JP2006108117A - 放電灯点灯装置 - Google Patents

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Hiroaki Nishikawa
弘明 西川
Kazuhiko Tsugita
和彦 次田
Tetsuya Kobayashi
徹也 小林
Isamu Ogawa
勇 小川
Koji Shibata
浩治 柴田
Kenji Hamazaki
健治 濱崎
Naoki Kitamura
尚起 北村
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Abstract

【課題】簡単な回路構成により放電ランプが点灯した瞬間に調光を始動できる放電灯点灯装置を提供する。
【解決手段】スイッチング素子Q2、Q3をオン・オフして直流電源Eの電圧を高周波電力に変換するインバータIVと、このインバータIVにカップリングコンデンサC5を介して接続され、高周波電力で点灯する放電ランプLAと、カップリングコンデンサC5に生じる電圧を検出するカップリングコンデンサ電圧検出回路DTを有する保護回路NPと、高周波電力を基準値と等しくなるようにIV制御集積回路IC2を制御する電圧を出力するフィードバック回路FBと、カップリングコンデンサ電圧検出回路DTから出力された制御信号に基づいて放電ランプLAが始動する直前まで、フィードバック回路FBが作動しないようにマスクし、放電ランプLAが始動したときにマスクを解除して、調光を開始させる調光開始制御回路DMとを備える。
【選択図】図1

Description

この発明は、インバータによる高周波電力で放電ランプを点灯させる放電灯点灯装置に係わり、詳しくは放電ランプの調光始動をスムーズに行う放電灯点灯装置に関する。
図4は例えば特開2000−30887号公報に示された従来の放電灯点灯装置の回路図である。図において、Eは直流電源、IVは直流電圧を高周波電圧に変換するインバータ、LAは予熱電極F1、F2を有する放電ランプ、Tは放電ランプLAの放電ランプ電流を制限するバラストチョーク、C5はバラストチョークTと予熱電極F2の間に接続されたカップリングコンデンサ、C6は放電ランプLAの両端に接続された始動コンデンサである。FBは発振周波数を制御することにより、出力を設定された値に維持するフィードバック回路である。
インバータIVは、スイッチング素子であるMOS FETQ2、Q3、直流電源Eに接続された起動抵抗R1、起動抵抗R1とアース間に接続された制御電源コンデンサC3、制御用コンデンサC3の電圧を安定させる定電圧ダイオードDZ、インバータIVを制御するIV制御集積回路IC2から構成され、MOS FETQ2は、ドレインが直流電源に接続されソースがMOS FETQ3のドレインに接続され、ゲートがIV制御集積回路IC2のピン2に接続されている。MOS FETQ3は、ソースが検出抵抗R6を介して直流電源Eに接続され、ゲートがIV制御集積回路IC2のピン4に接続されている。
フィードバック回路FBは、IV制御集積回路IC2の電圧出力端子6から流出する電流を決める抵抗R2とR3と電流入出力端子7に接続されたコンデンサC4と、放電ランプLAに流れる高周波電圧を検出する検出抵抗R6、検出抵抗R6で検出された高周波電圧を平均化し、抵抗R5とコンデンサC8からなる積分回路IN、抵抗R1とコンデンサC3の接続点と電源Eの負極の間に直列に接続された抵抗R9、可変抵抗R15の接続点からの基準電圧が非反転入力端子に接続され、積分回路IN及びIV制御集積回路IC2の電流出力端子6に直列に接続された抵抗3、ダイオードD5、コンデンサC2が反転入力端子に接続され、積分回路INの出力電圧を基準電圧に等しくなるようにするオペアンプIC3からなる誤差増幅器EA、フィードバック回路FBをマスクするマスク回路MCから構成される。
