JP4556630B2 - 地下構造物用蓋 - Google Patents

地下構造物用蓋 Download PDF

Info

Publication number
JP4556630B2
JP4556630B2 JP2004332177A JP2004332177A JP4556630B2 JP 4556630 B2 JP4556630 B2 JP 4556630B2 JP 2004332177 A JP2004332177 A JP 2004332177A JP 2004332177 A JP2004332177 A JP 2004332177A JP 4556630 B2 JP4556630 B2 JP 4556630B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lid
support member
receiving frame
lid body
main body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2004332177A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006144263A (ja
JP2006144263A5 (ja
Inventor
正和 樋▲高▼
Original Assignee
株式会社ライセンス&プロパティコントロール
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社ライセンス&プロパティコントロール filed Critical 株式会社ライセンス&プロパティコントロール
Priority to JP2004332177A priority Critical patent/JP4556630B2/ja
Publication of JP2006144263A publication Critical patent/JP2006144263A/ja
Publication of JP2006144263A5 publication Critical patent/JP2006144263A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4556630B2 publication Critical patent/JP4556630B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)
  • Sewage (AREA)

Description

本発明は、地下構造物用蓋に関する。なお、本明細書でいう「地下構造物用蓋」とは、下水道における地下埋設物、地下構造施設等と地上とを通じる開口部を閉塞する大型鉄蓋,マンホール蓋,汚水枡蓋、電力・通信における地下施設機器や地下ケーブル等を保護する開閉可能な共同溝用鉄蓋,送電用鉄蓋,配電用鉄蓋、上水道やガス配管における路面下の埋設導管及びその付属機器と地上とを結ぶ開閉扉としての機能を有する消火栓蓋,制水弁蓋,仕切弁蓋,空気弁蓋,ガス配管用蓋,量水器蓋等を総称する。
各種の地下構造物用蓋は、マンホール等の地下構造物の上端に設置される受枠と、これに支持される蓋本体と、この蓋本体と受枠とを連結し、蓋本体を水平旋回及び垂直反転によって開放することが可能な蝶番とから構成される。
そこで蝶番の構造において、蝶番が起伏可能であり、蓋本体の開放時に蝶番が起立状態となり、受枠の有効内径を確保する構造として、例えば図13に示すような発明がある。この発明に記載の蝶番構造は、受枠101の内部に開放して左右の側壁に軸受孔102を形成した取付け空部103に受座部材104を起伏可能な状態で取り付け、この受座部材104に回転およびスライド可能な状態でその一端が連結され、他端が蓋本体105裏面に軸支された蝶番具106から構成されるものである(特許文献1参照。)。
実用新案登録第2552777号公報(実施例、第18図)
しかしながら前記蝶番構造は、蓋本体105の開放機能を確保するために、蓋本体105の勾配面に切欠き107を形成しており、この切欠き107の部分のみ蓋本体105と受枠101との密接面積が狭くなるため、閉蓋時において雨水等がマンホール内に浸入するのを防止する止水性の性能が低下する。
また、蓋本体105の旋回作業において、蓋本体105を手前に引き寄せて蝶番具106の下端を受座部材104の先端裏面に当接させながら旋回することになり、蝶番具106を介して蓋本体105を間接的に旋回するために必要以上の労力を要する。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、有効内径と止水性とを確保しつつ、開閉作業時の労力を低減する地下構造物用蓋を提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するために、本発明に係る地下構造物用蓋は、受枠と、該受枠に支持される蓋本体と、該蓋本体を前記受枠に対して水平旋回及び垂直反転可能に連結する蝶番構造とを備えた地下構造物用蓋において、前記蝶番構造を、受座部材、反転支持部材、および旋回支持部材からなる屈曲関節構造とし、前記受座部材は、基端の起伏軸により受枠内周面に起伏可能に軸支されるとともに、先端側には、前記反転支持部材の基端が該受座部材の起伏軸と並行な軸をもって起伏可能に軸支され、かつ前記反転支持部材の起伏範囲は、該反転支持部材の先端が前記受座部材の基端側へ倒伏した状態から90度を超える起立状態までとされ、前記反転支持部材の起伏先端には旋回支持部材が前記受座部材の起伏軸と並行に軸支され、蓋本体が水平旋回可能になるように、前記旋回支持部材の上部が蓋本体の裏面外周縁近傍に係合されるとともに、前記蝶番構造は全体として、蓋本体を180度反転して開放した状態において、蓋本体の勾配面を跨って蓋本体の裏面と受枠の内周面とを連結可能な長さを有する構成としている。
