JP2004293389A - ヘアードライヤ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ファン3を内蔵する本体ケース1の後端に、吸込口8を有する。本体ケース1の吸込口8には、後ろ拡がりの主吸込流路33を有するベルマウス型の吸込口リング30を備えており、本体ケース1の吸込口8の内面と、吸込口リング30の外面との間に、副吸込流路38が形成されている。本体ケース1の吸込口8に吸気グリル10が装着されている。吸気グリル10は、主面部40と、主面部40の外周端から前方へ張り出し形成されたフランジ41とを含み、主吸込流路33の外気入口側が、通孔45を有する前記主面部40で覆われており、副吸込流路38の外気入口側が、通孔45を有する前記フランジ41で覆われている。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、外気の吸い込み側部分の構造に特徴を有するヘアードライヤに関する。
【0002】
【従来の技術】
ヘアードライヤの分野において、騒音の低減化のために、主吸込流路とは別に副吸込流路を外周に形成することが、例えば特許文献1や特許文献2に公知である。特許文献1では、本体ケースの吸込口の内面と、ベルマウス型の吸込口リングの外面との間に、本体ケースの後方側から取り込んだ外気を内部のファンへ導く副吸込流路が形成されている。特許文献2では、本体ケースの側面に吸込口を設け、この吸込口に連通するように、本体ケースの内面と吸込口リングの外面との間に副吸込流路が形成されている。
【0003】
【特許文献1】
特開平9−164014号公報(図1)
【特許文献2】
特開平10−257917号公報(図3)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このように、本体ケースの吸込口の内面と、吸込口リングの外面との間に、本体ケースの後方側から取り込んだ外気をファン側に導く副吸込流路が形成されていると、ファンの後ろ側と吸込口リングの後端部との間に渦が発生するのを抑制できるので、騒音を低減できる。但し、上記の各特許文献では、副吸込流路からの塵埃や毛髪の侵入防止対策が講じられておらず、この点で動作不良が発生するおそれがあった。
【0005】
そこで本発明の目的は、副吸込流路からの塵埃や毛髪の侵入を防止して、動作不良の発生を防ぐことができるヘアードライヤを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、図1および図2に示すように、ファン3を内蔵する筒状の本体ケース1の後端に吸込口8を有し、本体ケース1の吸込口8には、後ろ拡がりの主吸込流路33を有するベルマウス型の吸込口リング30を備えており、本体ケース1の吸込口8の内面と、吸込口リング30の外面との間に、副吸込流路38が形成されているヘアードライヤにおいて、主吸込流路33および副吸込流路38の後方の外気入口側が、本体ケース1に装着された吸気グリル10でそれぞれ覆われていることを特徴とする。
【0007】
吸気グリル10は、図5に示すごとく、主面部40と、主面部40の外周端から前方へ張り出し形成されたフランジ41とを含み、主吸込流路33の外気入口側は、通孔45を有する前記主面部40で覆われており、副吸込流路38の外気入口側は、通孔45を有する前記フランジ41で覆われている。
【0008】
プラスチック製の本体ケース1に、有孔金属板製の吸気グリル10がフランジ41を介して超音波溶着されている。具体的には、本体ケース1の後端の内周面に、吸気グリル10のフランジ41の前端部が嵌合する装着部42を内凹み状に形成してあり、この装着部42に前記フランジ41が超音波溶着されている。
【0009】
吸込口リング30は、後ろ拡がり状のテーパー筒部31と、このテーパー筒部31の前端から前方へ延びる直筒部32とを含み、直筒部32の外周に、本体ケース1の吸込口8の内面につながる複数個のリブ35が突設されており、本体ケース1と吸込口リング30とが、前記リブ35を介して一体にプラスチック成形されている。
【0010】
吸気グリル10の取り付けは、図7ないし図9に示すごとく、これのフランジ41の前端部の外周に係合爪47を突設し、本体ケース1の内面に設けた被係合部49に、係合爪47が抜け止め状に嵌係合するようにしてもよい。
【0011】
