JP4559962B2 - 層状チタン酸ナノシートの製造方法 - Google Patents
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また、チタン化合物の中には、厚さがナノスケールのシートを形成するものがある。
チタン化合物ナノシートは層状チタン化合物をソフト化学的な処理により結晶構造の基本単位である層にまで剥離することにより得られ、分子レベルの厚み(nmレベル)に対して横方向にはその数百倍以上のサイズ(μmレベル)をもち、高表面積であることから、各種用途への応用が期待される。
しかしながら、この方法は、アミン類と水とを混合するものであるため、水と相溶性が乏しい長鎖のアミン類を適用することは困難であり、有機化合物に対する分散性の優れた層状チタン酸ナノシート分散液を製造することは困難であった。
この方法は、具体的には、まずCs2CO3:TiO2(モル比)=1:5.2の混合粉末を800℃で20時間焼成して、レピドクロサイト型層状チタン酸化物であるCs0.7Ti1.825□0.175O4(□は空孔)を合成し、この粉末を1モル/L程度の塩酸水溶液中で攪拌することで、層状構造を維持したまま、層間のCsイオンを全て水素イオンに入れ換えて、H0.7Ti1.825□0.175O4・H2Oの組成をもつ水素型物質に誘導する。次いで、これに塩基物質であるテトラブチルアンモニウムヒドロキシドを含む溶液を作用させ、層間に上記塩基物質をインターカレートさせ、コロイド液を得る方法である。
しかしながら、この方法は、チタンを含有する原料を高温で焼成する必要があり、その後の操作も煩雑である。
かかる観点から、層状チタン酸ナノシート、特に有機物質に対する分散性に優れた層状チタン酸ナノシートを簡便に効率よく製造する方法が求められていた。
すなわち、本発明は、次の(1)〜(4)を提供する。
(1)チタンアルコキシド及び/又はチタン塩を、ホスフィン化合物の存在下で加水分解する層状チタン酸ナノシートの製造方法。
(2)水酸化チタンとホスフィン化合物とを接触させる層状ナノシートの製造方法であって、該水酸化チタンが、チタンアルコキシドのアルコール溶液と水を混合して得られるものであり、ホスフィン化合物が第4級ホスホニウム水酸化物である、層状チタン酸ナノシートの製造方法。
(3)水酸化チタンとホスフィン化合物とを接触させる層状ナノシートの製造方法であって、該水酸化チタンが、チタン塩の加水分解により得られるものであり、該ホスフィン化合物が、第4級ホスホニウム水酸化物である、層状チタン酸ナノシートの製造方法。
(4)上記(1)〜(3)のいずれかの製造方法により得られる層状チタン酸ナノシート。
ここで層状チタン酸ナノシートは、チタンを中心として6個の酸素が配位した8面体構造を基本ユニットとし、このユニットが平面状に並んだ構造を有する。本発明において、層状チタン酸ナノシートは、具体的には3チタン酸、4チタン酸、5チタン酸、6チタン酸、レピドクロサイト型等の構造を有するチタン酸ナノシートを包含する。
本発明の方法においては、チタン源として、(i)チタンアルコキシド及び/又はチタン塩、(ii)(a)チタンアルコキシドのアルコール溶液と水を混合して得られる水酸化チタン、又は(b)チタン塩の加水分解により得られる水酸化チタンが用いられる。
チタンアルコキシドとしては、炭素数1〜8、好ましくは炭素数2〜6のアルコキシ基を有するものが好ましい。具体的には、チタンテトラエトキシド、チタンテトライソプロポキシド、チタンテトラブトキシド等が挙げられる。一般的な入手のし易さ、取り扱い性の観点から、特にチタンテトライソプロポキシドが好ましい。
上記チタンアルコキシドは、単独で又は2種以上を混合して用いることができる。
チタン塩としては、四塩化チタン、三塩化チタン、二塩化チタン等の塩化チタン、硫酸チタン、硫酸チタニル、硝酸チタニル等が挙げられる。一般的に入手しやすく、チタン原料として汎用されている四塩化チタン、硫酸チタン、及び硫酸チタニルから選ばれる1種以上がより好ましい。
上記チタン塩は、単独で又は2種以上を混合して用いることができる。
本発明において、チタン源として使用する水酸化チタンは、チタンアルコキシド又はチタン塩の加水分解により得ることができる。ここで、水酸化チタンは、Ti(OH)2、Ti(OH)3、Ti(OH)4又はH4TiO4なる組成式を有するものを包含する。
(a)チタンアルコキシドの加水分解による水酸化チタンの生成は、上記のチタンアルコキシドのアルコール溶液と水とを混合し、必要により加熱することにより行うことができる。チタンアルコキシドのアルコール溶液の調製に用いるアルコールとしては、メチルアルコール、エチルアルコール、イソプロピルアルコール、n−ブチルアルコール、イソペンチルアルコール等が挙げられる。