マスク回路(ミラー積分回路)MCは、積分回路INの出力部にコレクタが接続され、電源Eの負極にエミッタが接続されたトランジスタQ8と、トランジスタQ8のベースにエミッタが接続され、コレクタが抵抗R14を介してIV制御集積回路IC2の電流出力端子6に接続されたトランジスタQ6と、トランジスタQ6のベースと電源Eの負極の間に接続されたダイオードD12と、トランジスタQ6のベースとエミッタの間に接続されたコンデンサ12からなる。
次に動作について説明する。インバータ回路IVにおいては、直流電源Eが投入されると、電源E→起動抵抗R1→制御電源コンデンサC3→電源Eの閉ループで駆動電流が流れ、制御電源コンデンサC3が充電される。制御電源コンデンサC3の電圧はIV制御集積回路IC2のピン1に印加され、制御電源コンデンサC3の電圧が上昇し、IV制御集積回路IC2の動作電圧に達すると、IV制御集積回路IC2が発振を開始する。この発振によりIV制御集積回路IC2のピン2からインバータ回路IVのMOS FETQ2のゲートに高周波数の電圧が印加されONとなり、ピン4からピン2とほぼ180°位相がずれた高周波数の電圧がMOS FETQ3に印加され、MOS FETQ2とMOS FETQ3が交互にオン・オフ動作をし、インバータ回路IVが高周波で発振する。そして、バラストチョークT、カップリングコンデンサC5、予熱電極F2、始動コンデンサC6、予熱電極F1の直列回路に高周波電流が流れ、バラストチョークTと始動コンデンサC6のLC直列共振によって始動コンデンサC6に高周波高電圧が生じ、この高周波高電圧が放電ランプLAに印加され、放電ランプLAが点灯する。
一方、このとき、検出抵抗R6に生じた高周波電圧がフィードバック回路FBの積分回路INによって平均化され、この直流電圧が誤差増幅器EAのオペアンプIC3の反転入力端子に入力されている。そして、電流出力端子6から抵抗R3に流れる電流は、オペアンプIC3の出力電圧の変化に応じて変化することにより、IV制御集積回路IC2の発振周波数が制御される。
このように、IV制御集積回路IC2の発振周波数の制御は、積分回路INの出力電圧が、オペアンプIC3の非反転入力端子の基準電圧に等しくなるように、オペアンプIC3の出力電圧が制御されることにより行われ、放電ランプLAで消費される電力の和である負荷電力が一定に保たれる。
一方、放電ランプLAが点灯する直前、検出抵抗R6には高周波電圧が生じており、この電圧のピーク値がランプ点灯時のピーク値より大きくなろうとする場合、特にオペアンプIC3の基準電圧が比較的低く設定されているとフィードバック回路FBの負荷電力が一定保持機能により、フィードバック回路FBの応答が速いため、検出抵抗R6の高周波電圧のピーク値に達する前にフィードバック回路FBの負荷電力一定機能が動作し、低い電圧で保持される可能性が高く、放電ランプLAが点灯するのに必要な共振に達せず、放電ランプLAが点灯しない場合がある。
このとき、マスク回路MCは、電源Eの投入から放電ランプLAが点灯するのに十分な時間、積分回路INの出力をショートすることにより、点灯の前に積分回路INの出力がオペアンプIC3の基準電圧に達し、IV制御集積回路IC2の発振周波数が固定されないようにする。すなわち、電源Eが投入されると、電流は制御電源コンデンサC3→IV制御集積回路IC2の電流出力端子6→抵抗R14→コンデンサC12→トランジスタQ6のベース・エミッタ→トランジスタQ8のベース・エミッタ→制御電源コンデンサC3の閉ループで流れ、トランジスタQ8がONするとともに、コンデンサC12が充電される。
そして、この閉ループ電流が徐々に減少し、これに伴いIV制御集積回路IC2の発振周波数が低くなり、バラストチョークTと始動コンデンサC6のLC直列共振電圧が高まり、放電ランプLAが点灯する。コンデンサC12がチャージアップされると、トランジスタQ8がOFFし、マスク回路MCのマスク機能が解除される。