以上の構成においては、前記蝶番構造は全体として、蓋本体を180度反転して開放した状態において、蓋本体の勾配面を跨って蓋本体の裏面と受枠の内周面とを連結可能な長さを有する構成とすることにより、蓋本体の勾配面に切り欠きを設けることなく180度反転が可能となる。
また、前記受座部材の先端側には、前記反転支持部材の基端が該受座部材の起伏軸と並行な軸をもって起伏可能に軸支され、かつ前記反転支持部材の起伏範囲は、該反転支持部材の先端が前記受座部材の基端側へ倒伏した状態から90度を超える起立状態までとされ、前記反転支持部材の起伏先端には旋回支持部材が前記受座部材の起伏軸と並行に軸支され、蓋本体が水平旋回可能になるように、前記旋回支持部材の上部が蓋本体の裏面外周縁近傍に係合される構成とすることにより、蓋本体の旋回時に反転支持部材が起立状態となって蓋本体の裏面外周縁近傍に水平旋回可能に軸支される旋回支持部材が高く持ち上げられた状態となりスムーズな旋回が可能となる。
さらに、受座部材を基端が受枠内周面に対して起伏可能に軸支される構成とすることにより、蓋本体の開放状態において水平旋回・垂直反転のどちらの場合にも、受座部材が起立状態となることで有効内径を確保することができる。
以上説明したように、請求項1に記載の地下構造物用蓋によれば、蝶番構造を受座部材、反転支持部材、および旋回支持部材の3部材からなる屈曲関節式とすることにより、蓋本体の勾配面に切り欠きを設けることなく蓋本体を180度反転することが可能となり、閉蓋時における止水性を向上させることができる。
また、旋回時に反転支持部材が起立状態となることで蓋本体の蝶番位置が高く持ち上げられた状態となり、かつ旋回支持部材に対して蓋本体が水平旋回可能に軸支されることでスムーズな旋回が可能となり、さらに蓋本体の開放状態において水平旋回・垂直反転のどちらの場合にも、受座部材が起立状態となることで有効内径を確保できる。
また、請求項2に記載の地下構造物用蓋によれば、反転支持部材が受座部材に対して、該受座部材の基端から先端方向にスライド可能に軸支されることで、閉蓋状態から蓋本体を引き出す際に、反転支持部材が水平方向にスライドして起立開始となるために蓋本体の引き出しをスムーズに行うことができる。
また、前記反転支持部材が受座部材に対して、該受座部材の基端から先端方向にスライド可能に軸支される。
以上の構成においては、蓋本体の引き出し過程において先ず略水平方向へ反転支持部材がスライドして若干勢いが付いてから最も労力を要する反転支持部材の起立動作が開始となるために蓋本体の引き出しが容易に行える。
以下、本発明の実施例を図面を参酌しながら説明し、本発明の理解に供する。
図1は、本発明に係る地下構造物蓋の一実施例を説明するための断面図である。
地下構造用蓋1は、受枠2とこの受枠2にテーパ嵌合により装着される蓋本体3とにより構成された平面視円形状をなし、蓋本体3が地表面と面一をなすように設置される。
また、蓋本体3は、一方側に設けられた蝶番構造4により受枠2に対して開閉可能に連結されており、他方側外周縁にはバール孔5が設けられ、このバール孔5の近傍に設けられる施錠構造(図示せず。)により受枠2と係合されて開蓋が防止されている。このバール孔5にバールの先端が挿入されて引き上げ・引き出しの一連の作業を行うことで施錠が解除されるとともに、蓋本体3は蝶番構造4を介して水平旋回、または垂直反転によって開蓋される。
さて、図2および図3に示すように受枠2は、内周面に下方に向かって僅かに縮径する傾斜嵌合部9が形成され、この傾斜嵌合部9の下方の側壁には受枠中心に向けて水平に受座部材取付け部10が突設される。この受座部材取付け部10は、左右両側に側壁11が形成され、側壁11の内側にはそれぞれ後述する受座部材15の起伏軸21を挿入する挿入孔12が対向した状態で形成される。また、側壁11のいずれか一方の上面には挿入孔12と連通状とされる軸挿入口13が開口され、さらに挿入孔12と軸挿入口13との連通部には軸係止用ボルトネジ孔14が設けられる。
蝶番構造4は、受座部材15、反転支持部材16、および旋回支持部材17より構成される。そこで受座部材15は、基端部18および左右の側方部19並びに先端部20の略平面四辺形状から形成される。そして、基端部18の左右の端縁から起伏軸21が突設され、左右の側方部19の上部には内側に対向して張出した隆出部22を形成し、この隆出部22は先端部20まで連続して形成されるとともに、その下面の略中央よりも先端部側には、下方に突出したストッパー部38が形成されている。ここで、隆出部22下方の空間において、ストッパー部38と先端部20との間を係止空部23とし、ストッパー部38よりも基端部18側を通過空部24とする。
