサによって検出することが考えられる。しかし、上記の先提案例では、センサの設置数量が増えるので検出装置の構成が複雑となる。このため、その検出装置は、製作費用が高くなるうえ故障の確率も高くなる。本発明の目的は、搬入物が所定の位置へ搬入されたことを簡素な構成で確実に検出できるようにすることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、請求項1の発明は、例えば、図6又は図8に示すように、搬入物の検出装置を次のように構成した。即ち、保持部材4(74,84)の先端部に、接当具37を進出位置Xと後退位置Yとに切換え可能に支持し、上記の接当具37に、搬入物Wに接当する第1面Fと、上記の保持部材4(74,84)の受け面Rに接当する第2面Sとを設け、上記の接当具37を上記の後退位置Yから上記の進出位置Xへ切換える進出手段51を設け、上記の進出位置Xに切換えられた上記の接当具37の第2面Sと上記の受け面Rとの間に隙間Gを形成し、その隙間Gに圧力流体の流路41を連通させて、その流路41の一端を圧力流体供給手段42へ連通させると共に、同上の流路41の他端を大気側へ連通させ、上記の保持部材4(74,84)と上記の搬入物Wとの両者を相対的に接近させることにより、上記の接当具37が前記の進出手段51に抗して前記の進出位置Xから前記の後退位置Yへ切換えられて、上記の接当具37の前記の第2面Sが前記の受け面Rに接当し、そのときの前記の流路41の圧力上昇を圧力検出手段48によって検出可能に構成した搬入物の検出装置であって、
上記の保持部材4(74,84)の先端面に上記の受け面Rを形成し、上記の受け面Rから突出される上記の接当具37の先端部分を、径方向大径に拡大した拡径部37bに形成し、上記の拡径部37bの先端面に上記の第1面Fを設けるとともに、上記の拡径部37bの基端面の外周部に前記受け面Rに接当する上記の第2面Sを設け、上記の保持部材4(74,84)の先端面に設けた上記の受け面Rと上記の拡径部37bの基端面の外周部に設けた上記の第2面Sとの間に上記の隙間Gを環状に形成し、その隙間Gによって、上記の圧力流体を大気側へ放出する出口路36を構成し、上記の出口路36の内周側に上記の圧力流体の圧力室50を環状に形成し、その圧力室50によって上記の進出手段51の少なくとも一部を構成した、ことを特徴とする搬入物の検出装置である。
【0005】
上記の請求項1の構成において、保持部材4(74,84)の進出手段51としては、バネやゴム等の弾性体の付勢力を利用する場合や前記の接当具37の重力を利用する場合、圧縮空気等の圧力流体から上記の接当具37に作用する流体圧力を利用する場合に加えてもよい。即ち、上記の進出手段51は、上述した流体圧力に、付勢力と重力とのいずれか一つ又は二つを組み合わせたものであってもよい。また、前記の搬入物Wとしては、ワークピースや金型やワークパレットなどが考えられる。さらには、上記の保持部材と上記の搬入物とは相対的に接近されるものであればよく、その保持部材に対して搬入物を移動させる場合と、その搬入物に対して上記の保持部材を移動させる場合と、これら両者を共に移動させる場合とが考えられる。
【0006】
上記の請求項1の発明は、例えば、図6又は図8に示すように、次のように作用する(図1(A)及び図1(B)を参照)
図6(又は図8)の状態では、少なくとも前記の圧力室50を含む進出手段51によって前記の接当具37が進出位置Xへ切換えられており、圧縮空気等の圧力流体が前記の隙間Gを通って大気側へ放出されている。前記の保持部材4と前記の搬入物Wとの両者を相対的に接近させることにより、上記の接当具37が進出手段51に抗して後退位置Yへ切り換えられて、上記の接当具37の第2面Sが前記の受け面Rに接当する。すると、前記の流路41が閉じられて、その流路41内の圧力流体の圧力が上昇する。その圧力上昇を圧力検出手段48によって検出することにより、その検出信号に基づいて上記の搬入物Wが所定の位置に搬入されていると判断するのである。
【0007】
