JP4553567B2 - 電池充放電監視用回路、及び電池充放電監視方法 - Google Patents

電池充放電監視用回路、及び電池充放電監視方法 Download PDF

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Description

本発明は、電池充放電監視用回路、及び電池充放電監視方法に関する。
例えば特開平8−136628号公報(特許文献1)で開示された電池充放電監視用回路にあっては、同公報の図7に示すように、電池に対し、放電監視用と充電監視用との二系統の回路が設けられている。
電池の放電中に動作する放電監視用回路系統では、電池の一方の端子に放電電流検出用抵抗Rs1を設け、この抵抗Rs1の両端子の電位差を放電容量検出部で検出する。この放電容量検出部は、放電電流検出用抵抗Rs1に流れる放電電流に比例したパルスを放電監視用カウンタに出力する。この放電監視用カウンタは、放電容量検出部からのパルスの入力回数を計数し、その結果を判断部へ送出する。判断部は、パルスの入力回数に基づいて電池の残存容量を判断する。
一方、電池の充電中に動作する充電監視用回路系統では、電池の他方の端子に充電電流検出用抵抗Rs2を設け、この抵抗Rs2の両端子の電位差を充電容量検出部で検出する。この充電容量検出部は、充電電流検出用抵抗Rs2に流れる充電電流に比例したパルスを充電監視用カウンタに出力する。この充電監視用カウンタは、充電容量検出部からのパルスの入力回数を計数し、その結果を判断部へ送出する。判断部は、パルスの入力回数に基づいて電池の充電容量を判断する。
特開平8−136628号公報
前述した特許文献1に開示された従来の回路にあっては、放電監視用と充電監視用との二系統の回路が設けられており、その分、回路規模が大きくなってしまい、ダウンサイジングや製造コスト等の点で好ましくない。
また、電池の容量変化を極めて精密に計測しようとした場合、放電電流検出用抵抗Rs1及び充電電流検出用抵抗Rs2それぞれにおいて、数ミリボルト単位の微小な電圧の変化を検出する必要がある。しかしながら、放電監視と充電監視とは、基本的にそれぞれ別個の回路系統で実現するため、グランドレベルの変動の具合が相互に異なる。このグランドレベルの相違は、充電監視と放電監視を相互に実行する際、微小な電圧の変化を検出して電池の容量を精密に判断しようとすると、無視できない誤差を生み出す。加えて、両回路系統において、コモンノイズ等の誤差信号成分が蓄積するに至っては、電池の容量を精密に判断できなくなる。
本発明に係る電池充放電監視用回路では、電池に接続され、当該電池の充電電流あるいは放電電流を検出するための電流検出用抵抗の第一の端子及び第二の端子それぞれに対して設けられ、該各端子から得られる充放電時の電流に応じた積分電圧を生成する第一の端子用コンデンサ及び第二の端子用コンデンサと、前記各第一、二の端子用コンデンサによって生成された前記各積分電圧を基準電圧と比較し、前記各積分電圧が基準電圧に達すると出力が変化する比較部と、前記各第一、二の端子用コンデンサにそれぞれ対応する、前記比較部の前記出力の前記変化の回数を計数し、前記第一の端子に対応する前記変化の回数と前記第二の端子に対応する前記変化の回数との差分を出力する端子毎出力変化回数差分出力部と、を備えることとする。
ここで、積分電圧とは、電流に応じて蓄積された電荷に応じた積分値としての電圧を指す。
この電池充放電監視用回路によれば、各第一、二の端子用コンデンサについて、比較部の出力の変化の回数を計数し、第一の端子に対応する変化の回数と第二の端子に対応する変化の回数との差分を出力する。よって、充電時または放電時において、比較部の出力の変化の回数について、各端子間で差分をとることにより、電池充放電監視用回路のグランドの変動やコモンノイズ等の誤差信号成分を除去できる。
したがって、放電監視及び充電監視を一つの回路系統で実現できる。電池の充電電流あるいは放電電流を検出するための電流検出用抵抗の各端子から検出する電位の変動が微弱でも、充電電時または放電時の電流量を精密に監視でき、以て、電池の容量または残量を正確に計測することが可能となる。
また、前記電池充放電監視用回路は、前記電流検出用抵抗と、当該電流検出用抵抗の前記第一、二の各端子に生じる各端子電圧を電流に変換して前記各端子用コンデンサに供給する電圧電流変換部とを備えることとできる。
この電池充放電監視用回路によれば、電流検出用抵抗に生じる電圧について、その端子間の電圧ではなく、前記電流検出用抵抗の各端子それぞれに生じる端子電圧を検出する。そして、この検出された各端子電圧を前記各端子用コンデンサが生成する積分電圧の源泉とする。
さらに、前記電圧電流変換部は、前記第一及び前記第二の端子のそれぞれに対して設けられており、該当の前記端子に生じる前記端子電圧を電流に変換して該当の前記端子用コンデンサに供給してもよい。
この電池充放電監視用回路によれば、同時に、各端子電圧を電流に変換することができ、電池の電流量の監視動作の高速化が図れる。
さらにまた、前記端子毎出力変化回数差分出力部は、前記第一の端子に対して設けられ、前記第一の端子用コンデンサに対応する、前記比較部の前記出力の前記変化の回数を計数する第一の端子用カウンタと、前記第二の端子に対して設けられ、前記第二の端子用コンデンサに対応する、前記比較部の前記出力の前記変化の回数を計数する第二の端子用カウンタと、前記第一の端子用カウンタの出力する前記変化の回数と前記第二の端子用カウンタの出力する前記変化の回数との差分を出力する減算器、を有してもよい。
また、前記電池充放電監視用回路は、前記電流検出用抵抗の前記第一、二の各端子に生じる各端子電圧を選択する切換部をさらに備え、前記電圧電流変換部は、前記第一及び前記第二の端子に対して共用であって、前記切換部によって選択された、前記第一あるいは前記第二の端子のいずれかに生じる前記端子電圧を電流に変換し、該当の前記第一あるいは前記第二の端子用コンデンサに供給してもよい。
この電池充放電監視用回路によれば、端子毎に電圧電流変換部を設けた場合に比し、相互の回路要素のばらつきの影響を解消することができる。よって、端子毎出力変化回数差分出力部の出力の精度をより向上させることができる。また、部品点数を低減して回路規模の縮小化を図れる。よって、ノイズ低減、省電力、省スペース、及び低コスト化が図れる。
さらに、前記比較部は、前記第一及び前記第二の端子に対して共用であって、前記切換部によって選択された、前記第一あるいは前記第二の端子のいずれかに対応する前記端子用コンデンサによって生成された前記各積分電圧を基準電圧と比較し、前記各積分電圧が基準電圧に達すると出力が変化することとしてもよい。
この電池充放電監視用回路によれば、端子毎に比較部を設けた場合に比し、相互の回路要素のばらつきの影響を解消することができる。よって、端子毎出力変化回数差分出力部の出力の精度をより向上させることができる。また、部品点数を低減して回路規模の縮小化を図れる。よって、ノイズ低減、省電力、省スペース、及び低コスト化が図れる。
さらにまた、前記端子毎出力変化回数差分出力部は、前記第一及び前記第二の端子に対して共用の差分出力用カウンタを有し、前記差分出力用カウンタは、前記切換部によって選択された、前記第一及び前記第二の端子用コンデンサそれぞれに対応する前記変化の回数を計数し、前記第一のコンデンサに対応する前記変化の回数と前記第二のコンデンサに対応する前記変化の回数との差分を出力することとしてもよい。
この電池充放電監視用回路によれば、端子毎にカウンタを設けた場合に比し、相互の回路要素のばらつきの影響を解消することができる。よって、端子毎出力変化回数差分出力部の出力の精度をより向上させることができる。また、部品点数を低減して回路規模の縮小化を図れる。よって、ノイズ低減、省電力、省スペース、及び低コスト化が図れる。
また、前記電流検出用抵抗は、前記電池と直列に接続されてなることとしてもよい。
この電池充放電監視用回路によれば、電流検出用抵抗は、第一及び前記第二の前記端子に対して、個別に用意せず、共用とする。このことにより、回路構成が簡易になるとともに、省電力、省スペース、及び低コスト化が図れる。
さらに、前記電池充放電監視用回路は集積化されてもよい。
本発明に係る電池充放電監視方法では、電池に接続され、電池の充電電流あるいは放電電流を検出するための電流検出用抵抗の第一の端子及び第二の端子から得られる充放電時の電流に応じた積分電圧を生成し、前記各積分電圧を基準電圧と比較し、前記各積分電圧が基準電圧に達すると当該比較の結果が変化し、前記比較の結果の前記変化の回数を計数し、前記第一の端子に対応する前記変化の回数と前記第二の端子に対応する前記変化の回数との差分を出力する、こととする。
かかる電池充放電監視用回路において、前記第一の端子用コンデンサは、一方のコンデンサで生成される前記積分電圧が前記基準電圧に達したとき、放電されている他方のコンデンサが前記積分電圧を生成開始する、複数のコンデンサからなり、前記第二の端子用コンデンサは、一方のコンデンサで生成される前記積分電圧が前記基準電圧に達したとき、放電されている他方のコンデンサが前記積分電圧を生成開始する、複数のコンデンサからなるものである。また、前記第一および第二の端子用コンデンサにおいて、前記基準電圧に達した後の前記一方のコンデンサの積分電圧は、前記他方のコンデンサが前記積分電圧を生成している間に放電されることとしてもよい。さらに、前記第一および第二の端子用コンデンサは、おのおの2個のコンデンサからなることとしてもよい。これにより、比較部が積分電圧と基準電圧を比較するとき、コンデンサを放電する不感時間が減少するため、電池の容量または残量を計測する際の精度を向上させることができる。
また、かかる電池充放電監視用回路において、前記第一および第二の端子用コンデンサは、3個以上のコンデンサのうち、2個のコンデンサを選択的に対応付けてなることとしてもよい。これにより、3個のコンデンサを用意する場合、電池充放電監視用回路を小型化することができる。特に、電池充放電監視用回路を集積化した場合、集積回路を内蔵する充電器等を小型化することができる。さらに、第一および第二の端子用コンデンサとして2個のコンデンサを固定しないため、コンデンサの容量誤差が平均化されて減少し、電池の容量または残量を計測する際の精度を向上させることができる。
放電監視及び充電監視を一つの回路系統で実現できる。電池の充電電流あるいは放電電流を検出するための電流検出用抵抗の各端子から検出する電位の変動が微小でも、充電電時または放電時の電流量を精密に監視でき、以て、電池の容量または残量を正確に計測することが可能となる。
=====概 略=====
<<<第1実施例>>>
一例とし、図1に示すように、電池10の充電電流あるいは放電電流を検出するための電流検出用抵抗Rが電池10に対して直列に接続される。これら電池10及び電流検出用抵抗Rの直列回路に対し、電池10が電力を供給する負荷や、電池10を充電する充電器が接続される。そして、電流検出用抵抗Rの一方の端子(第一の端子)に第一の端子T1が接続されるとともに、その他方の端子(第二の端子)に第二の端子T2が接続される。これら第一の端子T1と第二の端子T2は、電池の極性を問わない無極性である。また、いずれか一方の端子、例えば第二の端子T2は接地される。各第一の端子T1及び第二の端子T2、すなわち電流検出用抵抗Rの各端子について、その電位の検出系統がそれぞれ分かれている。
つまり、各第一の端子T1及び第二の端子T2それぞれに対し、電圧電流変換部20a,20b、各第一,二の端子用コンデンサ30a,30b、及び比較部40a,40bを備える一連の端子別充放電監視系統が設けられている。そして、各比較部40a,40bの出力(比較の結果)は、端子毎出力変化回数差分出力部50に入力される。端子毎出力変化回数差分出力部50は、各第一,二の端子用カウンタ50a,50b及び減算器50cを備える。この端子毎出力変化回数差分出力部50は、比較部40a,40bの各出力の変化の回数を計数する。そして、この計数によって得られた、第一の端子T1に対応する変化の回数と第二の端子T2に対応する変化の回数との差分を制御用マイコン60へ出力する。
このような構成により、充電時及び放電時を問わず、双方の端子別充放電監視系統、減算器50c及び制御用マイコン60が一つの電池充放電監視用回路として共に動作する。
まず、第一の端子別充放電監視系統の動作について説明すると、電圧電流変換部20aは、電流検出用抵抗Rが接続された第一の端子T1に生じる端子電圧を電流に変換して第一の端子用コンデンサ30aに供給する。よって、第一の端子用コンデンサ30aには、電池10の一端(例えば正極端子)から得られる充放電時の電流に比例した積分電圧(電流に応じて蓄積された電荷に応じた積分値としての電圧)が生成される。
比較部40aは、第一の端子用コンデンサ30aによって生成された積分電圧を基準電圧と比較する。そして、比較部40aは、この積分電圧が基準電圧に達すると、その出力を変化させる。その後、第一の端子用コンデンサ30aの放電によって、比較部40aの出力が再度変化する。よって、第一の端子用カウンタ50aは、比較部40aの出力の変化の回数を計数する。
次に、第二の端子別充放電監視系統の動作について説明すると、電圧電流変換部20bは、電流検出用抵抗Rが接続された第二の端子T2に生じる端子電圧を電流に変換して第二の端子用コンデンサ30bに供給する。よって、第二の端子用コンデンサ30bには、電池10の一端(例えば負極端子)から得られる充放電時の電流に比例した積分電圧が生成される。
比較部40bは、第二の端子用コンデンサ30bによって生成された積分電圧を基準電圧と比較する。そして、比較部40bは、この積分電圧が基準電圧に達すると、その出力を変化させる。その後、第二の端子用コンデンサ30bの放電によって、比較部40bの出力が再度変化する。よって、第二の端子用カウンタ50bは、比較部40bの出力の変化の回数を計数する。
そして、減算器50cは、第一の端子用カウンタ50aの出力する変化の回数と第二の端子用カウンタ50bの出力する変化の回数との差分を出力する。
例えば、放電時において第一の端子T1が電池の正極端子に接続されている場合、第一の端子用カウンタ50aの計数する変化の回数は、充放電時の電池電流を反映しているだけでなく、グランドの変動やコモンノイズ等の誤差成分が含まれている。一方、第二の端子T2は放電時において電池の負極端子に接続されていることになる。第二の端子用カウンタ50bの計数する変化の回数は、グランドの変動やコモンノイズ等の誤差成分のみを反映している。
したがって、減算器50cの差分出力は、グランドの変動やコモンノイズ等の誤差成分が相殺され、充放電時の電池電流のみを反映した信号となる。この差分出力は、制御用マイコン60に供給される。この制御用マイコン60は、取得した差分出力に基づき、充放電時の電池電流を判断し、電池の残存容量や充電容量を演算する。制御用マイコン60は、この演算結果に基づき、表示装置等を通じて電池の充放電状態や容量をユーザ等に知らせる。
なお、この電池充放電監視用回路の実現化の一例として、少なくとも、電圧電流変換部20a,20b、第一,二の端子用コンデンサ30a,30b、比較部40a,40b、及び端子毎出力変化回数差分出力部50は、チップ(集積回路)化し、第一の端子T1及び第二の端子T2を外部接続用端子とする。そして、これら第一の端子T1及び第二の端子T2に、電池電流検出用抵抗Rを外付けする。また、チップ化するにあたり、電池の残存容量や充電容量を演算する制御用マイコン60も組み込んでもよい。
<<<第2実施例>>>
第一,二の端子別に充放電監視系統の構成を有する第1実施例に対し、本実施例では、第一,二の端子用コンデンサ30a,30bを除き、充放電監視系統を単一化する。このことで、第一,二の端子別充放電監視系統を有する第1実施例に比し、複数の端子別充放電監視系統の間における回路要素の相違によるばらつきの影響を解消することができる。よって、端子毎出力変化回数差分出力部50の出力の精度をより向上させることができる。また、部品点数を低減して回路規模の縮小化を図れる。よって、ノイズ低減、省電力、省スペース、及び低コスト化が図れる。
詳しくは、図2に示すように、電池10の充電電流あるいは放電電流を検出するための電流検出用抵抗Rが電池10に対して直列に接続される。これら電池10及び電流検出用抵抗Rの直列回路に対し、電池10が電力を供給する負荷や、電池10を充電する充電器が接続される。そして、電流検出用抵抗Rの一方の端子(第一の端子)に第一の端子T1が接続されるとともに、その他方の端子(第二の端子)に第二の端子T2が接続される。これら第一の端子T1と第二の端子T2は、電池の極性を問わない無極性である。また、いずれか一方の端子、例えば第二の端子T2は接地される。各第一の端子T1及び第二の端子T2、すなわち電流検出用抵抗Rの各端子について、その電位の検出を分けている。
つまり、各第一の端子T1及び第二の端子T2それぞれに対し、共用の電圧電流変換部20、各第一,二の端子用コンデンサ30a,30b、及び共用の比較部40、端子毎出力変化回数差分出力部50、及び制御用マイコンを備える一連の端子別充放電監視系統が設けられている。そして、本実施例では、電流検出用抵抗Rが接続された第一、二の各端子T1,T2に生じる各端子電圧を選択する第一の切換部15及び第二の切換部25を備える。これら第一,二の切換部15,25は制御用マイコン60の指令信号に応じて切換動作を実行する。
そして、比較部40の出力は、端子毎出力変化回数差分出力部50に入力される。端子毎出力変化回数差分出力部50は、いわゆるアップダウンカウンタと称される単一のカウンタ(単一の差分出力用カウンタ,共用の差分出力用カウンタ)で構成される。このアップダウンカウンタ50は、比較部40の出力の変化の回数を計数する。そして、アップダウンカウンタ50は、第1実施例における減算器50cの機能も有しており、この計数によって得られた、第一の端子T1に対応する変化の回数と第二の端子T2に対応する変化の回数との差分を出力する。
このような構成により、充電時及び放電時を問わず、単一の端子別充放電監視系統が一つの電池充放電監視用回路として動作する。
まず、第一の端子の端子電圧の検出について説明する。第一,二の切換部15,25が、第一の端子を選択すると、電圧電流変換部20は、電流検出用抵抗Rが接続された第一の端子T1に生じる端子電圧を電流に変換して第一の端子用コンデンサ30aに供給する。よって、第一の端子用コンデンサ30aには、電池10の一端(例えば正極端子)から得られる充放電時の電流に比例した積分電圧(電流に応じて蓄積された電荷に応じた積分値としての電圧)が生成される。
比較部40は、第一の端子用コンデンサ30aによって生成された積分電圧を基準電圧と比較する。そして、比較部40は、この積分電圧が基準電圧に達すると、その出力を変化させる。その後、第一の端子用コンデンサ30aの放電によって、比較部40の出力が再度変化する。よって、アップダウンカウンタ50は、比較部40の出力の変化の回数を計数する(例えばカウントアップ)。
次に、第二の端子の端子電圧の検出について説明する。第一,二の切換部15,25が、第二の端子を選択して接続を切り替えると、電圧電流変換部20は、電流検出用抵抗Rが接続された第二の端子T2に生じる端子電圧を電流に変換して第二の端子用コンデンサ30bに供給する。よって、第二の端子用コンデンサ30bには、電池10の一端(例えば負極端子)から得られる充放電時の電流に比例した積分電圧が生成される。
比較部40は、第二の端子用コンデンサ30bによって生成された積分電圧を基準電圧と比較する。そして、比較部40は、この積分電圧が基準電圧に達すると、その出力を変化させる。その後、第二の端子用コンデンサ30bの放電によって、比較部40の出力が再度変化する。よって、アップダウンカウンタ50は、比較部40の出力の変化の回数を計数する(例えばカウントダウン)。
例えば、放電時において第一の端子T1が電池の正極端子に接続されている場合、アップダウンカウンタ50の計数する変化の回数は、充放電時の電池電流を反映しているだけでなく、グランドの変動やコモンノイズ等の誤差成分が含まれている。一方、第二の端子T2は放電時において電池の負極端子に接続されていることになる。アップダウンカウンタ50の計数する変化の回数は、グランドの変動やコモンノイズ等の誤差成分のみを反映している。
したがって、アップダウンカウンタ50は、第一の端子についてカウントアップするとともに、第二の端子についてカウントダウンする。このことにより、アップダウンカウンタ50の差分出力は、グランドの変動やコモンノイズ等の誤差成分が相殺され、充放電時の電池電流のみを反映した信号となる。この差分出力は、制御用マイコン60に供給される。この制御用マイコン60は、取得した差分出力に基づき、充放電時の電池電流を判断し、電池の残存容量や充電容量を演算する。この演算結果に基づき、表示装置等を通じて電池の充放電状態や容量をユーザ等に知らせる。
なお、電池充放電監視用回路の実現化の一例として、少なくとも、電圧電流変換部20、第一,二の端子用コンデンサ30a,30b、比較部40、及び端子毎出力変化回数差分出力部(アップダウンカウンタ)50は、チップ(集積回路)化し、第一の端子T1及び第二の端子T2を外部接続用端子とする。そして、これら第一の端子T1及び第二の端子T2に、電池電流検出用抵抗Rが外付けされる。また、チップ化するにあたり、電池の残存容量や充電容量を演算する制御用マイコン60も組み込んでもよい。
=====具体的な回路構成例及びその動作=====
<<<第1実施例>>>
前述した図1に示す第1実施例の具体的な回路構成例を図3に示す。図1を参照して前述した事項は共通するため、各部の具体的な回路構成を中心に説明する。
まず、電圧電流変換部20a,20bの具体的な構成例について説明する。電圧電流変換部20a及び電圧電流変換部20bの構成は同等であるので、適宜合わせて説明する。
図3に示すように、第一の端子T1並びに第二の端子T2には、その微小な電位の変動を検出すべくトランジスタ(p型チャンネルMOSFET)Tr20ai,Tr20biのゲートが接続されている。トランジスタTr20ai,Tr20aiiのドレインは接地され、そのソースは抵抗R20ai,抵抗R20biを介してオペアンプAmp20a,Amp20bの反転入力端子に接続されている。
このオペアンプAmp20aの非反転入力端子には、抵抗R20aii及びトランジスタ(p型チャンネルMOSFET)Tr20aiiの直列回路が接続される。また、このオペアンプAmp20bの非反転入力端子には、抵抗R20bii及びトランジスタ(p型チャンネルMOSFET)Tr20biiの直列回路が接続される。各トランジスタTr20aii,Tr20biiのゲート及びドレインは互いに接続されて接地されている。
なお、抵抗R20aiと抵抗R20aiiは同じ抵抗値を有する。また、抵抗R20biと抵抗R20biiは同じ抵抗値を有する。
オペアンプAmp20a,Amp20bの出力は、トランジスタ(p型チャンネルMOSFET)Tr20aiii及びトランジスタ(p型チャンネルMOSFET)Tr20aiv双方のゲート、並びに、トランジスタ(p型チャンネルMOSFET)Tr20biii及びトランジスタ(p型チャンネルMOSFET)Tr20biv双方のゲートに対し、入力される。これらトランジスタ(p型チャンネルMOSFET)Tr20aiii及びトランジスタ(p型チャンネルMOSFET)Tr20biii双方のドレインは、オペアンプAmp20a,Amp20bの非反転入力端子に接続して帰還経路を形成している。
なお、トランジスタTr20aiiiとトランジスタTr20aivは同じ入出力特性を有する。また、トランジスタTr20biiiとトランジスタTr20bivは同じ入出力特性を有する。
次に、電圧電流変換部20a,20bの動作について、電流検出用抵抗Rも含めて説明する。電流検出用抵抗Rは、数十ミリΩ程度の微小な抵抗であり、充放電電流が流れると、微小な電圧が発生する。この電流検出用抵抗Rの両端に発生する電位を各第一の端子T1並びに第二の端子T2で検出し、対応するトランジスタTr20ai,Tr20biのゲートに印加する。
トランジスタTr20aiのドレインソース間電圧と抵抗R20aiの端子間電圧との和が、オペアンプAmp20aの反転入力端子に印加される。また、トランジスタTr20aiiのドレインソース間電圧と抵抗R20aiiの端子間電圧との和がオペアンプAmp20aの非反転入力端子に印加される。このオペアンプAmp20aは、反転入力端子に印加される電圧と非反転入力端子に印加される電圧との差をゼロにすべく、当該差に応じた電圧を出力する。このことで、第一の端子T1の電位変化に応じた電圧がオペアンプAmp20aから出力される。
一方、トランジスタTr20biのドレインソース間電圧と抵抗R20biの端子間電圧との和が、オペアンプAmp20bの反転入力端子に印加される。また、トランジスタTr20biiのドレインソース間電圧と抵抗R20biiの端子間電圧との和がオペアンプAmp20bの非反転入力端子に印加される。このオペアンプAmp20bは、反転入力端子に印加される電圧と非反転入力端子に印加される電圧との差をゼロにすべく、当該差に応じた電圧を出力する。このことで、第二の端子T2の電位変化に応じた電圧がオペアンプAmp20bから出力される。
同一の入出力特性を有するトランジスタTr20aiii及びトランジスタTr20aivの共通のゲートに対し、このオペアンプAmp20aの出力が入力される。このことにより、オペアンプAmp20aの出力電流と同じ電流を次段の第一の端子用コンデンサ30aに流すことができる。
また、同一の入出力特性を有するトランジスタTr20biii及びトランジスタTr20bivの共通のゲートに対し、このオペアンプAmp20bの出力が入力される。このことにより、オペアンプAmp20bの出力電流を同じ電流を次段の第二の端子用コンデンサ30bに流すことができる。
このことにより、第一の端子T1の電位に比例する電流が第一の端子用コンデンサ30aに充電される。また、第二の端子T2の電位に比例する電流が第二の端子用コンデンサ30bに充電される。そして、第一の端子用コンデンサ30aの端子間電圧は、コンパレータで構成される比較部40aで基準電圧Vrefと比較される。第二の端子用コンデンサ30bの端子間電圧は、コンパレータで構成される比較部40bで基準電圧Vrefと比較される。
各第一,第二の端子用コンデンサ30a,30bには、リセットして放電させるためのトランジスタ(n型チャンネルMOSFET)Tr30a,Tr30bが並列に接続されている。
各第一,第二の端子用コンデンサ30a,30bの端子間電圧が基準電圧Vrefに達すると、比較部40a,40bの出力はLレベルからHレベルに反転する。そして、比較部40a,40bの出力は、リセット信号として、トランジスタTr30a,Tr30bのゲートに入力される。すると、比較部40a,40bの出力はHレベルからLレベルに反転する。したがって、比較部40a,40bは、Lレベル、Hレベル、及びLレベルの順で変化するパルス信号を出力することとなる。このパルス信号を各第一,二の端子用カウンタ50a,50bは計数して、その結果をコンパレータで構成される減算器50cの各入力端子に出力する。なお、トランジスタTr30a,Tr30bのゲートに入力されるリセット信号は、制御用マイコン60から送出されてもよい。
そして、コンパレータ50cは、第一の端子用カウンタ50aの計数結果と、第二の端子用カウンタ50aの計数結果との差分を制御用マイコン60へ出力する。なお、本実施例で用いられるトランジスタについて、その極性としてのn型あるいはp型は設計事項であり、いずれの極性のものも採用できる。
<<<第2実施例>>>
前述した図2に示す第2実施例の具体的な回路構成例を図4に示す。図2を参照して前述した事項は共通するため、各部の具体的な回路構成の部分において、前述した図3の第1実施例と相違する部分を中心に説明する。
まず、第一の切換部15について説明する。図4に示すように、第一の切換部15は、第一の端子選択用トラジスタ(n型チャンネルMOSFET)Tr15aのドレインソース路及び第二の端子選択用トラジスタ(n型チャンネルMOSFET)Tr15bを備える。第一の端子選択用トラジスタTr15aのドレインソース路は、第一の端子T1と、電圧電流変換部20のトランジスタ(p型チャンネルMOSFET)Tr20iのゲートとの間に接続されている。第二の端子選択用トラジスタTr15bのドレインソース路は、第二の端子T2と、電圧電流変換部20のトランジスタTr20iのゲートとの間に接続されている。各第一,二の端子選択用トラジスタTr15a,Tr15bのゲートには、制御用マイコン60からのオンオフ信号が入力される。
電圧電流変換部20の構成は、前述した図3の電圧電流変換部20a,20bと同等である。
各第一,第二の端子用コンデンサ30a,30bには、リセットして放電させるためのトランジスタ(n型チャンネルMOSFET)Tr30a,Tr30bが並列に接続されている。
第二の切換部25について説明する。図4に示すように、第二の切換部25は、第一の端子選択用トランジスタ(p型チャンネルMOSFET)Tr25a,Tr25a’、及び、第二の端子選択用トランジスタ(p型チャンネルMOSFET)Tr25b,Tr25b’を備える。第一の端子選択用トラジスタ25aのドレインソース路は、トランジスタTr20ivのドレインと第一の端子用コンデンサ30aの非接地側との間に直列に接続されている。第一の端子選択用トラジスタ25a’のドレインソース路は、第一の端子用コンデンサ30aの非接地側と比較部40を構成するコンパレータの非反転入力端子との間に直列に接続されている。第二の端子選択用トラジスタ25bのドレインソース路は、トランジスタTr20ivのドレインと第二の端子用コンデンサ30bの非接地側との間に直列に接続されている。第二の端子選択用トラジスタ25b’のドレインソース路は、第二の端子用コンデンサ30bの非接地側と比較部40を構成するコンパレータの非反転入力端子との間に直列に接続されている。第一,二の端子選択用トラジスタTr15a,Tr15b,Tr25a,Tr25a’,Tr25b,Tr25b’の各ゲートには、制御用マイコン60の切換指令用のオンオフ信号が入力される。制御用マイコン60は、このオンオフ信号を高速に切り換えることにより、第一の端子T1の電位検出と第二の端子T2の電位検出とを交互に高速検出する。
次に、電流検出用抵抗Rも含め、電圧電流変換部20a,20bの動作について、説明する。電流検出用抵抗Rは、数十ミリΩ程度の微小な抵抗であり、充放電電流が流れると、微小な電圧が発生する。
まず、制御用マイコンの切換指令信号により、第一の端子T1に発生する電位の検出が選択された場合について説明する。制御用マイコン60の切換指令信号により、第一の端子選択用トラジスタTr15a,Tr25a,Tr25a’がオンし、第二の端子選択用トラジスタTr15b,Tr25b,Tr25b’がオフする。
トランジスタTr20iのドレインソース間電圧と抵抗R20iの端子間電圧との和が、オペアンプAmp20の反転入力端子に印加される。また、トランジスタTr20iiのドレインソース間電圧と抵抗R20iiの端子間電圧との和がオペアンプAmp20の非反転入力端子に印加される。このオペアンプAmp20は、反転入力端子に印加される電圧と非反転入力端子に印加される電圧との差をゼロにすべく、当該差に応じた電圧を出力する。このことで、第一の端子T1の電位変化に応じた電圧がオペアンプAmp20aから出力される。
同一の入出力特性を有するトランジスタTr20iii及びトランジスタTr20ivの共通のゲートに対し、このオペアンプAmp20の出力が入力される。このことにより、オペアンプAmp20の出力電流と同じ電流を次段の第一の端子用コンデンサ30aに対し、トランジスタTr25aを介して流すことができる。
このことにより、第一の端子T1の電位に比例する電流が第一の端子用コンデンサ30aに充電される。そして、第一の端子用コンデンサ30aの端子間電圧は、トランジスタTr25a’を介し、コンパレータで構成される比較部40の非反転入力端子に入力され、基準電圧Vrefと比較される。
第一の端子用コンデンサ30aには、リセットして放電させるためのトランジスタ(n型チャンネルMOSFET)Tr30aが並列に接続されている。
第一の端子用コンデンサ30aの端子間電圧が基準電圧Vrefに達すると、比較部40の出力はLレベルからHレベルに反転する。そして、比較部40の出力は、リセット信号として、トランジスタTr30aのゲートに入力される。すると、比較部40の出力はHレベルからLレベルに反転する。したがって、比較部40は、Lレベル、Hレベル、及びLレベルの順で変化するパルス信号を出力することとなる。このパルス信号をアップダウンカウンタ50は計数する。
次に、制御用マイコン60の切換指令信号により、第二の端子T2に発生する電位の検出が選択された場合について説明する。制御用マイコン60の切換指令信号により、第一の端子選択用トラジスタTr15a,Tr25a,Tr25a’がオフし、第二の端子選択用トラジスタTr15b,Tr25b,Tr25b’がオンする。
電圧電流変換部20の動作は、前述した第一の端子T1の微小な電位の変動を検出する場合と同様である。第二の端子T2の電位変化に応じた電圧がオペアンプAmp20から出力される。
このことにより、第二の端子T2の電位に比例する電流が第二の端子用コンデンサ30bに充電される。そして、第二の端子用コンデンサ30bの端子間電圧は、トランジスタTr25b’を介し、比較部40の非反転入力端子に入力され、基準電圧Vrefと比較される。
第二の端子用コンデンサ30bには、リセットして放電させるためのトランジスタ(n型チャンネルMOSFET)Tr30bが並列に接続されている。
第二の端子用コンデンサ30bの端子間電圧が基準電圧Vrefに達すると、比較部40の出力はLレベルからHレベルに反転する。そして、比較部40の出力は、リセット信号として、トランジスタTr30bのゲートに入力される。すると、比較部40の出力はHレベルからLレベルに反転する。したがって、比較部40は、Lレベル、Hレベル、及びLレベルの順で変化するパルス信号を出力することとなる。このパルス信号をアップダウンカウンタ50は計数する。なお、トランジスタTr30a,Tr30bのゲートに入力されるリセット信号は、制御用マイコン60から送出されてもよい。
そして、アップダウンカウンタ50は、第一の端子T1に発生する電位に対応する計数結果と、第二の端子T2に発生する電位に対応する計数結果との差分を制御用マイコン60へ出力する。なお、本実施例で用いられるトランジスタについて、その極性としてのn型あるいはp型は設計事項であり、いずれの極性のものも採用できる。
<<<第3実施例>>>
図5を参照しつつ、図2における第2実施例の他の具体的な構成例について説明する。図5は、本発明の第2実施例にかかる他の具体的な構成例を示す回路図である。なお、図5において、図4と同一素子には同一符号を記すとともに説明を省略する。
コンデンサ45a、45b、45c、45dは、一端が接地されており、トランジスタTr20ivのドレイン電流が供給されて積分電圧を生成するものである。なお、コンデンサ45a、45b、45c、45dは、何れか2個のコンデンサの組み合わせが適宜選択されることによって、第一および第二の端子用コンデンサとなる。トランジスタ(nチャンネルMOSFET)Tr45a、Tr45b、Tr45c、Tr45dは、ドレインソースがコンデンサ45a、45b、45c、45dの両端と並列接続されており、コンデンサ45a、45b、45c、45dの積分電圧を放電するためのものである。なお、初期状態では、コンデンサ45a、45b、45c、45dは放電が完了した状態となっている。
第2の切換部70は、トランジスタ(pチャンネルMOSFET)Tr35a、Tr35b、Tr35c、Tr35dと、トランジスタ(pチャンネルMOSFET)Tr35a’、Tr35b’、Tr35c’、Tr35d’とを有する。トランジスタTr35a、Tr35b、Tr35c、Tr35dは、ドレインソース路がトランジスタTr20ivのドレインとコンデンサ45a、45b、45c、45dの非接地側の一端との間に接続されており、積分電圧を生成するために充電を行うコンデンサ45a、45b、45c、45dを選択するためのものである。トランジスタTr35a’、Tr35b’、Tr35c’、Tr35d’は、ドレインソース路がトランジスタTr35a、Tr35b、Tr35c、Tr35dのドレインと比較部40の非反転入力端子との間に接続されており、トランジスタTr35a、Tr35b、Tr35c、Tr35dと同一タイミングでオンオフするものである。これにより、コンデンサ45a、45b、45c、45dで生成される積分電圧が比較部40の非反転入力端子に選択的に印加されることとなる。
制御用マイコン60は、トランジスタTr15a、Tr15b、トランジスタTr35a、Tr35b、Tr35c、Tr35d、トランジスタTr35a’、Tr35b’、Tr35c’、Tr35d’、トランジスタTr45a、Tr45b、Tr45c、Tr45dを高速でオンオフするための信号を出力する。
トランジスタTr15aがオンしたとき、電圧電流変換部20は第一の端子T1の電位を電流に変換する。一方、トランジスタTr15bがオンしたとき、電圧電流変換部20は第二の端子T2の電位を電流に変換する。また、トランジスタTr35a、Tr35a’がオンしたとき、トランジスタTr45aがオフしており、コンデンサ45aは第一の端子T1または第二の端子T2の電位に対応する電圧電流変換部20の電流が供給されて積分電圧を生成する。また、トランジスタTr35b、Tr35b’がオンしたとき、トランジスタTr45bがオフしており、コンデンサ45bは第一の端子T1または第二の端子T2の電位に対応する電圧電流変換部20の電流が供給されて積分電圧を生成する。また、トランジスタTr35c、Tr35c’がオンしたとき、トランジスタTr45cがオフしており、コンデンサ45cは第一の端子T1または第二の端子T2の電位に対応する電圧電流変換部20の電流が供給されて積分電圧を生成する。さらに、トランジスタTr35d、Tr35d’がオンしたとき、トランジスタTr45dがオフしており、コンデンサ45dは第一の端子T1または第二の端子T2の電位に対応する電圧電流変換部20の電流が供給されて積分電圧を生成する。なお、トランジスタTr45a、Tr45b、Tr45c、Tr45dは、コンデンサ45a、45b、45c、45dが積分電圧を保持するコンデンサとして使用されていないタイミングでオンし、この積分電圧を放電する。
第3実施例では、第一および第2の端子用コンデンサは、コンデンサ45a、45b、45c、45dのうち、2個のコンデンサの組み合わせと対応付けられるものである。
例えば、第一の端子用コンデンサとコンデンサ45a、45bを対応付ける場合、制御用マイコン60は、トランジスタTr15aをオンした状態で、トランジスタTr35a、Tr35a’をオンし、トランジスタTr35b、Tr35b’をオフし、さらにトランジスタTr45bをオンする。これにより、コンデンサ45aは第一の端子T1の電位に対応する積分電圧を生成し、比較部40の非反転入力端子にはこの積分電圧が印加される。比較部40は、コンデンサ45aで生成される積分電圧が基準電圧Vrefに達したとき、ハイレベルの出力をアップダウンカウンタ50と制御用マイコン60に供給する。次に、制御用マイコン60は、トランジスタTr15aをオンした状態で、トランジスタTr45bをオフし、トランジスタTr35a、Tr35a’をオフし、トランジスタTr35b、Tr35b’をオンし、さらにトランジスタTr45aをオンする。これにより、コンデンサ45bは第一の端子T1の電位に対応する積分電圧を生成し、比較部40の非反転入力端子にはこの積分電圧が印加される。一方、コンデンサ45aは放電を完了する。比較部40は、コンデンサ45bで生成される積分電圧が基準電圧Vrefに達したとき、ハイレベルの出力をアップダウンカウンタ50と制御用マイコン60に供給する。以下、上記と同様の動作を相補的に繰り返す。つまり、コンデンサ45a、45bは、一方が積分電圧を生成している間に他方が放電を完了する相補素子として動作する。これにより、第一の端子T1の電位を検出するとき、コンデンサ45a、45bが放電する際の不感時間が減少するため、電池の容量または残量を計測する際の精度を向上させることができる。
また、例えば、第二の端子用コンデンサとコンデンサ45c、45dを対応付ける場合、制御用マイコン60は、トランジスタTr15bをオンした状態で、トランジスタTr35c、Tr35c’をオンし、トランジスタTr35d、Tr35d’をオフし、さらにトランジスタTr45dをオンする。これにより、コンデンサ45cは第二の端子T2の電位に対応する積分電圧を生成し、比較部40の非反転入力端子にはこの積分電圧が印加される。比較部40は、コンデンサ45cで生成される積分電圧が基準電圧Vrefに達したとき、ハイレベルの出力をアップダウンカウンタ50と制御用マイコン60に供給する。次に、制御用マイコン60は、トランジスタTr15bをオンした状態で、トランジスタTr45dをオフし、トランジスタTr35c、Tr35c’をオフし、トランジスタTr35d、Tr35d’をオンし、さらにトランジスタTr45cをオンする。これにより、コンデンサ45dは第二の端子T2の電位に対応する積分電圧を生成し、比較部40の非反転入力端子にはこの積分電圧が印加される。一方、コンデンサ45cは放電を完了する。比較部40は、コンデンサ45dで生成される積分電圧が基準電圧Vrefに達したとき、ハイレベルの出力をアップダウンカウンタ50と制御用マイコン60に供給する。以下、上記と同様の動作を相補的に繰り返す。つまり、コンデンサ45c、45dは、一方が積分電圧を生成している間に他方が放電を完了する相補素子として動作する。これにより、第二の端子T2の電位を検出するとき、コンデンサ45c、45dが放電する際の不感時間が減少するため、電池の容量または残量を計測する際の精度を向上させることができる。
また、第一および第二の端子用コンデンサは、制御用マイコン60からのオンオフ信号に応じて、コンデンサ45a、45b、45c、45dのうちの2個のコンデンサの組み合わせと選択的に対応付けられることとしてもよい。つまり、第一および第二の端子用コンデンサは、コンデンサ(45a、45b)(45a、45c)(45a、45d)(45b、45c)(45b、45d)(45c、45d)の組み合わせと適宜対応付けられることとしてもよい。これにより、第一および第二の端子用コンデンサとして2個のコンデンサの組み合わせを固定しないため、コンデンサ45a、45b、45c、45dの容量誤差が平均化されて減少し、電池の容量または残量を計測する際の精度を向上させることができる。さらに、第一および第二の端子用コンデンサは、3個のコンデンサのうちの2個のコンデンサの組み合わせと選択的に対応付けられることとしてもよい。これにより、電池充放電監視用回路を小型化することができる。特に、電池充放電監視用回路を集積化した場合、集積回路を内蔵する充電器等を小型化することができる。
=====その他の実施形態=====
以上、本発明にかかる電池充放電監視用回路および電池充放電監視方法について説明したが、上記の説明は、本発明の理解を容易とするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
図1および図3において、第一及び第二の端子用コンデンサを複数のコンデンサとすることも可能である。
本発明の第1実施例に係る電池充放電監視用回路を示すブロック図である。 本発明の第2実施例に係る電池充放電監視用回路を示すブロック図である。 本発明の第1実施例に係る電池充放電監視用回路の具体的な構成例を示す回路図である。 本発明の第2実施例に係る電池充放電監視用回路の具体的な構成例を示す回路図である。 本発明の第2実施例に係る電池充放電監視用回路の他の具体的な構成例を示す回路図である。
符号の説明
10 電池
20,20a,20b 電圧電流変換部
30a 第一の端子用コンデンサ
30b 第二の端子用コンデンサ
40,40a,40b 比較部
45a,45b,45c,45d コンデンサ
50 端子毎出力変化回数差分出力部,アップダウンカウンタ
50a 第一の端子用カウンタ
50b 第二の端子用カウンタ
50c 減算器(コンパレータ)
60 制御用マイコン
Amp20,Amp20a,Amp20b オペアンプ
R 電流検出用抵抗
Tr15a,Tr25a,Tr25a’ 第一の端子選択用トラジスタ
Tr15b,Tr25b,Tr25b’ 第二の端子選択用トラジスタ
Tr35a,Tr35b,Tr35c,Tr35d,Tr35a’,Tr35b’,Tr35c’,Tr35d’,Tr45a,Tr45b,Tr45c,Tr45d トランジスタ
T1 第一の端子
T2 第二の端子
Vref 基準電圧

Claims (15)

  1. 電池に接続され、当該電池の充電電流あるいは放電電流を検出するための電流検出用抵抗の第一の端子及び第二の端子それぞれに対して設けられ、該各端子から得られる充放電時の電流に応じた積分電圧を生成する第一の端子用コンデンサ及び第二の端子用コンデンサと、
    前記第一の端子用コンデンサによって生成された第一積分電圧を基準電圧と比較し、前記第一積分電圧が基準電圧に達すると出力が変化する第一の比較部と、
    前記第一の端子用コンデンサによって生成された第二積分電圧を基準電圧と比較し、前記第二積分電圧が基準電圧に達すると出力が変化する第二の比較部と、
    前記各第一、二の端子用コンデンサにそれぞれ対応する、前記第一及び第二の比較部の前記出力の前記変化の回数を計数し、前記第一の端子に対応する前記変化の回数と前記第二の端子に対応する前記変化の回数との差分を出力する端子毎出力変化回数差分出力部と、を備えることを特徴とする電池充放電監視用回路。
  2. 前記電流検出用抵抗と、
    当該電流検出用抵抗の前記第一、二の各端子に生じる各端子電圧を電流に変換して前記各端子用コンデンサに供給する電圧電流変換部と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の電池充放電監視用回路。
  3. 前記電圧電流変換部は、前記第一及び前記第二の端子のそれぞれに対して設けられており、該当の前記端子に生じる前記端子電圧を電流に変換して該当の前記端子用コンデンサに供給することを特徴とする請求項2に記載の電池充放電監視用回路。
  4. 前記端子毎出力変化回数差分出力部は、
    前記第一の端子に対して設けられ、前記第一の端子用コンデンサに対応する、前記比較部の前記出力の前記変化の回数を計数する第一の端子用カウンタと、
    前記第二の端子に対して設けられ、前記第二の端子用コンデンサに対応する、前記比較部の前記出力の前記変化の回数を計数する第二の端子用カウンタと、
    前記第一の端子用カウンタの出力する前記変化の回数と前記第二の端子用カウンタの出力する前記変化の回数との差分を出力する減算器と、
    を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の電池充放電監視用回路。
  5. 電池に接続され、当該電池の充電電流あるいは放電電流を検出するための電流検出用抵抗の第一の端子及び第二の端子それぞれに対して設けられ、前記電流検出用抵抗が接続された前記第一、二の各端子に生じる各端子電圧を選択する切換部と、
    前記切換部から出力される前記電流検出用抵抗の前記第一、二の各端子に生じる各端子電圧を電流に変換する電圧電流変換部と、
    前記各端子から得られる充放電時の電流に応じた積分電圧を生成する第一の端子用コンデンサ及び第二の端子用コンデンサと、
    前記各第一、二の端子用コンデンサによって生成された前記各積分電圧を基準電圧と比較し、前記各積分電圧が基準電圧に達すると出力が変化する比較部と、
    前記各第一、二の端子用コンデンサにそれぞれ対応する、前記比較部の前記出力の前記変化の回数を計数し、前記第一の端子に対応する前記変化の回数と前記第二の端子に対応する前記変化の回数との差分を出力する端子毎出力変化回数差分出力部と、を備え、
    前記電圧電流変換部は、前記第一及び前記第二の端子に対して共用であって、前記切換部によって選択された、前記第一あるいは前記第二の端子のいずれかに生じる前記端子電圧を電流に変換し、該当の前記第一あるいは前記第二の端子用コンデンサに供給することを特徴とする電池充放電監視用回路。
  6. 前記比較部は、前記第一及び前記第二の端子に対して共用であって、前記切換部によって選択された、前記第一あるいは前記第二の端子のいずれかに対応する前記端子用コンデンサによって生成された前記各積分電圧を基準電圧と比較し、前記各積分電圧が基準電圧に達すると出力が変化することを特徴とする請求項記載の電池充放電監視用回路。
  7. 前記端子毎出力変化回数差分出力部は、前記第一及び前記第二の端子に対して共用の差分出力用カウンタを有し、前記差分出力用カウンタは、前記切換部によって選択された、前記第一及び前記第二の端子用コンデンサそれぞれに対応する前記変化の回数を計数し、前記第一のコンデンサに対応する前記変化の回数と前記第二のコンデンサに対応する前記変化の回数との差分を出力する、
    ことを特徴とする請求項1、2、5、6のいずれかに記載の電池充放電監視用回路。
  8. 前記電流検出用抵抗は、前記電池の端子間に直列に接続されてなることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の電池充放電監視用回路。
  9. 集積化されてなることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の電池充放電監視用回路。
  10. 電池に接続され、当該電池の充電電流あるいは放電電流を検出するための電流検出用抵抗の第一の端子及び第二の端子それぞれに対し、該各端子から得られる充放電時の電流に応じた積分電圧を生成し、前記第一の端子の積分電圧を第一積分電圧、前記第二の端子の積分電圧を第二積分電圧とするステップと
    前記第一積分電圧を基準電圧と比較し、前記第一積分電圧が基準電圧に達すると第一の比較結果が変化し、前記第二積分電圧を基準電圧と比較し、前記第二積分電圧が基準電圧に達すると第二の比較結果が変化するステップと、
    前記第一及び第二の比較結果の変化の回数を計数し、前記第一及び第二の比較結果の変化の回数の差分を出力するステップと、
    を備えることを特徴とする電池充放電監視方法。
  11. 前記第一の端子用コンデンサは、一方のコンデンサで生成される前記積分電圧が前記基準電圧に達したとき、放電されている他方のコンデンサが前記積分電圧を生成開始する、複数のコンデンサからなり、
    前記第二の端子用コンデンサは、一方のコンデンサで生成される前記積分電圧が前記基準電圧に達したとき、放電されている他方のコンデンサが前記積分電圧を生成開始する、複数のコンデンサからなる、
    ことを特徴とする請求項1乃至8の何れかに記載の電池充放電監視用回路。
  12. 前記第一および第二の端子用コンデンサにおいて、
    前記基準電圧に達した後の前記一方のコンデンサの積分電圧は、前記他方のコンデンサが前記積分電圧を生成している間に放電されることを特徴とする請求項11に記載の電池充放電監視用回路。
  13. 前記第一および第二の端子用コンデンサは、おのおの2個のコンデンサからなることを特徴とする請求項11または12に記載の電池充放電監視用回路。
  14. 前記第一および第二の端子用コンデンサは、3個以上のコンデンサのうち、2個のコンデンサを選択的に対応付けてなることを特徴とする請求項11または12に記載の電池充放電監視用回路。
  15. 集積化されてなることを特徴とする請求項11乃至14の何れかに記載の電池充放電監視用回路。
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