反転支持部材16は、受座部材15の左右の隆出部22間の連絡空部25内に挿入可能な幅を有する板状の支持基板26を有し、支持基板26の下端の左右端縁から起伏軸となる反転支持軸37が突設され、一方の反転支持軸37から他方の反転支持軸37との距離は、左右の隆出部22間の距離およびストッパー部38間の距離よりも長く、かつ、側方部19間の距離よりも短く形成される。そして支持基板26の上端の左右端より支持基板26と直角状に一対の連結用支持部27が延設され、その先端内側面に旋回支持部材17の起伏軸となる旋回支持軸部28が対向状に突設形成され、左右の連結用支持部27の外側の距離は隆出部22間の距離よりも長く形成される。
旋回支持部材17は、反転支持部材16の連結用支持部27間に自在に挿入可能な幅を有する揺動基部6の上端中央に太鼓形状の蓋本体旋回軸部29が設けられ、揺動基部6の左右の両側面には反転支持部材16の旋回支持軸部28が挿入可能な反転溝部30が凹設され、この反転溝部30の中途には係止ピン挿入孔31が貫設される。また、揺動基部6の前面にはツメ部33が受枠内周縁方向へ湾曲形状に突設形成される。
ここで、受座部材15は受枠2の受座部材取付け部10に対して連結枢支されるものであり、起伏軸21の一方を、挿入孔12内に挿入した状態で他方の起伏軸21を、側壁11の片側上面に開口される軸挿入口13を経由して挿入孔12内に挿入し、軸係止用ボルトネジ孔14に係止用ボルト34を螺着することにより、起伏軸21を起伏軸として受座部材15が起伏可能となる。
次に受座部材15に対して反転支持部材16の一端が連結枢支される。この場合、受座部材15の係止空部23内に、反転支持部材16の反転支持軸37を上方から挿入すべく、受座部材15の左右の隆出部22間に反転支持部材16の支持基板26を斜めにして差し入れ、反転支持部材16が隆出部22を通過後、支持基板26を受座部材15の先端部20と並行となるように回動させ、連結用支持部27を隆出部22の上面に載置することで、反転支持軸37を係止空部23内に挿入することができる。また、通過空部24は基端部18側に開口しているため、この開口から反転支持軸37を先端部20と並行な状態で通過空部24内に挿入し、係止空部23内まで移動可能である。これにより、反転支持軸37を起伏軸として、反転支持部材16が受座部材15に対して起伏可能となり、反転支持軸37は係止空部23内において前後および上下方向に自在に軸支位置を移動させることができると共に係止空部23と連通する通過空部24によって受座部材15の基端側へスライド可能な構成とされる。
また、反転支持部材16に対して旋回支持部材17が連結枢支される。この場合、反転支持部材16の旋回支持軸部28を、旋回支持部材17の反転溝部30内の奥まで挿入した状態で旋回支持軸部28の抜けを防止するために反転溝部30の係止ピン挿入孔31に係止ピン32を装着して、反転支持部材16の起伏先端に旋回支持部材17を揺動可能な状態で連結枢支するものである。
次に、蓋本体3の外周面に沿って垂下して形成される勾配壁面35に対向状に係留用ガイド部材36が蓋本体3の裏面に設けられる。この場合、旋回支持部材17の蓋本体旋回軸部29を係留用ガイド部材36によって勾配壁面35の内側面との間で挟んだ状態で、蓋本体3を水平旋回可能に係合するものである。
ここで、図4に示すように係留用ガイド部材36が取り付けられる蓋本体3の裏面外周縁付近には、勾配壁面35に向けて旋回支持部材17の蓋本体旋回軸部29が通過可能な開口幅を有する支持壁部39が対向して設けられる。さらに支持壁部39は、その蓋中心側に蓋本体旋回軸部29が挿入可能な内径を有する開口部40が形成され、開口部40より外周縁側には、蓋本体旋回軸部29が抜けるのを防止するように対向して内側に張出した抜け止め用溝部41が開口部40と連通状に形成される。また、開口部40に対しては開閉可能に係留用ガイド部材36が支持軸43によって軸支されている。この係留用ガイド部材36は支持軸43に巻回された付勢部材44によって常時は前記開口部40を閉塞状態に付勢されている。
したがって、図5中(a)、(b)、(c)、(d)でそれぞれ示す手順での旋回支持部材17の蓋本体旋回軸部29が蓋本体3に連結される。
ここで、図5中(a)で示すように、旋回支持部材17の蓋本体旋回軸部29を蓋本体3に連結する前の係留用ガイド部材36は、付勢部材44によって開口部40を閉塞した状態となっている。
次に、図5中(b)で示すように、旋回支持部材17の蓋本体旋回軸部29によって係留用ガイド部材36を押し下げるようにして開口部40内に蓋本体旋回軸部29を嵌め入れる。そして図5中(c)で示すように、開口部40内に蓋本体旋回軸部29を嵌め入れた状態から開口部40と連通状とされる抜け止め用溝部41まで蓋本体3の勾配壁面35に向けて蓋本体旋回軸部29を移動させ、図5中(d)で示すように蓋本体旋回軸部29からの圧接から解除されることによって再び係留用ガイド部材36が開口部40を閉塞し、蓋本体旋回軸部29を蓋本体3の勾配壁面35と係留用ガイド部材36間で挟んだ状態で、蓋本体3を水平旋回可能に軸支するものである。
なお、蓋本体旋回軸部29を蓋本体3から取り外す場合には、係留用ガイド部材36を指などによって付勢部材44の付勢力に抗しながら押し下げて開口部40を開口状とし、蓋本体旋回軸部29を開口部40に向けて移動させて開口部40より抜き取ることで簡単に取り外すことができる。
本実施例の地下構造物用蓋の蝶番構造4は前記した各構成からなるものであって、受枠2から蓋本体3を引き出す際には図6中(a)、(b)、(c)、(d)でそれぞれ示す手順で蓋本体3の引き出しが行われる。
