JP4558260B2 - 贈与仲介システムおよびその方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、贈与仲介システムおよびその方法に関し、詳しくはサーバ上に設けられ所定のデータを蓄積するデータ蓄積手段に、ネットワークを介してアクセスを行ない、該ネットワークを介して行なわれる贈与を仲介する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、ネットワークを用いた情報提供技術の発展に伴い、ネットワーク上で商品を特定して、これを特定の個人などに贈呈するシステムが実用化されている。こうしたシステムは、インターネットなどのネットワーク上にIPアドレスなどによって特定されるサーバを用意し、ここに贈呈、贈与しようとする商品のデータを蓄積している。商品を他人に贈呈、贈与使用とするものは、このサーバが存在するサイトにアクセスし、サーバに蓄積されたデータに基づいて商品を特定する。その上で、商品の代金を、銀行振り込みやクレジットカード決済により支払うと共に、商品の送付先をサーバ上の特定の領域に書き込む。
【0003】
このサイトを運用する主体は、代金の決済を確認してから、指定された商品を書き込まれた送付先に送る。これで、所望の商品が特定の相手に贈呈されることになる。かかるシステムは、歳暮、中元などの季節の贈り物や、誕生日、結婚、出産、進学、就職などのお祝い、あるいはこれらの慶事のお返し(いわゆる内祝)、更には忌明けのお返しなどに、用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ネットワークを介したこうした贈呈、贈与のシステムは、送り主が一方的に商品を送るだけであり、贈呈、贈与を受ける人の希望などは、予め本人が聞いておかない限り、反映することはできなかった。贈呈、贈与を行なう際、相手の希望商品を聞くことは、必ずしも一般的には行なわれておらず、贈り主としては、何を贈ったらよいか、迷うことは少なくない。また、結婚などで多数の親戚、友人などから贈り物を受ける場合、商品が重複したり、自分たちの生活には必要のないものを贈られて、困惑するということも現実には少なくない。
【0005】
こうした問題は、いわば社会的習慣の問題でもあるが、例えば贈り主が相手に贈呈を受けたいものを尋ねることが社会的に許容されるようになったとしても、本人が求めているものの価格が、贈り主が予定していた贈与の範囲を越えていることもあり得、社会的習慣の変更だけでは解決することができない。多人数が一人または一組にバラバラに贈り物を贈る際の様々な問題を解決する技術的インフラストラクチャは、未だ提案されていない。
【0006】
一般に、贈呈、贈与すべき商品は、贈り物をすべき理由(結婚,出産等)だけで客観的に定まるものではなく、贈り物を受ける人や贈り主の個性や、贈り物を受ける人と贈り主との関係(例えば、儀礼的関係か否か、濃厚な関係か否か)等の主観的要素が複雑に絡み合って決定される。従って、ネットワークを介した贈呈、贈与のシステムの実用性を最大限に高めるには、現在または将来の人々の嗜好や商品傾向を広く加味し、贈与すべき商品を、一般市場に流通している商品群とほぼ同等のバリエーションで準備する必要がある。しかしながら、市場流通品の全てを贈答品としてラインナップすることは、多数の取引口座の新規開設が必要となり、商品の仕入れや管理も極めて煩雑となることから、現実には困難であった。
【0007】
本発明の贈与仲介装置およびその方法は、こうした問題を解決し、特に複数人が特定の相手に贈呈、贈与を行なう際の利便なシステムを、贈り物を受け取る者の満足度を確保しつつ、提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】
本発明の贈与仲介システムは、
サーバ上に設けられ所定のデータを蓄積するデータ蓄積手段に、ネットワークを介してアクセスを行ない、該ネットワークを介して行なわれる贈与を仲介する贈与仲介システムであって、
複数の商品についての画像および価格を含む情報を、予め登録した商品情報記憶手段と、
贈与を受ける者についての情報を、ネットワーク上で特定可能な個人情報と共に予め登録する第1の記憶手段と、
贈与を行なう複数の者をネットワーク上で認識可能なパスワードをそれぞれ記憶する第2の記憶手段と、
前記ネットワークを介したアクセスがあったとき、前記個人情報の認証を行ない、前記第1の記憶手段に登録された個人情報の少なくとも一部との対応が認定された場合には、前記ネットワークを介した前記データ蓄積手段へのアクセスを許可する許可手段と、
該許可を受けたアクセスにより、前記商品情報記憶手段に登録された複数の商品の中から、贈与を受けようとする一以上の商品を選択し、該商品を前記データ蓄積手段に登録する商品登録手段と、
前記第2の記憶手段に記憶されたいずれか一のパスワードを用いた前記ネットワークを介したアクセスに対して、前記商品登録手段により登録された商品を、一覧的に画面表示する表示手段と、
該表示された商品について、前記パスワードを用いてアクセスした贈与を行なう者による代金の負担の申し込みを受け付ける申込手段と、
該申し込まれた商品を申し込み済みとして、前記記憶されたいずれのパスワードを用いた前記ネットワークを介したアクセスに対しても表示する申し込み済み表示手段と
前記ネットワークを介したアクセスが前記許可手段により許可されたとき、前記商品登録手段によって登録された商品を一覧的に画面表示する詳細情報表示手段と
前記許可手段による許可を受けた後で、前記商品情報記憶手段に記録された商品以外の商品に関する情報に基づいて、贈与を受けようとする一以上の商品を指定し、該指定された商品に関する情報を前記データ蓄積手段に追加登録する商品登録追加手段と
を備え、
記表示手段は、前記商品登録追加手段により追加登録された商品を、前記商品登録手段により登録された商品と共に一覧的に画面表示させることを要旨としている。
【0009】
また、この贈与仲介システムに対応した贈与仲介方法の発明は、
サーバ上に設けられ所定のデータを蓄積するデータ蓄積手段に、ネットワークを介してアクセスして行なわれる贈与を仲介する贈与仲介方法であって、
複数の商品についての画像および価格を含む情報を、予め登録し、
贈与を受ける者についての情報を、ネットワーク上で特定可能な個人情報と共に、前記サーバの所定の記憶手段に予め登録し、
贈与を行なう複数の者をネットワーク上で認識可能なパスワードをそれぞれ記憶し、
前記ネットワークを介したアクセスがあったとき、前記個人情報の認証を行ない、前記記憶手段に登録された個人情報の少なくとも一部との対応が認定された場合には、前記ネットワークを介した前記データ蓄積手段へのアクセスを許可し、
該許可を受けたアクセスにより、前記予め登録された複数の商品の中から、贈与を受けようとする一以上の商品を選択して、前記データ蓄積手段に登録すると共に、前記予め登録された商品以外の商品に関する情報に基づいて、贈与を受けようとする一以上の商品を、前記データ蓄積手段に追加登録し、
前記パスワードを用いた前記ネットワークを介したアクセスに対して、前記登録された商品および追加登録された商品を、一覧的に画面表示し、
該表示された商品について、前記パスワードを用いてアクセスした贈与を行なう者による代金の負担の申し込みを受け付け、
該申し込まれた商品を申し込み済みとして、前記記憶されたいずれのパスワードを用いた前記ネットワークを介したアクセスに対しても表示し、
前記ネットワークを介した前記贈与を受ける者によるアクセスが許可されたとき、前記登録された商品を一覧的に画面表示するこ
を要旨としている。
【0010】
ここで、「データ蓄積手段に蓄積されたデータ」には、ネットワークを介した通信を実現するためのプログラムデータや、個人情報やパスワードに関するデータ等の贈与仲介システムを提供するために必要なデータが含まれる。この「データ蓄積手段に蓄積されたデータ」として、贈り物としての商品の品名や品番,写真等のデータを含めることも可能である。
【0011】
かかる贈与仲介の手法によれば、個人情報の認証がなされることを条件として、ネットワークを介したデータ蓄積手段へのアクセスを許可する。この許可を受けたアクセス後に、商品登録手段が、データ蓄積手段に蓄積されたデータ以外の商品に関する情報に基づいて贈与を受けようとする一以上の商品を指定し、該指定された商品に関する情報をデータ蓄積手段に登録する。従って、データ蓄積手段にデータが蓄積されていない商品を、贈り物として登録することが可能となり、贈り物としての商品選択の幅を広げることができる。この結果、贈与を受けようとする者が望んでいる商品を的確に贈呈することができる。
【0012】
上記の贈与仲介システムおよびその方法には、様々な展開を考えることができる。以下、仲介装置を例にとって説明するが、仲介方法としても、ほぼ同様の展開が可能である。
【0013】
データ蓄積手段への許可を受けたアクセス後に、該データ蓄積手段とネットワークを介して連結された他のデータ蓄積手段へのアクセスを許可する第2の許可手段と、他のデータ蓄積手段に格納された商品に関する情報を、所定の指示に基づいて取得する商品情報取得手段とを備える構成とし、商品登録手段を、該商品情報取得手段により取得された情報に基づいて贈与を受けようとする一以上の商品を指定し、該商品に関する情報をデータ蓄積手段に登録する手段とすることも好適である。こうすれば、データ蓄積手段へのアクセスの一機会を利用して、ネットワーク上で販売されている他の商品群から商品を選び、これを贈与を受けようとする商品として登録することが可能となる。従って、贈与を受けようとする者が望んでいる商品を、外出することなく、簡便に探すことができる。
【0014】
商品に関する情報として、該商品の品名や品番等の該商品自体に関する情報に加えて、他のデータ蓄積手段内において商品に関する情報が格納されるアドレスの情報を取得する手段とすることも、贈与を受けようとする者によってネットワーク上で選択された商品を簡便かつ確実に特定することができる点で望ましい。
【0015】
データ蓄積手段を、データとして、商品に関する情報を予め蓄積する手段とするとともに、商品情報取得手段を、該データ蓄積手段に蓄積された商品に関する情報および他のデータ蓄積手段に格納された商品に関する情報の双方を取得可能な手段とし、商品登録手段を、該商品情報取得手段により取得された双方の情報を、データ蓄積手段内の共通のリスト上に登録する手段としてもよい。こうすれば、贈与を受けようとする者が望む商品がデータ蓄積手段または他のデータ蓄積手段の双方から登録された場合であっても、登録された商品を一括して管理することができる。特に、多数の商品が登録された場合には、登録後の種々の管理が容易となる。
【0016】
データ蓄積手段内の共通のリスト上に登録された情報を、一覧的に画面表示する表示手段を備えることも好適である。こうすれば、今までにどんな商品を登録したかを、贈与を受けようとする者自身が簡単に確認することができる。また、贈与を行なう者にとっても、共通のリストを参照することで、一の機会で贈答商品を決定することができる。
【0017】
