JP2013242281A - 二次電池監視装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】二次電池から流れる充放電電流の積算値を精度向上させることができる二次電池監視装置を提供すること。
【解決手段】二次電池1の充放電電流を検出し、演算器17により充放電電流の積算値を求めて二次電池1の充電率を算出する二次電池監視装置10において、検出した電流のアナログ信号を増幅する増幅器15と、アナログ信号をデジタル信号に変換して演算器17に供給するA/D変換器16と、検出した電流のアナログ信号を入力とし、A/D変換器16よりも速い応答性を有するトリガ回路18を備え、トリガ回路18から出力した信号により、入力のレベルに基づいて二次電池1の電流に応じた二次電池監視装置10の複数の電力動作モードを切替えるようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、二次電池に流れる電流を検出し、検出した電流値を時間積算することによって二次電池の充電率を算出する二次電池監視装置に関するもので、特に二次電池の電流を検出する複数の動作モードあるいは複数の電流検出レンジを有する二次電池監視装置の、動作モードまたは電流検出レンジの切替機能を備えた二次電池監視装置に関するものである。
自動車等の車両において二次電池監視装置は、二次電池に流れる充放電電流、二次電池の端子間の電圧、温度センサが感知した温度等を検出し、それぞれ二次電池監視装置内のA/D変換器により、二次電池の各情報を取得している。二次電池から検出した情報を、二次電池監視装置内の内部演算器、または他の電源システム制御装置等にて演算し、二次電池の充電率等の状態を算出して、電源システム制御装置が電気負荷や発電機等を動作させて二次電池の充電率を制御している。
従来技術における車両のキースイッチオフ状態での二次電池監視装置の動作(省電力動作モード)は、車両の電装品が停止しており、電流は数10mAと微少で、かつ変化が少ないため、二次電池の充放電電流を検出する電流検出素子の出力電圧を増幅する増幅器の増幅率を、例えば、数100倍に設定し、A/D変換器のサンプリング周期はノイズの影響を低減できるように、例えば、数100msから数sと長い周期で動作している。また、消費電力を下げるために演算器、二次電池の電圧検出機能、温度検出機能などを停止または間欠動作をさせている。
車両のキースイッチオン状態における二次電池監視装置の動作(通常電力動作モード)は、車両の電装品の使用状況によって、電流値は数Aから数10Aと変化する。変化する電流を検出するために、増幅器の増幅率を例えば、数10倍に設定し、A/D変換器のサンプリング周期は、車両のキースイッチオフ状態よりも短く、例えば、数msから数10msに設定される。この時の二次電池監視装置の内部回路は全て動作させている。
また、車両のスターター始動状態における二次電池監視装置の動作(通常電力動作モード)は、スターターのモーターが動作することにより二次電池から数100Aという大電流が数msで瞬時に放電される。瞬時の大電流を検出するために、増幅器の増幅率を例えば、数倍に設定し、A/D変換器のサンプリング周期は数100μsから数msと高速で動作させている。
以上のように二次電池監視装置は、車両の状態にあわせて動作しており、演算器、二次電池の電圧検出、温度検出などの機能を動作、停止または間欠動作させるための動作モードや電流検出レンジを設定する増幅器の増幅率、A/D変換器のサンプリング周期の切替動作は、A/D変換器から出力された電流情報を用いて演算器にて切替閾値を超えるかまたは下回ることによって判断している。
特開2000−194456号公報 特開2011−164008号公報 特開2008−39443号公報
しかしながら、車両のキースイッチオフ状態からキースイッチオン状態、及びキースイッチオン状態からスターター始動状態への動作切替を行う場合、A/D変換器のサンプリング周期は後の状態よりも前の状態の方が遅いため、演算器で切替判断すると車両の状態の切替よりも二次電池監視装置の切替が遅く、車両の状態が切替直後の電流を検出することができず、電流値の時間積算の精度が低下するという問題がある。
二次電池監視装置の動作モードまたは電流検出レンジの切替を瞬時に行うためには、A/D変換器のサンプリング周期を短くすることで改善はするが、その場合、ノイズによる電流検出誤差の増大と消費電流が増加するという問題が発生する。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、二次電池の充放電電流が変化してから動作モードあるいは電流検出レンジの切替までに検出できなかった電流値を検出し、電流の時間積算精度の向上と二次電池監視装置の低消費電力化を実現した二次電池監視装置を提供するものである。
本発明に係る二次電池監視装置は、二次電池の充放電電流を検出し、演算器により前記電流の積算値を求めて二次電池の充電率を算出する二次電池監視装置において、検出した電流のアナログ信号を増幅する増幅器と、この増幅器で増幅されたアナログ信号をデジタル信号に変換して演算器に供給するA/D変換器と、検出した電流のアナログ信号を入力とし、A/D変換器よりも速い応答性を有するトリガ回路を備え、トリガ回路から出力した信号により、検出した電流のアナログ信号入力のレベルに基づいて前記二次電池の電流に応じた二次電池監視装置の複数の動作モードを切替えるものである。
また、本発明に係る二次電池監視装置は、二次電池の充放電電流を検出し、演算器により前記電流の積算値を求めて二次電池の充電率を算出する二次電池監視装置において、検出した電流のアナログ信号を増幅する増幅器と、この増幅器で増幅されたアナログ信号をデジタル信号に変換して前記演算器に供給するA/D変換器と、検出した電流のアナログ信号を入力とし、A/D変換器よりも速い応答性を有するトリガ回路を備え、トリガ回路から出力した信号により、検出した電流のアナログ信号入力のレベルに基づいて電流検出レンジを切替えるものである。
また、本発明に係る二次電池監視装置は、二次電池の充放電電流を検出し、演算器により前記電流の積算値を求めて二次電池の充電率を算出する二次電池監視装置において、検出電流のアナログ信号を増幅する増幅器と、この増幅器で増幅されたアナログ信号をデジタル信号に変換して演算器に供給するA/D変換器と、検出した電流のアナログ信号または二次電池の端子電圧を入力とし、A/D変換器よりも速い応答性を有するトリガ回路を備え、トリガ回路から出力した信号により、その入力レベルに基づいて、二次電池監視装置の内部回路に電源を供給する電源回路を制御し、二次電池の電流に応じた二次電池監視装置の動作モードを切替えるものである。
また、本発明に係る二次電池監視装置は、二次電池の充放電電流を検出し、演算器により前記電流の積算値を求めて二次電池の充電率を算出する二次電池監視装置において、検出電流のアナログ信号を増幅する増幅器と、この増幅器で増幅されたアナログ信号をデジタル信号に変換して演算器に供給するA/D変換器と、二次電池の端子電圧を入力とし、A/D変換器よりも速い応答性を有するトリガ回路を備え、トリガ回路から出力した信号により、二次電池の時間あたりの電圧変化量が所定値を超えたことを判定し、この判定に基づいて、二次電池の電流に応じた二次電池監視装置の複数の動作モードを切替えるものである。
本発明によれば、二次電池監視装置に備えたA/D変換器のサンプリング周期や二次電池監視装置の動作モードによることなく、急激な電流変化に対し、遅延なく充放電電流を検出することができ、さらに省電力動作モード時のA/D変換器のサンプリング周期をより低速にすることができるため、精度が高く、且つ低消費電力及び低ノイズの二次電池監視装置を実現することができる。
本発明の実施の形態1に係る二次電池監視装置を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る検出電流と二次電池監視装置の動作モードと電流検出レンジの切替動作を示すグラフである。 本発明の実施の形態1に係るトリガ回路内部に設けられた増幅器の一例を示す回路図である。 本発明の実施の形態1に係るトリガ回路内部に設けられた基準電圧回路の一例を示す回路図である。 本発明の実施の形態1に係るトリガ回路内部に設けられたLPFの一例を示す回路図である。 本発明の実施の形態2に係る二次電池監視装置を示すブロック図である。 本発明の実施の形態3に係る二次電池監視装置を示すブロック図である。 本発明の実施の形態3に係る電源電圧変化量と二次電池監視装置の動作モードと電流検出レンジの切替動作を示すグラフである。
実施の形態1.
図1を参照して、本発明の実施の形態1に係る二次電池監視装置の構成について説明する。図1において、二次電池監視装置10は、二次電池1の充放電電流を演算器17で積算し、その積算値により二次電池1の充電率を算出するものであり、シャント抵抗14、増幅器15、A/D変換器16、演算器17、トリガ回路18を備えている。
シャント抵抗14は、二次電池1の充放電電流検出用の抵抗であり、一方端が二次電池1の負極側端子12に接続され、他方端が外部機器接続用の負極側端子13に接続されている。ここでは、二次電池1の充放電電流を検出する手段としてシャント抵抗14を用いているが、別の電流検出器、例えば、磁気検出素子を用いてもよい。
増幅器15は、差動増幅器で構成されており、シャント抵抗14の両端電圧を増幅する。この増幅器15は二次電池監視装置10の動作モードまたは電流検出レンジの切替によって増幅率を切替える機能を有する。
A/D変換器16は、増幅器15から出力されたアナログ信号を所定のビット数、例えば16ビットのデジタル信号に変換する。このA/D変換器16は二次電池監視装置10の動作モードまたは電流検出レンジの切替によってサンプリング周期を切替える機能を有する。
演算器17は、例えばマイコンなどで構成され、A/D変換器16から出力されたデジタル信号を用いてシャント抵抗14に流れた二次電池1の充放電電流の時間積算を行っている。演算器17はマイコンとは別の演算機器、例えば、デジタル回路としてもよい。また、演算器17は二次電池監視装置10の内部に設ける必要はなく、外部の制御装置に設けてもよい。
トリガ回路18は、増幅器19、基準電圧回路20、LPF(ローパスフィルタ)21、及び比較器22で構成され、二次電池1の充放電電流に応じた信号が入力される。増幅器19は、差動増幅器であって図3のように入力段をPMOSトランジスタで構成することで、グランド以下の電位においても検出可能である。
基準電圧回路20は、図4に示すように、電源または電源回路とグランドの間に直列で接続される複数の抵抗R1〜R3によって構成されており、抵抗R1〜R3で分圧した出力電圧は、動作モードまたは電流検出レンジを切り替えるための閾値として用いられる。この基準電圧回路20の出力電圧はSW1及びSW2をオンまたはオフにすることにより可変に設定できる。
例えば、車両のキースイッチオフ状態からキースイッチオン状態への遷移の閾値は数mVに設定し、キースイッチオン状態からスターター始動状態への遷移の閾値は数100mVに設定することができる。このように、基準電圧回路20は、二次電池監視装置10の動作モードまたは電流検出レンジの切替に適した出力電圧を設定することができる。
LPF21は、図5に示すように、増幅器19の出力とグランドの間に直列で接続される複数の抵抗R4〜R6とコンデンサCによって構成されており、抵抗とコンデンサ(RC)の時定数により増幅器19の出力信号を時間遅延させて比較器22に入力するもので、ノイズによるトリガ回路18の誤検出を防ぐために設けられている。このLPF21の時間遅延はSW3及びSW4をオンまたはオフすることで可変に設定できる。
例えば、車両のキースイッチオフ状態からキースイッチオン状態への遷移の時間遅延は数msに設定し、キースイッチオン状態からスターター始動状態への遷移の時間遅延は数100μsに設定することができる。このように二次電池監視装置10の動作モードまたは電流検出レンジの切替に適した時間遅延を設定することができる。
比較器22は、基準電圧回路20とLPF21から出力された信号を比較し、LPF21の出力信号が基準電圧回路20の閾値を超えた場合に信号を出力をする。
トリガ回路18は、増幅器19、基準電圧回路20、LPF21、及び比較器22以外の回路を用いて構成してもかまわない。また、増幅器19、基準電圧回路20、LPF21、または比較器22の内部回路を別の構成にしてもよい。
図2を参照して、本発明の実施形態1に係る二次電池監視装置10の動作を説明する。図2は、車両におけるキースイッチオフ状態KOFF、キースイッチオン状態KON、及びスターター始動状態STの二次電池1に流れる充放電電流Iと、増幅器15の増幅率A
MPとA/D変換器16のサンプリングSPの周期の時間変化を示す。図2は縦軸を電流値、横軸を時間で示す。
キースイッチオフ状態KOFFは車両のキースイッチがオフされている期間である。一般的にキースイッチオフ状態KOFFでは、二次電池1に流れる充放電電流Iが微少であり、電流の変化が少なく、二次電池監視装置10の電流検出機能以外の動作は停止または間欠動作しており、省電力動作モードになっている。このとき、増幅器15の増幅率AMPは大きく、A/D変換器16のサンプリングSPの周期は低速である。
キースイッチオン状態KONはキースイッチがオンされてからスターター始動電流が流れるまでのキースイッチオン期間とエンジン始動後にスターターが停止し、車両がアイドリングの状態の期間である。この期間は車両の電装品が動作することにより、二次電池1の充放電電流が多く流れて変化も大きくかつ速くなる。この電流を取得するために二次電池監視装置10の増幅器15の増幅率AMPはキースイッチオフ状態KOFFよりも小さく、A/D変換器16のサンプリングSPの周期は高速になる。このときの二次電池監視装置10は、通常電力動作モードになっており、図1には図示していないが電圧や温度などの情報も取得している。
スターター始動状態STはエンジンを始動するためにスターターを動作させている期間であり、瞬間的に大電流が放電されるため、二次電池監視装置10の増幅器15の増幅率AMPはキースイッチオン状態KONよりも小さく、A/D変換器16のサンプリングSPの周期は超高速になる。このときの二次電池監視装置10は、キースイッチオン状態KONと同様に通常電力動作モードになっており、図1には図示していないが電圧や温度などの情報も取得している。
次に前記キースイッチオフ状態KOFFから前記キースイッチオン状態KONへの遷移、及び前記キースイッチオン状態KONからスタータ始動状態STへの遷移時における二次電池監視装置10の動作について説明する。
車両がキースイッチオフ状態KOFFでキースイッチをオンにすると車両の電装品が動作するため二次電池1からの放電電流が増える。この電流がシャント抵抗14に流れることによってシャント抵抗14両端の電位差が大きくなる。シャント抵抗14両端の電位差は、増幅器19により増幅され、さらにLPF21を通過した信号がキースイッチオフ状態KOFFからキースイッチオン状態KONへ遷移するトリガ回路の閾値TH1を超えると、トリガ信号が出力されて、増幅器15の増幅率を下げ、A/D変換器16のサンプリング周期を高速にして、演算器17の演算周期や演算内容等を切替える。
次にキースイッチオン状態KONからスタータ始動状態STへの遷移について説明する。キースイッチオン状態KONからスターター始動状態STへ遷移するときは、トリガ回路18に設けられた基準電圧回路20の出力電圧と、LPF21の応答時間が、キースイッチオフ状態KOFFからキースイッチオン状態KONへ遷移する場合とは異なる。閾値となる電流が異なるため基準電圧回路20の電圧を図4のように設けたスイッチSW1及びSW2により切り替えて高い閾値TH2に変更する。また、LPF21の応答時間を図5のように設けたスイッチSW3及びSW4により応答速度を切替えてより高速にする。閾値TH2を超えると、トリガ回路18からトリガ信号が出力されて、増幅器15の増幅率をさらに下げ、A/D変換器16のサンプリング周期を超高速にして、演算器17の演算周期や演算内容等を切替える。
前記のような遷移に対し、車両がスタータ始動状態STからキースイッチオン状態KONへの遷移またはキースイッチオン状態KONからキースイッチオフ状態KOFFに関しては、A/D変換器16のサンプリング周期が短い周期から長い周期に切り替る遷移であるため、電流の検出漏れがなく、瞬時に電流検出レンジまたは動作モードを切替える必要がないため、トリガ回路18の出力信号を使用してもよいが、使用しなくてもよい。
このように、本発明の実施の形態1に係る二次電池監視装置10では、シャント抵抗14に流れる電流値をトリガ回路18によって判定し、増幅器15の増幅率やA/D変換器16のサンプリング周期等を瞬時に切り替えることで、従来技術では、検出できなかった瞬間的な電流値を検出し、高精度な電流の時間積算を算出できる二次電池監視装置10を実現することができる。
二次電池監視装置10にトリガ回路18が備わることにより、省電力動作モードでのサンプリング周期を低速にすることができ、低消費電力化を実現することができる。また、従来から備えられているシャント抵抗14を用いることで、トリガ回路18用の電流を検出するシャント抵抗を新たに設けることなく実現することができる。なお、キースイッチオフ状態からキースイッチオン状態への切替とキースイッチオン状態からスターター始動状態への切替を必ずしも組み合わせて設ける必要はなく、各々単独で片方のみ設けてもよい。
実施の形態2.
実施の形態1ではトリガ回路18の出力により増幅器15の増幅率、A/D変換器16のサンプリング周期、及び演算器17の演算周期等を切り替える構成としたが、実施の形態2ではキースイッチオフ状態KOFFからキースイッチオン状態KONへの遷移において、トリガ回路18の出力により増幅器15、A/D変換器16、及び演算器17に電源を供給する電源回路23を停止または間欠動作から常時動作させる構成とした。また、トリガ回路18に電源を供給する電源回路25を備え、二次電池監視装置10の状態に関係なく常時動作をしている構成とした。
以下実施の形態2の構成を図6を参照して説明する。本発明の実施の形態2に係る二次電池監視装置10におけるトリガ回路18の出力方法は実施の形態1と同様である。電源回路23は、増幅器15、A/D変換器16、及び演算器17、また図示していない二次電池監視装置10のその他の回路に電源を供給しており、省電力動作モードでは、電源回路23は停止または間欠動作している。電源回路23が省電力動作モードで停止している場合は、二次電池1の電流を検出するための増幅器15、A/D変換器16に電源が供給されていないため、キースイッチオフ状態時に電流検出機能を停止する場合において有効である。
車両のキースイッチオフ状態KOFFからキースイッチオン状態KONへの遷移において、二次電池監視装置10の動作モードが省電力動作モードから通常電力動作モードへと切り替るときに、トリガ回路18の出力信号を電源回路23に入力する。電源回路23は入力信号の入力後は、常時動作し、電源回路23の電源で動作している増幅器15、A/D変換器16、及び演算器17、また図示していない二次電池監視装置10のその他の回路が常時動作する。
このように、本発明の実施の形態2に係る二次電池監視装置10では、キースイッチオフ状態KOFFで電源回路23を停止または間欠動作することで、より低消費電力化が可能となる。また電源回路23から電源を供給されている回路に省電力動作モードから通常電力動作モードへと切り替るための起動用スイッチを設ける必要がなくなるので、回路の簡略化を実現することができる。
実施の形態3.
図7を参照して、本発明の実施の形態3に係る二次電池監視装置10の構成を説明する。実施の形態1または実施の形態2ではシャント抵抗14の両端電圧、つまり二次電池1の電流によってトリガをかける構成としたが、実施の形態3では二次電池1の電圧の変動量を元にトリガをかける構成としている。
図7に示すように、トリガ回路18の入力は、二次電池接続用の正極側端子11に接続される。トリガ回路18の内部構成はハイパスフィルタ(HPF)24と、増幅器19と、基準電圧回路20と、LPF21と、比較器22とで構成されている。
HPF24は、RCを用いた回路であり、瞬時に変化する二次電池1の電圧を通過させ、増幅器19に入力する。増幅器19は、二次電池1の瞬時に変化した電圧を増幅する。基準電圧回路20、LPF21、及び比較器22は本発明の実施の形態1と同様な回路構成でよい。
この図7に示すように、二次電池監視装置10は、実施の形態1がシャント抵抗14に流れる電流から発生した両端の電位差をトリガ回路18の入力に用いているのに対して、二次電池1の正極電圧の変化量をトリガ回路18の入力としている。
本発明の実施の形態3に係る二次電池監視装置10の動作について図8を参照して説明する。図8に示すように、車両がキースイッチオフ状態KOFFからキースイッチオン状態KONに遷移することによって電装品が動作し、二次電池1から電流が流れる。二次電池1から電流が放電されると二次電池1の内部抵抗によって二次電池1の電圧降下が瞬間的に生じる。
この瞬間的に変化した電圧降下をトリガ回路18のHPF24を通過させ、増幅器19へ入力する。増幅器19は電圧変化量を増幅することで、図8ように電圧変化量ΔVを発生させ、さらにLPF21を通過した信号とキースイッチオフ状態KOFFからキースイッチオン状態KONへ遷移するトリガ回路18の閾値TH3である基準電圧回路20とを比較器22で比較し、LPF21を通過した電圧変化量の信号が基準電圧回路20を超えるとトリガ信号が出力される。
このトリガ回路18の出力信号により、二次電池監視装置10の動作モードは省電力動作モードから通常電力動作モードへと切り替り、増幅器15の増幅率AMPが下がり、A/D変換器16のサンプリングSPの周期は高速になり、演算器17の演算周期や演算内容等を切り替える。
次にキースイッチオン状態KONからスターター始動状態STへの遷移について説明する。キースイッチオン状態KONからスターター始動状態STへ遷移するトリガ回路18に設けられた基準電圧回路20の出力電圧と、LPF21の応答時間が前記とは異なる。閾値TH4となる電圧変化量が異なるため、基準電圧回路20の電圧を図4のように設けたスイッチSW1及びSW2により切替えて高い値に変更する。また、LPF21の応答時間を図5のように設けたスイッチSW3及びSW4により応答速度を切替えてより高速にする。
このように、本発明の実施の形態3に係る二次電池監視装置10においても、本発明の実施形態1に係る二次電池監視装置10と同様に、二次電池1の放電電流に基づく電圧情報とトリガ回路18に設けられた基準電圧回路20の閾値との比較判定を行い、A/D変換器16のサンプリング周期を瞬時に変化させることにより、電流のサンプリング漏れをなくし高精度な電流積算を実現することができる。また、二次電池監視装置10にトリガ回路18が備わることにより、省電力動作モードでのサンプリング周期を低速にすることで、低消費電力を実現することができる。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を適宜、変形、省略することができる。
1 二次電池、
10 二次電池状態監視装置、
11 二次電池接続用の正極側端子、
12 二次電池接続用の負極側端子、
13 外部機器接続用の負極側端子、
14 シャント抵抗、
15 増幅器、
16 A/D変換器、
17 演算器、
18 トリガ回路、
19 増幅器、
20 基準電圧回路、
21 ローパスフィルタ(LPF)、
22 比較器、
23 電源回路、
24 ハイパスフィルタ(HPF)、
25 電源回路。

Claims (11)

  1. 二次電池の充放電電流を検出し、演算器により前記電流の積算値を求めて前記二次電池の充電率を算出する二次電池監視装置において、前記検出した電流のアナログ信号を増幅する増幅器と、前記増幅器で増幅されたアナログ信号をデジタル信号に変換して前記演算器に供給するA/D変換器と、前記検出した電流のアナログ信号を入力とし、前記A/D変換器よりも速い応答性を有するトリガ回路を備え、前記トリガ回路から出力した信号により、前記検出した電流のアナログ信号入力のレベルに基づいて前記二次電池の電流に応じた二次電池監視装置の複数の電力動作モードを切替えるようにしたことを特徴とする二次電池監視装置。
  2. 二次電池の充放電電流を検出し、演算器により前記電流の積算値を求めて前記二次電池の充電率を算出する二次電池監視装置において、前記検出した電流のアナログ信号を増幅する増幅器と、前記増幅器で増幅されたアナログ信号をデジタル信号に変換して前記演算器に供給するA/D変換器と、前記検出した電流のアナログ信号を入力とし、前記A/D変換器よりも速い応答性を有するトリガ回路を備え、前記トリガ回路から出力した信号により、前記検出した電流のアナログ信号入力のレベルに基づいて電流検出レンジを切替えるようにしたことを特徴とする二次電池監視装置。
  3. 前記増幅器は、増幅率が可変のものであり、前記トリガ回路の出力により前記増幅率を切替えることにより電流検出レンジを切替えるようにしたことを特徴とする請求項2に記載の二次電流監視装置。
  4. 二次電池の充放電電流を検出し、演算器により前記電流の積算値を求めて前記二次電池の充電率を算出する二次電池監視装置において、前記検出電流のアナログ信号を増幅する増幅器と、前記増幅器で増幅されたアナログ信号をデジタル信号に変換して前記演算器に供給するA/D変換器と、前記検出した電流のアナログ信号または前記二次電池の端子電圧を入力とし、前記A/D変換器よりも速い応答性を有するトリガ回路を備え、前記トリガ回路から出力した信号により、その入力レベルに基づいて、前記二次電池監視装置の内部回路に電源を供給する電源回路を制御し、前記二次電池の電流に応じた二次電池監視装置の電力動作モードを切替えるものであることを特徴とする二次電池監視装置。
  5. 前記電力動作モードは省電力動作モードと通常電力動作モードであり、前記トリガ回路は、省電力動作モードから通常電力動作モードへの遷移時に前記電源を投入するものであることを特徴とする請求項4に記載の二次電池監視装置。
  6. 前記検出した電流のアナログ信号は、前記検出電流が流れるように設置されたシャント抵抗の両端電圧であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の二次電池監視装置。
  7. 二次電池の充放電電流を検出し、演算器により前記電流の積算値を求めて前記二次電池の充電率を算出する二次電池監視装置において、前記検出電流のアナログ信号を増幅する増幅器と、前記増幅器で増幅されたアナログ信号をデジタル信号に変換して前記演算器に供給するA/D変換器と、前記二次電池の端子電圧を入力とし、前記A/D変換器よりも速い応答性を有するトリガ回路を備え、前記トリガ回路から出力した信号により、前記二次電池の時間あたりの電圧変化量が所定値を超えたことを判定し、この判定に基づいて、前記二次電池の電流に応じた二次電池監視装置の複数の電力動作モードを切替えるものであることを特徴とする二次電池監視装置。
  8. 前記トリガ回路は、増幅器と、この増幅器に接続されたローパスフィルタ(LPF)と、このLPFの出力と基準電圧回路の基準電圧とを比較して出力する比較器とからなり、前記LPFは、応答速度が調整可能になされていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の二次電池監視装置。
  9. 前記トリガ回路は、増幅器と、この増幅器に接続されたローパスフィルタ(LPF)と、このLPFの出力と基準電圧回路の基準電圧とを比較して出力する比較器とからなり、前記基準電圧回路は、出力電圧が切替えられることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の二次電池監視装置。
  10. 前記トリガ回路の増幅器は、その入力段がPMOSトランジスタで構成されていることを特徴とする請求項8または9に記載の二次電池監視装置。
  11. 前記トリガ回路は、前記二次電池の端子に接続されたハイパスフィルタ(HPF)と、このHPFに接続された増幅器と、この増幅器に接続されたローパスフィルタ(LPF)と、このLPFの出力と基準電圧回路の基準電圧とを比較して出力する比較器とからなり、前記LPFは、応答速度が調整可能になされていることを特徴とする請求項7に記載の二次電池監視装置。
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