JP2001284068A - 放電灯点灯装置 - Google Patents

放電灯点灯装置

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JP2001284068A
JP2001284068A JP2000099361A JP2000099361A JP2001284068A JP 2001284068 A JP2001284068 A JP 2001284068A JP 2000099361 A JP2000099361 A JP 2000099361A JP 2000099361 A JP2000099361 A JP 2000099361A JP 2001284068 A JP2001284068 A JP 2001284068A
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voltage
discharge lamp
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frequency limiter
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JP2000099361A
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Shinsuke Funayama
信介 船山
Yoshitaka Igarashi
芳貴 五十嵐
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Mitsubishi Electric Corp
Mitsubishi Electric Lighting Corp
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Mitsubishi Electric Corp
Mitsubishi Electric Lighting Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 何本かの放電灯を非装着状態になっても残り
の放電灯の光出力が他の装置の放電灯の光出力と殆ど差
のない放電灯点灯装置を提供する。 【解決手段】 周波数リミッタ回路21は、誤差増幅器
9からの制御信号の電圧がツェナー電圧を超えたとき定
電圧を発生し、この定電圧を制御信号としてインバータ
駆動回路3に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インバータ回路か
らの高周波電力によって放電灯を点灯させる放電灯点灯
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図11は従来の放電灯点灯装置の構成を
示す回路図であり、図において、1は直流電源、2はパ
ワーMOS・FET等のスイッチング素子2a,2bか
らなるインバータ回路、3はインバータ回路2を駆動す
るインバータ駆動回路、4はインバータ回路2の出力側
に接続された結合コンデンサ、5はチョークコイル5
a、始動コンデンサ5b及び放電灯5cからなる放電灯
負荷回路である。6は電流検出回路で、検出抵抗7と、
抵抗8a及びコンデンサ8bからなる積分回路8(ハイ
パス回路)とから構成され、放電灯負荷回路5に供給さ
れる正味電流を検出する。
【0003】9は誤差増幅器で、10a,10bは誤差
増幅器9での積分用の抵抗及びコンデンサであり、誤差
増幅器9の反転入力端には積分回路8の出力電圧が、ま
た、非反転入力端には基準電圧回路14からの基準電圧
が入力され、この2つの電圧の差が誤差増幅器9で増幅
されて制御信号としてインバータ駆動回路3にフィード
バックされている。前記基準電圧回路14は、基準電圧
用直流電源11と、この直流電圧を分圧する抵抗12,
13とで構成されている。
【0004】次に、前記のように構成された従来の放電
灯点灯装置の動作を説明する。インバータ駆動回路3に
よりインバータ回路2が駆動されると、直流電源1から