商品登録手段によって情報が登録された商品の代金を、データ蓄積手段を管理するサーバと他のデータ蓄積手段を管理するサーバとの間で、ネットワークを介して決済する決済手段を備えることも可能である。このような贈与を行なう者を代理する決済手段を備えることで、贈与を受けようとする者が希望する商品を、贈与を受けようとする者による支払いを待たずに確保することが可能となる。
【0018】
データ蓄積手段にネットワークを介してアクセス可能な端末を、商品を販売する店舗に配置し、商品登録手段を、前記端末からの許可を受けたアクセスの後、贈与を受ける者が該店舗で確認した商品の情報に基づいて、贈与を受けようとする一以上の商品を指定し、該商品に関する情報を前記データ蓄積手段に登録する手段とすることも望ましい。こうすれば、贈与を受ける者は、店舗で商品を確認した上で、贈与を希望する商品を選択することが可能となり、所望する品質の商品を確実に受け取ることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以上説明した本発明の構成および作用を一層明らかにするために、以下、本発明の実施の形態を実施例に基づき説明する。図1は、本発明の贈与仲介システムの実施態様の一例であるギフトサービスシステムにつき、該システムを実現するためのハードウェアの構成を示す。ギフトサービスシステムとは、特定の他人から何らかの商品を受領することが予定されている本人(以下、受領者という)が、受領を希望する商品をネットワーク上に予め登録しておき、この登録の旨を知った他人が、ネットワーク上にアクセスして、登録された商品の中から贈ろうとする商品を選定することにより、選定された商品を本人に送り届けるシステムをいう。なお、通常の社会習慣では、お祝いなどに伴う商品の受領は、贈与や贈呈として認識されるが、本明細書では、贈与や贈呈により商品を受け取ることを、広く「受領」と呼ぶ。
【0023】
結婚祝の場合を例にとると、結婚祝として贈られる商品の内容は、通常は、結婚の旨を告知された他人の判断によって決められる。これに対し、ギフトサービスシステムは、このような結婚祝を贈ろうとする他人に、贈るべき商品に関し、贈られる本人の意思に基づく適切な判断材料を提供する。
【0024】
ギフトサービスシステムを実現するためのハードウェアは、図1に示すように、受領者がアクセスを行なう第一の端末80と、受領者にお祝いとして何らかの商品を贈ろうとする他人(以下、贈与者という)がアクセスを行なう第二の端末90と、店舗で商品の販売を行なう者(以下、店頭販売者という)がアクセスを行なう第三の端末70と、ネットワークNW上で商品の販売を行なう者(以下、ネット販売者という)が所有するサーバSV2と、贈答商品についての情報の提供を含むギフトサービスの提供者(以下、サービス提供者という)が所有するサーバSV1とから構成されている。なお、ギフトサービスシステムは、第三の端末70およびサーバSV2の双方をハードウェアとして備える場合のほか、第三の端末70またはサーバSV2のいずれかを備えることによっても実現可能である。本発明の実施の形態では、サーバSV2をハードウェアとして備える場合を第1実施例とし、第三の端末70をハードウェアとして備える場合を第2実施例とする。
【0025】
第一の端末80、第二の端末90および第三の端末70は、それぞれ、CPUやROM,RAM等からなるコンピュータ80c,90c,70cやハードディスク80a,90a,70a、ディスプレイ80b,90b,70b、キーボード80d,90d,70d、マウス80e,90e,70e等を備えるデスクトップ型のパソコンである。
【0026】
コンピュータ80c,90c,70cのシリアルポートは、図1にそれぞれ実線,点線,二重線で示すように、モデム(図示せず)を介して公衆電話回線PTLに接続されている。この公衆電話回線PTLを介して、第一の端末80、第二の端末90および第三の端末70を外部のネットワークNWに接続することができる。もとより、専用回線を用いて、直接ネットワークNWに接続されるものとしても良い。なお、こうしたネットワークNWとしては、インターネットなどを考えることができる。
【0027】
サーバSV1は、第一の端末80,第二の端末90,第三の端末70およびサーバSV2からの要求をネットワークNWを通じて受信し、この要求を処理するコンピュータである。このコンピュータは、各種演算処理を実行するためのCPU22を中心に、バス35により相互に接続されたROM24,RAM26,メモリコントローラ28,ディスプレイコントローラ30,シリアル入出力インタフェース32,記憶装置34,キーボードインタフェース36,プリンタインタフェース40など、以下に説明する各ユニットを備えている。ROM24は、CPU22で各種演算処理を実行するのに必要なプログラムや参照データなどを予め格納しているメモリであり、後述する受領者に関する情報の登録や受領者に贈与する贈答品の指定等の実行に関するプログラムを格納する。RAM26は、CPU22で各種演算処理を実行するのに必要な各種データを一時的に格納するためのメモリである。
【0028】
メモリコントローラ(MC)28は、記憶装置34への信号出力を制御する。
記憶装置34には、必要に応じてRAM26にロードされて実行される各種プログラムや、贈答品や販売者に関するデータ、あるいは、外部から入力された受領者ないし贈与者に関するデータなどが記憶されている。勿論、ROM24やCD−ROM等(図示せず)に、上記したと同様な各種プログラムや必要なデータなどを記憶しておき、これらの各種プログラムやデータをロードすることにより、コンピュータに実行させることも可能である。また、記憶装置34には、後述する様々な情報が蓄積される。即ち、この記憶装置34は、データ蓄積手段や記憶手段,認証手段としても機能する。
【0029】
シリアル入出力インタフェース(SIO)32は、外部からのデータの入出力を司る制御部であり、サーバSV1は、このSIO32を介して外部のネットワークNWに接続されている。通常、サーバは、専用回線を用いて直接ネットワークNWに接続されている。従って、SIO32も、ネットワークNWにおいて用いられるプロトコルに対応したネットワークカードとして実現されている。
【0030】
なお、シリアル入出力インタフェース(SIO)32は、文字やデータをコード情報の形で入力するが、これ以外の形態で入力可能な構成としてもよい。例えば、音声情報や文字の形状に関する情報を入力するためのインタフェースを設け、入力された情報を、CPU22が判読可能なデジタル情報に変換し、これを音声認識や文字認識により文字列に変換してから入力する構成などを考えることができる。
【0031】
キーボードインタフェース25(KI)は、キーボード38からの信号の入出力を司る。への信号出力を制御する。ディスプレイコントローラ(DC)30は、カラー表示可能な表示装置としての液晶ディスプレイ20への信号出力を制御し、プリンタインタフェース40(PI)は、プリンタ42へのデータの出力を制御する。
【0032】
サーバSV2は、第一の端末80,第二の端末90およびサーバSV1からの要求をネットワークNWを通じて受信し、この要求を処理するコンピュータであり、上記したサーバSV1と同様に、CPU,ROM,RAM,メモリコントローラ,ディスプレイコントローラ,シリアル入出力インタフェース,記憶装置,キーボードインタフェース,プリンタインタフェース等の各ユニットを備える。
【0033】
各端末70,80,90およびサーバSV1,SV2は、相互にネットワークNWで接続されており、いずれの端末70,80,90、サーバSV1,SV2も、ネットワークNW上で、それぞれを特定するアドレス(TCP/IPのプロトコルを採用している場合はIPアドレス)が付与されている。従って、こうしたアドレスを用いて、各端末70,80,90からサーバSV1,SV2にアクセスし、各端末70,80,90とサーバSV1,SV2との間でデータの処理や送受信を行なうことが可能となる。勿論、2つのサーバSV1,SV2間でアクセスを行ない、サーバSV1とサーバSV2との間でデータの処理や送受信を行なうこともできる。なお、サーバSV1へのアクセスは、総ての端末に対して許可されているが、サーバSV1の中に用意された各種ファイル、データついては、パスワードなどが設けられており、所定の条件を満たす者だけが、アクセスできる仕組みとなっている。こうしたパスワードの設定などについては、後述する。
【0034】
サーバSV1は、パスワードのないアクセスに対しては、サービスの概要などの情報は開示するが、後述する種々の登録処理などは、パスワードなどによりアクセス権があることが承認された者からのアクセスのみ応答して、実行する。具体的には、サーバSV1は、第一の端末80からの指示に基づいて登録処理を実行するとともに、第二の端末90からの指示に基づいて贈答品指定処理を実行し、サーバSV2からの指示に基づいて発送管理処理を実行する。この登録処理、贈答品指定処理、および発送管理処理の詳しい内容については後述する。
【0035】
次に、以上のハードウェアを用いて実行されるギフトサービスシステムの内容について説明する。図2は、第1実施例のギフトサービスシステムの内容を示すブロック図である。まず、(1)受領者は、自己のコンピュータ、この例では第一の端末80を用いて、サービス提供者のサーバSV1にアクセスし、会員登録を行なう。会員登録の完了後、サービス提供者は、サーバSV1内に、会員登録された受領者(以下、登録者という)用のサイトを開設するとともに、このサイトへの登録者によるアクセスを可能とする登録者IDおよび登録者パスワードを発行し、(2)この登録者IDおよび登録者パスワードを登録者に通知する。この通知の方法としては、会員登録の完了後に、サーバSV1からの送信に基づいて、第一の端末80のディスプレイ80bに表示する方法や、郵便や電子メール等を用いて通知する方法などを考えることができる。
【0036】
登録者パスワードを通知された受領者は、第一の端末80を用いて再度サーバSV1にアクセスし、登録者IDと登録者パスワードを入力する。この入力により、登録者用のサイトを訪問するだけでなく、各種の登録処理を行なうことが可能となる。
【0037】
登録者用のサイトには、サービス提供者によって作成された商品リストが、商品のスペックを把握可能な形態で準備されるとともに、サーバSV2内の、ネット販売者が提供する販売サイトに対するリンクが張られている。(3)登録者は、商品リストを参照するか、またはリンク先にアクセスすることにより、自己が受領を希望する商品を選択し、登録者用のサイト上に登録する。
【0038】
商品の登録を完了した後、(4)登録者にはメッセージカードが郵送される。
このメッセージカードには、サービス提供者によって発行された贈与者IDと贈与者パスワードが予め印刷されている。(5)登録者は、このメッセージカードに所定の挨拶文を記載し、贈与者に渡す。なお、サービス提供者は、登録者が希望する場合には、贈与者への連絡をサービス提供者が代行し、サービス提供者が、贈与者に、贈与者IDおよび贈与者パスワードの情報を、電子メールやFAX等で通知することも可能である。
【0039】
メッセージカードが渡されたことによって事情を把握した贈与者は、自己のコンピュータ、即ちこの例では第二の端末90を用いてサーバSV1にアクセスし、贈与者IDと贈与者パスワードを入力する。この入力により、登録者用のサイトにおいて、登録者によって選択された商品のリスト(以下、贈答品リストという)を見ることができる。(6)贈与者は、贈答品リストに記載された商品の中から受領者に贈与しようとする適当な商品を選択し、贈答品をサイト上に登録する。