従って、上記の請求項1の発明は次の効果を奏する。搬入物が所定の位置へ搬入されたことを接当具を利用して直接に検出できるので、その検出を確実に行える。しかも、前述した先提案例とは異なり、上記の搬入物を検出するための別のセンサを設ける必要がないので、検出装置の構成が簡素になる。このため、検出装置は、製作費用を低減できるうえ故障が少ない。ところで、前記の保持部材に設けた受け面と搬入物とを直接に接当させる場合には、その接当時に圧力流体が過剰に漏れて検出ミスが発生するのを防止するため、上記の受け面だけでなく搬入物の接当面をも精密に加工する必要がある。しかしながら、本発明の受け面は、接当具の第2面に接当するので、その第2面を精密に加工すればよく、従って、搬入物の接当面を精密加工する手間を省略できる。
なお、上記の接当具に重力が基端方向に作用するように検出装置を配置した場合には(例えば図6又は図8における接当具の姿勢を参照)、ワークサポートの休止中に圧力流体の供給を停止すると、上記の接当具は、その自重等によって円滑かつ確実に下降される。このため、上記の隙間に異物が侵入するのを防止できる。
【0008】
請求項2の発明に示すように、前記の保持部材4(74,84)の本体部分4aの先端部にアダプターブロック35を着脱可能に固定して、そのアダプターブロック35の先端面に前記の受け面Rを設けた場合には、次の作用効果を奏する。即ち、上記の保持部材と比べて小形の部品であるアダプターブロックに上記の受け面を加工することにより、の受け面を精密に加工することが容易となるので、検出装置の検出精度が向上する。しかも、上記の保持部材の本体部分は、上記の受け面を加工する必要がないので、その加工も容易になり、検出装置の製作コストを大幅に低減できる。
【0009】
さらに、請求項3の発明(図2を参照)に示すように、前記の搬入物であるワークピースWを支持するサポートロッド4によって前記の保持部材を構成した場合には、そのワークピースに上記サポートロッドが接当したことを検出することによって、サポート状態の検出を正確かつ確実に行える。
【0010】
また、請求項4の発明(図9又は図10を参照)に示すように、前記の搬入物Wをクランピングするクランプ具74(84)によって前記の保持部材を構成した場合には、ワークピースや金型等の搬入物に上記クランプ具が接当したことを検出することによって、クランプ状態の検出を正確かつ確実に行える。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面によって説明する。図1(A)および図1(B)は、本発明の第1参考例を示し、図2は、前記の第1参考例をワークサポート1に適用した第1適用例を例示してある。まず、図2の縦断面図によって上記ワークサポート1の構造を説明する。
【0012】
この第1適用例では、上記ワークサポート1は、油圧力によってクランプされると共にバネ力よってクランプ解除される。即ち、上記ワークサポート1のハウジング2は、上端壁2aと下端壁2bと胴部2cとからなり、複数の締結ボルト(図示せず)によってテーブルTの上面に固定される。上記の下端壁2bに気密固設したパイプ部材3に、保持部材であるサポートロッド4が上下方向へ移動自在に外嵌される。
【0013】
上記パイプ部材3内にピストン部材5が気密状に挿入され、そのピストン部材5からピストンロッド6が上向きに突設される。そのピストンロッド6の上端に設けた係止具7が、上記サポートロッド4の途中高さ部の段付き部8に上側から接当している。上記ピストン部材5と上記の段付き部8との間に、上記サポートロッド4を上向きに付勢する上昇バネ10が設けられる。また、上記パイプ部材3の上部と上記ピストン部材5との間に、そのピストン部材5を下向きに付勢する下降バネ11が設けられる。その下降バネ11の付勢力は、上記の上昇バネ10の付勢力よりも大きい値に設定してある。
【0014】
上記サポートロッド4の外周面に狭持固定領域Aが設けられ、その狭持固定領域Aに筒状のコレット13が外嵌される。そのコレット13は、上すぼまりのテーパ外周面14が形成されており、上下方向へ延びる1つのスリット15によって弾性的に縮径されるようになっている。上記コレット13の外周側に環状の伝動具17が配置され、その伝動具17のテーパ内周面18が上記のコレット13の上記テーパ外周面14に上側から対面される。そのテーパ外周面14と上記テーパ内周面18との間に形成した環状テーパ隙間には多数のボールBが挿入される。
【0015】
