JP4555875B2 - 通信装置 - Google Patents

通信装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4555875B2
JP4555875B2 JP2008142664A JP2008142664A JP4555875B2 JP 4555875 B2 JP4555875 B2 JP 4555875B2 JP 2008142664 A JP2008142664 A JP 2008142664A JP 2008142664 A JP2008142664 A JP 2008142664A JP 4555875 B2 JP4555875 B2 JP 4555875B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
communication
antenna
radio waves
distance
vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008142664A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009290688A (ja
Inventor
徹 山崎
勇次 杉本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Soken Inc
Original Assignee
Denso Corp
Nippon Soken Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp, Nippon Soken Inc filed Critical Denso Corp
Priority to JP2008142664A priority Critical patent/JP4555875B2/ja
Priority to US12/457,059 priority patent/US8035561B2/en
Publication of JP2009290688A publication Critical patent/JP2009290688A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4555875B2 publication Critical patent/JP4555875B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q1/00Details of, or arrangements associated with, antennas
    • H01Q1/27Adaptation for use in or on movable bodies
    • H01Q1/32Adaptation for use in or on road or rail vehicles
    • H01Q1/3208Adaptation for use in or on road or rail vehicles characterised by the application wherein the antenna is used
    • H01Q1/3233Adaptation for use in or on road or rail vehicles characterised by the application wherein the antenna is used particular used as part of a sensor or in a security system, e.g. for automotive radar, navigation systems
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q25/00Antennas or antenna systems providing at least two radiating patterns
    • H01Q25/001Crossed polarisation dual antennas
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q3/00Arrangements for changing or varying the orientation or the shape of the directional pattern of the waves radiated from an antenna or antenna system
    • H01Q3/24Arrangements for changing or varying the orientation or the shape of the directional pattern of the waves radiated from an antenna or antenna system varying the orientation by switching energy from one active radiating element to another, e.g. for beam switching

