JP4561805B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は画像形成装置に関する。
特許文献1に従来の電子写真方式の画像形成装置が開示されている。この画像形成装置は、用紙を搬送するための搬送路を有するケーシング等の本体と、この本体に対して着脱可能であって、ベルトの上面が搬送路の一部を構成するベルトユニットとを備えている。ベルトユニットは、並列配置した複数の感光体ドラムに沿うように配置されている。この種の画像形成装置においては、感光体ドラムに形成されたトナー像が、搬送されてくる用紙の所定位置に形成されるように、用紙の通過タイミングを検知したり、紙詰まりの有無等を検知したりするための検知手段が設けられている。
特開2007−55774号公報
このような検知手段としては、用紙が通過する搬送路に一部が突出し、搬送中の用紙が検知位置に到達したときにその用紙の押圧力によって変位動作を行うアクチュエータと、電力供給を受け、アクチュエータの変位動作に伴ってアクチュエータの被検知部が待機位置から検知位置へ移動したことを検知する位置センサとが一般に用いられている。アクチュエータ及び位置センサが精度よく用紙の通過タイミングを検知できなければ、用紙に形成される画像の位置もずれることとなるため、その検知精度が重要となる。よって、アクチュエータ及び位置センサは、ともにベルトユニットと別体に設けられるのではなく、位置センサが通電を必要とすることから、電源基板のあるベルトユニットに一体的に設けられることが望ましい。
しかし、アクチュエータ及び位置センサをベルトユニットに設けた場合、耐用寿命に達したベルトユニットを廃棄して新品のものと交換するときには、位置センサも一緒に交換されることになる。位置センサは機械的な動きを伴うベルトに比べると耐用寿命が長いため、ベルトが寿命となっても、位置センサ自体は一般に寿命となっておらず、そのような場合には使用可能な位置センサを無駄に廃棄することになる。
一方、位置センサを無駄に廃棄しないようにするため、アクチュエータ及び位置センサを本体に設けることも考えられる。ところが、一般的に複数の部材が組み付けられる画像形成装置においては、部材同士が組み付け公差の寸法分だけ必然的に位置ずれを生じることから、本体とベルトユニットとの間にも必然的に組み付け公差分の位置ずれが生じる。この場合、アクチュエータ及び位置センサとベルトユニットとに位置ずれが生じ、用紙の通過タイミングを精度よく検知できない虞がある。
本発明は、上記のような事情に基づいて完成されたものであって、着脱可能なベルトユニットを備えた画像形成装置において、位置センサを無駄に廃棄することなく、用紙に精度よく画像を形成可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の画像形成装置は、上記の目的を達成するための手段として、用紙を搬送するための搬送路を有する本体と、
前記本体に対して着脱可能であって、ベルトの表面が前記搬送路の一部を構成するベルトユニットと、
前記ベルトユニットに設けられ、搬送中の前記用紙が検知位置に到達したときにその用紙の押圧力によって変位動作を行うアクチュエータと、
電力供給を受け、前記アクチュエータの変位動作に伴って前記アクチュエータの被検知部が待機位置から検知位置へ移動したことを検知する位置センサを有するセンサユニットと、
前記本体に設けられ、前記センサユニットを前記本体に対して相対移動可能に保持する保持機構と、
前記センサユニット及び前記ベルトユニットの一方に設けられた係合部と、前記センサユニット及び前記ベルトユニットの他方に設けられた被係合部とを有し、該係合部と該被係合部との係合により前記センサユニットを前記ベルトユニットに対して位置決めする位置決め機構とを備えていることを特徴とする(請求項1)。
本発明の画像形成装置では、位置センサに電力供給が必要なセンサユニットを本体に設け、電力供給を必要としなくても待機位置から検知位置への変位動作を行うアクチュエータをベルトユニットに設けたので、ベルトユニットの交換時に位置センサを廃棄せずに済む。電力供給が必要な位置センサに比べると、電力供給が不要なアクチュエータは安価に済ませることが可能であることに鑑みると、本発明によれば、ベルトユニットの交換に際してランニングコストの低減を図ることができる。
また、本発明の画像形成装置では、アクチュエータがベルトユニットに設けられているので、アクチュエータの位置は、アクチュエータを本体に設ける場合に比べ、ベルトユニットに対して精度がよい。そして、保持機構によってセンサユニットを本体に対して相対移動可能とした上で、位置決め機構によってセンサユニットをベルトユニット及びこれに設けられているアクチュエータに対して位置決めするようにしたので、位置センサをアクチュエータに対して高い精度で位置決めすることができ、ひいては高い精度で用紙の位置を検知することができる。
さらに、本発明の画像形成装置では、センサユニットとベルトユニットとを直接係合させるので、位置決め機構は両者間の公差の寸法分しか位置ずれせず、位置センサとアクチュエータとが高い精度で組み付けられることとなる。
したがって、本発明の画像形成装置によれば、着脱可能なベルトユニットを備えても、位置センサを無駄に廃棄することなく、用紙に精度よく画像を形成することが可能である。
係合部及び被係合部は、ベルトユニットを本体に組み付けるのに伴って、センサユニットを位置センサ及び被検知部の並び方向に対して略平行な方向へ押圧して正規位置へ移動させる第1位置決め面を有し得る(請求項2)。
このようにすれば、両第1位置決め面により、センサユニットを位置センサ及び被検知部の並び方向において位置決めすることができるので、被検知部と位置センサとの干渉を回避できる。