このようにマスク回路MCは、入力された電流を一定時間出力するコンデンサC12及び抵抗R14からなるタイマーと、このタイマーから出力された電流により駆動されるトランジスタQ6と、このトランジスタQ6の駆動により駆動され、積分回路の出力を一定時間ショートするトランジスタQ8により、所望の時間フィードバック回路FBにマスクをかるので、図2(b)に示すように調光はマスク時間M2後に行われる。
しかしながら、上記の従来の放電灯点灯装置では、放電ランプLAが放電ランプのバラツキや使用環境による最悪条件下でも放電ランプLAが確実に安定するように予熱、始動及び点灯の時間を算出し、一定時間フィードバック回路FBが働かないように、マスク回路MCでマスクをかけていた。そのため放電ランプLAが点灯してもマスクをかかっているため調光を開始できないという問題があった。
この発明は上記の問題を解決するためになされたもので、簡単な回路構成により放電ランプが点灯した瞬間に調光を始動できる放電灯点灯装置を提供することを目的とする。
この発明に係る放電灯点灯装置は、IV制御集積回路の発振出力信号でスイッチング素子をオン・オフして直流電源の電圧を高周波電力に変換するインバータと、このインバータにカップリングコンデンサを介して接続され、前記インバータからの高周波電力で点灯する放電ランプと、前記カップリングコンデンサに生じる電圧を検出するカップリングコンデンサ電圧検出回路を有する保護回路と、基準値を設定する基準値設定手段を有し、前記高周波電力を前記基準値と等しくなるように前記IV制御集積回路を制御する電圧を出力するフィードバック回路と、前記カップリングコンデンサ電圧検出回路から出力された制御信号に基づいて前記放電ランプが始動する直前まで、前記フィードバック回路が作動しないようにマスクし、前記放電ランプが始動したときに前記フィードバック回路のマスクを解除して、調光を開始させる調光開始制御回路と、を備える。
また、カップリングコンデンサ電圧検出回路は、放電ランプが予熱期間には低出力信号を、始動・点灯期間は高出力信号を出力し、調光開始制御回路は前記カップリングコンデンサ電圧検出回路からの出力信号が、低出力のときにフィードバック回路をマスクし、前記出力信号が高出力のときに前記フィードバック回路のマスクを解除するものである。
また、基準値設定手段により前記基準値を変化させて前記放電ランプを調光するようにしたものである。
この発明によれば、IV制御集積回路の発振出力信号でスイッチング素子をオン・オフして直流電源の電圧を高周波電力に変換するインバータと、このインバータにカップリングコンデンサを介して接続され、前記インバータからの高周波電力で点灯する放電ランプと、前記カップリングコンデンサに生じる電圧を検出するカップリングコンデンサ電圧検出回路を有する保護回路と、基準値を設定する基準値設定手段を有し、前記高周波電力を前記基準値と等しくなるように前記IV制御集積回路を制御する電圧を出力するフィードバック回路と、前記カップリングコンデンサ電圧検出回路から出力された制御信号に基づいて前記放電ランプが始動する直前まで、前記フィードバック回路が作動しないようにマスクし、前記放電ランプが始動したときに前記フィードバック回路のマスクを解除して、調光を開始させる調光開始制御回路と、を備えたので、簡単な回路構成により放電ランプが点灯した瞬間に調光を始動することができる。また、放電ランプの状態の検出を保護回路と併用したので、部品点数を少なくすることができる。
また、カップリングコンデンサ電圧検出回路は、放電ランプが予熱期間には低出力信号を、始動・点灯期間は高出力信号を出力し、調光開始制御回路は前記カップリングコンデンサ電圧検出回路からの出力信号が、低出力のときにフィードバック回路をマスクし、前記出力信号が高出力のときに前記フィードバック回路のマスクを解除するので、簡単な回路構成により放電ランプが点灯した瞬間に調光を始動することができる。また、放電ランプの状態の検出を保護回路と併用したので、部品点数を少なくすることができる
