JP4397926B2 - 贈与仲介システムおよびその方法 - Google Patents

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Description

本発明は、贈与仲介システムおよびその方法に関し、詳しくはサーバ上に設けられ所定のデータを蓄積するデータ蓄積手段に、ネットワークを介してアクセスを行ない、該ネットワークを介して行なわれる贈与を仲介する技術に関する。
近年、ネットワークを用いた情報提供技術の発展に伴い、ネットワーク上で商品を特定して、これを特定の個人などに贈呈するシステムが実用化されている。こうしたシステムは、インターネットなどのネットワーク上にIPアドレスなどによって特定されるサーバを用意し、ここに贈呈、贈与しようとする商品のデータを蓄積している。商品を他人に贈呈、贈与使用とするものは、このサーバが存在するサイトにアクセスし、サーバに蓄積されたデータに基づいて商品を特定する。その上で、商品の代金を、銀行振り込みやクレジットカード決済により支払うと共に、商品の送付先をサーバ上の特定の領域に書き込む。
このサイトを運用する主体は、代金の決済を確認してから、指定された商品を書き込まれた送付先に送る。これで、所望の商品が特定の相手に贈呈されることになる。かかるシステムは、歳暮、中元などの季節の贈り物や、誕生日、結婚、出産、進学、就職などのお祝い、あるいはこれらの慶事のお返し(いわゆる内祝)、更には忌明けのお返しなどに、用いられている。
しかしながら、ネットワークを介したこうした贈呈、贈与のシステムは、送り主が一方的に商品を送るだけであり、贈呈、贈与を受ける人の希望などは、予め本人が聞いておかない限り、反映することはできなかった。贈呈、贈与を行なう際、相手の希望商品を聞くことは、必ずしも一般的には行なわれておらず、贈り主としては、何を贈ったらよいか、迷うことは少なくない。また、結婚などで多数の親戚、友人などから贈り物を受ける場合、商品が重複したり、自分たちの生活には必要のないものを贈られて、困惑するということも現実には少なくない。
こうした問題は、いわば社会的習慣の問題でもあるが、例えば贈り主が相手に贈呈を受けたいものを尋ねることが社会的に許容されるようになったとしても、本人が求めているものの価格が、贈り主が予定していた贈与の範囲を越えていることもあり得、社会的習慣の変更だけでは解決することができない。多人数が一人または一組にバラバラに贈り物を贈る際の様々な問題を解決する技術的インフラストラクチャは、未だ提案されていない。
本発明の贈与仲介装置およびその方法は、こうした問題を解決し、特に複数人が特定の相手に贈呈、贈与を行なう際の利便なシステムを提供することを目的とする。
上記課題の少なくとも一部を解決する本発明の贈与仲介システムは、
サーバ上に設けられ所定のデータを蓄積するデータ蓄積手段に、ネットワークを介してアクセスを行ない、該ネットワークを介して行なわれる贈与を仲介する贈与仲介システムであって、
贈与を受ける者についての情報を、ネットワーク上で特定可能な個人情報と共に予め登録する第1の記憶手段と、
贈与を行なう複数の者をネットワーク上で認識可能なパスワードをそれぞれ記憶する第2の記憶手段と、
前記ネットワークを介したアクセスがあったとき、前記個人情報の認証を行ない、前記第1の記憶手段に登録された個人情報の少なくとも一部との対応が認定された場合には、前記ネットワークを介した前記データ蓄積手段へのアクセスを許可する許可手段と、
該許可を受けたアクセスにより、前記データ蓄積手段に、贈与を受けようとする一以上の商品を登録する商品登録手段と、
前記第2の記憶手段に記憶されたいずれか一のパスワードを用いた前記ネットワークを介したアクセスに対して、前記商品登録手段により登録された商品を、一覧的に画面表示する表示手段と、
該表示された商品について、前記パスワードを用いてアクセスした贈与を行なう者による代金の負担の申し込みを受け付ける申込手段と、
該申し込まれた商品を申し込み済みとして、前記記憶されたいずれのパスワードを用いた前記ネットワークを介したアクセスに対しても表示する申し込み済み表示手段と
前記ネットワークを介したアクセスが前記許可手段により許可されたとき、前記商品登録手段によって登録された商品を一覧的に画面表示すると共に、申し込み済みの商品については、前記申し込みを行なった者を特定する情報を併せて表示する詳細情報表示手段と
を備えたことを要旨としている。
また、この贈与仲介システムに対応した贈与仲介方法の発明は、
サーバ上に設けられ所定のデータを蓄積するデータ蓄積手段に、ネットワークを介してアクセスして行なわれる贈与を仲介する贈与仲介方法であって、
贈与を受ける者についての情報を、ネットワーク上で特定可能な個人情報と共に、前記サーバの所定の記憶手段に予め登録し、
贈与を行なう複数の者をネットワーク上で認識可能なパスワードをそれぞれ記憶し、
前記ネットワークを介したアクセスがあったとき、前記個人情報の認証を行ない、前記記憶手段に登録された個人情報の少なくとも一部との対応が認定された場合には、前記ネットワークを介した前記データ蓄積手段へのアクセスを許可し、
該許可を受けたアクセスにより、前記データ蓄積手段に、贈与を受けようとする一以上の商品を登録し、
前記記憶手段に記憶されたパスワードを用いた前記ネットワークを介したアクセスに対して、前記登録された商品を、一覧的に画面表示し、
該表示された商品について、前記パスワードを用いてアクセスした贈与を行なう者による代金の負担の申し込みを受け付け、
該申し込まれた商品を申し込み済みとして、前記記憶されたいずれのパスワードを用いた前記ネットワークを介したアクセスに対しても表示し、
前記ネットワークを介した前記贈与を受ける者によるアクセスが許可されたとき、前記登録された商品を一覧的に画面表示すると共に、申し込み済みの商品については、前記申し込みを行なった者を特定する情報を併せて表示すること
を要旨としている。
かかる贈与仲介の手法によれば、贈与を受けようとするものは、ネットワークを介してデータ蓄積手段にアクセスする際、予め登録した個人情報との対応が確認されてから、データ蓄積手段へのアクセスが許可される。アクセスの許可を受けたものは、データ蓄積手段に、贈与を受けようとする一以上の商品を登録する。一以上の商品の登録をするためには、個人情報との対応の認定が必要となるから、いたずらなどで、データ蓄積手段に、商品が登録されることがない。一方、贈与しようとする者は、予め登録したパスワードを用いることで、ネットワークを介して、登録された商品を参照することができる。従って、贈与を行なおうとする者だけが、登録された商品を参照することができ、贈与を受けようとするものが望んでいる商品を的確に贈呈することができる。登録された商品を参照するのに、パスワードが必要となることから、無関係なものに、プライバシーを公開することがない。
上記の贈与仲介システムおよびその方法には、様々な展開を考えることができる。以下、仲介装置を例にとって説明するが、仲介方法としても、ほぼ同様の展開が可能である。
上記の贈与仲介システムにおいて、個人情報を記憶する第1の記憶手段は、2以上の者についての前記情報を、単一の個人情報と共に記憶する手段とすることができる。結婚などの場合には、一組のカップルが贈与を受けることになるので、贈与を受ける者の個人情報は単一とし、この個人情報と共に、カップルを構成する2以上の者についての情報を記憶しておくことが、簡便である。
また、本発明の贈与仲介システムにおいて、贈与を受けるイベントの種類、例えば結婚、出産、誕生日、進学などを登録する手段と、該登録されたイベントの種類が、婚約、結婚など複数人に関与するイベントとして予め登録されたものに該当する場合には、該複数人についての前記情報を、単一の前記個人情報と共に記憶する手段とを備えるものとすることができる。全てのイベントが複数人に関与する訳ではないので、予め登録したイベントに限って、複数人の情報の登録を可能とした方が、登録する情報の誤りなどが生じにくいからである。
更に、前記贈与を行なう者のアドレスを登録するアドレス登録手段と、前記商品登録手段による登録の終了後に、前記アドレス登録手段に登録されたアドレスに、前記パスワードを含む前記データ蓄積手段へのアクセス方法に関する情報を通知する通知手段とを備えることも可能である。こうすれば、商品を登録した後、贈与を行なおうとしている者のアドレス(住所、Eメールアドレス等)に、パスワードを含むアクセス方法に関する情報を通知できるので、贈与を受けようとする者が、いちいち相手に連絡する手間や、贈与を行なおうとする者が、いちいち本人にアクセス方法を尋ねるといった手間を省くことができる。
