JP2001284091A - 放電灯点灯装置 - Google Patents

放電灯点灯装置

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JP2001284091A
JP2001284091A JP2000095742A JP2000095742A JP2001284091A JP 2001284091 A JP2001284091 A JP 2001284091A JP 2000095742 A JP2000095742 A JP 2000095742A JP 2000095742 A JP2000095742 A JP 2000095742A JP 2001284091 A JP2001284091 A JP 2001284091A
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discharge lamp
voltage
coupling capacitor
capacitor
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JP2000095742A
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Inventor
Hiroaki Nishikawa
弘明 西川
Kazuhiko Tsugita
和彦 次田
Tetsuya Kobayashi
徹也 小林
Isamu Ogawa
勇 小川
Koji Shibata
浩治 柴田
Kenji Hamazaki
健治 濱崎
Naoki Kitamura
尚起 北村
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Mitsubishi Electric Corp
Mitsubishi Electric Lighting Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Mitsubishi Electric Lighting Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な回路構成により放電ランプが点灯した
瞬間に調光を始動できる放電灯点灯装置を提供する。 【解決手段】 スイッチング素子Q2,Q3をオン・オ
フして直流電源Eの電圧を高周波電力に変換するインバ
ータIVと、このインバータIVにカップリングコンデ
ンサC5を介して接続され、高周波電力で点灯する放電
ランプLAと、カップリングコンデンサC5に生じる電
圧を検出するカップリングコンデンサ電圧検出回路DT
を有する保護回路NPと、高周波電力を基準値と等しく
なるようにIV制御集積回路IC2を制御する電圧を出
力するフィードバック回路FBと、カップリングコンデ
ンサ電圧検出回路DTから出力された制御信号に基づい
て放電ランプLAが始動する直前まで、フィードバック
回路FBが作動しないようにマスクし、放電ランプLA
が始動したときにマスクを解除して、調光を開始させる
調光開始制御回路DMとを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、インバータによ
る高周波電力で放電ランプを点灯させる放電灯点灯装置
に係わり、詳しくは放電ランプの調光始動をスムーズに
行う放電灯点灯装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は例えば特開2000−30887
号公報に示された従来の放電灯点灯装置の回路図であ
る。図において、Eは直流電源、IVは直流電圧を高周
波電圧に変換するインバータ、LAは予熱電極F1、F
2を有する放電ランプ、Tは放電ランプLAの放電ラン
プ電流を制限するバラストチョーク、C5はバラストチ
ョークTと予熱電極F2の間に接続されたカップリング
コンデンサ、C6は放電ランプLAの両端に接続された
始動コンデンサである。FBは発振周波数を制御するこ