上記の伝動具17から径方向の外側へクランプ用ピストン20が突出され、そのクランプ用ピストン20の上側にクランプ作動室21が形成されると共に下側にバネ室22が形成される。上記の作動室21に圧油給排口23が連通され、上記バネ室22に復帰バネ24が装着される。さらに、前記ピストン部材5の下側の上昇作動室26が、前記ハウジング胴部2c内の接続路27を介して上記の圧油給排口23へ連通される。
【0016】
また、上記ハウジング胴部2cの下部に圧縮空気の供給口29が設けられる。その供給口29へ供給された圧縮空気は、前記バネ室22と、前記コレット13の周壁下部に形成した横孔30と、前記サポートロッド4の内周面に設けた縦溝31と、前記の段付き部8の上面溝32と、上記のサポートロッド4の筒孔上部33とを順に経て、出口孔36から大気側へ放出される。上記の出口孔36は、後述の図1(A)に示すように、上記サポートロッド4の本体部分4aの上端に固定したアダプターブロック35に設けてある。上記アダプターブロック35には、後述の接当具37を上下移動自在に支持してある。
【0017】
ワークピースWは、例えば次の手順で上記ワークサポート1によって支持される。図2に示すクランプ解除状態では、前記クランプ作動室21から圧油が排出され、前記クランプ用ピストン20及び伝動具17が復帰バネ24によって上向き移動してコレット13の縮径を解除している。また、前記ピストン部材5およびピストンロッド6が下降バネ11によって下降され、そのピストンロッド6の係止具7が前記サポートロッド4を下降させている。上記のクランプ解除状態で、ワークピースWを上側から搬入して、そのワークピースWの本体部分を支持台(図示せず)に受け止める。
【0018】
次いで、前記の圧油給排口23へ圧油を供給する。すると、その供給された圧油により、まず、前記の上昇作動室26が設定上昇圧力へ到達するので、前記の下降バネ11に抗して前記ピストン部材5およびピストンロッド6が上昇し、これと同時に、前記の上昇バネ10によって前記のサポートロッド4が上昇する。これにより、前記の接当具37が前記ワークピースWに下側から接当する(図1(B)参照)。引き続いて、前記クランプ作動室21の圧力が設定クランプ圧力へ高まり、その作動室21からクランプ用ピストン20へ作用する油圧力によって前記の伝動具17が下向きに移動し、その伝動具17のテーパ内周面18が前記ボールBを転動させながらコレット13のテーパ外周面14にスムーズに係合していき、前記の下端壁2bによって受け止められた上記コレット13を縮径させる。これにより、その縮径されたコレット13がサポートロッド4の狭持固定領域Aを求心方向へ押圧し、そのサポートロッド4を狭持固定する。上記クランプ状態でワークピースWの上面を機械加工し、その加工時の押し下げ力を上記サポートロッド4のサポート力によって軸心方向に強力に受け止めるのである。
【0019】
上記の機械加工が終了した後、前記クランプ作動室21から圧油を排出する。すると、まず、上記クランプ用ピストン20及び伝動具17が復帰バネ24によって上側へ押圧され、その伝動具17のテーパ内周面18が前記ボールBを転動させながらスムーズに上向き移動し、コレット13のテーパ外周面14の前記の押圧状態が解除される。これにより、上記コレット13が自己の弾性復元力によって拡径されて、上記サポートロッド4のクランプ状態が解除される。その後、前記の下降バネ11の付勢力によって前記ピストンロッド6の係止具7を介して上記サポートロッド4が図2の下降位置へ移動される。
【0020】
次に、図1(A)と図1(B)とによって、前記のアダプターブロック35と前記の接当具37の具体的な構造を説明する。その図1(A)は、上記の接当具37を進出位置Xへ切換えた状態の縦断面図である。また、図1(B)は、上記の接当具37を後退位置Yへ切換えた状態の縦断面図である。前記サポートロッド4の本体部分4aの上端部に前記アダプターブロック35が着脱可能にネジ止めされ、そのアダプターブロック35の上部に前記の接当具37が上下方向へ移動自在に支持される。上記の接当具37の上端面である第1面Fが前記ワークピースWに接当可能とされ、下端面である第2面Sが上記アダプターブロック35の受け面Rに接当可能になっている。
【0021】