Description

本発明は、他の通信装置との間で通信を行う通信装置に関する。
従来、車両の搭載される通信装置において、複数のアンテナのそれぞれで電波を受信し、通信品質がよいアンテナによる電波を採用するダイバーシチアンテナの技術が広く知られている。
また、単独のアンテナを有する通信装置において、アンテナの指向性に特徴を持たせることによって通信品質を向上させる技術も開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−314071号公報
しかしながら、ダイバーシチアンテナの技術では、複数の受信機が必要となるので、受信機構成が大型化するという問題点がある。また、特許文献1に記載の技術では、受信機は1つであるので、受信機構成が大型化する問題点は解決することができるが、アンテナの指向性が一定であるため、都心において路面やビル等による電波の反射を原因とするマルチパスの影響を受けて受信電力にディップ点(著しく受信電力が落ち込む地点)を生じると、通信が中断してしまうという問題点がある。
そこで、上記問題点を鑑み、車両の搭載される通信装置において、受信機を大型化させることなく、ディップ点の影響を受け難くすることができるようにすることを本発明の目的とする。
かかる目的を達成するために成された請求項1に記載の通信装置において、切替制御手段は、相対距離監視手段によって監視された相対距離が、垂直偏波アンテナにより電波を送受信する際に存在するディップ点が現れる距離よりも大きな値に設定された距離閾値以上であれば、切替手段に垂直偏波アンテナを選択させ、距離閾値未満であれば、切替手段に水平偏波アンテナを選択させる。
ここで、垂直偏波アンテナを介して送受信される電波(以下、「垂直偏波電波」という。)は、水平偏波アンテナを介して送受信される電波(以下、「水平偏波電波」という。)と比較して、大地の影響による減衰が少ないため電波の飛距離が長いという特徴がある。しかしながら、垂直偏波電波は、水平偏波電波と比較して、建物等によって電波が反射されるマルチパスの影響を受けやすく、この影響によるディップ点が現れるという特徴もある。なお、ディップ点とは、通信距離が変化したときに、通信電波の信号レベルが急激に落ち込み、通信が不可能になる虞がある地点をいう。
ディップ点においては、垂直偏波電波の信号レベルが低下し、通信が不可能になる虞があるが、このとき水平偏波電波を利用すれば、通信可能な信号レベルが確保できる可能性が高い。ただし、通信相手との距離が大きくなれば、垂直偏波電波のほうが通信可能な信号レベルが確保できる可能性が高い。
そこで、本発明では、ディップ点が発生する距離においてはディップ点の影響を避けるために水平偏波電波を利用し、ディップ点が発生する距離よりも大きな値に設定された閾値以上の距離においては、電波の飛距離を稼ぐために垂直偏波電波を利用する。従って、このような通信装置によれば、複数の通信手段(受信機)を配置する必要がないので装置を大型化させることがない。また、ディップ点の影響を受け難くすることができる
なお、ディップ点が現れる距離は、通信電波の周波数によって依存するため、予め実験的または理論的に測定しておけばよい。また、本発明において「偏波面が地表面に対して略垂直(略水平)となるよう電波を送受信する」とは、送受信される電波が「垂直偏波電波」(「水平偏波電波」)としての上記特徴を有するように電波を送受信することを意味する。
また、請求項1に記載の通信装置において、通信手段は、請求項2に記載のようにUHF帯の電波を送受信することによって通信を実現するよう構成されていてもよい。
このような通信装置によれば、ディップ点の発生距離において水平偏波電波を利用すれば確実に通信可能な信号レベルを確保することができる。
さらに、請求項1または請求項2に記載の通信装置においては、請求項3に記載のように、当該通信装置が搭載された車両の現在地を検出する現在地検出手段と、通信手段を介して通信相手の位置の情報を取得する位置情報取得手段と、を備え、相対距離監視手段は、現在地と通信相手の位置とに基づいて相対距離を演算するようにしてもよい。
このような通信装置によれば、電波強度等によって相対距離を演算する構成と比較して、高精度に相対距離を演算することができる。よって、ディップ点の発生距離において適切に利用するアンテナを選択することができるので、確実に通信可能な信号レベルを確保することができる。
次に、請求項4に記載のプログラムは、請求項1〜請求項3の何れかに記載の各手段としての機能をコンピュータにて実現するためのプログラムであることを特徴としている。
このようなプログラムによれば、少なくとも請求項1の構成による効果と同様の効果を享受することができる。
以下に本発明にかかる実施の形態を図面と共に説明する。なお、実施の形態は、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採りうる。
図1は本発明が適用された車車間通信装置1(通信装置)の概略構成を示すブロック図である。車車間通信装置1は、例えば乗用車等の車両に搭載される装置であって、他の車両に搭載され通信相手となる車車間通信装置との間で位置情報等を交換する通信を行い、他の車両の位置や衝突の可能性を乗員に報知することによって、車両同士が衝突することを回避させる機能を有する装置である。なお、車車間通信装置1は、道路近傍に配置され他の車両の位置を検出する機能を有する路側装置との間で通信を行う路車間通信装置として構成されていてもよい。
車車間通信装置1は、図1に示すように、制御部11(通信手段)、アンテナ切替部12(切替手段)、垂直偏波アンテナ13、水平偏波アンテナ14、GPS受信機15(現在地検出手段)、GPSアンテナ16、ナビゲーション装置21、速度センサ22、およびジャイロ23等を備えて構成されている。
垂直偏波アンテナ13は、偏波面が地表に対して略垂直となるように電波を送受信するアンテナであり、水平偏波アンテナ14は、偏波面が地表に対して略水平となるように電波を送受信するアンテナである。そして、アンテナ切替部12は、垂直偏波アンテナ13および水平偏波アンテナ14のうちの何れを介して電波を送受信するかを選択する切替経路(切替スイッチ)として構成されている。なお、アンテナ切替部12は、制御部11による指令に応じて何れかのアンテナを選択するかが決定される。