本発明の贈与仲介システムでは、商品の登録を次の構成で対応することができる。すなわち、複数の商品に関する情報を個別に予め記憶した商品情報記憶手段を設け、この商品情報記憶手段に記憶された複数の商品のうちの一以上を特定するものとし、こうして特定された一以上の商品を、一覧的に画面表示する手段を設けるのである。こうすれば、商品を登録しようとする者は、商品情報記憶手段に記憶された複数の商品から商品を特定したとき、これを一覧的に参照することができ、どのような商品を特定したか容易に把握することができる。ここで「一覧的」としたのは、全ての商品が完全な一覧表として表示される必要はなく、商品のカテゴリや値段別に、一覧表として表示されても良いし、表示画面や印刷用紙の大きさによっては複数の画面や印刷用紙に分かれて表示されても良いからである。もとより、一画面、一印刷用紙に入りきらないときには、文字の大きさなどを自動的に調整して、完全な一覧表として表示することも差し支えない。一覧的な表示は、モニタなどの画面上に行なっても良いし、印刷しても良い。
こうした商品の情報は、商品をカテゴリに分けておき、カテゴリ毎に表示するものとしても良い。「衣食住」などのカテゴリや、金額などで分類しておけば、特定しようとする商品の数が増えても、所望の商品に、容易にたどり着くことができる。なお、ここで言う「商品」には、鞄、食器といった物のみならず、旅行や入場券などのサービスも含まれることは当然である。
かかる贈与仲介システムにおいて、商品情報記憶手段は、少なくとも、該商品の値段に関する情報と、当該商品の外観写真を記憶しているものとし、一覧的に表示する際、この外観写真を、拡大表示可能に表示することも好適である。この場合には、登録しようとする商品の外観写真を、拡大して参照できるので、一度に認識できる情報を増やすという商品選択の利便性と、商品を拡大して見たいという商品情報の詳細性とを、同時に満足することができる。
上記の贈与仲介システムでは、贈与を受ける者が予め特定する商品は、このシステムのデータ蓄積手段内に予め登録されているものであったが、贈与を受けようとする商品の情報は、必ずしもシステム内になければならない訳ではない。例えば、商品に関する情報を、ネットワーク上の他のデータ蓄積手段から、該蓄積手段を特定する情報と共に取得するものとし、取得された商品に関する情報のうち、少なくとも値段に関する情報と、前記データ蓄積手段を特定する情報とを取り出し、一覧的に表示するものとすればよい。少なくともこれらの情報が一覧的に表示されていれば、贈与しようとする者は、贈与するか否か、贈与する場合はどこで購入すればよいかを判断することができる。
このように登録した商品を一覧的に表示する構成を備えた贈与仲介システムでは、登録された商品の削除を指示する削除ボタンを表示するもとすることも有用である。一旦、商品を指定してこれを登録しても、後から削除したくなる場合があるからである。
上述した贈与仲介システムでは、贈与しようとする者は、贈与を受けようとする人が登録した商品を参照(例えば一覧的表示により参照)することができるが、更にネットワークを介して、直接これらの商品の購入を負担するシステムを構成することも可能である。すなわち、パスワードを用いたアクセスに対して、登録された商品を、一覧的に画面表示し、表示された商品について個別にその代金の負担の申し込みを受け付ける手段を設けるのである。この場合、更に、申し込まれた商品を、申し込み済みとして表示する手段を設けても良い。
こうした負担の申込は、一人がひとつの商品の代金を負担するものとしても良いが、一人が二つ以上の商品の代金を負担するものとすることもできる。更に、この贈与仲介システムにおいて、パスワードを用いたアクセスに対して、表示された商品の金額に対して、金額の一部の負担を指定可能とするものとすることができる。高額な商品や役務の場合には、一人で負担することが困難な場合も想定される。こうした場合に、一部負担を可能とすれば、代金負担の申込が容易となるだけでなく、単独では贈与を期待できないような高額商品の贈呈、贈与を受けることも可能となる。こうした場合には、一部の負担が申し込まれた商品について、申し込まれた負担部分の合計を表示するものとしても良い。負担部分の合計が表示されれば、後から申し込む者にとって、残余の部分を容易に知ることができ、好適である。
ここで、代金の負担の申込とは、直接オンラインで、支払いを済ませるものはもとより、ネットワークを介して、負担の申し出のみ済ませ、後から実際の支払いを行なうものも含む。この場合、贈与仲介システムは、代金の負担が申し込まれた商品の代金の支払いを、申し込みを行なった者に求める支払い請求手段を備えればよい。こうした支払い請求手段としては、例えば銀行振込の用紙を送付したり、請求書を発行する手段などが該当する。
更に、ネットワークを介したアクセスが前記許可手段により許可されたとき、登録された商品を一覧的に画面表示すると共に、申し込み済みの商品については、申し込みを行なった者を特定する情報を併せて表示する詳細情報表示手段を備えることも考えられる。この場合、この情報を見るものは、贈与を受ける者であり、受ける側は、誰がその商品を贈与してくれるのか、ネットワークを介して参照することにより知ることができ、好適である。
また、こうした贈与仲介システムにおいて、データ蓄積手段へのアクセスの期限を記憶しておき、この期限が経過したとき、申し込みの行なわれた商品についての情報を、商品の登録を行なった者に通知するものとしても良い。こうすれば、贈与を受けようとして商品を登録した者は、期限の経過時に、どの商品が贈与されるかを、確実に知ることができる。
贈与を受ける者は、受け取る商品を自ら取りに行っても良いが、贈与仲介システムにおいて、第1の記憶手段に、贈与を受けようとする者についての情報として、当該者の現住所の他に、申し込み済みの商品の配達先を登録しておき、その配達先に商品の配達を受けるものとしても差し支えない。結婚の予定がある場合等には、贈与を受けようとする商品の登録を行なった時点での現住所と、結婚後に暮らす住所とは異なることが少ない。こうした場合に容易に対応することができる。
以上説明した本発明の構成および作用を一層明らかにするために、以下本発明の実施の形態を実施例に基づき説明する。図1は、本発明の贈与仲介システムの実施態様の一例であるギフトサービスシステムにつき、該システムを実現するためのハードウェアの構成を示す。ギフトサービスシステムとは、特定の他人から何らかの商品を受領することが予定されている本人(以下、受領者という)が、受領を希望する商品をネットワーク上に予め登録しておき、この登録の旨を知った他人が、ネットワーク上にアクセスして、登録された商品の中から贈ろうとする商品を選定することにより、選定された商品を本人に送り届けるシステムをいう。なお、通常の社会習慣では、お祝いなどに伴う商品の受領は、贈与や贈呈として認識されるが、本明細書では、贈与や贈呈により商品を受け取ることを、広く「受領」と呼ぶ。
結婚祝の場合を例にとると、結婚祝として贈られる商品の内容は、通常は、結婚の旨を告知された他人の判断によって決められる。これに対し、ギフトサービスシステムは、このような結婚祝を贈ろうとする他人に、贈るべき商品に関し、贈られる本人の意思に基づく適切な判断材料を提供する。
ギフトサービスシステムを実現するためのハードウェアは、図1に示すように、受領者がアクセスを行なう第一の端末80と、受領者にお祝いとして何らかの商品を贈ろうとする他人(以下、贈与者という)がアクセスを行なう第二の端末90と、贈答商品の販売を行なう者(以下、販売者という)がアクセスを行なう第三の端末70と、贈答商品についての情報の提供を含むギフトサービスの提供者(以下、サービス提供者という)が所有するサーバSVとから構成されている。
第一の端末80、第二の端末90および第三の端末70は、それぞれ、CPUやROM,RAM等からなるコンピュータ80c,90c,70cやハードディスク80a,90a,70a、ディスプレイ80b,90b,70b、キーボード80d,90d,70d、マウス80e,90e,70e等を備えるデスクトップ型のパソコンである。
コンピュータ80c,90c,70cのシリアルポートは、図1にそれぞれ実線,点線,二重線で示すように、モデム(図示せず)を介して公衆電話回線PTLに接続されている。この公衆電話回線PTLを介して、第一の端末80、第二の端末90および第三の端末70を外部のネットワークNWに接続することができる。もとより、専用回線を用いて、直接ネットワークに接続されるものとしても良い。なお、こうしたネットワークとしては、インターネットなどを考えることができる。