上記の受け面Rには、周方向へ所定の間隔をあけて複数のバネ収容穴39が設けられ、各バネ収容穴39と上記の接当具37との間に、その接当具37を上側の進出位置Xへ付勢する進出バネ40が装着される。上記の進出位置Xに切換えられた上記の接当具37の第2面Sと上記の受け面Rとの間に隙間Gが形成され、その隙間Gに圧縮空気の流路41が連通される。その流路41の一端が圧力流体供給手段42へ連通されると共に、同上の流路41の他端が前記の出口穴36を介して大気側へ連通される。上記の流路41は検出孔43を経て前記の受け面Rに開口されている。上記の供給手段42は、空圧源44と減圧弁45と開閉弁46と可変絞り弁47とを順に配置してなり、その可変絞り弁47の出口が前記の供給口29へ接続されている。さらに、上記の供給口29には、前記の流路41内の圧縮空気の圧力上昇を検出する圧力スイッチまたは圧力センサ(圧力検出手段)48が接続される。
【0022】
上記構成の検出装置は次のように作動する。図1(A)の状態では、上記の供給口29へ供給された圧縮空気が、サポートロッド4の筒孔上部33と前記の検出孔43と前記の隙間Gと前記の出口孔36を順に経て大気側へ放出されている。この場合、前記の出口孔36の絞り作用により、前記の接当具37のフランジ部分37aの下側の圧力室50の圧力が高まるので、上記の接当具37は、上記の圧力室50の空気圧力によって上向きに押圧されると共に前記の進出バネ40によって上向きに付勢されて、前記の進出位置Xに保持されている。即ち、上記の圧力室50の空圧力と上記の進出バネ40の付勢力とによって進出手段51を構成してある。
【0023】
前述したように上記サポートロッド4が押し上げられると、その押し上げ力によって、図1(B)に示すように、上記の接当具37が上記の進出手段51の進出力に抗して後退位置Yへ切換えられて、上記の接当具37の前記の第2面Sが前記の受け面Rに接当する。これにより、前記の検出孔43の上端開口が閉じられるので前記の供給口29の圧縮空気の圧力が上昇する。その圧力上昇を前記の圧力スイッチ(または圧力センサ)48によって検出する。そして、その検出信号に基づいて、ワークピースWにサポートロッド4が接当していると判断するのである。
【0024】
上記の第1適用例のワークサポート1は次のように変更可能である。前記サポートロッド4は、油圧力によってクランプすると共にバネ力よってクランプ解除することに代えて、バネ力によってクランプすると共に油圧力よってクランプ解除することも可能である。また、上記サポートロッド4は、例示したピストン部材5と二つのバネ10・11を利用したものに代えて、図外の押上げバネによって常時上方へ付勢したものであってもよい。さらには、前記の複数のボールBは省略可能である。
【0025】
図3から図5は、それぞれ、第2参考例から第4参考例を示し、図6は、第1実施形態を示し、図7は、第5参考例を示し、図8は、第2実施形態を示し、それぞれ、前記の図1(A)に相当する図である。これら実施形態及び参考例においては、上記の第1参考例と同じ構成の部材には原則として同一の符号を付けてあり、その第1参考例とは異なる構成について説明する。
【0026】
図3の第2参考例では、前記アダプターブロック35にダストシール53を介して前記の接当具37を支持してある。また、その接当具37が所定量以上に進出するのを止め輪54によって阻止してある。前記の進出バネ40は一つのバネによって構成してある。さらには、前記の流路41の検出孔43は環状に形成され、その流路41の出口孔36にはフィルタ55が装着されている。
【0027】
図4の第3参考例では、前記サポートロッド4の本体部分4aに設けた受け面Rに前記の検出孔43を開口させてある。また、前記アダプターブロック35のネジ部に設けた溝によって前記の出口孔36を構成してある。
【0028】
図5の第4参考例では、前記の接当具37内に前記の流路41の終端部分を設け、その接当具37の下面に前記の検出孔43を開口させると共に、上部外周面に前記の出口孔36を開口させてある。
【0029】