また、係合部及び被係合部は、ベルトユニットを本体に組み付けるのに伴って、センサユニットを被検知部の移動方向と略平行な方向へ押圧して正規位置へ移動させる第2位置決め面を有し得る(請求項3)。
この構成によれば、両第2位置決め面により、センサユニットを被検知部の移動方向において位置決めすることができるので、位置センサの検知精度を向上させることができる。
また、位置センサ及び被検知部の並び方向と、被検知部の移動方向とが略直角であり、位置センサ及び被検知部の並び方向と、被検知部の移動方向とがいずれも本体に対するベルトユニットの組み付け方向と略直角となっている場合がある。この場合、係合部及び被係合部は、センサユニットを位置センサ及び被検知部の並び方向と略平行な方向へ押圧して正規位置へ移動させる第1位置決め面と、センサユニットを被検知部の移動方向と略平行な方向へ押圧して正規位置へ移動させる第2位置決め面とを有していることが好ましい。そして、本体にベルトユニットを組み付ける過程では、第1位置決め面は、第2位置決め面よりも先にセンサユニットに当接し、センサユニットを位置センサ及び被検知部の並び方向へ押圧するように構成されていることが好ましい(請求項4)。
この構成によれば、被検知部の移動方向が位置センサ及び被検知部の並び方向と略直角であるため、被検知部の移動が原因となって被検知部と位置センサとが干渉する虞はない。そして、被検知部の移動方向と略平行な方向における位置決めよりも、位置センサ及び被検知部の並び方向と略平行な方向における位置決めを先に行うので、位置センサと被検知部との干渉を確実に回避することができる。
また、係合部はベルトユニットに設けられ、被係合部はセンサユニットに設けられ得る。この場合、係合部の第1位置決め面は、位置センサ及び被検知部の並び方向において、被係合部の第1位置決め面を挟むように当接し得る(請求項5)。
この構成によれば、ベルトユニットにおける係合部の第1位置決め面がセンサユニットにおける被係合部の第1位置決め面を挟むように当接するので、センサユニットは、位置センサ及び被検知部の並び方向における正逆いずれの方向においても、移動が確実に規制される。これにより、位置センサと被検知部との干渉を確実に防止できる。
また、係合部はベルトユニットに設けられ、被係合部はセンサユニットに設けられ得る。この場合、保持機構は、センサユニットを被検知部の移動方向と略平行な方向へ付勢する付勢手段を有し得る。そして、係合部の第2位置決め面と被係合部の第2位置決め面とは、付勢手段の付勢力によって当接することが好ましい(請求項6)。
この構成によれば、ベルトユニットにおける係合部の第2位置決め面とセンサユニットにおける被係合部の第2位置決め面とは、付勢手段の付勢力によって当接した状態に保たれるので、被検知部の移動方向における位置決めの精度が高い。よって、位置センサの検知精度の信頼性に優れている。
また、係合部及び被係合部は、ベルトユニットを本体に組み付けるのに伴い、位置センサ及び被検知部の並び方向と略直角であり、且つ被検知部の移動方向と略直角な方向へセンサユニットを押圧して正規位置へ移動させる第3位置決め面を有し得る(請求項7)。
この構成によれば、両第3位置決め面により、位置センサ及び被検知部の並び方向と略直角であり、且つ被検知部の移動方向と略直角な方向にセンサユニットを位置決めすることができ、これにより位置センサの検知精度を向上させることができる。
また、係合部はベルトユニットに設けられ、被係合部はセンサユニットに設けられ得る。この場合、係合部の第3位置決め面が被係合部の第3位置決め面を押圧する方向は、本体に対するベルトユニットの組み付け方向と略平行であり得る(請求項8)。
この構成によれば、ベルトユニットを本体に組み付けることにより、ベルトユニットにおける係合部の第3位置決め面とセンサユニットにおける被係合部の第3位置決め面とが当接した状態に保たれるので、ベルトユニットの組み付け方向における位置決めの精度が高い。
また、ベルトユニットには、ベルトの表面における搬送方向の上流端部を覆う形態であって、用紙をベルトの表面に搬送するためのシュートガイドが一体に設けられ得る(請求項9)。
この構成によれば、シュートガイドをベルトユニットに一体に設けたので、ベルトユニットを本体に対して着脱する際に、ベルトユニットがシュートガイドに干渉する虞がない。
また、この場合、用紙は搬送方向の前端がシュートガイドに当接した後にアクチュエータを押圧するようになっており、アクチュエータがシュートガイドに支持されていることが好ましい(請求項10)。
この構成によれば、シュートガイドとアクチュエータとの位置関係が高い精度で決まるので、アクチュエータによる用紙の位置検知動作の精度が高い。
また、本体は、搬送路を挟んでベルトユニットとは反対側に位置し、搬送路に沿って並んで配置された複数の感光体ドラムを備えていることが好ましい(請求項11)。
これによりタンデム型の画像形成装置が構成される。この構成よれば、搬送路に沿って並べられた複数の感光体ドラムが、位置センサからの位置検知信号に基づき、搬送される用紙に対して所定のタイミングで画像の形成を順次に開始していくのであるが、位置センサによる用紙の検知精度が高いので、良好な画像形成を行うことができる。
以下、本発明の画像形成装置の一例として、電子写真方式のタンデム型プリンタを実施例とし、この実施例について図面を参照しながら説明する。
<全体構成>
図1は実施形態のプリンタ1の模式断面図である。なお、以下では、説明の便宜のため、プリンタ1における定着ローラ21a側(図1における左側)を後側、定着ローラ21aとは反対側(図1における右側)を前側、給紙トレイ12側を下側、排紙トレイ13側を上側とする。