サーバSVは、第一の端末80、第二の端末90および第三の端末70からの要求をネットワークNWを通じて受信し、この要求を処理するコンピュータである。このコンピュータは、各種演算処理を実行するためのCPU22を中心に、バス35により相互に接続されたROM24,RAM26,メモリコントローラ28,ディスプレイコントローラ30,シリアル入出力インタフェース32,記憶装置34,キーボードインタフェース36,プリンタインタフェース40など、以下に説明する各ユニットを備えている。ROM24は、CPU22で各種演算処理を実行するのに必要なプログラムや参照データなどを予め格納しているメモリであり、後述する受領者に関する情報の登録や受領者に贈与する贈答品の指定等の実行に関するプログラムを格納する。RAM26は、CPU22で各種演算処理を実行するのに必要な各種データを一時的に格納するためのメモリである。
メモリコントローラ(MC)28は、記憶装置34への信号出力を制御する。記憶装置34には、必要に応じてRAM26にロードされて実行される各種プログラムや、贈答品や販売者に関するデータ、あるいは、外部から入力された受領者ないし贈与者に関するデータなどが記憶されている。勿論、ROM24やCD−ROM等(図示せず)に、上記したと同様な各種プログラムや必要なデータなどを記憶しておき、これらの各種プログラムやデータをロードすることにより、コンピュータに実行させることも可能である。また、記憶装置34には、後述する様々な情報が蓄積される。即ち、この記憶装置34は、データ蓄積手段や第1,第2の記憶手段としても機能する。
シリアル入出力インタフェース(SIO)32は、外部からのデータの入出力を司る制御部であり、サーバSVは、このSIO32を介して外部のネットワークNWに接続されている。通常、サーバは、専用回線を用いて直接ネットワークNWに接続されている。従って、SIO32も、ネットワークNWにおいて用いられるプロトコルに対応したネットワークカードとして実現されている。第一の端末80、第二の端末90および第三の端末70も、ネットワークNWに接続されており、いずれの端末、サーバも、ネットワーク上で、それぞれを特定するアドレス(TCP/IPのプロトコルを採用している場合はIPアドレス)が付与されている。従って、こうしたアドレスを用いて、各端末70,80,90からサーバSVにアクセスし、各端末とサーバSVとの間でデータの処理や送受信を行なうことが可能となる。なお、サーバSVへのアクセスは、総ての端末に対して許可されているが、サーバSVの中に用意された各種ファイル、データついては、パスワードなどが設けられており、所定の条件を満たす者だけが、アクセスできる仕組みとなっている。こうしたパスワードの設定などについては、後述する。
サーバSVは、パスワードのないアクセスに対しては、サービスの概要などの情報は開示するが、後述する種々の登録処理などは、パスワードなどによりアクセス権があることが承認された者からのアクセスのみ応答して、実行する。具体的には、サーバSVは、第一の端末80からの指示に基づいて登録処理を実行するとともに、第二の端末90からの指示に基づいて贈答品指定処理を実行し、第三の端末70からの指示に基づいて発送管理処理を実行する。この登録処理、贈答品指定処理、および発送管理処理の詳しい内容については後述する。
なお、シリアル入出力インタフェース(SIO)32は、文字やデータをコード情報の形で入力するが、これ以外の形態で入力可能な構成としてもよい。例えば、音声情報や文字の形状に関する情報を入力するためのインタフェースを設け、入力された情報を、CPU22が判読可能なデジタル情報に変換し、これを音声認識や文字認識により文字列に変換してから入力する構成などを考えることができる。
キーボードインタフェース25(KI)は、キーボード38からの信号の入出力を司る。への信号出力を制御する。ディスプレイコントローラ(DC)30は、カラー表示可能な表示装置としての液晶ディスプレイ20への信号出力を制御し、プリンタインタフェース40(PI)は、プリンタ42へのデータの出力を制御する。
次に、以上のハードウェアを用いて実行されるギフトサービスシステムの内容について説明する。図2は、ギフトサービスシステムの内容を示すブロック図である。まず、(1)受領者は、自己のコンピュータ、この例では第一の端末80を用いて、サービス提供者のサーバSVにアクセスし、会員登録を行なう。会員登録の完了後、サービス提供者は、サーバSV内に、会員登録された受領者(以下、登録者という)用のサイトを開設するとともに、このサイトへの登録者によるアクセスを可能とする登録者IDおよび登録者パスワードを発行し、(2)この登録者IDおよび登録者パスワードを登録者に通知する。この通知の方法としては、会員登録の完了後に、サーバSVからの送信に基づいて、第一の端末80のディスプレイ80bに表示する方法や、郵便や電子メール等を用いて通知する方法などを考えることができる。
登録者パスワードを通知された受領者は、第一の端末80を用いて再度サーバSVにアクセスし、登録者IDと登録者パスワードを入力する。この入力により、登録者用のサイトを訪問するだけでなく、各種の登録処理を行なうことが可能となる。
登録者用のサイトには、後述する商品リストが、商品のスペックを把握可能な形態で準備されている。(3)登録者は、商品リストの中から自己が受領を希望する商品を選択し、サイト上に登録する。
商品の登録を完了した後、(4)登録者にはメッセージカードが郵送される。このメッセージカードには、サービス提供者によって発行された贈与者IDと贈与者パスワードが予め印刷されている。(5)登録者は、このメッセージカードに所定の挨拶文を記載し、贈与者に渡す。なお、サービス提供者は、登録者が希望する場合には、贈与者への連絡をサービス提供者が代行し、サービス提供者が、贈与者に、贈与者IDおよび贈与者パスワードの情報を、電子メールやFAX等で通知することも可能である。
メッセージカードが渡されたことによって事情を把握した贈与者は、自己のコンピュータ、即ちこの例では第二の端末90を用いてサーバSVにアクセスし、贈与者IDと贈与者パスワードを入力する。この入力により、登録者用のサイトにおいて、登録者によって選択された商品のリスト(以下、贈答品リストという)を見ることができる。(6)贈与者は、贈答品リストに記載された商品の中から受領者に贈与しようとする適当な商品を選択し、贈答品をサイト上に登録する。
贈答品の登録を完了した後、サービス提供者は、(7)販売者に対して贈答品の発注を行なうとともに、(8)贈答品に応じた額の請求書を贈与者に送付する。(9)贈与者は、銀行振込やオンライン決済等により、請求された額の代金をサービス提供者に支払う。この代金の支払いがあった後、(10)サービス提供者は、販売者に対して贈答品の発送の旨を指示する。なお、贈答品を受け取る日時が受領者によって指定されている場合には、この指定された日時に基づいて発送する旨が指示される。
販売者は、(11)上記指示に基づいて、受領者に贈答品を発送し、(12)受領者が贈答品を受け取った旨をサービス提供者に報告する。(13)この報告を受けたサービス提供者は、贈与者に対し、受領者が贈答品を受け取った旨を、電子メールやFAX等により通知する。
以上、ギフトサービスシステムの内容について説明した。次に、このようなギフトサービスシステムを実現する際に、サーバSVにより実行される処理である、登録処理、贈答品指定処理および発送管理処理について説明する。登録処理,贈答品指定処理,発送管理処理は、それぞれ図2における(1)から(5)までの作業,(6)から(8)の作業,(9)から(13)までの作業を、サーバSV内のコンピュータの処理によって行なうものである。従って、登録処理、贈答品指定処理および発送管理処理は、この順に実行される。
登録処理の内容および処理手順を図3の登録処理ルーチンに示す。この登録処理ルーチンは、登録を行なおうとする者が、まずサーバSVに接続し、「会員登録」を選択したときに起動される。即ち、サーバSVが、ネットワークNWを通じ、会員登録を行なう旨の信号を受け取ったときに起動されるのである。以下、上記信号を第一の端末80から受け取ったものとして説明する。