【0040】
贈答品の登録を完了した後、サービス提供者は、ネットワークNWを通じて、(7)ネット販売者に対して贈答品の発注を行なうとともに、(8)贈答品に応じた額の請求書を贈与者に送付する。(9)贈与者は、銀行振込やオンライン決済等により、請求された額の代金をサービス提供者に支払う。この代金の支払いがあった後、(10)サービス提供者は、ネットワークNWを通じ、ネット販売者に対して贈答品を受領者に発送する旨を指示する。なお、贈答品を受け取る日時が受領者によって指定されている場合には、この指定された日時に基づいて発送する旨が指示される。
【0041】
ネット販売者は、(11)上記指示に基づいて、受領者に贈答品を発送し、(12)受領者が贈答品を受け取った旨をサービス提供者に報告する。(13)この報告を受けたサービス提供者は、贈与者に対し、受領者が贈答品を受け取った旨を、電子メールやFAX等により通知する。
【0042】
なお、ネット販売者が、商品代金の支払いを前提として受注をする場合には、サービス提供者が、贈与者から支払われる分の代金を立て替え、贈答品の発注の際にネット販売者に支払えばよい。また、ネット販売者が、受注日から長期間後の発送を受け付けない場合には、一旦、サービス提供者が贈答品を受け取り、発送日まで保管しておけばよい。こうすることで、贈与者に選択された贈答品を確保することができる。
【0043】
以上、ギフトサービスシステムの内容について説明した。次に、このようなギフトサービスシステムを実現する際に、サーバSV1により実行される処理である、登録処理、贈答品指定処理および発送管理処理について説明する。登録処理,贈答品指定処理,発送管理処理は、それぞれ図2における(1)から(5)までの作業,(6)から(8)の作業,(9)から(13)までの作業を、サーバSV1内のコンピュータの処理によって行なうものである。従って、登録処理、贈答品指定処理および発送管理処理は、この順に実行される。
【0044】
登録処理の内容および処理手順を図3の登録処理ルーチンに示す。この登録処理ルーチンは、登録を行なおうとする者が、まずサーバSV1に接続し、「会員登録」を選択したときに起動される。即ち、サーバSV1が、ネットワークNWを通じ、会員登録を行なう旨の信号を受け取ったときに起動されるのである。以下、上記信号を第一の端末80から受け取ったものとして説明する。
【0045】
図3に示すように、本ルーチンが起動されると、まず、会員登録処理を行なう(ステップS100)。会員登録処理は、ギフトサービスシステムを利用しようとする者を会員として登録する処理であり、その内容は、以下の通りである。まず、登録申込書の書式データを公衆電話回線PTLを介して第一の端末80に送信する。この後、氏名等の受領者の個人情報を受信したときに、登録者IDないし登録者パスワードを決定し、この登録者IDおよび登録者パスワードを第一の端末80に送信する。登録者IDおよび登録者パスワードは、受信した個人情報とリンクさせた形態でサーバSV1内に記憶される。
【0046】
なお、登録者IDおよび登録者パスワードを決定する際に、この登録者IDないし登録者パスワードに対応する贈与者IDおよび贈与者パスワードを併せて決定し、登録者IDおよび登録者パスワードと贈与者IDおよび贈与者パスワードの双方を、第一の端末80に送信することとしてもよい。
【0047】
会員登録処理の終了後、登録者IDおよび登録者パスワードが入力されたか否かを判断し(ステップS110)、登録者IDおよび登録者パスワードが入力されたと判断した場合に、受領者登録処理、商品登録処理を行なう(ステップS120、ステップS130)。なお、会員登録の処理の後は、一旦サーバSV1との接続を切り、登録者IDとパスワードを、Eメールなどで送付し、その後、再度サーバSV1との接続がなされるようにすることも現実的である。また、本実施例では、ステップS110において、正しい登録者IDおよび登録者パスワードが3回連続して入力されなかったと判断した場合には、登録処理ルーチンを終了する構成とし、贈答商品のラインナップ等が、会員以外の同業者等によって覗き見されることを防止している。
【0048】
受領者登録処理(ステップS120)は、受領者に関し、贈与を受ける内容に関する情報を登録する処理である。この処理が起動されると、まず、受領者の登録フォーマットのデータを公衆電話回線PTLを介して第一の端末80に送信する。この結果、第一の端末80には、会員登録のための登録フォーマットが表示される。この登録フォーマットには、受領者の氏名や住所等のほか、商品の発送希望日や贈与者の予定人数を記載する欄が設けられている。これらの項目が記入された登録フォーマットのデータを受信したときに、受信データに基づいて受領者リストを作成し、このリストを記憶する。
【0049】
なお、本実施例では、登録者自身が受領者となる蓋然性が高いことを考慮し、会員登録処理(ステップS100)により既に登録された受領者の氏名や住所等を予め各欄に記載した登録フォーマットが、第一の端末80に送信される。従って、氏名や住所等の二度に亘る入力を回避し、登録者の操作負担を軽減している。また、受領者の登録フォーマットは、複数の受領者を入力可能な形態とされている。
【0050】
商品登録処理は、受領者が授受を希望する商品を商品リスト等から選択し、選択された商品を贈答を希望する商品(以下、贈答希望商品という)として登録する処理である。この贈答希望商品の登録内容にに基づいて贈答品リストが作成される。この商品登録処理処理の詳細や、贈答品リストの具体的な態様については後述する。
【0051】
なお、図3の登録処理ルーチンにおいて、受領者登録処理、商品登録処理を実行する順序を逆にしても差し支えない。
【0052】
次に、受領者登録処理および商品登録処理の双方が完了したか否かを判断する処理を行ない(ステップS140)、双方が完了していないと判断した場合には、未だ完了していない先の処理に戻って、上記の処理を繰り返す。双方の処理が完了したと判断した場合には、カード作成処理を行なう(ステップS150)。
【0053】
カード作成処理は、前述したメッセージカードを作成する処理であり、その内容は以下の通りである。まず、贈与者IDないし贈与者パスワードを決定し、決定された贈与者IDおよび贈与者パスワードをメッセージカードに印刷する。
【0054】
なお、本実施例では、贈与者が複数ある場合には、各贈与者ごとに異なったIDおよびパスワードとなるように、贈与者IDおよび贈与者パスワードを決定する。勿論、贈与者ID,贈与者パスワードのうちのいずれか一方のみが異なるように、贈与者IDおよび贈与者パスワードを決定してもよい。
【0055】
また、本実施例では、決定された贈与者パスワードを登録者パスワードとリンクさせて記憶する。このように2つのパスワードをリンクすることにより、登録者用のサイトに格納されたデータ(例えば、贈答品リスト等)への贈与者によるアクセスが許容される。
【0056】
カード作成処理が終了したときに、本ルーチンを終了する。なお、本ルーチンにおいて、贈与者のメールアドレスの情報を登録する処理を設けるとともに、この登録に基づき、決定された贈与者IDおよび贈与者パスワード等を、電子メールで第二の端末90に送信する処理を付加してもよい。
【0057】
次に、贈答品指定処理の内容および処理手順を図4の贈答品指定処理ルーチンに示す。上記の登録処理の終了後、サーバSV1は、第二の端末90からの贈与者用のサイトへのアクセスを待機する状態となる。贈与者用のサイトへのアクセスがなされたと判断したときに、贈答品指定処理ルーチンが起動する。
【0058】
図4に示すように、本ルーチンが起動されると、まず、贈与者IDおよび贈与者パスワードが入力されたか否かを判断し(ステップS200)、入力されたと判断した場合に、贈答品選択登録処理を行なう(ステップS210)。なお、本実施例では、ステップS200において、正しい贈与者IDおよび贈与者パスワードの組合わせが3回連続して入力されなかったと判断した場合には、贈答品指定処理ルーチンを終了する構成としている。従って、冷やかしやいやがらせ等のアクセスを防止している。受領者が登録したリストに対して、対価の支払いの意志がないのに、後述する申し込みの処理を繰り返し、他人が申し込めないようにするといったいたずらなどを防止している。
【0059】
贈答品選択登録処理は、贈与者が、贈答品リストの中から受領者に贈りたい商品を選択することにより、選択された商品を贈答品として登録する処理であり、その内容は以下の通りである。この処理が起動されると、サーバSVは、まず、贈答品リストのデータを、ネットワークNWを介して第二の端末90に送信する。この結果、第二の端末90のディスプレイ90bには、受領者によって選ばれた各商品について、そのイメージやスペックが記載された贈答品リストが、各商品を選択可能に表示される。この後、贈答品リストの中から所定の商品が選択された旨を受信したときに、選択された商品を贈答品として指定し、この指定の旨を記憶する。
【0060】
この贈答品選択登録処理が終了した後、贈与者登録処理を行なう(ステップS220)。贈与者登録処理は、贈答品の贈与者の情報を登録する処理であり、その内容は以下の通りである。まず、贈与者の登録フォーマットのデータを公衆電話回線PTLを介して第二の端末90に送信する。この結果、第二の端末90のディスプレイ90bには、贈与者の氏名,住所等が空欄とされた登録フォーマットが表示される。この後、贈与者により記入された氏名,住所等のデータを受信したときに、受信データに基づいて贈与者リストを作成する。
【0061】
贈与者リストは、贈与者の氏名等の個人情報を、贈与者IDおよび贈与者パスワード、贈答品に関する情報とリンクした形態で作成され、サーバSV1内に記憶される。
【0062】
なお、贈与者リストの作成や記憶に先立って、電話やFAX等の通信手段により、「サイトにアクセスしている者」と「贈与者の登録フォーマットに記載された者」とが一致するか否かを確認する処理を行なってもよい。こうすれば、欺瞞に基づく贈答行為を防止することができる。
【0063】
また、図4の贈答品指定処理ルーチンにおいて、贈答品選択登録処理、贈与者登録処理を実行する順序を逆にしても差し支えない。
【0064】
贈与者登録処理後、贈答品選択登録処理および贈与者登録処理の双方が完了しているか否かを判断する処理を行ない(ステップS230)、双方が完了していないと判断した場合には、未だ完了していない先の処理に戻って、上記の処理を繰り返す。双方の処理が完了したと判断した場合には、請求書作成処理を行なう(ステップS240)。
【0065】
請求書作成処理は、贈与者への請求書を作成する処理である。即ち、贈与者による贈答品の指定内容に基づいて、贈与者への請求額を演算し、この演算結果を、贈与者氏名,贈与者パスワード,贈答品の指定が行なわれた日、贈答品の種類等とともに請求書に印刷する。この処理により、各贈答品に対する債務内容(例えば、どの贈与者がいつまでにいくら払うか、入金の履歴等)や受領者による贈答品の受領の有無が記載された請求書リストが作成され、この請求書リストの内容が記憶される