同図に示すように、プリンタ1は、ケーシング11と、このケーシング11に固定された図示しない複数のフレームとからなる本体を備えている。ケーシング11内には、給紙トレイ12、給紙ユニット27、ベルトユニット30、タンデム型の画像形成部24及び定着器21が備えられているとともに、ケーシング11の上面に排紙トレイ13が形成されている。また、ケーシング11内には、給紙トレイ12、ベルトユニット30、画像形成部24、定着器21及び排紙トレイ13に順に用紙Pを搬送するための搬送路14が構成されている。
<給紙トレイ>
給紙トレイ12はケーシング11の底部に配置されている。この給紙トレイ12内には用紙Pが積層された状態で収容されている。給紙トレイ12は、ケーシング11に対し、前側から水平に引き出すことにより、着脱可能である。
<給紙ユニット>
給紙ユニット27はケーシング11の前部に配置されている。この給紙ユニット27は、給紙トレイ12内の用紙Pを上方へ送り出す4つの給紙ローラ15と、給紙ローラ15の上方において、用紙Pを斜め上前方から斜め上後方へ転向させる第1ガイド16と、用紙Pをベルトユニット30に搬送するための一対のレジストローラ17とを有して構成されている。
<ベルトユニット>
ベルトユニット30は、ケーシング11内において、給紙トレイ12の上方に配置されている。このベルトユニット30は、詳細は後述するが、ベルト35を有しており、画像形成部24によってベルト35上の用紙Pにトナー像を形成するため、プリンタ1の前方から後方に向かって用紙Pを搬送するようになっている。
図2は、ケーシング11に対するベルトユニット30の着脱の様子を表す断面図である。同図に示すように、ベルトユニット30は、ケーシング11の排紙トレイ13を開け、画像形成部24を上方へ取り出した後、上方に垂直に持ち上げることで取り外すことが可能になっている。また、ベルトユニット30は、逆の手順で取付けられる。
<画像形成部>
図1に示す画像形成部24は、ケーシング11内において、ベルトユニット30の上方に並列配置されている。画像形成部24は、シアン、マゼンタ、イエロー及びブラックの4色に対応する各色のトナーを収容する4つのプロセスカートリッジ25と、これら4つのプロセスカートリッジ25と個別に対応して設けられた4つの感光体ドラム26とを備えている。4組のプロセスカートリッジ25と感光体ドラム26とは、ベルトユニット30のベルト35の上面に沿うように、前後方向に等間隔で並んで配置されている。
4つの感光体ドラム26は、ベルト35の上面との間で用紙Pを挟みながら、形成されたトナー像をその用紙Pに対して転写することにより画像成形を行う。各感光体ドラム26による用紙Pへの画像形成は、後述するアクチュエータ19の動きを検知した位置センサ56(図10参照)からの検知信号に基づき、所定のタイミングに用紙Pを感光体ドラム26へ搬送することによって行われる。
<定着器>
図1に示す定着器21は、ケーシング11内において、ベルトユニット30の後方に配置されている。この定着器21は一対の定着ローラ21aからなる。この定着器21により、用紙Pに形成されたトナー像を加熱しながら加圧して用紙に定着させて画像とする。
<排紙トレイ>
排紙トレイ13はケーシング11の上面に形成されている。この排紙トレイ13には、画像形成済みの用紙Pが積層される。図2に示すように、排紙トレイ13は、ベルトユニット30の着脱を可能にするために、ケーシング11から外せるようになっている。なお、排紙トレイ13は、後側が軸支されて前側が揺動される構成でもよい。
<搬送路>
図1に示すように、搬送路14はケーシング11内に設けられている。この搬送路14は、給紙トレイ12の前端近傍において用紙Pを上方へ送り出す4つの給紙ローラ15と、給紙ローラ15の上方において、用紙Pを斜め上前方から斜め上後方へ転向させる第1ガイド16とを有する。第1ガイド16の上端近傍には、用紙Pをシュートガイド18a、18bに向けて斜め上後方へ送り出す一対のレジストローラ17が設けられている。レジストローラ17の後方近傍位置には、用紙Pを斜め下後方へ転向させる上側シュートガイド18aと、上側シュートガイド18aの下方に位置する下側シュートガイド18bとが設けられている。レジストローラ17、上側シュートガイド18a及び下側シュートガイド18bも搬送路14を構成している。また、ベルトユニット30のベルト35の上面も搬送路14を構成している。
ケーシング11には、ベルトユニット30の後端近傍に、用紙Pを搬送方向の向きから斜め上後方へ転向させる第2ガイド20が設けられている。また、ケーシング11には、定着器21によって定着された用紙Pを送り出す搬送ローラ21bが設けられており、搬送ローラ21bの後方には、用紙Pを斜め後向きから斜め上前方へ転向させる第3ガイド22が設けられている。第3ガイド22の上端近傍には、用紙Pを排紙トレイ13に向けて概ね前方へ送り出す一対の排紙ローラ23が設けられている。これら第2ガイド20、搬送ローラ21b、第3ガイド22及び排紙ローラ23も搬送路14を構成している。
以上のように構成されたプリンタ1では、給紙トレイ12に収容されている用紙Pは、搬送路14によって搬送され、画像形成部24を通過する。用紙Pが画像形成部24を通過する間、用紙Pにはトナー像が転写され、用紙Pに形成されたトナー像が定着器21によって定着される。そして、画像定着済みの用紙Pは搬送路14によって排紙トレイ13に排出される。
このプリンタ1において、ベルトユニット30には、搬送路14を搬送中の用紙Pが検知位置に到達したときにその用紙Pの押圧力によって変位動作を行うアクチュエータ19が設けられている。以下、ベルトユニット30の詳細を説明する。
図3はベルトユニット30の斜視図である。なお、図3においては、説明の便宜のため、ベルトユニット30に設けられている上側シュートガイド18aが取り外されているとともに、給紙ユニット27の一部が図示されている。また、図4は、図3において、下側シュートガイド18bを取り外した状態のベルトユニット30の斜視図であり、図3と同様、給紙ユニット27の一部が図示されている。
