JP4082346B2 - 車々間通信装置 - Google Patents

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本発明は、車々間通信装置、に関するもので、交差点における車両同士の衝突事故回避に用いて好適である。
近年、無線通信装置を有する車両が基地局を介さずに他の車両と行う通信、すなわち車々間通信が広く研究されている。例えば、特許文献1には、交差点で車両同士が衝突することを回避するために車々間通信を利用する技術が開示されている。この技術では、車両が他の車両に対して自己の位置情報および現在、未来の存在確率データを通知することで、これらの車両同士が衝突する可能性が算出できるようになっている。
特開2000―276696号公報
しかし、交差点において、交差する道路上を走行する車両同士の出会い頭衝突の危険性を検出する場合、交差点近くの建造物等によってこれら車々間の直線経路による無線通信が遮られ、その結果回折する電波による通信しか行えなくなる場合がある。この場合、回折した電波しか受信できないので、信号の減衰が大きく、交差する方向に走行する車両からの電波は受信レベルが大幅に低くなる。従って、直交方向の車両からの電波を正確に受信することが困難になるという問題がある。
本発明は上記点に鑑みて、交差点において、車々間通信を円滑に行うことを目的とする。
上記目的を達成するための、請求項1に記載の発明では、車両に搭載され、他の車両に搭載された通信装置と無線通信を行う車々間通信装置であって、無線通信を行うためのアンテナ部(101)と、アンテナ部(101)を用いて送受信される電波の指向性を変える指向性変更手段(102、107)と、自車両が非優先道路から交差点に進入しようとしているか否かを判定する判定手段(S503、S504)と、判定手段(S503、S504)が非優先道路から前記交差点への進入を判定したとき、指向性を自車両の走行方向に対し左右方向に変更させるように指向性変更手段(102、107)を制御する制御手段(S507、S508、S510)と、を備えたことを特徴とする車々間通信装置である。
このような構成にすれば、自車両が非優先道路から交差点に進入しようとしているとき、指向性変更手段により、アンテナ部を用いて送受信される電波の指向性を自車両の走行方向に対し左右方向に変更される。よって、車々間通信装置は、自車両が非優先道路から交差点に進入するとき、交差する優先道路から交差点に進入する車両に搭載された通信装置と円滑に通信を行うことができる。
なお、非優先道路判定手段は、自車両が進入しようとしている交差点の情報として、信号機の有無、一旦停止標識の有無、交差する道路幅の少なくとも1つの情報から、判定している。自車両が非優先道路から交差点に進入しようとしていると判定される場合とは、自車両の走行方向所定距離内に交差点が存在し、その交差点に信号機がなく、その交差点において自車両が走行している道路側に一旦停止標識が存在する場合である。また、信号機がなく一旦停止標識がない交差点でも、自車両が走行している道路幅が、交差する道路の道路幅より狭い場合は、自車両が非優先道路から交差点に進入しようとしていると判定される。
上記目的を達成するための、請求項2に記載の発明では、自車両の走行方向の所定距離以内に存在する交差点の情報を取得する交差点情報取得手段(104)を備え、判定手段(S503、S504)は、交差点の情報に基づいて自車両が非優先道路から交差点に進入しようとしているか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載の車々間通信装置である。
上記目的を達成するための、請求項3に記載の発明では、アンテナ部(101)で受信した電波を受信し、アンテナ部(101)から電波を送信する送受信部(105)を備え、
さらに、判定手段(S503、S504)が非優先道路から前記交差点への進入を判定したとき、送受信部(105)を受信機として作動させる受信選択手段(S506)を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の車々間通信装置である。
上記目的を達成するための、請求項4に記載の発明では、判定手段(S503、S504)が非優先道路から交差点への進入を判定しないときには、制御手段(S507、S508、S510)は、指向性を自車両の走行方向の前方に向けるように指向性変更手段を制御することを特徴とする請求項1または2に記載の車々間通信装置である。
上記目的を達成するための、請求項5に記載の発明では、アンテナ部(101)で受信した電波を受信し、アンテナ部(101)から電波を送信する送受信部(105)を備え、
さらに、前記判定手段(S503、S504)が非優先道路から交差点への進入を判定しないとき、送受信部(105)を送信機として作動させる送信選択手段(S505)を備えたことを特徴とする請求項4に記載の車々間通信装置である。