供給される直流電流が高周波電流に変換され、放電灯負
荷回路5に供給されて放電灯5cが点灯する。この時、
放電灯負荷回路5には結合コンデンサ4が接続されてい
るため、スイッチング素子2a,2bの交互のオン・オ
フに連動して、検出抵抗7には順方向及び逆方向(回生
方向)に交流電流が流れることになり、この有効成分が
放電灯5cで電力として消費される。
【0005】また、積分回路8が検出抵抗7で検出され
た電流から順方向及び逆方向の電流の和(正味電流)を
検出し、対応する電圧が誤差増幅器9の反転入力端に入
力し、基準電圧回路14の基準電圧と比較される。そし
て、誤差増幅器9により比較された差分の電圧は増幅さ
れると共に、抵抗10a及びコンデンサ10bによって
積分され、制御信号としてインバータ駆動回路3にフィ
ードバックされる。この制御信号によりインバータ回路
2のスイッチング周波数が制御され、放電灯負荷回路5
に供給される高周波電流が調整される。こうして、積分
回路8の出力電圧が基準電圧に等しくなるよう保持され
れば、放電灯5cに供給される電力が一定に保たれる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の放電灯点灯装置は、全ての放電灯5cの電力の
和を一定に保つ制御であるため、何本かの放電灯を非装
着状態にして残りの放電灯5cを点灯させた場合、放電
灯1灯当たりの電力が増加してしまい、このため、放電
灯5cが全て装着されている場合と何本かの放電灯5c
が非装着状態のときとでは、1灯当たりの放電灯5cの
光出力に大きな差が生じてしまっていた。
【0007】本発明は、かかる課題を解決するためにな
されたもので、何本かの放電灯を非装着状態になっても
残りの放電灯の光出力が他の装置の放電灯の光出力と殆
ど差のない放電灯点灯装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
放電灯点灯装置は、直流電源回路と、該直流電源回路か
ら供給される直流を高周波電流に変換するインバータ回
路と、該インバータ回路からの高周波電流により放電灯
を点灯させる放電灯負荷回路と、前記インバータ回路か
ら前記放電灯負荷回路に供給される電流を検出する電流
検出回路と、基準電圧を発生する基準電圧回路と、前記
電流検出回路からの出力と前記基準電圧とに基づいて制
御信号を生成する誤差増幅器と、前記制御信号に基づい
て前記インバータ回路のスイッチング周波数を制御する
インバータ駆動回路とを有し、点灯周波数が前記放電灯
負荷回路の共振周波数よりも高く設定された放電灯点灯
装置であって、前記制御信号の電圧が所定値を超えたと
き前記インバータ回路のスイッチング周波数が所定の周
波数以下にならないよう当該所定値を制御信号として前
記インバータ駆動回路に設定する周波数リミッタ回路を
備えたものである。
【0009】本発明の請求項2に係る放電灯点灯装置
は、前記周波数リミッタ回路は、前記制御信号の電圧が
所定値を超えたとき定電圧を発生し、この定電圧を制御
信号として前記インバータ駆動回路に設定することを要
旨とするものである。
【0010】本発明の請求項3に係る放電灯点灯装置
は、前記周波数リミッタ回路は、電源と、該電源の電圧
を分圧する分圧抵抗と、該分圧抵抗の接続点にカソード
が接続されたダイオードとからなり、前記制御信号の電
圧が分圧抵抗の分圧電圧を超えたとき前記インバータ回
路のスイッチング周波数が所定の周波数以下にならない
よう当該分圧電圧を制御信号として前記インバータ駆動
回路に設定することを要旨とするものである。
【0011】本発明の請求項4に係る放電灯点灯装置
は、前記周波数リミッタ回路の分圧抵抗の一方の抵抗に
並列に抵抗及びスイッチを設け、前記基準電圧回路に基
準電圧を所定電圧まで下げる基準電圧変更回路を設け、
放電灯調光時に該基準電圧変更回路により前記基準電圧
回路の基準電圧を所定電圧まで下げると共に、前記スイ
ッチをオンして前記周波数リミッタ回路の分圧電圧を低
下させることを要旨とするものである。
【0012】本発明の請求項5に係る放電灯点灯装置
は、前記周波数リミッタ回路の分圧抵抗に直列に接続さ