加水分解において加える水分量は、水酸化チタンを得るために必要な量以上であれば特に制限はないが、チタンアルコキシドの質量に対して5〜50倍量が好ましく、10〜15倍量がより好ましい。加水分解の温度及び時間は、用いるチタンアルコキシドに応じ、適宜選択することができる。
加水分解の際には、アルカリを共存させてもよい。共存させることができるアルカリとしては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属水酸化物、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム等のアルカリ土類水酸化物が挙げられる。また、アンモニアやアミン類もアルカリとして使用することができる。これらの中では、入手のし易さ、取り扱い性の観点から、アルカリ金属水酸化物、アンモニア及びアミン類がより好ましい。
アルカリの添加量は、チタン塩水溶液のpHが2以上となる量、より好ましくはpHが4以上となる量が好ましい。
加水分解において加える水分量は、水酸化チタンを得るために必要な量以上であればよいが、チタン塩の質量に対して5〜50倍量が好ましく、10〜15倍量がより好ましい。
加水分解の温度及び時間は、用いるチタン塩に応じ、適宜選択することができる。なお、チタンとともに、他の元素、例えば、バナジウム、ニオブ、タンタル、ジルコニウム、アルミニウム、鉄、コバルト、ニッケル、マンガン等を共存させ、複合化することもできる。
得られた水酸化チタンは、溶液に分散したまま、あるいは溶媒を除去して粉末として用いることができる。
本発明で用いるホスフィン化合物としては、トリアルキルホスフィン類、トリフェニルホスフィン類、第4級ホスホニウム水酸化物等が挙げられる。
トリアルキルホスフィン類としては、炭素数1〜10のアルキル基、及び/又は炭素数5又は6のシクロアルキル基を有するものが好ましい。具体的には、トリメチルホスフィン、トリエチルホスフィン、トリn−プロピルホスフィン、トリイソプロピルホスフィン、トリ−n−ブチルホスフィン、トリヘキシルホスフィン、トリオクチルホスフィン及びトリシクロヘキシルホスフィン等が挙げられる。
トリフェニルホスフィン類としては、例えばトリフェニルホスフィン、トリトリルホスフィン、トリベンジルホスフィン、及びトリス(2,6−ジメトキシフェニル)ホスフィン等が挙げられる。
第4級ホスホニウム水酸化物としては、下記式(1)で表される化合物が好ましい。
アルキル基及びヒドロキシアルキル基のR1〜R4は、それぞれ独立して、炭素数1〜8の直鎖状又は鎖状ものが好ましく、炭素数1〜6個のものが特に好ましい。
アリール基又はヒドロキシアリール基のR1〜R4は、それぞれ独立して、炭素数6〜12のものが好ましい。
置換基としては、炭素数1〜6のアルキル基、アルコシキ基、アミノ基、ニトロ基等が挙げられる。
これらの中では、テトラメチルホスホニウムヒドロキシド、テトラエチルホスホニウムヒドロキシド、テトラプロピルホスホニウムヒドロキシド、及びテトラブチルホスホニウムヒドロキシドが特に好ましい。
前記のホスフィン化合物は、ナノシート生成の観点から、濃度9mmol/Lの水溶液におけるpHが9以上であることが好ましい。
本発明の製造方法においては、(i)チタンアルコキシド及び/又はチタン塩を、ホスフィン化合物の存在下で加水分解する方法、(ii)(a)チタンアルコキシドのアルコール溶液と水を混合して得られる水酸化チタン、又は(b)チタン塩の加水分解により得られる水酸化チタンと、ホスフィン化合物とを混合し、接触させる方法により、層状チタン酸ナノシートを製造する。
チタンアルコキシド及び/又はチタン塩とホスフィン化合物とを混合する場合の、Ti/ホスフィン化合物のモル比は、反応効率の観点から、その上限が、好ましくは5以下、より好ましくは3.0以下、更に好ましくは2.5以下、特に好ましくは1.5以下であり、その下限が、好ましくは0.1以上、より好ましくは0.2以上である。
前記(i)の方法による場合は、チタンアルコキシドのアルコール溶液を調製し、水の存在下で行うことが好ましい。用いることのできるアルコールは、前記のとおりである。
混合液中のチタン濃度は、酸化チタン(TiO2)換算で0.01〜15質量%が好ましく、0.05〜10質量%がより好ましく、0.05〜5質量%が更に好ましい。