図3に示すように、本ルーチンが起動されると、まず、会員登録処理を行なう(ステップS100)。会員登録処理は、ギフトサービスシステムを利用しようとする者を会員として登録する処理であり、その内容は、以下の通りである。まず、登録申込書の書式データを公衆電話回線PTLを介して第一の端末80に送信する。この後、氏名等の受領者の個人情報を受信したときに、登録者IDないし登録者パスワードを決定し、この登録者IDおよび登録者パスワードを第一の端末80に送信する。登録者IDおよび登録者パスワードは、受信した個人情報とリンクさせた形態でサーバSV内に記憶される。
なお、登録者IDおよび登録者パスワードを決定する際に、この登録者IDないし登録者パスワードに対応する贈与者IDおよび贈与者パスワードを併せて決定し、登録者IDおよび登録者パスワードと贈与者IDおよび贈与者パスワードの双方を、第一の端末80に送信することとしてもよい。
会員登録処理の終了後、登録者IDおよび登録者パスワードが入力されたか否かを判断し(ステップS110)、登録者IDおよび登録者パスワードが入力されたと判断した場合に、受領者登録処理、商品登録処理を行なう(ステップS120、ステップS130)。なお、会員登録の処理の後は、一旦サーバSVとの接続を切り、登録者IDとパスワードを、Eメールなどで送付し、その後、再度サーバSVとの接続がなされるようにすることも現実的である。また、本実施例では、ステップS110において、正しい登録者IDおよび登録者パスワードが3回連続して入力されなかったと判断した場合には、登録処理ルーチンを終了する構成とし、贈答商品のラインナップ等が、会員以外の同業者等によって覗き見されることを防止している。
受領者登録処理(ステップS120)は、受領者に関し、贈与を受ける内容に関する情報を登録する処理である。この処理が起動されると、まず、受領者の登録フォーマットのデータを公衆電話回線PTLを介して第一の端末80に送信する。この結果、第一の端末80には、会員登録のための登録フォーマットが表示される。この登録フォーマットには、受領者の氏名や住所等のほか、商品の発送希望日や贈与者の予定人数を記載する欄が設けられている。これらの項目が記入された登録フォーマットのデータを受信したときに、受信データに基づいて受領者リストを作成し、このリストを記憶する。
なお、本実施例では、登録者自身が受領者となる蓋然性が高いことを考慮し、会員登録処理(ステップS100)により既に登録された受領者の氏名や住所等を予め各欄に記載した登録フォーマットが、第一の端末80に送信される。従って、氏名や住所等の二度に亘る入力を回避し、登録者の操作負担を軽減している。また、受領者の登録フォーマットは、複数の受領者を入力可能な形態とされている。
商品登録処理は、受領者が授受を希望する商品を登録する処理であり、その内容は以下の通りである。サーバSVは、まず、後述する商品リストのデータをネットワークNWを介して第一の端末80に送信する。この結果、第一の端末80のディスプレイ80bには、各種商品のイメージやスペックが記載された商品リストが、各商品を選択可能に表示される。この後、商品リストの中から所定の商品が選択された旨を受信したときに、選択された商品に基づいて贈答品リストを作成し、記憶する。この贈答品リストの具体的な態様については後述する。
なお、図3の登録処理ルーチンにおいて、受領者登録処理、商品登録処理を実行する順序を逆にしても差し支えない。
次に、受領者登録処理および商品登録処理の双方が完了したか否かを判断する処理を行ない(ステップS140)、双方が完了していないと判断した場合には、未だ完了していない先の処理に戻って、上記の処理を繰り返す。双方の処理が完了したと判断した場合には、カード作成処理を行なう(ステップS150)。
カード作成処理は、前述したメッセージカードを作成する処理であり、その内容は以下の通りである。まず、贈与者IDないし贈与者パスワードを決定し、決定された贈与者IDおよび贈与者パスワードをメッセージカードに印刷する。
なお、本実施例では、贈与者が複数ある場合には、各贈与者ごとに異なったIDおよびパスワードとなるように、贈与者IDおよび贈与者パスワードを決定する。勿論、贈与者ID,贈与者パスワードのうちのいずれか一方のみが異なるように、贈与者IDおよび贈与者パスワードを決定してもよい。
また、本実施例では、決定された贈与者パスワードを登録者パスワードとリンクさせて記憶する。このように2つのパスワードをリンクすることにより、登録者用のサイトに格納されたデータ(例えば、贈答品リスト等)への贈与者によるアクセスが許容される。
カード作成処理が終了したときに、本ルーチンを終了する。なお、本ルーチンにおいて、贈与者のメールアドレスの情報を登録する処理を設けるとともに、この登録に基づき、決定された贈与者IDおよび贈与者パスワード等を、電子メールで第二の端末90に送信する処理を付加してもよい。
次に、贈答品指定処理の内容および処理手順を図4の贈答品指定処理ルーチンに示す。上記の登録処理の終了後、サーバSVは、第二の端末90からの贈与者用のサイトへのアクセスを待機する状態となる。贈与者用のサイトへのアクセスがなされたと判断したときに、贈答品指定処理ルーチンが起動する。
図4に示すように、本ルーチンが起動されると、まず、贈与者IDおよび贈与者パスワードが入力されたか否かを判断し(ステップS200)、入力されたと判断した場合に、贈答品指定処理を行なう(ステップS210)。なお、本実施例では、ステップS200において、正しい贈与者IDおよび贈与者パスワードの組合わせが3回連続して入力されなかったと判断した場合には、贈答品指定処理ルーチンを終了する構成としている。従って、冷やかしやいやがらせ等のアクセスを防止している。受領者が登録したリストに対して、対価の支払いの意志がないのに、後述する申し込みの処理を繰り返し、他人が申し込めないようにするといったいたずらなどを防止している。
贈答品指定処理は、贈与者が、贈答品リストの中から受領者に贈りたい商品を選択することにより、選択された商品を贈答品として登録する処理であり、その内容は以下の通りである。この処理が起動されると、サーバSVは、まず、贈答品リストのデータを、ネットワークNWを介して第二の端末90に送信する。この結果、第二の端末90のディスプレイ90bには、受領者によって選ばれた各商品について、そのイメージやスペックが記載された贈答品リストが、各商品を選択可能に表示される。この後、贈答品リストの中から所定の商品が選択された旨を受信したときに、選択された商品を贈答品として指定し、この指定の旨を記憶する。
この贈答品指定処理が終了した後、贈与者登録処理を行なう(ステップS220)。贈与者登録処理は、贈答品の贈与者の情報を登録する処理であり、その内容は以下の通りである。まず、贈与者の登録フォーマットのデータを公衆電話回線PTLを介して第二の端末90に送信する。この結果、第二の端末90のディスプレイ90bには、贈与者の氏名,住所等が空欄とされた登録フォーマットが表示される。この後、贈与者により記入された氏名,住所等のデータを受信したときに、受信データに基づいて贈与者リストを作成する。
贈与者リストは、贈与者の氏名等の個人情報を、贈与者IDおよび贈与者パスワード、贈答品に関する情報とリンクした形態で作成され、サーバSW内に記憶される。
なお、贈与者リストの作成や記憶に先立って、電話やFAX等の通信手段により、「サイトにアクセスしている者」と「贈与者の登録フォーマットに記載された者」とが一致するか否かを確認する処理を行なってもよい。こうすれば、欺瞞に基づく贈答行為を防止することができる。
また、図4の贈答品指定処理ルーチンにおいて、贈答品指定処理、贈与者登録処理を実行する順序を逆にしても差し支えない。
贈与者登録処理後、贈答品指定処理および贈与者登録処理の双方が完了しているか否かを判断する処理を行ない(ステップS230)、双方が完了していないと判断した場合には、未だ完了していない先の処理に戻って、上記の処理を繰り返す。双方の処理が完了したと判断した場合には、請求書作成処理を行なう(ステップS240)。
請求書作成処理は、贈与者への請求書を作成する処理である。即ち、贈与者による贈答品の指定内容に基づいて、贈与者への請求額を演算し、この演算結果を、贈与者氏名,贈与者パスワード,贈答品の指定が行なわれた日、贈答品の種類等とともに請求書に印刷する。この処理により、各贈答品に対する債務内容(例えば、どの贈与者がいつまでにいくら払うか、入金の履歴等)や受領者による贈答品の受領の有無が記載された請求書リストが作成され、この請求書リストの内容が記憶される