GPS受信機15は、周知のGPS衛星から送信される信号を、GPSアンテナ16を介して受信し、この信号に基づいて自身の現在地を検出する。検出された現在地は、制御部11およびナビゲーション装置21にて取得される。
制御部11は、CPU、ROM、RAM等を備えた周知のマイコンとして構成されており、ROMに格納されたプログラムに基づく各種処理を実施する。なお、各種処理の具体例としては、垂直偏波アンテナ13または水平偏波アンテナ14を介して他の車車間通信装置との間で通信を行う処理や、アンテナ切替部12によって選択するアンテナ13,14を切り替えるアンテナ切替処理(図2参照)等が挙げられる。
また、他の車車間通信装置との間で通信する情報の内容としては、例えば、互いの位置や速度(移動ベクトル)の情報等が挙げられる。また、車車間通信装置1において通信に利用する電波の周波数としては、UHF帯(例えば搬送波の周波数が720MHz程度)を利用する。
速度センサ22は、周知の速度センサであって、車両の走行速度を検出し、この情報をナビゲーション装置21に送る。また、ジャイロ23は、周知のジャイロスコープとして構成されており、車両が旋回する際における角速度を検出し、ナビゲーション装置21に送る。
ナビゲーション装置21は、地図データが格納されたデータベース(図示省略)とディスプレイ(図示省略)とを備えており、GPS受信機15、速度センサ22、およびジャイロ23等から信号を総合的に利用することによって、車両の現在地を精度よく検出し、地図データ上に車両の位置を重ねた地図画像をディスプレイに表示させる。
また、ナビゲーション装置21は、制御部11を介して他車両の位置情報を受信すると、この位置情報についてもディスプレイに表示させ、この他車両との衝突の危険性が高くなると、その旨の警告(報知)を行う。
ここで、本実施形態の車車間通信装置1においては、垂直偏波アンテナ13または水平偏波アンテナ14のうちの利用するアンテナをアンテナ切替部12によって切り替える(選択させる)処理を実施するのであるが、このようにアンテナを切り替える処理を実施する理由について図2を用いて説明する。図2は通信相手までの距離と受信電力との関係を、垂直偏波アンテナ13を利用する場合と、水平偏波アンテナ14を利用する場合とを比較可能に示したグラフである。
図2に示すように、垂直偏波アンテナ13を介して送受信される電波である垂直偏波電波は、水平偏波アンテナ14を介して送受信される電波である水平偏波電波と比較して、通信限界点までの距離が長い(つまり、電波の飛距離が長い)という特徴がみられる。このような特徴がみられる理由としては、垂直偏波電波は水平偏波電波と比較して、大地の影響による減衰が少なくなるためと考えられる。
一方で、水平偏波電波には通信距離が変化したときに、通信電波の受信電力(信号レベル)が急激に落ち込む地点であるディップ点(D点)が存在しないのに対して、垂直偏波電波はこのディップ点が存在するという特徴がみられる。このような特徴がみられる理由としては、垂直偏波電波は水平偏波電波と比較して、建物等によって電波が反射されるマルチパスの影響を受けやすいためと考えられる。ただし、マルチパスによって電波が増幅されることもあるため、平均的に垂直偏波電波の方が飛距離が長くなるとも考えられる。
ここで、ディップ点においては、受信電力が低下し、通信が遮断される虞があるが、このとき水平偏波電波を利用すれば、通信可能な信号レベルが確保できる可能性が高いといえる。ただし、通信相手との距離が大きくなれば、垂直偏波電波のほうが通信可能な信号レベルが確保できる可能性が高いといえる。
そこで、図3に示すアンテナ切替処理においては、適切に利用するアンテナを切り替えることによって、垂直偏波電波を利用するときのメリット(飛距離が長いこと)および水平偏波電波を利用するときのメリット(ディップ点が存在しないこと)の両方を享受しようとしている。なお、図3は、制御部11が実行するアンテナ切替処理を示すフローチャートである。また、S160〜S210の処理は、本発明でいう切替制御手段に相当する。
アンテナ切替処理は、例えば図示しないイグニッションスイッチがON状態にされると繰り返し起動される処理であって、初期状態としては、アンテナ切替部12は垂直偏波アンテナ13を選択しているものとする。この処理においては、まず、GPS受信機15による検出結果を取得することによって自車両の現在地を検出する(S120)。
そして、この現在地が交差点近傍(例えば交差点までの距離が通信限界点までの距離以内となる範囲内)等の監視対象領域内であるか否かを判定する(S130)。なお、この処理においては、制御部11がナビゲーション装置21と通信を行い、ナビゲーション装置21から車両の現在地に関する情報(現在走行中の道路の種別(市街地、幹線道路、国道、生活道路等)、事故多発地帯や交差点までの距離情報等)を取得し、この情報に基づいて判定するようにすればよい。
自車両の現在地が監視対象領域外であれば(S130:NO)、アンテナ切替部12に対して垂直偏波アンテナ13を選択するよう指令を送信し(S200)、その後、アンテナ切替処理を初めから繰り返す。また、自車両の現在地が監視対象領域内であれば(S130:YES)、現在選択されているアンテナを介して通信相手から送信される電波を検出することによって通信相手を検出する(S140)。そして、検出された通信相手との間で自車両の現在地の情報を交換する通信を実施し、各車両の現在地に基づいて相対距離dを検出する(S150:相対距離監視手段、位置情報取得手段)。
なお、S150の処理においては、各車両の移動ベクトルの情報を交換する通信を実施してもよく、この場合には、相対距離dが今後増加するか或いは減少するかについても特定することができる。また、S140の処理において複数の通信相手が検出された場合には、検出された通信相手毎にS150の処理を実施し、最も相対距離dが短い通信相手のみについてS160以下の処理を実施するようにしてもよい。