また、ホスフィン化合物に相溶性の高い溶媒を添加することで、炭素数の多いアルキル基を有するホスフィン化合物の溶解性を向上させることができ、好ましい。かかる溶媒としては、メチルアルコール、エチルアルコール、イソプロピルアルコール、n−ブチルアルコール、イソペンチルアルコール等のアルコール、アセトン、テトラヒドロフラン等の含酸素有機溶媒、及びアセトニトリル等の含窒素有機溶媒が挙げられる。これらの中でも、メチルアルコール、エチルアルコール、イソプロピルアルコール、n−ブチルアルコール、イソペンチルアルコール等のアルコールが好ましい。
チタン源を混合する際の温度は、特に限定されないが、2〜200℃で有機カチオン含有層状チタン酸のナノシートが好ましく生成する。長鎖ホスフィン化合物の安定性の観点から、10〜150℃がより好ましく、20〜100℃が更に好ましい。反応時間は0.1〜20時間が好ましく、1〜10時間がより好ましい。
また、層構造を発達させるために、ホスフィン化合物とチタン源を混合した後に、更に50〜200℃で水熱合成を行ってもよい。
このようにして、有機カチオン含有層状チタン酸ナノシートを含有する透明分散液を得ることができる。また、乾燥により該分散液から水又は溶媒を除去することで、有機カチオン含有層状チタン酸ポリアニオンナノシートが製造される。
このとき用いられる有機溶媒としては、水はもとより、メチルアルコール、エチルアルコール、イソプロピルアルコール、ブチルアルコール等のアルコール、アセトン、テトラヒドロフラン、プロピレンカーボネート等の含酸素有機溶媒、及びアセトニトリル等の含窒素有機溶媒等を挙げることができる。
分散液中のチタン濃度は、酸化チタン(TiO2)換算で0.01〜15質量%が好ましく、0.05〜10質量%がより好ましく、0.05〜5質量%が更に好ましい。
本発明において、X線回折により、層間隔はカチオンサイズが大きくなるにしたがって増大することが確認されており、有機カチオンは層間に存在しているものと考えられ、このことから有機溶媒への分散性を良好にしているものと推定される。
実施例1
イソプロピルアルコール10mLにチタンテトライソプロポキシド0.34g(1.18mmol)を溶解させてチタン源を得た。40%テトラブチルホスホニウムヒドロキシド水溶液0.94g(1.36mmol)を蒸留水150gに加えて、室温下攪拌しながら、前記チタン源を徐々に滴下した。滴下直後より、溶液は白濁したが、攪拌を続けると無色透明溶液になった。このときのTiO2換算濃度は0.06%であり、Ti/テトラブチルホスホニウムヒドロキシドのモル比は0.87であった。
得られた無色透明溶液をガラス板上に数滴滴下し、乾燥させた膜を用いてX線回折分析を行った。その結果、図1に示すX線回折パターンが得られた。このX線パターンでは、d値で18.28(角度2θで4.83°)付近に主ピーク(第1ピーク)が認められ、次いで第2ピークがd=9.35(9.45°)付近に、第3ピークがd=6.24(14.19°)付近に認められた。第1ピークに対して第2ピーク、第3ピークのd値はそれぞれ約1/2及び1/3になっていることから、生成したチタン酸が層間に有機カチオンを挟んだ層構造であることが確認できた。また、無色透明溶液をラマン分光分析した結果、層状チタン酸(レピドクロサイト型層状酸化チタン)に特有の278cm-1、442cm-1、702cm-1付近にピークが得られた。
前記無色透明溶液を、真空乾燥機を用いて60℃で乾燥し、白色粉体を得た。この粉体0.1gに対して水、メチルアルコール、エチルアルコール、イソプロピルアルコール、プロピレンカーボネート、アセトニトリル、アセトン、テトラヒドロフランの各溶媒を9.9g添加して攪拌した。攪拌後の様子を目視観察した結果、全ての溶液で透明溶液となっており、チタン酸ナノシートが十分に分散した分散溶液が得られたことを確認できた。
イソプロピルアルコール10mLにチタンテトライソプロポキシド33.54g(118mmol)を溶解させたチタン源を得た。
40%テトラブチルホスホニウムヒドロキシド水溶液40.78g(59mmol)を蒸留水に溶解し150gとした。この水溶液を室温下攪拌しながら、前記チタン源を徐々に滴下した。滴下直後より、溶液は白濁したが、攪拌を続けると無色透明溶液になった。このときのTiO2換算濃度は約5%であり、Ti/テトラブチルホスホニウムヒドロキシドのモル比は2.0であった。
得られた無色透明溶液を用いて、実施例1と同様に乾燥してX線回折分析を行った。その結果、層構造を示す図1と同様のX線回折パターンが得られ、生成したチタン酸が層間に有機カチオンを挟んだ層構造であることが確認できた。また、この溶液について、ラマン分光分析を行った結果、層状チタン酸(レピドクロサイト型層状酸化チタン)に類似するピークが得られた。