請求書作成処理が終了したときに、本ルーチンを終了する。なお、本ルーチンにおいて、ステップS240において作成された請求書のファイルを、電子メールで第二の端末90に送信する処理を付加してもよい。
次に、発送管理処理の内容および処理手順を図5の発送管理処理ルーチンに示す。上記の贈答品指定処理の終了後、サーバSVは、記憶された請求書リストを監視する状態となる。請求書リストに新たな入金の履歴が入力されたと判断したときに、発送管理処理ルーチンが起動する。
図5に示すように、本ルーチンが起動されると、まず、請求書リストを参照し(ステップS300)、残金のない(即ち、代金の全額が支払われた)贈答品があるか否かを判断する処理を行なう(ステップS310)。残金のない贈答品がない場合には、本ルーチンを終了し、残金のない贈答品がある場合には、この贈答品については全額支払われた旨を請求書リストに記録するとともに(ステップS320)、この贈答品の発送を指示する処理を行なう(ステップS330)。
なお、ステップS330の処理では、受領者登録処理(図3のステップS120)において記憶された商品の発送希望日のデータを参照し、発送希望日がより遅い日とされている場合には、上記贈答品を、発送希望日に発送するよう指示する。
ステップS330における発送指示処理は、発送指示が記載されたファイルをネットワークNWを通じて第三の端末70に送信することにより行なわれる。この送信終了後、第三の端末70から受領通知(贈答品が受領者に受領された旨の通知)を受信したか否かを判断する処理を行なう(ステップS340)。受領通知を受信したと判断した場合には、この贈答品については納品済みである旨を請求書リストに記録するとともに(ステップS350)、贈与者宛ての納品完了報告書を作成する処理を行ない(ステップS360)、本ルーチンを終了する。なお、本ルーチンにおいて、ステップS360において作成された納品完了報告書のファイルを、電子メールで第二の端末90に送信する処理を付加してもよい。
以上、ギフトサービスシステムの実現の際に実行される登録処理、贈答品指定処理および発送管理処理について説明した。次に、上記の登録処理、贈答品指定処理に基づき、ギフトサービスシステムが実際に提供される態様を、図6ないし図17を参照しつつ、具体的に説明する。図6は、受領者が第一の端末80を用いてサーバSVにアクセスしたときに、ディスプレイ80bに最初に表示される初期画面の様子を示す説明図である。
図6に示すように、ディスプレイ80b右側のテキスト画面TDには、「ギフト・レジストリー」というギフトサービスシステムの商標名と、「ご案内」,「会員登録」,「会員サイト」,「ゲストサイト」という4つのタブIF,MR,MS,GSが表示されている。また、ディスプレイ80b左側のインデックス画面MDには、上記4つのタブに「ホーム」というタブHMを含む5つのタブが表示されている。これらのタブをマウス80eなどのポインティングデバイスを用いてクリックすることにより、各タブへの表示内容に関連するページに進むことができる。
受領者が、ギフト・レジストリーというサービスを利用しようとする場合には、初期画面上において、マウス80eにより会員登録タブMRをクリックすればよい。これにより、図7に示す会員登録のページがディスプレイ80bに表示される。
図7に示すように、テキスト画面TDには、氏名,郵便番号,現住所,電話番号,メールアドレス,本サービスの利用用途,コメントという各項目名と、これらの各項目に対応する記入欄、および登録タブREが表示されている。
受領者が、本サービスを利用するために会員となることを希望する場合には、まず、各項目についての個人情報を、キーボード80dやマウス80eを用いて上記記入欄に記入する。上記記入欄には、利用用途を「婚礼」として、図8に示すような個人情報が記入されたものとする。
なお、コメントという項目についての記入は、義務的なものではなく、空欄のままにしておいても差し支えない。また、本サービスの利用用途として、「その他」という項目がチェックされた場合に、婚礼,出産、誕生日以外の利用用途の選択肢や記入欄を表示することも可能である。
個人情報を記入した後、受領者は、登録タブREをマウス80eでクリックする。すると、記入された個人情報のデータが、公衆電話回線PTLを介してサービス提供者のサーバSVに送信される。受信したサーバSVは、登録者IDと登録者パスワードを発行し、第一の端末80に送信する。すると、ディスプレイ80b上のテキスト画面TDには、会員として登録された事実と登録者IDおよび登録者パスワードを知らせる登録確認画面が表示される。この登録確認画面の様子を図9に示す。以後、受領者は、「ギフト・レジストリー」の登録者となり、「特許太郎」という登録者IDおよび「1234abcd」という登録者パスワードを用いて、後述する会員サイトやゲストサイトにアクセスすることが可能となる。
なお、上記の登録確認画面の表示に先立って、電話やFAX等の通信手段により、「サイトにアクセスしている者」と「会員登録のフォーマットに記載された者」とが一致するか否かの確認を行ない、一致する場合にのみ上記の登録確認画面を表示することとしてもよい。こうすれば、不正な登録を防止することができる。
会員登録がなされた後、インデックス画面MD上の会員サイトタブMRをマウス80eでクリックすると、テキスト画面TDには、図10に示すような会員サイトの入口を示す画面が表示される。この画面において、正しい登録者IDおよび登録者パスワードが記入されてはじめて、会員サイトの中の情報にアクセスすることができる。
なお、図10に示す会員サイトの入口を示す画面において、IDの記入欄に所定のID(例えば、sample)を入力することにより、ギフト商品の種類の一欄を表示する構成とすることも可能である。
「特許太郎」という登録者IDおよび「1234abcd」という登録者IDを、それぞれの記入欄に記入し、「GO」というタブをクリックすると、図11に示す案内画面が表示される。この案内画面には、正規の登録者であることを確認した旨と、「登録者情報の変更」,「受領者登録」,「商品登録」,「選定商品の変更」という4つのタブMC,RR,SR,SCが表示されている。
登録者情報の変更タブMCは、既に登録されている登録者の個人情報の内容を変更する際に用いられる。例えば、住居の移転等の理由により、会員の現住所等に変更が生じた場合には、このタブMCをクリックすることにより、現住所等の変更を行なうことができる。
登録者が、商品の受領者を登録する場合には、図11の案内画面上において、受領者登録タブRRをクリックする。する図12に示す受領者登録のページがディスプレイ80bに表示される。
図12に示すように、テキスト画面TDには、「受領者1」および「受領者2」という2人分の受領者についての情報を記入する欄と、登録タブRE1が表示されている。本実施例では、受領者が複数存在し得ることを考慮し、2人分の受領者についての情報を記入可能としている。これにより、婚礼の場合において、結婚祝としての商品を、新郎,新婦のいずれの関係者も、受領者の情報を確認しながら贈ることが可能となる。
登録者は、各受領者について、氏名,郵便番号,お届け先住所,電話番号,メールアドレス,ゲスト予定人数という情報を、所定の記入欄に記入する。ゲスト予定人数の欄には、各受領者が、予測される贈与者の数、即ち、自分に贈り物を贈るであろうと推測される人の数を記入する。
なお、図12に示すように、受領者登録のページがディスプレイ80bに表示されたときには、「受領者1」の記入欄には、既に登録者自身の氏名,郵便番号,お届け先住所,電話番号,メールアドレスが記載されている。従って、登録者自身が受領者である場合には、登録者は、会員登録時に記入した氏名や住所等を、再びキーボード80dを操作して記入する必要がない。登録者は、画面に表示された氏名,郵便番号,お届け先住所,電話番号,メールアドレスの記載内容を点検し、ゲスト予定人数を記入するだけでよい。
また、「受領者1」や「受領者2」の登録内容に変更が生じた場合には、既に登録された情報に上書きすることにより、登録し直すことができる。
図12の画面上において、「受領者1」欄に登録者である「特許太郎」さんの情報が、他方「受領者2」欄に登録者である「特許花子」さんの情報が記入されたものとする。これらの情報の記入後に登録タブRE1をクリックすることにより、「特許太郎」,「特許花子」の2名が受領者として登録される。