【0066】
請求書作成処理が終了したときに、本ルーチンを終了する。なお、本ルーチンにおいて、ステップS240において作成された請求書のファイルを、電子メールで第二の端末90に送信する処理を付加してもよい。
【0067】
次に、発送管理処理の内容および処理手順を図5の発送管理処理ルーチンに示す。上記の贈答品指定処理の終了後、サーバSV1は、記憶された請求書リストを監視する状態となる。請求書リストに新たな入金の履歴が入力されたと判断したときに、発送管理処理ルーチンが起動する。
【0068】
図5に示すように、本ルーチンが起動されると、まず、請求書リストを参照し(ステップS300)、残金のない(即ち、代金の全額が支払われた)贈答品があるか否かを判断する処理を行なう(ステップS310)。残金のない贈答品がない場合には、本ルーチンを終了し、残金のない贈答品がある場合には、この贈答品については全額支払われた旨を請求書リストに記録するとともに(ステップS320)、この贈答品の発送を指示する処理を行なう(ステップS330)。
【0069】
なお、ステップS330の処理では、受領者登録処理(図3のステップS120)において記憶された商品の発送希望日のデータを参照し、発送希望日がより遅い日とされている場合には、上記贈答品を、発送希望日に発送するよう指示する。
【0070】
ステップS330における発送指示処理は、発送指示が記載されたファイルをネットワークNWを通じてサーバSV2に送信することにより行なわれる。この送信終了後、サーバSV2から受領通知(贈答品が受領者に受領された旨の通知)を受信したか否かを判断する処理を行なう(ステップS340)。受領通知を受信したと判断した場合には、この贈答品については納品済みである旨を請求書リストに記録するとともに(ステップS350)、贈与者宛ての納品完了報告書を作成する処理を行ない(ステップS360)、本ルーチンを終了する。なお、本ルーチンにおいて、ステップS360において作成された納品完了報告書のファイルを、電子メールで第二の端末90に送信する処理を付加してもよい。
【0071】
次に、前述した登録処理ルーチンにおいて実行される商品登録処理の内容および処理手順を、商品登録処理ルーチンAとして図6のフローチャートに示す。本ルーチンは、第一の端末80から贈答希望商品を選択する旨をネットワークNWを介して受信したサーバSV1が実行する処理であり、図3のステップS110の処理において、正規の登録者IDおよび登録者パスワードが入力されたと判断したときに起動する。
【0072】
本ルーチンが起動されると、まず、サービス提供者によって作成された商品リストのデータを送信し、商品リストを表示する処理を行なう(ステップS400)。この商品リストは、サービス提供者が提供するメインのブラウザであるブラウザB1に表示される。この結果、第一の端末80のディスプレイ80bには、各種商品のイメージやスペックが記載された商品リストが、各商品を選択可能に表示される。
【0073】
次に、ブラウザB1上において、リンク先であるネット販売者が提供する販売サイトに接続する旨の指示があったか否かを判断する処理を行なう(ステップS405)。リンク先への接続指示がないと判断した場合には、商品リストのキャンセルの有無および表示されている商品リストからの商品の選択の有無を判断する処理を行なう(ステップS410,ステップS415)。
【0074】
商品リストから商品が選択された場合には、選択された商品をブラウザB1上に一覧表示する処理を行なう(ステップS420)。次に、商品選択のキャンセルの有無および選択された商品を登録する旨の指示の有無を判断する処理を行ない(ステップS425,ステップS430)、選択された商品を登録する旨の指示がなされたと判断した場合には、この指示に基づき、選択された商品を贈答希望商品として登録する処理を行なう(ステップS435)。
【0075】
こうして、商品リスト中の商品を贈答希望商品として登録する処理を行なった後、ブラウザB1上での商品選択を終了する旨の指示がなされたか否かを判断する処理を行なう(ステップS490)。この判断は、ステップS410の処理において、商品リストからの商品選択がなされない場合や、ステップS425の処理において、既になされた商品選択をキャンセルする旨の指示がなされた場合にも行なわれる。ブラウザB1上での商品選択を終了する旨の指示がなされない場合には、ステップS400の処理に戻り、ブラウザB1に商品リストを再び表示し、上記の処理を繰り返す。ブラウザB1上での商品選択を終了する旨の指示がなされた場合には、選択ないし登録された内容に基づいて贈答品リストを作成する処理を行ない(ステップS495)、本ルーチンを終了する。
【0076】
次に、商品リスト以外の商品を贈答希望商品として登録するための処理(ステップS405〜ステップS480)について説明する。ステップS405の処理において、リンク先であるネット販売者が提供する販売サイトに接続する旨の指示があったと判断した場合には、まず、第一の端末80にプラグインソフトPPがダウンロードされているか否かを判断する処理を行なう(ステップS440)。このプラグインソフトPPには、リンク先のサイト内におけるアドレス等の情報を検出し、検出された情報をサーバSV1内の商品選択情報に組み込むためのプログラムやデータが格納されている。プラグインソフトPPがダウンロードされていないと判断した場合には、ステップS405の処理に戻り、ダウンロードすべき旨を警告する。
【0077】
プラグインソフトPPがダウンロードされていると判断した場合には、ブラウザB1とは別のブラウザとしてサブブラウザB2を開き、このサブブラウザB2にリンク先の販売サイトを表示する処理を行なう(ステップS445)。
【0078】
次に、サブブラウザB2上において、販売サイト内の商品が贈答希望商品として選択されたか否かを判断する処理を行なう(ステップS450)。この判断は、前述したプラグインソフトに格納されたプログラムによって実現される。即ち、プラグインソフトがダウンロードされることにより、第一の端末80には、販売サイト内の商品をギフトサービスシステムの贈答希望商品として登録するためのショートカットメニューが追加される。このショートカットメニューを用いて販売サイト内の商品が選択された場合に、該商品が贈答希望商品として選択されたものと判断する。この処理を実現するための具体的な操作については、後述する。
【0079】
販売サイト内の商品が贈答希望商品として選択されたと判断した場合には、選択された商品についての商品情報を取得するとともに、サブブラウザB2とは別のブラウザである登録用ブラウザB3を表示する処理を行なう(ステップS455)。選択された商品についての商品情報の取得は、マウスポインタの位置情報を利用して行なう。即ち、マウスポインタの位置と重なる位置にある画像やタブのプロパティの情報を、プラグインソフトの動作によって読み取り、このプロパティの情報から画像やタブのURLを取得する。
【0080】
勿論、これ以外の手法で商品情報を取得しても差し支えない。例えば、プロキシサーバー機能を実現するソフトやハードを利用して画像やタブのURLを取得することも可能である。また、第一の端末80において、選択しようとする商品に関する画像文字や写真の情報をサーバSV1にダウンロードする旨の指示を行なうこととしてもよい。この他、サブブラウザB2に表示されたページ上において、所望の商品が掲載されている範囲のスクリーンショットを撮り、このスクリーンショットをサーバSV1にダウンロードする旨の指示を行なうこととしてもよい。
【0081】
登録用ブラウザB3には、贈答希望商品として選択された商品の品名や品番,価格等を記載する記載欄が設けられる。贈答希望商品としての登録を希望する場合には、上記の記載欄に必要事項を記入する。この登録用ブラウザB3の具体例については、後述する。なお、第1実施例では、登録用ブラウザB3を表示する際、ブラウザB3内の所定の記載欄に、プラグインソフトの動作によって取得された画像やタブのURLを予め表示する構成を採る。
【0082】
次に、商品選択のキャンセルの有無および選択された商品を登録する旨の指示の有無を判断する処理を行ない(ステップS460,ステップS465)、選択された商品を登録する旨の指示がなされたと判断した場合には、この指示に基づき、選択された商品を贈答希望商品として登録する処理を行ない(ステップS470)、登録用ブラウザB3を閉じる。
【0083】
こうして、販売サイト中の商品を贈答希望商品として登録する処理を行なった後、ブラウザB2上での商品選択を終了する旨の指示がなされたか否かを判断する処理を行なう(ステップS480)。この処理は、ステップS450の処理において、販売サイトにおける商品選択がなされない場合や、ステップS460の処理において、既になされた商品選択をキャンセルする旨の指示がなされた場合にも行なわれる。ブラウザB2上での商品選択を終了する旨の指示がなされない場合には、ステップS450の処理に戻り、商品を選択する旨の指示に備えてブラウザB2を開いたままの状態として、上記の処理を繰り返す。
【0084】
ブラウザB2上での商品選択を終了する旨の指示がなされた場合には、ブラウザB2を閉じ、引き続きブラウザB1上で商品選択が行なわれるか否かを判断する処理を行なう(ステップS490)。ブラウザB1上での商品選択を終了する旨の指示がなされた場合には、選択ないし登録された内容に基づいて贈答品リストを作成する処理を行ない(ステップS495)、本ルーチンを終了する。
【0085】
以上、ギフトサービスシステムの実現の際に実行される登録処理、贈答品指定処理および発送管理処理について説明した。次に、上記の登録処理、贈答品指定処理に基づき、ギフトサービスシステムが実際に提供される態様を、図7ないし図20を参照しつつ、具体的に説明する。図7は、受領者が第一の端末80を用いてサーバSV1にアクセスしたときに、ディスプレイ80bに最初に表示される初期画面の様子を示す説明図である。
【0086】
図7に示すように、ディスプレイ80bには、初期画面として、インデックス画面MDとテキスト画面TDの2つに区切られたメインブラウザADが表示される。ディスプレイ80b右側のテキスト画面TDには、「ギフト・レジストリー」というギフトサービスシステムの商標名と、「ご案内」,「会員登録」,「会員サイト」,「ゲストサイト」という4つのタブIF,MR,MS,GSが表示されている。また、ディスプレイ80b左側のインデックス画面MDには、上記4つのタブに「ホーム」というタブHMを含む5つのタブが表示されている。これらのタブをマウス80eなどのポインティングデバイスを用いてクリックすることにより、各タブへの表示内容に関連するページに進むことができる。
【0087】
受領者が、ギフト・レジストリーというサービスを利用しようとする場合には、初期画面上において、マウス80eにより会員登録タブMRをクリックすればよい。これにより、会員登録のページがディスプレイ80bに表示される。受領者は、この会員登録のページにおいて、氏名,郵便番号,現住所,電話番号,メールアドレス,本サービスの利用用途,コメント等の個人情報を記入する。記入された個人情報のデータが、公衆電話回線PTLを介してサービス提供者のサーバSV1に送信されることにより、登録者IDと登録者パスワードが発行され、会員として登録された事実と登録者IDおよび登録者パスワードを知らせる登録確認画面がディスプレイ80b上に表示される。