また、基準値設定手段により前記基準値を変化させて前記放電ランプを調光するようにしたので、簡単な回路構成により調光をすることができる。
図1はこの発明の実施の形態を示す放電灯点灯装置の回路図、図2は動作を説明する波形図である。図1において、Eは直流電源、IVは直流電圧を高周波電圧に変換するインバータ、LAは予熱電極F1、F2を有する放電ランプ、Tは放電ランプLAの放電ランプ電流を制限するバラストチョーク、C5はバラストチョークTと予熱電極F2の間に接続されたカップリングコンデンサ、C6は放電ランプLAの両端に接続された始動コンデンサである。FBは発振周波数を制御することにより、出力を設定された値に維持するフィードバック回路、NPは放電ランプLAの異常を検出しインバータ回路IVの動作を停止させる保護回路、DMは調光開始を制御する調光開始制御回路である。
インバータIVは、スイッチング素子であるMOS FETQ2、Q3、直流電源Eに接続された起動抵抗R1、起動抵抗R1とアース間に接続された制御電源コンデンサC3、制御用コンデンサC3の電圧を安定させる定電圧ダイオードDZ、インバータIVを制御するIV制御集積回路IC2から構成され、MOS FETQ2は、ドレインが直流電源に接続されソースがMOS FETQ3のドレインに接続され、ゲートがIV制御集積回路IC2のピン2に接続されている。MOS FETQ3は、ソースが検出抵抗R6を介して直流電源Eに接続され、ゲートがIV制御集積回路IC2のピン4に接続されている。
フィードバック回路FBは、IV制御集積回路IC2の電圧出力端子6から流出する電流を決める抵抗R2とR3と電流入出力端子7に接続されたコンデンサC4と、放電ランプLAに流れる高周波電圧を検出する検出抵抗R6、検出抵抗R6で検出された高周波電圧を平均化し、抵抗R5とコンデンサC8からなる積分回路IN、抵抗R1とコンデンサC3の接続点と電源Eの負極の間に直列に接続された分圧抵抗R9、可変抵抗R15の接続点からの基準電圧が非反転入力端子に接続され、積分回路IN及びIV制御集積回路IC2の電流出力端子6に直列に接続された抵抗3、ダイオードD5、コンデンサC2が反転入力端子に接続され、積分回路INの出力電圧を基準電圧に等しくなるようにするオペアンプIC3からなる誤差増幅器EAから構成される。
保護回路NPは、カップリングコンデンサC5の電圧を検出するカップリングコンデンサ電圧検出回路DT、カップリングコンデンサ電圧検出回路DTの出力を抵抗R27を介してベースに接続され、コレクタ端子がダイオードD7を介してIV制御回路IC2の端子5に接続されたトランジスタQ6、IV制御回路IC2の端子5と直流電源Eの負極問に並列に接続された電圧の分圧をする抵抗R25と外部高周波ノイズ除去用のコンデンサC30、トランジスタQ6のコレクタ端子とエッミッタ端子に接続され放電ランプLAの最悪条件下でのランプ始動時間を算出し保護回路をマスクするマスク回路MC1から構成される。
カップリングコンデンサ電圧検出回路DTは、カップリングコンデンサC5の両端の電圧を分圧する検出抵抗R16およびR17、定電圧ダイオードDZ2、ノイズ除去用コンデンサC9、コンデンサC9と電源Vccの間に接続されたダイオードD6、電源Vccの直流電圧を抵抗R18、R19、R20で分圧した2つの基準電圧の内、高いしきい値の電圧は抵抗R18および抵抗R19の接点の電圧で非反転入力端子に入力され、コンデンサC9とダイオードD6の接続点からの検出電圧が反転入力端子に入力されたコンパレータIC4、低いしきい値の電圧は抵抗R19および抵抗R20の接点の電圧で反転入力端子に入力され、電圧検出部からの検出電圧が反転入力端子に入力されたコンパレータIC5から構成される。
