JP4553253B2 - 温風乾燥機 - Google Patents

温風乾燥機 Download PDF

Info

Publication number
JP4553253B2
JP4553253B2 JP2005130558A JP2005130558A JP4553253B2 JP 4553253 B2 JP4553253 B2 JP 4553253B2 JP 2005130558 A JP2005130558 A JP 2005130558A JP 2005130558 A JP2005130558 A JP 2005130558A JP 4553253 B2 JP4553253 B2 JP 4553253B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
case
wall
fan
engagement
positioning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005130558A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006305014A (ja
Inventor
武則 岡村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyushu Hitachi Maxell Ltd
Original Assignee
Kyushu Hitachi Maxell Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyushu Hitachi Maxell Ltd filed Critical Kyushu Hitachi Maxell Ltd
Priority to JP2005130558A priority Critical patent/JP4553253B2/ja
Publication of JP2006305014A publication Critical patent/JP2006305014A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4553253B2 publication Critical patent/JP4553253B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Cleaning And Drying Hair (AREA)

Description

本発明は、ヘアードライヤーに代表される温風乾燥機に関し、メンテナンス作業に関連してそのケース構造を改良したものである。
本発明のケース構造に関して、本体ケースの内部に装填したファンケースを、本体ケースの前ケースと後ケースとで遊動不能に挟持固定することは公知である(特許文献1、2参照)。特許文献1のヘアードライヤーでは、本体ケースを前ケースと後ケースとで構成しており、両ケースの接合部分に設けられる係合構造を利用して、ファンケースを挟持固定している。
係合構造は、前ケースの後側の開口周壁の外面3個所に形成した係合突起と、これらの係合突起に対応して後ケースの開口内面に凹み形成した係合凹部とで構成してある。そこでは、前ケースの内部にヒーターユニットやファンユニットを組み込んだ後、後ケースを前ケースに接合して、各係合凹部を対応する係合爪に係合固定することにより、ファンケースを前後ケースで挟持固定できる。特許文献2においても同様の接合構造を採るが、前ケースと後ケースとの接合部の上面1箇所に限って係合構造を設けた点が異なる。
特開2005−23910号公報(段落番号0021、図9) 実用新案登録第2516428号公報(段落番号0015、図1の拡大図)
上記のように、前ケースと後ケースとの係合構造を利用してファンケースを挟持固定するヘアードライヤーによれば、前ケース、後ケース、ファンケースの三者を、ぐらつきやがたつきのない状態で強固に連結固定できる。その反面、接合筒壁の外面に一体形成した係合突起と係合凹部との係合強度が大き過ぎるため、サービスセンター等において、本体ケース内のヒーターユニットやモーターユニットの補修や部品交換などを行う場合に、係合構造や周辺のケース構造を傷付けずに後ケースを前ケースから分解するのが困難となり、本体ケース内の部品の補修や交換に多くの手間と時間を要していた。