また、通信方式としてCDMA方式を採用することによって、複数の通信相手との通信に対応するようにしてもよいし、通信相手毎にタイムスロットを割り当て、時分割通信を実施することに複数の通信相手との通信に対応するようにしてもよい。このように複数の通信相手との通信を実施する場合には、通信相手毎にS160以下の処理を実施するようにすればよい。
続いて、相対距離dが予め設定された距離閾値D未満であるか否かを判定する(S160)。なお、距離閾値Dは、ディップ点が発生する距離よりも若干(例えば10m程度)大きな値に設定されている。
一方、相対距離dが距離閾値D未満であれば(S160:YES)、相対距離dが減少中であるか否かを判定する(S170)。ここで、相対距離dが減少中であることは、S150の処理において各車両の移動ベクトルの情報を交換していれば直ちに判定することができ、また、S150の処理において位置情報のみを交換している場合には、繰り返し相対距離dを検出することによって判定することができる。
相対距離dが減少中であれば(S170:YES)、アンテナ切替部12に対して水平偏波アンテナ14に切り替えるよう指示し(S190)、その後、アンテナ切替処理を初めから繰り返す。なお、S190の処理の前に、通信相手に対して水平偏波アンテナ14を使用するよう指示するようにしてもよい(S180)。
一方、S160の処理にて相対距離dが距離閾値D以上である場合(S160:NO)、および相対距離dが減少中でない場合(S170:NO)には、アンテナ切替部12に対して垂直偏波アンテナ13を選択するよう指令を送信し(S210)、その後、アンテナ切替処理を初めから繰り返す。なお、S210の処理の前に、通信相手に対して垂直偏波アンテナ13を使用するよう指示するようにしてもよい(S200)。
上記のように詳述した車車間通信装置1において、制御部11は、アンテナ切替処理にて、通信相手との相対距離dを監視し、この相対距離dが、ディップ点が現れる距離よりも大きな値に設定された距離閾値D以上であれば、アンテナ切替部12に垂直偏波アンテナ13を選択させ、距離閾値D未満であれば、アンテナ切替部12に水平偏波アンテナ14を選択させる。
即ち、ディップ点が発生する距離(相対距離d)においてはディップ点の影響を避けるために水平偏波電波を利用し、ディップ点が発生する距離よりも大きな値に設定された閾値D以上の距離においては、電波の飛距離を稼ぐために垂直偏波電波を利用する。従って、このような車車間通信装置1によれば、装置を大型化させることなく、ディップ点の影響を受け難くすることができる
また、車車間通信装置1において、制御部11は、UHF帯の電波を送受信することによって通信を実現する。
このような車車間通信装置1によれば、ディップ点の発生距離において水平偏波電波を利用すれば確実に通信可能な受信電力を確保することができる。
さらに、車車間通信装置1においては、車車間通信装置1が搭載された車両の現在地をGPS受信機15(カーナビゲーション装置21でもよい。)によって検出し、制御部11は、アンテナ切替処理にて、通信相手の位置の情報を取得する。そして、制御部11は、自車両の現在地と通信相手の位置とに基づいて相対距離を演算する。
このような車車間通信装置1によれば、電波強度等によって相対距離を演算する構成と比較して、高精度に相対距離を演算することができる。よって、ディップ点の発生距離において適切に利用するアンテナを選択することができるので、確実に通信可能な受信電力を確保することができる。
ところで、距離閾値Dを設定する際には、予め実験的または理論的にディップ点が発生する距離を求めておく必要があるが、本実施形態においては、以下のようなシミュレーションを実施することによってディップ点が発生する距離を求めた。図4は、シミュレーション環境を示す鳥瞰図である。
図4に示すように、距離閾値Dを設定するにあたっては、受信側(Rx)の車両がビルの谷間の道路を車両が走行し、受信側の車両からみてビルの死角に入っている送信側(Tx)の車両から電波を受信する場合を想定している。より具体的には、50m×50m×20mのコンクリート造のビル(ビル間の距離は何れも6.5m)を受信側の車両の進行方向両側に5つずつ並べ、受信側の車両からみて右側のビルであって最も遠いビルと、このビルと隣接し受信側の車両からみて一つ手前のビルとの間に送信側の車両を配置する。
このとき、送信側の車両が配置された道路と受信側の車両が移動する道路との交差点(P点)を原点とし、送信側の車両はこの原点から25m離れた位置に固定配置され、送信側の車両はこの原点から200m離れた位置との間で移動する。そして、この際に受信側の車両にて受信電力をモニタリングする。ただし、電波の送受信には、何れも垂直偏波アンテナ13を利用している。
なお、電波の送信電力は100mWであり、搬送波の周波数は720MHzである。また、本シミュレーションにおいては、送信側および受信側のアンテナの指向性を変化させながら複数のサンプルを得た。このシミュレーション結果を図5に示す。
このシミュレーション結果によれば、受信側の車両の位置が変化するにつれて受信電力が大きく増減することが分かる。ここで、受信可能電力を94dBmとした場合、車両位置(座標)が−110m〜−130mの間で受信電力が受信可能電力を下回る可能性があることが分かる。したがって、電波の送信電力は100mWであり、周波数は720MHzである場合には、距離閾値Dを140m程度に設定しておけばよいといえる。
なお、ディップ点が発生する距離は、周波数等の条件によって変化することが予想されるため、距離閾値Dは、周波数等の条件によって変更可能に構成しておけばよい。
車車間通信装置1の概略構成を示すブロック図である。 通信相手までの距離と受信電力との関係を、垂直偏波アンテナ13を利用する場合と、水平偏波アンテナ14を利用する場合とを比較可能に示したグラフである。 アンテナ切替処理を示すフローチャートである。 シミュレーション環境を示す鳥瞰図である。 送信側および受信側のアンテナの指向性を変化させながら複数のサンプルを得た。このシミュレーション結果を示すグラフである。
符号の説明
1…車車間通信装置、11…制御部、12…アンテナ切替部、13…垂直偏波アンテナ、14…水平偏波アンテナ、15…GPS受信機、16…GPSアンテナ、21…ナビゲーション装置、22…速度センサ、23…ジャイロ。