ここで、閉蓋状態では図6中(a)で示すように、受座部材15は水平に軸支され、この受座部材15に対して反転支持部材16の連結用支持部27が倒伏した状態で軸支されることにより、連結用支持部27の先端の旋回支持軸部28に軸支される旋回支持部材17の蓋本体旋回軸部29は受枠2の傾斜嵌合部9の近傍位置となる。また、ツメ部33の先端は、受枠2の傾斜嵌合部9の下方の内周面に形成された凹部に位置し、蓋本体3の垂直方向への浮上を規制している。
次に、図6中(b)で示すように施錠を解除して蓋本体3を受枠2よりバール孔5方向に引き出す動作においては、受座部材15に対して反転支持部材16の反転支持軸部37が係止空部23のストッパー部38側から先端部20側へスライドする。また、図6中(c)で示すように更に蓋本体3を引くことにより反転支持部材16の支持基板26が蓋本体3の引き出し方向へ回動し、この支持基板26と直角状に延設される連結用支持部27が蓋本体3の引き出し方向へ回動しながら起立する。そして図6中(d)で示すように、支持基板26が先端部20に当接する位置まで回動した状態で引き出し動作が完了し、反転支持部材16の連結用支持部27は受座部材15の先端部20に対して垂直状に起立した状態となる。
したがって図7に示すように、受座部材15に対して反転支持部材16の連結用支持部27が垂直状に起立することにより、連結用支持部27の先端に軸支される旋回支持部材17が高く持ち上げられた位置となる。
そこで蓋本体3を引き出した状態から旋回を行う場合には図8中(a)、(b)、(c)、(d)の手順で示すように、蓋本体3を旋回支持部材17の蓋本体旋回軸部29を軸心として水平状に回転させることで蓋本体3は受枠2から除々に外れる。そして図8中(d)において蓋本体3を蓋本体旋回軸部29の軸心位置が受枠2内の状態から受枠2外へ引出すことによって、蓋本体3が受枠2から完全に外れた位置となり、この状態において、受座部材15が起伏軸21を軸として垂直状に起立する。
また、図7で示す蓋本体3を引き出した状態からの反転を行う場合には図9中(a)、(b)、(c)、(d)の手順で示すように、まず、蓋本体3が垂直状に起立するまで反転する間は、旋回支持部材17が反転支持部材16に対し、図9中(b)で示す位置まで回動する。
次に、さらに蓋本体3を反転させ、受枠2外方向へ傾動させると、受座部材15が起立していき、最終的に図9中(d)および図8ないし図12で示すように蓋本体3が受枠2から外れた状態となり、受座部材15が起伏軸21を軸として垂直状に起立した位置となる。
また、この状態において、図10および図11に示すように、受座部材15、反転支持部材16、および旋回支持部材17の3部材からなる連結された蝶番構造は蓋本体3の勾配壁面35を跨ぐような状態となっている。
以上説明した本実施例においては、蝶番構造を受座部材15、反転支持部材16、および旋回支持部材17の3部材からなる屈曲関節構造とすることにより、蓋本体3の勾配壁面35に切り欠きを設けることなく180度反転が可能となる。
また、蓋本体3の引き出し状態において、反転支持部材16が起立状態となることで蓋本体3が高く持ち上げられた状態となり、この状態からスムーズに旋回あるいは反転を行うことが可能となる。さらに反転支持部材16が受座部材15に対して水平方向へスライド可能な構成とすることにより蓋本体3の引き出し過程において先ず略水平方向に反転支持部材16がスライドして若干勢いが付いてから最も労力を要する反転支持部材16の起立動作が開始となるために、蓋本体3の引き出しがスムーズに行える。
本発明を適用した地下構造物用蓋の一実施例を説明するための断面図である。 本発明を適用した地下構造物用蓋の一実施例を説明するための構成部品を示す分解説明図である。 図2における構成部品の組み立て状態を示す説明図である。 本発明を適用した地下構造物用蓋の係留用ガイド部材の取り付け状態を示す説明図である。 本発明を適用した地下構造物用蓋における旋回支持部材と係留用ガイド部材の連結手順を示す説明図である。 本発明を適用した地下構造物用蓋における蓋本体の引き出し状態の操作手順を示す説明図である。 本発明を適用した地下構造物用蓋における蓋本体の引き出し状態を説明するための断面図である。 本発明を適用した地下構造物用蓋における蓋本体の旋回状態の操作手順を示す説明図である。 本発明を適用した地下構造物用蓋における蓋本体の反転状態の操作手順を示す説明図である。 本発明を適用した地下構造物用蓋における蓋本体の反転状態示す説明図である。 本発明を適用した地下構造物用蓋における蓋本体の反転状態を説明するための断面図である。 図9における平面説明図である。 従来の地下構造物用蓋の一例を示す説明図である。
符号の説明
1 地下構造物用蓋
2 受枠
3 蓋本体
4 蝶番構造
5 バール孔
6 揺動基部
9 傾斜嵌合部
10 受座部材取付け部
11 側壁
12 挿入孔
13 軸挿入口
14 軸係止用ボルトネジ孔
15 受座部材
16 反転支持部材
17 旋回支持部材
18 基端部
19 側方部
20 先端部
21 起伏軸
22 隆出部
23 係止空部
24 通過空部
25 連絡空部
26 支持基板
27 連結用支持部
28 旋回支持軸部
29 蓋本体旋回軸部
30 反転溝部
31 係止ピン挿入孔
32 係止ピン
33 ツメ部
34 係止用ボルト
35 勾配壁面
36 係留用ガイド部材
37 反転支持軸
38 ストッパー部
39 支持壁部
40 開口部
41 抜け止め用溝部
43 支持軸
44 付勢部材