とにより、出力を設定された値に維持するフィードバッ
ク回路である。
【0003】インバータIVは、スイッチング素子であ
るMOS FETQ2、Q3、直流電源Eに接続された
起動抵抗R1、起動抵抗R1とアース間に接続された制
御電源コンデンサC3、制御用コンデンサC3の電圧を
安定させる定電圧ダイオードDZ、インバータIVを制
御するIV制御集積回路IC2から構成され、MOSF
ETQ2は、ドレインが直流電源に接続されソースがM
OS FETQ3のドレインに接続され、ゲートがIV
制御集積回路IC2のピン2に接続されている。MOS
FETQ3は、ソースが検出抵抗R6を介して直流電
源Eに接続され、ゲートがIV制御集積回路IC2のピ
ン4に接続されている。
【0004】フィードバック回路FBは、IV制御集積
回路IC2の電圧出力端子6から流出する電流を決める
抵抗R2とR3と電流入出力端子7に接続されたコンデ
ンサC4と、放電ランプLAに流れる高周波電圧を検出
する検出抵抗R6、検出抵抗R6で検出された高周波電
圧を平均化し、抵抗R5とコンデンサC8からなる積分
回路IN、抵抗R1とコンデンサC3の接続点と電源E
の負極の間に直列に接続された抵抗R9、可変抵抗R1
5の接続点からの基準電圧が非反転入力端子に接続さ
れ、積分回路IN及びIV制御集積回路IC2の電流出
力端子6に直列に接続された抵抗3、ダイオードD5、
コンデンサC2が反転入力端子に接続され、積分回路I
Nの出力電圧を基準電圧に等しくなるようにするオペア
ンプIC3からなる誤差増幅器EA、フィードバック回
路FBをマスクするマスク回路MCから構成される。
【0005】マスク回路(ミラー積分回路)MCは、積
分回路INの出力部にコレクタが接続され、電源Eの負
極にエミッタが接続されたトランジスタQ8と、トラン
ジスタQ8のベースにエミッタが接続され、コレクタが
抵抗R14を介してIV制御集積回路IC2の電流出力
端子6に接続されたトランジスタQ6と、トランジスタ
Q6のベースと電源Eの負極の間に接続されたダイオー
ドD12と、トランジスタQ6のベースとエミッタの間
に接続されたコンデンサ12からなる。
【0006】次に動作について説明する。インバータ回
路IVにおいては、直流電源Eが投入されると、電源E
→起動抵抗R1→制御電源コンデンサC3→電源Eの閉
ループで駆動電流が流れ、制御電源コンデンサC3が充
電される。制御電源コンデンサC3の電圧はIV制御集
積回路IC2のピン1に印加され、制御電源コンデンサ
C3の電圧が上昇し、IV制御集積回路IC2の動作電
圧に達すると、IV制御集積回路IC2が発振を開始す
る。この発振によりIV制御集積回路IC2のピン2か
らインバータ回路IVのMOS FETQ2のゲートに
高周波数の電圧が印加されONとなり、ピン4からピン
2とほぼ180°位相がずれた高周波数の電圧がMOS
FETQ3に印加され、MOS FETQ2とMOS
FETQ3が交互にオン・オフ動作をし、インバータ
回路IVが高周波で発振する。そして、バラストチョー
クT、カップリングコンデンサC5、予熱電極F2、始
動コンデンサC6、予熱電極F1の直列回路に高周波電
流が流れ、バラストチョークTと始動コンデンサC6の
LC直列共振によって始動コンデンサC6に高周波高電
圧が生じ、この高周波高電圧が放電ランプLAに印加さ
れ、放電ランプLAが点灯する。
【0007】一方、このとき、検出抵抗R6に生じた高
周波電圧がフィードバック回路FBの積分回路INによ
って平均化され、この直流電圧が誤差増幅器EAのオペ
アンプIC3の反転入力端子に入力されている。そし
て、電流出力端子6から抵抗R3に流れる電流は、オペ
アンプIC3の出力電圧の変化に応じて変化することに
より、IV制御集積回路IC2の発振周波数が制御され
る。
【0008】このように、IV制御集積回路IC2の発
振周波数の制御は、積分回路INの出力電圧が、オペア
ンプIC3の非反転入力端子の基準電圧に等しくなるよ