Claims (4)

  1. 車両に搭載され他の通信装置との間で通信を行う通信装置であって、
    偏波面が地表面に対して略垂直となるよう電波を送受信する垂直偏波アンテナ、または偏波面が地表面に対して略水平となるよう電波を送受信する水平偏波アンテナ、を選択して切り替える切替手段と、
    前記切替手段によって選択されたアンテナを利用して電波の送受信を行う通信手段と、
    通信相手となる通信装置までの相対距離を監視する相対距離監視手段と、
    前記相対距離監視手段によって監視された相対距離が、前記垂直偏波アンテナにより電波を送受信する際に存在するディップ点が現れる距離よりも大きな値に設定された距離閾値以上であれば、前記切替手段に前記垂直偏波アンテナを選択させ、前記距離閾値未満であれば、前記切替手段に前記水平偏波アンテナを選択させる切替制御手段と、
    を備えたことを特徴とする通信装置。
  2. 前記通信手段は、UHF帯の電波を送受信することによって通信を実現すること
    を特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 当該通信装置が搭載された車両の現在地を検出する現在地検出手段と、
    前記通信手段を介して通信相手の位置の情報を取得する位置情報取得手段と、
    を備え、
    前記相対距離監視手段は、前記現在地と通信相手の位置とに基づいて前記相対距離を演算すること
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の通信装置。
  4. 請求項1〜請求項3の何れかに記載の各手段としての機能をコンピュータにて実現するためのプログラム。
JP2008142664A 2008-05-30 2008-05-30 通信装置 Expired - Fee Related JP4555875B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008142664A JP4555875B2 (ja) 2008-05-30 2008-05-30 通信装置
US12/457,059 US8035561B2 (en) 2008-05-30 2009-05-29 Communication apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008142664A JP4555875B2 (ja) 2008-05-30 2008-05-30 通信装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009290688A JP2009290688A (ja) 2009-12-10
JP4555875B2 true JP4555875B2 (ja) 2010-10-06