図3及び図4に示すように、ベルトユニット30は、前後方向に長い左右一対のサイドフレーム31と、サイドフレーム31の後端に支持された駆動ローラ33と、サイドフレーム31の前端に支持された従動ローラ34と、駆動ローラ33と従動ローラ34とに張架された無端状のベルト35と、従動ローラ34の側端部に設けられて上側シュートガイド18a及び下側シュートガイド18bを保持するフロントフレーム37と、下側シュートガイド18bに保持されるアクチュエータ19とを有する。
駆動ローラ33を図示しないフレームに設けられた図示しないモータにより回転駆動すると、ベルト35は、循環走行し、上面が後方へ水平に移動する。また、サイドフレーム31間には、図1及び図2に示すように、ベルト35の上面を挟んで、4つの感光体ドラム26と対向配置される4本の転写ローラ36が差し渡されている。
図3及び図4に示すように、ベルトユニット30のフロントフレーム37には、その全幅に亘って、下側シュートガイド18bと、上側シュートガイド18aとが設けられている。下側シュートガイド18bは、図1に示すように、ベルト35に近づくにつれて厚みが薄くなるように傾斜しており、図3に示すように、幅方向の中央にはアクチュエータ19を上方に突出させるための開口18cがあけられている。
上側シュートガイド18aは、図1に示すように、全体として板状をなし、下側シュートガイド18bと対向して配置されている。この上側シュートガイド18aは、前端部の水平部38と、水平部38の後端から斜め下後方へ一体に延出する傾斜部39とから構成されている。水平部38は、ベルトユニット30の前端よりも前方に位置し、傾斜部39は、ベルトユニット30の前端部に対して上から覆うように位置している。傾斜部39のうち最も低い後端は、ベルトユニット30のベルト35の前端よりも少し後方の位置に接近した位置にある。
図10はベルトユニット30とセンサユニット50とを上下に分離した状態を表す斜視図である。同図に示すように、このプリンタ1においては、ケーシング1に固定されたフレームの1種であるベース部材61にセンサユニット50が設けられている。このセンサユニット50は、電力供給を受け、アクチュエータ19の変位動作に伴ってアクチュエータ19の被検知部43が待機位置から検知位置へ移動したことを検知する位置センサ56を有している。センサユニット50は、ベース部材61に形成された保持機構60によってベース部材61に対して相対移動可能に保持されている。そして、センサユニット50とベルトユニット30との間には、センサユニット50をベルトユニット30に対して位置決めする位置決め機構70が設けられている。以下、センサユニット50、位置センサ56、保持機構60及び位置決め機構70について、詳細に説明する。
図5は、ベルトユニット30をケーシング11に組み付けた状態において、アクチュエータ19とセンサユニット50との位置関係を表す部分拡大平面図であり、上側シュートガイド18a及び下側シュートガイド18bは省略している。図6は図5のB−B矢視断面図であり、図7は図5のC−C矢視断面図であり、図5〜7には、アクチュエータ19が図示されている。
図5、図6及び図7に示すように、アクチュエータ19は、軸線を左右方向に向けて揺動可能に設けられた揺動軸40と、揺動軸40の左端に一体に揺動し得るように設けられた被押圧片41と、揺動軸40の右端に一体に揺動し得るように設けられた被検知片42とを備えている。
図8は、ベルトユニット30をケーシング11内の図しないフレームに組み付けた状態における部分拡大側面図であって、アクチュエータ19が図示されている。また、図8では、ベルトユニット30として、フロントフレーム37のみを図示している。同図に示すように、アクチュエータ19の被押圧片41は、ベルトユニット30における左右方向中央位置に配置され、下側シュートガイド18bから上側シュートガイド18aに向けて開口18c(図3参照)から上方へ突出して配され、揺動軸40を中心に揺動自在に配されている。
図5に示すように、被検知片42は、ベルトユニット30の右端部に配置されている。アクチュエータ19は、常には被検知片42の自重により待機位置に保持されているが、用紙Pがその通過によって被押圧片41を押して揺動軸40を回動させることにより、検知位置へ揺動し得ることができる。なお、被検知片42の検知位置への保持は、自重だけではなく、ねじりコイルばね等により付勢しておいてもよい。
図9は図5のA−A矢視断面図である。同図に示すように、被検知片42は、揺動軸40から下方へ板状に延出した形態である。アクチュエータ19が待機位置にある状態では、被検知片42は、揺動軸40からほぼ真下へ突出する向きとなり、被検知片42の下端の被検知部43は、後述する位置センサ56の発光部57と受光部58(図10参照)との隙間の待機位置に位置する。アクチュエータ19が検知位置へ揺動すると、これに伴って、被検知片42が揺動軸40から斜め上前方へ突出する向きに変位するとともに、被検知部43が発光部57及び受光部58と非対応の検知位置へ変位する。つまり、被検知部43の変位方向は概ね前後方向である。
こうして、アクチュエータ19は、図1及び図3に示すように、搬送中の用紙Pの搬送方向の前端がレジストローラ17を通過して上側シュートガイド18aの水平部38の下面に当接したとき(即ち、検知位置に到達したとき)、図8に示すように、被押圧片41がその用紙Pの前端縁からの押圧力によって変位することによって動作する。
図10に示すように、センサユニット50は、ケーシング11に固定されたベース部材61に設けられ、ベルトユニット30のフロントフレーム37における右端縁部の下方に配置されている。