うに、オペアンプIC3の出力電圧が制御されることに
より行われ、放電ランプLAで消費される電力の和であ
る負荷電力が一定に保たれる。
【0009】一方、放電ランプLAが点灯する直前、検
出抵抗R6には高周波電圧が生じており、この電圧のピ
ーク値がランプ点灯時のピーク値より大きくなろうとす
る場合、特にオペアンプIC3の基準電圧が比較的低く
設定されているとフィードバック回路FBの負荷電力が
一定保持機能により、フィードバック回路FBの応答が
速いため、検出抵抗R6の高周波電圧のピーク値に達す
る前にフィードバック回路FBの負荷電力一定機能が動
作し、低い電圧で保持される可能性が高く、放電ランプ
LAが点灯するのに必要な共振に達せず、放電ランプL
Aが点灯しない場合がある。
【0010】このとき、マスク回路MCは、電源Eの投
入から放電ランプLAが点灯するのに十分な時間、積分
回路INの出力をショートすることにより、点灯の前に
積分回路INの出力がオペアンプIC3の基準電圧に達
し、IV制御集積回路IC2の発振周波数が固定されな
いようにする。すなわち、電源Eが投入されると、電流
は制御電源コンデンサC3→IV制御集積回路IC2の
電流出力端子6→抵抗R14→コンデンサC12→トラ
ンジスタQ6のベース・エミッタ→トランジスタQ8の
ベース・エミッタ→制御電源コンデンサC3の閉ループ
で流れ、トランジスタQ8がONするとともに、コンデ
ンサC12が充電される。
【0011】そして、この閉ループ電流が徐々に減少
し、これに伴いIV制御集積回路IC2の発振周波数が
低くなり、バラストチョークTと始動コンデンサC6の
LC直列共振電圧が高まり、放電ランプLAが点灯す
る。コンデンサC12がチャージアップされると、トラ
ンジスタQ8がOFFし、マスク回路MCのマスク機能
が解除される。
【0012】このようにマスク回路MCは、入力された
電流を一定時間出力するコンデンサC12及び抵抗R1
4からなるタイマーと、このタイマーから出力された電
流により駆動されるトランジスタQ6と、このトランジ
スタQ6の駆動により駆動され、積分回路の出力を一定
時間ショートするトランジスタQ8により、所望の時間
フィードバック回路FBにマスクをかるので、図2
(b)に示すように調光はマスク時間M2後に行われ
る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の放電灯点灯装置では、放電ランプLAが放電ラン
プのバラツキや使用環境による最悪条件下でも放電ラン
プLAが確実に安定するように予熱、始動及び点灯の時
間を算出し、一定時間フィードバック回路FBが働かな
いように、マスク回路MCでマスクをかけていた。その
ため放電ランプLAが点灯してもマスクをかかっている
ため調光を開始できないという問題があった。
【0014】この発明は上記の問題を解決するためにな
されたもので、簡単な回路構成により放電ランプが点灯
した瞬間に調光を始動できる放電灯点灯装置を提供する
ことを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明に係る放電灯点
灯装置は、IV制御集積回路の発振出力信号でスイッチ
ング素子をオン・オフして直流電源の電圧を高周波電力
に変換するインバータと、このインバータにカップリン
グコンデンサを介して接続され、前記インバータからの
高周波電力で点灯する放電ランプと、前記カップリング
コンデンサに生じる電圧を検出するカップリングコンデ
ンサ電圧検出回路を有する保護回路と、基準値を設定す
る基準値設定手段を有し、前記高周波電力を前記基準値
と等しくなるように前記IV制御集積回路を制御する電
圧を出力するフィードバック回路と、前記カップリング
コンデンサ電圧検出回路から出力された制御信号に基づ
いて前記放電ランプが始動する直前まで、前記フィード
バック回路が作動しないようにマスクし、前記放電ラン
プが始動したときに前記フィードバック回路のマスクを
解除して、調光を開始させる調光開始制御回路と、を備
える。