また、本発明は、図10に示すごとくファン3を内蔵する筒状の本体ケース1の後端に吸込口8を有し、本体ケース1には、吸込口8に、後ろ拡がりの主吸込流路33を有するベルマウス型の吸込口リング30を備えており、本体ケース1の吸込口8の内面と、吸込口リング30の外面との間に、副吸込流路38が形成されているヘアードライヤにおいて、副吸込流路38の前方の外気出口側が、本体ケース1内に装着した通気性フィルタ56で覆われていることを特徴とする。
【0012】
【発明の作用効果】
本発明のヘアードライヤでは、図1に示すごとく、主吸込流路33および副吸込流路38のそれぞれの外気入口側が、本体ケース1の吸込口8に装着した吸気グリル10で覆われている。具体的には、吸気グリル10が主面部40とフランジ41とからなり、通孔45を有する主面部40で主吸込流路33の外気入口側を覆い、通孔45を有するフランジ41で副吸込流路38の外気入口側を覆っている。このように、副吸込流路38も吸気グリル10で覆われていると、外気を吸い込む際に、塵埃や毛髪が副吸込流路38を介して本体ケース1内に侵入することをよく防止できるので、塵埃等の侵入による動作不良を抑えて、ヘアードライヤの信頼性の向上を図ることができる。
【0013】
本来は主吸込流路33の外気入口側のみを覆う吸気グリル10で、副吸込流路38の外気入口側まで覆うようにしたので、部品点数が増加せず、ヘアードライヤの組み立てにも手間が掛からず、その分だけ安価に製造できる。
【0014】
プラスチック製の本体ケース1に、有孔金属板製の吸気グリル10を超音波溶着する仕様によれば、取り付けが簡単で確実なものとなる。その際に、本体ケース1の後端の内周面に装着部42を内凹み状に形成し、この装着部42に吸気グリル10のフランジ41を嵌合するようにしてあると、装着部42にフランジ41を面接触状態で位置決めしたのち確実に超音波溶着できる。
【0015】
吸込口リング30が、テーパー筒部31と直筒部32とからなり、直筒部32の外周に複数個のリブ35が突設され、これらリブ35が本体ケース1の吸込口8の内面につながる形態によれば、本体ケース1と吸込口リング30とを、前記リブ35を介して一体にプラスチック成形でき、この点でも安価に量産するに適っている。
【0016】
吸気グリル10のフランジ41の前端部の外周に、図7に示すごとく係合爪47が突設され、本体ケース1の内面に形成した被係合部49に係合爪47が嵌係合する形態によれば、吸気グリル10の全体をプラスチック製にする場合などにおいて、本体ケース1にこれの後方側から吸気グリル10をパチッと嵌め込むだけで抜け止め状に取り付けることができる。
【0017】
先のヘアードライヤにおいて、本発明の副吸込流路38は、図10に示すごとくこれの前方の外気出口側が、本体ケース1内に装着の通気性フィルタ56で覆うようにしてもよい。これによっても、所期の目的をよく達成できる。
【0018】
【発明の実施の形態】
(第1実施例) 図1ないし図4は本発明に係るヘアードライヤの第1実施例を示す。図2においてヘアードライヤは、横長の丸筒状に形成されたプラスチック製の本体ケース1と、本体ケース1の後端部の下方に設けられた手持ち用のグリップ部2とを有する。本体ケース1の内部にはファン3、送風ユニット4、イオン発生器5などが収容されている。
【0019】
本体ケース1は、前端に吹出口6を有する前ケース7と、前ケース7に結合されて後端に吸込口8を有する後ケース9とを含み、吸込口8側に吸気グリル10を備えている。前ケース7の吹出口6には、吹出ノズル12が着脱自在に装着される。吹出ノズル12の内部中央には、内筒13が配されている。
【0020】
送風ユニット4は、前記ファン3と、ファン3を回転駆動するモータ15と、十文字状に組まれた絶縁枠に螺旋状に巻き付けられたヒータ16とを含む。ファン3を回転駆動することにより、外気が吸引口8から本体ケース1内に吸い込まれて吹出ノズル12の先端から吹き出る。このとき、ヒータ16で外気を加熱すれば、温風が吹き出る。
【0021】
本体ケース1の前端側の内部には、マイナスイオンの発生器5が組み込まれている。イオン発生器5は、図2に示すごとく針状電極17と、針状電極17の外周を囲む周囲電極18とを含む。イオン発生器5を駆動する電気回路としては、整流回路およびパルス発生回路が実装された回路基板と、昇圧用のトランス19とからなる。
【0022】
商用電源(100V)からの電流を整流回路で整流したうえで、パルス発生回路で高圧のパルスに変換する。ついで、このパルスをトランス19で昇圧して、例えば4kVに昇圧した高電圧を針状電極17に印加し、この針状電極17から周囲電極18に向けて電子を放出させる。これによって、両電極17・18の周辺の空気中の酸素分子が水分と結合してマイナスイオン化され、これが吹出ノズル12から温風と共に放出される。これら回路基板とトランス19とは、図1に示すごとく、ヒータ16用の絶縁枠を切り欠いて形成した空間に配することができる。