Family

ID=41379143

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008142664A Expired - Fee Related JP4555875B2 (ja) 2008-05-30 2008-05-30 通信装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8035561B2 (ja)
JP (1) JP4555875B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5625629B2 (ja) * 2010-08-30 2014-11-19 トヨタ自動車株式会社 運転支援装置
CN105334953B (zh) * 2014-07-30 2018-10-12 联想(北京)有限公司 一种操作体运动轨迹识别方法、微控制器及电子设备
US10057796B2 (en) * 2014-11-25 2018-08-21 Intel Corporation Dual polarized antenna array
JP6425622B2 (ja) * 2015-06-12 2018-11-21 日立建機株式会社 車載装置、車両衝突防止方法
JP6736636B2 (ja) * 2018-11-14 2020-08-05 ソフトバンク株式会社 車両移動制御装置、車両移動制御方法、車両、システム及びプログラム
JP7123818B2 (ja) * 2019-01-25 2022-08-23 日立Astemo株式会社 無線通信装置、通信制御方法及び無線通信システム

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003289216A (ja) * 2002-03-28 2003-10-10 Clarion Co Ltd 車両間無線通信システム
JP2003347822A (ja) * 2002-05-28 2003-12-05 Alps Electric Co Ltd 無線lan用ダイバーシティアンテナ

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5944723B2 (ja) 1981-10-07 1984-10-31 日本電信電話株式会社 ガスダム付ケ−ブル
JPS61210705A (ja) 1985-03-15 1986-09-18 Asahi Glass Co Ltd 自動車のダイバ−シテイ−アンテナ装置
JPH07191132A (ja) 1993-12-24 1995-07-28 Nippondenso Co Ltd 車載用レーダ装置
JP3098722B2 (ja) 1996-11-12 2000-10-16 日本移動通信株式会社 移動体通信制御装置
JP2005150848A (ja) 2003-11-11 2005-06-09 Nissan Motor Co Ltd 車車間通信装置
JP4075920B2 (ja) 2005-04-04 2008-04-16 松下電器産業株式会社 受信装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003289216A (ja) * 2002-03-28 2003-10-10 Clarion Co Ltd 車両間無線通信システム
JP2003347822A (ja) * 2002-05-28 2003-12-05 Alps Electric Co Ltd 無線lan用ダイバーシティアンテナ

Also Published As

Publication number Publication date
US8035561B2 (en) 2011-10-11
JP2009290688A (ja) 2009-12-10
US20090295676A1 (en) 2009-12-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4555875B2 (ja) 通信装置
US9214086B1 (en) Vehicle to vehicle wireless communication apparatus with potential crash warning
US20070164896A1 (en) In-vehicle radar device and communication device
JP2007306273A (ja) 路側通信アンテナ制御装置
KR101430960B1 (ko) 차량 간 통신을 통한 주변 차량 감지 장치 및 방법
US8884821B2 (en) Apparatus and method for determining vehicle location
KR20180118812A (ko) 자동화된 차량용 v2x 물체 위치 확인 시스템
JP2008233017A (ja) 無線通信装置および路車間通信システム
US20170330462A1 (en) Application-controlled geo-beamforming
JP4082346B2 (ja) 車々間通信装置
JP2008099085A (ja) 無線通信用車載器
KR101932119B1 (ko) 스마트단말을 기반으로 한 가상 ais 정보 송수신 시스템.
JP4232836B2 (ja) 移動体間無線システム
CN108696835B (zh) 车载毫米波通信装置以及通信方法
JP5999012B2 (ja) 車載支援装置およびプログラム
JP2008236409A (ja) 通信方法およびそれを利用した無線装置
JP4403887B2 (ja) 先行車両位置表示システム
JP5002577B2 (ja) 無線通信システム
JP6447749B2 (ja) 運転支援情報伝送システム、受信機、運転支援システム、及び運転支援情報伝送方法
JP4595984B2 (ja) 車両通信システム
JP2011085524A (ja) 位置検出システム
JP4929691B2 (ja) 接近報知装置及び接近報知システム
JP2015059822A (ja) レーダー装置
JP2014120124A (ja) 報知システム、端末装置、および路側装置
WO2023119707A1 (ja) 通信装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100112

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100407

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100413

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100610

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100706

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100716

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130723

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4555875

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees