JP3769815B2 - 放電灯点灯装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する利用分野】
本発明は、インバータ回路により放電灯を点灯させる放電灯点灯装置に関するものであり、更に詳しくは、そのインバータ回路の制御回路を動作させるための制御電源の生成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のインバータ式の放電灯点灯装置の回路図を図に示す。(第1従来例)これは、主電源としての交流電源ACを整流器DBにより整流して直流電力に変換し、さらに、この直流電力をインバータ部1により高周波電力に変換して、放電灯2に供給している。また、整流器DBの出力から、限流素子としての電流制限抵抗Roを介して平滑コンデンサC6を充電し、ツェナーダイオードZD2よりなる定電圧素子により所定の直流電圧を生成して、インバータ制御回路3に供給している。しかし、このような方式では、インバータ制御回路3の動作電源は常に電流制限抵抗Roを介して供給されるため、電流制限抵抗Roでの消費電力の面で大きく不利である、という第1の問題点が生じてしまう。
【0003】
上記第1の問題点を解決する手段として、特開平7ー57887号公報に示したものがあり、その基本回路構成図を図に示す。(第2従来例)
主電源としての交流電源ACを整流器DBにより整流して直流電力に変換し、さらに、この直流電力をインバータ部1により高周波電力に変換して放電灯2に供給している。また、整流器DBの出力から、限流素子としての電流制限抵抗Roとスイッチング素子SWとを介して平滑コンデンサC6を充電し、ツェナーダイオードZD2からなる定電圧素子により所定の直流電圧を生成して、インバータ制御回路3の制御電源としてインバータ制御回路3に供給している。また、インバータ部1の発振開始後に、チョークコイルの2次巻線などから得られる電圧は、ダイオードD4を介して平滑コンデンサC6に充電され、インバータ制御回路3の制御電源としてインバータ制御回路3に供給される。スイッチング素子の開閉は電源制御回路7により制御される。
【0004】
の回路の動作を図に示す。交流電源ACの投入後、まず、スイッチング素子はオンする。これにより、制御電源電圧Vccは電流制限抵抗Roを介して立ち上がり、電圧V2まで上昇する。制御電源電圧Vccが電圧V2まで上昇した後、スイッチング素子SWがオフし、制御電源電圧Vccは低下していく。このとき、時刻t1でインバータ部1が動作を開始した場合、インバータ部1よりダイオードD4を介して制御電源用の電流が供給され、制御電源電圧Vccは最大値Vtまで上昇する。この最大値VtはツェナーダイオードZD2のツェナー電圧となる。図5では、インバータ部1の動作開始を時刻t1としたが、これよりも前に動作を開始したのならば、その時点よりダイオードD4を介して電流が供給され、制御電源電圧Vccが立ち上がる。
【0005】
制御電源電圧Vccが電圧V2より高い期間は、スイッチング素子SWはオフ状態を維持する。時刻t2で消灯制御信号を入力した場合、インバータ部1は動作を停止し、ダイオードD4からの電流は停止し、制御電源電圧Vccはインバータ制御回路3の消費により低下し、電圧V1に達する。電圧V1に達すると、スイッチング素子SWは再びオンし、これにより、制御電源電圧Vccは上昇し、電圧V2となるまでオンし、電圧V2となるとスイッチング素子SWはオフする。それ以降、制御電源電圧Vccは電圧V2と電圧V1との間で制御される。ここで、電圧V1はインバータ制御回路3の動作が正常に行われる電圧であり、この電圧V1以上であれば、インバータ部1も問題なく、動作を開始できる。以上のように制御することで、待機時の制御電源電圧Vccを低く制御でき、且つ電流制限抵抗Roでの電力損失を低減することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記第2従来例では、交流電源ACから整流器DB、電流制限抵抗Roを介してインバータ制御回路3へと供給される電流を遮断する為のスイッチング素子SWと、スイッチング素子SWをオンオフ制御する電源制御回路7とが必要であるため、装置の大型化を招いてしまう、という第2の問題点が生じる。
【0007】
本発明は上記問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、低電力損失で効率良く、且つ確実に制御電源を供給可能で、小型化可能な放電灯点灯装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
主電源から供給される電圧を交流の高周波電圧に変換して放電灯に供給するインバータ部と、前記インバータ部の発振動作を制御するインバータ制御回路と、前記インバータ制御回路の制御電源を前記主電源から得るための第1の電源手段と、前記インバータ制御回路の制御電源を前記インバータ部の発振動作による出力電圧から得るための第2の電源手段とを備える放電灯点灯装置において、前記第1の電源手段は、前記主電源からの電流を限流する限流素子を有するものであると共に、前記第2の電源手段は、前記インバータ部からの電流を限流する限流素子を有し、前記第2の電源手段から得られる前記インバータ制御回路の制御電源は、前記インバータ制御回路を動作するのに充分な電圧値を有すると共に、前記放電灯の予熱時の放電灯電圧と前記放電灯の定常点灯時の放電灯電圧と等しい電圧値にすることにより第2の電源手段への出力電圧を一定にすることを特徴とする放電灯点灯装置。
【0011】
請求項記載の発明によれば、インバータ部は、交流電源電圧を直流電圧に変換して出力する電源回路と、少なくとも第1のスイッチング素子を有し、直流電圧を交流の高周波電圧に変換して放電灯に供給するインバータ回路とで構成されることを特徴とする。
【0012】
請求項記載の発明によれば、インバータ回路は、2つの2次巻線を有し、一方の2次巻線の両端電圧は放電灯に供給し、他方の2次巻線の両端電圧はインバータ制御回路の制御電源として供給するものであることを特徴とする。
【0013】
請求項記載の発明によれば、電源回路は、少なくとも第2のスイッチング素子を含んでなる降圧チョッパ回路であることを特徴とする。
【0014】
請求項記載の発明によれば、電源回路は、少なくとも第2のスイッチング素子を含んでなる昇降圧チョッパ回路であることを特徴とする。
【0015】
請求項記載の発明によれば、第1のスイッチング素子と第2のスイッチング素子とは同一であることを特徴とする。
【0016】
請求項記載の発明によれば、インバータ回路は、ハーフブリッジ式インバータであることを特徴とする。
【0017】
【実施の形態】
(実施の形態1)
本発明に係る第1の実施の形態の回路図を図1に示す。
【0018】
図6に示した第1従来例と異なる点は、インバータ部1の発振開始後に、インバータ部1からダイオードD4と限流素子としての電流制限抵抗R1とを介して平滑コンデンサC6を充電し、制御電源電圧Vccを得る様に構成したことであり、その他の第1従来例と同一構成には同一符号を符すことにより説明を省略する。
【0019】
次に、図2を用いて本回路の動作を簡単に説明する。
図2は、放電灯2の両端電圧(以下、ランプ電圧と呼ぶ。)VLaの周波数特性を示すものであり、図中の実線は、放電灯2の点灯時におけるランプ電圧VLa1の周波数特性を示し、図中の一点鎖線は、放電灯2の不点灯時もしくは無負荷時におけるランプ電圧VLa2の周波数特性を示す。放電灯2の予熱−始動−点灯の動作は以下の様に行われる。
(1)インバータ部1の発振開始周波数が予熱周波数f2である場合。
【0020】