【0016】また、カップリングコンデンサ電圧検出回
路は、放電ランプが予熱期間には低出力信号を、始動・
点灯期間は高出力信号を出力し、調光開始制御回路は前
記カップリングコンデンサ電圧検出回路からの出力信号
が、低出力のときにフィードバック回路をマスクし、前
記出力信号が高出力のときに前記フィードバック回路の
マスクを解除するものである。
【0017】また、基準値設定手段により前記基準値を
変化させて前記放電ランプを調光するようにしたもので
ある。
【0018】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の実施の形態を示
す放電灯点灯装置の回路図、図2は動作を説明する波形
図である。図1において、Eは直流電源、IVは直流電
圧を高周波電圧に変換するインバータ、LAは予熱電極
F1、F2を有する放電ランプ、Tは放電ランプLAの
放電ランプ電流を制限するバラストチョーク、C5はバ
ラストチョークTと予熱電極F2の間に接続されたカッ
プリングコンデンサ、C6は放電ランプLAの両端に接
続された始動コンデンサである。FBは発振周波数を制
御することにより、出力を設定された値に維持するフィ
ードバック回路、NPは放電ランプLAの異常を検出し
インバータ回路IVの動作を停止させる保護回路、DM
は調光開始を制御する調光開始制御回路である。
【0019】インバータIVは、スイッチング素子であ
るMOS FETQ2、Q3、直流電源Eに接続された
起動抵抗R1、起動抵抗R1とアース間に接続された制
御電源コンデンサC3、制御用コンデンサC3の電圧を
安定させる定電圧ダイオードDZ、インバータIVを制
御するIV制御集積回路IC2から構成され、MOSF
ETQ2は、ドレインが直流電源に接続されソースがM
OS FETQ3のドレインに接続され、ゲートがIV
制御集積回路IC2のピン2に接続されている。MOS
FETQ3は、ソースが検出抵抗R6を介して直流電
源Eに接続され、ゲートがIV制御集積回路IC2のピ
ン4に接続されている。
【0020】フィードバック回路FBは、IV制御集積
回路IC2の電圧出力端子6から流出する電流を決める
抵抗R2とR3と電流入出力端子7に接続されたコンデ
ンサC4と、放電ランプLAに流れる高周波電圧を検出
する検出抵抗R6、検出抵抗R6で検出された高周波電
圧を平均化し、抵抗R5とコンデンサC8からなる積分
回路IN、抵抗R1とコンデンサC3の接続点と電源E
の負極の間に直列に接続された分圧抵抗R9、可変抵抗
R15の接続点からの基準電圧が非反転入力端子に接続
され、積分回路IN及びIV制御集積回路IC2の電流
出力端子6に直列に接続された抵抗3、ダイオードD
5、コンデンサC2が反転入力端子に接続され、積分回
路INの出力電圧を基準電圧に等しくなるようにするオ
ペアンプIC3からなる誤差増幅器EAから構成され
る。
【0021】保護回路NPは、カップリングフンデンサ
C5の電圧を検出するカップリングコンデンサ電圧検知
回路DT、カップリングコンデンサ電圧検知回路DTの
出力を抵抗R27を介してベースに接続され、コレクタ
端子がダイオードD7を介してIV制御回路IC2の端
子5に接続されたトランジスタQ6、IV制御回路IC
2の端子5と直流電源Eの負極問に並列に接続された電
圧の分圧をする抵抗R25と外部高周波ノイズ除去用の
コンデンサC30、トランジスタQ6のコレクタ端子と
エッミッタ端子に接続され放電ランプLAの最悪条件下
でのランプ始動時間を算出し保護回路をマスクするマス
ク回路MC1から構成される。
【0022】カップリングコンデンサ電圧検知回路DT
は、カップリングコンデンサC5の両端の電圧を分圧す
る検出抵抗R16およびR17、定電圧ダイオードDZ
2、ノイズ除去用コンデンサC9、コンデンサC9と電
源Vccの間に接続されたダイオードD6、電源Vcc
の直流電圧を抵抗R18、R19、R20で分圧した2
つの基準電圧の内、高いしきい値の電圧は抵抗R18お
よび抵抗R19の接点の電圧で非反転入力端子に入力さ
れ、コンデンサC9とダイオードD6の接続点からの検
出電圧が反転入力端子に入力されたコンパレータIC
4、低いしきい値の電圧は抵抗R19および抵抗R20
の接点の電圧で反転入力端子に入力され、電圧検出部か
らの検出電圧が反転入力端子に入力されたコンパレータ
IC5から構成される。
【0023】マスク回路MC1は、トランジスタQ6の
コレクタ端子とエッミッタ端子に、コレクタ端子とエッ
ミッタ端子が各々接続されるとともに、コレクタが電源
Vccに抵抗R35を介して接続されたトランジスタQ
7、電源Vccの電圧を抵抗R31、R32で分圧した
基準電圧が非反転入力端子に入力され、直流電源Vcc
の両極間に直列に接続された抵抗R33とコンデンサC
12の接続点からの検出電圧が反転入力端子に入力さ
れ、出力が抵抗R34を介してトランジスタQ7のベー
スに接続されたコンパレータIC1から構成される。
【0024】調光開始制御回路DMは、電源Vccの両
極に直列に接続された抵抗R22、R23及びコンデン
サC12、カップリングコンデンサ電圧検知回路DTの
コンパレータIC4とIC5の両出力端子が抵抗R21
を介してベースに接続され、コレクタが抵抗R22と抵
抗R23の接続点に接続され、エミッタが負極に接続さ
れたトランジスタQ5と、ベースが抵抗R22と抵抗R
23の接続点に抵抗R24を介して接続され、コレクタ
が積分回路INの出力に接続されたトラジスタQ4と、
コンパレータIC4とIC5の両出力端子と電源の負極
間に接続されたノイズ除去用のコンデンサC10から構
成される。
【0025】次に動作につき図1、図2により説明す
る。図2(a)は本実施の形態の放電灯点灯装置の動作
波形図、図2(b)は従来の放電灯点灯装置の動作波形
図である。インバータ回路IVにおいては、直流電源E
が投入されると、電源E→起動抵抗R1→制御電源コン
デンサC3→電源Eの閉ループで駆動電流が流れ、制御
電源コンデンサC3が充電される。制御電源コンデンサ
C3の電圧はIV制御集積回路IC2のピン1に印加さ
れ、制御電源コンデンサC3の電圧が上昇し、IV制御
集積回路IC2の動作電圧に達すると、IV制御集積回
路IC2が発振を開始する。この発振によりIV制御集
積回路IC2のピン2からハーフブリッジ式インバータ
回路IVのMOS FETQ2のゲートに高周波数の電
圧が印加されONとなり、ピン4からピン2とほぼ18
0°位相がずれた高周波数の電圧がMOS FETQ3
に印加され、MOS FETQ2とMOS FETQ3
が交互にオン・オフ動作をし、インバータ回路IVが高
周波で発振する。
【0026】これにより、インバータ回路IVは、MO
S FETQ3がONのときは、電源E→予熱電極F1
→始動コンデンサC6→予熱電極F2→カップリングコ
ンデンサC5→バラストチョークT→MOS FETQ
3→検出抵抗R6→電源Eの閉ループで、MOS FE
TQ2がONのときは、カップリングコンデンサC5→
予熱電極F2→始動コンデンサC6→予熱電極F1→M
OS FETQ2→バラストチョークT→カップリング
コンデンサC5の閉ループで電流が交互に流れ、バラス
トチョークT、カップリングコンデンサC5、予熱電極
F2、始動コンデンサC6、予熱電極F1の直列回路に
高周波電流が流れる。このとき、バラストチョークTと
始動コンデンサC6のLC直列共振によって始動コンデ
ンサC6に高周波高電圧が生じ、この高周波高電圧が放
電ランプLAに印加され、放電ランプLAが点灯する。
【0027】また、検出抵抗R6に生じた高周波電圧が
フィードバック回路FBの積分回路INによって平均化
され、この直流電圧が誤差増幅器EAのオペアンプIC
3の反転入力端子に入力されている。そして、電流出力
端子6から抵抗R3に流れる電流は、オペアンプIC3
の出力電圧の変化に応じて変化することにより、IV制
御集積回路IC2の発振周波数が制御される。
【0028】このように、IV制御集積回路IC2の発
振周波数の制御は、積分回路INの出力電圧が、オペア