次に、ギフト商品の選定ないし登録について説明する。図11に示す案内画面上において、商品登録タブSRタブをクリックすると、ディスプレイ80bには、図13に示すような商品登録のインデックスページが表示される。
このインデックスページにおいては、図13に示すように各種商品を「衣」,「食」,「住」,「遊」という4つに分類するとともに、各分類に属する具体的な品名(例えば、「衣」という分類中においては、バッグ,時計,アクセサリー等)を表示している。この具体的な品名が表示された領域をマウス80eでクリックすることにより、当該品名に属する各種商品が表示される。
なお、図13に示すインデックスページにおいて、「ショップ別検索」というタブをクリックすると、百貨店やホームセンター等の各店舗で扱われている商品の検索をすることが可能である。また、取り扱われている店舗は不明だが、ブランド名が明らかである場合には、「ブランド別検索」というタブをクリックすることにより、各ブランドに属する商品の検索をすることができる。
図13に示すインデックスページにおいて、「衣」という分類に属する「バッグ」という品名が表示された領域をクリックしたものとする。すると、ディスプレイ80bのテキスト画面TDには、図14に示すようなバッグの商品リストが表示される。
商品リストには、各商品について、品番,品名,写真および価格に関する情報が記載されている。図14に示す画面上で「NEXT」というタブをクリックすると、商品として準備された他のバッグについての情報が表示される。また、各商品の写真が表示された領域をクリックすると、メーカー品番,サイズ,材質,色等の商品スペック等の商品についての詳細な情報が、商品の拡大写真とともに表示される。
商品リストの右端には、「リストへ」と記された選択タブKGが、各商品ごとに表示されている。受領者は、商品リストの中から贈り物として受け取りたい商品を探し、適当な商品を見つけたときに、この商品についての選択タブKGをクリックする。すると、選択された商品の一欄がテキスト画面TDに表示される。この選択された商品の一欄は、図14に示す商品リスト画面右上の「登録内容を表示」というタブをクリックすることにより、いつでも見ることができる。
図14の画面上で、「受領者1」である特許太郎さんにより「C社リュック」が、「受領者2」である特許花子さんにより「A社ハンドバッグ」が、それぞれ選択され、ディスプレイ80b上に選択された商品の一欄が表示されたときの様子を、図15に示す。図15に示すように、テキスト画面TDには、選択された各商品名と、各商品についての数量,単価,小計金額、および選択された商品についての税別合計金額ないし総合計金額が表示される。商品を誤って選択してしまった場合には、当該商品について削除タブESをクリックすることで、該商品の選択を取り消すことができる。
商品が正しく選択されている場合には、図15に示す一欄画面において、各商品についての受領者を数字で入力する。上例の場合には、「A社ハンドバッグ」の欄に受領者2の「2」という数字を、「C社リュック」の欄に受領者1の「1」という数字を、それぞれ入力する。これにより、贈り物として受け取りたい商品を、受領者別に登録することができる。なお、各受領者用に個別のパスワードを発行し、このパスワードを商品リストにアクセスする前に受領者に入力させることにより、図15に示す一欄画面上に、商品選択がなされた受領者を自動的に表示する構成とすることも可能である。
図15に示す一欄画面において、「受領者別一欄」というタブをクリックすると、選択された商品の一欄が、受領者別にソートされた形態で表示される。従って、各受領者によって多数の商品が選択されたような場合に、どの受領者が何の商品を選択しているかを、容易に把握することができる。
商品の選択を続ける場合には、「更に選択」というタブをクリックする。これにより、図14に示した商品リスト画面が再び表示される。一方、商品の選択が終了した場合には、図15に示す一欄画面において、登録タブRE2をクリックすることにより、選択された商品が各受領者ごとに登録される。この登録内容に基づいて、後述する贈答品リストが作成される。
上記した、受領者による「受領者登録」および「商品登録」が完了した後、受領者には、「ギフト・レジストリー」のホームページのアドレスと贈与者IDおよび贈与者パスワードが記載されたメッセージカードが郵送される。このメッセージカードを贈与者に渡すことにより、贈与者によるゲストサイトへのアクセスが可能となる。
即ち、贈与者が第二の端末90を用いてサーバSVにアクセスすると、ディスプレイ90bには、図6に示した初期画面が表示される。この初期画面上において、マウス90eによりゲストサイトタブGSをクリックすると、テキスト画面TDには、図16に示すようなゲストサイトの入口を示す画面が表示される。この画面において、正しい贈与者IDおよび贈与者パスワードが記入されてはじめて、ゲストサイトの中の情報にアクセスすることができる。贈与者IDおよび贈与者パスワードを、それぞれの記入欄に記入し、「GO」というタブをクリックすると、図17に示す贈答品リストが表示される。
贈答品リストには、受領者が商品リストの中から選択した各商品についての情報が記載されている。図17に示す例では、受領者1である特許太郎さんによって選択された「C社リュック」等の商品と、受領者2である特許花子さんによって選択された「A社ハンドバッグ」等の商品について、品番,品名,写真および価格に関する情報が、表示されている。
図17に示すように、贈答品リストには、はじめに受領者1の選択に係る商品が表示され、次に、受領者2の選択に係る商品が表示されている。このように、受領者に選択された商品を、受領者ごとにソートされた形態で表示することにより、贈与者は、意図する受領者に対する贈答品を、容易に選択することができる。
受領者によって多数の商品が選択されている場合には、図17に示す画面上で「NEXT」というタブをクリックすると、選択されている他の商品についての情報が表示される。また、各商品の写真が表示された領域をクリックすると、メーカー品番,サイズ,材質,色等の商品スペック等の商品についての詳細な情報が、商品の拡大写真とともに表示される。
贈答品リストの右側には、「申込み」という欄および「申込状況」という欄が、選択された各商品ごとに設けられている。申込み欄は、図17に示すように、商品価格のうちの全額を負担することを示す「全額」,商品価格のうちの半額を負担することを示す「1/2」,商品価格のうちの四分の一を負担することを示す「1/4」という3つの領域に分けられ、これらの各領域にはチェックボックスが設けられている。
贈与者は、まず、贈答品リスト中の商品から自己が受領者への贈り物とすることを希望する商品を選ぶ。次に、選んだ商品を贈り物とする場合に、商品価格に対して自己が負担する割合を決定し、選んだ商品について、申込み欄の「全額」,「1/2」,「1/4」のいずれかを、マウス90eでクリックする。これにより、クリックされた商品が、贈与者から受領者への贈り物として指定される。なお、贈与者は、贈答品リストの中から複数の商品を選択することが可能である。
贈答品リストの右端の申込状況欄には、現在の各商品についての申込状況が表示されている。例えば、図17に示す例では、「A社ハンドバッグ」という商品についての申込状況は「済」と表示されている。この表示は、価格の全額分が既に他の贈与者によって申込まれていることを意味する。また、「C社リュック」という商品についての申込状況は「3/4済」と表示されている。この表示は、価格のうちの四分の三の額が既に他の贈与者によって申込まれていることを意味する。このように、各商品についての現在の申込状況を表示することで、受領者による希望商品の重複した受領を未然に防止することができる。
なお、本実施例では、図17に示すように、申込状況欄に、他の贈与者によって申込まれている割合のみを表示し、他の贈与者の氏名等の情報は、贈与者のプライバシーを考慮し、表示しないこととしている。
なお、本実施例では、申込状況欄が「済」と表示されている商品については、申込欄のチェックボックスにチェックすることができないように構成されている。従って、図17に示す贈答品リストにおいて、「A社ハンドバッグ」という商品を申込むことはできない。また、「3/4済」等のように、価格の一部についての申込み完了の旨が表示されている商品については、この申込状況と矛盾するチェックボックスにチェックすることができないように構成されている。例えば、図17に示す贈答品リストにおいて、「C社リュック」という商品について「全額」や「1/2」をチェックすると、「C社リュック」に対して申し込まれた金額の総計が「C社リュック」商品価格を超えてしまう。このような事態の発生を防止すべく、「C社リュック」という商品については、四分の一負担の申込みのみを可能とし、全額負担の申込みや半額負担の申込みを禁止している。