インバータ部1の発振周波数fが予熱周波数f2となると、ランプ電圧VLaは図中の一点鎖線上のb点になり、VLa=V11となる。そして、発振周波数fを連続的あるいは不連続的に低下して、ランプ電圧VLaを放電開始電圧V12へと昇圧する。VLa=V12になると放電灯2は始動を開始するため、放電灯2のランプインピーダンスが低下し、ランプ電圧VLaの周波数特性は、図中の一点鎖線から実線へと移行する。更に、発振周波数fを連続的あるいは不連続的に点灯周波数f1まで低下すると、ランプ電圧VLaは図中の実線上のa点になり、VLa=V11となり、放電灯2は定常点灯状態になる。
【0021】
このように、インバータ部1が発振を開始する電圧、すなわち放電灯2の予熱時のランプ電圧VLaと、放電灯2の定常点灯時のランプ電圧VLaとを略一定(ここではVLa=V11)にすることにより、インバータ部1から出力される電圧も、放電灯2の予熱時と定常点灯時とで略一定になる。
【0022】
また、主電源としての交流電源ACが投入されると、整流器DBの出力から電流制限抵抗Roを介して平滑コンデンサC6を充電し、ツェナーダイオードZD2によりなる定電圧素子により所定の直流電圧を生成して、インバータ制御回路3の制御電源電圧Vccとして供給される。インバータ制御回路3が動作することによりインバータ部1が発振を開始すると、インバータ部1からダイオードD4と電流制限抵抗R1とを介して平滑コンデンサC6を充電し、ツェナーダイオードZD2によりなる定電圧素子により所定の直流電圧を生成して、インバータ制御回路3の制御電源電圧Vccとして供給される。
【0023】
ここで、インバータ制御回路3が動作可能な制御電源電圧Vccの最低値が、図2に示す電圧V11であれば、図2の一点鎖線上のb点及び実線上のa点に示す様に、放電灯2の予熱時及び定常点灯時において、インバータ部1からダイオードD4と電流制限抵抗R1とを介して供給される電圧のみでインバータ制御回路3を動作させることができる。その為、放電灯2の予熱−始動−点灯の全ての状態において、整流器DBの出力から電流制限抵抗Roを介してインバータ制御回路3に供給する電力は、インバータ部1を起動させるのに充分な電力であればよく、従来と比べて電流制限抵抗Roに流れる電流は略等しいので、電流制限抵抗Roの値を大きくして電流制限抵抗Roでの損失を低減することができ、電流制限抵抗Roの小型化が可能となる。
【0024】
なお、インバータ部1の出力電圧は、例えば図示しないトランスの2次巻線の両端に発生する電圧としてもよく、この場合、トランスの巻線比やインバータ部1の発振周波数などを制御することにより2次巻線の両端に発生する電圧を任意に設定可能である。
【0025】
(2)インバータ部1の発振開始周波数が予熱周波数f2より高い周波数f3である場合。
【0026】
周波数f3でのインバータ部1の出力電圧の大小によって、インバータ制御回路3を動作させるのに充分な制御電源電圧Vccが得られる場合と得られない場合とが存在する。ここで、前者の場合の制御電源電圧Vccを電圧Vcc1、後者の場合の制御電源電圧Vccを電圧Vcc2とする。
【0027】
まず、Vcc=Vcc1の場合、周波数f3では、図中の一点鎖線上のc点に示す様にランプ電圧VLaは電圧Vcc1よりも大きく、インバータ部1の出力電圧からインバータ制御回路3を動作させるのに充分な制御電源電圧Vccが得られる。このランプ電圧VLaと電圧Vcc1との差電圧が、つまり、インバータ部1の出力、例えばトランスの2次巻線の両端に余分に発生している電圧であり、この差電圧分だけ電流制限抵抗R1で電圧降下が生じて電流制限抵抗R1でのロスが発生する。そして、放電灯2が定常点灯状態へと移行すると(図中の実線上のa点)、ランプ電圧VLaと電圧Vcc1との差電圧が更に大きくなり、電流制限抵抗R1でのロスが更に大きくなってしまう。
【0028】