前記無色透明溶液を、実施例1と同様に乾燥して得た白色粉体を用いて、水、メチルアルコール、エチルアルコール、イソプロピルアルコール、プロピレンカーボネート、アセトニトリル、アセトン、テトラヒドロフランの各溶媒との分散性を評価した結果、全ての溶液で透明溶液となっており、チタン酸ナノシートが各溶媒に十分に分散していることを確認できた。
イソプロピルアルコール10mLにチタンテトライソプロポキシド0.34g(1.18mmol)を溶解させたチタン源を、攪拌している蒸留水150gに加えて、加水分解し、生成した水酸化チタンを含む懸濁液を得た。
この水酸化チタンを含む懸濁液を攪拌しながら、40%テトラブチルホスホニウムヒドロキシド溶液0.94g(1.36mmol)を添加した。攪拌を続けると、無色透明溶液になった。このときのTiO2換算濃度は0.06%であり、Ti/テトラブチルホスホニウムヒドロキシドのモル比は0.87であった。
得られた無色透明溶液を用いて、実施例1と同様に乾燥してX線回折分析を行った。その結果、層構造を示す図1と同様のX線回折パターンが得られ、生成したチタン酸が層間に有機カチオンを挟んだ層構造であることが確認できた。また、この溶液について、ラマン分光分析を行った結果、層状チタン酸(レピドクロサイト型層状酸化チタン)に類似するピークが得られた。
前記無色透明溶液を、実施例1と同様に乾燥して得た白色粉体を用いて、水、メチルアルコール、エチルアルコール、イソプロピルアルコール、プロピレンカーボネート、アセトニトリル、アセトン、テトラヒドロフランの各溶媒との分散性を評価した結果、全ての溶液で透明溶液となっており、チタン酸ナノシートが各溶媒に十分に分散していることを確認できた。
四塩化チタン1.18mmol(0.22g)を蒸留水150gに氷冷しながら溶解し、溶解後、室温になるまで放置した。その後、5%アンモニア水をpHが7になるまで添加し、水酸化チタンを得た。
水酸化チタンを濾別、洗浄後、再度蒸留水150gを添加し、攪拌しながら8%テトラエチルホスホニウムヒドロキシド溶液2.79g(1.36mmol)を添加した。攪拌を続けると、無色透明溶液になった。このときのTiO2換算濃度は0.06%であり、Ti/テトラエチルホスホニウムヒドロキシドのモル比は0.87であった。
得られた無色透明溶液を用いて、実施例1と同様に乾燥してX線回折分析を行った。その結果、層構造を示す図1と同様のX線回折パターンが得られ、生成したチタン酸が層間に有機カチオンを挟んだ層構造であることが確認できた。また、この溶液について、ラマン分光分析を行った結果、層状チタン酸(レピドクロサイト型層状酸化チタン)に類似するピークが得られた。
前記無色透明溶液を、実施例1と同様に乾燥して得た白色粉体を用いて、水、メチルアルコール、エチルアルコール、イソプロピルアルコール、アセトニトリル、アセトン、テトラヒドロフラン、プロピレンカーボネートの各溶媒との分散性を評価した結果、全ての溶液で透明溶液となっており、チタン酸ナノシートが十分に分散した分散溶液が得られたことを確認できた。
Claims (8)
- チタンアルコキシド及び/又はチタン塩を、第4級ホスホニウム水酸化物の存在下で加水分解する層状チタン酸ナノシートの製造方法。
- チタンアルコキシドが、チタンテトライソプロポキシドである、請求項1に記載の層状チタン酸ナノシートの製造方法。
- チタン塩が、四塩化チタン、硫酸チタン、及び硫酸チタニルから選ばれる1種以上である、請求項1又は2に記載の層状チタン酸ナノシートの製造方法。
- 水酸化チタンとホスフィン化合物とを接触させる層状ナノシートの製造方法であって、該水酸化チタンが、チタンアルコキシドのアルコール溶液と水を混合して得られるものであり、ホスフィン化合物が第4級ホスホニウム水酸化物である、層状チタン酸ナノシートの製造方法。
- チタンアルコキシドが、チタンテトライソプロポキシドである、請求項4に記載の層状チタン酸ナノシートの製造方法。
- 水酸化チタンとホスフィン化合物とを接触させる層状ナノシートの製造方法であって、該水酸化チタンが、チタン塩の加水分解により得られるものであり、該ホスフィン化合物が、第4級ホスホニウム水酸化物である、層状チタン酸ナノシートの製造方法。
- チタン塩が、四塩化チタン、硫酸チタン、及び硫酸チタニルから選ばれる1種以上である、請求項6に記載の層状チタン酸ナノシートの製造方法。
- 請求項1〜7のいずれかに記載の製造方法により得られる、層状チタン酸ナノシート。
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