上記目的を達成するための、請求項6に記載の発明では、アンテナ部(101)は、第1のアンテナ(1011)と第2のアンテナ(1012)を有し、指向性変更手段は、第2のアンテナ(1012)から受信する電波の位相を変えるものであることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載の車々間通信装置である。
このように、アンテナ部(101)は第1のアンテナ(1011)と第2のアンテナ(1012)を有し、位相変更部(107)によって、第2のアンテナ(1012)から受信する無線信号の位相を変えることにより、アンテナ部(101)から受信する電波の指向性を変えればよい。
上記目的を達成するための、請求項7に記載の発明では、アンテナ部(101)は第1のアンテナ(1011)と第2のアンテナ(1012)を有し、指向性変更手段は、第1のアンテナ(1011)と第2のアンテナ(1012)の向きを変えるアンテナ駆動部(102)であることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載の車々間通信装置である。
上記目的を達成するための、請求項8に記載の発明では、車両に搭載され、他の車両に搭載された通信装置と無線通信を行う車々間通信装置であって、無線通信を行うためのアンテナ部(101)と、アンテナ部(101)を用いて送受信される電波の指向性を変える指向性変更手段(102、107)と、自車両の走行方向所定距離に存在する交差点情報を取得する交差点情報取得手段(104)と、自車両が非優先道路から交差点に進入しようとしているか否かを判定する判定手段(S503、S504)と、アンテナ部(101)は無線信号を電波として送受信する第1のアンテナ(1011)と第2のアンテナ(1012)とを有し、第2のアンテナ(1012)から送受信する電波の位相を変える位相変更手段(107)と、第1のアンテナ(1011)と前記第2のアンテナ(1012)を回転駆動するアンテナ駆動手段(102)を備え、判定手段(S503、S504)が、前記自車両が交差点に非優先道路から進入しようとしていると判定し、前記自車両と交差点との距離が、第1の所定距離より短くなったときに、制御手段(S507、S508、S509)は位相変更手段を制御し、さらに、制御手段(S507、S508、S509)は、自車両と交差点との距離が、第2の所定距離(<第1の所定距離)より短くなったときに、前記アンテナ駆動手段(102)を制御することを特徴とする車々間通信装置である。
このように、自車両と交差点との距離が、第1の所定距離より短くなったときに、第2のアンテナ(1012)から送受信する電波の位相を変えて、第1のアンテナ(1011)と第2のアンテナ(1012)から送受信する電波の指向性を変える。さらに、自車両と交差点との距離が、第2の所定距離(<第1の所定距離)より短くなったときに、第1のアンテナ(1011)と第2のアンテナ(1012)を回転駆動させることにより、第1のアンテナと第2のアンテナから送受信する電波の指向性を変える。
第2のアンテナ(1012)から送受信する電波の位相を変える方法は、電気的な操作であり、短時間で送受信する電波の指向性を変えることができる。一方、第1のアンテナと第2のアンテナを回転駆動させる方法は、機械的な操作であり、確実に送受信する電波の指向性を変えることができる。したがって、自車両と交差点までの距離が、第1の所定距離より短いときに電気的な操作で短時間で送受信する電波の指向性を変えることができる第2のアンテナ(1012)から送受信する電波の位相を変える方法とする。さらに、第2の所定距離より短いときに、機械的な操作で、確実に送受信する電波の指向性を変える第1のアンテナと第2のアンテナを回転駆動させる方法としている。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
以下、本発明を図に示す実施形態について説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る車々間通信装置100の構成を示す図である。この車々間通信装置100は、交差点における車同士の出会い頭衝突を防ぐために、他の車両に搭載された車々間通信装置と無線通信を行う。すなわち、交差点に進入する車両内の車々間通信装置100が、自車両の情報を他の車両の車々間通信装置に対して無線送信し、これを受信した車々間通信装置がこの車両の情報に基づいて出会い頭衝突の危険の有無を判定する。ここで、自車両の情報とは、自車両の位置(緯度、経度)、走行方位、速度等である。
この目的のため、車々間通信装置100は、送受信する電波の方向である指向性を切り替えて、他の車両に搭載された車々間通信装置と無線通信を行う。送受信する電波の指向性を変える方法としては、2つの方法を採用しており、第1に、2つのアンテナを使用し、2つのアンテナから送受信する電波の位相差を変える方法であり、第2に、2つのアンテナの向きを車両走行方向に対して前方方向あるいは左右方向に変える方法を用いる。第1の2つのアンテナを使用し、2つのアンテナから送受信する電波の位相差を変える方法は、電気的な操作であり、短時間で送受信する電波の指向性を変えることができるというメリットがある。一方、第2の2つのアンテナの向きを前方方向と左右方向に変える方法は、機械的な操作であり、確実に送受信する電波の指向性を変えることができるというメリットがある。