マスク回路MC1は、トランジスタQ6のコレクタ端子とエッミッタ端子に、コレクタ端子とエッミッタ端子が各々接続されるとともに、コレクタが電源Vccに抵抗R35を介して接続されたトランジスタQ7、電源Vccの電圧を抵抗R31、R32で分圧した基準電圧が非反転入力端子に入力され、直流電源Vccの両極間に直列に接続された抵抗R33とコンデンサC12の接続点からの検出電圧が反転入力端子に入力され、出力が抵抗R34を介してトランジスタQ7のベースに接続されたコンパレータIC1から構成される。
調光開始制御回路DMは、電源Vccの両極に直列に接続された抵抗R22、R23及びコンデンサC12、カップリングコンデンサ電圧検出回路DTのコンパレータIC4とIC5の両出力端子が抵抗R21を介してベースに接続され、コレクタが抵抗R22と抵抗R23の接続点に接続され、エミッタが負極に接続されたトランジスタQ5と、ベースが抵抗R22と抵抗R23の接続点に抵抗R24を介して接続され、コレクタが積分回路INの出力に接続されたトラジスタQ4と、コンパレータIC4とIC5の両出力端子と電源の負極間に接続されたノイズ除去用のコンデンサC10から構成される。
次に動作につき図1、図2により説明する。図2(a)は本実施の形態の放電灯点灯装置の動作波形図、図2(b)は従来の放電灯点灯装置の動作波形図である。
インバータ回路IVにおいては、直流電源Eが投入されると、電源E→起動抵抗R1→制御電源コンデンサC3→電源Eの閉ループで駆動電流が流れ、制御電源コンデンサC3が充電される。制御電源コンデンサC3の電圧はIV制御集積回路IC2のピン1に印加され、制御電源コンデンサC3の電圧が上昇し、IV制御集積回路IC2の動作電圧に達すると、IV制御集積回路IC2が発振を開始する。この発振によりIV制御集積回路IC2のピン2からハーフブリッジ式インバータ回路IVのMOS FETQ2のゲートに高周波数の電圧が印加されONとなり、ピン4からピン2とほぼ180°位相がずれた高周波数の電圧がMOS FETQ3に印加され、MOS FETQ2とMOS FETQ3が交互にオン・オフ動作をし、インバータ回路IVが高周波で発振する。
これにより、インバータ回路IVは、MOS FETQ3がONのときは、電源E→予熱電極F1→始動コンデンサC6→予熱電極F2→カップリングコンデンサC5→バラストチョークT→MOS FETQ3→検出抵抗R6→電源Eの閉ループで、MOS FETQ2がONのときは、カップリングコンデンサC5→予熱電極F2→始動コンデンサC6→予熱電極F1→MOS FETQ2→バラストチョークT→カップリングコンデンサC5の閉ループで電流が交互に流れ、バラストチョークT、カップリングコンデンサC5、予熱電極F2、始動コンデンサC6、予熱電極F1の直列回路に高周波電流が流れる。
このとき、バラストチョークTと始動コンデンサC6のLC直列共振によって始動コンデンサC6に高周波高電圧が生じ、この高周波高電圧が放電ランプLAに印加され、放電ランプLAが点灯する。
また、検出抵抗R6に生じた高周波電圧がフィードバック回路FBの積分回路INによって平均化され、この直流電圧が誤差増幅器EAのオペアンプIC3の反転入力端子に入力されている。そして、電流出力端子6から抵抗R3に流れる電流は、オペアンプIC3の出力電圧の変化に応じて変化することにより、IV制御集積回路IC2の発振周波数が制御される。
このように、IV制御集積回路IC2の発振周波数の制御は、積分回路INの出力電圧が、オペアンプIC3の非反転入力端子の基準電圧に等しくなるように、オペアンプIC3の出力電圧が制御されることにより行われ、放電ランプLAで消費される電力の和である負荷電力が一定に保たれる。
