JP4556459B2 - 放電灯点灯装置及び照明器具 - Google Patents

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Description

本発明は、調光制御が可能な放電灯点灯装置及び照明器具に関する。
従来、調光制御が可能な放電灯点灯装置としては、放電灯点灯用の高周波電力を生成するインバータ回路、このインバータ回路から負荷回路に供給される電圧及び電流をそれぞれ検出するための電圧検出手段及び電流検出手段、この電流検出手段の出力の大きさを調光信号に応じて変化させる出力調整手段、この出力調整手段の出力と電圧検出手段の出力とを加算する加算回路、この加算回路の出力に基づきインバータ回路の出力をフィードバック制御するための制御回路を設け、負荷電流に対応する信号と負荷電圧に対応する信号とを加算して制御信号を生成し、この制御信号によりインバータ回路の出力をフィードバック制御し、また、調光時には電流検出手段の出力を出力調整手段によって調整するというものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平1−294398号公報
しかし、このように、出力調整手段の出力と電圧検出手段の出力とを加算した信号によりインバータ回路の出力をフィードバック制御する場合、インバータ回路から負荷(ランプ)への出力配線が長くなって出力配線間の浮遊容量が増大すると、ランプが点灯していなくても、その浮遊容量の増大により電流検出値が増加しフィードバックされる。そのためランプを点灯させる始動電圧出力時にも浮遊容量増大によって電流検出値が増加しフィードバックがかかるようになり、出力電圧が低下し点灯できなくなるという問題があった。
そこで、本発明は、出力配線間の浮遊容量が増大することがあっても確実に放電灯を点灯させることができる放電灯点灯装置及び照明器具を提供する。
また、本発明は、さらに、停電時にインバータ回路が進相モードで発振を停止するのを簡単な構成で防止できる放電灯点灯装置及び照明器具を提供する。
また、本発明は、さらに、点灯後に明るさが急激に変化するのを防止できる放電灯点灯装置及び照明器具を提供する。
請求項記載の発明は、スイッチ素子を高周波スイッチング動作して高周波電力を出力するインバータ回路と、インバータ回路からの高周波電力により高周波点灯される放電灯と、スイッチ素子を高周波スイッチング動作するスイッチ素子駆動部と、放電灯のランプ電圧を検出し、ランプ電圧に応じたレベルの電圧信号を出力するランプ電圧検出部と;
ランプ電圧検出部からの電圧信号と予め設定した基準電圧との誤差を検出し、その誤差に応じた電圧信号を出力する第1のフィードバック制御部と、調光度合に応じて出力する電圧信号のレベルを変化させる調光制御部と、電源が投入されると放電灯が点灯を開始するまでの時間よりも長い所定時間だけ前記調光制御部から出力する電圧信号のレベルを増加方向にシフトさせるレベルシフト部と、前記スイッチ素子を介して流れるスイッチ電流を検出し、このスイッチ電流の量に応じたレベルの電圧信号を出力する電流検出部と;
調光制御部からの電圧信号と電流検出部からの電圧信号との誤差を検出し、その誤差に応じた電圧信号を出力する第2のフィードバック制御部と、放電灯が点灯を開始するまでは第1のフィードバック制御部からの電圧信号を優先して取込み、放電灯が点灯を開始した後は第2のフィードバック制御部からの電圧信号を優先して取込み、この取込んだ電圧信号に応じた周波数で前記スイッチ素子駆動部が前記スイッチ素子を高周波スイッチング動作するように制御する駆動制御部とを備えた放電灯点灯装置である。
請求項記載の発明は、スイッチ素子を高周波スイッチング動作して高周波電力を出力するインバータ回路と、インバータ回路からの高周波電力により高周波点灯される放電灯と、スイッチ素子を高周波スイッチング動作するスイッチ素子駆動部と、放電灯のランプ電圧を検出し、ランプ電圧に応じたレベルの電圧信号を出力するランプ電圧検出部と;
ランプ電圧検出部からの電圧信号と予め設定した基準電圧との誤差を検出し、その誤差に応じた電圧信号を出力する第1のフィードバック制御部と、調光度合に応じて出力する電圧信号のレベルを変化させる調光制御部と、電源が投入されると放電灯が点灯を開始するまでの時間よりも長い所定時間だけ前記調光制御部から出力する電圧信号のレベルを所定量増加シフトさせるレベルシフト部と、放電灯に流れるランプ電流を検出し、このランプ電流の量に応じたレベルの電圧信号を出力する電流検出部と、調光制御部からの電圧信号と電流検出部からの電圧信号との誤差を検出し、その誤差に応じた電圧信号を出力する第2のフィードバック制御部と、放電灯が点灯を開始するまでは第1のフィードバック制御部からの電圧信号を優先して取込み、放電灯が点灯を開始した後は第2のフィードバック制御部からの電圧信号を優先して取込み、この取込んだ電圧信号に応じた周波数で前記スイッチ素子駆動部が前記スイッチ素子を高周波スイッチング動作するように制御する駆動制御部とを備えた放電灯点灯装置である。