【0088】
会員登録がなされた後、インデックス画面MD上の会員サイトタブMRをマウス80eでクリックすると、テキスト画面TDには、図8に示すような会員サイトの入口を示す画面が表示される。この画面において、正しい登録者IDおよび登録者パスワードが記入されてはじめて、会員サイトの中の情報にアクセスすることができる。
【0089】
なお、図8に示す会員サイトの入口を示す画面において、IDの記入欄に所定のID(例えば、sample)を入力することにより、ギフト商品の種類の一欄を表示する構成とすることも可能である。
【0090】
登録者IDおよび登録者パスワードIDを、それぞれの記入欄に記入し、「GO」というタブをクリックすると、図9に示す案内画面が表示される。この案内画面には、正規の登録者であることを確認した旨と、「登録者情報の変更」,「受領者登録」,「商品登録」,「選定商品の変更」という4つのタブMC,RR,SR,SCが表示されている。
【0091】
登録者情報の変更タブMCは、既に登録されている登録者の個人情報の内容を変更する際に用いられる。例えば、住居の移転等の理由により、会員の現住所等に変更が生じた場合には、このタブMCをクリックすることにより、現住所等の変更を行なうことができる。
【0092】
登録者が、商品の受領者を登録する場合には、図9の案内画面上において、受領者登録タブRRをクリックする。する図10に示す受領者登録のページがディスプレイ80bに表示される。
【0093】
図10に示すように、テキスト画面TDには、「受領者1」および「受領者2」という2人分の受領者についての情報を記入する欄と、登録タブRE1が表示されている。本実施例では、受領者が複数存在し得ることを考慮し、2人分の受領者についての情報を記入可能としている。これにより、婚礼の場合において、結婚祝としての商品を、新郎,新婦のいずれの関係者も、受領者の情報を確認しながら贈ることが可能となる。
【0094】
登録者は、各受領者について、氏名,郵便番号,お届け先住所,電話番号,メールアドレス,ゲスト予定人数という情報を、所定の記入欄に記入する。ゲスト予定人数の欄には、各受領者が、予測される贈与者の数、即ち、自分に贈り物を贈るであろうと推測される人の数を記入する。
【0095】
なお、図10に示すように、受領者登録のページがディスプレイ80bに表示されたときには、「受領者1」の記入欄には、既に登録者自身の氏名,郵便番号,お届け先住所,電話番号,メールアドレスが記載されている。従って、登録者自身が受領者である場合には、登録者は、会員登録時に記入した氏名や住所等を、再びキーボード80dを操作して記入する必要がない。登録者は、画面に表示された氏名,郵便番号,お届け先住所,電話番号,メールアドレスの記載内容を点検し、ゲスト予定人数を記入するだけでよい。
【0096】
また、「受領者1」や「受領者2」の登録内容に変更が生じた場合には、既に登録された情報に上書きすることにより、登録し直すことができる。
【0097】
図10の画面上において、「受領者1」欄に登録者である「特許太郎」さんの情報が、他方「受領者2」欄に登録者である「特許花子」さんの情報が記入されたものとする。これらの情報の記入後に登録タブRE1をクリックすることにより、「特許太郎」,「特許花子」の2名が受領者として登録される。
【0098】
次に、ギフト商品の選定ないし登録について説明する。図9に示す案内画面上において、商品登録タブSRタブをクリックすると、ディスプレイ80bには、図11に示すような商品登録のインデックスページが表示される。
【0099】
このインデックスページにおいては、図11に示すように各種商品を「衣」,「食」,「住」,「遊」という4つに分類するとともに、各分類に属する具体的な品名(例えば、「衣」という分類中においては、バッグ,時計,アクセサリー等)を表示している。この具体的な品名が表示された領域をマウス80eでクリックすることにより、当該品名に属する各種商品が表示される。
【0100】
図11に示すインデックスページにおいて、「衣」という分類に属する「バッグ」という品名が表示された領域をクリックしたものとする。すると、ディスプレイ80bのテキスト画面TDには、図12に示すようなバッグの商品リストが表示される。
【0101】
商品リストは、サービス提供者によって準備された商品の内容を示すリストである。この商品リストには、各商品について、品番,品名,写真および価格に関する情報が記載されている。図12に示す画面上で「NEXT」というタブをクリックすると、商品として準備された他のバッグについての情報が表示される。また、各商品の写真が表示された領域をクリックすると、メーカー品番,サイズ,材質,色等の商品スペック等の商品についての詳細な情報が、商品の拡大写真とともに表示される。
【0102】
商品リストの右端には、「リストへ」と記された選択タブKGが、各商品ごとに表示されている。受領者は、商品リストの中から贈り物として受け取りたい商品を探し、適当な商品を見つけたときに、この商品についての選択タブKGをクリックする。すると、選択された商品の一欄がテキスト画面TDに表示される。この選択された商品の一欄は、図12に示す商品リスト画面右上の「登録内容を表示」というタブをクリックすることにより、いつでも見ることができる。
【0103】
図12の画面上で、「受領者1」である特許太郎さんにより「C社リュック」が、「受領者2」である特許花子さんにより「A社ハンドバッグ」が、それぞれ選択され、ディスプレイ80b上に選択された商品の一欄が表示されたときの様子を、図13に示す。図13に示すように、テキスト画面TDには、選択された各商品名と、各商品についての数量,単価,小計金額、および選択された商品についての税別合計金額ないし総合計金額が表示される。商品を誤って選択してしまった場合には、当該商品について削除タブESをクリックすることで、該商品の選択を取り消すことができる。
【0104】
商品が正しく選択されている場合には、図13に示す一欄画面において、各商品についての受領者を数字で入力する。上例の場合には、「A社ハンドバッグ」の欄に受領者2の「2」という数字を、「C社リュック」の欄に受領者1の「1」という数字を、それぞれ入力する。これにより、贈り物として受け取りたい商品を、受領者別に登録することができる。なお、各受領者用に個別のパスワードを発行し、このパスワードを商品リストにアクセスする前に受領者に入力させることにより、図13に示す一欄画面上に、商品選択がなされた受領者を自動的に表示する構成とすることも可能である。
【0105】
図13に示す一欄画面において、「受領者別一欄」というタブをクリックすると、選択された商品の一欄が、受領者別にソートされた形態で表示される。従って、各受領者によって多数の商品が選択されたような場合に、どの受領者が何の商品を選択しているかを、容易に把握することができる。
【0106】
商品の選択が終了した場合には、図13に示す一欄画面において、登録タブRE2をクリックすることにより、選択された商品が各受領者ごとに登録される。この登録内容に基づいて、後述する贈答品リストが作成される。一方、商品の選択を続ける場合には、「更に選択」というタブをクリックする。これにより、図12に示した商品リスト画面が再び表示される。
【0107】
他の販売サイトを訪問し、商品の選択を続ける場合について説明する。図12に示す商品リスト画面上で「インデックス」というタブをクリックすると、図11に示したインデックスページが表示される。このインデックスページにおいて、「他モールの取扱品」というタブZEをクリックすると、図14に示すような、「甲モール」,「乙モール」,「丙モール」というインターネット上の他の販売サイトをリンク先として示す販売サイト案内画面が表示される。
【0108】
この販売サイト案内画面には、図14に示すように、各モールの取り扱い商品を贈答希望商品として登録するためには、前述したプラグインソフトを第一の端末80にダウンロードすることが必要な旨の案内が表示されている。この案内に従い、ダウンロード実行タブZDをクリックして、プラグインソフトのダウンロードを行なった後に、「甲モール」と表示されたタブをクリックすると、ディスプレイ80b上に甲モールのホームページの情報が掲載されたサブブラウザSDが表示される。
【0109】
プラグインソフトのダウンロードを行なうことなく、「甲モール」,「乙モール」,「丙モール」というタブをクリックした場合には、ディスプレイ80b上に、プラグインソフトのダウンロードを自動的に実行する旨と、このような自動のダウンロードの許否を決定する「はい」および「いいえ」という選択タブが表示される。この後、「はい」という選択タブがクリックされることにより、プラグインソフトのダウンロードが実行される。
【0110】
なお、上記プラグインソフトのダウンロード後は、販売サイト案内画面に表示された「甲モール」,「乙モール」,「丙モール」という販売サイトからだけでなく、これ以外の販売サイトから商品を選択し、贈答希望商品として登録することも可能である。
【0111】
ディスプレイ80b上に甲モールのホームページの情報が掲載されたサブブラウザSDの様子を、図15に示す。図15に示すように、サブブラウザSD内には、リンク先の販売サイト「甲モール」のホーム画面が表示される。このホーム画面上には、食品,家電・パソコン,旅行,楽器,金券という各品名が記された5つのタブが表示される。これらの販売商品には、例えば金券等のように、図11に示した商品リストのインデックスページにはない品名が含まれている。
【0112】
図15に示すように、サブブラウザSDは、メインブラウザADの上に重ねて表示される。従って、「甲モール」で所望の商品を見つけようとして、「甲モール」の深い階層まで入った場合であっても、メインブラウザADは、販売サイト案内画面が表示されたままの状態で維持される。従って、「甲モール」での商品の探索後、メインブラウザADに簡単に戻ることができる。
【0113】
また、サブブラウザSDは、図15に示すように、テキスト画面TDの右側の、「甲モール」,「乙モール」,「丙モール」と表示された各タブが隠れない位置に表示される。従って、「甲モール」との接続後に、続いて「乙モール」や「丙モール」という他の販売サイトで商品を探そうとする場合に、「乙モール」,「丙モール」と表示された各タブを一目で視認し、マウス80eで即座にクリックすることができる。他の販売サイトと接続の際に、サブブラウザSDがクリック動作の邪魔になるということがない。
【0114】
図15に示すサブブラウザSD上のホーム画面において、品名が表示されたタブをマウス80eでクリックすると、当該品名に属する各種商品が表示される。ここで、「金券」というという品名が表示されたタブをクリックしたものとする。すると、ディスプレイ80bのサブブラウザSDには、図16に示すような各種の金券を掲載したリストが表示される。このリストには、各種の金券について、外観を表す写真と、商品番号,品名,価格に関する情報が記載されている。
【0115】