一方、Vcc=Vcc2の場合、周波数f3では、図中の一点鎖線上のc点に示す様に、ランプ電圧VLaは電圧Vcc2よりも小さく、インバータ部1からはインバータ制御回路3を動作させるのに充分な制御電源電圧Vccが得られない。その為、整流器DBの出力から電流制限抵抗Roを介して平滑コンデンサC6を充電することによって、インバータ制御回路3を動作させるのに充分な制御電源電圧Vccを確保することになり、電流制限抵抗Roでのロスが大きくなってしまう。そして、放電灯2が定常点灯状態へと移行すると(図中の実線上のa点)、このときのランプ電圧VLa(=V11)と電圧Vcc2との差電圧が、つまり、インバータ部1の出力、例えばトランスの2次巻線の両端に余分に発生している電圧であり、この差電圧分だけ電流制限抵抗R1で電圧降下が生じて電流制限抵抗R1でのロスが発生する。なお、電圧V11と電圧Vcc2との大きさが略一定であれば、放電灯2の定常点灯時における電流制限抵抗R1でのロスは最小にすることができる。
【0029】
(3)インバータ部1の発振開始周波数が予熱周波数f2より低い周波数f4である場合。
【0030】
周波数f4でのインバータ部1の出力電圧の大小によって、インバータ制御回路3を動作させるのに充分な制御電源電圧Vccが得られる場合と得られない場合とが存在する。ここで、前者の場合の制御電源電圧Vccを電圧Vcc3、後者の場合の制御電源電圧Vccを電圧Vcc4とする。
【0031】
まず、Vcc=Vcc3の場合、周波数f4では、図中の一点鎖線上のd点に示す様に、ランプ電圧VLaは電圧Vcc3よりも大きく、インバータ部1の出力電圧からインバータ制御回路3を動作させるのに充分な制御電源電圧Vccが得られる。このランプ電圧VLaと電圧Vcc3との差電圧が、つまり、インバータ部1の出力、例えばトランスの2次巻線の両端に余分に発生している電圧であり、この差電圧分だけ電流制限抵抗R1で電圧降下が生じて電流制限抵抗R1でのロスが発生する。なお、電圧Vcc3が図中の一点鎖線上のd点に示す値に近づくほど、電流制限抵抗R1でのロスは減少する。そして、放電灯2が定常点灯状態へと移行すると(図中の実線上のa点)、ランプ電圧VLaは電圧Vcc3よりも小さく、インバータ部1からはインバータ制御回路3を動作させるのに充分な制御電源電圧Vccが得られない。その為、整流器DBの出力から電流制限抵抗Roを介して平滑コンデンサC6を充電することによって、インバータ制御回路3を動作させるのに充分な制御電源電圧Vccを確保することになり、電流制限抵抗Roでのロスが大きくなってしまう。なお、電圧V11と電圧Vcc3との大きさが略一定であれば、インバータ部1の定常点灯時における電流制限抵抗R1でのロスを最小にすることができ、インバータ部1の出力電圧によってインバータ制御回路3が動作するのに充分な制御電源電圧Vccを得ることができる。
【0032】
一方、Vcc=Vcc4の場合、周波数f4では、図中の一点鎖線上のd点に示す様に、ランプ電圧VLaは電圧Vcc4よりも小さく、インバータ部1からはインバータ制御回路3を動作させるのに充分な制御電源電圧Vccが得られない。その為、整流器DBの出力から電流制限抵抗Roを介して平滑コンデンサC6を充電することによって、インバータ制御回路3を動作させるのに充分な制御電源電圧Vccを確保することになり、且つ従来と比べて電流制限抵抗Roに流れる電流は略等しいので、電流制限抵抗Roの値を小さくしなければならず、電流制限抵抗Roでのロスが大きくなってしまう。そして、放電灯2が定常点灯状態へと移行すると(図中の実線上のa点)、ランプ電圧VLaは電圧Vcc4よりも更に小さくなり、インバータ部1からはインバータ制御回路3を動作させるのに充分な制御電源電圧Vccが得られない。その為、整流器DBの出力から電流制限抵抗Roを介して平滑コンデンサC6を充電することによって、インバータ制御回路3を動作させるのに充分な制御電源電圧Vccを確保することになり、且つ電流制限抵抗Roの値を更に小さくしなければならないので、電流制限抵抗Roでのロスが更に大きくなってしまい、電流制限抵抗Roの大型化を招いてしまう。
【0033】
以上(1)〜(3)で述べた様に、インバータ部1の発振開始周波数が予熱周波数f2より高い周波数であっても低い周波数であっても、電流制限抵抗Roあるいは電流制限抵抗R1でのロスが増加することになるので、インバータ部1の発振開始周波数が、図中の一点鎖線上のb点を示す予熱周波数f2近傍であれば、つまり、放電灯2の予熱時と定常点灯時でのランプ電圧VLaが略一定であれば、最も効率よく制御電源電圧Vccを確保することができる。
【0034】
(実施の形態2)
本発明に係る第2の実施の形態の回路図を図3に示す。
【0035】
本回路は、図1の回路図に示すインバータ部1の具体的構成の一例を示したものであり、その他の第1の実施の形態と同一構成には同一符号を付すことにより説明を省略する。
【0036】
本回路は、インバータ回路INVで入力電流高調波歪を低く抑えることができると共に、電源回路としての降圧チョッパ回路POWで電源投入時での突入電流を低く抑えることができるものであり、且つ第1のスイッチング素子(以下、スイッチング素子と呼ぶ。)Q2を含んでなるインバータ回路INVと第2のスイッチング素子(以下、スイッチング素子と呼ぶ。)Q2を含んでなる降圧チョッパ回路POWとで、スイッチング素子Q2を共用化していることにより、装置の小型化及び低コスト化を実現可能としているものである。
【0037】
次に、インバータ部1の回路構成を簡単に説明する。
整流器DBの直流出力端子の両端には、コンデンサC1とダイオードD3とからなる直列回路が並列に接続されており、ダイオードD3の両端にはコンデンサC5が並列接続されている。コンデンサC1の両端にはスイッチング素子Q1とスイッチング素子Q2とからなる直列回路が並列に接続されており、スイッチング素子Q1とスイッチング素子Q2との各々の両端には、ダイオードD1とダイオードD2との各々が逆極性方向に並列接続されている。更にコンデンサC1の両端には、インダクタL1と平滑コンデンサC4とダイオードD5とからなる直列回路が並列接続されており、ダイオードD5は平滑コンデンサC4の充電電流を阻止する方向に接続されている。そして、平滑コンデンサC4及びダイオードD5の接点とスイッチング素子Q1及びスイッチング素子Q2の接点との間には、平滑コンデンサC4の充電電流を流す方向にダイオードD6が接続されている。スイッチング素子Q1及びスイッチング素子Q2の接点とダイオードD3のカソード側端子との間には、カップリング用コンデンサC2(以下、コンデンサC2と呼ぶ。)とトランスT1の1次巻線n1との直列回路が接続されている。トランスT1は2つの2次巻線n2,n3を有しており、2次巻線n2の両端には、共振用インダクタL2を介して放電灯2が並列接続されている。放電灯2の非電源側端子間には、放電灯2のフィラメント予熱用及び共振用コンデンサC3が並列接続されている。また、2次巻線n3の一端はダイオードD3のアノード側端子に接続し、2次巻線n3の他端はダイオードD4のアノード側端子に接続している。
【0038】
そして、スイッチング素子Q1とスイッチング素子Q2を交互に高周波でオンオフすることにより、共振用インダクタL2とコンデンサC3とからなる共振系を介して放電灯2に高周波電圧を供給する。なお、スイッチング素子Q1,Q2はインバータ制御回路3により駆動される。インバータ制御回路3の制御電源電圧Vccは、交流電源AC投入直後には、整流器DBの出力より電流制限抵抗Roを介して平滑コンデンサC6が充電されることにより所定の値を得、インバータ部1の発振後は、トランスT1の2次巻線n3の両端に発生する2次電圧より、ダイオードD4と電流制限抵抗R1とを介して平滑コンデンサC6が充電されることにより所定の値を得る。
【0039】
以下に、入力電流高調波歪を低減する動作について説明する。
(1)まずスイッチング素子Q1がオンすると、平滑コンデンサC4→インダクタL1→スイッチング素子Q1→コンデンサC2→トランスT1の1次巻線n1→コンデンサC5→ダイオードD5→平滑コンデンサC4の経路で電流が流れ、この電流によりコンデンサC5が充電され、コンデンサC5の両端電圧Vc5が上昇していく。そして、整流器DBの出力電圧VDBとコンデンサC5の両端電圧Vc5との和が、平滑コンデンサC4からインバータ回路INVに供給される電圧V1を越えた瞬間から、交流電源AC→整流器DB→スイッチング素子Q1→コンデンサC2→トランスT1の1次巻線n1→整流器DB→交流電源ACの経路でも電流が流れ、これが整流器DBからの入力電流となる。この入力電流が流れる期間は交流電源ACの電源電圧の大きさに略比例して変化するので、入力電流は交流電源ACに比例した正弦波状のものとなり、入力電流高調波歪が低減できる。
【0040】
(2)次にスイッチング素子Q1がオフ、スイッチング素子Q2がオンすると、最初はインバータ回路INVの回生モードにより、トランスT1の1次巻線n1→コンデンサC5→ダイオードD2→コンデンサC2→トランスT1の1次巻線n1の経路で電流が流れ、やがて反転して、コンデンサC2を電源としてコンデンサC2→スイッチング素子Q2→コンデンサC5→トランスT1の1次巻線n1→コンデンサC2の経路で電流が流れ、この電流によりコンデンサC5の両端電圧Vc5は低下していく。
【0041】
(3)次にスイッチング素子Q2がオフすると、しばらくはインバータ回路INVの回生モードとなり、トランスT1の1次巻線n1→コンデンサC2→ダイオードD1→コンデンサC1→コンデンサC5→トランスT1の1次巻線n1の経路で電流が流れ、コンデンサC5の両端電圧Vc5は低下し続ける。コンデンサC5の電荷が完全に放電すると、コンデンサC5を介さず、ダイオードD3を介して電流が流れる。やがて反転して上記(1)で示した動作に戻る。
【0042】
この様な動作を繰り返し、インバータ回路INVは入力電流高調波抑制動作を行うと共に、高周波発振動作を行う。また、降圧チョッパ回路POWは定常時の電圧V1を低下する、出力の低周波(例えば商用周波)のリップルを低減するなどの目的で用いられる。
【0043】
次に、インバータ制御回路3の制御電源電圧Vccを得ることに関する動作について説明する。
【0044】
インバータ制御回路3の最低動作電圧は、整流器DBの出力から電流制限抵抗Roを介して平滑コンデンサC6を充電することにより得ることができる。また、インバータ部1の発振開始時に、すなわち放電灯2が予熱時に、トランスT1の2次巻線n2及び2次巻線n3の各々の両端に発生する電圧は、1次巻線n1と2次巻線n2と2次巻線n3との巻数比によって決まる。この2次巻線n3の両端に発生する電圧を、図2中の一点鎖線上のb点に示す電圧値近傍になるように、1次巻線n1と2次巻線n2と2次巻線n3との巻数比と、インバータ部1の発振周波数とを決定する。この発振周波数は、放電灯2のフィラメントを充分に予熱可能な予熱電流を流す程度の値である。
【0045】
交流電源AC投入直後は、電流制限抵抗Roを介して平滑コンデンサC6を充電して、インバータ制御回路3が動作するのに充分な制御電源電圧Vccを確保し、インバータ制御回路3が動作を開始する。インバータ制御回路3の動作開始によって、スイッチング素子Q1,Q2が高周波で交互にオンオフを繰返し、つまりインバータ部1の発振動作を行い、トランスT1の1次巻線n1の両端に交流電圧を発生する。この交流電圧によって共振用インダクタL2とコンデンサC3とからなる共振回路には、図2中の一点鎖線上に示す電圧が発生する。図2中の一点鎖線のb点に示す電圧が、図2中の実線上のa点に示す電圧と略一定になるように設定してあるので、放電灯2の予熱時において、トランスT1の2次巻線n2と2次巻線n3との各々の両端には、放電灯2の定常点灯時に発生する電圧と同程度の電圧が発生する。トランスT1の2次巻線n3に発生する電圧をダイオードD4で整流し、電流制限抵抗R1で限流して平滑コンデンサC6を充電し、インバータ制御回路3の制御電源電圧Vccを得る。