図6の第1実施形態では、前記アダプターブロック35の上端面に受け面Rを形成すると共に、前記の接当具37の拡径部37bの下面に前記の第2面Sを形成して、これらの両面R・S間に、出口36を兼用する隙間Gを設けてある。上記の接当具37は、その自重と押下げバネ57の付勢力とによって下向きに押圧され、上記の拡径部37bの下側の圧力室50の空圧力によって上記の押圧力に抗して進出位置Xへ切換えられる。即ち、その圧力室50の空圧力によって前記の進出手段51を構成してある。なお、上記の接当具37が所定量以上に上昇することは止め輪58によって阻止してある。
【0030】
この図6の第1実施形態では、ワークサポートの休止中に圧縮空気の供給を停止すると、上記の接当具37は、その自重と上記の押下げバネ57の付勢力との合力によって円滑かつ確実に下降される。このため、上記の隙間Gに異物が侵入するのを防止できる。
【0031】
図7の第5参考例は、前記の図1(A)中の進出バネ40を省略して、前記の圧力室50の空圧力だけによって前記の進出手段51を構成したものである。なお、図3から図5の各参考例においても上記の進出バネ40を省略可能である。
【0032】
図8の第2実施形態は、前記の図6中の押下げバネ57を省略して、前記の接当具37を自重だけによって下降可能に構成したものである。
【0033】
上述した各実施形態や参考例においては、サポートロッド等の保持部材4と接当具37とは、図示した姿勢とは上下逆の姿勢または斜め上向き姿勢もしくは斜め下向き姿勢に配置してもよい。上下逆の姿勢または斜め下向きの姿勢に配置した場合には、上記の接当具37の自重を進出手段として利用可能である。
【0034】
図9と図10とは、本発明の第2適用例第3適用例とを示し、それぞれ、前記の図2に相当する図である。これらの適用例では、搬入物であるワークピースWをクランピングするためのクランプ具に前記の検出装置を設けたものを例示してある。
【0035】
図9の第2適用例は、本発明を旋回式のクランプ装置71に適用したものである。即ち、テーブルTに固定したハウジング72にクランプロッド73を支持し、図示のように上記クランプロッド73を旋回させた後に下降させて、上記クランプロッド73に固定したクランプ具74によってワークピースWを押圧固定するようにしたものである。即ち、上記クランプ具74によって保持部材を構成してある。
【0036】
上記クランプ具74の先端部の下面に前記アダプターブロック35を固定し、そのアダプターブロック35に前記の接当具37を下向きの進出位置と図示の上向き後退位置Yとに切換え可能に支持してある。前記の空圧源44へ接続される流路41は、上記ハウジング72内と上記クランプロッド73と上記クランプ具74を順に通って上記アダプターブロック35へ接続されている。
【0037】
図10の第3適用例は、本発明をリンク式のクランプ装置81に適用したものである。即ち、テーブルTに固定したハウジング82にクランプロッド83を支持し、図示のように上記クランプロッド83を上昇させることにより、クランプ具84を下向きに揺動させてワークピースWを押圧固定するようにしたものである。即ち、上記クランプ具84によって保持部材を構成してある。なお、上記クランプ具84の途中長さ部と上記ハウジング82の上部とをリンク85によって連結してある。
【0038】
上記クランプ具84の先端部の下面に前記アダプターブロック35を固定し、そのアダプターブロック35に前記の接当具37を下向きの進出位置と図示の上向き後退位置Yとに切換え可能に支持してある。前記の空圧源44へ接続される流路41は、上記クランプ具84の先端部の上面に接続される外部配管86を備えている。
【0039】
上記の各実施形態や適用例は、さらに次のように変更可能である。前記の搬入物は、例示したワークピースWに代えて金型やワークパレットなどであってもよい。前記アダプターブロック35を省略して、前記サポートロッド4又は前記クランプ具74・84に前記の接当具37を直接に支持することも可能である。上記の搬入物を検出する圧力流体は、例示した圧縮空気に代えて、窒素等の他の気体であってもよく、さらには液体を利用することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1(A)と図1(B)とは本発明の第1参考例を示している。図1(A)は、進出位置へ切換えられた接当具の縦断面図である。図1(B)は、後退位置へ切換えられた接当具の縦断面図である。
【図2】 前記の第1参考例をワークサポートへ適用した場合の第1適用例を示す縦断面図である。
【図3】 本発明の第2参考例を示し、前記の図1(A)に相当する図である。
【図4】 本発明の第3参考例を示し、同上の図1(A)に相当する図である。
【図5】 本発明の第4参考例を示し、同上の図1(A)に相当する図である。
【図6】 本発明の第1実施形態を示し、同上の図1(A)に相当する図である。
【図7】 本発明の第5参考例を示し、同上の図1(A)に相当する図である。
【図8】 本発明の第2実施形態を示し、前記の図6に相当する図である。
【図9】 本発明の第2適用例を示し、前記の図2に相当する図である。
【図10】 本発明の第3適用例を示し、同上の図2に相当する図である。
【符号の説明】
4…保持部材(サポートロッド)、4a…保持部材4の本体部分、35…アダプターブロック、37…接当具、41…流路、42…圧力流体供給手段、48…圧力検出手段(圧力スイッチ)、51…進出手段、74・84…保持部材(クランプ具)、F…第1面、G…隙間、R…受け面、S…第2面、W…搬入物(ワークピース)、X…進出位置、Y…後退位置。

Claims (4)

  1. 保持部材(4,74,84)の先端部に、接当具(37)を進出位置(X)と後退位置(Y)とに切換え可能に支持し、
    上記の接当具(37)に、搬入物(W)に接当する第1面(F)と、上記の保持部材(4,74,84)の受け面(R)に接当する第2面(S)とを設け、
    上記の接当具(37)を上記の後退位置(Y)から上記の進出位置(X)へ切換える進出手段(51)を設け、
    上記の進出位置(X)に切換えられた上記の接当具(37)の第2面(S)と上記の受け面(R)との間に隙間(G)を形成し、その隙間(G)に圧力流体の流路(41)を連通させて、その流路(41)の一端を圧力流体供給手段(42)へ連通させると共に、同上の流路(41)の他端を大気側へ連通させ、
    上記の保持部材(4,74,84)と上記の搬入物(W)との両者を相対的に接近させることにより、上記の接当具(37)が前記の進出手段(51)に抗して前記の進出位置(X)から前記の後退位置(Y)へ切換えられて、上記の接当具(37)の前記の第2面(S)が前記の受け面(R)に接当し、そのときの前記の流路(41)の圧力上昇を圧力検出手段(48)によって検出可能に構成した搬入物の検出装置であって、
    上記の保持部材(4,74,84)の先端面に上記の受け面(R)を形成し、
    上記の受け面(R)から突出される上記の接当具(37)の先端部分を、径方向大径に拡大した拡径部(37b)に形成し、
    上記の拡径部(37b)の先端面に上記の第1面(F)を設けるとともに、上記の拡径部(37b)の基端面の外周部に前記受け面(R)に接当する上記の第2面(S)を設け、
    上記の保持部材(4,74,84)の先端面に設けた上記の受け面(R)と上記の拡径部(37b)の基端面の外周部に設けた上記の第2面(S)との間に上記の隙間(G)を環状に形成し、その隙間(G)によって、上記の圧力流体を大気側へ放出する出口路(36)を構成し、
    上記の出口路(36)の内周側に上記の圧力流体の圧力室(50)を環状に形成し、その圧力室(50)によって上記の進出手段(51)の少なくとも一部を構成した、ことを特徴とする搬入物の検出装置。
  2. 請求項1に記載した搬入物の検出装置において、
    前記の保持部材(4,74,84)の本体部分(4a)の先端部にアダプターブロック(35)を着脱可能に固定して、そのアダプターブロック(35)の先端面に前記の受け面(R)を設けた、ことを特徴とする搬入物の検出装置。
  3. 請求項1又は2に記載した搬入物の検出装置において、
    前記の搬入物(W)であるワークピースを支持するサポートロッド(4)によって前記の保持部材を構成した、ことを特徴とする搬入物の検出装置。
  4. 請求項1又は2に記載した搬入物の検出装置において、
    前記の搬入物(W)をクランピングするクランプ具(74,84)によって前記の保持部材を構成した、ことを特徴とする搬入物の検出装置。
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