JPH0740199A - ワーク取付確認装置 - Google Patents
ワーク取付確認装置Info
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- JPH0740199A JPH0740199A JP1766493A JP1766493A JPH0740199A JP H0740199 A JPH0740199 A JP H0740199A JP 1766493 A JP1766493 A JP 1766493A JP 1766493 A JP1766493 A JP 1766493A JP H0740199 A JPH0740199 A JP H0740199A
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- work
- fluid
- passage
- cylinder
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ワークが正確な位置に確実に着座したことを
確認するものである。 【構成】 ワーク取付基台3に配設されるシリンダ32
に上下動可能に嵌挿される位置検出部材34と、取付基
台3とシリンダ32と位置検出部材34によってできる
空間44aと、流体供給手段48と空間44aを結ぶ流
体供給通路14と、シリンダ32に形成される流体排出
通路45より成り、位置検出部材にはワーク取付状態で
流体供給通路14と流体排出通路45を連通する流体連
通通路46を形成、流体通路中に流体圧検出手段50を
設けた装置であり、上記構成のワーク取付確認装置をワ
ーク取付基台3に複数個配設し、流体圧検出手段50を
個々に設けた機械である。 【効果】 構造の簡素化、製造コストの低減と、位置検
出部材の押上力の低減で、ワークWに無理な力が加わら
ず、更にクランプ力を安定化できる。また、ワークの傾
きなどの検出にも大変有効である。
確認するものである。 【構成】 ワーク取付基台3に配設されるシリンダ32
に上下動可能に嵌挿される位置検出部材34と、取付基
台3とシリンダ32と位置検出部材34によってできる
空間44aと、流体供給手段48と空間44aを結ぶ流
体供給通路14と、シリンダ32に形成される流体排出
通路45より成り、位置検出部材にはワーク取付状態で
流体供給通路14と流体排出通路45を連通する流体連
通通路46を形成、流体通路中に流体圧検出手段50を
設けた装置であり、上記構成のワーク取付確認装置をワ
ーク取付基台3に複数個配設し、流体圧検出手段50を
個々に設けた機械である。 【効果】 構造の簡素化、製造コストの低減と、位置検
出部材の押上力の低減で、ワークWに無理な力が加わら
ず、更にクランプ力を安定化できる。また、ワークの傾
きなどの検出にも大変有効である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、加工すべきワークが
取付台の所定位置に確実に着座したことを確認するワー
ク着座の確認装置に関するものである。
取付台の所定位置に確実に着座したことを確認するワー
ク着座の確認装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】加工において、加工の基準となるべき基
準面を正確に位置出しすることが非常に重要であること
は論を待たない。しかしながらこの基準面を正確に位置
出しすることが大変面倒であることもまた、一般に周知
のことである。特に旋削加工の場合、加工物であるワー
クに対してラジアル方向ばかりでなく、スラスト方向の
加工において基準面を正確に位置出しすることも非常に
重要である。このワークのスラスト方向の加工におい
て、ワークの基準面が機械の基準面に正確に着座をして
いないと、加工部分の寸法にバラツキが発生し、製品と
しての用を成さなくなってしまう恐れがある。特に、自
動化ラインで旋削加工などをする時は、機械の基準面に
一つ一つのワークの着座位置を正確に位置出ししない
と、加工の歩留りの低下をきたすなど、大きな問題を発
生させてしまう。そのため、ワークの着座位置が正確に
位置出しされているかどうかを確認することは大変に重
要なことである。
準面を正確に位置出しすることが非常に重要であること
は論を待たない。しかしながらこの基準面を正確に位置
出しすることが大変面倒であることもまた、一般に周知
のことである。特に旋削加工の場合、加工物であるワー