贈り物とすることを希望する商品について申込み欄のチェックボックスをチェックし、「選択完了」と表示されたタブをクリックすると、贈られる商品の一欄が、ディスプレイ90bのテキスト画面TDに表示される。この贈られる商品の一欄が表示された画面の様子を図18に示す。図18では、図17に示した贈答品リストにおいて、「C社リュック」という商品を、価格の四分の一負担で申込んだ場合における画面の様子を示している。
図18に示すように、テキスト画面TDには、贈与者によって選択された各商品の品名、品番、受領者、価格が表示されるとともに、各商品の価格に対する負担割合ないし負担額と、この負担額に基づいた税別合計金額ないし支払総合計金額が表示される。
商品や負担割合を誤って選択してしまった場合には、当該商品について削除タブES2をクリックすることで、該商品の選択を取り消すことができる。また、商品の選択を続ける場合には、「更に選択」というタブをクリックする。これにより、図17に示した贈答品リスト画面が再び表示される。
商品が正しく選択されている場合には、図18に示した商品(贈られる商品)の一欄画面において、贈与者の氏名,住所,郵便番号,電話番号,メールアドレスについての情報を、キーボード90dを用いて入力し、購入タブPCをマウス90eを用いてクリックする。これにより、贈与者が、受領者1である特許太郎さんに、「C社リュック」という商品を、商品価格の四分の一を負担して贈る旨が登録される。
このように登録された情報に基づいて、以後、「ギフト・レジストリー」のサービス提供者から贈与者に請求書が送付される。サービス提供者は、商品の代金が各贈与者によって支払われたことを確認し、この確認後に、商品を、贈与者からの贈答品として各受領者に送付する。なお、上例のように、1の商品の代金が、複数の贈与者により分割して負担されるような場合には、全ての贈与者による代金の支払い完了後に、該商品を、各贈与者による共同の贈答品として受領者に送付する。
なお、「ギフト・レジストリー」では、受領者によって既に選定され、贈答品リストに登録された希望商品を変更することも可能である。具体的には、図11に示した案内画面において、選定商品の変更タブSCをクリックすると、図19に示す選定商品の変更画面がディスプレイ80bに表示される。
図19に示すように、選定商品の変更画面には、受領者が商品リストの中から選定した各商品の一覧表である選定商品リストが表示されている。この選定商品リストには、前述した贈答品リストと同様に、受領者に選定された各商品についての品番,品名,写真および価格に関する情報が表示されている。
選定商品リストの右側には、贈答品リストと同様の「申込状況」という欄と、贈答品リストにはない「備考」という欄が設けられている。申込状況欄には、商品価格に対して既に贈与者により申込まれた額の割合が、各商品ごとに表示される。また、備考欄には、申込んだ贈与者の氏名と該贈与者の負担割合についての情報が表示される。図19に示す例では、受領者2である特許花子様への贈答品として、「A社ハンドバッグ」という商品がZ様の全額負担で申込まれており、受領者1である特許太郎様への贈答品として、「C社リュック」という商品が、X様の二分の一負担、Y様の四分の一負担で申込まれている。
従って、受領者は、選定商品リストを参照することにより、贈与者の氏名や金額負担割合の情報を、事前に確認することができる。なお、贈与者は、会員サイトに入るための登録者IDや登録者パスワードを所持していないため、会員サイト内にある選定商品リストにアクセスすることができない。
受領者が、既に選定された商品を削除する場合には、まず、画面に表示された選定商品リスト上において、削除したい商品の品名をクリックする。すると、当該商品に関する受取人,品番,品名,写真,価格,申込状況および備考欄が反転表示される。この後に、画面右下「商品の削除」と表示されたタブをクリックすることにより、既に選定された商品を削除することができる。この商品の削除に伴い、贈答品リストは、削除された商品を除外した内容に更新される。
なお、本実施例では、既に贈与者により贈答品として選択された商品については、削除を禁止する構成を採っている。例えば、図19に示す例では、「C社リュック」,「A社ハンドバッグ」は、それぞれX様およびY様,Z様によって、既に贈答品として選択されている。このため、「C社リュック」や「A社ハンドバッグ」の欄をクリックしても、反転表示はなされない。即ち、これらの商品については、削除の対象商品としての選択を不能としている。勿論、「C社リュック」や「A社ハンドバッグ」の欄がクリックされたときに、ディスプレイ80b上に、「この商品は、既に贈答品として贈与者に申し込みされておりますので、選択を取り止めることはできません」という旨の表示を行なうものとしても差し支えない。
受領者が、既に選定された商品を追加する場合には、図19に示す「商品の追加」と表示されたタブをクリックする。すると、図13に示した商品登録のインデックスページが表示される。この表示以降は、図13ないし図15の説明において既述したと同様に、商品リストの中から贈り物として受け取りたい商品を探し、この商品についての選択タブKGを選択することにより、商品を追加することができる。この商品の追加に伴い、贈答品リストは、追加された商品を含む内容に更新される。
以上説明した本実施例によれば、贈与を受けようとする受領者は、ネットワークを介してサーバSVにアクセスする際、個人情報を登録し、登録された登録者IDとパスワードとを用いて接続の許可を求める。サーバSVでは、予め登録した登録者IDやパスワードとの対応が確認されてから、アクセスを許可する。アクセスの許可を受けた受領者は、記憶装置34に、贈与を受けようとする一以上の商品を登録する。従って、いたずらなどで、サーバSVの記憶装置34に、商品が登録されるといったことがない。一方、贈与しようとする者は、贈与者用のパスワードを受け取り、これを用いてサーバSVに接続を求めるから、受領者により登録された商品を、このパスワードを知っている者だけが参照することができる。従って、贈与を行なおうとする者だけが、登録された商品を参照することができ、贈与を受けようとするものが望んでいる商品を的確に贈呈することができる。登録された商品参照するのに、パスワードが必要となることから、無関係なものに、プライバシーを公開したり、いたずらで申し込みを受けたりすることがない。
本実施例の贈与仲介システムによれば、結婚や進学、就職などで、何人かの者がお祝いなどの贈呈を受ける者は、自己の希望する商品を重複なく受け取ることが可能になり、贈与する者は、本人が希望するものを、的確にかつ買い物に出かけたり配送の手配などの手間を要することなく贈呈することができる。しかも、そのためにサーバ上に登録する様々な情報を、無関係な他人から保護することができる。
以上本発明の実施例について説明したが、本発明は、こうした実施例に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる態様で実施可能である。例えば、忌明けのお返しのように一人の贈与者が、複数の受領者に各受領者が所望の商品を贈るといったシステムとしても運用することができる。この場合には、金額毎に複数の商品をサーバに登録しておき、金額毎に異なるパスワードを設定する。お返しを受ける人は、このパスワードでサーバに接続し、所望の商品を、複数の商品群から選択する。こうした構成でも、第1実施例と同様、両者の意図を最大限活かした贈与の仲介を実現することができる。また、上記実施例では、贈与を受けたい商品を予め登録するものとしたが、例えば特定の百貨店などのフロアを特定し、そのフロアの全商品を対象として、これを登録したものと同様に扱うものとするといった態様も可能である。贈与しようとする者は、その百貨店の展示フロアに出かけ、その場で商品を選択すると、例えば商品に貼付されたタグのバーコードを用いて直ちにサーバにアクセスし、その商品が既に同じ受領者宛に送られようとしていないか、チェックするものとすればよい。