本発明の目的は、前ケースと後ケースとの係合構造を利用してファンケースを強固に挟持固定する一方、必要時には後ケースを前ケースから容易に分解でき、したがって本体ケース内の部品の補修や交換がより少ない手間で簡便に行える温風乾燥機を提供することにある。本発明の目的は、ベルマウス構造の導風筒を備えた後ケースの吸風構造を簡素化し、吸込グリルの後ケースに対する組み付けがより少ない手間で簡便に行え、その分だけ製造コストを削減できる温風乾燥機を提供することにある。
本発明の温風乾燥機は、中空筒状の本体ケース1の内部に、乾燥風を送給する送風ユニット3と、送風ユニット3から送出される乾燥風を加熱するヒーターユニット4とが設けてある。本体ケース1は、前ケース10と、前ケース10に対して係合装着される後ケース11とで構成し、前後ケース10・11の接合部分に設けられる係合構造を利用して、送風ユニット3のファンケース17を挟持固定する。その係合構造は、前ケース10の後端周面に設けた係合爪36と、後ケース11の前端内面に設けた係合凹部38とで構成する。前ケース10の後端周面に形成される一対のスリット40間には、係合爪36を配置して、係合爪36を内外方向へ弾性変形可能に構成してある。
具体的には、前ケース10とファンケース17との接合部分に、互いに係合してファンケース17が周方向へ回転するのを阻止する位置決め構造を設け、ファンケース17の前ケース10との接合部に、係合爪36の弾性変形を許す逃げ凹部20を凹み形成する。そして、位置決め構造は、前ケース10とファンケース17との一方に設けられる位置決め突起41と、他方に設けられて位置決め突起41に係合する位置決め凹部21とで構成することができる。
係合爪36の周方向両側に設けたスリット40に連続して位置決め突起41を形成し、後ケース11の後部内面にベルマウス構造の導風壁46を一体に形成することができる。
後ケース11の吸込口13は吸込グリル14で覆う。その吸込グリル14は、筒周壁14aと、通気自在なグリル主壁14bと、筒周壁14aの周方向複数箇所に設けられる掛止脚片14cとを備えている。後ケース11と導風壁46とは、溝内周壁47と溝内奥壁48とを介して一体化し、後ケース11の後端内面と溝内周壁47との間に、吸込グリル14の筒周壁14aを受け入れる装着溝49を形成する。吸込グリル14の掛止脚片14cは、装着溝49の内奥に設けた挿通口52に挿通して、溝内奥壁48に折り曲げ掛止することができる。
装着溝49の内奥に設けた挿通口52は、斜め内向きに傾斜する状態で形成し、吸込グリル14の掛止脚片14cを挿通口52に挿通した状態において、掛止脚片14cが挿通口52で屈曲案内されて、吸込グリル14を後ケース11に仮止め固定できるようにすることができる。
本発明の温風乾燥機では、送風ユニット3やヒーターユニット4などが収容される本体ケース1が、前ケース10と後ケース11とで構成され、前後ケース10・11の接合部分に設けた係合構造を利用してファンケース17を挟持固定する。そのうえで、前ケース10側の係合爪36と、後ケース11側の係合凹部38とで係合構造を構成し、前ケース10の後端周面に形成される一対のスリット40の間に係合爪36を配置した。
このように一対のスリット40間に設けた係合爪36は、内外方向へ弾性変形可能となるので、必要時には後ケース11を上向きにこじり操作することにより、係合爪36を弾性変形させながら係合凹部38から容易に離脱させることができる。したがって、本発明の温風乾燥機によれば、前ケース10と後ケース11との係合構造を利用してファンケース17を強固に挟持できる一方、分解の必要がある場合には、後ケース11を前ケース10から容易に取り外すことができ、本体ケース1内に収容された部品の補修や交換がより少ない手間で簡便に行える。
前ケース10とファンケース17との接合部分に、位置決め突起41と位置決め凹部21とからなる位置決め構造を設けた温風乾燥機によれば、ファンケース17を前ケース10に組み付けて位置決めした後に、後ケース11を前ケース10に接合することにより、後ケース11で覆われて目視することができないファンケース17を、前ケース10で適正な組み付け姿勢に維持し続けることができる。したがって、前後ケース10・11を組み付ける際のファンケース17の組み付け不良を一掃して組み立て作業の信頼性を向上できる。ファンケース17の組み付け不良がないので、組み付け不良に伴う前後ケース10・11の分解、再組み立てなどの余分な手間が省ける。
位置決め突起41をスリット40に連続して形成したケース構造によれば、係合爪36の周方向両側、すなわち係合爪36に最も近い部分で前ケース10とファンケース17とを位置決めできるので、例えば、位置決め突起41が係合爪36から遠く離れた位置に設けてある場合に比べて、ファンケース17に形成した逃げ凹部20と係合爪36とを適正に対向させて、弾性変形するときの係合爪36が逃げ凹部20の周囲壁などに引っ掛かるのを確実に防止できる。したがって、係合爪36を係合凹部38から円滑に離脱させて、前後ケース10・11を簡便に分解することができる。
ベルマウス構造の導風壁46が後ケース11の後部内面に一体に形成されたケース構造によれば、導風壁46が独立部品として形成してある場合に比べて、部品点数を削減できる分だけ製造コストを削減できる。さらに、後ケース11の後部周壁と導風壁46とは、均一な対向隙間で正しく同心状に配置できるので、導風壁46の内部における空気の流れを周方向へ均一化して吸風効率の向上を図れる。導風壁46が独立した部品として形成してある場合の、がたつき音の発生も一掃できる。
後ケース11と導風壁46とを、溝内周壁47と溝内奥壁48とを介して一体化し、以て、後ケース11の後端内面と溝内周壁47との間に、吸込グリル14の筒周壁14a用の装着溝49を形成し、溝内奥壁48に挿通口52を設けたケース構造によれば、吸込グリル14の掛止脚片14cを挿通口52に挿通したうえで、掛止脚片14cを溝内奥壁48に折り曲げ掛止することにより、吸込グリル14を後ケース11に少ない手間で簡便に固定でき、例えば吸込グリル14を後ケース11に溶着固定していた従来構造に比べて、吸込グリル14を固定するための構造を簡素化して、その分だけ温風乾燥機の製造コストを削減できる。
挿通口52が斜め内向きに傾斜する状態で形成されていると、吸込グリル14の掛止脚片14cを挿通口52に挿通した状態において、掛止脚片14cが挿通口52に案内されて、斜めに変形された状態で前開口から突出するので、吸込グリル14を後ケース11に対して仮止め固定でき、挿通口52が真っ直ぐに形成してある場合に比べて、吸込グリル14の後ケース11に対する組み付けがより少ない手間で簡単に行える。仮組み状態において掛止脚片14cが斜めに傾いているので、掛止脚片14cを折り曲げて溝内奥壁48に密着掛止させる作業を能率よく行える。
図1ないし図7は本発明をヘアードライヤー(温風乾燥機)に適用した実施例を示す。図2においてヘアードライヤーは、中空筒からなる本体ケース1と、本体ケース1に対して軸6を中心にして折り畳み可能に連結されたグリップ2とを備えている。本体ケース1の内部には、乾燥風を送給する送風ユニット3と、送風ユニット3から送出される乾燥風を加熱するヒーターユニット4と、イオン発生装置などが収容されている。符号5は本体ケース1の前端に着脱可能に圧嵌装着される吹出ノズルである。
グリップ2の前面には、風量と温度状態を制御する電源スイッチノブ7と、ヒーターへの通電を遮断するクールボタン8とが設けてある。符号7aは電源スイッチノブ7で切り換え操作されるスイッチ、8aはクールボタン8で切り換え操作されるスイッチである。
図1および図3において本体ケース1は、その殆どを占める前すぼまり筒状の前ケース10と、前ケース10の後端に係合装着される後ケース11とで構成されている。前ケース10の下面後部と、後ケース11の下面前部には、グリップ2を接続するための連結片12がそれぞれ下向きに突設してある。後ケース11の後端の吸込口13は、吸込グリル14で覆われている。
図3において送風ユニット3は、軸流式のファン15と、ファン15を回転駆動するモーター16と、これら両者15・16を収容する円筒状のファンケース17とを含む。ファンケース17の内面中央部分にはモーターホルダー18が一体に形成してあり、モーターホルダー18とファンケース17の周壁との間に整流翼が形成されている。ファンケース17の筒壁外面には、前ケース10および後ケース11で挟持固定されるフランジ壁19が張り出し形成されており、その前面側周縁の3個所に逃げ凹部20が切り欠き形成され、逃げ凹部20の周方向両側に位置決め凹部21を形成してある。符号22は逃げ凹部20と位置決め凹部21との間に形成された突壁である(図1参照)。これらの部材の機能等は改めて後述する。
送風ユニット3は、ヒーターユニット4と一体化した状態で前ケース10に組み込む。図3においてヒーターユニット4は、前すぼまり円筒状の遮熱筒25と、遮熱筒25の内部において十文字状に組まれる絶縁枠26と、絶縁枠26のまわりに螺旋状に巻き付けられるヒーター27とを含む。