リスト上の商品を贈答希望商品としたい場合には、希望の商品の写真上にマウスポインタMPを位置させる。図16におけるマウスポインタMPの位置は、リスト上の「○○屋の商品券」を贈答希望商品とする場合の位置を示している。以下、「受領者1」である特許太郎さんにより、贈答希望商品として「○○屋の商品券」が選択される場合を例として説明する。
【0116】
「○○屋の商品券」の写真上にマウスポインタMPを位置させた後、マウス80eの右クリックを行なうと、マウスポインタMPの近傍に、図16に示すようなショートカットメニューSKが表示される。このショートカットメニューには、ダウンロードされたプラグインソフトにより、「ギフト・レジストリーへ登録」という選択肢が追加されている。このようなショートカットメニューSK上でマウス80eをスクロールして反転表示帯を「ギフト・レジストリーへ登録」という選択肢に合わせた後に、左クリックを行なう。これにより、「○○屋の商品券」が贈答希望商品として選択される。
【0117】
こうした商品の選択の完了後、ディスプレイ80b上には、ショートカットメニューSKに替えて、図17に示すような登録ブラウザRDが、メインブラウザADおよびサブブラウザSDとは別に、メインブラウザADの上に重ねて表示される。図17に示すように、登録ブラウザRD上には、「あなたが参照しているサイトのURL」,「品番」,「品名」および「価格」という項目と各項目に対応する記載欄が表示されている。
【0118】
このうち、「あなたが参照しているサイトのURL」という項目に対応する記載欄には、登録ブラウザRDが開かれると同時に、贈答希望商品として選択された商品(図17では○○屋の商品券)の写真画像のURL情報が表示される。このURL情報は、商品の選択の際、「○○屋の商品券」の写真上にマウスポインタMPを位置させてマウス80eを右クリックしたときに、前述したプラグインソフトの作用によって取得されたものである。このように、贈答希望商品を特定するURL情報を登録ブラウザRD上に自動的に表示することにより、受領者の入力操作の負担を軽減することができる。
【0119】
なお、受領者によって選択された商品についてのURL情報の自動取得は、サービス提供者によって準備された商品リストから贈答希望商品が選択された場合においても、プラグインソフトのプログラムを所定のタイミングで実行することにより行なわれる。
【0120】
このように贈答希望商品のURL情報が表示されれば、受領者は、登録ブラウザRD上で登録タブをクリックするだけで、贈答希望商品を登録することが可能となる。ただ、現実には、受領者によるマウスポインタMPの誤った位置指定や販売サイトの管理者によるURL情報の変更が行なわれる場合があり、こうした場合には、受領者の意図した贈答希望商品を正しく特定することができなくなる。このような場合に対処し、第1実施例では、「品番」,「品名」および「価格」の各項目に対応する記載欄に、贈答希望商品として選択した商品の商品番号,品名,価格に関する情報を、受領者自らがキーボード80dを用いて入力することとしている。従って、図17に示す場合には、「○○屋の商品券」の情報として、「品番」の記載欄に「KK001」と、「品名」の記載欄に「○○屋の商品券」と、「価格」の記載欄に「10000」という内容をそれぞれ記載する。
【0121】
こうした情報の記載後に、登録ブラウザRD上に表示された登録タブをクリックする。これにより、他の販売サイトの商品(上例の場合は、甲モールの○○屋の商品券)が、「受領者1」である特許太郎さんの贈答希望商品として登録される。この登録内容に基づいて、後述する贈答品リストが作成される。
【0122】
なお、図17に示すように、登録ブラウザRDは、サブブラウザSDと重ならない位置に表示される。従って、贈答希望商品の登録を、自己が選択した商品の商品番号,品名,価格および写真を確認しながら間違いなくかつ速やかに行なうことが可能となる。登録ブラウザRDやサブブラウザSDを、登録ブラウザRDおよびサブブラウザSDの双方を視認可能な位置にいちいち移動させる必要がない。
【0123】
上記した、受領者による「受領者登録」および「商品登録」が完了した後、受領者には、「ギフト・レジストリー」のホームページのアドレスと贈与者IDおよび贈与者パスワードが記載されたメッセージカードが郵送される。このメッセージカードを贈与者に渡すことにより、贈与者によるゲストサイトへのアクセスが可能となる。
【0124】
即ち、贈与者が第二の端末90を用いてサーバSV1にアクセスすると、ディスプレイ90bには、図7に示した初期画面が表示される。この初期画面上において、マウス90eによりゲストサイトタブGSをクリックすると、テキスト画面TDには、図18に示すようなゲストサイトの入口を示す画面が表示される。この画面において、正しい贈与者IDおよび贈与者パスワードが記入されてはじめて、ゲストサイトの中の情報にアクセスすることができる。贈与者IDおよび贈与者パスワードを、それぞれの記入欄に記入し、「GO」というタブをクリックすると、図19に示す贈答品リストが表示される。
【0125】
贈答品リストには、受領者が商品リストの中から選択した各商品についての情報が記載されている。図19に示す例では、受領者1である特許太郎さんによって選択された「C社リュック」,「○○屋の商品券」等の商品と、受領者2である特許花子さんによって選択された「A社ハンドバッグ」等の商品について、参照サイトのURL,品番,品名および価格等の、贈答希望商品の登録の際に入力された情報が表示されている。
【0126】
図19に示すように、贈答品リストには、はじめに受領者1の選択に係る商品が表示され、次に、受領者2の選択に係る商品が表示されている。このように、受領者に選択された商品を、受領者ごとにソートされた形態で表示することにより、贈与者は、意図する受領者に対する贈答品を、容易に選択することができる。
【0127】
受領者によって多数の商品が選択されている場合には、図19に示す画面上で「NEXT」というタブをクリックすると、選択されている他の商品についての情報が表示される。
【0128】
贈答品リストの右側には、「申込み」という欄および「申込状況」という欄が、選択された各商品ごとに設けられている。申込み欄は、図19に示すように、商品価格のうちの全額を負担することを示す「全額」,商品価格のうちの半額を負担することを示す「1/2」,商品価格のうちの四分の一を負担することを示す「1/4」という3つの領域に分けられ、これらの各領域にはチェックボックスが設けられている。
【0129】
贈与者は、まず、贈答品リスト中の商品から自己が受領者への贈り物とすることを希望する商品を選ぶ。次に、選んだ商品を贈り物とする場合に、商品価格に対して自己が負担する割合を決定し、選んだ商品について、申込み欄の「全額」,「1/2」,「1/4」のいずれかを、マウス90eでクリックする。これにより、クリックされた商品が、贈与者から受領者への贈り物として指定される。なお、贈与者は、贈答品リストの中から複数の商品を選択することが可能である。
【0130】
贈答品リストの右端の申込状況欄には、現在の各商品についての申込状況が表示されている。例えば、図19に示す例では、「A社ハンドバッグ」という商品についての申込状況は「済」と表示されている。この表示は、価格の全額分が既に他の贈与者によって申込まれていることを意味する。また、「C社リュック」という商品についての申込状況は「3/4済」と表示されている。この表示は、価格のうちの四分の三の額が既に他の贈与者によって申込まれていることを意味する。更に、「○○屋の商品券」という商品についての申込状況には、申し込みが未だないことを意味する「−」という記号が表示されている。このように、各商品についての現在の申込状況を表示することで、受領者による希望商品の重複した受領を未然に防止することができる。
【0131】
なお、本実施例では、図19に示すように、申込状況欄に、他の贈与者によって申込まれている割合のみを表示し、他の贈与者の氏名等の情報は、贈与者のプライバシーを考慮し、表示しないこととしている。
【0132】
なお、本実施例では、申込状況欄が「済」と表示されている商品については、申込欄のチェックボックスにチェックすることができないように構成されている。従って、図19に示す贈答品リストにおいて、「A社ハンドバッグ」という商品を申込むことはできない。また、「3/4済」等のように、価格の一部についての申込み完了の旨が表示されている商品については、この申込状況と矛盾するチェックボックスにチェックすることができないように構成されている。例えば、図19に示す贈答品リストにおいて、「C社リュック」という商品について「全額」や「1/2」をチェックすると、「C社リュック」に対して申し込まれた金額の総計が「C社リュック」商品価格を超えてしまう。このような事態の発生を防止すべく、「C社リュック」という商品については、四分の一負担の申込みのみを可能とし、全額負担の申込みや半額負担の申込みを禁止している。
【0133】
贈り物とすることを希望する商品について申込み欄のチェックボックスをチェックし、「選択完了」と表示されたタブをクリックすると、贈られる商品の一欄が、ディスプレイ90bのテキスト画面TDに表示される。この贈られる商品の一欄が表示された画面の様子を図20に示す。図20では、図19に示した贈答品リストにおいて、「C社リュック」という商品を、価格の四分の一負担で申込んだ場合における画面の様子を示している。
【0134】
図20に示すように、テキスト画面TDには、贈与者によって選択された各商品の品名、品番、受領者、価格が表示されるとともに、各商品の価格に対する負担割合ないし負担額と、この負担額に基づいた税別合計金額ないし支払総合計金額が表示される。
【0135】
商品や負担割合を誤って選択してしまった場合には、当該商品について削除タブES2をクリックすることで、該商品の選択を取り消すことができる。また、商品の選択を続ける場合には、「更に選択」というタブをクリックする。これにより、図19に示した贈答品リスト画面が再び表示される。
【0136】
商品が正しく選択されている場合には、図20に示した商品(贈られる商品)の一欄画面において、贈与者の氏名,住所,郵便番号,電話番号,メールアドレスについての情報を、キーボード90dを用いて入力し、購入タブPCをマウス90eを用いてクリックする。これにより、贈与者が、受領者1である特許太郎さんに、「C社リュック」という商品を、商品価格の四分の一を負担して贈る旨が登録される。
【0137】
このように登録された情報に基づいて、以後、「ギフト・レジストリー」のサービス提供者から贈与者に請求書が送付される。サービス提供者は、商品の代金が各贈与者によって支払われたことを確認し、この確認後に、商品を、贈与者からの贈答品として各受領者に送付する。なお、上例のように、1の商品の代金が、複数の贈与者により分割して負担されるような場合には、全ての贈与者による代金の支払い完了後に、該商品を、各贈与者による共同の贈答品として受領者に送付する。
【0138】
また、他の販売サイトの商品が贈答希望商品として登録された場合には、サービス提供者は、商品の代金を一時的に立て替え、登録された商品のURL情報や品番等に基づいて、ネット販売者から商品を購入しておく。この後、該商品について贈与者から申込みがあったときに、サービス提供者は贈与者に請求書を送付し、贈与者による代金の支払いの確認後に、商品を、贈与者からの贈答品として受領者に送付する。