Claims (2)

  1. 受枠と、該受枠に支持される蓋本体と、該蓋本体を前記受枠に対して水平旋回及び垂直反転可能に連結する蝶番構造とを備えた地下構造物用蓋において、
    前記蝶番構造を、受座部材、反転支持部材、および旋回支持部材からなる屈曲関節構造とし、
    前記受座部材は、基端の起伏軸により受枠内周面に起伏可能に軸支されるとともに、
    先端側には、前記反転支持部材の基端が該受座部材の起伏軸と並行な軸をもって起伏可能に軸支され、
    かつ前記反転支持部材の起伏範囲は、該反転支持部材の先端が前記受座部材の基端側へ倒伏した状態から90度を超える起立状態までとされ、
    前記反転支持部材の起伏先端には旋回支持部材が前記受座部材の起伏軸と並行に軸支され、
    蓋本体が水平旋回可能になるように、前記旋回支持部材の上部が蓋本体の裏面外周縁近傍に係合されるとともに、
    前記蝶番構造は全体として、蓋本体を180度反転して開放した状態において、蓋本体の勾配面を跨って蓋本体の裏面と受枠の内周面とを連結可能な長さを有する構成とされた
    ことを特徴とする地下構造物用蓋。
  2. 前記反転支持部材が受座部材に対して、該受座部材の基端から先端方向にスライド可能に軸支される
    ことを特徴とする請求項1に記載の地下構造物用蓋。
JP2004332177A 2004-11-16 2004-11-16 地下構造物用蓋 Active JP4556630B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004332177A JP4556630B2 (ja) 2004-11-16 2004-11-16 地下構造物用蓋