各絶縁枠26の前部中央はコ字状にくり抜かれており、このくり抜き部分にイオン発生装置を配置してある。図3においてイオン発生装置は、耐熱プラスチック製の円筒状の断熱ケース28と、断熱ケース28内に収容されるユニット部品化された放電電流調整器と、放電部29とを含む。
放電電流調整器は、整流回路およびパルス発生回路などの回路構成部品と、トランスなどを断熱ケース28内に封入して形成してあり、モーターホルダー18の前端内面に装填される。放電部29は、電極ホルダー30に固定した針状の放電電極31と、放電電極31の周囲を囲むリング状の対向電極32と、両電極31・32の間を絶縁する誘電筒33とを含む。放電部29の前方には、吹出グリル9と、プラスチック製の防護枠34を配置してある。
前ケース10にヒーターユニット4やファンユニット3を装填したのち、後ケース11を前ケース10に係合装着することにより、前後ケース10・11とファンケース17との三者を、ぐらつきやがたつきのない状態で強固に連結固定する。そのために、前後ケース10・11の接合部分に係合構造を設けて、両ケース10・11を分離不能に連結固定し、同時にファンケース17を挟持固定する。
詳しくは、図1に示すように、前ケース10の後端に後ケース11を外嵌装着するための接合筒壁35を後ろ向きに突設し、筒壁の上部周面の中央と、筒壁の左右周面との3個所に係合爪36を形成する。さらに、後ケース11の内面前部に、接合筒壁35に外嵌する接合穴37を形成し、各係合爪36と対応する穴内面に係合凹部38を凹み形成する。3個ずつ設けた係合爪36と係合凹部38とで先の係合構造を構成している。
各係合爪36の周方向両端は、接合筒壁35の後縁から前方へ向かって形成した一対のスリット40によって分断されていて、爪の基端部分のみが接合筒壁35と連続している。したがって、係合爪36は接合筒壁35の径方向内外へ弾性変形でき、これによって、係合凹部38への落ち込み係合を確実に行えるのはもちろん、係合凹部38からの離脱を容易化できる。ファンケース17の逃げ凹部20は、係合爪36が係合凹部38から接合穴37へ乗り上がるときの接触干渉を防ぐために設けられている。
前ケース10とファンケース17との接合部分には、ファンケース17を周方向へ回転するのを阻止する位置決め構造と、前ケース10とファンケース17を径方向へ位置決めする接合構造とが設けてある。図1および図4において、位置決め構造は、先のスリット40に連続して設けた一対の位置決め突起41と、ファンケース17側に凹み形成された一対の位置決め凹部21とで構成する。これらの位置決め構造に加えて、スリット40と、スリット40に係合するファンケース17側の突壁22も位置決めを行うのに役立っている。
両ケース10・17を径方向へ位置決めする接合構造は、接合筒壁35の上半周面の左右に形成された部分円弧状の接合壁42と、接合筒壁35の下半周面の左右に設けられた部分円弧状の接合壁43と、これらの接合壁42・43に対応してファンケース17の周壁前端に凹み形成された接合溝44とで構成してある。先の位置決め突起41と位置決め凹部42、および接合壁42・43と接合溝44とは、係合爪36と係合凹部38との係合に先行して互いに係合し、これにより前ケース10とファンケース17とを位置決めした状態下で、後ケース11を前ケース10に係合装着できる。
後ケース11の後端の吸込口13に面して、ファン15による騒音を抑止するベルマウス構造の導風壁46が一体に形成されており、その外面が吸込グリル14で覆われている。吸込グリル14は、断面円形の筒周壁14aと、部分球面状の通気自在なグリル主壁14bと、筒周壁14aの周方向4箇所に設けられる掛止脚片14cとを一体に形成したプレス成形品であり、後述するように後ケース11に装着固定される。吸込グリル14は、アルミニウム板材、薄鋼板、ステンレス薄板などの金属板材を素材にして形成してある。
図7において後ケース11と先の導風壁46とは、溝内周壁47と溝内奥壁48とを介して一体成形してある。これにより、後ケース11の後端内面と溝内周壁47との間には、吸込グリル14の筒周壁を受け入れる装着溝49が形成される。前すぼまりに形成される導風壁46の後部周縁には、一群の吸気口50を形成してある。後ケース11を前ケース10に組み付けた状態においては、導風壁46の前部はファンケース17の後筒壁の内面に臨んでいて、両者間にリング状の吸気隙間Eが形成される(図3参照)。