図11は、ベルトユニット30側の位置決め機構70を表す斜視図である。図6、図7、図10及び図11に示すように、ベルトユニット30のフロントフレーム37には、その下面から下方へ板状に突出する第1片71が形成されている。第1片71の側面は、前後方向と直角であってケーシング11のフレームに対するベルトユニット30の組み付け方向と平行をなす第1位置決め面71aとされている。第1片71の左右方向の幅寸法は、後述する一対の第1位置決め面78の間隔と同じ寸法となっている。第1片71の左右両側縁部の下端には、ケーシング11のフレームに対するベルトユニット30の組み付け方向に対して傾斜した案内面72が形成されている。
図8、図9及び図11に示すように、フロントフレーム37の下面における第1片71よりも後方の位置において、左右に並んで対をなす第2片73が形成されている。各第2片73は、上下方向に延びる第2位置決め面74と、前縁面74から斜め下後方へ延出する案内面75とからなる。
図6、図10及び図11に示すように、第1片71の下端には、さらに下方へ突出した第3片76が形成されている。この第3片76は、第1片71の幅方向における中央位置に配置されており、下面が第3位置決め面76aとされている。第1〜3片71、73、76はベルトユニット30に設けられた係合部70aである。位置決め機構70はこの係合部70aと後述する被係合部70bとからなる。
図12はセンサユニット50と保持機構60とを表す分解斜視図である。図12に示すように、センサユニット50は、ブロック状のセンサホルダ52と、センサホルダ52の左端に連なる位置決め部53とを一体成形したユニットボディ51を有する。センサホルダ52には、その上面及び後面に開放された形態の検知溝54が形成されている。検知溝54の左右両内側面には、夫々取付け溝55が形成されている。
この2つの取付け溝55には、位置センサ56を構成する発光部57と受光部58とが収容されている。発光部57と受光部58は、左右方向に並び、互いに対向するように位置されている。発光部57と受光部58はケーシング11に固定された図示しない電源基板に接続されている。この位置センサ56は、電力供給を受けることにより、発光部57から検知光を発し、受光部58が検知光を受けると、検知信号としての電気信号を出力するようになっている。
例えば、図9に示すように、アクチュエータ19の被検知部43が発光部57と受光部58との間の位置(即ち、待機位置)に存在している状態では、被検知部43が遮光し、受光部58が検知光を受光できないので、位置センサ56からは検知信号は出力されない。一方、用紙Pの通過によって、被検知部43が検知位置へ変位して、受光部58が検知光を受光すると、位置センサ56から検知信号が出力される。この検知信号に基づいて、用紙Pの通過タイミングが検知される。
図13はセンサユニット50と保持機構60とを表す部分拡大平面図であり、図14は図13のE−E矢視断面図である。図12〜14に示すように、センサユニット50には、その前後両下端縁における左右両端位置から略L字形に突出する二対の係止片67が形成されている。右端に配置された係止片67は、第1位置決め面78等を有する位置決め部53よりも右方へ突出してセンサホルダ52の下方に位置し、左端に配置された係止片67は、位置決め部53よりも左方へ突出している。この係止片67は保持機構60を構成する。
図15は図13のD−D矢視断面図である。保持機構60では、図6、図12及び図15に示すように、センサホルダ52の位置決め部53には被係合部70bが凹設されている。被係合部70b内における下方位置には、略方形の板バネ81が収容されている。板バネ81は、前後方向及び左右方向に対して略平行であり、ケーシング11のフレームに対するベルトユニット30の組み付け方向と略直角に延びている。板バネ81は、その前後両端の突片82を第1位置決め面78の下端の係止孔83に係止することにより、被係合部70bの下底面から浮いた状態で保持されている。板バネ81の上面が被係合部70bの第3位置決め面とされている。
図12に示すように、ケーシング11には、センサユニット50の設置領域にベース部材61が固定されている。図16はベース部材61及びセンサユニット50の底面図である。図12及び図16に示すように、ベース部材61には、センサユニット50を移動可能に保持するために、その水平な載置面62からベース部材61の下面に連通する4つの切欠63が前後左右に間隔を空けて形成されている。切欠63における載置面62側の開口は略L字形をなしており、各切欠63における載置面62側の開口縁の一部は抜止部64となっている。ベース部材61の前縁には、上方へ立ち上がる支持壁65が形成され、支持壁65の後面には左右一対のバネ受け66が形成されている。
図16に示すように、センサユニット50の二対の係止片67が切欠63内に差し込まれることにより、センサユニット50は、載置面62上を滑りながら、ベース部材61に対して前後方向及び左右方向へ僅かにスライドし得る状態で固定される。切欠63に差し込まれた係止片67は抜止部64の下面に係止されるため、センサユニット50は、ベース部材61に対して上下方向への僅かな移動は許容されるものの、ベース部材61から上方へ離脱することが規制されている。
また、図5、図7、図8、図10、図12〜15に示すように、バネ受け66と位置決め部53の前面との間には、付勢手段として、左右一対の圧縮コイルバネ68が装着されている。この圧縮コイルバネ68の弾性復元力により、センサユニット50は、ベース部材61に対して後方へ付勢され、常には後側の係止片67が切欠63の後面に突き当たる状態(最も後方の位置)に保持されている。