れたスイッチを有し、放電灯始動の間、前記スイッチを
オフ状態にする周波数リミッタ無効回路を備えたもので
ある。
【0013】本発明の請求項6に係る放電灯点灯装置
は、前記放電灯負荷回路に設けられたチョークコイルに
発生する電圧を検出する電圧検出回路と、前記周波数リ
ミッタ回路の分圧抵抗に直列に接続されたスイッチを有
し、前記電圧検出回路の検出電圧が所定の基準電圧より
も低いとき前記スイッチをオンする周波数リミッタ無効
回路とを備えたものである。
【0014】本発明の請求項7に係る放電灯点灯装置
は、前記周波数リミッタ回路に直列に接続されたスイッ
チを有し、放電灯始動の間、前記スイッチをオフ状態に
する周波数リミッタ無効回路を備えたものである。
【0015】本発明の請求項8に係る放電灯点灯装置
は、前記放電灯負荷回路に設けられたチョークコイルに
発生する電圧を検出する電圧検出回路と、前記周波数リ
ミッタ回路に直列に接続されたスイッチを有し、前記電
圧検出回路の検出電圧が所定の基準電圧よりも低いとき
前記スイッチをオンする周波数リミッタ無効回路とを備
えたものである。
【0016】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は本発明の実
施の形態1に係る放電灯点灯装置の構成を示す回路図、
図2は放電灯電流と周波数の相関における下限点灯周波
数の説明図である。なお、図9で説明した従来例と同一
又は相当部分には同じ符号を付し説明を省略する。本実
施の形態1は、放電灯点灯装置に周波数リミッタ回路2
1を備えたものであり、この周波数リミッタ回路21
は、誤差増幅器9とインバータ駆動回路3の接続点にカ
ソードが接続されたツェナーダイオード21aからなっ
ている。ツェナーダイオード21aは、何灯かの放電灯
5cが未接続のときに残りの各放電灯5cがほぼ所定の
電力(光出力)で点灯する周波数が得られるようなツェ
ナー電圧を有したものである。この周波数は下限点灯周
波数bとして、全ての放電灯5cが点灯しているときの
点灯周波数aよりも低く設定されている(図2参照)。
これは、本装置に接続されている放電灯5cの減少によ
って点灯周波数aが低くなって放電灯電流が増加した場
合に、残りの各放電灯5cの定格出力(電力)を超えな
いようにしたものである。
【0017】次に、動作を図2の特性図を参照しながら
説明する。例えば、本装置に接続されている複数の放電
灯5cのうち何れかの放電灯5cがフィラメントの断線
又は取り外された場合、誤差増幅器9の反転入力端に入
力される電圧が減少し、誤差増幅器9の出力電圧が増加
する。この出力電圧が増加した場合は、点灯周波数aが
低くなり、高周波電流が増加して放電灯1灯当たりの電
力が増えるが、その誤差増幅器9の出力電圧がツェナー
ダイオード21aのツェナー電圧を超えていたときは、
ツェナーダイオード21aの定電圧化によりそのツェナ
ー電圧が制御信号としてインバータ駆動回路3に入力
し、下限点灯周波数bでインバータ回路2が駆動され
る。
【0018】以上のように本実施の形態1においては、
本装置に接続されている放電灯5cの減少によって誤差
増幅器9の出力電圧が周波数リミッタ回路21に設定さ
れた定電圧(ツェナー電圧)を超えたとき、そのツェナ
ー電圧による下限点灯周波数bでインバータ回路2を駆
動するようにしたので、本装置に接続された残りの放電
灯5cの光出力が他の装置の放電灯と比べ殆ど差がなく
なり、またその場合、放電灯5cの定格出力を超えるこ
とがないので、放電灯5cの寿命が短くなるということ
がなくなった。
【0019】実施の形態2.図3は本発明の実施の形態
2に係る放電灯点灯装置の構成を示す回路図であり、な
お、図9で説明した従来例と同一又は相当部分には同じ
符号を付し説明を省略する。本実施の形態2は、電源V
と、この電源Vの電圧を分圧する分圧抵抗R1,R2
と、分圧抵抗R1,R2の接続点にカソードが接続さ
れ、アノードが誤差増幅器9とインバータ駆動回路3の
接続点に接続されたダイオードDとからなる周波数リミ
ッタ回路22を備えたものである。
【0020】この周波数リミッタ回路22においては、