また、出会い頭衝突は一般に、交差する道路上の車両同士が、互いの進入路への視界が交差点付近の構造物等によって遮られることで、互いの車両の存在を認識せずに交差点に進入してしまうことで発生する。例えば、図4において東西方向の道路が優先道路、南北方向の道路が非優先道路であり、車両401が交差点の手前で一旦停止した場合を考える。このとき、車両402が優先道路を西向きに走行して交差点に進入してくることを車両401の運転者が気づかず、そのまま再発進してしまうと、出会い頭衝突の危険性が高い。
本実施形態では、このように非優先道路等から交差点に進入し、交差点手前で一旦停止する車両の運転者に、交差する道路を走行する車両が近くにあることによる出会い頭衝突の危険を認識できるようにする。具体的には、優先道路等を走行する車両に搭載された車々間通信装置100が、上記した送信する電波の指向性を車両走行方向前方に向けて自車両の情報を送信する。そして、非優先道路等を走行する車両に搭載された車々間通信装置100は、上記した受信する電波の指向性を左右方向に向けて、当該情報を受信し、交差する道路からの車両が近くにいると判定し、警報を発することで自車両の運転者に危険を報知する。
このような通信のための車々間通信装置100は図1に示す構成をしている。本発明の車々間通信装置100は、図示しない自動車のダッシュボード上に搭載されている。
この車々間通信装置100は、アンテナ部101、アンテナ駆動部102、制御部103、車両情報取得部104、情報処理部108、警報装置109、通信部110を備えている。
交差点情報取得手段となる車両情報取得部104は、自動車内の駆動系LANやボデー制御系LANなどの通信により、定期的に自車両の情報と周辺情報を検出している。自車両の情報とは、自車両の位置(緯度、経度)、走行方位、速度等であり、具体的には、ナビゲーションシステムあるいはGPSからの自車両の位置情報、ウインカースイッチのオン・オフ情報からの車両走行方向、車速センサの速度情報、加速度センサからの加速減速情報など、車に搭載された各装置や各種センサからの情報である。また、周辺情報とは、自車両の位置から走行方向30メートルに存在する交差点に関する情報であり、対象となる交差点での信号機の有無、一旦停止の標識の有無、そして、交差する道路の道路幅情報である。
なお、周辺情報は、ナビゲーションシステムから検出するのではなく、交差点付近に設置されている道路標識やカーブミラーあるいは信号機に通信機を取り付け、この通信機から交差点に関する情報として一旦停止の標識の有無、そして交差する道路の道路幅情報を無線信号として送信し、この送信される交差点に関する情報を車両に搭載された受信機で受信し取得しても良い。
さらに、車両情報取得部104は、検出した自車両の情報と周辺情報を、定期的に制御部103、情報処理部108にそれぞれ出力している。
制御部103は図示しないCPU、ROM、およびRAMを含み、CPUがROMに記録されたソフトウエアを読み出して実行することにより作動をするようになっている。この制御部103は、車両情報取得部104から受け取る自車両の情報に基づいて、通信部110に送受信変更信号と位相変更信号を出力するとともに、アンテナ駆動部102にアンテナ駆動信号を出力する。
また、制御部103から送受信変更信号と位相変更信号を受け取る通信部110は、送受信部105、方向性結合器106、位相変更部107から構成される。
送受信部105は、情報処理部108と接続されており、さらに方向性結合器106と接続されている。さらに、送受信部105は、制御部103から送受信変更信号を受け取り、受け取った送受信変更信号に基づき、送受信部105が送信機として作動するか、受信機として作動するか切り替えている。
方向性結合器106は、3つの端子を持っており、1つ目の端子P1は送受信部105に接続されており、2つ目の端子P2は位相変更部107に接続されており、3つ目の端子P3は左用アンテナ部1011に接続されている。
車々間通信装置100が送信機として作動するとき、方向性結合器106は、P1の端子から入力される信号をP2の端子とP3の端子にそれぞれ等分配して出力する。
また、車々間通信装置100が受信機として作動するときは、方向性結合器106は、P2の端子とP3の端子から入力される信号を結合して、P1の端子に出力する。
位相変更部107は、方向性結合器106のP2の端子と右用アンテナ1012に接続されており、車々間通信装置100が送信機として作動するとき、位相変更部107は、制御部103からの位相変更信号に基づいて、方向性結合器106のP2の端子から出力される信号の位相を変えて、右用アンテナ1012に出力する。