かかる保持機構60により、センサユニット50は、ケーシング11のベース部材61に対して、上下方向、前後方向及び左右方向への相対変位を許容された状態で保持されている。上下方向は、ケーシング11のフレームに対するベルトユニット30の組み付け方向と平行な方向である。前後方向は、被検知部43の移動方向と略平行な方向である。左右方向は、被検知部43が待機位置にある状態における位置センサ56と被検知部43との並び方向と略平行な方向である。
そして、位置センサ56と被検知部43との並び方向は、被検知部43の移動方向及びケーシング11のフレームに対するベルトユニット30の組み付け方向の両方向に対して略直角である。被検知部43の移動方向は、ケーシング11のフレームに対するベルトユニット30の組み付け方向と略直角である。また、圧縮コイルバネ68の付勢方向は被検知部43の移動方向と略平行である。
図6、図7及び図12に示すように、センサユニット50の位置決め部53には、上面及び前後両面に大きく開放された被係合部70bが形成されている。被係合部70bの左右両内側面は、一対の第1位置決め面78となっている。この一対の第1位置決め面78は、ケーシング11のフレームに対するベルトユニット30の組み付け方向と平行であり、且つ前後方向に対しても平行な平面となっている。この一対の第1位置決め面78の上端には、上方に向かって間隔が幅広となる一対の被案内面79が形成されている。
また、図8、図9、図10、図12、図13及び図15に示すように、位置決め部53の後方には、被係合部70bの左右方向の下端縁に沿う形態の第2位置決め面80が形成されている。この左右方向に細長く延びる第2位置決め面80は、位置決め部53の後面から突出しており、第2位置決め面80の長さ方向と直角な断面形状は、略半円形をなしている。
以上のように構成されたプリンタ1において、図2の状態から、ケーシング11のフレームに対してベルトユニット30を上から組み付けると、まず、図6及び図7に示すように、第1片71が被係合部70b内に進入し、案内面72と被案内面79の誘導作用によって第1位置決め面71aが第1位置決め面78間に嵌入する。この第1位置決め面71aと第1位置決め面78の嵌合作用により、センサユニット50はベース部材61に対して左右方向に相対移動させられて正規の位置に位置決めされる。この状態はベルトユニット30の組み付けが完了するまで維持される。
この状態からさらにベルトユニット30の組み付けを進めると、図8及び図9に示すように、第2片73の案内面75が第2位置決め面80に対して斜め上後方から当接し、圧縮コイルバネ68の付勢力に抗してセンサユニット50がベース部材61に対して前方へ相対的に押し動かされる。
さらにベルトユニット30の組み付けが進むと、第2片73の第2位置決め面74が第2位置決め面80に対して後方から当接する状態となる。この第2位置決め面74と第2位置決め面80との係合作用により、センサユニット50が前後方向において正規の位置に位置決めされる。この状態もベルトユニット30の組み付けが完了するまで維持される。
この後、さらにベルトユニット30の組み付けを進めると、図6に示すように、第3片76の第3位置決め面76aが板バネ81の上面に当接し、その後、さらにベルトユニット30の組み付けが進むのに伴い、板バネ81が下方へ湾曲するように弾性撓みする。そして、板バネ81の弾性復元力により、センサユニット50がベース部材61の載置面62に対して強く押し付けられる。これにより、センサユニット50が上下方向において正規の高さに位置決めされる。この状態もベルトユニット30の組み付けが完了するまで維持される。
そして、ベルトユニット30がケーシング11のフレームに対して正規の組み付け位置に組み付けられると、センサユニット50は、ベルトユニット30のフロントフレーム37に対し左右方向、前後方向及び上下方向において、正規の位置に位置決めされることとなる。これにより、アクチュエータ19の被検知部43は、位置センサ56の発光部57と受光部58とに対して正規の位置関係となるように配置される。
以上のように、本実施形態のプリンタ1によれば、位置センサ56に電力供給が必要なセンサユニット50をケーシング11のベース部材61に設け、電力供給を必要としなくても待機位置から検知位置への変位動作を行うアクチュエータ19をベルトユニット30に設けたので、ベルトユニット30の交換時にセンサユニット50を廃棄せずに済む。電力供給が必要な位置センサ56に比べると、電力供給が不要なアクチュエータ19は安価に済ませることが可能であることに鑑みると、このプリンタ1によれば、ベルトユニット30交換に関してランニングコストの低減を図ることができる。
また、このプリンタ1では、アクチュエータ19がベルトユニット30に設けられているので、アクチュエータ19の位置は、アクチュエータ19をケーシング11のフレームに設ける場合に比べ、ベルトユニット30に対して精度がよい。そして、保持機構60によってセンサユニット50をケーシング11のベース部材61に対して相対移動可能とした上で、位置決め機構70によってセンサユニット50をベルトユニット30及びこれに設けられているアクチュエータ19に対して位置決めするようにしているので、位置センサ56をアクチュエータ19に対して高い精度で位置決めすることができ、ひいては、高い精度で用紙Pの位置を検知することができる。
特に、このプリンタ1では、ベルトユニット30をケーシング11のフレームに組み付けるのに伴って、センサユニット50は、第1位置決め面71aと第1位置決め面78とによる位置決め機能により、位置センサ56と被検知部43との並び方向に対して略平行な左右方向へ押圧されて正規位置へ移動する。このため、被検知部43と位置センサ56との干渉を回避できる。
また、センサユニット50は、第2位置決め面74と第2位置決め面80とによる位置決め機能により、被検知部43の移動方向と略平行な前後方向へ押圧されて正規位置へ移動するので、位置センサ56の検知精度が向上する。