一方、保護回路NPのカップリングコンデンサ電圧検出回路DTにおいては、カップリングコンデンサC5において発生した電圧が、検出抵抗R16およびR17と、定電圧ダイオードDZ2で分圧され、コンデンサC9によってノイズ除去が行われる。また、放電ランプLAが予熱期間のときはカップリングコンデンサC5の電圧(図1のA)が放電ランプLAが始動、点灯期間より低く、抵抗R16〜R20、定電圧ダイオードDZ2の設定により、予熱期間のときはコンパレータIC4、IC5の出力が低出力L0となるようにし、カップリングコンデンサC5の電圧(図1のA)は放電ランプLAの始動、点灯期間では予熱期間より高いので、始動、点灯期間のときはコンパレータIC4、IC5の出力は高出力Hiとなるようにしている。
マスク回路MC1では、コンパレータICIの非反転端子に直流電源Vccを抵抗R31、R32で分圧された基準値が入力され、反転端子には直流電源Vccから抵抗R33を介してコンデンサC12に充電された電荷が入力される。
そしてコンデンサC12の電圧が次第に高くなるが、反転入力端子に入力された電圧が非反転端子の基準電圧以下のときは高出力Hiであり、反転入力端子に入力された電圧が非反転端子の基準電圧以上のときは低出力Loとなる。
このとき、反転入力端子に入力された電圧が非反転端子の基準電圧以上となり、高出力Hiが低出力Loと切り替わるまでの時間Tは放電ランプLAの条件が最も条件の悪いときを想定して設定したランプ始動までの時間であり、抵抗R31、R32、R33、コンデンサC12により設定される。
そして、この時間Tの間は、コンパレータIC1の出力がHiなので、トランジスタ Q7はオンとなり、IV制御集積回路IC2の異常検出用端子5がショートされ作動しない。従って、この期間は保護回路NPはマスクがかかった状態となる。時間T経過後は、コンパレータIC1の出力がLoとなり、トランジスタ Q7はオフとなり、保護回路NPのマスクが解除される。
保護回路NPの動作をさらに説明すると、カップリングコンデンサC5において発生した電圧は、カップリングコンデンサ電圧検出回路DTで分圧され、コンパレータIC4、IC5で基準電圧と比較され、放電ランプLAに異常がある場合、基準電圧の範囲外となる。そして、このとき、トランジスタQ6がオフとなってIV制御回路IC2の端子5に発振停止信号が入力されようとするが、マスク回路MC1で設定された時間Tの間は、トランジスタQ7がオンとなりマスクがかっているので、IV制御回路IC2の端子5に保護回路NPからの発振停止信号が入力されず、IV制御回路IC2の発振が停止せず、スイッチング素子Q2、Q3のスイッチング動作が継続される。そして、T時間後はトランジスタQ7がオフとなりマスクが解除され、IV制御回路IC2の端子5に保護回路NPからの発振停止信号が入力できる状態となり、IV制御回路IC2の発振が停止し、スイッチング素子Q2、Q3のスイッチング動作が停止される。
このように保護回路NPにマスクを一定時間Tかけることにより正常な放電ランプが点灯しないのを防止する。
次に、調光開始制御回路DMの動作について図1、図2により説明する。
保護回路NPのカップリングコンデンサ電圧検出回路DTでは、上述のように、カップリングコンデンサC5において発生した電圧に基づいて、放電ランプLAが予熱期間のときは、出力が低出力L0であり、放電ランプLAの始動、点灯期間では高出力Hiである。従って、図2(a)に示すように放電ランプLAが予熱期間(t0とt1直前の間)のときは、低出力L0のため、トランジスタQ5のベースに電流が供給されないのでトランジスタQ5はオフとなり、電源Vccから抵抗R22、R23を介し、コンデンサC12が充電される。また、電源Vccから抵抗R22、R24を介し、トランジスタQ4のベース電流が供給されトランジスタQ4がオンとなり、放電ランプLAに流れる高周波電圧を検出する検出抵抗R6の電圧を積分する積分回路INがショートされ、積分回路INの出力はほぼ0となる。このt0からt1直前の期間は調光開始制御回路DMからの調光信号がマスクされる期間M1である。