【0139】
なお、「ギフト・レジストリー」では、受領者によって既に選定され、贈答品リストに登録された贈答希望商品を変更することも可能である。具体的には、図9に示した案内画面において、選定商品の変更タブSCをクリックすると、図示しない選定商品の変更画面がディスプレイ80bに表示される。この選定商品の変更画面において贈答希望商品の削除や追加を行なうことで、贈答希望商品を変更することができる。
【0140】
以上説明した第1実施例のギフトサービスシステムによれば、お祝いなどの贈呈を受ける予定のある受領者は、自己の希望する商品を重複なく受け取ることが可能となることに加え、受け取る商品をネットワークNW上の他の販売サイトから幅広く選択することができる。従って、より多種類の商品群から贈答希望商品を選ぶことが可能となり、お祝いを受け取る受領者の満足度をより高めることができる。
【0141】
このように他の販売サイトの商品を贈答希望商品として申し込むことは、ギフトサービスシステムを経由せず、受領者が独立に他の販売サイトを訪問することによっては困難である。受領者は、選んだ商品の代金を支払う役割を果たさず、販売サイトは、通常、代金の支払いが確かでない場合には商品を販売しないからである。第1実施例のギフトサービスシステムによれば、このような「後で贈与者のうちの誰かが支払うから、商品を自分自身への贈答用として確保しておいて欲しい」という、他の販売サイトと受領者との間では実現が難しい要請を、円滑に実現することが出来る。
【0142】
第1実施例のギフトサービスシステムによれば、受領者は、サービス提供者によって準備された商品および他の販売サイトの商品のいずれを選ぶ際にも、第一の端末80からサーバSV1,SV2にネットワークNWを通じてアクセスするだけでよい。受領者は、外出することなく、色々な商品を見て贈答希望商品を選ぶことができる。
【0143】
また、「ギフト・レジストリー」へのアクセス中に、他の販売サイトに一時的にジャンプし、他の販売サイトから選んだ商品を「ギフト・レジストリー」に即座に登録することができる。従って、受領者に煩雑な操作を強いることがない。また、サービス提供者は、他人の仕入れ(在庫,注文)を利用して、多数の商品を取り扱うことができる。従って、取扱い商品を増やすことで、新規の取り引き口座を多数開設する必要がなく、商品の在庫負担が大きく増えることもない。また、ネット販売者も、「ギフト・レジストリー」にリンクを張ることで、ギフト市場における需要を拡大することができる。
【0144】
次に、第二実施例としてのギフトサービスシステムについて説明する。第二実施例のギフトサービスシステムは、図1に示したと同様のハードウェアを用いて実現されるが、ネット販売者が所有するサーバSV2に替えて、店頭販売者がアクセスを行なう第三の端末70を用いる点で、第1実施例と異なる。即ち、サーバSV1は、第一の端末80および第三の端末70からの指示に基づいて登録処理を実行するとともに、第二の端末90からの指示に基づいて贈答品指定処理を実行し、第三の端末70からの指示に基づいて発送管理処理を実行する。
【0145】
こうしたハードウェアを用いて実行される第2実施例のギフトサービスシステムの内容を、図21のブロック図に示す。図21に示すように、第2実施例のギフトサービスシステムは、(3)受領者による贈答希望商品の登録に際し、受領者が販売者が所有する店舗の店頭で商品を選択する点で、第1実施例のギフトサービスシステムと異なる。即ち、(3−a)贈答品を受け取る予定のある受領者は、サービス提供者と提携する販売者の店舗に出向き、該店舗において取り扱われている商品の中から所望の商品を贈答希望商品として選択し、選択が終了した旨を販売者に告知する。(3−b)告知された販売者は、第三の端末70を用い、受領者によって選択された商品を贈答希望商品として登録者用のサイト上に登録する。なお、このサイト上への登録を、商品を選択した受領者自らが第一の端末80を用いて行なうものとしてもよい。
【0146】
サーバSV1により実行される処理である登録処理、贈答品指定処理および発送管理処理の内容は、第1実施例において既述した図3ないし図5における内容とほぼ同様である。ただし、商品登録処理(図3のステップS130)の内容が、第1実施例と異なっている。この第2実施例における商品登録処理の内容を、商品登録処理ルーチンBとして図22のフローチャートに示す。本ルーチンは、第三の端末70から贈答希望商品を登録する旨をネットワークNWを介して受信したサーバSV1が実行する処理であり、図3のステップS110の処理において、正規の登録者IDおよび登録者パスワードが第三の端末70から入力されたと判断したときに起動する。
【0147】
本ルーチンが起動されると、まず、サービス提供者によって作成された商品リストのデータを送信し、商品リストを表示する処理を行なう(ステップS500)。 次に、商品リストを表示した画面上で、提携する店舗販売者の取り扱い商品を登録する旨の指示があったか否かを判断する処理を行なう(ステップS505)。 該指示がないと判断した場合には、ステップS505に戻って、上記処理を繰り返す。
【0148】
該指示があったと判断した場合には、登録用フォームのデータを送信し、登録用フォームを表示する処理を行ない(ステップS510)、この登録用フォーム上に正規の販売者IDおよび販売者パスワードが入力されたか否かを判断する(ステップS515)。この販売者IDおよび販売者パスワードは、商品を登録する主体が提携する店舗販売者であることを認証するためのものである。なお、登録用フォームには、販売者IDおよび販売者パスワードを記載する欄のほか、受領者によって選択された商品の品名,品番および価格を記載する欄が設けられている。この具体的なの書式については後で説明する。
【0149】
登録用フォーム上に正規でない販売者IDおよび販売者パスワードが入力されたと判断した場合には、認証されない旨を警告し、ステップS500に戻って再び商品リストを表示する処理を行なう。この場合において、正規でない販売者IDおよび販売者パスワードが3回連続で入力された場合には、登録者用のサイトとの接続を切断することも、非提携販売者による悪質な登録を防止する点で望ましい。
【0150】
登録用フォーム上に正規の販売者IDおよび販売者パスワードが入力されていると判断した場合には、登録用フォームに記載された情報から受領者によって選択された商品を特定し(ステップS530)、該商品を贈答希望商品として登録する処理を行なう(ステップS535)。
【0151】
こうして、提携販売者の取り扱い商品を贈答希望商品として登録する処理を行なった後、商品の登録を終了する旨の指示がなされたか否かを判断しする処理を行なう(ステップS590)。商品の登録を終了する旨の指示がなされない場合には、ステップS500の処理に戻って商品リストを再び表示し、上記の処理を繰り返す。商品の登録を終了する旨の指示がなされた場合には、登録された内容に基づいて贈答品リストを作成する処理を行ない(ステップS595)、本ルーチンを終了する。
【0152】
このような商品登録処理に基づき、第2実施例のギフトサービスシステムが実際に提供される態様を、以下、具体的に説明する。会員登録を行なった受領者が、図9に示す案内画面上において、商品登録タブSRタブをクリックすると、ディスプレイ80bには、図11に示したような商品登録のインデックスページが表示される。このインデックスページにおいて、「丁百貨店の取扱品」というタブZHをクリックすると、図23に示すような商品登録画面が表示される。
【0153】
図23に示すように、商品登録画面には、「ギフト・レジストリ−」では丁百貨店と提携しており、受領者は、店頭で選んだ丁百貨店の取り扱い商品を贈答希望商品として登録することができる旨が記載されている。また、この記載の下方には、丁百貨店による入力欄が設けられており、この入力欄には、販売者IDおよび販売者パスワードを記載する欄のほか、受領者によって選択された商品の品名,品番および価格を記載する欄が設けられている。
【0154】
商品登録画面の記載を読んだ受領者は、丁百貨店の店頭に出向いて現物やカタログ等で商品を確認し、気に入った商品を贈答希望商品として決定する。この決定の旨を丁百貨店のサービスカウンターの係員に伝えると、係員は、丁百貨店内に設置された第三の端末70用いてサーバSV1にアクセスを行なう。これにより、第三の端末70のディスプレイ70b上に図7と同様の「ギフト・レジストリー」の初期画面が表示される。この後、会員サイトタブMRをマウス70eでクリックして図8と同様の会員サイトの入口画面を表示し、受領者から告げられた登録者IDおよび登録者パスワードIDを記入して「GO」というタブをクリックする。すると、図9と同様の案内画面が表示される。この案内画面上において、商品登録タブSRタブをクリックすると、ディスプレイ70bには、図11と同様の商品登録のインデックスページが表示される。
【0155】
このインデックスページにおいて、「丁百貨店の取扱品」というタブZHをクリックすると、図23と同様の商品登録画面がディスプレイ70b上に表示される。係員は、商品登録画面の丁百貨店による入力欄に、丁百貨店の販売者IDおよび販売者パスワード、受領者により贈答希望商品として選択された商品の品名,品番および価格を記載する。以下、「受領者1」である特許太郎さんにより、贈答希望商品として「品名:E社の急須セット、品番:KY01、価格:7000円」という商品が選択された場合を例として説明する。このような情報が記載されたときの商品登録画面の様子を図24に示した。
【0156】
こうした情報の記載後に、「登録」と表示されたタブをマウス70eでクリックする。これにより、丁百貨店の取り扱い商品(上例の場合は、E社の急須セット)が、「受領者1」である特許太郎さんの贈答希望商品として登録される。
【0157】
この登録内容に基づいて、図25に示すような贈答品リストが作成される。第2実施例では、受領者1である特許太郎さんによって選択された「C社リュック」,「E社の急須セット」等の商品と、受領者2である特許花子さんによって選択された「A社ハンドバッグ」等の商品について、参照サイトのURL,品番,品名および価格等の、贈答希望商品の登録の際に入力された情報が表示されている。なお、受領者が店頭に出向いて選んだ「E社の急須セット」という商品については、参照サイトのURLの欄に「店頭」という文字が表示される。
【0158】
贈与者は、第1実施例と同様に、この贈答品リスト中の商品から自己が受領者への贈り物とすることを希望する商品を選び、申込欄のチェックボックスにチェックして、自己の負担額を登録する。このように登録された情報に基づいて、以後、「ギフト・レジストリー」のサービス提供者から贈与者に請求書が送付される。サービス提供者は、商品の代金が各贈与者によって支払われたことを確認し、この確認後に、商品を、贈与者からの贈答品として各受領者に送付する。
【0159】