本発明の実施例であるギフトサービスシステムにつき、該システムを実現するためのハードウェアの構成を示す説明図である。 ギフトサービスシステムの内容を示すブロック図である。 登録処理ルーチンの内容を示す説明図である。 贈答品指定処理ルーチンの内容を示す説明図である。 発送管理ルーチンの内容を示す説明図である。 サーバSVにアクセスしたときに、ディスプレイに最初に表示される初期画面の様子を示す説明図である。 会員登録画面の様子を示す説明図である。 会員登録画面における記入例を示す説明図である。 会員登録後の確認画面の様子を示す説明図である。 会員サイトの入口画面を示す説明図である。 会員サイトの案内画面を示す説明図である。 受領者の登録画面を示す説明図である。 商品登録のインデックスページを示す説明図である。 商品リストが表示された画面の様子を示す説明図である。 選択された商品の一覧画面を示す説明図である。 ゲストサイトの入口画面を示す説明図である。 贈答品リストが表示された画面の様子を示す説明図である。 贈答品の一欄画面を示す説明図である。 選定商品の変更画面を示す説明図である。
符号の説明
20…液晶ディスプレイ
22…CPU
24…ROM
25…キーボードインタフェース
26…RAM
28…メモリコントローラ
30…ディスプレイコントローラ
32…シリアル入出力インタフェース
34…記憶装置
35…バス
36…キーボードインタフェース
38…キーボード
40…プリンタインタフェース
42…プリンタ
70,80,90…第一ないし第三の端末
80a,90a,70a…ハードディスク
80b,90b,70b…ディスプレイ
80c,90c,70c…コンピュータ
80d,90d,70d…キーボード
80e,90e,70e…マウス
SV…サーバ

Claims (13)

  1. サーバ上に設けられ所定のデータを蓄積するデータ蓄積手段に、ネットワークを介してアクセスを行ない、該ネットワークを介して行なわれる贈与を仲介する贈与仲介システムであって、
    贈与を受ける者についての情報を、ネットワーク上で特定可能な個人情報と共に予め登録する第1の記憶手段と、
    贈与を行なう複数の者をネットワーク上で認識可能なパスワードをそれぞれ記憶する第2の記憶手段と、
    前記ネットワークを介したアクセスがあったとき、前記個人情報の認証を行ない、前記第1の記憶手段に登録された個人情報の少なくとも一部との対応が認定された場合には、前記ネットワークを介した前記データ蓄積手段へのアクセスを許可する許可手段と、
    該許可を受けたアクセスにより、前記データ蓄積手段に、贈与を受けようとする一以上の商品を登録する商品登録手段と、
    前記第2の記憶手段に記憶されたいずれか一のパスワードを用いた前記ネットワークを介したアクセスに対して、前記商品登録手段により登録された商品を、一覧的に画面表示する表示手段と、
    該表示された商品について、前記パスワードを用いてアクセスした贈与を行なう者による代金の負担の申し込みを受け付ける申込手段と、
    該申し込まれた商品を申し込み済みとして、前記記憶されたいずれのパスワードを用いた前記ネットワークを介したアクセスに対しても表示する申し込み済み表示手段と
    前記ネットワークを介したアクセスが前記許可手段により許可されたとき、前記商品登録手段によって登録された商品を一覧的に画面表示すると共に、申し込み済みの商品については、前記申し込みを行なった者を特定する情報を併せて表示する詳細情報表示手段と
    を備えた贈与仲介システム。
  2. 前記第1の記憶手段は、2以上の者についての前記情報を、単一の個人情報と共に記憶する手段を備える請求項1記載の贈与仲介システム。
  3. 請求項1記載の贈与仲介システムであって、
    前記第1の記憶手段は、
    贈与を受けるイベントの種類を登録するイベント登録手段と、
    該イベント登録手段に登録されたイベントの種類が、婚約、結婚など複数人に関与するイベントとして予め登録されたものに該当する場合には、該複数人についての前記情報を、単一の前記個人情報と共に記憶する手段と
    を備えた贈与仲介システム。
  4. 請求項1ないし3のいずれか記載の贈与仲介システムであって、
    前記贈与を行なう者のアドレスを登録するアドレス登録手段と、
    前記商品登録手段による登録の終了後に、前記アドレス登録手段に登録されたアドレスに、前記パスワードを含む前記データ蓄積手段へのアクセス方法に関する情報を通知する通知手段と
    を備えた贈与仲介システム。
  5. 請求項1ないし4のいずれか記載の贈与仲介システムであって、
    前記商品登録手段は、
    複数の商品に関する情報を個別に予め記憶した商品情報記憶手段と、
    該商品情報記憶手段に記憶された複数の商品のうちの一以上を特定する商品特定手段と、
    該商品特定手段により特定された一以上の商品を、一覧的に画面表示する一覧画面表示手段と
    を備えた贈与仲介システム。
  6. 請求項5記載の贈与仲介システムであって、
    前記商品情報記憶手段は、前記商品情報記憶手段に、前記商品を予めそのカテゴリと共に記憶しており、商品特定手段による商品の特定に際して、該カテゴリ別に分類した状態で、当該記憶された商品の情報を表示する手段を備えた贈与仲介システム。
  7. 請求項5または請求項6記載の贈与仲介システムであって、
    前記商品情報記憶手段は、少なくとも、該商品の値段に関する情報と、当該商品の外観写真を記憶しており、
    前記一覧画面表示手段は、前記外観写真を、拡大表示可能に表示する
    贈与仲介システム。
  8. 請求項5記載の贈与仲介システムであって、
    前記一覧画面表示手段は、前記登録された商品の削除を指示する削除ボタンを表示する手段を有する贈与仲介システム。
  9. 請求項1記載の贈与仲介システムであって、
    前記申込手段は、前記パスワードを用いたアクセスに対して、前記表示手段により表示された前記商品の金額に対して、該金額の一部の負担を指定可能とする一部負担申込手段を備え、更に
    該一部の負担が申し込まれた商品について、申し込まれた負担部分の合計を表示する負担部分表示手段と
    を備えた贈与仲介システム。
  10. 請求項1記載の贈与仲介システムであって、
    前記申込手段により申し込まれた商品の代金の支払いを、該申し込みを行なった者に請求する支払い請求手段を備えた贈与仲介システム。
  11. 請求項1ないし請求項10のいずれか記載の贈与仲介システムであって、
    前記データ蓄積手段へのアクセスの期限を記憶する期限記憶手段と、
    該期限の経過を判定する期限経過判定手段と、
    該期限が経過したとき、前記申し込みの行なわれた商品についての情報を、前記商品の登録を行なった者に通知する通知手段と
    を備えた贈与仲介システム。
  12. 請求項1記載の贈与仲介システムであって、
    前記第1の記憶手段は、前記贈与を受けようとする者についての情報として、当該者の現住所の他に、前記申し込み済みの商品の配達先を登録する手段を有する贈与仲介システム。
  13. サーバ上に設けられ所定のデータを蓄積するデータ蓄積手段に、ネットワークを介してアクセスして行なわれる贈与を仲介する贈与仲介方法であって、
    贈与を受ける者についての情報を、ネットワーク上で特定可能な個人情報と共に、前記サーバの所定の記憶手段に予め登録し、
    贈与を行なう複数の者をネットワーク上で認識可能なパスワードをそれぞれ記憶し、
    前記ネットワークを介したアクセスがあったとき、前記個人情報の認証を行ない、前記記憶手段に登録された個人情報の少なくとも一部との対応が認定された場合には、前記ネットワークを介した前記データ蓄積手段へのアクセスを許可し、
    該許可を受けたアクセスにより、前記データ蓄積手段に、贈与を受けようとする一以上の商品を登録し、
    前記記憶手段に記憶されたパスワードを用いた前記ネットワークを介したアクセスに対して、前記登録された商品を、一覧的に画面表示し、
    該表示された商品について、前記パスワードを用いてアクセスした贈与を行なう者による代金の負担の申し込みを受け付け、
    該申し込まれた商品を申し込み済みとして、前記記憶されたいずれのパスワードを用いた前記ネットワークを介したアクセスに対しても表示し、
    前記ネットワークを介した前記贈与を受ける者によるアクセスが許可されたとき、前記登録された商品を一覧的に画面表示すると共に、申し込み済みの商品については、前記申し込みを行なった者を特定する情報を併せて表示する
    贈与仲介方法。
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