JP4555451B2 - パイル経編地 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主にインテリア資材、或いは車両用内装材として用いられるパイル経編地に関し、詳しくは使用の際、折れ曲がり箇所で地組織がパイル間から垣間見えることから発生する色調、光沢の変化を防止し得る構造のパイル経編地に関する。
【0002】
【従来の技術】
パイル経編地は、その良質な風合いや外観上の高級感から衣料用素材、インテリア資材、車両用内装材に多く使用されている。
とりわけ車両用シート材としては、その強度や適度な伸度等の物性上の利点や見栄えの良さから多く用いられている。
ところが、このパイル経編地は、平面状の際の平面外観と、これを屈曲させた際の屈曲外観が異なる問題を有している。
これは、平面外観は、主にパイル糸の断面部が表出しているし、屈曲外観は、パイル糸の側面部、或いはパイル経編地の地組織部が表出するからである。このような平面外観に対する屈曲外観の差異を目むきと称して、この分野では問題事項として捉えられている。
【0003】
上記問題は、パイル経編地を椅子張り材や車両用シート材に用いた場合、90度近くに屈曲するコ−ナ箇所で必ず発生する。
これらの現象を防止する手段としては、このコ−ナ箇所を縫製処理し、縫い目部分に玉縁と言われる部材をあてる方法がある。
また、特開平10−212646号に開示されているように熱収縮率が20%以上異なる2種類の複合糸をパイル糸として用い、パイル部を上下2層構造とする方法等がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが上記解決手段において、玉縁を使用する手段は、余分な素材を使用する事によるコストアップの問題、縫製における工程増加によるコストアップの問題、玉縁の存在が与える外観上の問題等の理由により近年は製造する立場からも使用する立場からも敬遠されている。
また、複合糸を用いる方法は、パイル部が上下2層構造になったとしてもパイル密度が増加するわけではなく、目むきの根本的解決手段にはなり得なかった。
【0005】
つまり、従来のパイル経編地PTの構造は、図16に示すように地組織部Gを形成する一つの地組織ループGLに一つのパイル・ループPLが編み込まれ、これをカットすることにより2本の編込みパイルAPが形成される。
言い換えれば、パイル立上がり箇所は1コースに一箇所であり、このような編地構造においてパイル・ループPLを複合糸を使用してその収縮率の差異により上下2層構造としてもパイル自体の密度は変化し得ず、目むきの根本的防止策には至らなかった。
【0006】
本発明は、上記の問題点を解決するものである。
すなわち、本発明は、確実に目むきが防止できるパイル経編地を提供することであり、更には、玉縁等や複合糸を使わなくても編み組織により確実な目むき防止が可能なパイル経編地を提供することを目的とする。
【0007】
【問題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明においては、地組織部Gとパイル部Pとで形成されるパイル経編地PTを採用し、地組織部Gの一つの地組織ループGLに、パイル・ループPLを編み込んで編込みパイルAPを得ると共に、同時に挿入糸を使用した挿入パイルSPをも形成することでパイル密度を倍加し、しかもパイル立ち方向を交互に交叉させる手段を採用した。
【0008】
即ち、本発明は、(1)、地組織部Gとパイル部Pとで形成される経編地であって、地組織部Gに編込みパイルAPと挿入パイルSPが同存し、編込みパイルAPと挿入パイルSPのパイル立ち方向が交叉状態であることを特徴とするパイル経編地PTに存する。
【0009】
そして、(2)、地組織部Gの1つの地組織ループGLに、編込みパイルAPと挿入パイルSPを同時形成したことを特徴とするパイル経編地PTに存する。
【0010】
そしてまた、(3)、編込みパイルAPと挿入パイルSPが交互に形成されたパイル経編PTに存する。
【0011】
そしてまた、(4)、パイル経編地PTがダブル・ラッシェル地であるパイル経編地PTに存する。
【0012】
そしてまた、(5)、地組織部に編込みパイルと挿入パイルが1コース内に同存していることを特徴とするパイル経編地PTに存する。
【0013】
そしてまた、(6)、地組織部Gを形成する地糸が加工糸であるパイル経編地PTに存する。
【0014】
そしてまた、(7)、地糸に加工糸を使用して地組織部Gを形成し、該地組織部Gの地組織ループGLに、パイル・ループPLを編み込んで、編込みパイルAPを形成し、同時に挿入糸を挿入させて挿入パイルSPを形成して1つの地組織ループGLにパイル立上がり箇所を2系列持たせ、しかも編込みパイルAPと挿入パイルSPのパイル立ち方向が交叉状態であるパイル経編地PTに存する。
【0015】
【発明の実施の形態】
本実施の形態において、パイル経編地PTは、図1に示すように、2列針床からなるダブル・ラッシェル機Wを用いてダブル・ラッシェル地Dを編成し、これを中央で切り開いて得られる。
地糸G11,G12はそれぞれガイドL1,L5に導糸され、フロントニードルFNによりフロント地FDを形成する。
地糸G21,G22はガイドL2,L6に導糸され、バックニードルBNによりバック地BDが形成される。
編込みパイル糸P1は、ガイドL3により、フロントニードルFN、バックニードルBNに案内編成されてフロント地FDとバック地BDに順次編込まれ、2者を連結する編込み連結部ARを形成する。
同様に挿入パイル糸P2は、ガイドL4により、フロント地FDとバック地BDに挿入され、2者を連結する挿入連結部SRを形成する。
【0016】
以上のようにフロント地FDとバック地BDと連結部AR、連結部SRによって形成されたダブル・ラッシェル地Dを切り開くことにより同一の2枚のパイル経編地PTが得られる。
図2に、その1ウエール部分を示すように、編込みパイル糸P1は切断されて編込みパイルAPを形成し、挿入パイル糸P2は、切断されて挿入パイルSPを形成する。
そして、この時、パイル立ち方向は図3に示すように、編込みパイルAPは編み込まれていることから、コース方向(破線矢印方向)に林立し、挿入パイルSPは、挿入されていることからウエール方向(破線矢印方向)に林立する。このように編込みパイルAPと挿入パイルSPはそのパイル立ち方向が互いに交叉する状態で同存する。
【0017】
以上のような本発明のパイル経編地PTにおいて、これを車両用シート材や椅子張り材に使用する際、90度近くに屈曲するコーナ箇所での状態に関し、従来例との比較をもって説明する。
図4に、編込みパイルAPのみの従来のパイル経編地PTを示す。
編込みパイルAPのパイル立ち方向はコース方向となっている。
これをコース方向で屈曲させた場合(コース方向線を境として曲げる場合)を図5に示す。
図5(1)に示すように編込みパイルAPがない部分、図5(2)に示すように編込みパイルAPがある部分、いずれの箇所でも地組織部Gが他の平坦な部分に比較して露出度が大きくなり、目むきが発生する。
【0018】
次に、これをウエール方向で屈曲させた場合(ウエール方向線を境として曲げる場合)を図6に示す。
図6(1)に示すように編込みパイルAPがない部分、図6(2)に示すように編込みパイルAPがある部分、いずれの箇所も地組織部Gの露出度が他の平坦部と変わらず、目むきが発生していない。
これは編込みパイルAPのパイル立ち方向が屈曲方向に一致して外側に開いているので、地組織部Gの露出が押さえられるからである。
【0019】
このように、編込みパイルAPのみの従来のパイル経編地PTにおいては、ウエール方向に屈曲させた場合は目むきが発生しなく、コース方向に屈曲させた場合は目むきは発生する。
【0020】
図7に、挿入パイルSPのみの従来のパイル経編地PTを示す。挿入パイルSPのパイル立ち方向はウエール方向となっている。
これをコース方向で屈曲させた場合を図8に示す。
【0021】
図8(1)に示すように挿入パイルSPがない部分、図8(2)に示すように挿入パイルSPがある部分、いずれの箇所も地組織部Gの露出度が他の平坦部と変わらず、目むきが発生していない。
これは挿入パイルSPパイル立ち方向が屈曲方向に一致して外側に開いているので、地組織部Gの露出が押さえられるからである。
【0022】
次に、これをウエール方向で屈曲させた場合を図9に示す。
図9(1)に示すように挿入パイルSPない部分、図9(2)に示すように挿入パイルSPがある部分、いずれの箇所でも地組織部Gが他の平坦な部分に比較して露出度が大きくなり、目むきが発生する。
【0023】
このように、挿入パイルSPのみの従来のパイル経編地PTにおいては、コース方向に屈曲させた場合は目むきが発生し、ウエール方向に屈曲させた場合は目むきは発生しない。
【0024】
以上のように、従来のパイル経編地PTにおいてはその屈曲方向によって、目むきが発生する場合と、発生しない場合が生ずる。
【0025】
これに対し、本発明のパイル経編地PTは、図3に示すように編込みパイルAPと挿入パイルSPが交互に形成され、パイル立ち方向が交叉状態で順次入れ替わる組織とした。
【0026】
そのため、図10(1)に示すように、挿入パイルSPのパイル立上がり箇所でコース方向で屈曲させた場合、また、図10(2)に示すように、編込みパイルAPのパイル立上がり箇所でコース方向で屈曲させた場合、同様に図11(1)、(2)に示すように、ウエール方向で屈曲させた場合、いずれの箇所で屈曲させても地組織部が露出することがない。
【0027】
以上のように、本発明のパイル経編地PTは、使用に際し、その方向性を選ばず、如何なる形状の際も目むきが発しない。
また、本発明のパイル経編地PTにおける挿入パイルSPは、図2に示すように地組織部Gの地組織ループGLとシンカー・ループSに挟み込まれて保持されるので、地組織部Gに加工糸を用いることで、その収縮力が高められ、その把持力が増大し、挿入パイルSPの抜け落ちが、より防止できる。
ここで、加工糸とは、仮撚糸、ニットデニット糸、擦過糸等が採用される。
【0028】
また、図2に示すように、挿入パイルSPは編み込まれずに挿入されるだけなので、編み込まれてパイル・ループPLを形成する編込みパイルAPを2本使用するのに比較して、約25%ほど糸が節約でき、目付が軽く、しかも柔軟なパイル経編地PTが得られる。
【0029】
【実施例】
以下、本発明の実施例を詳細に説明する。
実施例における目むき評価試験は下記のとおりに行った。
(目むき評価試験)
(試験片の準備)
試験片は、幅100mm×長さ100mmの正方形状とし、たて(ウエール方向)方向で2枚、よこ(コース方向)で2枚、正・逆バイヤス方向で、それぞれ2枚を準備する。
準備した試験片の表側を重ね合わせて、1辺から10mmの位置を縫合する。
【0030】
(測定方法)
縫い目を、台の90℃の角に合わせ、一方を固定し他方に3kgの荷重を掛ける。
その時の縫い目部の状態を、観察し等級評価する。
5級…全く目むきしていないもの
4級…やや目むきしているもの
3級…目むきして地の部分が若干見えるもの
2級…縫い目部だけでなく、その付近も目むきしているも
1級…縫い目が著しく開き、縫合糸がはっきり見えるもの
【0031】
〔実施例1〕
2列針床を有するダブル・ラッシェル機〔(マイヤー社)RD6DPLM 22G〕を使用して、図12に示す組織図に従い、鎖組織(ガイドL2、L5)とコード組織(ガイドL1、L6)により地組織部Gを編成し、ガイドL3により編込み連結部ARを編成し、ガイドL4により挿入連結部SRを編成し、これを切り開いてパイル経編地PTを得た。
得られたパイル経編地PTの厚みは3mmであり、これを整毛して2.6mmのパイル経編地PTを得た。
上記の方法で目むき評価試験を行った。
その結果を表1に示す。
【0032】
〔実施例2〕
実施例1と同様のダブル・ラッシェル機〔(マイヤー社)RD6DPLM 22G〕を使用して、図13に示す組織図に従い、デンビー組織(ガイドL2、L5)とコード組織(ガイドL1、L6)により地組織部Gを編成し、ガイドL3により編込み連結部ARを編成し、ガイドL4により挿入連結部SRを編成し、これを切り開いてパイル経編地PTを得た。
得られたパイル経編地PTの厚みは3mmであり、これを整毛して2.6mmのパイル経編地PTを得た。
上記の方法で目むき評価試験を行った。
その結果を表1に示す
【0033】
【比較例】
以下、比較例を示す。
目むき評価試験については上記実施例と同様に行った。
〔比較例1〕
実施例1と同様のダブル・ラッシェル機〔(マイヤー社)RD6DPLM 22G〕を使用して、図14に示す組織図に従い、デンビー組織(ガイドL2、L5)とコード組織(ガイドL1、L6)により地組織部Gを編成し、ガイドL3により編込み連結部ARを編成し、同様にガイドL4により編込み連結部ARを編成し、これを切り開いてパイル経編地PTを得た。
得られたパイル経編地PTの厚みは3mmであり、これを整毛して2.6mmのパイル経編地PTを得た。
上記の方法で目むき評価試験を行った。
その結果を表1に示す
【0034】
〔比較例2〕
実施例1と同様のダブル・ラッシェル機〔(マイヤー社)RD6DPLM 22G〕を使用して、図15に示す組織図に従い、鎖組織(ガイドL2、L5)と挿入組織(ガイドL1、L6)により地組織部Gを編成し、ガイドL3、L4により挿入連結部SRを編成し、これを切り開いてパイル経編地PTを得た。
得られたパイル経編地PTの厚みは3mmであり、これを整毛して2.6mmのパイル経編地PTを得た。
上記の方法で目むき評価試験を行った。
その結果を表1に示す。
【0035】
【表1】
Figure 0004555451
【0036】
実施例1,2、比較例1,2の目むき評価試験結果において、実施例1,2、比較例1,2ともバイヤス方向には目むきは発生しない。
つまり、編込み連結部AR、挿入連結部SRに関わりなくバイヤス方向には目むきは発生しない。
ところが編込み連結部ARのみの比較例1の場合はコース方向の割れ現象、つまり、よこ割れが発生する(試験結果2級)。
また、挿入連結部SRのみの比較例2の場合はウエール方向の割れ現象、つまり、たて割れが発生する(試験結果2級)。
これに対し、編込み連結部AR、挿入連結部SRでパイルを形成した実施例1,2の場合は、たて、よこ、いずれの方向にも割れ現象は発生しない。
【0037】
以上のことから、編込み連結部ARの存在は、タテ割れ(ウエール方向の割れ)防止の効果を有し、挿入連結部SRの存在は、ヨコ割れ(コース方向の割れ)防止の効果を有することがわかる。
そこで本発明のパイル経編地PTにおいて、編込み連結部ARと、挿入連結部SRを同時に介在させることで、タテ、ヨコいずれの方向にも割れ現象を発生させないことを可能とした。
【0038】
【発明の効果】
本発明のパイル経編地PTにおいて、編込み連結部ARによる編込みパイルAPと、挿入連結部SRによる挿入パイルSPパイルが同時介在する場合には、パイル立ち方向がコース方向とウエール方向の両方向となり、これを屈曲させた場合、いずれの方向への曲げに対しても目むきを発生せず、加工時にその使用方向を選ばない。
【0039】
本発明のパイル経編地PTにおいて、編込みパイルAPと挿入パイルSPとが1コース内に同時介在する場合には、パイル密度が倍加され見栄えと使用時の適度な弾性が得られ、着座時に通常よりも座り心地感が良く、摩耗強度に優れ、高級感を得ることができる。
【0040】
本発明のパイル経編地PTにおいて、挿入パイルSPパイルを使用する場合には、挿入パイルSPは編み込まれずに挿入されるだけなので、編み込まれてパイル・ループPLを形成する編込みパイルAPのみを使用するのに比較して、編成糸を節約でき、目付が軽く、しかも柔軟性なパイル経編地PTを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の編成に使用するダブル・ラッシェル機の概要図である。
【図2】図2は、本パイル経編地の1ウエールの実体図である。
【図3】図3は、本パイル経編地のパイル立ち方向を示す実体図である。
【図4】図4は、編込みパイルのみの従来のパイル経編地の概要図である。
【図5】図5は、編込みパイルのみの従来のパイル経編地をコース方向で屈曲させた概要図である。
【図6】図6は、編込みパイルのみの従来のパイル経編地をウエール方向で屈曲させた概要図である。
【図7】図7は、挿入パイルのみの従来のパイル経編地の概要図である。
【図8】図8は、挿入パイルのみの従来のパイル経編地をコース方向で屈曲させた概要図である。
【図9】図9は、挿入パイルのみの従来のパイル経編地をウエール方向で屈曲させた概要図である。
【図10】図10(1)は、本パイル経編地を挿入パイルのパイル立上がり箇所でコース方向で屈曲させた場合の概要図である。図10(2)は、本パイル経編地を編込みパイルのパイル立上がり箇所でコース方向で屈曲させた場合の概要図である。
【図11】図11(1)は、本パイル経編地を、挿入パイルのパイル立上がり箇所でウエール方向で屈曲させた場合の概要図である。図11(2)は、本パイル経編地を、編込みパイルのパイル立上がり箇所でウエール方向で屈曲させた場合の概要図である。
【図12】図12は、実施例1の組織図である。
【図13】図13は、実施例2の組織図である。
【図14】図14は、比較例1の組織図である。
【図15】図15は、比較例2の組織図である。
【図16】図16は、従来におけるパイル経編地の1ウエールの実体図である。
【符号の説明】
W…ダブル・ラッシェル機
G11、12、21、22…地糸
P1,P2…パイル糸
L1,2,3,4,5,6,…ガイド
FN…フロントニードル
BN…バックニードル
D…ダブル・ラッシェル地
FD…フロント地
BD…バック地
AR…編込み連結部
SR…挿入連結部
AP…編込みパイル
SP…挿入パイル
P…パイル部
G…地組織部
GL…地組織ループ
PL…パイル・ループ
S… シンカー・ループ

Claims (7)

  1. 地組織部とパイル部とで形成される経編地であって、
    地組織部に編込みパイルと挿入パイルが同存し、
    前記編込みパイルと前記挿入パイルのパイル立ち方向が交叉状態であることを特徴とするパイル経編地。
  2. 地組織部の1つの地組織ループに、編込みパイルと挿入パイルを同時形成したことを特徴とする請求項1記載のパイル経編地。
  3. 編込みパイルと挿入パイルが交互に形成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載のパイル経編地。
  4. パイル経編地がダブル・ラッシェル地であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のパイル経編地。
  5. 地組織部に編込みパイルと挿入パイルが1コース内に同存していることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のパイル経編地
  6. 地組織部を形成する地糸が加工糸であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のパイル経編地。
  7. 地糸に加工糸を使用して地組織部を形成し、該地組織部の地組織ループに、パイル・ループを編み込んで、編込みパイルを形成し、同時に挿入糸を挿入させて挿入パイルを形成して1つの地組織ループにパイル立上がり箇所を2系列持たせ、しかも編込みパイルと挿入パイルのパイル立ち方向が交叉状態であることを特徴とするパイル経編地。
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