以上説明した第2実施例のギフトサービスシステムによっても、お祝いなどの贈呈を受ける予定のある受領者は、自己の希望する商品を重複なく受け取ることが可能となることに加え、受け取る商品を、提携する店舗の取り扱い商品から幅広く選択することができる。従って、より多種類の商品群から贈答希望商品を選ぶことが可能となり、お祝いを受け取る受領者の満足度をより高めることができる。
【0160】
また、第2実施例のギフトサービスシステムによれば、受領者は、自己が受け取る商品を、現物やカタログ等で実際に商品を確認したり、店員のアドバイスを聞いた上で決定することが可能である。従って、期待通りの品質の商品を受領することができる。また、大手の百貨店と提携した場合、サービス提供者は、他人の仕入れ(在庫,注文)のみならず、商品の保管能力や配送能力を利用することができる。従って、受領者による商品の選択から受領までの期間が長い場合であっても、配送期日の柔軟な対応が可能となり、受領者の納品日に関する個別事情に広く対応することができる。
【0161】
以上本発明の実施例について説明したが、本発明は、こうした実施例に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる態様で実施可能である。例えば、忌明けのお返しのように一人の贈与者が、複数の受領者に各受領者が所望の商品を贈るといったシステムとしても運用することができる。この場合には、金額毎に複数の商品をサーバに登録しておき、金額毎に異なるパスワードを設定する。お返しを受ける人は、このパスワードでサーバに接続し、所望の商品を、複数の商品群から選択する。こうした構成でも、上記実施例と同様、両者の意図を最大限活かした贈与の仲介を実現することができる。
【0162】
なお、上記実施例では、贈与者IDおよび贈与者パスワードを入力することによって贈答品リストへのアクセスを許可する構成としたが、より容易に贈答品リストへのアクセスを許可する構成としてもよい。例えば、贈与者ID若しくは贈与者パスワードのいずれか一方を認証する構成としてもよい。また、「贈与者によるメールアドレスの入力」を真摯な贈答の意思ある行為と推定し、メールアドレスが入力されたことをもって、贈答品リストへのアクセスを許可する構成としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例であるギフトサービスシステムにつき、該システムを実現するためのハードウェアの構成を示す説明図である。
【図2】第1実施例のギフトサービスシステムの内容を示すブロック図である。
【図3】登録処理ルーチンの内容を示す説明図である。
【図4】贈答品指定処理ルーチンの内容を示す説明図である。
【図5】発送管理ルーチンの内容を示す説明図である。
【図6】商品登録処理ルーチンAの内容を示す説明図である。
【図7】サーバSV1にアクセスしたときに、ディスプレイに最初に表示される初期画面の様子を示す説明図である。
【図8】会員サイトの入口画面を示す説明図である。
【図9】会員サイトの案内画面を示す説明図である。
【図10】受領者の登録画面を示す説明図である。
【図11】商品登録のインデックスページを示す説明図である。
【図12】商品リストが表示された画面の様子を示す説明図である。
【図13】選択された商品の一覧画面を示す説明図である。
【図14】販売サイト案内画面を示す説明図である。
【図15】ディスプレイ80b上にサブブラウザSDが表示されたときの様子を示す説明図である。
【図16】サブブラウザSD上で商品が選択されたときの様子を示す説明図である。
【図17】サブブラウザSD上で選択された商品を登録するときの様子を示す説明図である。
【図18】ゲストサイトの入口画面を示す説明図である。
【図19】贈答品リストが表示された画面の様子を示す説明図である。
【図20】贈答品の一欄画面を示す説明図である。
【図21】第2実施例のギフトサービスシステムの内容を示すブロック図である。
【図22】商品登録処理ルーチンBの内容を示す説明図である。
【図23】「丁百貨店の取扱品」というタブZHのクリック後に表示される商品登録画面を示す説明図である。
【図24】丁百貨店の係員による商品情報の記載後の商品登録画面を示す説明図である。
【図25】贈答品リストが表示された画面の様子を示す説明図である。
【符号の説明】
20…液晶ディスプレイ
22…CPU
24…ROM
25…キーボードインタフェース
26…RAM
28…メモリコントローラ
30…ディスプレイコントローラ
32…シリアル入出力インタフェース
34…記憶装置
35…バス
36…キーボードインタフェース
38…キーボード
40…プリンタインタフェース
42…プリンタ
70,80,90…第一ないし第三の端末
80a,90a,70a…ハードディスク
80b,90b,70b…ディスプレイ
80c,90c,70c…コンピュータ
80d,90d,70d…キーボード
80e,90e,70e…マウス
SV1…サーバ
SV2…サーバ

Claims (8)

  1. サーバ上に設けられ所定のデータを蓄積するデータ蓄積手段に、ネットワークを介してアクセスを行ない、該ネットワークを介して行なわれる贈与を仲介する贈与仲介システムであって、
    複数の商品についての画像および価格を含む情報を、予め登録した商品情報記憶手段と、
    贈与を受ける者についての情報を、ネットワーク上で特定可能な個人情報と共に予め登録する第1の記憶手段と、
    贈与を行なう複数の者をネットワーク上で認識可能なパスワードをそれぞれ記憶する第2の記憶手段と、
    前記ネットワークを介したアクセスがあったとき、前記個人情報の認証を行ない、前記第1の記憶手段に登録された個人情報の少なくとも一部との対応が認定された場合には、前記ネットワークを介した前記データ蓄積手段へのアクセスを許可する許可手段と、
    該許可を受けたアクセスにより、前記商品情報記憶手段に登録された複数の商品の中から、贈与を受けようとする一以上の商品を選択し、該商品を前記データ蓄積手段に登録する商品登録手段と、
    前記第2の記憶手段に記憶されたいずれか一のパスワードを用いた前記ネットワークを介したアクセスに対して、前記商品登録手段により登録された商品を、一覧的に画面表示する表示手段と、
    該表示された商品について、前記パスワードを用いてアクセスした贈与を行なう者による代金の負担の申し込みを受け付ける申込手段と、
    該申し込まれた商品を申し込み済みとして、前記記憶されたいずれのパスワードを用いた前記ネットワークを介したアクセスに対しても表示する申し込み済み表示手段と
    前記ネットワークを介したアクセスが前記許可手段により許可されたとき、前記商品登録手段によって登録された商品を一覧的に画面表示する詳細情報表示手段と
    前記許可手段による許可を受けた後で、前記商品情報記憶手段に記録された商品以外の商品に関する情報に基づいて、贈与を受けようとする一以上の商品を指定し、該指定された商品に関する情報を、前記データ蓄積手段に追加登録する商品登録追加手段と
    を備え、
    記表示手段は、前記商品登録追加手段により追加登録された商品を、前記商品登録手段により登録された商品と共に一覧的に画面表示させる
    贈与仲介システム。
  2. 請求項1に記載の贈与仲介システムであって、
    前記データ蓄積手段への許可を受けたアクセス後に、該データ蓄積手段とネットワークを介して連結された他のデータ蓄積手段へのアクセスを許可するアクセス許可手段と、
    前記他のデータ蓄積手段に格納された商品に関する情報を、所定の指示に基づいて取得する商品情報取得手段とを備え、
    前記商品登録追加手段は、該商品情報取得手段により取得された情報に基づいて前記贈与を受けようとする一以上の商品を指定し、該商品に関する情報を前記データ蓄積手段に登録する手段である
    贈与仲介システム。
  3. 前記商品情報取得手段は、前記商品に関する情報として、該商品の品名や品番等の該商品自体に関する情報に加えて、前記他のデータ蓄積手段内において前記商品に関する情報が格納されるアドレスの情報を取得する手段である請求項2に記載の贈与仲介システム。
  4. 請求項2または3に記載の贈与仲介システムであって、
    前記データ蓄積手段は、前記データとして、商品に関する情報を予め蓄積する手段であり、
    前記商品情報取得手段は、該データ蓄積手段に蓄積された商品に関する情報および前記他のデータ蓄積手段に格納された商品に関する情報の双方を取得可能な手段であり、
    前記商品登録追加手段は、該商品情報取得手段により取得された前記双方の情報を、前記データ蓄積手段内の共通のリスト上に登録する手段である
    贈与仲介システム。
  5. 前記データ蓄積手段内の共通のリスト上に登録された情報を、一覧的に画面表示する表示手段を備えた請求項4に記載の贈与仲介システム。
  6. 前記商品登録手段によって情報が登録された商品の代金を、前記データ蓄積手段を管理するサーバと前記他のデータ蓄積手段を管理するサーバとの間で、ネットワークを介して決済する決済手段を備えた請求項2ないし5のいずれかに記載の贈与仲介システム。
  7. 請求項1に記載の贈与仲介システムであって、
    前記データ蓄積手段にネットワークを介してアクセス可能な端末を、商品を販売する店舗に配置し、
    前記商品登録追加手段は、前記端末からの許可を受けたアクセスの後、前記贈与を受ける者が該店舗で確認した商品の情報に基づいて、前記贈与を受けようとする一以上の商品を指定し、該商品に関する情報を前記データ蓄積手段に登録する手段である
    贈与仲介システム。
  8. サーバ上に設けられ所定のデータを蓄積するデータ蓄積手段に、ネットワークを介してアクセスして行なわれる贈与を仲介する贈与仲介方法であって、
    複数の商品についての画像および価格を含む情報を、予め登録し、
    贈与を受ける者についての情報を、ネットワーク上で特定可能な個人情報と共に、前記サーバの所定の記憶手段に予め登録し、
    贈与を行なう複数の者をネットワーク上で認識可能なパスワードをそれぞれ記憶し、
    前記ネットワークを介したアクセスがあったとき、前記個人情報の認証を行ない、前記記憶手段に登録された個人情報の少なくとも一部との対応が認定された場合には、前記ネットワークを介した前記データ蓄積手段へのアクセスを許可し、
    該許可を受けたアクセスにより、前記予め登録された複数の商品の中から、贈与を受けようとする一以上の商品を選択して、前記データ蓄積手段に登録すると共に、前記予め登録された商品以外の商品に関する情報に基づいて、贈与を受けようとする一以上の商品を、前記データ蓄積手段に追加登録し、
    前記パスワードを用いた前記ネットワークを介したアクセスに対して、前記登録された商品および追加登録された商品を、一覧的に画面表示し、
    該表示された商品について、前記パスワードを用いてアクセスした贈与を行なう者による代金の負担の申し込みを受け付け、
    該申し込まれた商品を申し込み済みとして、前記記憶されたいずれのパスワードを用いた前記ネットワークを介したアクセスに対しても表示し、
    前記ネットワークを介した前記贈与を受ける者によるアクセスが許可されたとき、前記登録された商品を一覧的に画面表示す
    贈与仲介方法。
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