さらに、被検知部43の移動方向を位置センサ56及び被検知部43の並び方向と略直角としたので、被検知部43の移動が原因となって被検知部43と位置センサ56とが干渉する虞はない。そして、被検知部43の移動方向と略平行な方向における位置決めよりも、位置センサ56及び被検知部43の並び方向と略平行な方向における位置決めを先に行うようにしたので、位置センサ56と被検知部43との干渉を確実に回避することができる。
また、センサユニット50は、第1位置決め面78が第1位置決め面71aを挟むように当接するので、位置センサ56及び被検知部43の並び方向における正逆いずれの方向、即ち左右いずれの方向においても、移動が確実に規制される。これにより、位置センサ56と被検知部43との干渉を確実に防止できる。
さらに、このプリンタ1では、保持機構60は、センサユニット50を被検知部43の移動方向と略平行な後方へ付勢する圧縮コイルバネ68を有している。そして、センサユニット50は、圧縮コイルバネ68の付勢力によって第2位置決め面74と第2位置決め面80とが当接している。このため、被検知部43の移動方向における位置決めの精度が高い。よって、位置センサ56の検知精度の信頼性に優れている。
また、センサユニット50は、第3位置決め面76aと板バネ81とによる位置決め機能により、位置センサ56及び被検知部43の並び方向と略直角であり、且つ被検知部43の移動方向と略直角な上下方向に位置決めされ、位置センサ56の検知精度が高い。
さらに、このプリンタ1では、第3位置決め面76aがセンサユニット50を押圧する方向をケーシング11のフレームに対するベルトユニット30の組み付け方向と略平行とし、ケーシング11のフレームに対してベルトユニット30を組み付ける過程で、板バネ81が第3位置決め面76aで押圧されることにより弾性変形するようにしている。このため、第3位置決め面76aと板バネ81とは、板バネ81の弾性復元力により、常に当接した状態に保たれることから、ベルトユニット30の組み付け方向における位置決めの精度が高い。
また、ベルトユニット30には、ベルト35の上面における用紙Pの搬送方向の上流端部(前端部)を上から覆う形態であって、用紙Pをベルト35の表面に搬送するための上側シュートガイド18aと下側シュートガイド18bとを一体的に設けている。このため、ベルトユニット30をケーシング11のフレームに対して着脱する際に、ベルトユニット30がシュートガイド18a、18bに干渉する虞がない。
また、用紙Pにおける搬送方向の前端は、上側シュートガイド18aに当接した後にアクチュエータ19を押圧するようになっているが、アクチュエータ19の揺動軸40を上側シュートガイド18aの取付け母体であるフロントフレーム37に支持している。このため、上側シュートガイド18aとアクチュエータ19との位置関係が高い精度で決まるので、アクチュエータ19による用紙Pの位置検知動作の精度が高い。
そして、このプリンタ1では、ケーシング11のフレームには、搬送路14であるベルト35の上面を挟んでベルトユニット30とは反対側に位置する4つの感光体ドラム26が設けられている。このため、位置センサ56による用紙Pの検知精度が高められているので、良好な画像形成を行うことができる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)位置センサは、光学式のセンサに限定されず、磁気センサ等、電力供給が必要な他のタイプのセンサであってもよい。
(2)アクチュエータの変位形態は、揺動に限定されず、平行移動する形態であってもよい。
(3)位置センサ及び被検知部の並び方向(第1位置決め面がセンサユニットを押圧する方向)は、本体に対するベルトユニットの組み付け方向と略直角な方向である場合に限定されず、両者の並び方向がベルトユニットの組み付け方向と略平行であってもよい。
(4)被検知部の移動方向(第2位置決め面がセンサユニットを押圧する方向)は、本体に対するベルトユニットの組み付け方向と略直角な方向である場合に限定されず、被検知部の移動方向がベルトユニットの組み付け方向と略平行であってもよい。
(5)第3位置決め面によってセンサユニットが押圧される方向は、本体に対するベルトユニットの組み付け方向と略平行である場合に限定されず、ベルトユニットの組み付け方向と略直角な方向であってもよい。
(6)上記実施形態では係合部の第1位置決め面が被係合部の第1位置決め面によって挟まれる形態としたが、本発明によれば、係合部の第1位置決め面が被係合部の第1位置決め面を挟む形態としてもよい。
(7)付勢手段は、圧縮コイルバネに限らず、引張りコイルバネや捻りコイルバネなど、他の形態のバネであってもよい。
本発明は、電子写真方式であるレーザ露光方式のプリンタ、複写機、ファクシミリ装置等に利用可能である。
実施形態の画像形成装置であるプリンタの断面図である。 実施形態のプリンタに係り、ベルトユニットの着脱の様子を表す断面図である。 実施形態のプリンタに係るベルトユニットの斜視図である。 実施形態のプリンタに係るベルトユニットを示し、下側シュートガイドを外した状態を表す斜視図である。 実施形態のプリンタに係り、ベルトユニットを本体に組み付けた状態において、アクチュエータとセンサユニットとの位置関係を表す部分拡大平面図である。 図5のB−B矢視断面図である。 図5のC−C矢視線断面図である。 実施形態のプリンタに係り、ベルトユニットを本体に組み付けた状態において、第2位置決め面と第2位置決め面とによる位置決めが行われている様子を表す部分拡大側面図である。 図5のA−A矢視断面図である。 実施形態のプリンタに係り、ベルトユニットとセンサユニットとを上下に分離した状態を表す斜視図である。 実施形態のプリンタに係り、ベルトユニット側の位置決め機構を表す斜視図である。 実施形態のプリンタに係り、センサユニットと保持機構とを表す分解斜視図である。 実施形態のプリンタに係り、センサユニットと保持機構とを表す部分拡大平面図である。 図13のE−E矢視断面図である。 図13のD−D矢視断面図である。 実施形態のプリンタに係り、センサユニットの底面図である。