【0023】
後ケース9は、モータ保持筒20をはさんで前ケース7の後端部の内周に、これの開口後面側から抜け止め状に嵌め込み固定される。モータ保持筒20は、図1に示すごとくモータ15の後端部の外周に嵌着する中筒21と、前ケース7の内周面に嵌合する外筒22と、中筒21と外筒22とをつなぐ放射状の整流翼23とが一体に形成されたプラスチック成形品であり、モータ15を本体ケース1の内部中央位置に前後向き姿勢で位置決め保持する。
【0024】
本体ケース1の下部にはブラケット25を突設してあり、このブラケット25に横軸26を介してグリップ部2が本体ケース1の下面に添う折り畳み姿勢と、下方に延びる使用姿勢とにわたって回動可能に枢結されている。図1および図3においてブラケット25は、前ケース7の後端側の外周下部から一体に突設された半割りの前ボス25aと、後ケース9の外周下部から一体に突設された半割りの後ボス25bとで中空筒状に形成されており、後ボス25bの下端部近傍に前記横軸26が装着されている。
【0025】
グリップ部2の前面には、風量制御スイッチとヒータースイッチとイオンスイッチとを操作する電源スイッチノブ27が上下スライド自在に設けられており、グリップ部2内に該ノブ27で切り換え操作される先のスイッチが収容されている。
【0026】
図1において、本体ケース1(後ケース9)の後端には、本体ケース1と一体に成形されたベルマウス型の吸込口リング30を備えている。この吸込口リング30は、後ろ拡がり状のテーパー筒部31と、該テーパー筒部31の縮径側の前端から前方へ真っ直ぐに延びる直筒部32とを含み、吸込口リング30の内側が、テーパー筒部31の後端開口面を外気入口側とする主吸込流路33になっている。
【0027】
図1および図5に示すごとく、テーパー筒部31の後端31aは、本体ケース1の後端から僅かに後方に突出している。テーパー筒部31の後端31aの外径寸法は、本体ケース1の後端の円形内周面の内径寸法とほぼ同一寸法に設定してある。
【0028】
図4および図5において直筒部32の外径寸法は、本体ケース1の内径寸法よりも僅かに小さく設定されている。直筒部32の前端外周には、円周方向に所定間隔を置いて複数個のリブ35が放射状に突設されており、吸込口リング30は、本体ケース1の内面と該リブ35で一体につながっている。隣り合うリブ35・35間は、ファン3の後端の内部空間に連通する吸気孔36になっている。
【0029】
テーパー筒部31の後端31aは、本体ケース1の後端よりも僅かに後方へ突出しており、テーパー筒部31の後端31aと本体ケース1の後端との間には、本体ケース1の後方外部から吸気孔36に連通する円環状の空隙37が形成されている。かくして、図1に示すごとく、これら空隙37と吸気孔36とにより、該空隙37を外気入口側とする副吸込流路38が、吸込口リング30の外周面と本体ケース1の内周面との間に形成されている。
【0030】
本体ケース1の後端に吸気グリル10を装着したとき、この吸気グリル10で主吸込流路33と副吸込流路38とは、それぞれの外気入口側が覆われている。図1および図5において吸気グリル10は、多数の小さい通孔45が縦横に列設されたパンチングメタルからなり、後方に向けて凸曲する断面円弧形状の主面部40と、この主面部40の外周端から前方へ向けて張り出し形成された円環状のフランジ41とからなる。ここでは、フランジ41にも通孔45が設けられているので、後述するように該通孔45を介して外気がフランジ41の径方向外側から副吸込流路38に流入できることになる。
【0031】
本体ケース1の後端内周面には、フランジ41の前端部を保持するための装着部42が、フランジ41の肉厚分だけ凹み形成されており、装着部42の内壁面でフランジ41の外周面が受け止められる。装着部42は、成形の都合上、前記リブ35が存在する箇所においてのみ溝状になる(図5の下側)。なお、図5において、符号35aは、リブ35が存在する箇所において、装着部42の内壁面と対峙する吸込口リング30の対向面を示し、該対向面35aと装着部42の内壁面とでフランジ41の前端部を部分的に挟持する。
【0032】