ファン15で吸い込まれる空気の殆どは、導風壁46の内面に案内されながら加速され、ファンブレードで捻られ、整流翼で整流されてケース前方へと送給される。通常、ファンブレードの先端付近においては、空気の流れとは逆向きに反転する渦流が生じる。渦流が発生するのは、導風壁46の内面に案内された加速空気により、吸気隙間Eの前方周辺部分が負圧となり、ファンブレードの先端付近の空気が負圧領域へ向かって後方へ流れるのが要因である。しかし、図3に示すように、導風壁46の内面に沿う主流路とは別に、吸気口50から導風壁46の外面に沿って吸気隙間Eに至る副流路を設けてあると、吸気口50から吸い込まれた空気は、吸気隙間Eの前方周辺に流れ込むので、先に説明した負圧領域の発生を解消できる。したがって、渦流に起因するファン騒音を抑止できる。
吸込グリル14は、先の装着溝49を利用して後ケース11に組み付けるが、組み付け作業をより少ない手間で簡便に行うために、装着溝49の溝内奥壁48に斜め内向きに傾斜する挿通口52を形成した。吸込グリル14の掛止脚片14cは、自由状態において真っ直ぐであるが、掛止脚片14cを後方から装着溝49を介して挿通口52に差し込むと、図7に示すように、掛止脚片14cの一部が挿通口52に沿って斜め内向きに塑性変形された状態で、挿通口52の前開口から突出する。
つまり、吸込グリル14を装着溝49に差し込み操作するだけで、掛止脚片14cを斜め内向きに変形させて、自動的に仮組み固定できる。最後に、先の突出部分を矢印で示すように内向きに折り曲げることにより、図3に示すように掛止脚片14cを溝内奥壁48の前面に沿わせて掛止し、吸込グリル14を後ケース11に固定できる。
前後ケース10・11の組み立ては以下の要領で行う。まず、前ケース10の内部に、吹出グリル33およびイオン発生装置と、ヒーターユニット4と、送風ユニット3などを組み込む。このとき、前後ケース10とファンケース17とは、図5に示すように位置決め突起41および位置決め凹部21で周方向に位置決めされ、同時に図6に示すように接合壁42・43および接合溝44で径方向に位置決めされる。
上記の状態で後ケース11の接合穴37を、前ケース10の接合筒壁35に後方から差し込んで、図3に示すように係合爪36を係合凹部38に落ち込み係合させることにより、前後ケース10・11とファンケース17との三者を一体的に固定する。前後ケース10・11を係合装着した状態においては、ファンケース17のフランジ壁19の後面が、後ケース11の接合穴37の後端で受け止められており、フランジ壁19の前面が、前ケース10の接合筒壁35の後端面で受け止められている。したがって、ファンケース17は前後に遊動する余地のない状態で、前後ケース10・11で挟持固定される。
送風ユニット3やヒーターユニット4の補修や部品交換などを行う場合には、本体ケース1からグリップ2を取り外したのち、前ケース10の後部左右を片手で同時に押し付けて、接合筒壁35を撓み変形させ、その状態で後ケース11の全体を上向きにこじり操作する。これにより、下半周側の接合壁43と接合溝44とが分離し、まず左右の係合爪36が、次いで上部中央の係合爪36が、ケース内面側へ押されて係合凹部38から徐々に離脱する。したがって、係合爪36やその周辺構造を傷付けることもなく、後ケース11を前ケース10から容易に分解できる。
位置決め構造は図8に示すように構成することができる。なお、先の実施例と同じ部材には同じ符号を付して、その説明を省略する。図8(a)ではスリット40の幅を小さくして、その両側に位置決め突起を設けるようにした。図8(b)では係合爪36から離れた位置に位置決め構造を設けるようにした。
上記の実施例以外に、係合爪36は前後ケース10・11の周方向の少なくとも1箇所に設けてあればよい。必要があれば、3箇所以上に係合爪36を設けることができる。本発明はヘアードライヤー以外に、洗面所用のハンドドライヤー、足用のドライヤー、ボディドライヤー、ペット用ドライヤーなどの各種の温風乾燥装置にも広く適用できる。
ヘアードライヤー後部の分解断図である。 ヘアードライヤーの側面図である。 ヘアードライヤーの縦断側面図である。 前後ケースの接合構造を示す、分解斜視図である。 後ケースの一部を破断した側面図である。 図3におけるA−A線断面図である。 吸込グリルの組み付け過程を示す断面図である。 位置決め構造の別実施例を示す要部の断面図である。
符号の説明
1 本体ケース
3 送風ユニット
4 ヒーターユニット
10 前ケース
11 後ケース
17 ファンケース
36 係合爪
38 係合凹部
40 スリット