車々間通信装置100が受信機として作動するとき、位相変更部107は、制御部103からの位相変更信号に基づいて、右用アンテナ1012から位相変更部107に出力される信号の位相を変えて、方向性結合器106のP2の端子へ出力する。
また、アンテナ駆動部102は、制御部103から受け取るアンテナ駆動信号に基づいて、左用アンテナ1011と右用アンテナ1012の向きを変える。
図2は、左用アンテナ1011とそのアンテナ駆動部102の構成を示した図である。図2(a)はアンテナ正面図であり、図2(b)はアンテナの側面図である。なお、右用アンテナ1012とそのアンテナ駆動部102も図2と同様の構成をしている。
左用アンテナ1011となるアンテナ本体201は、平板状の誘電体基板203の一面にパッチアンテナ素子202をパターン形成して構成し、このパッチアンテナ素子202から電波が送受信される。また、アンテナ本体201は、平板状の誘電体基板203の裏面に接続されている接続用支柱204によって支えられている。さらに、接続用支柱204に接続されたアンテナ駆動部102となるモータ205が制御部103からのアンテナ駆動信号に基づいて回転駆動することにより、アンテナ本体は、向きを変えることができる構成としている。
図3は、アンテナ部101を上方から見た図であり、モータ205が回転駆動することにより、車両進行方向に対して、左用アンテナ1011は左方向へα度回転する。同様に、右側アンテナ1012は右方向へα度回転する。
また、情報処理部108は、図示しないCPU、ROM、およびRAMを含み、CPUがROMに記録されたソフトウエアを読み出して実行することにより作動する。情報処理部108は、車両情報取得部104から自車両の情報の定期的な入力があり、この自車両の情報を定期的に送受信部105へ出力している。さらに、他の車両の情報を送受信部105から受け取り、自車両の情報と他車両の情報に基づいて、衝突危険度を演算する。 ここで他の車両の情報とは、自車両の送受信部105が受信機として作動したときに受信する他車両に搭載された車々間通信装置から送信された情報のことである。そして、この演算結果に基づいて、警報装置109に対して衝突危険信号を出力する。
警報装置109は、情報処理部108から受け取った衝突危険信号に基づいて、音による警報を発し、運転者に対して注意を促す。
次に、車々間通信装置100の作動について説明する。図5は、制御部103が実行する処理を示すフローチャート、図6は、情報処理部108が実行する処理を示すフローチャートである。
自動車のイグニションスイッチが入ると、バッテリーから車々間通信装置100に、電源が供給されて、制御部103は図5に示される処理を実行する。
まず、最初に、本車々間通信装置100を搭載した車両が優先道路を走行している場合の車々間通信装置100の作動を説明する。
なお、優先道路を走行中とは、次の3つの場合を想定している。第1に、車両前方の交差点に信号機が設置されている場合である。第2に、車両前方の交差点に信号が設置されてなく、自車両の走行方向の車両に対して、一旦停止の標識がなく、自車両の走行方向と交差する車両に対して一旦停止の標識がある場合である。第3に、車両前方の交差点に信号が設置されてなく、一旦停止の標識もないが、自車両が走行する道路の幅が、交差する道路の幅より広い場合である。
ステップS502では、車両情報取得部104から出力される自車両の情報を受け取る。さらに、自車両の情報のうち、位置情報を読み出し、現在、自車両は、道路(公道)上にいるのか、あるいは、施設などの駐車場にいて、道路(公道)上にいないのかを判定する。優先道路を走行しているときは、道路(公道)上にいるので、ステップS503へ進む。
ステップS503では、車両情報取得部104から自車両の位置情報と、自車両の前方方向の交差点情報を読み出し、自車両の前方30メートル以内に交差点が存在するかどうかを判定する。自車両の前方30メートル以内に交差点が無い場合、ステップS505へ進む。一方、自車両の前方30メートル以内に交差点が存在する場合、ステップS504へ進む。
ステップS504では、自車両が進入しようとしている交差点の情報を車両情報取得部104から受け取り、自車両が優先道路を走行中であるかどうかを判定する。なお、交差点情報とは、次の3つの情報である。第1に信号機が設置されているか、第2に一旦停止の標識の有無と自車両が走行する道路に対しての標識かあるいは交差する道路に対しての標識であるか、第3に自車両が走行中の道路幅と交差する道路幅である。また、優先道路を走行中とは、上述のとおりである。自車両が優先道路を走行しているときは、ステップS505へ進む。
ステップS505では、送受信部105へ送受信変更信号を出力する。送受信変更信号を受け取った送受信部105は、車々間通信装置100が送信機として作動するように切り替えられる。その後、ステップS507へ進む。
ステップS507では、位相変更部107へ位相変更信号を送り、アンテナ駆動部へアンテナ駆動信号を送る。位相変更信号を受け取った位相変更部107は、方向性結合器106から入力される信号の位相を0度に変えて、右用アンテナ1012へ出力する。また、アンテナ駆動信号を受け取ったアンテナ駆動部102は、左用アンテナ1011と右用アンテナ1012の向きを車両進行方向に対して0度に向ける。そして、情報処理部108から通信部110に自車両の情報が入力され、自車両の情報は通信部110を介して、アンテナ部101から送信される。
よって、この一連の作動により、車両に搭載された車々間通信装置100は、優先道路を走行しているときは、送信機として作動し、車両走行方向に対して、0度すなわち、車両走行方向前方に指向性を向けて自車両の情報を送信する。
次に、本車々間通信装置100を搭載した車両が非優先道路を走行している場合の車々間通信装置100の作動を説明する。
非優先道路を走行中とは、交差点において、優先道路を走行中でない場合であり、次の2つの場合を想定している。第1に、車両前方の交差点に信号機が設定されてなく、自車両が走行する方向に一旦停止の標識がある場合である。第2に、車両前方の交差点に信号機が設置されてなく、一旦停止の標識もなく、自車両が走行する道路の幅が、交差する道路の幅より狭い場合である。
ステップS502では、優先道路を走行しているときと同様に、車両情報取得部104から出力される自車両の情報を受け取る。さらに、自車両の情報のうち、位置情報を読み出し、現在、自車両は、道路(公道)上にいるのか、あるいは、施設などの駐車場にいて道路(公道)上にいないのかを判定する。非優先道路を走行しているときは、道路上にいるので、ステップS503へ進む。
ステップS503では、優先道路を走行しているときと同様に、自車両の位置情報と、自車両の前方方向の交差点情報を読み出し、自車両の前方30メートル以内に交差点が存在するかどうかを判定する。
自車両の前方30メートル以内に交差点が無い場合、ステップS505へ進む。一方、自車両の前方30メートル以内に交差点が存在する場合、ステップS504へ進む。
ステップS504では、自車両が進入しようとしている交差点の情報を車両情報取得部104から受け取り、自車両が優先道路を走行中であるかどうかを判定する。なお、自車両が非優先道路を走行しているときは、ステップS506へ進む。自車両が優先道路を走行中、非優先道路を走行中とは、上述のとおりである。
ステップS505では、すなわちステップS503で車両前方30メートル以内に交差点がないと判定されたときは、優先道路を走行しているときと同様に、送受信部105へ送受信変更信号を出力する。送受信変更信号を受け取った送受信部105は、送受信部105が送信機として作動するように変わる。そして、車両情報取得部104から情報処理部108に入力された自車両の情報を、通信部110を介して、アンテナ部101から送信される。その後、ステップS507へ進む。
ステップS507では、優先道路を走行しているときと同様に、位相変更部107へ位相変更信号を送り、アンテナ駆動部102へアンテナ駆動信号を送る。位相変更信号を受け取った位相変更部107は、方向性結合器106から入力される信号の位相を0度に変えて、右用アンテナ1012へ出力する。また、アンテナ駆動信号に基づき、アンテナ駆動部102が作動し、右用アンテナの向きを車両進行方向に対して0度に向け、ステップS502へ戻る。なお、ステップS505とステップS507は、ほぼ同時に行われ、アンテナ101から送信される自車両の情報は、アンテナ部101から電波として車両走行方向前方に送信される。
一方、ステップS506、すなわち、車両前方30メートル以内に交差点が存在し、非優先道路から交差点に進入する場合は、送受信部105へ送受信変更信号が出力される。送受信変更信号を受け取った送受信部105は、送受信部105が受信機として作動するように切り替わる。そして、ステップS508へ進む。
ステップS508では、位相変更部107へ位相変更信号が出力され、アンテナ駆動部102へアンテナ駆動信号が出力される。位相変更信号を受け取った位相変更部107は、右用アンテナ1012から受信する電波の位相を180度変える。すなわち、左用アンテナ1011と右用アンテナ1012から受信する電波の位相差を180度にする。そして、他の車両に搭載された車々間通信装置100から送信される他車両の情報を、自車両の車々間通信装置100はアンテナ部101から受信する。さらに、アンテナ部101から受信した他車両の情報は、通信部110を介して、情報処理部108へ出力される。
さらに、ステップS509では、車両情報取得部104から、自車両の位置情報と周辺情報を取得し、自車両の前方5メートル以内に交差点が存在するかどうかを判定する。自車両の前方5メートル以内に交差点が存在しない場合、ステップS508へ戻る。自車両の前方5メートル以内に交差点が存在する場合、ステップS510へ進む。
ステップS510では、アンテナ駆動部102へアンテナ駆動信号が出力される。アンテナ駆動信号を受け取ったアンテナ駆動部102は、モータ205を駆動させ、左用アンテナ1011と右用アンテナ1012をそれぞれ、左右に90度回転させ、ステップS502へ戻る。
この一連の作動により、車両に搭載された車々間通信装置100は、非優先道路を走行しているときは、車両前方30メートル以内に交差点がない場合、送信機として動作し、指向性を車両走行方向前方に向けて、自車両の情報を送信する。一方、車両前方30メートル以内に交差点が存在する場合、車々間通信装置100は、受信機として作動する。そして、車両と交差点の距離が30メートルから5メートルのときは、短時間で受信する電波の指向性を変えることができる方法である2つのアンテナから受信する電波の位相差を180度に変えている。その後、車両と交差点の距離が5メートル以下となったときに、受信する電波の指向性を確実に変えることができる方法である左右のアンテナの向きを90度切り替えている。
なお、実験した結果、送受信する電波の位相差を180度変える方法は、送受信する電波の指向性を車両走行方向に対して左右に約45度変えることができた。また、2つのアンテナの向きをそれぞれ左右に90度回転させる方法は、送受信する電波の指向性を車両走行方向に対して左右に約90度変えることができた。
よって、自車両と交差点からの距離が30メートルから5メートルと少し距離があるときは、送受信する電波の位相差を180度変える方法を用い、さらに、自車両と交差点からの距離が5メートル以内と交差点に接近した場合は、アンテナの向きをそれぞれ左右に90度回転させるという、二回に分けて、送受信する電波の指向性を変える方法をとっている。
さらに、車々間通信装置100の情報処理部109は、図6に示される処理を実行する。
ステップS602では、他の車両に搭載された車々間通信装置100から送信される電波を、アンテナ部101から受信し、その受信した電波を、通信部110を介して、情報処理部108に取り込まれる。そして、ステップS603へ進む。
ステップS603では車両情報取得部104が定期的に出力する自車両の情報を取り込み、ステップS604へ進む。
ステップS604では、他の車両に搭載された車々間通信装置100から送信される電波に基づく相手車両情報と自車両情報に基づいて、衝突危険度を演算する。なお、衝突危険度とは、自車両の位置情報、速度情報、進行方向、加速度情報、進行方向から、直近未来の自車両の位置を演算し、一方、相手車両の位置情報、速度情報、加速度情報、進行方向から直近未来の他車両の位置を演算した結果、同一時刻に自車両と相手車両が同一場所に存在する可能性のことである。
ステップS605では、ステップS604の演算の結果、衝突確率が所定値より大きい場合、ステップS606へ進み、警報を出力するよう警報装置109に制御信号を出力する。衝突確率が所定値より小さい場合、ステップS607へ進み、警報を止めるよう警報装置109に制御信号を出力する。
以上のとおり、自車両が優先道路を走行中は、車々間通信装置100は送信機となり、車両走行方向前方に自車両の情報を送信する。一方、非優先道路を走行中、交差点付近に進行すると、車々間通信装置100は受信機となり、受信する電波の指向性を左右に切り替えて、優先道路を走行中の車両に搭載された車々間通信装置から送信された車両情報を受信する。よって、交差点近くの建造物などによってこれら車々間の直線経路による無線通信が遮られ、その結果回折する電波による通信しか行えなくなり、信号の減衰が大きい場合でも受信することができる。
なお、図6のステップS605で、演算結果の衝突確率によって、警報の種類を変えても良い。例えば、衝突確率が高く、ブレーキ操作など、ドライバーに操作を促す場合は、音声による警報とする。一方、衝突確率が低くドライバーに操作までは促さないが、急発進や急ハンドルなどの操作をすると衝突する可能性がある場合は、フロントウインドへの表示による警報にしてもよい。
また、図7に示すように、通信部110は、送受信部105、方向性結合器107、可変位相器701から構成しても良い。
このような構成にすると、車々間通信装置100が通信するとき、車々間通信装置100のアンテナ部101の左用アンテナ1011と右用アンテナ1012から送受信する電波の位相差を任意に変更することができる。これにより、アンテナ部101から送受信する電波の指向性を任意に変更することができる。
送受信する電波の指向性を任意に変更することによって、90度以外の角度が付いた交差点で適用すると好適である。
また、右折のウインカースイッチを作動させ、交差点内で徐行あるいは信号待ちで停止しているときに、送受信する電波の指向性を右方向約30度から60度に変えると、図8に示すような右折車両と直進車両の間で通信する場合にも好適である。
さらに、図9に示すように、通信部110は、送受信変更部108、方向性結合器107、スイッチ902、移相器901から構成してもよい。なお、移相器901が変える移相量は180°としている。この構成は位相制御信号によりスイッチ902をON・OFFすることによって、右用アンテナ1011から送受信する電波の位相を変えることができる。すなわち、スイッチ902を操作することによって、アンテナ部101から送受信する電波の指向性を変えることができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態としての車々間通信装置100について説明する。図10は、本発明の第2の実施形態に係る車々間通信装置100の構成を示す図である。この車々間通信装置100は、アンテナ部101、車両情報取得部104、送受信部105、情報処理部108、警報装置109、−90°移相器1001、3dB方向性結合器1002を備えている。
まず、第1の実施形態には備えていなかった、−90°移相器1001と3dB方向性結合器102について説明する。
−90°移相器1001は、この−90°移相器1001に入力される信号を、−90度位相を変更して出力する移相器である。
3dB方向性結合器1002は、第1端子P1、第2端子P2、第3端子P3、第4端子P4を有している。この3dB方向性結合器1002の特性インピーダンスZsとZpを適切に設定すれば、第1端子P1から入力される信号は、第2端子P2には現れないようにすることができる。
また、第1端子P1から入力される信号は、第3端子P3と第4端子P4に等分配されて出力され、第3端子P3に出力される信号は、第4端子P4に出力される信号に対して、90度位相を遅れて出力できる。
同様に、第2端子P2から入力される信号は、第1端子P1には現れないようにすることができ、第3端子P3と第4端子P4に等分配されて出力され、第3端子P3に出力される信号は、第4端子P4に出力される信号に対して、90度位相を進めて出力できる。
よって、図10の構成をした車々間通信装置100において、第1端子P1から入力される信号と第2端子P2から入力される信号は、お互いに影響しないので、第1端子P1に第1の通信チャネルCh1を使用し、第2端子P2に第2の通信チャネルCh2を使用することができる。
また、第1端子P1に接続された通信チャネルCh1は、第3端子P3と第4端子P4に等分配されて出力され、第3端子P3に出力される信号は、第4端子P4に出力される信号に対して、90度位相を遅れて出力される。さらに、第3端子P3は、−90°移相器を介して、90度位相を遅れて右用アンテナ1012へ出力する。よって、左用アンテナ1011の信号に対して、右用アンテナ1012の信号は位相が180°遅れる。
また、第2端子P2に接続されたCh2は、第3端子P3と第4端子P4に等分配されて出力され、第3端子P3に出力される信号は、第4端子P4に出力される信号に対して、90度位相を進めて出力される。第3端子P3は、−90°移相器を介して、90度位相を遅れて右用アンテナ1012へ出力する。よって、左用アンテナ1011の信号と右用アンテナ1012の信号は同位相となる。
この原理を利用して、この実施形態では、車々間通信装置100は、車両情報取得部104から定期的に出力される自車両の情報を、情報処理部108を介して、送受信部105に入力する。送受信部105は、受け取った自車両の情報を第2の通信チャネルCh2を用いて変調し、3dB方向性結合器1002の第2端子P2に出力する。
さらに、車々間通信装置100は、アンテナ部101から受信する他の車両の情報を、通信チャネルCh1を用いて受信する。そして、受信した他の車両の情報を、−90°移相器1001と3dB方向性結合器1002を介して、第1端子P1から送受信部105に入力する。送信部105は、受け取った他車両の情報を復調して、情報処理部108へ出力する。
すなわち、本実施形態の車々間通信装置100は、通信チャネルCh1と通信チャネルCh2を同時に使用することができ、さらに、通信チャネルCh1で受信する電波は、指向性を左右にすることができ、通信チャネルCh2で送信する電波は、指向性を車両走行方向前方とすることができる。
よって、他車両の情報の受信と自車両の情報の送信を同時に行うことができるという効果がある。他車両の情報の受信と自車両の情報の送信を同時に行いたい道路状況のときに有効であり、優先道路や非優先道路の区別もなく、一旦停止の標識や信号機が設置されていない交差点で使用する。
なお、各図中に示したステップSでの処理は、それぞれの機能を実現するための手段を構成している。
本発明の第1の実施形態の車々間通信装置のブロック構成を示す図である。 図1におけるアンテナ部とアンテナ駆動部の構成を示す図である。 アンテナ部の左用アンテナと右用アンテナの向きを示す図である。 本発明の車々間通信装置を交差点で適用したときの模式図である。 図1における制御部103が実行する処理を示すフローチャートである。 図1における情報処理部108が実行する処理を示すフローチャートである。 図1における通信部のブロック構成を示す図である。 本発明の車々間通信装置を右直事故防止に適用したときの模式図である。 図1における通信部のブロック構成を示す図である。 本発明の第2の実施形態の車々間通信装置のブロック構成を示す図である。 本発明の第2の実施形態の車々間通信装置を使用したときの電波状況を示す模式図である。
符号の説明
100…車々間通信装置、101…アンテナ部、1011…左用アンテナ、
1012…右用アンテナ、102…アンテナ駆動部、103…制御部、
104…車両情報取得部、105…送受信部、106…方向性結合器、
107…位相変更部、108…情報処理部、109…警報装置、
205…モータ、701…可変移相器、901…移相器、902…スイッチ
1001…−90°移相器、1002…3dB方向性結合器。

Claims (8)

  1. 車両に搭載され、他の車両に搭載された通信装置と無線通信を行う車々間通信装置であって、
    前記無線通信を行うためのアンテナ部(101)と、
    前記アンテナ部(101)を用いて送受信される電波の指向性を変える指向性変更手段(102、107)と、
    自車両が非優先道路から交差点に進入しようとしているか否かを判定する判定手段(S503、S504)と、
    前記判定手段(S503、S504)が前記非優先道路から前記交差点への進入を判定したとき、前記指向性を自車両の走行方向に対し左右方向に変更させるように前記指向性変更手段(102、107)を制御する制御手段(S507、S508、S510)と、を備えたことを特徴とする車々間通信装置。
  2. 自車両の走行方向の所定距離以内に存在する交差点の情報を取得する交差点情報取得手段(104)を備え、
    前記判定手段(S503、S504)は、前記交差点の情報に基づいて自車両が非優先道路から交差点に進入しようとしているか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載の車々間通信装置。
  3. 前記アンテナ部(101)で受信した電波を受信し、前記アンテナ部(101)から電波を送信する送受信部(105)を備え、
    さらに、前記判定手段(S503、S504)が前記非優先道路から前記交差点への進入を判定したとき、前記送受信部(105)を受信機として作動させる受信選択手段(S506)を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の車々間通信装置。
  4. 前記判定手段(S503、S504)が前記非優先道路から前記交差点への進入を判定しないときには、前記制御手段(S507、S508、S510)は、前記指向性を自車両の走行方向の前方に向けるように前記指向性変更手段を制御することを特徴とする請求項1または2に記載の車々間通信装置。
  5. 前記アンテナ部(101)で受信した電波を受信し、前記アンテナ部(101)から電波を送信する送受信部(105)を備え、
    さらに、前記判定手段(S503、S504)が前記非優先道路から前記交差点への進入を判定しないとき、前記送受信部(105)を送信機として作動させる送信選択手段(S505)を備えたことを特徴とする請求項4に記載の車々間通信装置。
  6. 前記アンテナ部(101)は、第1のアンテナ(1011)と第2のアンテナ(1012)を有し、
    前記指向性変更手段は、前記第2のアンテナ(1012)から受信する電波の位相を変えるものであることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載の車々間通信装置。
  7. 前記アンテナ部(101)は第1のアンテナ(1011)と第2のアンテナ(1012)を有し、
    前記指向性変更手段は、前記第1のアンテナ(1011)と第2のアンテナ(1012)の向きを変えるアンテナ駆動部(102)であることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載の車々間通信装置。
  8. 車両に搭載され、他の車両に搭載された通信装置と無線通信を行う車々間通信装置であって、前記無線通信を行うためのアンテナ部(101)と、
    前記アンテナ部(101)を用いて送受信される電波の指向性を変える指向性変更手段(102、107)と、
    自車両の走行方向所定距離に存在する交差点情報を取得する交差点情報取得手段(104)と、
    自車両が非優先道路から交差点に進入しようとしているか否かを判定する判定手段(S503、S504)と、
    前記アンテナ部(101)は無線信号を電波として送受信する第1のアンテナ(1011)と第2のアンテナ(1012)とを有し、前記第2のアンテナ(1012)から送受信する電波の位相を変える位相変更手段(107)と、前記第1のアンテナ(1011)と前記第2のアンテナ(1012)を回転駆動するアンテナ駆動手段(102)を備え、
    前記判定手段(S503、S504)が、前記自車両が交差点に非優先道路から進入しようとしていると判定し、前記自車両と交差点との距離が、第1の所定距離より短くなったときに、制御手段(S507、S508、S509)は前記位相変更手段を制御し、さらに、前記制御手段(S507、S508、S509)は、前記自車両と交差点との距離が、前記第1の所定距離よりも短い第2の所定距離より短くなったときに、前記アンテナ駆動手段(102)を制御することを特徴とする車々間通信装置。
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