分圧抵抗R1,R2によって分圧された電圧V1が抵抗
R2の両端に生じており、放電灯5cの取り外し等によ
ってその電圧V1を超える電圧が誤差増幅器9から出力
されたときは、差分の電圧がダイオードDによって取り
込まれて抵抗R2に発生している電圧V1と等しくなり
制御信号としてインバータ駆動回路3に入力する。この
制御信号は、前述したように下限点灯周波数bをインバ
ータ駆動回路3から発振させるための電圧値である。
【0021】このように、誤差増幅器9からの出力電圧
が周波数リミッタ回路22の抵抗R2の両端に発生して
いる電圧V1を超えたとき、インバータ駆動回路3から
下限点灯周波数bが発振されるようにしたので、本装置
に接続された放電灯5cのうち何灯かの放電灯5cを取
り外しても残りの放電灯5cの光出力が他の装置の放電
灯と比べ殆ど差がなくなり、またその場合、放電灯5c
の定格出力を超えることがないので、放電灯5cの寿命
が短くなるということがなくなった。
【0022】なお、前記実施の形態1では下限点灯周波
数bを固定して説明したが、分圧抵抗R1,R2の分圧
比を可変できるようにして下限点灯周波数bを変更でき
るようにしてもよい。例えば、抵抗R2側を可変抵抗に
してその両端に生じる電圧を任意に設定できるようにす
る。
【0023】実施の形態3.図4は本発明の実施の形態
3に係る放電灯点灯装置の構成を示す回路図であり、な
お、図3で説明した実施の形態2と同一又は相当部分に
は同じ符号を付し説明を省略する。本実施の形態3は、
本装置に何灯か接続されていない残りの放電灯5cを段
調光した場合に他の装置の放電灯と光出力に差が生じな
いようにしたもので、例えば、実施の形態2に示す周波
数リミッタ回路22の抵抗R2に並列に抵抗R3及びス
イッチSW2設けてなる周波数リミッタ回路23と、基
準電圧回路14の分圧抵抗12,13の接続点に接続さ
れた抵抗R4及びスイッチSW1からなる基準電圧変更
回路24とを備えている。
【0024】次に、動作を図5を参照しながら説明す
る。図5は放電灯電流と周波数の相関における全光時の
下限点灯周波数及び調光時の下限点灯周波数の説明図で
ある。放電灯全光時は周波数リミッタ回路23のスイッ
チSW2及び基準電圧変更回路24のスイッチSW1を
オフする。この状態では、図3に示す実施の形態2と同
じであるため、周波数リミッタ回路23の抵抗R2の両
端には電圧V1が生じており、この電圧V1を超える電
圧が誤差増幅器9から出力された場合は、点灯周波数a
より低い下限点灯周波数bでインバータ回路2が駆動さ
れる。
【0025】また、調光時は周波数リミッタ回路23の
スイッチSW2及び基準電圧変更回路24のスイッチS
W1をオフする。この場合、基準電圧回路14の分圧抵
抗12に抵抗R4が並列に接続されて基準電圧が全光時
よりも低くなるので、全光時の点灯周波数aより高い点
灯周波数cでインバータ回路2が駆動され、一方、周波
数リミッタ回路23の抵抗R2に抵抗R3が並列に接続
されて全光時の電圧V1よりも低い電圧がダイオードD
のカソード側に発生するので、調光時に誤差増幅器9の
出力電圧がその電圧を越えた場合は、点灯周波数dでイ
ンバータ回路2が駆動される。
【0026】このように、本装置に何灯か接続されてい
ない残りの放電灯5cを段調光したとき、全光調光時の
点灯周波数cに近い周波数(下限点灯周波数d)でイン
バータ回路2を駆動するようにしたので、調光が行われ
ている他の装置の放電灯とほぼ同じ光出力で点灯するこ
とができるという効果がある。
【0027】実施の形態4.図6は本発明の実施の形態
4に係る放電灯点灯装置の構成を示す回路図、図7は放
電灯始動時の共振電圧と周波数の相関図である。なお、
図3で説明した実施の形態2と同一又は相当部分には同
じ符号を付し説明を省略する。本実施の形態4は、点灯
周波数aと放電灯5cが点灯するのに必要な共振電圧が
得られる周波数が図7に示すような関係にあるとき、放
電灯始動時に十分な始動電圧が与えられる前に周波数リ
ミッタ回路22が働かないように周波数リミッタ無効回
路25を備えたものである。