請求項記載の発明は、請求項1又は2記載の放電灯点灯装置において、レベルシフト部は、所定時間が経過すると、シフト量を徐々に低下させてゼロにすることにある。
請求項記載の発明は、請求項1乃至のいずれか1記載の放電灯点灯装置と、放電灯点灯装置を有する照明器具本体とを備えた照明器具である。
請求項1乃至記載の発明によれば、出力巻線間の浮遊容量が増大することがあっても確実に放電灯を点灯させることができる放電灯点灯装置を提供できる。
また、請求項記載の発明によれば、さらに、点灯後に明るさが急激に変化するのを防止できる放電灯点灯装置を提供できる。
また、請求項記載の発明によれば、出力巻線間の浮遊容量が増大することがあっても確実に放電灯を点灯させることができる照明器具を提供できる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
商用交流電源1に、雑音防止用のフィルタ回路2を介して全波整流回路3の入力端子を接続している。そして、全波整流回路3の出力端子に平滑コンデンサ4を並列に接続して直流電源を形成している。
前記直流電源の出力端、すなわち、平滑コンデンサ4の両端間に、1対のスイッチ素子5,6を設けたハーフブリッジ形インバータ回路7を接続している。前記スイッチ素子5,6としては、例えばMOS型FETが使用され、スイッチ素子5のドレイン端子を平滑コンデンサ4の正極端子に接続し、スイッチ素子5のソース端子をスイッチ素子6のドレイン端子に接続し、スイッチ素子6のソース端子をスイッチ電流検出用の抵抗8を介して前記平滑コンデンサ4の負極端子に接続している。前記各スイッチ素子5,6をスイッチ素子駆動部9によって交互に高周波スイッチング動作するようになっている。
前記スイッチ素子5と6との接続点を直流カット用のコンデンサ10及びインダクタ11を直列に介して放電灯12における一方のフィラメント電極12aの一端に接続し、前記抵抗8と平滑コンデンサ4の負極端子との接続点を前記放電灯12における他方のフィラメント電極12bの一端に接続している。
前記放電灯12の各フィラメント電極12a,12bの他端間に予熱用のコンデンサ13を接続し、また、各フィラメント電極12a,12bにそれぞれコンデンサ14,15を並列に接続している。
前記放電灯12の各フィラメント電極12a,12b間に発生するランプ電圧をランプ電圧検出部16で検出し、ランプ電圧に応じたレベルの電圧信号Vを出力し、この電圧信号Vを誤差増幅器17の反転入力端子(-)に入力している。また、+E電源に抵抗18,19の直列回路を接続して基準電圧発生部を形成し、その抵抗18と19との接続点に発生する基準電圧VREFを前記誤差増幅器17の非反転入力端子(+)に入力している。
前記誤差増幅器17は、電圧信号Vと基準電圧VREFとの誤差を検出し、その誤差に応じた電圧信号Vを出力するようになっている。前記誤差増幅器17及び基準電圧発生部は第1のフィードバック制御部を構成している。
また、+E電源に抵抗20とコンデンサ21との直列回路からなるタイマ回路22を接続するとともに抵抗23と24との直列回路を接続している。そして、前記抵抗20とコンデンサ21との接続点をコンパレータ25の非反転入力端子(+)に接続し、前記抵抗23,24の接続点を前記コンパレータ25の反転入力端子(-)に接続している。前記コンパレータ25の出力端子を、抵抗26を介して前記基準電圧発生部の抵抗18と19との接続点に接続している。
このタイマ回路22及びコンパレータ25からなる回路部では、電源が投入され、+E電源が発生すると、抵抗20を介してコンデンサ21が充電される。当初は、コンパレータ25は非反転入力端子(+)の入力レベルよりも反転入力端子(-)の入力レベルが大きいことを判断し、出力をローレベルにする。
そして、コンデンサ21の充電レベルが上昇し、所定時間Tが経過すると、コンパレータ25は非反転入力端子(+)の入力レベルが反転入力端子(-)の入力レベルを越えたことを判断し、出力をローレベルからハイレベルに反転する。コンパレータ25の出力がローレベルのときには抵抗26が抵抗19に並列に接続される。この場合の所定時間Tは予熱時間に設定されている。
前記スイッチ電流検出用の抵抗8に抵抗27を介してコンデンサ28を並列に接続し、電流検出部29を構成している。この電流検出部29は、スイッチ素子6に流れる電流量を抵抗8で電圧に変換して取り出し、その電圧で抵抗27を介してコンデンサ28を充電する。そして、コンデンサ28の両端からスイッチ電流の量に応じたレベルの電圧信号VCSを出力するようにしている。そして、前記電流検出部29からの電圧信号Vcsを誤差増幅器30の反転入力端子(-)に入力している。