クに対してラジアル方向ばかりでなく、スラスト方向の
加工において基準面を正確に位置出しすることも非常に
重要である。このワークのスラスト方向の加工におい
て、ワークの基準面が機械の基準面に正確に着座をして
いないと、加工部分の寸法にバラツキが発生し、製品と
しての用を成さなくなってしまう恐れがある。特に、自
動化ラインで旋削加工などをする時は、機械の基準面に
一つ一つのワークの着座位置を正確に位置出ししない
と、加工の歩留りの低下をきたすなど、大きな問題を発
生させてしまう。そのため、ワークの着座位置が正確に
位置出しされているかどうかを確認することは大変に重
要なことである。
【0003】さて、このようなワークの着座確認装置に
関しては、従来より種々の出願が成されているところで
あり、例えば実公平4−7879号公報などが挙げられ
る。この実公平4−7879号公報は、図面を参照して
説明すると次のような装置について記載されている。す
なわち、プレート1と弁室形成部材11とで弁室8、
9、10を形成し、この複数個の弁室を直列に連通する
エア通路4、5、6、7を設ける。そして、弁室内には
ばね17に付勢されたロッド12、13、14を配設し
て、各ロッド上面にキャップを介してワークW1、W
2、W3をセットする。ワークをセットすることによっ
て、ワークの重量により下降した各ロッドの下面(例え
ば14b)が弁室10内のノズル開口部を閉塞したこと
を検出することにより、ワークW3が取付台の所定位置
に確実に着座したかどうかを確認する装置である。
関しては、従来より種々の出願が成されているところで
あり、例えば実公平4−7879号公報などが挙げられ
る。この実公平4−7879号公報は、図面を参照して
説明すると次のような装置について記載されている。す
なわち、プレート1と弁室形成部材11とで弁室8、
9、10を形成し、この複数個の弁室を直列に連通する
エア通路4、5、6、7を設ける。そして、弁室内には
ばね17に付勢されたロッド12、13、14を配設し
て、各ロッド上面にキャップを介してワークW1、W
2、W3をセットする。ワークをセットすることによっ
て、ワークの重量により下降した各ロッドの下面(例え
ば14b)が弁室10内のノズル開口部を閉塞したこと
を検出することにより、ワークW3が取付台の所定位置
に確実に着座したかどうかを確認する装置である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、実公平4−7
879号公報に記載されているワークの着座確認装置で
は、エアはワークが着座していない時には連通するよう
構成されているため、ワークが着座していない状態で
は、エアノズルを直列に連通させるため弁室を解放する
べくロッド(例えば図の12)を上方に浮かして置く必
要がある。従って、ばね17でもってロッド12を常に
上方に付勢させておかなければならない。ここでワーク
が着座状態になるとばねは圧縮され、ワークがセットさ
れている状態では、ばねによる反力がワークに常に加わ
る方向に働く。この作用のために、ワークに無理な力が
働き、ワークが加工時に変形を起こすなどの可能性を十
分に有していた。更に実公平4−7879号公報によれ
ば、ワークをプレート1に取り付ける際、複数のワーク
を取り付ける場合でも、プレートの1カ所でエアが遮断
されれば、全部のワークが全て良好に取り付けられたも
のと検知してしまうと言う問題があるなど、大きな欠点
を有していた。
879号公報に記載されているワークの着座確認装置で
は、エアはワークが着座していない時には連通するよう
構成されているため、ワークが着座していない状態で
は、エアノズルを直列に連通させるため弁室を解放する
べくロッド(例えば図の12)を上方に浮かして置く必
要がある。従って、ばね17でもってロッド12を常に
上方に付勢させておかなければならない。ここでワーク
が着座状態になるとばねは圧縮され、ワークがセットさ
れている状態では、ばねによる反力がワークに常に加わ
る方向に働く。この作用のために、ワークに無理な力が
働き、ワークが加工時に変形を起こすなどの可能性を十
分に有していた。更に実公平4−7879号公報によれ
ば、ワークをプレート1に取り付ける際、複数のワーク
を取り付ける場合でも、プレートの1カ所でエアが遮断
されれば、全部のワークが全て良好に取り付けられたも
のと検知してしまうと言う問題があるなど、大きな欠点