吸気グリル10の取り付けに際しては、図1および図2に示すように、本体ケース1の吸込口8にこれの後方から吸気グリル10を案内し、フランジ41を装着部42に挿入し、装着部42の内周面にフランジ41の外周面を面接合させる。その際、吸気グリル10のフランジ41は、テーパー筒部31の後端31aと装着部42の内壁面とで実質的に挟持された位置決め(仮止め)状態となる。同時にフランジ41は、装着部42の内壁面と吸込口リング30の対向面35aとで部分的に挟持され、これによっても吸気グリル10は遊動不能に位置決め姿勢に保持される。
【0033】
次いで、かかる位置決め状態から吸気グリル10のフランジ41と、これの外周面が対向する装着部42の内壁面とを超音波溶着する。これにより、本体ケース1の後端側に吸気グリル10を抜け止め状に固定できる。詳しくは、吸気グリル10のフランジ41が当接している装着部42の内壁面および吸込口リング30の対向面35aの一部が超音波によって溶融して吸気グリル10が固定される。特に超音波溶着装置のホーンを吸気グリル10の後方から吸気グリル10に押し当てた状態で振動させるので、フランジ41の前端部分での溶融度合いが大きく、この部分での固定が強固なものとなる。加えて、先に述べたように、フランジ41は、装着部42の内壁面と吸込口リング30の対向面35aとで部分的に挟持されているので、これによっても吸気グリル10の固定はより一層確りとしたものとなる。
【0034】
上記構成のヘアードライヤにおいて、ファン3が回転すると、吸気グリル10の主面部40の通孔45を介して吸込口リング30の主吸込流路33に外気が吸い込まれる。と同時に、その時に負圧となる副吸込流路38からは外気が急速に吸い込まれて、ファン3の後ろ側と吸込口リング30の縮径側の前端部との間を外気が一様に流れる。このため、ファン3の後ろ側と吸込口リング30の縮径側前端部との間に渦が発生するのを抑制でき、騒音を低減化できる。
【0035】
その際、主吸込流路33の後方の外気入口側が吸気グリル10の主面部40で覆われているだけではなく、副吸込流路38の後方の外気入口側も吸気グリル10のフランジ41で覆われている。従って、外気を吸い込む際に、塵埃や毛髪が副吸込流路38を介して本体ケース1内に侵入することをよく防止できる。
【0036】
(第2実施例) 図6は本発明の第2実施例を示しており、本体ケース1(後ケース9)の後端面51に、差し込み溝からなる装着部42が周回状に形成されている。第2実施例では、装着部42にこれの後方から吸気グリル10のフランジ41を差し込んだのち、超音波溶着している。その他の構成は、第1実施例と実質的に同一であるから、同一部材には同一符号を付して説明を省略する。
【0037】
(第3実施例) 図7ないし図9は本発明の第3実施例を示しており、ここでは本体ケース1の後端にプラスチック製の吸気グリル10のフランジ41をこれに設けた係合爪47で抜け止め状に保持している。
【0038】
すなわち、吸気グリル10には、図8および図9に示すごとく、フランジ41の前端外周の数箇所に係合爪47を突設する。本体ケース1の後端内周面には、前記装着部42を周回状に凹み形成し、この装着部42の前端に、被係合部49が更に内凹み状に形成されている。被係合部49は、周回状に形成されていてもよいし、分断状に形成されていてもよい。係合爪47も周回状に形成しておくことができる。
【0039】
これによれば、吸気グリル10のフランジ41の弾性を利用して、図7に示すごとくフランジ41を装着部42に差し込み嵌合し、係合爪47を被係合部49に落とし込み係合する。これで吸込口8に吸気グリル10を抜け止め状に保持固定する。加えて、先に述べたように、フランジ41は、装着部42の内壁面と吸込口リング30の対向面35aとで部分的に挟持されており、これによっても吸気グリル10の固定はより一層確りとしたものとなる。その他の構成は、第1実施例と実質的に同一であるから、同一部材には同一符号を付して説明を省略する。
【0040】
(第4実施例) 図10は本発明の第4実施例を示しており、この場合の吸気グリル10は、主吸込流路33の後方の外気入口側のみを覆い、副吸込流路38の前方の外気出口側は通気性フィルタ56で覆うようになっている。
【0041】
すなわち、本体ケース1(後ケース9)の後端内周面には、図10に示すごとく開口部57を全周にわたって段付き状に形成し、本体ケース1の後端開口面を広口化する。そして、開口部57の内周面と、吸込口リング30の外周面との間が、副吸込流路38に設定されている。本体ケース1内には、開口部57の前端に通気性フィルタ56を装着する。
【0042】
通気性フィルタ56は、パンチングメタルやプラスチックなどを素材として、リング状に形成されており、その全面に多数の小さな貫通孔60を備えている。本体ケース1の内周面には、前記開口部57の前端側に段面58が周回状に形成されており、この段面58で通気性フィルタ56の外周縁部が受け止められる。かくして、副吸込流路38の前方の本体ケース内空間に臨む外気出口側が通気性フィルタ56で覆われた形態になっている。