また、調光信号受信部31を設け、この受信部31で外部から調光信号を受信するようになっている。そして、調光信号受信部31からの信号を波形整形部32で波形整形し、さらに平滑部33で平滑し、この平滑部33から調光度合に応じた電圧信号VDIMを出力し、前記誤差増幅器30の非反転入力端子(+)に入力している。前記調光信号受信部31、波形整形部32及び平滑部33は調光制御部を構成している。
また、+E電源に抵抗34とコンデンサ35との直列回路からなるタイマ回路36を接続するとともに抵抗37と38との直列回路を接続している。そして、前記抵抗34とコンデンサ35との接続点をコンパレータ39の反転入力端子(-)に接続し、前記抵抗37,38の接続点を前記コンパレータ39の非反転入力端子(+)に接続している。前記コンパレータ39の出力端子を、ダイオード40を順極性に介し、さらに可変抵抗41を介して前記平滑部33からの電圧信号VDIMの出力端子に接続している。
このタイマ回路36及びコンパレータ39からなる回路部では、抵抗37,38の接続点からコンパレータ39の非反転入力端子(+)に入力される電圧は閾値電圧VTHになっている。電源が投入され、+E電源が発生すると、抵抗34を介してコンデンサ35が充電される。当初は、コンパレータ39は反転入力端子(-)の入力レベルVよりも非反転入力端子(+)の入力レベルVTHが大きいことを判断し、出力をハイレベルにする。そして、コンデンサ35の充電レベルが上昇し、所定時間Tが経過すると、コンパレータ39は反転入力端子(-)の入力レベルVが非反転入力端子(+)の入力レベルVTHを越えたことを判断し、出力をハイレベルからローレベルに反転する。
コンパレータ39の出力がハイレベルのときにはその出力がダイオード40及び可変抵抗41を介して平滑部33からの電圧信号VDIMの出力端子に印加される。これにより、平滑部33からの電圧信号VDIMのレベルが増加方向にシフトされる。このシフト量は可変抵抗41によって調整することが可能である。この場合における所定時間Tは電源が投入されてから放電灯12が点灯を開始するまでの時間よりも長い時間に設定されている。
前記誤差増幅器30は、電圧信号VCSと電圧信号VDIMとの誤差を検出し、その誤差に応じた電圧信号Vを出力するようになっている。前記誤差増幅器30は第2のフィードバック制御部を構成している。
前記各誤差増幅器17,30からの電圧信号V、Vを駆動制御部42に供給している。前記駆動制御部42は、各誤差増幅器17,30の出力端子にダイオード43,44のカソードをそれぞれ接続し、その各ダイオード43,44のアノードを共通に接続し、電圧・周波数変換部45の制御端子に接続している。前記各ダイオード43,44は低値優先回路を構成し、誤差増幅器17,30から出力する電圧信号V、Vのうち、レベルの低い方の信号を優先してアノード側に電圧信号Vとして出力するようになっている。
前記駆動制御部42は、ダイオード43,44のアノード側に出力される電圧信号Vに応じて電圧・周波数変換部45から出力される周波数信号の周波数を可変するようにしている。そして、出力される周波数信号をスイッチ素子駆動部9に供給している。前記スイッチ素子駆動部9は入力される周波数信号の周波数に応じて各スイッチ素子5,6を交互に高周波スイッチング動作するようになっている。
前記誤差増幅器30の非反転入力端子(+)に入力される電圧信号VDIMと放電灯12が点灯した後の光出力との関係を示すと、図2に示すようになり、また、ダイオード43,44のアノード側に出力される電圧信号Vと前記電圧・周波数変換部45から出力される周波数信号の周波数fとの関係を示すと、図3に示すようになっている。そして、周波数信号の周波数fが低下するとインバータ回路7の出力は増大するようになっている。
このような構成においては、電源が投入されると、タイマ回路22,36のコンデンサ21,35への充電が開始される。また、スイッチ素子駆動部9によりスイッチ素子5,6が交互に高周波スイッチング動作され、コンデンサ10、インダクタ11、コンデンサ13を介して放電灯12の各フィラメント電極12a,12bに予熱電流が流れる。
この状態は放電灯12が点灯を開始する前であり、ランプ電圧検出部16が検出するランプ電圧は高くなっている。また、この予熱時においては、コンパレータ25の出力がローレベルになり抵抗26が抵抗19に並列に接続される。これにより、基準電圧発生部から出力される基準電圧VREFは低レベルになる。従って、誤差増幅器17から出力される電圧信号Vは小さくなる。
一方、コンパレータ39の出力はハイレベルで、その出力電圧がダイオード40及び可変抵抗41を介して平滑部33からの出力端子に印加される。これにより、平滑部33から出力される電圧信号VDIMのレベルが高い方に所定レベルシフトされる。従って、電圧信号VCSと電圧信号VDIMとの誤差を検出する誤差増幅器30から出力される電圧信号Vは大きくなる。なお、電圧信号VDIMのレベルのシフト量は可変抵抗41によって調整することができる。
この状態では、V>Vとなるため、駆動制御部42は誤差増幅器17から出力される電圧信号Vを優先して取込む。すなわち、ダイオード43,44のアノード側には電圧信号Vに等しい電圧信号Vが現われる。この電圧信号Vのレベルに応じて電圧・周波数変換部45は周波数信号をスイッチ素子駆動部9に供給し、スイッチ素子駆動部9はスイッチ素子5,6を交互に高周波スイッチング動作する。このときのインバータ回路7の動作周波数は高めになっている。
電源が投入されてから所定時間Tが経過すると予熱が終了し、コンパレータ25の出力がローレベルからハイレベルに反転する。これにより、抵抗26が抵抗19との並列状態から切り離れ、基準電圧発生部から出力される基準電圧VREFは上昇する。これにより、電圧信号Vはさらに低下する。
電圧信号Vが低下すると、電圧信号Vも低下し、電圧・周波数変換部45から出力される周波数信号の周波数fが小さくなりインバータ回路7の動作周波数が低下して出力が増大する。これにより、放電灯12の各フィラメント電極間に高電圧が印加される。そして、ランプ電圧が一時的に高くなり、電圧検出部16からの電圧信号Vが急激に大きくなり、電圧信号V、Vはさらに低下する。電圧・周波数変換部45から出力される周波数信号の周波数fも小さくなりインバータ回路7の出力がさらに増大する。
その後、放電灯12が点灯を開始して各フィラメント電極間にランプ電流が流れるようになるとランプ電圧が急激に低下する。ランプ電圧が低下すると、誤差増幅器17から出力される電圧信号Vは大きく上昇する。一方、電流検出部29からの電圧信号Vcsはランプ電流の増加と共に大きくなり、誤差増幅器30から出力される電圧信号Vは大きく低下する。これにより、駆動制御部42は、今度は誤差増幅器30から出力される電圧信号Vを優先して取込むようになる。すなわち、ダイオード43,44のアノード側には電圧信号Vに等しい電圧信号Vが現われる。この電圧信号Vのレベルに応じて電圧・周波数変換部45は周波数信号をスイッチ素子駆動部9に供給し、スイッチ素子駆動部9はスイッチ素子5,6を交互に高周波スイッチング動作する。このときのインバータ回路7の動作周波数はさらに低くなる。
この状態では、調光信号に基づいた電圧信号VDIMと電流検出部29からの電圧信号Vcsとの誤差出力により駆動制御部42は電圧・周波数変換部45から出力される周波数信号の周波数fを制御し、スイッチ素子駆動部9を制御する。そして、電圧信号VDIMのレベルが高くシフトされている期間は、通常の調光制御時の明るさに比べてシフトしている分だけ放電灯12は明るく点灯制御される。
そして、電源の投入から所定時間Tが経過すると、コンパレータ39において反転入力端子(-)の入力レベルVが非反転入力端子(+)の入力レベルVTHを越えるようになるので、コンパレータ39の出力はローレベルとなり、コンパレータ39から平滑部33の出力端子への電圧の印加は無くなる。これにより、電圧信号VDIMのレベルは低下する。このとき、電圧信号VDIMのレベルは平滑部33によって徐々に低下して本来の調光信号に応じた電圧信号VDIMに戻る。
ところで、インバータ回路7から放電灯12への出力配線間において浮遊容量が無い場合においては、放電灯12が点灯している際は、ランプ電力と電流検出部29から出力される電圧VCSの関系は図4の(a)のようになる。この点灯時における電圧VCSの制御範囲はA点からB点の間である。
また、放電灯12の点灯前は放電灯12に供給される出力電圧と電圧VCSとの関係は図4の(b)において実線のグラフで示すようになり、始動電圧発生時の電圧VCSをC点とすると、A、B、C点の関係は、C<B<Aとなる。
また、放電灯12に供給される出力電圧とランプ電圧検出部16から出力される電圧Vとの関係は図5に示すようになる。すなわち、始動電圧出力時の電圧VをD点とし、点灯時の電圧VがE点とF点の間で動作するものとすると、始動電圧よりも点灯時のランプ電圧が低いため、F<E<Dの関係が成り立つ。、
ここで、誤差増幅器17及び抵抗18、19の基準電圧発生部からなる第1のフィードバック制御部はV=VREFになるように制御しようとし、誤差増幅器30からなる第2のフィードバック制御部はVCS=VDIMになるように制御しようとする。また、調光制御部は電圧信号VDIMとしてAからBの間の値を出力する。
放電灯12が点灯する前はB>Cであり、誤差増幅器30の入力端子電圧は、VCS<VDIMとなり、出力電圧Vは誤差増幅器17の出力電圧Vよりも大きくなる。また、放電灯12が点灯すると、電圧VはD点からE点に低下し、誤差増幅器17の入力端子電圧は、V<VREFとなり、出力電圧Vは誤差増幅器30の出力電圧Vよりも大きくなる。
誤差増幅器17、30の出力はダイオード43、44からなる低値優先回路によって電圧・周波数変換部45に取込まれる。すなわち、電圧信号Vとしては電圧V、Vのいずれか低い方が現われる。従って、放電灯12の点灯前は、誤差増幅器30の出力電圧Vが誤差増幅器17の出力電圧Vよりも大きいので、誤差増幅器17の出力が優先され、インバータ回路7の出力電圧が一定になるように制御される。また、放電灯12の点灯後は、逆に誤差増幅器30の出力電圧Vが誤差増幅器17の出力電圧Vよりも小さくなるので、誤差増幅器30の出力が優先され、ランプ電力が一定になるように制御される。
このように、インバータ回路7から放電灯12への出力配線間において浮遊容量が無い場合は、正常に制御される。
しかしながら、インバータ回路7から放電灯12への出力配線間において浮遊容量が発生すると、浮遊容量が無い場合に比べて回路電流が増加する。このため、放電灯12に供給される出力電圧と電圧VCSとの関係は、図4の(b)において点線のグラフで示すようになり、全体的に上昇しかつ傾きが大きくなる。このため、始動電圧発生時の電圧VCSがC点からC′点へと変化し、点灯時の制御レベルのB点よりも高くなる場合が生じる。
調光制御部からの電圧信号VDIMがB点にある場合、放電灯12の点灯前の始動電圧発生時において誤差増幅器30の入力端子電圧がVCS>VDIMとなり、このため出力電圧Vが低下し、出力電圧Vが誤差増幅器17の出力電圧Vよりも小さくななって優先されるという現象が生じる。
このため、第1のフィードバック制御部が働かなくなり、出力電圧Vは基準電圧VREFで設定された出力電圧値ではなく、電圧VCSがB点となる出力電圧値になるように制御されるため、設定されている始動電圧よりも低い電圧が出力され、放電灯12が点灯できなくなるという問題が生じる虞がある。
本実施の形態では、このような問題が生じることがないように、電源が投入されてから所定時間T、コンパレータ39の出力をハイレベルにして調光制御部からの電圧信号VDIMをレベルが増加する方向にシフトするようにしている。そして、電圧信号VDIMが増加することで、たとえ始動電圧発生時の電圧VCSがC点からC′点へと変化しても常にVCS<VDIMが保持されるようにし、これにより、放電灯12が点灯する前は必ず第1のフィードバック制御部が働くようにしている。
このように、電源が投入されてから放電灯12が点灯を開始するまでは、コンパレータ39の出力によって電圧信号VDIMのレベルが増大するようにシフトさせるので、この間は図6に示すように、調光制御範囲が範囲VT1から範囲VT2にシフトすることになる。一方、インバータ回路7から放電灯12への出力配線が長くなって出力配線間の浮遊容量が増大すると、電流検出部29から出力される電圧信号VCSと無負荷2次電圧との関係は、グラフg11からグラフg12に変化する。これにより、点灯開始電圧がPからP′に変化する。
すなわち、点灯開始電圧Pを電圧信号VCSに置き換えたときの電圧VP1は範囲VT1の下限値よりも小さいが、変化した後の点灯開始電圧P′を電圧信号VCSに置き換えたときの電圧VP2は範囲VT1内に入ることになる。しかし、調光制御範囲が範囲VT1から範囲VT2にシフトすることで電圧VP2は調光制御範囲から外れるようになる。
従って、インバータ回路7から放電灯12への出力配線が長くなって出力配線間の浮遊容量が増大することが生じても放電灯12が点灯を開始するまでは、駆動制御部42は確実に誤差増幅器17から出力される電圧信号Vを優先して取込むことになる。すなわち、放電灯12は確実に点灯を開始するようになる。
そして、放電灯12が点灯を開始すると、電圧信号VCSと負荷電力との関係は、グラフg21に示すようになる。また、電源の投入から所定時間Tが経過すると、調光制御範囲はシフトした範囲VT2から本来の範囲VT1に戻る。この戻るときに明るさが急激に変化すると感覚として違和感を与えることになるが、電圧信号VDIMのレベルは徐々に低下するので、明るさが緩やかに低下し感覚として違和感を与える虞はない。以後、放電灯12は調光信号によって、調光制御範囲VT1で調光制御される。
以上の動作における各部の電圧変化及びそのタイミングを示すと図7に示すようになる。すなわち、放電灯12の各フィラメント電極12a,12b間に発生するランプ電圧は図7の(a)に示すように変化し、電流検出部29から出力される電圧信号VCSは図7の(b)に示すように変化し、平滑部33から出力される電圧信号VDIMは図7の(c)に示すように変化する。なお、電圧信号VDIMにおいて電圧VD1はシフトした電圧を示し電圧VD2は調光信号による本来の電圧を示している。
図7の(b)、(c)から、放電灯12が点灯を開始するとランプ電圧の低下と共に電圧信号VCSが徐々に大きくなり、その後、電圧信号VDIMのレベルシフトが終了すると共に一定値に安定すること、また、電圧信号VDIMのレベルがレベルシフトの終了によって徐々に低下することが分かる。
また、誤差増幅器30から出力される電圧信号Vは図7の(d)に示すように変化し、ランプ電圧検出部16から誤差増幅器17に入力される電圧信号Vは図7の(e)に示すように変化し、誤差増幅器17から出力される電圧信号Vは図7の(f)に示すように変化し、各アンドゲート43,44のアノード端に発生する電圧信号Vは図7の(g)に示すように変化する。
図7の(d)、(e)、(f)、(g)から、放電灯12が点灯を開始する瞬時においては電圧信号Vが急激に低下し、電圧信号Vが一時的に急激に大きくなり、電圧信号Vが一旦低下した後急激に大きくなること、及び電圧信号Vは放電灯12が点灯を開始するまでは電圧信号Vに対応し、放電灯12が点灯を開始した後は電圧信号Vに対応していることが分かる。
図7の(h)は、コンパレータ39の反転入力端子(-)に入力されるタイマ回路36からの電圧Vと非反転入力端子(+)に入力される閾値電圧VTHとの関係を示し、放電灯が点灯を開始する時点ではV<VTHになっており、電源の投入から所定時間Tが経過するとV>VTHになることを示している。
このように、インバータ回路7から放電灯12への出力配線間の浮遊容量が増大することがあっても、電源が投入されてから、放電灯12が確実に点灯しているまでの所定時間Tは調光制御部からの電圧信号VDIMをレベルが増加する方向にシフトさせることで、放電灯12が点灯するまでは駆動制御部42は確実に誤差増幅器17から出力される電圧信号Vを優先して取込むことになる。これにより、放電灯12は確実に点灯させることができる。しかも、放電灯12が点灯した後レベルシフトが戻ることで明るさが変化するが、緩やかに変化するので感覚として違和感を与える虞はない。
(第2の実施の形態)
なお、前述した実施の形態と同一の部分には同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。第1の実施の形態ではスイッチ電流の量に応じたレベルの電圧信号を出力する電流検出部29を使用したが、この実施の形態は、図8に示すように、第1の実施の形態で使用した電流検出部29に代えて、ランプ電流の量に応じたレベルの電圧信号を出力する電流検出部51を使用している。
すなわち、電流検出部51は他方のフィラメント電極12bの一端及び他端にコイル52,53の一端を接続し、それを磁気的に結合するようにして配置している。前記コイル52の他端はスイッチ素子6のソース端子と平滑コンデンサ4の負極端子との接続点に接続し、前記コイル53の他端は予熱用のコンデンサ13に接続している。
前記各コイル52,53と磁気的に結合したランプ電流検出用コイル54を設け、このコイル54から電圧信号VCSを取り出し、誤差増幅器30の反転入力端子(-)に入力している。その他の構成は前述した第1の実施の形態と同様である。
この装置においては、放電灯12が点灯する前の予熱電流が流れている期間は各コイル52,53には互いに逆向きの電流が流れるので、ランプ電流検出用コイル54から出力される電圧信号VCSは低い電圧になっている。従って、このときには駆動制御部42は誤差増幅器17から出力される電圧信号Vを優先して取込む。
放電灯12が点灯を開始してランプ電流が各フィラメント電極12a,12b間に流れるようになると、このランプ電流はコイル52のみを介して流れるので、ランプ電流検出用コイル54から出力される電圧信号VCSは大きくなる。一方、ランプ電圧は低下する。従って、このときには誤差増幅器30から出力される電圧信号Vが誤差増幅器17から出力される電圧信号Vよりも小さくなり、駆動制御部42は誤差増幅器30から出力される電圧信号Vを優先して取込む。
このように、スイッチ電流の量に応じたレベルの電圧信号を出力する電流検出部29に代えて、ランプ電流の量に応じたレベルの電圧信号を出力する電流検出部51を使用しても前述した第1の実施の形態と同様の動作を行うことになり、同様の作用効果が得られる。すなわち、インバータ回路7から放電灯12への出力配線が長くなって出力配線間の浮遊容量が増大することが生じても、放電灯12を確実に点灯させることができる。また、この実施の形態においても、放電灯12が点灯し、その後調光制御部からの電圧信号VDIMのレベルが徐々に低下するのは前述した実施の形態と同じであり、従って、明るさが変化しても感覚として違和感を与える虞はない。
(第3の実施の形態)
なお、前述した実施の形態と同一の部分には同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。この実施の形態は、第1の実施の形態において、調光信号受信部31をホトトランジスタ等の受光素子31aで構成し、波形整形部32を抵抗32a、32bの直列回路で構成し、直流電源の出力端である平滑コンデンサ4の両端間に、抵抗32a、32bの直列回路を介して受光素子31aを接続している。そして、前記抵抗32bと受光素子31aとの直列回路に前記平滑部33を並列に接続している。その他の構成は前述した第1の実施の形態と同様である。
この装置では、インダクタ11、コンデンサ13及び放電灯12は共振回路を構成するが、放電灯12が点灯しているときの共振回路の負荷特性は図10に示すグラフg3に示すようになる。なお、グラフg4は無負荷時の共振回路の負荷特性を示している。
また、この装置は、放電灯12が点灯しているときにインバータ回路7の出力が低下すると電流検出部29からの電圧信号VCSが低下し、誤差増幅器30から出力する電圧信号Vのレベルが低下する。これにより、電圧・周波数変換部45は出力する周波数信号の周波数を小さくしてインバータ回路7の駆動周波数を低くして出力を増加させる制御を行う。また、インバータ回路7の出力が増加すると電流検出部29からの電圧信号VCSが上昇し、誤差増幅器30から出力する電圧信号Vのレベルが上昇する。これにより、電圧・周波数変換部45は出力する周波数信号の周波数を大きくしてインバータ回路7の駆動周波数を高くして出力を減少させる制御を行う。こうして、定電力制御を行う。
このような定電力制御において、電源1がオフするか停電が発生すると、平滑コンデンサ4の電圧が低下し、電流検出部29からの電圧信号VCSが低下するので、電圧・周波数変換部45はインバータ回路7の出力を増加させようと周波数信号の周波数を小さくしてインバータ回路7の駆動周波数を低くしようとする。その結果、共振回路の負荷特性がグラフg上を矢印で示す方向に移動し、インバータ回路7の動作が停止する前に共振点mを越えて進相モードになる状態が生じることがある。
このような状態が生じると、スイッチ素子5、6が同時にオン状態になる瞬間が発生し、短絡電流が流れてスイッチ素子を破壊する虞がある。すなわち、図11の(a)にスイッチ素子6のドレイン端子に発生する電圧波形を示し、図11の(b)にスイッチ素子6に流れる電流波形を示し、図11の(c)にスイッチ素子5に流れる電流波形を示すが、スイッチ素子6がオフになるタイミングtやtなどにおいてスイッチ素子6とスイッチ素子5が同時にオンになる期間が生じ、その期間に短絡電流が流れてスイッチ素子が破壊されるという事態が生じる。
これを回避するために、この実施の形態では、電源1がオフするか停電が発生して平滑コンデンサ4の電圧が低下すると、同時に抵抗32aと32bとの接続点の電圧が低下し、その結果平滑部33から出力される電圧信号VDIMが低下する。これにより、電流検出部29からの電圧信号VCSが低下しても電圧信号VDIMが低下するので、誤差増幅器30から出力する電圧信号Vのレベルは変化しないか、上昇する方向に制御され、その結果、インバータ回路7の駆動周波数が低くなることはない。こうして、インバータ回路7が進相モードにて動作する状態になるのを確実に防止できる。これにより、電源のオフ時や停電時にインバータ回路7のスイッチ素子5、6が破壊される虞はない。
なお、それ以外については前述した第1の実施の形態と同様の作用効果が得られるものである。
(第4の実施の形態)
この実施の形態は、前述した第1乃至第3の実施の形態に記載した放電灯点灯装置のいずれかを照明器具本体に組み込んだ照明器具について述べる。
すなわち、第1乃至第3の実施の形態のいずれかに記載した構成の放電灯点灯装置100を、図12に示すように、照明器具本体101の中央裏面部に組み込み、この照明器具本体101の両ソケット101a,101b間に放電灯12を装填している。
このように、前述した各実施の形態に記載した放電灯点灯装置のいずれかを組み込むことで、インバータ回路から放電灯12への出力配線が長くなって出力配線間の浮遊容量が増大することが生じても放電灯12を確実に調光点灯させることができ、また、放電灯12が点灯した後に明るさが低下しても緩やかに低下するので感覚として違和感を与える虞がない照明器具が実現できる。
なお、前述した各実施の形態ではインバータ回路として、ハーフブリッジ形インバータ回路を使用したものについて述べたがこれに限定するものではなく、フルブリッジや絶縁タイプなど他の構成のインバータ回路を使用しても良い。
また、前述した各実施の形態では調光信号を外部から受信するものについて述べたがこれに限定するものではなく、内部に調光操作部を設けて調光制御するものであってもよい。
本発明の、第1の実施の形態を示す放電灯点灯装置の回路構成図。 同実施の形態における、電圧信号VDIMと放電灯の光出力との関係を示すグラフ。 同実施の形態における、電圧信号Vと電圧・周波数変換部から出力される周波数fとの関係を示すグラフ。 同実施の形態における、ランプ電力と電圧VCSとの関系及び出力電圧と電圧VCSとの関系を示すグラフ。 同実施の形態における、出力電圧とランプ電圧検出部から出力される電圧Vとの関係を示すグラフ。 同実施の形態における、点灯前の電流検出部から出力される電圧信号VCSと無負荷2次電圧との関係及び点灯後の電圧信号VCSと負荷電力との関係を示すグラフ。 同実施の形態における、各部の電圧変化及びそのタイミングを示す波形図。 本発明の、第2の実施の形態を示す放電灯点灯装置の回路構成図。 本発明の、第3の実施の形態を示す放電灯点灯装置の回路構成図。 同実施の形態における共振回路の負荷特性を示すグラフ。 同実施の形態において進相モード時のスイッチング動作を説明するための波形図。 本発明の、第4の実施の形態を示す照明器具の斜視図。
符号の説明
5,6…スイッチ素子、7…インバータ回路、9…スイッチ素子駆動部、12…放電灯、16…ランプ電圧検出部、17…誤差増幅器、29…電流検出部、30…誤差増幅器、33…平滑部、42…駆動制御部、45…電圧・周波数変換部。

Claims (4)

  1. スイッチ素子を高周波スイッチング動作して高周波電力を出力するインバータ回路と;
    インバータ回路からの高周波電力により高周波点灯される放電灯と;
    スイッチ素子を高周波スイッチング動作するスイッチ素子駆動部と;
    放電灯のランプ電圧を検出し、ランプ電圧に応じたレベルの電圧信号を出力するランプ電圧検出部と;
    ランプ電圧検出部からの電圧信号と予め設定した基準電圧との誤差を検出し、その誤差に応じた電圧信号を出力する第1のフィードバック制御部と;
    調光度合に応じて出力する電圧信号のレベルを変化させる調光制御部と;
    電源が投入されると放電灯が点灯を開始するまでの時間よりも長い所定時間だけ前記調光制御部から出力する電圧信号のレベルを増加方向にシフトさせるレベルシフト部と;
    前記スイッチ素子を介して流れるスイッチ電流を検出し、このスイッチ電流の量に応じたレベルの電圧信号を出力する電流検出部と;
    調光制御部からの電圧信号と電流検出部からの電圧信号との誤差を検出し、その誤差に応じた電圧信号を出力する第2のフィードバック制御部と;
    放電灯が点灯を開始するまでは第1のフィードバック制御部からの電圧信号を優先して取込み、放電灯が点灯を開始した後は第2のフィードバック制御部からの電圧信号を優先して取込み、この取込んだ電圧信号に応じた周波数で前記スイッチ素子駆動部が前記スイッチ素子を高周波スイッチング動作するように制御する駆動制御部と;
    を備えたことを特徴とする放電灯点灯装置。
  2. スイッチ素子を高周波スイッチング動作して高周波電力を出力するインバータ回路と;
    インバータ回路からの高周波電力により高周波点灯される放電灯と;
    スイッチ素子を高周波スイッチング動作するスイッチ素子駆動部と;
    放電灯のランプ電圧を検出し、ランプ電圧に応じたレベルの電圧信号を出力するランプ電圧検出部と;
    ランプ電圧検出部からの電圧信号と予め設定した基準電圧との誤差を検出し、その誤差に応じた電圧信号を出力する第1のフィードバック制御部と;
    調光度合に応じて出力する電圧信号のレベルを変化させる調光制御部と;
    電源が投入されると放電灯が点灯を開始するまでの時間よりも長い所定時間だけ前記調光制御部から出力する電圧信号のレベルを所定量増加シフトさせるレベルシフト部と;
    放電灯に流れるランプ電流を検出し、このランプ電流の量に応じたレベルの電圧信号を出力する電流検出部と;
    調光制御部からの電圧信号と電流検出部からの電圧信号との誤差を検出し、その誤差に応じた電圧信号を出力する第2のフィードバック制御部と;
    放電灯が点灯を開始するまでは第1のフィードバック制御部からの電圧信号を優先して取込み、放電灯が点灯を開始した後は第2のフィードバック制御部からの電圧信号を優先して取込み、この取込んだ電圧信号に応じた周波数で前記スイッチ素子駆動部が前記スイッチ素子を高周波スイッチング動作するように制御する駆動制御部と;
    を備えたことを特徴とする放電灯点灯装置。
  3. レベルシフト部は、所定時間が経過すると、シフト量を徐々に低下させてゼロにすることを特徴とする請求項1又は2記載の放電灯点灯装置。
  4. 請求項1乃至のいずれか1記載の放電灯点灯装置と;
    放電灯点灯装置を有する照明器具本体と;
    を備えたことを特徴とする照明器具。
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