を有していた。
【0005】本発明の目的は、ワークが正確な位置にし
かも確実に着座したことを確認することのできるワーク
の着座確認装置を提供するものである。
かも確実に着座したことを確認することのできるワーク
の着座確認装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明によるワーク取付確認装置は、ワーク取付基
台に配設されるシリンダに上下動可能に嵌挿される位置
検出部材と、取付基台とシリンダと位置検出部材によっ
て形成される空間に流体を供給する流体供給手段と、こ
の流体供給手段と空間を結ぶ流体供給通路とを備えてい
て、シリンダには流体排出通路を形成するとともに、位
置検出部材には、ワーク取付状態で流体供給通路と流体
排出通路とを連通可能とする、流体連通通路を形成し、
流体供給通路および流体排出通路を含んだ通路中に流体
圧検出手段を設けたことを特徴とするものである。
めの本発明によるワーク取付確認装置は、ワーク取付基
台に配設されるシリンダに上下動可能に嵌挿される位置
検出部材と、取付基台とシリンダと位置検出部材によっ
て形成される空間に流体を供給する流体供給手段と、こ
の流体供給手段と空間を結ぶ流体供給通路とを備えてい
て、シリンダには流体排出通路を形成するとともに、位
置検出部材には、ワーク取付状態で流体供給通路と流体
排出通路とを連通可能とする、流体連通通路を形成し、
流体供給通路および流体排出通路を含んだ通路中に流体
圧検出手段を設けたことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】上記の構成のワーク取付確認装置によれば、ワ
ークが着座すると位置検出部材が下降し、流体供給手段
とつながる空間部分と、流体排出通路とが、流体連通通
路によって連通し、流体圧検出手段によって流体圧の変
化を検知し、ワークが面板に確実に着座したことを確認
するもので、ワークが着座すると空間部分の流体圧が減
少するので、無理な力がワークに掛かることはない。
ークが着座すると位置検出部材が下降し、流体供給手段
とつながる空間部分と、流体排出通路とが、流体連通通
路によって連通し、流体圧検出手段によって流体圧の変
化を検知し、ワークが面板に確実に着座したことを確認
するもので、ワークが着座すると空間部分の流体圧が減
少するので、無理な力がワークに掛かることはない。
【0008】
【実施例】以下に、本発明の一実施例を、ホイールの加
工を例にとり、図面を用いて詳細に説明する。図2は本
発明を用いたホイールの旋削加工の機械の主要断面図を
示すものであり、図3は図2の機械を軸方向から見た正
面図である。
工を例にとり、図面を用いて詳細に説明する。図2は本
発明を用いたホイールの旋削加工の機械の主要断面図を
示すものであり、図3は図2の機械を軸方向から見た正
面図である。
【0009】主軸1はベアリング2などの機構により回
転可能に構成されている。主軸1には面板3と、面板3
が固定される背板4とが、ボルト5によりネジ止め固定
されている。面板3には、図3に見るように、120度
間隔に3個の着脱機構6が形成されている。着脱機構6
を有する部分の面板3には、ホイールであるワークWの
スラスト方向の加工の基準となる基準面7が形成されて
いる。着脱機構6の構成は、ワークWの保持部W1を基
準面7に押圧する押え金8を有し、この押え金8は止め
ネジ10により軸9に固定されている。軸9は回転ネジ
11に螺合しており、ハンドル12の操作により上下動
し、ワークWの基準面W2を面板3の基準面7に面当て
保持するようになっている。
転可能に構成されている。主軸1には面板3と、面板3
が固定される背板4とが、ボルト5によりネジ止め固定
されている。面板3には、図3に見るように、120度
間隔に3個の着脱機構6が形成されている。着脱機構6
を有する部分の面板3には、ホイールであるワークWの
スラスト方向の加工の基準となる基準面7が形成されて
いる。着脱機構6の構成は、ワークWの保持部W1を基
準面7に押圧する押え金8を有し、この押え金8は止め
ネジ10により軸9に固定されている。軸9は回転ネジ
11に螺合しており、ハンドル12の操作により上下動
し、ワークWの基準面W2を面板3の基準面7に面当て
保持するようになっている。
【0010】取付確認装置31は、ワークWが正確に着
座位置に取り付けられたかどうかを確認する装置であっ
て、詳細構造は後述するが、図3に図示するように、着