ンプIC3の非反転入力端子の基準電圧に等しくなるよ
うに、オペアンプIC3の出力電圧が制御されることに
より行われ、放電ランプLAで消費される電力の和であ
る負荷電力が一定に保たれる。
【0029】一方、保護回路NPのカップリングコンデ
ンサ電圧検出回路DTにおいては、カップリングコンデ
ンサC5において発生した電圧が、検出抵抗R16およ
びR17と、定電圧ダイオードDZ2で分圧され、コン
デンサC9によってノイズ除去が行われる。また、放電
ランプLAが予熱期間のときはカップリングコンデンサ
C5の電圧(図1のA)が放電ランプLAが始動、点灯
期間より低く、抵抗R16〜R20、定電圧ダイオード
DZ2の設定により、予熱期間のときはコンパレータI
C4、IC5の出力が低出力L0となるようにし、カッ
プリングコンデンサC5の電圧(図1のA)は放電ラン
プLAの始動、点灯期間では予熱期間より高いので、始
動、点灯期間のときはコンパレータIC4、IC5の出
力は高出力Hiとなるようにしている。
【0030】マスク回路MC1では、コンパレータIC
Iの非反転端子に直流電源Vccを抵抗R31,R32
で分圧された基準値が入力され、反転端子には直流電源
Vccから抵抗R33を介してコンデンサC12に充電
された電荷が入力される。そしてコンデンサC12の電
圧が次第に高くなるが、反転入力端子に入力された電圧
が非反転端子の基準電圧以下のときは高出力Hiであ
り、反転入力端子に入力された電圧が非反転端子の基準
電圧以上のときは低出力Loとなる。このとき、反転入
力端子に入力された電圧が非反転端子の基準電圧以上と
なり、高出力Hiが低出力Loと切り替わるまでの時間T
は放電ランプLAの条件が最も条件の悪いときを想定し
て設定したランプ始動までの時間であり、抵抗R31,
R32、R33、コンデンサC12により設定される。
【0031】そして、この時間Tの間は、コンパレータ
ICIの出力がHiなので、トランジスタ Q7はオンと
なり、IV制御集積回路IC2の異常検出用端子5がシ
ョートされ作動しない。従って、この期間は保護回路N
Pはマスクがかかった状態となる。時間T経過後は、コ
ンパレータICIの出力がLoとなり、トランジスタ Q
7はオフとなり、保護回路NPのマスクが解除される。
【0032】保護回路NPの動作をさらに説明すると、
カップリングコンデンサC5において発生した電圧は、
カップリングコンデンサ電圧検出回路DTで分圧され、
コンパレータIC4、IC5で基準電圧と比較され、放
電ランプLAに異常がある場合、基準電圧の範囲外とな
る。そして、このとき、トランジスタQ6がオフとなっ
てIV制御回路IC2の端子5に発振停止信号が入力さ
れようとするが、マスク回路MC1で設定された時間T
の間は、トランジスタQ7がオンとなりマスクがかって
いるので、IV制御回路IC2の端子5に保護回路NP
からの発振停止信号が入力されず、IV制御回路IC2
の発振が停止せず、スイッチング素子Q2、Q3のスイ
ッチング動作が継続される。そして、T時間後はトラン
ジスタQ7がオフとなりマスクが解除され、IV制御回
路IC2の端子5に保護回路NPからの発振停止信号が
入力できる状態となり、IV制御回路IC2の発振が停
止し、スイッチング素子Q2、Q3のスイッチング動作
が停止される。このように保護回路NPにマスクを一定
時間Tかけることにより正常な放電灯ランプが点灯しな
いのを防止する。
【0033】次に、調光開始制御回路DMの動作につい
て図1、図2により説明する。保護回路NPのカップリ
ングコンデンサ電圧検出回路DTでは、上述のように、
カップリングコンデンサC5において発生した電圧に基
づいて、放電ランプLAが予熱期間のときは、出力が低
出力L0であり、放電ランプLAの始動、点灯期間では
高出力Hiである。従って、図2(a)に示すように放
電ランプLAが予熱期間(t0とt1直前の間)のとき
は、低出力L0のため、トランジスタQ5のベースに電
流が供給されないのでトランジスタQ5はオフとなり、