【0046】
その後、インバータ部1の発振周波数を徐々に連続的にあるいは不連続的に低下していき、つまり放電灯2を予熱から始動へと移行し、VLa=V12となると放電灯2が放電を開始して点灯し、図2中の実線に示す特性へと変化する。このとき、共振用インダクタL2とコンデンサC3とによる共振作用によって一時的にトランスT1の2次巻線n2の両端電圧が大きくなるため、トランスT1の2次巻線n3の両端電圧も大きくなるので、一時的に電流制限抵抗R1でのロスが増えるが、放電灯2の点灯後は、図2中の実線に示すa点の定常点灯状態までインバータ部1の発振周波数を変化させるので、放電灯2の定常点灯時における電流制限抵抗R1でのロスは大きくはならない。放電灯2の点灯後は、図2中の実線に示すa点近傍でインバータ部1の発振周波数が維持される為、2次巻線n3の両端からインバータ制御回路3を動作するのに充分な制御電源電圧Vccを得ることができる。
【0047】
以上、上記第1、第2の実施の形態に示した様に構成したことにより、電流制限抵抗Roは、インバータ制御回路3の動作を開始するのに充分なだけの電圧を平滑コンデンサC6で得られる程度の値を有するものであればよく、放電灯2の予熱時及び定常点灯時での電流制限抵抗Roでのロスを低減することができ、電流制限抵抗Roの小型化を図ることができる。更に、放電灯2の予熱時及び定常点灯時でのランプ電圧VLaを互いに略一定にしているので、電流制限抵抗R1は、インバータ制御回路3を動作させるのに充分な程度を有するものであればよく、放電灯2の予熱時及び定常点灯時での電流制限抵抗R1でのロスを低減することができ、電流制限抵抗R1の小型化を図ることができる。また、放電灯2の定常点灯後において、放電灯2のはずし時及びエミレス時などの異常状態になっても、インバータ部1の発振周波数を予熱周波数f2に維持することにより、インバータ制御回路3が動作するのに十分な制御電源電圧Vccを維持し続けることができ、放電灯2の再装着時の放電灯2の予熱−始動−点灯がスムーズに行うことができる。
【0048】
なお、上記第2の実施の形態において、共振用インダクタL2あるいはコンデンサC3はトランスT1の1次巻線n1側であってもよく、コンデンサC3は放電灯2の非電源側ではなく電源側にあってもよく、トランスT1にリーケージトランスを用いて共振用インダクタL2の代わりとする構成であってもよい。更に、スイッチング素子Q1,Q2にはバイポーラトランジスタを用いたが、電解効果トランジスタやIGBTなどの他のスイッチング素子を用いてもよく、電解効果トランジスタやIGBTを用いると、ダイオードD1とダイオードD2とを省略することができる。また、放電灯2は何灯あっても構わない。更にまた、電源回路POWとしては降圧チョッパ回路の他に、電解トランジスタを含んでなる完全平滑回路であっても、部分平滑回路であってもよく、インバータ回路INVには、所謂ハーフブリッジ式インバータを用いたが、所謂フルブリッジ式インバータであっても1石式インバータあっても、他の方式であってもよい。
【0049】
上記第1、第2の実施の形態において、電流制限抵抗Roと電流制限抵抗R1とは、例えばサーミスタなどの他のインピーダンス素子を用いてもよく、ツェナーダイオードZD2は定電圧を得ることができるものであれば、例えば3端子レギュレータなどの他の素子及び他の構成を用いてもよく、インバータ制御回路3の一部あるいは全部にICを用いることにより、インバータ制御回路3での消費電力が更に低減されるので、電流制限抵抗Ro及び電流制限抵抗R1の値を更に大きくすることができ、電流制限抵抗Ro及び電流制限抵抗R1を更に小型化することができ、回路効率を向上することができる。