脱機構6の近傍位置にやはり120度間隔で3セットが
配置されている。この配置個数は3セットに限定するも
のではなく複数個あれば良い。しかし、作業性などから
は3カ所であることが最も良く、確認も十分確実にでき
る。取付確認装置31の下部の面板3に形成されている
給気通路14は、背板4の半径方向に通じる給気通路1
5、背板4に嵌入するスリーブ16の給気通路17、お
よび主軸1の図示しない中心穴を挿通する給気管に連結
している管接手18、19の給気通路20、21に連通
している(図2図示)。
座位置に取り付けられたかどうかを確認する装置であっ
て、詳細構造は後述するが、図3に図示するように、着
脱機構6の近傍位置にやはり120度間隔で3セットが
配置されている。この配置個数は3セットに限定するも
のではなく複数個あれば良い。しかし、作業性などから
は3カ所であることが最も良く、確認も十分確実にでき
る。取付確認装置31の下部の面板3に形成されている
給気通路14は、背板4の半径方向に通じる給気通路1
5、背板4に嵌入するスリーブ16の給気通路17、お
よび主軸1の図示しない中心穴を挿通する給気管に連結
している管接手18、19の給気通路20、21に連通
している(図2図示)。
【0011】次に取付確認装置31の詳細構造について
図1を用いて説明する。図1は本発明による取付確認装
置の構造を示す断面図である。
図1を用いて説明する。図1は本発明による取付確認装
置の構造を示す断面図である。
【0012】図2に示すような面板3の上面には、シリ
ンダ32がそのシリンダ32を挿通する3本のボルト3
3(図3図示)にて固定されている。シリンダ32の中
央には穴35を有していて、穴35は下方に大径穴35
aと上方に小径穴35bの2段よりなる。穴35には、
軸方向に移動が可能なピストン形状をし、ワークWの軸
方向の着座位置を検出するための、位置検出部材34が
滑合している。そして、大径穴35aにはピストン部3
6が滑合し、小径穴35bにはロッド37滑合してい
る。位置検出部材34のロッド37の外面にはキャップ
38が設けられ、その上面38aにワークWを固定しワ
ークWの種類によって交換可能なように構成されてい
る。ピストン部36の外周には、円周方向への回り止め
溝39が形成されており、回り止め溝39に係合するピ
ン40はシリンダ32の大径穴35aに沿った位置に設
けられた穴41に固定されている。また、ロッド37は
シリンダ32の小径穴35bの穴面に備えられた軸封止
用のオイルシール42を介して外方に突出している。そ
して、ロッド37の外側に上記のキャップ38が、外部
との機密を保つねじ43によって保持されている。
ンダ32がそのシリンダ32を挿通する3本のボルト3
3(図3図示)にて固定されている。シリンダ32の中
央には穴35を有していて、穴35は下方に大径穴35
aと上方に小径穴35bの2段よりなる。穴35には、
軸方向に移動が可能なピストン形状をし、ワークWの軸
方向の着座位置を検出するための、位置検出部材34が
滑合している。そして、大径穴35aにはピストン部3
6が滑合し、小径穴35bにはロッド37滑合してい
る。位置検出部材34のロッド37の外面にはキャップ
38が設けられ、その上面38aにワークWを固定しワ
ークWの種類によって交換可能なように構成されてい
る。ピストン部36の外周には、円周方向への回り止め
溝39が形成されており、回り止め溝39に係合するピ
ン40はシリンダ32の大径穴35aに沿った位置に設
けられた穴41に固定されている。また、ロッド37は
シリンダ32の小径穴35bの穴面に備えられた軸封止
用のオイルシール42を介して外方に突出している。そ
して、ロッド37の外側に上記のキャップ38が、外部
との機密を保つねじ43によって保持されている。
【0013】ピストン部36には下面より明けられたシ
リンダ室44が形成されている。このシリンダ室44を
含み、面板3の上面とシリンダ32の大径穴35aとに
より、給気通路14より供給される圧縮空気を導入する
空間44aが形成されている。面板3には給気通路14
のエア導入口である給気入口14aが設けられ、この給
気入口14aは、図2に図示したように、給気通路14
を介して給気通路15、給気通路17、給気通路20、
給気通路21に連通している。給気通路21は更にソレ
ノイドバルブ47を介して流体供給手段である圧縮空気
供給源48へと通じている。また、シリンダ32には排
気通路45が設けられていて、排気通路45には圧力検
出装置が接続されている。そしてピストン部36には、
位置検出部材34が下降した時に、シリンダ室44(空
間44aを含む)と排気通路45間が流体通路として接
続するように、流体連通通路46が設けられている。と
ころで、上記の圧力検出装置は、例えば絞り49とこの
絞り49に接続され、排気通路45の圧力値を検出する
圧力スイッチ50とより構成されている。圧力スイッチ
50は、排気通路45側が排気零の状態から昇圧してい
く時の圧力値と、絞り49によって調整された圧力値と
が一致したことを検出して、正確に着座が完了したこと
を確認するものである。
リンダ室44が形成されている。このシリンダ室44を
含み、面板3の上面とシリンダ32の大径穴35aとに
より、給気通路14より供給される圧縮空気を導入する
空間44aが形成されている。面板3には給気通路14
のエア導入口である給気入口14aが設けられ、この給
気入口14aは、図2に図示したように、給気通路14
を介して給気通路15、給気通路17、給気通路20、
給気通路21に連通している。給気通路21は更にソレ
ノイドバルブ47を介して流体供給手段である圧縮空気
供給源48へと通じている。また、シリンダ32には排
気通路45が設けられていて、排気通路45には圧力検
出装置が接続されている。そしてピストン部36には、
位置検出部材34が下降した時に、シリンダ室44(空
間44aを含む)と排気通路45間が流体通路として接
続するように、流体連通通路46が設けられている。と
ころで、上記の圧力検出装置は、例えば絞り49とこの
絞り49に接続され、排気通路45の圧力値を検出する
圧力スイッチ50とより構成されている。圧力スイッチ
50は、排気通路45側が排気零の状態から昇圧してい
く時の圧力値と、絞り49によって調整された圧力値と
が一致したことを検出して、正確に着座が完了したこと
を確認するものである。
【0014】上記のワーク取付確認装置の作用につい
て、図1〜図3を用いて説明する。
て、図1〜図3を用いて説明する。
【0015】旋削加工機械の主軸1はベアリング2を介
して回転する。面板3や背板4も同様に主軸1とともに
回転する。さて、被加工材のホイールであるワークWを
面板3に取り付けるのは次のようにする。ワークWが取
り付けられる前は、シリンダ室44と大径穴35aで形
成される空間44aに圧縮空気供給源48より圧縮空気
が送り込まれて、位置検出部材34のロッド37は空気
圧により上方に押し上げられた状態になっている。この
状態でまず、ワークWの基準面W2を面板3の3カ所の
基準面7に面当てする。すると同時に、ワークWの基準
面W2は取付確認装置31を構成するキャップ38の上
面38aに対向配置される。ここで、ハンドル12を操
作して軸9を下降させ、ワークWの保持部W1を3カ所
の着脱機構6の押え金8で、基準面7に押し付けるよう
に保持する。すると位置検出部材34のロッドは圧縮空
気の空気圧の付勢力に抗して下方に押し下げられ、これ
に連動してピストン部36も下方に押し下げられる。
して回転する。面板3や背板4も同様に主軸1とともに
回転する。さて、被加工材のホイールであるワークWを
面板3に取り付けるのは次のようにする。ワークWが取
り付けられる前は、シリンダ室44と大径穴35aで形
成される空間44aに圧縮空気供給源48より圧縮空気
が送り込まれて、位置検出部材34のロッド37は空気
圧により上方に押し上げられた状態になっている。この
状態でまず、ワークWの基準面W2を面板3の3カ所の
基準面7に面当てする。すると同時に、ワークWの基準
面W2は取付確認装置31を構成するキャップ38の上
面38aに対向配置される。ここで、ハンドル12を操
作して軸9を下降させ、ワークWの保持部W1を3カ所
の着脱機構6の押え金8で、基準面7に押し付けるよう
に保持する。すると位置検出部材34のロッドは圧縮空
気の空気圧の付勢力に抗して下方に押し下げられ、これ
に連動してピストン部36も下方に押し下げられる。
【0016】このようにしてピストン部36が押し下げ
られると、流体連通通路46の位置が徐々に排気通路4
5に合致してくる。これによって圧力スイッチ50の圧
力が零の状態から上昇してくる。そして遂に、流体連通
通路46が排気通路45に完全に合致すると、シリンダ
室44の圧縮空気が流体連通通路46を通って排気通路
45に流れ、絞り49を通過して一定圧力で排気され
る。圧力スイッチ50はこの一定圧力を感知すると信号
を出力し、ワークWが確実に取付確認装置31に取り付
けられたことを確認するものである。もしワークWが、
確実に取付確認装置31に取り付けられなかったとする
と、圧力スイッチ50は一定の圧力を検出せず、従って
信号を出力することがないので取り付けが不確実である
ことを知ることができる。
られると、流体連通通路46の位置が徐々に排気通路4
5に合致してくる。これによって圧力スイッチ50の圧
力が零の状態から上昇してくる。そして遂に、流体連通
通路46が排気通路45に完全に合致すると、シリンダ
室44の圧縮空気が流体連通通路46を通って排気通路
45に流れ、絞り49を通過して一定圧力で排気され
る。圧力スイッチ50はこの一定圧力を感知すると信号
を出力し、ワークWが確実に取付確認装置31に取り付
けられたことを確認するものである。もしワークWが、
確実に取付確認装置31に取り付けられなかったとする
と、圧力スイッチ50は一定の圧力を検出せず、従って
信号を出力することがないので取り付けが不確実である
ことを知ることができる。
【0017】尚、圧力スイッチ50で押し付けが完了し
た信号が発生したら、圧縮空気供給源48に接続されて
いるソレノイドバルブ47を閉じることにより圧縮空気
の浪費を防止することができる。ソレノイドバルブ47
はクランクアップ完了の信号で復帰させれば良い。これ
により、クランクアップ時のワークWの持ち上げ時にワ
ークの姿勢が変化し、ワークがこじれるのを防止するこ
とができる。
た信号が発生したら、圧縮空気供給源48に接続されて
いるソレノイドバルブ47を閉じることにより圧縮空気
の浪費を防止することができる。ソレノイドバルブ47
はクランクアップ完了の信号で復帰させれば良い。これ
により、クランクアップ時のワークWの持ち上げ時にワ
ークの姿勢が変化し、ワークがこじれるのを防止するこ
とができる。
【0018】また、本実施例において、ワークが所定位
置に着座した際に位置検出部材が面板などの移動阻止部
材に当接するようにした場合は、位置検出部材はワーク
の面板に対する軸方向の位置決め部材の一つとすること
ができるので、面板の基準面を省略するかあるいは面板
の数を減らすことも可能である。
置に着座した際に位置検出部材が面板などの移動阻止部
材に当接するようにした場合は、位置検出部材はワーク
の面板に対する軸方向の位置決め部材の一つとすること
ができるので、面板の基準面を省略するかあるいは面板
の数を減らすことも可能である。
【0019】ところで、上記のような構成を有するワー
ク取付確認装置31を、例えば図3のように機械の面板
上に120度間隔で3セット配置し、1セット毎に圧力
検出装置(本実施例では絞り49と圧力スイッチ50に
より構成されている)を付けておけば、1個の大きなワ
ークを取り付ける時でも、全ての取付確認装置31がO
Kの信号を出さなければ、ワークWは正確に着座したこ
とにはならず、したがって取付確認装置31がアンド動
作したかどうかでワークWが傾いて取り付けられたかど
うかを検知することができ、より正確な着座確認が可能
となる。
ク取付確認装置31を、例えば図3のように機械の面板
上に120度間隔で3セット配置し、1セット毎に圧力
検出装置(本実施例では絞り49と圧力スイッチ50に
より構成されている)を付けておけば、1個の大きなワ
ークを取り付ける時でも、全ての取付確認装置31がO
Kの信号を出さなければ、ワークWは正確に着座したこ
とにはならず、したがって取付確認装置31がアンド動
作したかどうかでワークWが傾いて取り付けられたかど
うかを検知することができ、より正確な着座確認が可能
となる。
【0020】
【発明の効果】以上のように本発明のワーク取付確認装
置によれば、内蔵のコイルばねが省略できるので構造が
簡素化され、且つ製造コストを低減することができる。
また、位置検出部材が押し下げられた時空気圧力は外部
に逃されるように構成されているので、位置検出部材の
押上力が大きく低減され、ワークWに無理な力が加わる
ことを防止でき、更にクランプ力の安定化を計ることが
できる。
置によれば、内蔵のコイルばねが省略できるので構造が
簡素化され、且つ製造コストを低減することができる。
また、位置検出部材が押し下げられた時空気圧力は外部
に逃されるように構成されているので、位置検出部材の
押上力が大きく低減され、ワークWに無理な力が加わる
ことを防止でき、更にクランプ力の安定化を計ることが
できる。
【図1】本発明の一実施例による取付確認装置の構造を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図2】本発明による取付確認装置を用いたホイールの
旋削加工機械の主要断面図である。
旋削加工機械の主要断面図である。
【図3】図2の機械を軸方向から見た正面図である。
3 面板 6 着脱機構 7、W2 基準面 8 押え金 14、15、17、20、21 給気通路 31 取付確認装置 32 シリンダ 34 位置検出部材 35 穴 36 ピストン部 37 ロッド 39 回り止め溝 42 オイルシール 44 シリンダ室 44a 空間 45 排気通路 46 流体連通通路 47 SOLV 48 圧縮空気供給源 49 絞り 50 圧力スイッチ W ワーク
Claims (1)
- 【請求項1】 ワーク取付基台に配設されるシリンダ
と、シリンダに上下動可能に嵌挿される位置検出部材
と、取付基台とシリンダと位置検出部材によって形成さ
れる空間と、この空間に流体を供給する流体供給手段
と、該流体供給手段と空間を結ぶ流体供給通路とを備え
たワークの着座を確認する装置において、前記シリンダ
に流体排出通路を形成するとともに、前記位置検出部材
には、ワーク取付状態で流体供給通路と流体排出通路と
を連通可能とする、流体連通通路を形成し、流体供給通
路および流体排出通路を含む通路中に流体圧検出手段を
設けたことを特徴とするワーク取付確認装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1766493A JPH0740199A (ja) | 1993-02-04 | 1993-02-04 | ワーク取付確認装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1766493A JPH0740199A (ja) | 1993-02-04 | 1993-02-04 | ワーク取付確認装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0740199A true JPH0740199A (ja) | 1995-02-10 |
Family
ID=11950126
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1766493A Pending JPH0740199A (ja) | 1993-02-04 | 1993-02-04 | ワーク取付確認装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0740199A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001096435A (ja) * | 1999-09-28 | 2001-04-10 | Kosmek Ltd | 搬入物の検出装置 |
KR20040046681A (ko) * | 2002-11-28 | 2004-06-05 | 대우종합기계 주식회사 | Nc 선반 소재의 단면밀착 확인방법 |
JP2006055975A (ja) * | 2004-08-24 | 2006-03-02 | Chuo Motor Wheel Co Ltd | ワーククランプ装置 |
CN110153659A (zh) * | 2019-06-19 | 2019-08-23 | 浙江保康轮毂制造有限公司 | 一种轮毂现场加工制作工艺 |
-
1993
- 1993-02-04 JP JP1766493A patent/JPH0740199A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001096435A (ja) * | 1999-09-28 | 2001-04-10 | Kosmek Ltd | 搬入物の検出装置 |
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CN110153659B (zh) * | 2019-06-19 | 2021-01-05 | 浙江保康轮毂制造有限公司 | 一种轮毂现场加工制作工艺 |
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