予熱期間が過ぎ放電ランプLAがt1で始動すると、カップリングコンデンサ電圧検出回路DTの出力が高出力Hiとなるので、トランジスタQ5はオンとなり、コンデンサC12が放電されトランジスタQ4がオフとなり、積分回路INのマスクがコンデンサC12、抵抗R23、抵抗R24の時定数により図2(a)に示すようにフェードしながら徐々に解除される。調光はt1で下限調光スイープスタートしt2で下限調光が完了する。その後の下限調光度は誤差増幅回路EAの可変抵抗R15によりオペアンプIC3の基準電圧を変化させることにより所望の調光度に設定することができる。
図2(b)に示す従来の調光では、調光信号がマスクされる期間M2が長く、調光開始が遅い。
なお、図1で示した調光開始制御回路DMのトランジスタQ5に代えて、図3に示すように、電源Vccの両極間に直列に接続された抵抗R31、R32と反転端子が抵抗R21に接続され、非反転端子が抵抗R31、R32の接続点に接続され、出力が抵抗R22、R23の接続点に接続されたコンパレータIC6としてもよい。
この場合は、カップリングコンデンサ電圧検出回路DTの出力が低出力Loのときは、コンパレータIC6の反転端子に抵抗R21を介して入力される電圧が、非反転端子の基準電圧より小さくなるように設定することにより、コンパレータIC6の出力がオープンとなる。従って、電源Vccから抵抗R22、R24を介してトランジスタQ4のベースに電流が供給され、トランジスタQ4がオンとなりマスクがかかる。
一方、カップリングコンデンサ電圧検出回路DTの出力が高出力Hiのときは、コンパレータIC6の反転端子に抵抗R21を介して入力される電圧が、非反転端子の基準電圧より大きくなるように設定することにより、コンパレータIC6の出力とグランド間が短絡状態となり、トランジスタQ4のベースに電流が供給されず、トランジスタQ4がオフとなりマスクが解除され調光スイープが開始される。
この発明の実施の形態を示す放電灯点灯装置の回路図である。 この発明の実施の形態を示す放電灯点灯装置の動作を説明する波形図である。 この発明の実施の形態を示す放電灯点灯装置の回路図である。 従来の放電灯点灯装置の回路図である。
符号の説明
1C2 IV制御集積回路、Q2、Q3 スイッチング素子、E 直流電源、IV インバータ、C5 カップリングコンデンサ、LA 放電ランプ、DT カップリングコンデンサ電圧検出回路、NP 保護回路、FB フィードバック回路、DM 調光開始制御回路。

Claims (3)

  1. IV制御集積回路の発振出力信号でスイッチング素子をオン・オフして直流電源の電圧を高周波電力に変換するインバータと、
    このインバータにカップリングコンデンサを介して接続され、前記インバータからの高周波電力で点灯する放電ランプと、
    前記カップリングコンデンサに生じる電圧を検出するカップリングコンデンサ電圧検出回路を有する保護回路と、
    基準値を設定する基準値設定手段を有し、前記高周波電力を前記基準値と等しくなるように前記IV制御集積回路を制御する電圧を出力するフィードバック回路と、
    前記カップリングコンデンサ電圧検出回路から出力された制御信号に基づいて前記放電ランプが始動する直前まで、前記フィードバック回路が作動しないようにマスクし、前記放電ランプが始動したときに前記フィードバック回路のマスクを解除して、調光を開始させる調光開始制御回路と、
    を備えたことを特徴とする放電灯点灯装置。
  2. カップリングコンデンサ電圧検出回路は、放電ランプが予熱期間には低出力信号を、始動・点灯期間は高出力信号を出力し、調光開始制御回路は前記カップリングコンデンサ電圧検出回路からの出力信号が、低出力のときにフィードバック回路をマスクし、前記出力信号が高出力のときに前記フィードバック回路のマスクを解除することを特徴とする請求項1記載の放電灯点灯装置。
  3. 基準値設定手段により前記基準値を変化させて前記放電ランプを調光するようにしたことを特徴とする請求項1記載の放電灯点灯装置。
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