【0028】この周波数リミッタ無効回路25は、電源
V3と、電源V3に直列に接続された抵抗R5及びコン
デンサCと、非反転入力端がその抵抗R5及びコンデン
サCの接続点に接続され、反転入力端が基準電源V2に
接続され、コンデンサCがV2以上になったとき出力側
をハイレベルに反転するコンパレータCPと、コンパレ
ータCPの出力がハイレベルに反転したときオンするス
イッチSW3とで構成されている。なお、抵抗R5及び
コンデンサCでタイマ回路が形成され、この時間は放電
灯が点灯するまでに要する時間以上である。
【0029】次に、動作を説明する。直流電源1の印加
によりインバータ回路2が駆動すると、周波数リミッタ
無効回路25のコンデンサCが電源V3からの電流によ
って充電される。この充電はコンデンサCがV2以上に
なるまで、即ち、放電灯5cが点灯するまで行われる。
そして、コンデンサCが満充電になったときはコンパレ
ータCPの出力側がローレベルからハイレベルに反転さ
れ、スイッチSW3がオンする。この時、周波数リミッ
タ回路22の抵抗R2に抵抗R1との分圧比による電圧
V1が発生する。この電圧V1は、前述したようにイン
バータ駆動回路3から下限点灯周波数bを発振させるた
めの電圧値である。
【0030】このように、放電灯5cが点灯するまで周
波数リミッタ無効回路25が周波数リミッタ回路22の
動作を抑止するようにしたので、全ての放電灯が接続さ
れていない本装置にあっては放電灯5cが点灯するまで
に下限点灯周波数bが設定されるということがなくな
り、このため、放電灯5cに十分な始動電圧を供給で
き、確実に点灯するようになった。
【0031】実施の形態5.図8は本発明の実施の形態
5に係る放電灯点灯装置の構成を示す回路図である。な
お、図6で説明した実施の形態4と同一又は相当部分に
は同じ符号を付し説明を省略する。本実施の形態5は、
放電灯負荷回路5のチョークコイル5aに発生する電圧
を検出する電圧検出回路26と、この検出電圧が所定電
圧よりも低くなったとき周波数リミッタ回路22を動作
させる周波数リミッタ無効回路27とを備えたものであ
る。
【0032】電圧検出回路26は、チョークコイル5a
に設けられた2次コイルL2とダイオードD1とで構成
され、各放電灯5c毎に設けられている。周波数リミッ
タ無効回路27は、各電圧検出回路26にそれぞれ接続
されたコンデンサC1と、非反転入力端が基準電源V2
に接続され、反転入力端がコンデンサC1側に接続さ
れ、反転入力端に入力された電圧検出回路26の検出電
圧が基準電源V2よりも低くなったとき出力側をローレ
ベルからハイレベルに反転するコンパレータCPと、コ
ンパレータCPの出力がハイレベルに反転したときオン
するスイッチSW3とで構成されている。なお、コンパ
レータCPの出力がハイレベルに反転するタイミングは
放電灯5cが点灯したときである。
【0033】次に、動作を説明する。直流電源1の印加
によりインバータ回路2が駆動すると、放電灯負荷回路
5のチョークコイル5aに高電圧が発生する。この時、
電圧検出回路26の2次コイルL2によって検出され、
コンパレータCPの反転入力端に入力する。コンパレー
タCPは、この検出電圧と基準電源V2と比較し、この
時点では検出電圧の方が高いので出力側をローレベルに
してスイッチSW3のオフ状態を保持する。そして、放
電灯5cの点灯によりチョークコイル5aの電圧が低く
なったときは出力側をローレベルからハイレベルに反転
し、スイッチSW3をオンする。この時、周波数リミッ
タ回路22の抵抗R2に抵抗R1との分圧比による電圧
V1が発生する。この電圧V1は、前述したようにイン
バータ駆動回路3から下限点灯周波数bを発振させるた
めの電圧値である。
【0034】このように、放電灯5cが点灯するまで周
波数リミッタ無効回路27が周波数リミッタ回路22の
動作を抑止するようにしたので、全ての放電灯が接続さ
れていない本装置にあっては放電灯5cが点灯するまで
に下限点灯周波数bが設定されるということがなくな
り、このため、放電灯5cに十分な始動電圧を供給で
き、確実に点灯するようになった。
【0035】実施の形態6.図9は本発明の実施の形態
6に係る放電灯点灯装置の構成を示す回路図である。な
お、図1及び図6で説明した実施の形態1,4と同一又
は相当部分には同じ符号を付し説明を省略する。本実施
の形態6は、周波数リミッタ回路21のツェナーダイオ
ード21aに周波数リミッタ無効回路25のスイッチS
W3を直列に接続したものであり、前記実施の形態4と
同様に周波数リミッタ無効回路25のコンデンサCがV
2以上になるまで、即ち、放電灯5cが点灯するまでコ
ンパレータCPによってスイッチSW3のオフ状態を保
持する。
【0036】このように、放電灯5cが点灯するまで周
波数リミッタ無効回路25が周波数リミッタ回路21の
動作を抑止するようにしたので、全ての放電灯が接続さ
れていない本装置にあっては放電灯5cが点灯するまで
に下限点灯周波数bが設定されるということがなくな
り、このため、放電灯5cに十分な始動電圧を供給で
き、確実に点灯するようになった。
【0037】実施の形態7.図10は本発明の実施の形
態7に係る放電灯点灯装置の構成を示す回路図である。
なお、図1及び図8で説明した実施の形態1,5と同一
又は相当部分には同じ符号を付し説明を省略する。本実
施の形態7は、周波数リミッタ回路21のツェナーダイ
オード21aに電圧検出回路26を有する周波数リミッ
タ無効回路27のスイッチSW3を直列に接続したもの
であり、前記実施の形態5と同様に電圧検出回路26の
検出電圧がコンパレータCPの基準電源V2よりも低く
なるまで、即ち、放電灯5cが点灯するまでスイッチS
W3のオフ状態を保持する。
【0038】このように、放電灯5cが点灯するまで周
波数リミッタ無効回路27が周波数リミッタ回路21の
動作を抑止するようにしたので、全ての放電灯が接続さ
れていない本装置にあっては放電灯5cが点灯するまで
に下限点灯周波数bが設定されるということがなくな
り、このため、放電灯5cに十分な始動電圧を供給で
き、確実に点灯するようになった。
【0039】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1の発明に
よれば、誤差増幅器からの制御信号の電圧が所定値を超
えたときインバータ回路のスイッチング周波数が所定の
周波数以下にならないようその所定値を制御信号として
インバータ駆動回路に設定するようにしたので、本装置
に全ての放電灯が接続されていなくても残りの放電灯の
光出力が他の装置の放電灯と比べ殆ど差がなくなり、ま
たその場合、放電灯の定格出力を超えることがないの
で、放電灯の寿命が短くなるということがなくなった。
【0040】本発明の請求項2の発明によれば、誤差増
幅器からの制御信号の電圧が所定値を超えたとき定電圧
を発生し、この定電圧を制御信号としてインバータ駆動
回路に設定するようにしたので、インバータ回路のスイ
ッチング周波数が所定の周波数以下にならないようにな
り、このため、本装置に全ての放電灯が接続されていな
くても残りの放電灯の光出力が他の装置の放電灯と比べ
殆ど差がなくなり、またその場合、放電灯の定格出力を
超えることがないので、放電灯の寿命が短くなるという
ことがなくなった。
【0041】本発明の請求項3の発明によれば、周波数
リミッタ回路を、電源と、電源の電圧を分圧する分圧抵
抗と、分圧抵抗の接続点にカソードが接続されたダイオ
ードとで構成し、誤差増幅器からの制御信号の電圧が分
圧抵抗の分圧電圧を超えたときインバータ回路のスイッ
チング周波数が所定の周波数以下にならないよう当該分
圧電圧を制御信号としてインバータ駆動回路に設定する
ようにしたので、本装置に全ての放電灯が接続されてい
なくても残りの放電灯の光出力が他の装置の放電灯と比
べ殆ど差がなくなり、またその場合、放電灯の定格出力
を超えることがないので、放電灯の寿命が短くなるとい
うことがなくなった。
【0042】本発明の請求項4の発明によれば、周波数
リミッタ回路の分圧抵抗の一方の抵抗に並列に抵抗及び
スイッチを設け、基準電圧回路に基準電圧を所定電圧ま
で下げる基準電圧変更回路を設け、放電灯調光時にその
基準電圧変更回路により基準電圧を所定電圧まで下げる
と共に、スイッチをオンして周波数リミッタ回路の分圧
電圧を低下させるようにしたので、本装置に全ての放電
灯が接続されていなくても調光が行われている他の装置
の放電灯とほぼ同じ光出力で点灯することができるとい
う効果がある。
【0043】本発明の請求項5の発明によれば、周波数
リミッタ回路の分圧抵抗に直列に接続されたスイッチを
備え、放電灯始動の間、そのスイッチのオフ状態を保持
して周波数リミッタ回路が動作しないようにしたので、
全ての放電灯が接続されていない本装置にあっては放電
灯が点灯するまでに所定の周波数以下で点灯するという
ことがなくなり、このため、放電灯に十分な始動電圧を
供給でき、確実に点灯するようになった。
【0044】本発明の請求項6の発明によれば、放電灯
負荷回路に設けられたチョークコイルに発生する電圧を
検出し、その検出電圧が所定の基準電圧よりも低くなっ
たとき周波数リミッタ回路の分圧抵抗に直列に接続され
たスイッチをオンするようにしたので、全ての放電灯が
接続されていない本装置にあっては放電灯が点灯するま
でに所定の周波数以下で点灯するということがなくな
り、このため、放電灯に十分な始動電圧を供給でき、確
実に点灯するようになった。
【0045】本発明の請求項7の発明によれば、周波数
リミッタ回路に直列に接続されたスイッチを備え、放電
灯始動の間、そのスイッチのオフ状態を保持して周波数
リミッタ回路が動作しないようにしたので、全ての放電
灯が接続されていない本装置にあっては放電灯が点灯す
るまでに所定の周波数以下で点灯するということがなく
なり、このため、放電灯に十分な始動電圧を供給でき、
確実に点灯するようになった。
【0046】本発明の請求項8の発明によれば、放電灯
負荷回路に設けられたチョークコイルに発生する電圧を
検出し、その検出電圧が所定の基準電圧よりも低くなっ
たとき周波数リミッタ回路に直列に接続されたスイッチ
をオンするようにしたので、全ての放電灯が接続されて
いない本装置にあっては放電灯が点灯するまでに所定の
周波数以下で点灯するということがなくなり、このた
め、放電灯に十分な始動電圧を供給でき、確実に点灯す
るようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係る放電灯点灯装置
の構成を示す回路図である。
【図2】 放電灯電流と周波数の相関における下限点灯
周波数の説明図である。
【図3】 本発明の実施の形態2に係る放電灯点灯装置
の構成を示す回路図である。
【図4】 本発明の実施の形態3に係る放電灯点灯装置
の構成を示す回路図である。
【図5】 放電灯電流と周波数の相関における全光時の
下限点灯周波数及び調光時の下限点灯周波数の説明図で
ある。
【図6】 本発明の実施の形態4に係る放電灯点灯装置
の構成を示す回路図である。
【図7】 放電灯始動時の共振電圧と周波数の相関図で
ある。
【図8】 本発明の実施の形態5に係る放電灯点灯装置
の構成を示す回路図である。
【図9】 本発明の実施の形態6に係る放電灯点灯装置
の構成を示す回路図である。
【図10】 本発明の実施の形態7に係る放電灯点灯装
置の構成を示す回路図である。
【図11】 従来の放電灯点灯装置の構成を示す回路図
である。
【符号の説明】
1 直流電源、2 インバータ回路、3 インバータ駆
動回路、4 結合コンデンサ、5 放電灯負荷回路、5
c 放電灯、6 電流検出回路、8 積分回路、9 誤
差増幅器、14 基準電圧回路、21〜23 周波数リ
ミッタ回路、24 基準電圧変更回路、25,27 周
波数リミッタ無効回路、26 電圧検出回路。
フロントページの続き (72)発明者 五十嵐 芳貴 神奈川県鎌倉市大船二丁目14番40号 三菱 電機照明株式会社内 Fターム(参考) 3K072 AA02 AB02 BA03 BC01 DB03 DC08 DD04 EA07 EB07 GA02 GB12 GC04 HA06

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電源回路と、該直流電源回路から供
    給される直流を高周波電流に変換するインバータ回路
    と、該インバータ回路からの高周波電流により放電灯を
    点灯させる放電灯負荷回路と、前記インバータ回路から
    前記放電灯負荷回路に供給される電流を検出する電流検
    出回路と、基準電圧を発生する基準電圧回路と、前記電
    流検出回路からの出力と前記基準電圧とに基づいて制御
    信号を生成する誤差増幅器と、前記制御信号に基づいて
    前記インバータ回路のスイッチング周波数を制御するイ
    ンバータ駆動回路とを有し、点灯周波数が前記放電灯負
    荷回路の共振周波数よりも高く設定された放電灯点灯装
    置であって、 前記制御信号の電圧が所定値を超えたとき前記インバー
    タ回路のスイッチング周波数が所定の周波数以下になら
    ないよう当該所定値を制御信号として前記インバータ駆
    動回路に設定する周波数リミッタ回路を備えたことを特
    徴とする放電灯点灯装置。
  2. 【請求項2】 前記周波数リミッタ回路は、前記制御信
    号の電圧が所定値を超えたとき定電圧を発生し、この定
    電圧を制御信号として前記インバータ駆動回路に設定す
    ることを特徴とする請求項1記載の放電灯点灯装置。
  3. 【請求項3】 前記周波数リミッタ回路は、電源と、該
    電源の電圧を分圧する分圧抵抗と、該分圧抵抗の接続点
    にカソードが接続されたダイオードとからなり、前記制
    御信号の電圧が分圧抵抗の分圧電圧を超えたとき前記イ
    ンバータ回路のスイッチング周波数が所定の周波数以下
    にならないよう当該分圧電圧を制御信号として前記イン
    バータ駆動回路に設定することを特徴とする請求項1記
    載の放電灯点灯装置。
  4. 【請求項4】 前記周波数リミッタ回路の分圧抵抗の一
    方の抵抗に並列に抵抗及びスイッチを設け、前記基準電
    圧回路に基準電圧を所定電圧まで下げる基準電圧変更回
    路を設け、放電灯調光時に該基準電圧変更回路により前
    記基準電圧回路の基準電圧を所定電圧まで下げると共
    に、前記スイッチをオンして前記周波数リミッタ回路の
    分圧電圧を低下させることを特徴とする請求項3記載の
    放電灯点灯装置。
  5. 【請求項5】 前記周波数リミッタ回路の分圧抵抗に直
    列に接続されたスイッチを有し、放電灯始動の間、前記
    スイッチをオフ状態にする周波数リミッタ無効回路を備
    えたことを特徴とする請求項3記載の放電灯点灯装置。
  6. 【請求項6】 前記放電灯負荷回路に設けられたチョー
    クコイルに発生する電圧を検出する電圧検出回路と、前
    記周波数リミッタ回路の分圧抵抗に直列に接続されたス
    イッチを有し、前記電圧検出回路の検出電圧が所定の基
    準電圧よりも低いとき前記スイッチをオンする周波数リ
    ミッタ無効回路とを備えたことを特徴とする請求項3記
    載の放電灯点灯装置。
  7. 【請求項7】 前記周波数リミッタ回路に直列に接続さ
    れたスイッチを有し、放電灯始動の間、前記スイッチを
    オフ状態にする周波数リミッタ無効回路を備えたことを
    特徴とする請求項1又は2の何れかに記載の放電灯点灯
    装置。
  8. 【請求項8】 前記放電灯負荷回路に設けられたチョー
    クコイルに発生する電圧を検出する電圧検出回路と、前
    記周波数リミッタ回路に直列に接続されたスイッチを有
    し、前記電圧検出回路の検出電圧が所定の基準電圧より
    も低いとき前記スイッチをオンする周波数リミッタ無効
    回路とを備えたことを特徴とする請求項2記載の放電灯
    点灯装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100877998B1 (ko) * 2002-07-03 2009-01-12 엘지이노텍 주식회사 티에프티 엘씨디 백라이트용 다채널 인버터

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