Claims (5)

  1. 中空筒状の本体ケース(1)の内部に、乾燥風を送給する送風ユニット(3)と、送風ユニット(3)から送出される乾燥風を加熱するヒーターユニット(4)とが設けられており、
    本体ケース(1)は、前ケース(10)と、前ケース(10)に対して係合装着される後ケース(11)とで構成されており、
    前後ケース(10・11)の接合部分に設けられる係合構造を利用して、送風ユニット(3)のファンケース(17)が挟持固定されており、
    係合構造が、前ケース(10)の後端周面に設けた係合爪(36)と、後ケース(11) の前端内面に設けた係合凹部(38)とで構成されており、
    前ケース(10)の後端周面に形成される一対のスリット(40)の間に係合爪(36)を配置して、係合爪(36)が内外方向へ弾性変形可能に構成してあり、
    前ケース(10)とファンケース(17)との接合部分に、互いに係合してファンケース(17)が周方向へ回転するのを阻止する位置決め構造が設けられており、
    ファンケース(17)の前ケース(10)との接合部に、係合爪(36)の弾性変形を許す逃げ凹部(20)が凹み形成されており、
    位置決め構造が、前ケース(10)とファンケース(17)との一方に設けられる位置決め突起(41)と、他方に設けられて位置決め突起(41)に係合する位置決め凹部(21)とを含むことを特徴とする温風乾燥機。
  2. 係合爪(36)の周方向両側に設けたスリット(40)に連続して位置決め突起(41)が形成されている請求項1記載の温風乾燥機。
  3. 後ケース(11)の後部内面に、ベルマウス構造の導風壁(46)が一体に形成されている請求項1または2記載の温風乾燥機。
  4. 後ケース(11)の吸込口(13)が吸込グリル(14)で覆われており、
    吸込グリル(14)は、筒周壁(14a)と、通気自在なグリル主壁(14b)と、筒周壁(14a)の周方向複数箇所に設けた掛止脚片(14c)とを備えており、
    後ケース(11)と導風壁(46)とが溝内周壁(47)と溝内奥壁(48)とを介して一体化されて、後ケース(11)の後端内面と溝内周壁(47)との間に、吸込グリル(14)の筒周壁(14a)を受け入れる装着溝(49)が形成されており、
    吸込グリル(14)の掛止脚片(14c)が、装着溝(49)の内奥に設けた挿通口(52)に挿通されて、溝内奥壁(48)に折り曲げ掛止してある請求項3記載の温風乾燥機。
  5. 装着溝(49)の内奥に設けた挿通口(52)が、斜め内向きに傾斜する状態で形成されており、
    吸込グリル(14)の掛止脚片(14c)を挿通口(52)に挿通した状態において、掛止脚片(14c)が挿通口(52)で屈曲案内されて、吸込グリル(14)を後ケース(11)に仮止め固定できる請求項4記載の温風乾燥機。
JP2005130558A 2005-04-27 2005-04-27 温風乾燥機 Expired - Fee Related JP4553253B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005130558A JP4553253B2 (ja) 2005-04-27 2005-04-27 温風乾燥機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005130558A JP4553253B2 (ja) 2005-04-27 2005-04-27 温風乾燥機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006305014A JP2006305014A (ja) 2006-11-09
JP4553253B2 true JP4553253B2 (ja) 2010-09-29