【0043】
ここでの吸込口リング30は、本体ケース1とは別体に成形されており、直筒部32の外周に突設した複数の前記リブ35(図4参照)を介して、本体ケース1内に嵌め込み装着されている。吸込口リング30のテーパー筒部31の後端外周面には、前向きの係止面61が形成されている。吸込口リング30は、本体ケース1に装着するに先立って予め吸込口リング30に吸気グリル10を取り付ける。すなわち、パンチングメタルからなる吸気グリル10のフランジ41の前端に複数の係合片62を前方へ向けて突設してある。この係合片62を直角に折り曲げて前記係止面61に係合させることにより、吸気グリル10は吸込口リング30にかしめ付けられている。
【0044】
具体的には、本体ケース1に通気性フィルタ56を嵌め込んで段面58で受け、次いで本体ケース1に吸込口リング30を後端側から装着する。これで吸込口リング30の直筒部32の前端と、段面58とで通気性フィルタ56が遊動不能に挟持固定される。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の要部の縦断側面図
【図2】第1実施例の全体の縦断側面図
【図3】前ケースと後ケースとを分解した状態での側面図
【図4】図3におけるA−A線断面図
【図5】図4におけるB−B線断面図
【図6】第2実施例の要部の縦断側面図
【図7】第3実施例の要部の縦断側面図
【図8】図7におけるC−C線断面図
【図9】図8におけるD−D線断面図
【図10】第4実施例の要部の縦断側面図
【符号の説明】
1 本体ケース
3 ファン
6 吹出口
7 前ケース
8 吸込口
9 後ケース
10 吸気グリル
30 吸込口リング
31 吸込口リングのテーパー筒部
32 吸込口リングの直筒部
33 主吸込流路
35 リブ
38 副吸込流路
40 吸気グリルの主面部
41 吸気グリルのフランジ
42 装着部
45 通孔
Claims (7)
- ファン3を内蔵する筒状の本体ケース1の後端に吸込口8を有し、
本体ケース1には、吸込口8に、後ろ拡がりの主吸込流路33を有するベルマウス型の吸込口リング30を備えており、
本体ケース1の吸込口8の内面と、吸込口リング30の外面との間に、副吸込流路38が形成されているヘアードライヤにおいて、
主吸込流路33および副吸込流路38の後方の外気入口側が、本体ケース1に装着した吸気グリル10でそれぞれ覆われていることを特徴とするヘアードライヤ。 - 吸気グリル10が、主面部40と、主面部40の外周端から前方へ張り出し形成されたフランジ41とを含み、
主吸込流路33の外気入口側が、通孔45を有する前記主面部40で覆われており、
副吸込流路38の外気入口側が、通孔45を有する前記フランジ41で覆われている請求項1記載のヘアードライヤ。 - プラスチック製の本体ケース1に、有孔金属板製の吸気グリル10が、フランジ41を介して超音波溶着されている請求項2記載のヘアードライヤ。
- 本体ケース1の後端の内周面に、吸気グリル10のフランジ41の前端部が嵌合する装着部42を内凹み状に形成してあり、
この装着部42に前記フランジ41が超音波溶着されている請求項3記載のヘアードライヤ。 - 吸込口リング30が、後ろ拡がり状のテーパー筒部31と、このテーパー筒部31の前端から前方へ延びる直筒部32とを含み、直筒部32の外周に、本体ケース1の吸込口8の内面につながる複数個のリブ35が突設されており、
本体ケース1と吸込口リング30とが、前記リブ35を介して一体にプラスチック成形されている請求項1記載のヘアードライヤ。 - 吸気グリル10のフランジ41の前端部の外周に、係合爪47が突設されており、
本体ケース1の内面に形成した被係合部49に、係合爪47が嵌係合している請求項2記載のヘアードライヤ。 - ファン3を内蔵する筒状の本体ケース1の後端に吸込口8を有し、
本体ケース1には、吸込口8に、後ろ拡がりの主吸込流路33を有するベルマウス型の吸込口リング30を備えており、
本体ケース1の吸込口8の内面と、吸込口リング30の外面との間に、副吸込流路38が形成されているヘアードライヤにおいて、
副吸込流路38の前方の外気出口側が、本体ケース1内に装着した通気性フィルタ56で覆われていることを特徴とするヘアードライヤ。
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