【0050】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、予熱−始動−点灯モードの移行過程において不要な電力を抑えることが可能で、低電力損失で効率良く確実に制御電源を供給可能で、小型化可能な放電灯点灯装置を提供できる。
【0051】
請求項及び請求項に記載の発明によれば、入力電流高潮波歪を低く抑えることが可能であると共に、予熱−始動−点灯モードの移行過程において不要な電力を抑えることが可能で、低電力損失で効率良く確実に制御電源を供給可能で、小型化可能な放電灯点灯装置を提供できる。
【0052】
請求項から請求項に記載の発明によれば、入力電流高潮波歪を低く抑えることが可能で、電源投入時での突入電流を低く抑えることが可能であると共に、予熱−始動−点灯モードの移行過程において不要な電力を抑えることが可能で、低電力損失で効率良く確実に制御電源を供給可能で、小型化可能な放電灯点灯装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施の形態を示す回路図である。
【図2】本発明に係るランプ電圧の周波数特性を示す特性図である。
【図3】本発明に係る第2実施の形態を示す回路図である。
【図4】本発明に係る第2従来例を示す回路図である。
【図5】上記従来例に係る動作波形を示す図である。
【図6】本発明に係る第1従来例を示す回路図である。
【符号の説明】
INV インバータ回路
n 巻線
POW 電源回路
Q スイッチング素子
Vcc 制御電源
1 インバータ部
2 放電灯
3 インバータ制御回路

Claims (7)

  1. 主電源から供給される電圧を交流の高周波電圧に変換して放電灯に供給するインバータ部と、前記インバータ部の発振動作を制御するインバータ制御回路と、前記インバータ制御回路の制御電源を前記主電源から得るための第1の電源手段と、前記インバータ制御回路の制御電源を前記インバータ部の発振動作による出力電圧から得るための第2の電源手段とを備える放電灯点灯装置において、前記第1の電源手段は、前記主電源からの電流を限流する限流素子を有するものであると共に、前記第2の電源手段は、前記インバータ部からの電流を限流する限流素子を有し、前記第2の電源手段から得られる前記インバータ制御回路の制御電源は、前記インバータ制御回路を動作するのに充分な電圧値を有すると共に、前記放電灯の予熱時の放電灯電圧と前記放電灯の定常点灯時の放
    電灯電圧と等しい電圧値にすることにより第2の電源手段への出力電圧を一定にすることを特徴とする放電灯点灯装置。
  2. 前記インバータ部は、交流電源電圧を直流電圧に変換して出力する電源回路と、少なくとも第1のスイッチング素子を有し、前記直流電圧を交流の高周波電圧に変換して前記放電灯に供給するインバータ回路とで構成されることを特徴とする請求項1記載の放電灯点灯装置。
  3. 前記インバータ回路は、2つの2次巻線を有すると共に、一方の前記2次巻線の両端電圧は前記放電灯に供給し、他方の前記2次巻線の両端電圧は前記インバータ制御回路の制御電源として供給するものであることを特徴とする請求項1または請求項2記載の放電灯点灯装置。
  4. 前記電源回路は、少なくとも第2のスイッチング素子を含んでなる降圧チョッパ回路であることを特徴とする請求項2記載の放電灯点灯装置。
  5. 前記電源回路は、少なくとも第2のスイッチング素子を含んでなる昇降圧チョッパ回路であることを特徴とする請求項2記載の放電灯点灯装置。
  6. 前記第1のスイッチング素子と前記第2のスイッチング素子とは同一であることを特徴とする請求項4または請求項5記載の放電灯点灯装置。
  7. 前記インバータ回路は、ハーフブリッジ式インバータであることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の放電灯点灯装置。
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