符号の説明
P…用紙
14…搬送路
11…ケーシング(本体)
35…ベルト
30…ベルトユニット
19…アクチュエータ
43…被検知部
56…位置センサ
50…センサユニット
60…保持機構
53…位置決め部
70…位置決め機構
70a…係合部
71…第1片
71a…第1位置決め面
78…第1位置決め面
73…第2片
74…第2位置決め面
80…第2位置決め面
76…第3片
76a…第3位置決め面
84…板バネ(第3位置決め面)
68…圧縮コイルバネ(付勢手段)
18a…上側シュートガイド
18b…下側シュートガイド
26…感光体ドラム

Claims (11)

  1. 用紙を搬送するための搬送路を有する本体と、
    前記本体に対して着脱可能であって、ベルトの表面が前記搬送路の一部を構成するベルトユニットと、
    前記ベルトユニットに設けられ、搬送中の前記用紙が検知位置に到達したときにその用紙の押圧力によって変位動作を行うアクチュエータと、
    電力供給を受け、前記アクチュエータの変位動作に伴って前記アクチュエータの被検知部が待機位置から検知位置へ移動したことを検知する位置センサを有するセンサユニットと、
    前記本体に設けられ、前記センサユニットを前記本体に対して相対移動可能に保持する保持機構と、
    前記センサユニット及び前記ベルトユニットの一方に設けられた係合部と、前記センサユニット及び前記ベルトユニットの他方に設けられた被係合部とを有し、該係合部と該被係合部との係合により前記センサユニットを前記ベルトユニットに対して位置決めする位置決め機構とを備えていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記係合部及び前記被係合部は、前記ベルトユニットを前記本体に組み付けるのに伴って、前記センサユニットを前記位置センサ及び前記被検知部の並び方向に対して略平行な方向へ押圧して正規位置へ移動させる第1位置決め面を有している請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記係合部及び前記被係合部は、前記ベルトユニットを前記本体に組み付けるのに伴って、前記センサユニットを前記被検知部の移動方向と略平行な方向へ押圧して正規位置へ移動させる第2位置決め面を有している請求項1記載の画像形成装置。
  4. 前記位置センサ及び前記被検知部の並び方向と、前記被検知部の移動方向とは略直角であり、
    前記位置センサ及び前記被検知部の並び方向と、前記被検知部の移動方向とは、いずれも前記本体に対する前記ベルトユニットの組み付け方向と略直角であり、
    前記係合部及び前記被係合部は、前記センサユニットを前記位置センサ及び前記被検知部の並び方向と略平行な方向へ押圧して正規位置へ移動させる第1位置決め面と、前記センサユニットを前記被検知部の移動方向と略平行な方向へ押圧して正規位置へ移動させる第2位置決め面とを有しており、
    前記本体に前記ベルトユニットを組み付ける過程では、両前記第1位置決め面が両前記第2位置決め面よりも先に前記センサユニットに当接して前記センサユニットを前記位置センサ及び前記被検知部の並び方向へ押圧するように構成されている請求項1記載の画像形成装置。
  5. 前記係合部は前記ベルトユニットに設けられ、前記被係合部は前記センサユニットに設けられ、
    前記係合部の前記第1位置決め面は、前記位置センサ及び前記被検知部の並び方向において、前記被係合部の前記第1位置決め面を挟むように当接する請求項2又は4記載の画像形成装置。
  6. 前記係合部は前記ベルトユニットに設けられ、前記被係合部は前記センサユニットに設けられ、
    前記保持機構は、前記センサユニットを前記被検知部の移動方向と略平行な方向へ付勢する付勢手段を有しており、
    前記係合部の前記第2位置決め面と前記被係合部の前記第2位置決め面とは、前記付勢手段の付勢力によって当接する請求項3又は4記載の画像形成装置。
  7. 前記係合部及び前記被係合部は、前記ベルトユニットを前記本体に組み付けるのに伴い、前記位置センサ及び前記被検知部の並び方向と略直角であり、且つ前記被検知部の移動方向と略直角な方向へ前記センサユニットを押圧して正規位置へ移動させる第3位置決め面を有する請求項1乃至請求項6のいずれか1項記載の画像形成装置。
  8. 前記係合部は前記ベルトユニットに設けられ、前記被係合部は前記センサユニットに設けられ、
    前記係合部の前記第3位置決め面が前記被係合部の前記第3位置決め面を押圧する方向は、前記本体に対する前記ベルトユニットの組み付け方向と略平行である請求項7記載の画像形成装置。
  9. 前記ベルトユニットには、前記ベルトの表面における搬送方向の上流端部を覆う形態であって、前記用紙を前記ベルトの表面に搬送するためのシュートガイドが一体に設けられている請求項1乃至8のいずれか1項記載の画像形成装置。
  10. 前記用紙は前記搬送方向の前端が前記シュートガイドに当接した後に前記アクチュエータを押圧するようになっており、
    前記アクチュエータは前記シュートガイドに支持されている請求項9記載の画像形成装置。
  11. 前記本体は、前記搬送路を挟んで前記ベルトユニットとは反対側に位置し、前記搬送路に沿って並んで配置された複数の感光体ドラムを備えている請求項1乃至10のいずれか1項記載の画像形成装置。
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