Family

ID=37472595

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005130558A Expired - Fee Related JP4553253B2 (ja) 2005-04-27 2005-04-27 温風乾燥機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4553253B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5580556B2 (ja) * 2009-07-29 2014-08-27 日立マクセル株式会社 ヘアードライヤー
KR101286731B1 (ko) 2011-11-15 2013-07-16 (주)언일전자 헤어드라이어
JP7521877B2 (ja) * 2018-09-28 2024-07-24 マクセル株式会社 光照射装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04156802A (ja) * 1990-10-19 1992-05-29 Matsushita Electric Works Ltd ヘアードライヤー
JP2001178529A (ja) * 1999-12-24 2001-07-03 Sanyo Electric Co Ltd ヘアードライヤー

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04156802A (ja) * 1990-10-19 1992-05-29 Matsushita Electric Works Ltd ヘアードライヤー
JP2001178529A (ja) * 1999-12-24 2001-07-03 Sanyo Electric Co Ltd ヘアードライヤー

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006305014A (ja) 2006-11-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1294219B1 (en) Duct fan unit
CN109538504B (zh) 串联式轴流风扇
JP6341637B2 (ja) 遠心送風機の製造方法
JP2004293389A (ja) ヘアードライヤ
JP4553253B2 (ja) 温風乾燥機
EP1130946A2 (en) Heat generating apparatus for heater
CN108224567B (zh) 送风组件及具有该送风组件的柜式空调室内机
JP4730767B2 (ja) 送風装置
JP2017122394A (ja) ターボファン
CN112303904B (zh) 风道组件、风轮装置及吹风设备
JP4674768B2 (ja) ヘアードライヤー
CN114587059B (zh) 干燥机构及剃须刀清洁装置
JP4402475B2 (ja) ヘアードライヤ
JP4693006B2 (ja) ヘアードライヤー
WO2017061236A1 (ja) 送風装置
KR100787493B1 (ko) 팬과 쉬라우드의 조립체
JP2008031902A (ja) 電動送風機
CN218164943U (zh) 一种烹饪器具
JP6434384B2 (ja) 換気装置
CN212838596U (zh) 风道组件及电暖器
KR20160149051A (ko) 날개 없는 선풍기
CN112617379A (zh) 电吹风
CN115264586B (zh) 一种空调器壳体组件及空调内机
CN219719995U (zh) 一种马达发热丝整合结构
JP2516428Y2 (ja) ヘアードライヤ

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20061125

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20070716

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080317

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100422

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100428

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100618

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100707

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100708

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130723

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130723

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130723

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130723

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees