JP4562788B2 - 加熱調理器 - Google Patents
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Description
図1は本発明の実施の形態1に係る加熱調理器の例えば炊飯器の内部を示す側面図である。
図1において、炊飯器本体1の内部に食品調理用の炊飯釜2が着脱可能に収納され、炊飯器本体1の上部に一端が開閉自在に軸支された蓋体3が取り付けられている。この蓋体3には、内蓋4が着脱可能に取り付けられ、また、一端が内蓋4の中央部に着脱可能に装着された蒸気排出管6(蒸気排出路)が配設されている。内蓋4は、蓋体3が炊飯器本体1の上面開口部を覆った際に、炊飯釜2の上面開口部を塞いで内部を密閉状態にする。炊飯器本体1の底部上方には、炊飯釜2を加熱する例えばヒータあるいは誘導加熱コイルで構成された加熱手段5が配置され、炊飯釜2の脇には、水槽7が炊飯器本体1に着脱可能に設置されている。
ちなみに、温度センサ11は、水槽7壁面の温度を検知している構成となっているが、水槽7壁面温度と水槽7内の水は略同一温度となることから、水槽7壁面温度を水槽7内の水温として検知している。また、耐水性を備えた温度センサを用いて、水槽7内に水没させ直接水槽7内の水温を計っても良い。
ここで、図2を用いて水温Tの閾値T0について説明する。図2は水槽内の水温と水量の相関を示す図である。横軸は水槽7内の初期水量(mL)、縦軸は蒸気処理後の水槽内の水温(℃)を示している。初期水量をV1以下とした場合、水温は100℃に達してしまうため、加熱調理中に発生する蒸気を凝縮できなくなる。そして、図示するように、水槽7の水温の閾値T0は、水槽7を構成する材料、例えば樹脂材料の耐熱を考慮する場合、90℃以下とし、さらに、加熱調理後の水槽7の清掃時の火傷防止を考慮する場合、60℃以下とすることが望ましい。
制御部12は、加熱スイッチのON操作を検知すると(S1)、図3には示していないが、まず、水位センサ10により検知された水槽7の水量Vを読み込んで閾値V0と比較する。水量Vが閾値V0以上のときは、前述の如くブザーと液晶表示器を介して水槽7内の回収水8の排水を促す。また、水量Vが閾値V0よりも低いときは、温度センサ11により検知された水槽7の水温Tを読み込んで閾値T0と比較する(S2)。水温Tが閾値T0よりも低い場合は、通常モードを選択し(S3)、通常の加熱制御で加熱手段5を加熱する(S4)。そして、加熱調理に必要な所定時間を経過したか否かを判定し(S5)、所定時間を経過していないときは通常モードによる加熱制御を継続し(S4、S5)、所定時間を経過したときは通常モードによる加熱制御を終了して、その旨をブザーと液晶表示器を介して報知する(S6)。
実施の形態1では、水槽7の水温Tが閾値T0以上のときに蒸気少なめモードの加熱制御に変更するようにしたが、実施の形態2は、予約設定による待機時間の経過後に水温Tを検知して閾値T0と比較し、水温Tが閾値T0以上のときに蒸気少なめモードの加熱制御(加熱パターン)に変更するようにしたものである。なお、実施の形態2の加熱調理器の炊飯器は、制御部12を除いて、実施の形態1と同様の構成であるため図1を用いて説明する。
制御部12は、予約スイッチのON操作を検知すると(S11)、図4には示していないが、まず、水位センサ10により検知された水槽7の水量Vを読み込んで閾値V0と比較する。水量Vが閾値V0以上のときは、ブザーと液晶表示器を介して水槽7内の回収水8の排水を促す。また、水量Vが閾値V0よりも低いとき、又は排水の催促により水量Vが閾値V0よりも低くなったときは、前述したように、予約で設定された加熱終了時刻から待機時間を算出して積算する(S12、S13)。そして、待機時間を経過すると(S13)、温度センサ11により検知された水槽7の水温Tを読み込んで閾値T0と比較する(S14)。予約設定による待機時間の経過後に水温Tと閾値T0を比較するのは、予約スイッチのON操作時の水温Tが閾値T0よりも低くなっていても、夏場や直射日光が当たるような環境下であった場合に、待機時間の積算中に水槽7の水温Tが上昇し、加熱調理の開始直前に水温Tが閾値T0よりも高くなっている可能性があるからである。
図5は本発明の実施の形態3に係る加熱調理器の例えば炊飯器の内部を示す側面図である。なお、図1で説明した実施の形態1と同一又は相当部分には同じ符号を付し説明を省略する。
図5において、冷却装置9(冷却手段)は、例えばペルチェ素子やファンからなり、水槽7の底部に装着され、後述する制御部12bによって駆動されたときに水槽7内の回収水8を冷却する。制御部12aは、温度センサ11により検知される水温Tの閾値T0、水位センサ10により検知される水量Vの閾値V0をデータとして有している。この制御部12aは、前述したように、水位センサ10によって検知された水量Vが閾値V0以上のときに、ブザーと液晶表示器(図示せず)を介して水槽7内の回収水8の排水を促すようにしている。そして、温度センサ11によって検知された水槽7の水温Tが閾値T0よりも低い場合は、通常モードを選択し、また、水温Tが閾値T0以上の場合は、蒸気少なめモードを選択して、蒸気少なめモードによる加熱制御を行うと共に、冷却装置9を駆動して水槽7内の回収水8を冷却し、水温Tが閾値T0よりも低くなったときは冷却装置9の駆動を停止する。つまり、蒸気少なめモードにおいては、水槽7の水温Tが閾値T0以上にならないようにしている。
制御部12aは、S32において、閾値T0以上の水温Tを検知すると(S32)、蒸気少なめモードを選択し(S37)、炊飯釜2内の食品から発生する蒸気量が少なくなるように加熱手段5の加熱パターンを変更して加熱制御する(S38)。そして、加熱調理に必要な所定時間を経過したか否かを判定し(S39)、所定時間を経過していないときは、水槽7の水温Tと閾値T0を比較する(S40)。加熱パターンの変更時は、水温Tが閾値T0以上であるため、冷却装置9を駆動し(S41)、水槽7内の回収水8の冷却を行うと共に、蒸気少なめモードによる加熱制御を継続する。所定時間を経過する前に水温Tが閾値T0よりも低くなったときは、冷却装置9の駆動を停止して蒸気少なめモードによる加熱制御を継続する(S38、S39)。これを繰り返し行っているうちに、所定時間を経過したときは、蒸気少なめモードによる加熱制御を終了して、その旨をブザーと液晶表示器を介して報知する(S36)。
また、加熱開始の予約設定の待機時間中に閾値T0以上の水温Tを検知した場合、冷却装置9を駆動して水槽7内の回収水8を冷却するようにしても良い。
図7は本発明の実施の形態4に係る加熱調理器の例えば炊飯器の内部を示す側面図である。なお、図1で説明した実施の形態1と同一又は相当部分には同じ符号を付し説明を省略する。
図7において、制御部12bは、例えばマイコンからなり、加熱調理の開始時に通常モードを選択して加熱手段5を加熱制御し、この通常モードによる加熱制御により、水量Vが閾値V0以上になったときは、通常モードから蒸気少なめモードに切り替えて加熱手段5の加熱パターンを変更し加熱制御する。つまり、通常モードで加熱しているときに発生する炊飯釜2内の蒸気量よりも少なくなるように加熱手段5を加熱制御する。なお、実施の形態4においては、水量Vを基に蒸気少なめモードに切り替えるか否かを判定するようにしているので、温度センサ11が不要になり、コストを削減できる。
制御部12bは、加熱スイッチ(図示せず)のON操作を検知すると(S51)、通常モードで加熱を開始すると共に、加熱時間の積算を行う(S52、S53)。そして、水位センサ10により検知された水槽7の水量Vを読み込んで閾値V0と比較し(S54)、水槽7の水量Vが閾値V0よりも低い場合は、加熱調理に必要な所定時間を経過したか否かを判定する(S55)。積算した時間が所定時間を経過していないときは、S53に戻って前述した動作を繰り返し行う。水槽7の水量Vが閾値V0よりも低い状態で所定時間を経過したときは、通常モードによる加熱制御を終了して、その旨をブザーと液晶表示器(図示せず)を介して報知する(S56)。
実施の形態5は、例えば炊飯器の加熱調理である予熱工程、強火工程、弱火工程、ドライアップ工程及び蒸らし工程の各工程の直前に、水槽7の水温Tと閾値T0を比較し、水温Tが閾値T0以上のときに、炊飯釜2内の炊飯物(米と水)から発生する蒸気量が通常よりも少なくなるように加熱手段5の加熱パターンを変更するようにしたものである。なお、実施の形態5の炊飯器は、実施の形態1と同様の構成であるため図1を用いて説明する。
制御部12は、炊飯スイッチのON操作を検知すると(S61)、図9には示していないが、まず、水位センサ10により検知された水槽7の水量Vを読み込んで閾値V0と比較する。前述したように、水量Vが閾値V0以上のときは、ブザーと液晶表示器(図示せず)を介して水槽7内の回収水8の排水を促す。また、水量Vが閾値V0より低いときは、温度センサ11により検知された水槽7の水温Tを読み込んで閾値T1と比較する(S62)。水温Tが閾値T1よりも低い場合は、通常モードの予熱工程1を選択して時間の積算を開始すると共に、釜温度センサにより検知された炊飯釜2の温度が所定温度t1になるように加熱手段5を制御する(S63)。そして、積算時間が所定時間A1を経過したか否かを判定し(S64)、積算時間が所定時間A1を経過していないときは、前述したS63、S64の動作を繰り返し行い、積算時間が所定時間A1を経過したときは、通常モードの予熱工程1終了と判断してS65に進む。
図10は本発明の実施の形態6に係る加熱調理器の例えば炊飯器の内部を示す側面図、図11は図10に示す炊飯器における弁開放時の蒸気の放出例を示す側面図である。なお、図1及び図7で説明した実施の形態1、4と同一又は相当部分には同じ符号を付し説明を省略する。
図10、11において、炊飯器本体1の水槽7側の側面に形成された蒸気排出口13(蒸気排出手段)は、蒸気排出管6により水槽7内に導かれた蒸気を外部に排出するために設けられている。その蒸気排出口13から高温の蒸気が出ることがあるため、炊飯器本体1の蒸気排出口13近傍の側面表面に「高温注意」の注意書が大きく表示されている。水槽7の前記蒸気排出口13側の側面には、蒸気排出口14a(蒸気排出手段)を開閉する常閉の開閉弁14(開閉手段)が取り付けられ、また、水槽7内に設けられた蒸気導入管7bの前記開閉弁14側の側面には、蒸気排出口15a(蒸気排出手段)を開閉する常閉の開閉弁15が取り付けられている。前述した蒸気排出口14a、15aは、ほぼ同じ中心軸を中心として配置されている。
制御部12cは、水位センサ10により検知された水量Vが閾値V0よりも低いときに、温度センサ11によって検知された水槽7の水温Tが閾値T0よりも低い場合は、通常モードで加熱手段5を加熱制御する。この加熱制御により炊飯釜2内の食品から蒸気が発生すると、その蒸気は図10に示す矢印のように蒸気排出管6、蒸気導入管7bを通って水槽7内の水8(回収水)により凝縮される。一方、制御部12cは、加熱調理に必要な所定時間を経過したか否かを判定し、所定時間を経過していないときは、水槽7の水温Tと閾値T0を比較する。水温Tが閾値T0よりも低い場合は、通常モードによる加熱制御を継続し、所定時間を経過したときは、通常モードによる加熱制御を終了して、その旨をブザーと液晶表示器を介して報知する。
10 水位センサ、11 温度センサ、12、12a〜12c 制御部、13 本体側の蒸気排出口、14、15 開閉弁、14a 水槽側の蒸気排出口、15a 蒸気導入管側の蒸気排出口。
Claims (35)
- 調理器本体に着脱可能に収納された食品調理用の容器と、
前記容器を加熱する加熱手段と、
加熱調理中に前記容器内の食品から発生する蒸気を該容器から外部へと導く蒸気排出路と、
前記蒸気排出路より導かれた蒸気を復水して回収する水槽と、
前記水槽内の水温を検知する水温検知手段と、
前記加熱手段の加熱を制御する制御手段とを備え、
前記制御手段は、前記水温検知手段により検知された前記水槽内の水温と閾値を比較し、水温が閾値以上のときに前記加熱手段の加熱パターンを変更して前記容器内の食品から発生する蒸気量を低減することを特徴とする加熱調理器。 - 前記制御手段は、加熱開始の予約設定による待機時間の経過後に前記水温検知手段により検知された前記水槽内の水温と閾値を比較し、水温が閾値以上のときに前記加熱手段の加熱パターンを変更することを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
- 前記水槽内の水を冷却する冷却手段を備え、
前記制御手段は、前記水温検知手段により検知された前記水槽内の水温が閾値以上のときに前記冷却手段を駆動することを特徴とする請求項1又は2記載の加熱調理器。 - 前記蒸気排出路に設けられ、調理器本体外部と連通する蒸気排出手段と、
前記蒸気排出手段に設けられた常閉の開閉手段とを備え、
前記制御手段は、前記水温検知手段により検知された前記水槽内の水温が閾値以上のときに前記開閉手段を開放し、前記蒸気排出路内の蒸気を前記蒸気排出手段を介して調理器本体から外部に排出させることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の加熱調理器。 - 調理器本体に着脱可能に収納された食品調理用の容器と、
前記容器を加熱する加熱手段と、
加熱調理中に前記容器内の食品から発生する蒸気を該容器から外部へと導く蒸気排出路と、
前記蒸気排出路より導かれた蒸気を復水して回収する水槽と、
前記水槽内の水量を検知する水量検知手段と、
前記加熱手段の加熱を制御する制御手段とを備え、
前記制御手段は、前記水量検知手段により検知された前記水槽内の水量と閾値を比較し、水量が閾値以上のときに前記加熱手段の加熱パターンを変更して前記容器内の食品から発生する蒸気量を低減することを特徴とする加熱調理器。 - 前記蒸気排出路に設けられ、調理器本体外部と連通する蒸気排出手段と、
前記蒸気排出手段に設けられた常閉の開閉手段とを備え、
前記制御手段は、前記水量検知手段により検知された前記水槽内の水量が閾値以上のときに前記開閉手段を開放し、前記蒸気排出路内の蒸気を前記蒸気排出手段を介して調理器本体から外部に排出させることを特徴とする請求項5記載の加熱調理器。 - 前記制御手段は、炊飯工程として、前記容器内の米及び水を所定温度にて加熱する予熱工程、米の澱粉を糊化させる強火工程、米の内部まで十分に糊化させる弱火工程、前記容器内の余分な水分を蒸発させるドライアップ工程及び蒸らし工程を有し、前記各工程毎に応じて設定された水温に対する複数の閾値を有し、炊飯の各工程の直前、あるいは各工程の実行中に、それぞれ前記水温検知手段により検知された前記水槽内の水温と閾値を比較し、水温が閾値以上のときに前記加熱手段の加熱パターンを変更することを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の加熱調理器。
- 前記制御手段は、前記各工程のうち予熱工程の直前、あるいは予熱工程の実行中に前記水温検知手段により検知された前記水槽内の水温を読み込んで、前記複数の閾値から該当する閾値と比較し、水温が閾値以上のときに、前記予熱工程の加熱温度を所定温度よりも高くする加熱パターンに変更することを特徴とする請求項7記載の加熱調理器。
- 前記制御手段は、前記各工程のうち予熱工程の直前、あるいは予熱工程の実行中に前記水温検知手段により検知された前記水槽内の水温を読み込んで、前記複数の閾値から該当する閾値と比較し、水温が閾値以上のときに、前記予熱工程の工程時間を所定時間よりも長くする加熱パターンに変更することを特徴とする請求項7又は8記載の加熱調理器。
- 前記制御手段は、前記各工程のうち強火工程の直前、あるいは強火工程の実行中に前記水温検知手段により検知された前記水槽内の水温を読み込んで、前記複数の閾値から該当する閾値と比較し、水温が閾値以上のときに、前記強火工程の電力を所定電力よりも低くする加熱パターンに変更することを特徴とする請求項7乃至9の何れかに記載の加熱調理器。
- 前記制御手段は、前記各工程のうち強火工程の直前、あるいは強火工程の実行中に前記水温検知手段により検知された前記水槽内の水温を読み込んで、前記複数の閾値から該当する閾値と比較し、水温が閾値以上のときに、前記強火工程の工程時間を所定時間よりも短くする加熱パターンに変更することを特徴とする請求項7乃至10の何れかに記載の加熱調理器。
- 前記制御手段は、前記各工程のうち弱火工程の直前、あるいは弱火工程の実行中に前記水温検知手段により検知された前記水槽内の水温を読み込んで、前記複数の閾値から該当する閾値と比較し、水温が閾値以上のときに、前記弱火工程の電力を所定電力よりも低くする加熱パターンに変更することを特徴とする請求項7乃至11の何れかに記載の加熱調理器。
- 前記制御手段は、前記各工程のうち弱火工程の直前、あるいは弱火工程の実行中に前記水温検知手段により検知された前記水槽内の水温を読み込んで、前記複数の閾値から該当する閾値と比較し、水温が閾値以上のときに、前記弱火工程の工程時間を所定時間よりも長くする加熱パターンに変更することを特徴とする請求項7乃至12の何れかに記載の加熱調理器。
- 前記制御手段は、前記各工程のうちドライアップ工程の直前、あるいはドライアップ工程の実行中に前記水温検知手段により検知された前記水槽内の水温を読み込んで、前記複数の閾値から該当する閾値と比較し、水温が閾値以上のときに、前記ドライアップ工程の電力を所定電力よりも低くする加熱パターンに変更することを特徴とする請求項7乃至13の何れかに記載の加熱調理器。
- 前記制御手段は、前記各工程のうちドライアップ工程の直前、あるいはドライアップ工程の実行中に前記水温検知手段により検知された前記水槽内の水温を読み込んで、前記複数の閾値から該当する閾値と比較し、水温が閾値以上のときに、前記ドライアップ工程の加熱温度を所定温度よりも低くする加熱パターンに変更することを特徴とする請求項7乃至14の何れかに記載の加熱調理器。
- 前記制御手段は、前記各工程のうち蒸らし工程の直前、あるいは蒸らし工程の実行中に前記水温検知手段により検知された前記水槽内の水温を読み込んで、前記複数の閾値から該当する閾値と比較し、水温が閾値以上のときに、前記蒸らし工程の電力を所定電力よりも低くする加熱パターンに変更することを特徴とする請求項7乃至15の何れかに記載の加熱調理器。
- 前記制御手段は、炊飯工程として、前記容器内の米及び水を所定温度にて加熱する予熱工程、米の澱粉を糊化させる強火工程、米の内部まで十分に糊化させる弱火工程、前記容器内の余分な水分を蒸発させるドライアップ工程及び蒸らし工程を有し、前記各工程毎に応じて設定された水量に対する複数の閾値を有し、炊飯の各工程の直前、あるいは各工程の実行中に、それぞれ前記水量検知手段により検知された前記水槽内の水量と閾値を比較し、水量が閾値以上のときに前記加熱手段の加熱パターンを変更することを特徴とする請求項5又は6記載の加熱調理器。
- 前記制御手段は、前記各工程のうち予熱工程の直前、あるいは予熱工程の実行中に前記水量検知手段により検知された前記水槽内の水量を読み込んで、前記複数の閾値から該当する閾値と比較し、水量が閾値以上のときに、前記予熱工程の加熱温度を所定温度よりも高くする加熱パターンに変更することを特徴とする請求項17記載の加熱調理器。
- 前記制御手段は、前記各工程のうち予熱工程の直前、あるいは予熱工程の実行中に前記水量検知手段により検知された前記水槽内の水量を読み込んで、前記複数の閾値から該当する閾値と比較し、水量が閾値以上のときに、前記予熱工程の工程時間を所定時間よりも長くする加熱パターンに変更することを特徴とする請求項17又は18記載の加熱調理器。
- 前記制御手段は、前記各工程のうち強火工程の直前、あるいは強火工程の実行中に前記水量検知手段により検知された前記水槽内の水量を読み込んで、前記複数の閾値から該当する閾値と比較し、水量が閾値以上のときに、前記強火工程の電力を所定電力よりも低くする加熱パターンに変更することを特徴とする請求項17乃至19の何れかに記載の加熱調理器。
- 前記制御手段は、前記各工程のうち強火工程の直前、あるいは強火工程の実行中に前記水量検知手段により検知された前記水槽内の水量を読み込んで、前記複数の閾値から該当する閾値と比較し、水量が閾値以上のときに、前記強火工程の工程時間を所定時間よりも短くする加熱パターンに変更することを特徴とする請求項17乃至20の何れかに記載の加熱調理器。
- 前記制御手段は、前記各工程のうち弱火工程の直前、あるいは弱火工程の実行中に前記水量検知手段により検知された前記水槽内の水量を読み込んで、前記複数の閾値から該当する閾値と比較し、水量が閾値以上のときに、前記弱火工程の電力を所定電力よりも低くする加熱パターンに変更することを特徴とする請求項17乃至21の何れかに記載の加熱調理器。
- 前記制御手段は、前記各工程のうち弱火工程の直前、あるいは弱火工程の実行中に前記水量検知手段により検知された前記水槽内の水量を読み込んで、前記複数の閾値から該当する閾値と比較し、水量が閾値以上のときに、前記弱火工程の工程時間を所定時間よりも長くする加熱パターンに変更することを特徴とする請求項17乃至22の何れかに記載の加熱調理器。
- 前記制御手段は、前記各工程のうちドライアップ工程の直前、あるいはドライアップ工程の実行中に前記水量検知手段により検知された前記水槽内の水量を読み込んで、前記複数の閾値から該当する閾値と比較し、水量が閾値以上のときに、前記ドライアップ工程の電力を所定電力よりも低くする加熱パターンに変更することを特徴とする請求項17乃至23の何れかに記載の加熱調理器。
- 前記制御手段は、前記各工程のうちドライアップ工程の直前、あるいはドライアップ工程の実行中に前記水量検知手段により検知された前記水槽内の水量を読み込んで、前記複数の閾値から該当する閾値と比較し、水量が閾値以上のときに、前記ドライアップ工程の加熱温度を所定温度よりも低くする加熱パターンに変更することを特徴とする請求項17乃至24の何れかに記載の加熱調理器。
- 前記制御手段は、前記各工程のうち蒸らし工程の直前、あるいは蒸らし工程の実行中に前記水量検知手段により検知された前記水槽内の水量を読み込んで、前記複数の閾値から該当する閾値と比較し、水量が閾値以上のときに、前記蒸らし工程の電力を所定電力よりも低くする加熱パターンに変更することを特徴とする請求項17乃至25の何れかに記載の加熱調理器。
- 調理器本体に着脱可能に収納され、食品調理用の容器と、
前記容器を加熱する加熱手段と、
加熱調理中に前記容器内の食品から発生する蒸気を外部へと導く蒸気排出路と、
前記蒸気排出路より導かれた蒸気を復水して回収する水槽と、
前記水槽内の水温を検知する水温検知手段と、
前記水槽を冷却する冷却手段と、
前記加熱手段の加熱を制御する制御手段とを備え、
前記制御手段は、前記水温検知手段により検知された前記水槽内の水温と閾値を比較し、水温が閾値以上のときに前記冷却手段を駆動することを特徴とする加熱調理器。 - 前記制御手段は、加熱開始の予約設定による待機時間の経過途中で前記水温検知手段を介して前記水槽内の水温を検知し、かつ該水温と前記閾値を比較し、水温が閾値以上のときには待機時間中に前記冷却手段を駆動することを特徴とする請求項27記載の加熱調理器。
- 調理器本体に着脱可能に収納され、食品調理用の容器と、
前記容器を加熱する加熱手段と、
加熱調理中に前記容器内の食品から発生する蒸気を外部へと導く蒸気排出路と、
前記蒸気排出路より導かれた蒸気を復水して回収する水槽と、
前記水槽内の水温を検知する水温検知手段と、
前記蒸気排出路に設けられ、調理器本体外部と連通する蒸気排出手段と、
前記蒸気排出手段に設けられた常閉の開閉手段と、
前記加熱手段の加熱を制御する制御手段とを備え、
前記制御手段は、加熱調理中に前記水温検知手段により検知された前記水槽内の水温と閾値を比較し、水温が閾値以上のときに前記開閉手段を開放し、前記蒸気排出路内の蒸気を前記蒸気排出手段を介して調理器本体から外部に排出させることを特徴とする加熱調理器。 - 前記水温検知手段に代えて、前記水槽内の水量を検知する水量検知手段を備え、
前記制御手段は、前記水量検知手段により検知された前記水槽内の水量と閾値を比較し、水量が閾値以上のときに前記開閉手段を開放し、前記蒸気排出路内の蒸気を前記蒸気排出手段を介して調理器本体から外部に排出させることを特徴とする請求項29記載の加熱調理器。 - 前記制御手段は、前記水温検知手段の異常状態を検知したときに、蒸気の発生が少なくなるように前記加熱手段の加熱パターンを変更することを特徴とする請求項1乃至4、請求項7乃至16、及び請求項27乃至29の何れかに記載の加熱調理器。
- 前記制御手段は、前記水量検知手段の異常状態を検知したときに、蒸気の発生が少なくなるように前記加熱手段の加熱パターンを変更することを特徴とする請求項17乃至26、及び請求項30の何れかに記載の加熱調理器。
- 前記水量検知手段は、前記水槽内の水面の高さを検知する水位センサを用いることを特徴とする請求項17乃至26、及び請求項30、32の何れかに記載の加熱調理器。
- 前記水量検知手段は、前記水槽の重量を検知する重量センサを用いることを特徴とする請求項17乃至26、及び請求項30、32の何れかに記載の加熱調理器。
- 前記制御手段は、前記各閾値を季節に応じて変更することを特徴とする請求項1乃至34の何れかに記載の加熱調理器。
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