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004332177A JP4556630B2 (ja) 2004-11-16 2004-11-16 地下構造物用蓋

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2006144263A JP2006144263A (ja) 2006-06-08
JP2006144263A5 JP2006144263A5 (ja) 2007-12-27
JP4556630B2 true JP4556630B2 (ja) 2010-10-06

Family

ID=36624274

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004332177A Active JP4556630B2 (ja) 2004-11-16 2004-11-16 地下構造物用蓋

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4556630B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL1034825C2 (nl) * 2007-12-14 2009-06-16 Tbs Soest B V Inrichting en werkwijze voor het afsluiten van een gat in de bodem.
KR101020232B1 (ko) * 2008-02-18 2011-03-08 주식회사 지지케이 상부보호관 및 관측정보호관에 회동하면서 밀폐가능하게결합된 전기조작판넬
KR101515297B1 (ko) * 2013-08-14 2015-04-24 최인환 맨홀덮개용 경첩

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59102020A (ja) * 1982-11-30 1984-06-12 Mizushima Tekkosho:Kk マンホ−ル
JPS62143760U (ja) * 1986-02-28 1987-09-10
JPH0564229U (ja) * 1992-01-29 1993-08-27 日之出水道機器株式会社 地下構造物用蓋
JPH08113955A (ja) * 1994-10-14 1996-05-07 Hinode Suido Kiki Kk 地下構造物用蓋

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59102020A (ja) * 1982-11-30 1984-06-12 Mizushima Tekkosho:Kk マンホ−ル
JPS62143760U (ja) * 1986-02-28 1987-09-10
JPH0564229U (ja) * 1992-01-29 1993-08-27 日之出水道機器株式会社 地下構造物用蓋
JPH08113955A (ja) * 1994-10-14 1996-05-07 Hinode Suido Kiki Kk 地下構造物用蓋

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006144263A (ja) 2006-06-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4556630B2 (ja) 地下構造物用蓋
JP3886037B2 (ja) 地下構造物用丸型蓋
KR100775126B1 (ko) 맨홀덮개 잠금장치
JP3616920B2 (ja) 地下構造物用蓋の施錠構造
JP5170766B2 (ja) 地下構造物用蓋の開蓋治具挿入孔開閉装置
JP2796064B2 (ja) 地下構造物用蓋
JP2721490B2 (ja) 地下構造物用蓋の蝶番構造
JP2571337B2 (ja) 地下構造物用蓋の蝶番構造
JPH0723044U (ja) 地下構造物用蓋の蝶番構造
JP3962839B2 (ja) 地下構造物用丸型蓋
JP4565216B2 (ja) 地下構造物用蓋
JP4436347B2 (ja) 地下構造物用丸型蓋
JP2892564B2 (ja) 地下構造物用蓋の孔閉塞機構
JP3322590B2 (ja) 地下構造物用蓋の施錠構造
JP4183198B2 (ja) 地下構造物用蓋
JP3615411B2 (ja) 地下構造物用蓋の開閉反転装置
KR101569069B1 (ko) 지하공간 침수방지용 방수문
JP7549331B2 (ja) 連結部材、連結部材を備える地下構造物用蓋および連結方法
JPH0790873A (ja) 地下構造物用蓋の蝶番構造
CN213831658U (zh) 连接锁扣以及报警器
JP6083757B2 (ja) 地下空間構造物用開口部蓋の蝶番装置
JP4551907B2 (ja) 転落防止用梯子および転落防止用梯子を備えた地下構造物用蓋の受枠
JP3758798B2 (ja) 地下構造物用蓋の施錠構造
JP3773727B2 (ja) 鉄蓋連結構造
CN216665400U (zh) 室内消火栓开门结构

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20060804

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20060804

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071108

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071108

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091217

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100706

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100712

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4556630

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R154 Certificate of patent or utility model (reissue)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R154

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130730

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

SZ03 Written request for cancellation of trust registration

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313Z03

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250