電源Vccから抵抗R22、R23を介し、コンデンサ
C12が充電される。また、電源Vccから抵抗R2
2、R24を介し、トランジスタQ4のベース電流が供
給されトランジスタQ4がオンとなり、放電ランプLA
に流れる高周波電圧を検出する検出抵抗R6の電圧を積
分する積分回路INがショートされ、積分回路INの出
力はほぼ0となる。このt0からt1直前の期間は調光開
始制御回路DMからの調光信号がマスクされる期間M1
である。
【0034】予熱期間が過ぎ放電ランプLAがt1で始
動すると、カップリングコンデンサ電圧検出回路DTの
出力が高出力Hiとなるので、トランジスタQ5はオン
となり、コンデンサC12が放電されトランジスタQ4
がオフとなり、積分回路INのマスクがコンデンサC1
2、抵抗R23、抵抗R24の時定数により図2(a)
に示すようにフェードしながら徐々に解除される。調光
はt1で下限調光スイープスタートしt2で下限調光が完
了する。その後の下限調光度は誤差増幅回路EAの可変
抵抗R15によりオペアンプIC3の基準電圧を変化さ
せることにより所望の調光度に設定することができる。
図2(b)に示す従来の調光では、調光信号がマスクさ
れる期間M2が長く、彫光開始が遅い。
【0035】なお、図1で示した調光開始制御回路DM
のトランジスタQ5に代えて、図3に示すように、電源
Vccの両極間に直列に接続された抵抗R31,R32
と反転端子が抵抗R21に接続され、非反転端子が抵抗
R31,R32の接続点に接続され、出力が抵抗R2
2,R23の接続点に接続されたコンパレータIC6と
してもよい。この場合は、カップリングコンデンサ電圧
検出回路DTの出力が低出力Loのときは、コンパレー
タIC6の反転端子に抵抗R21を介して入力される電
圧が、非反転端子の基準電圧より小さくなるように設定
することにより、コンパレータIC6の出力がオープン
となる。従って、電源Vccから抵抗R22、R24を
介してトランジスタQ4のベースに電流が供給され、ト
ランジスタQ4がオンとなりマスクがかかる。一方、カ
ップリングコンデンサ電圧検出回路DTの出力が高出力
Hiのときは、コンパレータIC6の反転端子に抵抗R
21を介して入力される電圧が、非反転端子の基準電圧
より大きくなるように設定することにより、コンパレー
タIC6の出力とグランド間が短絡状態となり、トラン
ジスタQ4のベースに電流が供給されず、トランジスタ
Q4がオフとなりマスクが解除され調光スイープが開始
される。
【0036】
【発明の効果】以上のように、この発明によればIV制
御集積回路の発振出力信号でスイッチング素子をオン・
オフして直流電源の電圧を高周波電力に変換するインバ
ータと、このインバータにカップリングコンデンサを介
して接続され、前記インバータからの高周波電力で点灯
する放電ランプと、前記カップリングコンデンサに生じ
る電圧を検出するカップリングコンデンサ電圧検出回路
を有する保護回路と、基準値を設定する基準値設定手段
を有し、前記高周波電力を前記基準値と等しくなるよう
に前記IV制御集積回路を制御する電圧を出力するフィ
ードバック回路と、前記カップリングコンデンサ電圧検
出回路から出力された制御信号に基づいて前記放電ラン
プが始動する直前まで、前記フィードバック回路が作動
しないようにマスクし、前記放電ランプが始動したとき
に前記フィードバック回路のマスクを解除して、調光を
開始させる調光開始制御回路と、を備えたので、簡単な
回路構成により放電ランプが点灯した瞬間に調光を始動
することができる。また、放電ランプの状態の検出を保
護回路と併用したので、部品点数を少なくすることがで
きる。
【0037】また、カップリングコンデンサ電圧検出回
路は、放電ランプが予熱期間には低出力信号を、始動・
点灯期間は高出力信号を出力し、調光開始制御回路は前
記カップリングコンデンサ電圧検出回路からの出力信号
が、低出力のときにフィードバック回路をマスクし、前
記出力信号が高出力のときに前記フィードバック回路の
マスクを解除するので、簡単な回路構成により放電ラン
プが点灯した瞬間に調光を始動することができる。ま
た、放電ランプの状態の検出を保護回路と併用したの
で、部品点数を少なくすることができる
【0038】また、基準値設定手段により前記基準値を
変化させて前記放電ランプを調光するようにしたので、
簡単な回路構成により調光をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態を示す放電灯点灯装置
の回路図である。
【図2】 この発明の実施の形態を示す放電灯点灯装置
の動作を説明する波形図である。
【図3】 この発明の実施の形態を示す放電灯点灯装置
の回路図である。
【図4】 従来の放電灯点灯装置の回路図である。
【符号の説明】
1C2 IV制御集積回路、Q2,Q3 スイッチング
素子、E 直流電源、IV インバータ、C5 カップ
リングコンデンサ、LA 放電ランプ、DTカップリン
グコンデンサ電圧検出回路、NP 保護回路、FB フ
ィードバック回路、DM 調光開始制御回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 次田 和彦 神奈川県鎌倉市大船二丁目14番40号 三菱 電機照明株式会社内 (72)発明者 小林 徹也 神奈川県鎌倉市大船二丁目14番40号 三菱 電機照明株式会社内 (72)発明者 小川 勇 神奈川県鎌倉市大船二丁目14番40号 三菱 電機照明株式会社内 (72)発明者 柴田 浩治 神奈川県鎌倉市大船二丁目14番40号 三菱 電機照明株式会社内 (72)発明者 濱崎 健治 神奈川県鎌倉市大船二丁目14番40号 三菱 電機照明株式会社内 (72)発明者 北村 尚起 神奈川県鎌倉市大船二丁目14番40号 三菱 電機照明株式会社内 Fターム(参考) 3K072 AA02 BA03 BC01 BC05 CB02 DB03 DD04 EA02 EB09 GA03 GB12 GC04 HA06 3K098 CC01 CC40 DD36 EE09

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 IV制御集積回路の発振出力信号でスイ
    ッチング素子をオン・オフして直流電源の電圧を高周波
    電力に変換するインバータと、 このインバータにカップリングコンデンサを介して接続
    され、前記インバータからの高周波電力で点灯する放電
    ランプと、 前記カップリングコンデンサに生じる電圧を検出するカ
    ップリングコンデンサ電圧検出回路を有する保護回路
    と、 基準値を設定する基準値設定手段を有し、前記高周波電
    力を前記基準値と等しくなるように前記IV制御集積回
    路を制御する電圧を出力するフィードバック回路と、 前記カップリングコンデンサ電圧検出回路から出力され
    た制御信号に基づいて前記放電ランプが始動する直前ま
    で、前記フィードバック回路が作動しないようにマスク
    し、前記放電ランプが始動したときに前記フィードバッ
    ク回路のマスクを解除して、調光を開始させる調光開始
    制御回路と、 を備えたことを特徴とする放電灯点灯装置。
  2. 【請求項2】 カップリングコンデンサ電圧検出回路
    は、放電ランプが予熱期間には低出力信号を、始動・点
    灯期間は高出力信号を出力し、調光開始制御回路は前記
    カップリングコンデンサ電圧検出回路からの出力信号
    が、低出力のときにフィードバック回路をマスクし、前
    記出力信号が高出力のときに前記フィードバック回路の
    マスクを解除することを特徴とする請求項1記載の放電
    灯点灯装置。
  3. 【請求項3】 基準値設定手段により前記基準値を変化
    させて前記放電ランプを調光するようにしたことを特徴
    とする請求項1記載の放電灯点灯装置。
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